2008年02月21日 

東北の逸品その14〜仙台のずんだ餅

56ebc33e.jpg 仙台名物と言えば、最近では特に牛タンが有名であるが、私的には子どもの頃から親しんでいて、かつ他の地域にあまりないということで、ずんだ餅の方が思い入れが強い。

 ずんだとは、枝豆をすりつぶして作るあんこのことで、とてもきれいな黄緑色をしている。仙台名物と書いたが、実際は仙台だけでなく宮城県全域と山形県内陸部、それに秋田県の県南地方でも見かける。ちなみに、山形では「じんだん」と呼ばれている。

 もっともポピュラーなのはずんだ餅だが、餅以外にも宮城県内ではあんこやごま、しょうゆと並んでだんごの定番の一つとしても定着しているし、最近ではまんじゅうになったり、大福になったりもしている。仙台の老舗のお茶屋さんである「お茶の井ケ田」が展開する喜久水庵の大福である喜久福の「ずんだ生クリーム大福」は私のお気に入りの和菓子の一つである。和菓子だけではなく、最近ではケーキやデザートなど洋菓子にもずんだが使われてきている。

 仙台市内でずんだ餅と言うと、一番の老舗は創業130年の歴史を誇る村上屋餅店仙台市青葉区北目町2-38、9:00〜18:30(日曜、祝日は〜18:00)、不定休)であるが、私は子どもの頃から慣れ親しんでいることもあってエンドー餅店のずんだ餅(写真参照)の大ファンである(エンドー餅店では「づんだ餅」と表記している)。

 エンドー餅店のずんだ餅の好きなところは、甘さ控えめで豆本来の旨みや甘みがよく感じられることで、そのずんだと県内産のブランド餅米「みやこがね」を使った柔らかくてよく伸びるお餅との相性が抜群である。ここのずんだの味に慣れているためか、他の店のずんだは砂糖の甘さがやや強いように感じてしまう。

 最近では、宮城県米山町産の仙台ちゃ豆を使用した「極みづんだ餅」も販売している(要予約)。こちらは仙台ちゃ豆自体、普通の枝豆より甘みが強いので、さらに砂糖の使用量を抑えているそうである。ちなみに通常のずんだ餅は5個683円だが、この「極みづんだ餅」は5個1,155円である。いつか食べてみたいとは思っているが、普通のずんだ餅でも十分においしいことと前日までの予約が必要なこともあって、まだ買ってみたことはない。お中元の季節には仙台市内の百貨店でもこの「極みづんだ餅」を取り扱うそうである。

 そうそう、この店で子どもの頃から親しんだ味がもう一つ。もち米を使った変わりご飯の「味付おにぎり」である。考えてみると、おにぎりを売っているお餅屋さんというのも珍しいかもしれないが、私が子どもの頃から今に至るまで変わらず売り続けられているロングセラー商品である。

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