2008年10月24日 

東北で地ビールが飲める店その34〜岩手県釜石市

889977fd.jpg 岩手県の三陸沿岸の街、釜石市は現在は人口4万人弱、かつては「鉄の町」として製鉄業で大いに繁栄した所である。最近では、製鉄業の衰退に伴い、人口もピーク時の3分の1前後であるが、日本を代表するリアス式海岸である三陸海岸を擁し、見どころも多いので、観光の町としては変わらず魅力的な場所である。

 三陸沿岸の都市には基本的に地ビールはないのであるが(以前紹介した久慈市の平庭高原ビールは8月で醸造をやめてしまった)、独自企画のOEMビールはいくつかあった。例えば、宮古市には地元の「日本一おいしい水道水」を使った地ビール「宮古路ビール」、大船渡市には三陸沖海洋深層水を100%使用した「リアスの恵み オーシャンエール」という地ビールがあったそうである。

 ここ釜石市には三陸産めかぶを使った海沿いの町らしい珍しい地ビール「めかぶキング」があった。「めかぶキング」などはJR釜石駅に隣接するシープラザ釜石(釜石物産センター)内にある総合観光案内所にまだパンフレットが置いてあったので、今も手に入るのかと思ったのだが、やはり既になかった。

 上に挙げた地ビールはこのようにいずれも現在では手に入らないが、それでも釜石市にはまだ他にも独自企画の地ビールが残っている。地元の釜石商工会議所青年部が企画し、ZUMONAビールの上閉伊酒造が醸造する「三陸海のビール」である。これは、釜石が誇るナチュラルミネラルウォーター「仙人秘水」と三陸沖の海洋深層水とを使っている地ビールである。

 この「三陸海のビール」、釜石市内の酒屋さんではよく置いてあるのだが、できれば海の幸豊富な地元の料理と一緒に味わいたいものである。そこで、例によってこれが飲める店を企画元でもある釜石商工会議所に聞いてみたところ、売っている店はあっても飲める店は少ないらしく、ホテルサンルート釜石の1Fにあるレストラン「サンテミリオン」くらいとのことであった。ところが、このレストラン、閉店時刻が早く夜8時頃に行ってみたところ既に閉店していた(サイトで確認すると21:00ラストオーダーとなっている。私が行った日はたまたま早く閉店したのだろうか)。

 仕方がないので、せめて海の幸だけは食べようと、以前も紹介したが、首都圏にもその名を轟かす三陸海鮮料理店「中村家」(写真参照)に行ってみた。そうしたらなんと、ここにも「三陸海のビール」が置いてあるではないか。お陰で念願かなって「中村家」自慢の海鮮料理と「三陸海のビール」を同時に味わうことができた。釜石商工会議所の人に伝えるのを忘れてしまったが、もしこれを読んでいたら、今後同様の問い合わせがあった際には(多分ないだろうが)「中村家」のことも伝えてあげてほしいと思う。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔