2009年05月06日 

東北の食べ処その18〜受け継がれ発展する秋田県北の「ラーメンの雄」の味

いろいろと意見はあるだろうが、かつて大館市にあった「飛騨ラーメン」と能代市にある「十八番」は、秋田県北を代表するラーメンと言っても過言ではないと思う。それだけに、飛騨ラーメンが閉店した時はとても残念な思いをしたし、同じ思いの人は他にも大勢いたに違いない。十八番の方は今も健在だが、こちらも一時店主の体調不良で長期閉店したことがあり、やきもきしたものである。


 その一方で、こうした多くの人を引き付けるラーメンというのは、どんな形であれ着実に受け継がれていくもののようである。と言うのも、飛騨ラーメンや十八番に影響を受けてできたラーメン店がこの地に新たに生まれ、確実にファンを獲得しつつあるからである。

 ここでは、そうした店のうち、私の知っている3つの店を紹介したいと思う。


114029孝百(こうはく)(大館市片山町3-11-32、TEL不明、11:00〜20:00、火曜定休)

 かつて飛騨ラーメンがあった場所のすぐ近くにできた、まさに飛騨ラーメンの再来かと思わせられるラーメンを出してくれる店である。この店ができたことで、飛騨ラーメンに近い味わいのラーメンがまた味わえるようになったことに感謝したい。

 店主自身もやはり飛騨ラーメンが大好きだったそうで、それがきっかけとなって試行錯誤の末にこのラーメンを生み出したのだそうである。飛騨ラーメン同様かんすいを使わない白くてモチモチ感のある麺に、化学調味料を使わない自然な旨みのスープを合わせた飽きない味のラーメンである。

 通常のラーメンの他に、1日30食限定の魚だし濃厚中華もある。


143225佐藤中華そば楼 by ねぎぼうず(大館市片山1-1-5、TEL不明、11:00〜14:40、日・月曜祝日定休)

 元は旧二ツ井町にあった「ねぎぼうず」が、大館市に移転オープンした。こちらの店主は十八番のラーメンを食べたのがきっかけで店を出したとのことである。白くて細いストレートな麺に、魚だしの効いた透明感のあるスープが特徴である。

 レモンが浮かび、いろいろな粉が沈むところは十八番を彷彿とさせるが、そこから出発してオリジナルの味を生み出すことに成功している。辛みそ、魚多め、玉ねぎ脂、しょっぱめなどのトッピングがあり、自分の好みの味にアレンジできる。昼時ともなると1時間待ちとなることすらある人気店となっている。その辺りも十八番譲りと言うべきかもしれない。


142219麺屋もと(能代市高塙213-3、TEL0185-54-8025、11:00〜15:00、月曜定休)

 能代市街から東能代方面に国道7号線を北上したところにある(K'sデンキと路地を挟んだ向かい)。ここも十八番の常連だったという店主が開いた店である。

 やはりスープにレモンが浮き、ナッツ類が入っているところは十八番の影響を感じさせるが、鶏と魚から取っただしがベースのスープは、オリジナルの味に仕上がっている。麺は十八番のものに似た細麺である。昼時のみの営業というのも十八番と同様である。



トラックバックURL

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔