2006年12月03日 

東北で地ビールが飲める店その15〜秋田県湯沢市

3ed1c24b.jpg 秋田県湯沢市は、秋田県の内陸南部に位置する人口約55,000人の市である。昨年3月に小野小町の生誕地として有名な雄勝町、稲庭うどんや川連漆器で有名な稲川町、小安峡や温泉、それに以前紹介した栗駒高原牛乳で有名な皆瀬村と合併して、秋田の最南端の市となった。

 同じ秋田県の内陸南部でも、新幹線の駅がある大仙市や高速道路のジャンクションがある横手市と違い、交通が不便な場所という思いが地元の人にはあるようで、市内のとある居酒屋には「陸の孤島!頑張れ湯沢市」というのぼりが立っていた。

 秋田県南をエリアとするタウン情報誌「あんどなう」を見ていて見つけたのだが、その湯沢市には50種類以上の外国ビールを常時揃える「ロッソコルサ」(湯沢市表町2-1-23、TEL0183-72-3661、19:00〜2:00、日曜定休)というビアカフェがあるというので早速行ってみた。

 ロッソコルサ(写真参照)は、JR湯沢駅にほど近い湯沢駅前名店街の中にあった。中はカウンターだけの小ぢんまりとしたスペースに、ビールの瓶が所狭しと飾られている。メニューを見ると情報に違わず、ベルギーやドイツをはじめ、イギリス、アメリカ、アジアなどのビールが確かに数十種類(数えてないので)あった。

 マスターも言うとおり、ここは秋田県南唯一の本格的なビアカフェであろう。秋田県内でこの品揃えに匹敵するのは、前に紹介した県北の大館市の「びいる亭」くらいではないだろうか。秋田市内の項に追記しておいたが、秋田市内の「酒のSUZUKIYA」でも輸入ビールはおよそ20種類くらいである。

 ちなみに、ここに来る前に湯沢市内の繁華街をくまなく歩いてみたが、他においしいビールが飲めそうな店は残念ながら見当たらなかった。そのようなわけで、この店は秋田県南のビール文化を一手に引き受けている感のある貴重な店である。ビールに造詣の深いマスターとの会話もとても楽しく、勉強になる。これからも、日本酒好きの多いここ湯沢市の皆さんにおいしいビールを提供していってほしいものである。もちろん、私もまた足を運んでみたい店である。


追記(2008.9.21):上記の「50種類」は絶えずマスターの趣味や興味と関心で変動しており、行った時に何が飲めるかは行ってみてのお楽しみである。ただ、いつ行っても私の好きなドイツのヴァイツェンやベルギーのランビック、修道院系のビールは何か置いているので嬉しい。先日行った折には、ドイツのシュナイダー・ヴァイス(ヴァイツェン)、ベルギーのミスティック(チェリーのランビック)、同じくイヒデヘムズのオードブリューン(オールドブラウンの意味、長期熟成ビール)、修道院系で唯一オランダのラトラッペのクアトリペルをいただいた。

 やはりビール好きには堪らない店のようで、先日も仙台から出張で来た人が3日間通い詰めていろいろなビールに舌鼓を打ったそうである(念のために言っておくが、私ではない;笑)。

 それから、ビールの陰に隠れて目立たないが、チーズもマスターの趣味でその時々でいろいろ置いてあって出してくれる。私がこの時行った折には、珍しいパルメザンチーズの塊を出してくれた。これまたビールに合っておいしかった。


追記(2011.7.17):このロッソコルサで、あくらビールの樽生が飲めるようになった。これはまた何ともありがたいことである。


131009-201452追記(2013.10.9):ロッソコルサのあくらビールは、毎週木曜日から週末にかけて飲めるとのことである。
 また、同じくJR湯沢駅近くにできたBAR Pocketは、ウィスキー、カクテル、シガーがメインのバーだが、ビールではシメイブルーとヒューガルデンが飲める。








追記(2016.8.28):なんとロッソコルサがなくなって違う店に変わってしまっていた。美味しいチーズを味わいながら美味しいビールを飲むことができなくなって残念である。BAR Pocketは健在である。


追記(2018.3.22):湯沢グランドホテルで、「羽後麦酒」のペールエールが樽生で飲めるようになった。



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