2005年10月18日 

東北で地ビールが飲める店その1〜秋田県大館市

ab18e3ec.jpg 以前も書いたかもしれないが、私はビールが好きである。ビール党と言われる人は全国各地にいるが、その東北本部宮城県支部仙台出張所所員くらいできるのではないかと自任しているほどである。

 ビールと言っても、アサヒ、キリン、サッポロ、サントリーといった大手メーカーのビールではなく、地ビールや外国のビールが好きである。そのようなわけで、仕事や旅行などでどこかへ行った時の私の楽しみの一つは、その地域で作っている地ビールを味わうことである。

 ただ、不満なのは、そうした形でビールを味わえる店が少ないということである。地酒はもちろん、最近はブームに乗って全国各地の様々な焼酎を出す店も増えてきているのだが、ことビールに限って言えば大手メーカーのビールを出して事足れりとしている店が多いのである。その結果、私は旅先で個性的なビールが飲める店を探すのに苦労することになる。

 ところで、東北には地ビールが多い。その理由の一つは、ホップ(写真参照)の生産量が多いということが挙げられるかもしれない。ビールに欠かせないホップの国内生産量は平成16年度で459tだが、そのうち450t、実に98%を東北で生産しているのである。(東北農政局「東北の地域特産物」より)生産量のシェアを県別に見ると、岩手が44%で、次いで秋田が28%、山形20%、青森8%となっている。

 ただし、これらのホップのほとんどは大手ビール会社との契約栽培で作られており、地ビールに回る分はそれほど多くない。従って、大部分の地ビールは原料となる麦もホップも海外から輸入して作られており、必ずしもその土地に関わりの深い味となっていないケースも多いのだが、それでも地ビールは醸造所によって味が異なるので、そこでしか飲めないビールという点ではローカル色豊かであると言える。

 さて、新コーナーでは東北で地ビールなど個性的なビールが飲める店を紹介していきたい。これはネットを検索しても意外に情報が少ない。一番充実しているのは、日本地ビール協会のサイトの中の「地ビール・輸入ビールが飲める店」だと思われるが、特に東北について言えばまだまだ情報が少ないようである。

 今回、久しぶりに秋田県北の都市大館市に滞在した。ここはかつて紹介したようにハチ公の故郷であり、きりたんぽのおいしい町であるが、おいしいビールが飲める店についての情報はネット上になかった。それならばと現地で足で探し回った。

 大館の繁華街はJR花輪線の東大館駅周辺であり、ここを歩き回ったがビールのおいしそうな店はなかった。唯一「ビアホール」と銘打っていた店は閉店しており、これは酒屋で銀河高原ビールを買ってホテルに帰って飲むしかないかとあきらめかけた。と、その時とある焼肉屋から出てきた4、5名のグループの一人が「この流れはこのまま『びいる亭』かあ」などと言っているのが聞こえた。

 そう、「びいる亭」(大館市大町79大町ビル1F、TEL0186 -49-6714)。この店のことを忘れていた。名前だけは聞いたことがあったが、行ったことはまだなかった。でも名前からしてここならきっとおいしいビールがあるに違いないと思い、そのグループの後についてびいる亭に行った。

 入ってみて、期待通りここはビール好きにふさわしい店だと思った。地ビールこそ置いていないが、ヨーロッパ、アメリカ、アジア、オセアニア、アフリカなど、世界の様々な地域の代表的なビールが置いてある。特にベルギーやドイツといった私の好みのビールの種類が多いのがうれしかった。

 メニューにはそれぞれのビールについて分かりやすい解説もつけられており、それを見ているだけで勉強になった。単価はほとんど一瓶800円から1000円くらいで、それほど安いわけではないが、この品揃えを見ればそれも頷ける。これほどの種類のビールを揃えている店は仙台市内にもないのではないかと思われる。いい店を見つけたと思った。

 びいる亭を出ていい気分で歩いていてもう一軒見つけた。白樺苑大館市字桂城14、TEL0186 -42-0352)という中華料理店であるが、表のメニューによると、ここでは秋田市の地ビール、あくらビールのAボック、Qボックが飲める。中華料理店だけあって中華のメニューも豊富だが、目を引いたのは自家製手打ち麺のラーメン類であった。今回は行けなかったが、次はぜひ行ってみようと思う。


追記(2011.10.18):上記の「びいる亭」だが、「白生」(ヒューガルデンの樽生)や「赤生」(ベルビュークリークの樽生)がなくなって、ドイツやベルギーを始めとする海外のビールは、瓶のみとなっていた。それでも、84種類ものビールを揃えているのはさすがである。

 白樺苑の方は、あくらビールがなくなっていた。残念である。ラーメンも麺が替わって、中太のストレートの麺になっていた。


131111-204756追記(2013.11.11): 「居酒屋WASABI」は、比内地鶏や秋田純米牛など地元の食材をふんだんに使った料理が美味しい店だが、ここでは何と、あくらビールの樽生が常時4種類飲める。もちろん、秋田県北で唯一ということである。

この記事へのコメント

1. Posted by のり   2005年11月20日 21:07
4 のりも連れて行けぇー!もちろん、おごりで(^_-)-☆
2. Posted by 大友浩平   2005年12月05日 11:55
のりさん、コメントどうもです。では、現地集合ということで(笑)。冬の大館は寒そうですね。比内鶏はこんな寒さでも元気に跳ね回っているのでしょうか。ひょっとしたら彼らも鳥肌立ってるかもしれませんね(笑)。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔