2005年03月12日 

東北の逸品その3〜赤湯温泉の2つの名物唐辛子

13476d45.jpg  東北には唐辛子を使用した特産品がけっこうある。冬に体を温める目的だったのか、詳細は分からないが、今回紹介する逸品も唐辛子を用いた特産品である(と言うか、ほとんど唐辛子そのものであるが)。

 山形県の内陸南部、米沢市を中心とする置賜(おきたま)地方に南陽市という市がある。赤湯温泉がある赤湯地区が市の中心であるが、そこに唐辛子を使った特産品が2つある。まず、大沼唐がらし店(南陽市椚塚1895、TEL0238-43-2547)の唐がらし粉である(写真参照)。

 日本のミックススパイスと言えば七味唐辛子であるが、この七味唐辛子、意外に用途が限られるように思う。温かいそばやうどんはともかくとして、辛味だけ欲しいという時には、一緒に入っている唐辛子以外の食材の風味が自己主張してしまって、あまり使えない気がする。かと言って、一味唐辛子で辛味だけ、とい うのも場合によっては味気ない気がする。

 この大沼唐がらし店の唐がらし粉は、明治初期から売り出された伝統のある逸品で、唐辛子に青海苔、胡麻、山椒を加えたものだが、唐辛子以外の材料が変に 自己主張したりしないので、利用範囲が非常に広い。カレーにも使えるし、和食にも洋食にも使える。かつ、ただの一味唐辛子よりも風味が格段によい。事実、 明太子の味付けに使用しているお店もある(参照サイト)。

101221-220543 もう一つの虎屋・佐藤雷右エ門(南陽市椚塚118、TEL0238-43-5792)の石焼唐からしは、赤湯温泉に江戸時代から伝わる名物である。「八身」という大柄な唐辛子を用い、麻種など数種の草の実を小麦粉でねり含れたものを唐がらしに詰め炭火で焼いたものである。

 見た目は唐辛子そのものだが、食べてみると思ったより辛くない。そう言えば、一般に唐辛子は小さいものほど辛く、大きいものは辛くないと言われる。タイ料理などに使われるプリッキーヌと いう小さな唐辛子は激辛である。私はビールのつまみにしているが、日本酒などにも合いそうである(と言うか、本来はそっちか?)。

 大沼唐がらし店の唐がらし粉も虎屋・佐藤雷右エ門の石焼唐がらしも、赤湯駅前杵屋支店(南陽市郡山1058-10、TEL0238-43-2023)にて買い求めることができる(本業は菓子店であるが)。私はどちらも大好きで、赤湯に行く度に必ず杵屋に寄って買い込んでくる。大沼唐がらし店の唐がらし粉は赤湯駅内のキヨスクでも売っている。

 これら赤湯温泉に伝わる唐辛子を用いた特産品はさらにもう一つの特産品が誕生するきっかけともなった。いずれこのブログでも紹介するが、今のところ私が日本一おいしいと思っている、龍上海の辛味噌ラーメンである。

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