2007年09月07日 

東北で地ビールが飲める店その27〜青森県五所川原市

d869337c.jpg 五所川原市は、青森県の西部津軽地方にある人口約63,000人の市である。津軽地方の中心地は旧城下町の弘前市だが、五所川原市は西津軽や北津軽に向かう交通の要衝にあり、地勢的には津軽地方の中心と言って差し支えないのではないかと思う。

 五所川原と言えば、何と言っても夏の立佞武多祭り(たちねぷたまつり)が有名である。ねぶた、あるいはねぷたは、それまで青森や弘前のものだったが、戦前まで続いて戦後途絶えたこの立佞武多が市民有志の手で9年前の1998年に復活したことにより、五所川原もねぶた・ねぷた開催時の宿泊のための町という位置づけから、一躍ねぶた・ねぷた祭りの一角を占める町へと変貌したわけである。

 この立佞武多、特徴と言えば、何と言ってもその高さである。7階建てのビルに匹敵する22mの立佞武多は、青森のねぶたとも弘前のねぷたとも違うインパクトを見る側に与えてくれる。観光客の数も年々増えているそうである。ちなみに今年は等身大(?)の機動戦士ガンダムの立佞武多が登場し、話題を呼んだ。

 さて、この五所川原の飲食店街が集中しているJR五所川原駅周辺を中心に、おいしいビールを飲めそうな店を探してみた。そこで見つけたのが、「DRINK & FOOD BLACK.」である(写真参照)。この店は元々もっぱらカクテルが充実しており、ビールは通常、国産大手の生ビールの他はハイネケン、コロナ、ジーマがあるくらいだが、その通常メニュー以外に「変わったビール」が常時置いてあり、その時々でいろいろなビールが味わえる。

 私が訪れた時は、イスラエルのミスター・マカビー、オーストラリアのヴィクトリア・ビター、アメリカ・オレゴンのアメリカン・アンバー・エールROGUE、イタリアのカステッロ・ビオンダがあった。ちょっと前まで私が好きなドイツのビールも置いてあったそうだが、その時に何があるかは行ってみなければ分からない。サイトを見てみたら、他の酒に混じって、これまでに置いたことのあるビールが掲載されていた(参照サイト)。いずれにせよ、国産大手や海外大手以外の「変わったビール」が飲めるのは、五所川原ではどうやらここだけのようである。次に訪れた時に何が置いてあるか楽しみである。

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