2006年06月22日 

仙台散歩その13〜仙台駅近くの地ビールレストラン

aeeca557.jpg 私が普段、ちょっと一杯ビールを飲んで帰りたいというような時に立ち寄るのは、仙台駅近くの夕焼け麦酒園写真参照仙台市青葉区花京院1-2-20 TEL022-262-5573、なぜかサイトにはアクセスができなくなっている)である。

 ここは、銀河高原ビールが生で飲める店である。仙台市内で銀河高原ビールが生で飲める店は、他に銀河高原ビール直営のビアレストランサトゥラギ(仙台市青葉区国分町2-1-3エーラクフレンディア6F TEL022-711-7368)があるが、こちらは本格的なビアレストランなので、「ちょっと一杯…」というには少々敷居が高い感がある。職場が仙台駅近くにあったこともあって、もっぱら私は夕焼け麦酒園に通っていた。

 夕焼け麦酒園は、1階がカウンター、2階がテーブル席、3階が個室となっていて、状況に応じて使い分けられるのがいい。と言っても、私は大抵この店には一人で行くことが多いので、1階で飲んでいることがほとんどである。

 この店のいいところは、一人で行っても「ほうっておいてくれる」ことである。一人で飲みに行くと、店の人の方が「何か話しかけなければ」というような使命感に燃えてか、しきりに話しかけてくれたりする店もあるが、私は一人で飲みに行く時は、だいたい物思いにふけりたいか、ただぼーっとしたいか、ビールをじっくり味わいたいか、メールの返事をまとめてしたいか、本や書類を読みたいか、のいずれかであることが多いので、あえて話しかけてもらう必要がないのである。夕焼け麦酒園では、そうした私の事情を察してかどうか、一人にしておいてくれるので大変ありがたい。

 とは言っても、まったく冷たい感じはしない。それどころかむしろ、ここのマスターの気さくな人柄に惹かれてやってくる常連さんも数多い。そうした常連さんがにぎやかに和やかに盛り上がっている脇で静かに飲んでいるのがこの店における私の常である。

 この店も、他の地ビールレストランと同じように、料理もかなりおいしい。一つひとつが手作りで、手間隙をかけた料理も多い。旬の海の幸などもあり、その日のオススメはホワイトボードに書いてある。料理の種類は多く、和洋中、いろいろな料理がビールと一緒に楽しめる。私は、普段はオーソドックスに枝豆を食べながらビールを飲むが、ちょっと小腹がすいた時などは、タコスを頼んだりする。けっこう辛くてけっこうボリュームがある私のお気に入りの一品である。

 もう一つ私にとってありがたいのは、ここにはスパイスの効いたけっこう本格的なカレーがあるということである。仕事が遅くまでかかって夕食を取らずじまいだった時など、ビールの後にここでカレーを食べて帰ったりもする。ここは深夜2時までやっているので、ひょっとすると仙台市内中心部で最も遅くまで本格カレーが食べられる店かもしれない。

 職場が仙台駅近くから移ってしまったので、以前ほど行く機会は少なくなってしまったが、それでも「どうしても銀河高原の生が飲みたい」と思った時はやっぱり足を運んだりする。一人でも気兼ねなく入れておいしいビールと料理が味わえる、貴重な店である。


追記(2006.7.2):上記で紹介した銀河高原ビール直営のビアレストランサトゥラギだが、なくなってしまっていた。銀河高原ビールが大幅に体制を縮小した時に撤退したのかもしれない。残念な話である。ちなみに、夕焼け麦酒圓の方は相変わらず元気である。


追記(2006.12.16):上で紹介した「本格的なカレー」は、「激辛インドカレー」という私好みの名称になってリニューアルされた。今までは実は私のわがままで無理やりライスをつけてもらってたりしていたのだが、「激辛インドカレー」は最初からライス付でしかもレギュラー(800円)とハーフ(400円)が選べるのがよい。ちなみに、「激辛」と銘打ってはいるが、辛いもの好きの人にとってはそれほどの辛さではないと思われる。


追記(2008.12.26):缶で久々の新製品として出て好評を博している「ペールエール」の生が、ここ夕焼け麦酒園でも飲めるようになり、ラインナップはヘレスの代わりにペールエールが入った形になり、ペールエール、ヴァイツェン、スタウトの3種となった。これを生で飲める店は、全国的に見ても少ないらしく、貴重である。このペールエール、ヴァイツェンが看板の銀河高原ビールにしか作れないような、実にいいビールに仕上がっている。

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