2007年02月22日
東北の逸品その12〜下北半島のいか寿し
青森の海の幸と言えば、もちろん大間の高級マグロもあるが、私にとって馴染み深いのはやはりイカとホタテである。特に、夏ともなると夜、イカ釣り船が大挙して漁に繰り出す。水平線上にその明かりがずらりと並んで見える光景は、青森の夏の風物詩でもある。
津軽海峡を隔てた函館には有名ないかめしがあるが、こちら青森の下北半島にはいか寿し(いかずし)がある(写真参照)。寿しとは言っても、いかめしのようにイカの中にご飯が入っていたりはしない。下北半島のいか寿しとは、いかの酢漬けの中に、刻んだキャベツ、にんじん、生姜などの野菜、それにイカのゲソが入った食べ物である。
このいか寿しの「元祖」というむつ市の倉本水産によると、下北半島は周りを海で囲まれて昔からたくさんのイカがとれるため、その保存食として、この地域の各家庭ではもともといか寿しが作られていた。昭和50年に、倉本水産がそれまでのいかずしを基本にアレンジし、いかの酢漬けの中にキャベツ、にんじん、生姜、ゲソを入れるというスタイルの、現在広く売られているいか寿しの商品化に成功したのだそうである。以来、このいか寿しは、下北半島の郷土料理としてこの地域の人に広く親しまれているという。
実際に食すると、イカの酢漬けの酸味とモチモチ感、それに刻んだ野菜のシャキシャキ感がマッチしてとてもおいしい。恐らく、特に女性に好まれる味なのではないかと思う。一度食べるとやみつきになるおいしさである。しかし、このいか寿し、下北半島以外では、同じ青森県内でも売っているのをほとんど見かけない。本当の意味で「郷土の味」なのだろう。最近では、全国発送もしてくれるようだが、このいか寿し、下北半島を訪れた際の楽しみの一つと言える。
このいか寿し、恐らく縁起を担いでということなのだろうが、イカ本来の白色と、着色した赤色のものとがある。ただ、個人的には、あえて人工の着色料で赤く染めなくてもいいように思うので、私が買うのはいつも白色の方である。ちなみに、土産物店で買うよりも安いので、私は地元の人に交じってマエダ本店の生鮮食品売り場でこのいか寿しを買い求めるのが常である。
津軽海峡を隔てた函館には有名ないかめしがあるが、こちら青森の下北半島にはいか寿し(いかずし)がある(写真参照)。寿しとは言っても、いかめしのようにイカの中にご飯が入っていたりはしない。下北半島のいか寿しとは、いかの酢漬けの中に、刻んだキャベツ、にんじん、生姜などの野菜、それにイカのゲソが入った食べ物である。
このいか寿しの「元祖」というむつ市の倉本水産によると、下北半島は周りを海で囲まれて昔からたくさんのイカがとれるため、その保存食として、この地域の各家庭ではもともといか寿しが作られていた。昭和50年に、倉本水産がそれまでのいかずしを基本にアレンジし、いかの酢漬けの中にキャベツ、にんじん、生姜、ゲソを入れるというスタイルの、現在広く売られているいか寿しの商品化に成功したのだそうである。以来、このいか寿しは、下北半島の郷土料理としてこの地域の人に広く親しまれているという。
実際に食すると、イカの酢漬けの酸味とモチモチ感、それに刻んだ野菜のシャキシャキ感がマッチしてとてもおいしい。恐らく、特に女性に好まれる味なのではないかと思う。一度食べるとやみつきになるおいしさである。しかし、このいか寿し、下北半島以外では、同じ青森県内でも売っているのをほとんど見かけない。本当の意味で「郷土の味」なのだろう。最近では、全国発送もしてくれるようだが、このいか寿し、下北半島を訪れた際の楽しみの一つと言える。
このいか寿し、恐らく縁起を担いでということなのだろうが、イカ本来の白色と、着色した赤色のものとがある。ただ、個人的には、あえて人工の着色料で赤く染めなくてもいいように思うので、私が買うのはいつも白色の方である。ちなみに、土産物店で買うよりも安いので、私は地元の人に交じってマエダ本店の生鮮食品売り場でこのいか寿しを買い求めるのが常である。