2009年04月06日 

仙台散歩その29〜仙台で唯一(恐らく)リアルエールの飲める店

b3287d6e.jpg リアルエールというのはビールの一ジャンルで、イギリス発祥の伝統的な製法に基づいたビールである。工場のタンクではなく小さな樽の中で熟成させ、人工的な炭酸ガスを加えないビールで、普通冷やさず常温でハンドポンプを使って注がれる一種独特のビールである。知らない人が飲んだら、「なんだ?この気の抜けたようなぬるいビールは」と思うかもしれないビールである(笑)。

 このリアルエール、東北では以前紹介した岩手県一関市のいわて蔵ビールの世嬉の一酒造が手掛けており、世嬉の一酒造の敷地内にある「蔵元レストラン世嬉の一」で味わえるが、その他の地域でこのリアルエールを味わえるところは皆無である、…と思っていたのだが、今回そのリアルエールを仙台でも味わえるところがあるのを見つけた。それが今回紹介する「のんびり酒場ニコル」(写真参照)である。

 この「のんびり酒場ニコル」のある場所は、仙台随一の飲食店街国分町からちょっと西に外れた、西公園に程近い大町2丁目である。場所もさることながら、店構えも一見普通の居酒屋で、まさかこのようなところに、という感じなのだが、ここでその東北唯一のリアルエールであるいわて蔵ビールのレッドとスタウトの2種のリアルエールが、それぞれ小520円、中840円で飲めるのである。

 他にもこの「のんびり酒場ニコル」にはいわて蔵ビールの瓶が何種類かあり、私が訪れた折には岩手産小春二条大麦を用いた「こはるビール」とヴァイツェンが置いてあった。

 料理もビールの個性に負けておらず、東北各地の食材を使ったおいしいものがいろいろあった。中でも「もち豚」の料理が売りのようで、ホルモン煮込み、なんこつ煮込み、ロース自家製ハム、スペアリブ、ビネガー煮など、種類も豊富であった。他にも、青森産天然もずく、秋田直送いぶりがっこ、横手焼きそばなど、いろいろな味が楽しめるのがいい。

 こうした個性のある店であるためか、中心街からやや離れている割に、常連と思しき人たちを含め、客足は途絶えることなく続いていた。リアルエールが飲みたくなったら、ふらっと立ち寄りたい、そんな店である。


追記(2017.2.28):残念ながらいわて蔵ビールは置かなくなってしまったそうである。別のところにも書いたが、いわて蔵ビールのリアルエール、仙台駅東口の「ザ・ハーフペニー・ブリッ」で飲める。


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