2006年02月24日 

東北で地ビールが飲める店その7〜福島県白河市

536bc253.jpg 地ビールが飲める店をネットで探そうとしても、なかなか欲しい情報は得られないようである。東北の県庁所在地クラスの街であれば、Googleで検索してみるといくつか有益な情報が得られることがある。しかし、それ以外のそれほど規模の大きくない市町村では、まず出てこない。それは裏を返せば、そうした市町村で地ビールを飲みたいと思う人がいないのか、あるいは飲んでいてもそれをネット上で情報として発信する奇特な人がいないのか、はたまたそもそも地ビールを飲める店がないのか、のいずれかであろう。

 しかし、ネット上に情報がないからと言って、その街で地ビールが飲める店がないということは、これまでの経験からまずない。例えば、このシリーズの初回の秋田県大館市などはその好例である。ネット上に情報は皆無だったが、現地で探し回ったところ2軒見つけることができた。そう、事前にネット上で情報を集めようとするより、実際に行ってみて探した方が確実、かつ手っ取り早いのである。

 ちなみに、私が現地でどのように地ビールが飲める店を見つけるかと言うと、

  ̄悗筌曠謄襪覆匹肪屬い討△襪修粒垢隆儻案内のパンフレットを見る
 地元のタウン誌などが増刊号として出しているグルメガイドなどを見る
 ホテルのフロントで聞いてみる
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のだいたい4つである。これまで紹介してきた店は、これらの方法で見つけてきた。だから白河市でも恐らく1、2軒は見つかるだろうと楽観視していた。ところが、である。今回はなかなか見つからなかった。

 白河市は、福島県中通りの最南端で栃木県と境を接する東北の南の玄関口である。東北新幹線が止まるのは新白河駅で、ホテルはそこに集中しているが、繁華街は東北本線で新白河駅の一つ北隣りの白河駅周辺に集中している。だから、地ビールが飲める店があるとすれば、この白河駅周辺だろうと当たりをつけていた。しかし、情報がない。,離僖鵐侫譽奪箸砲話魯咫璽襪飲める店が見当たらない。△砲眷魏六圓療垢両霾鵑呂曚箸鵑匹覆ぁならばと、泊まったホテルのフロントの人に聞いたが心当たりがないと言う。この上はい△襪里澆箸个り、新白河駅から東北本線下り普通列車に乗り、白河駅に向かった。

 白河駅周辺を歩き回ったが、食堂や居酒屋などで地ビールが飲めそうなところは見つからない。食堂や居酒屋よりも目に付いたのはスナックの多さである。しかし、多分スナックで地ビールを出すような店はないだろう。そんなことを考えながら、繁華街を隅から隅まで歩いたが、地ビールを出していそうな店はまったく見つからない。白河市は人口6万人台の街である。その中には私のように地ビールが飲みたいという人がいてもよさそうなものだが、ひょっとして白河市にはそういう人はいないのだろうか。

 だんだん足取りが重くなるのを感じながら駅の方に引き返してくると、商店街の中で酒屋のおじさんが空き瓶の入ったケースをトラックに積む作業をしている。「そうだ、酒屋さんなら情報を持っているかもしれない」と思ってダメもとで聞いてみた。そうしたら、「お城の角にある『えすぷりどぼー』ってレストランにはギネスとかハイネケンとか置いてあったと思う。辺りには店が一軒しかないからすぐ分かる」と教えてくれた。それなら少なくとも外国のビールは飲めるかもと思って行ってみた。

 お城というのは、白河駅を挟んで繁華街と反対の場所にある小峰城のことである。戊辰戦争で焼失したが、平成に入って復元された白河市のシンボルである。白河駅から歩くと600mくらいあるが、とにかく行ってみた。そうしたら「Esprit de Beau(エスプリ・ドゥ・ボー)」(白河市郭内1-168、TEL0248-23-9030、ディナー18:00〜21:30、火曜定休)があった(写真参照)。地元産米や地場の野菜、卵や肉をアレンジして作る創作フレンチのおしゃれな店である。

 行った時は既にラストオーダーの時刻(21:00)を過ぎていたので、実際に飲み食いはできなかったが、店内には確かに外国のビールが10種類ほどと、そして群馬の地ビール「オゼノユキドケ」が置いてあったのであった。この「オゼノユキドケ」、仙台市内に買える店は1軒あるが、飲める店は恐らく東北ではここだけではないだろうか。白河市内の「地ビール文化」を一手に担っているとも言える「Esprit de Beau」、次はぜひ地ビールを飲みながら自慢の料理を味わってみたいものである。

 かくして、地ビールの飲める店探し術には新たに、ゼ魏阿里じさんに聞いてみる、が加わったのであった。


追記(2006.12.3):上記「Esprit de Beau」はこの8月に「ama terrasse(アーマ・テラス)白河」という別の店に替わった。これに伴い、ビールも「オゼノユキドケ」や外国のビールがなくなり、エビスとアサヒだけになってしまった。白河で地ビールが飲める店がなくなってしまったわけで、実に残念である。同店は、地元産の食材にこだわった料理を出しているが、ビールにもこだわってほしいものである。この店で唯一、近くの大玉村産のトマトを使ったレッドアイ(ビール+トマトジュース)だけが、「地ビール」と言えば言えるかもしれない。


110831-190530追記(2011.8.31):ここの情報に基づいて白河郵便局の隣にある「BAR yanban」(白河市天神町84-2、TEL不明、営業時間・定休日:聞いてくるの忘れた)に行ってみた。ウィスキーがメインのバーだが、ヒューガルデンが瓶で置いてあった。他に白河市内で置いてあるところは見つけていないので、貴重な店である。ヒューガルデンの他にもバドワイザーやレーベンブロイ、カールスバーグなど、9種類のビールがあった。

 また、上で紹介した「ama terrasse 白河」はさらに「Munakata」(TEL0248-23-2134、11:00〜13:30LO、17:00〜21:30LO、日曜定休)というイタリア料理店に替わっていた。ビールは国産の樽生一種類だけだが、事前に言えば希望のビールを準備してくれるとのことだった。これはありがたい心配りである。



150806-183648追記(2015.8.6):街中を歩いていて素晴らしいお店を見つけた。「カフェバール茶房瑠(さぼうる)」(白河市中町67、TEL0248-21-9172、12:00〜22:00頃LO、日曜定休)である。ここではドイツのアルピルスバッハのヴァイツェンが樽生で飲めるが、これは東北でここだけだとのことである。フードメニューもいろいろあり、「体に悪そうな卵焼き」とか「地味なパンケーキ」とか「ガレット これでモカバナナ」とか、ネーミングが面白いものがいろいろある。アルピルスバッハの他には、ヒューガルデンとイギリスのエール4種が瓶で置いてある。


追記(2017.5.21):「カフェバール茶房瑠」の樽生ビール、上記アルピルスバッハーに加えて、地元福島の猪苗代ビールも加わった。猪苗代ビールのどのビールが飲めるかはその時で(店主の気分で)変わる。


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