2005年08月31日 

東北の逸品その8〜白神山地が生んだおいしいラスク

993b6721.jpg  青森県と秋田県にまたがる世界遺産の白神山地には、縄文時代から続く手つかずの広大なブナの森が広がる。このブナの森は様々な恵をもたらしてくれているが、その腐葉土の中から、小玉健吉博士と秋田県総合食品研究所の共同研究によって製パンに非常に適した酵母が発見されたのが1997年のことだった。

 「白神こだま酵母」と名付けられたこの酵母は、ー鏥こしが不要である、発酵力が強く仕込みから短時間で焼き上がる、トレハロース(天然の糖分の一種)を通常の酵母の4〜5倍含有している、で殕椽藉の増殖速度が非常に速い、ノ篥狢兩に優れ−30℃以下で1年間冷凍保存しても100%生存している、Υチ臑兩にも優れ冷蔵庫で1年間保存して95%生存している、Ч饂詐麦粉との親和性が高くグルテン含有量の少ない小麦粉でも製パンが可能である、など数多くの利点を持っている。

 この白神こだま酵母を使用したパンは白神パン工房BOSTONサラ秋田白神で購入できるが、今回はその中でも白神パン工房BOSTONの「白神ラスク」を紹介したい(写真参照)。 白神パン工房では、この白神こだま酵母と秋田県産小麦「ハルイブキ」、それに秋田県八森町に湧出する白神山地の名水「お殿水」を使ってパンを作っているが、そうして作った「白神フランスパン」をスライスしてバターとグラニュー糖を加えてこんがり焼き上げたのがこの白神ラスクである。

 普通のラスクはこのグラニュー糖の甘さが際立ち、パンを無理やり甘いお菓子にしている感があるが、この白神ラスクはグラニュー糖の甘さは控えめで、白神こだま酵母由来と思われる自然な甘味が特徴で、ついつい2個、3個と手が出てしまう。

 他に、ハルイブキを100%使用した生地にくるみとレーズンを加えた「秋の森」やサラ秋田白神のノンオイルオーガニックレーズンの甘さだけで焼き上げたレーズンパンもオススメである。

anagma5 at 20:29│Comments(0)TrackBack(0)clip!東北の逸品 

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