2009年06月12日 

東北で地ビールが飲める店 番外編その8〜オクトーバーフェスト2009春(!)

仙台の秋の一大ビールイベントとして、私の中ではすっかり定着した仙台オクトーバーフェストであるが、なんと今年はの年2回開催である。ちなみに、今年オクトーバーフェストが開催される5都市の中で、年2回開催されるのは仙台のみで、このイベントが私だけでなく仙台市民に広く浸透している様子が窺える。もちろん、年2回開催は本場ドイツでも例がないことのようである。

 それにしても、である。最初の年から入れさせていただいている、「オクトーバーじゃないじゃん」というツッコミは今年も春(6/10〜6/14)、秋(9/18〜9/27)とも有効で、やっぱりいずれも「オクトーバー」ではないのだが、秋はともかく、さすがに春はオクトーバーフェストとは言えなかったらしく、今回のイベント名は「仙台ジャーマンフェスト2009」である。

 まあ、おいしいドイツビールが生で飲める貴重な機会であるわけであるから、オクトーバーでないことはよしとしよう。しかし、屋外でのイベントであるにも関わらず、よりによって梅雨真っ盛りである6月と秋の長雨の9月に開催するとは、なんと言うかすごいことである。ここ仙台もまさに初日の10日に梅雨入りしている。

oqo6i2 ただ、実際過去の開催時期も雨の日が多かったが、それにも関わらず客足が衰えていないのがまたすごいところである。実は仙台はビール好きが予想以上に多いのかもしれない。主催者側もそれを見てある種開き直ってこの時期の開催に踏み切っているのだろうか。

 今回もたまたま中心部に出る用事があり夕方にちょっと寄ってみたが、週末ということもあってか、既にものすごい数の人が集まり、空いている席がないほどであった(写真参照)。
 例年通り、私の好きなエルディンガー・ヴァイスビアを始め、ビットブルガー・ピルスケストリッツァー・シュバルツが「三役揃い踏み」する他、新たにエルディンガーのヴァイスビア・デュンケルが加わったのが嬉しいポイントである。他に、富士桜高原麦酒ヴァイツェンピルスラオホ、それに限定ビールのオクトーバーフェスト・メルツェンが飲めるのもありがたい。

oqo6i2a もちろん、フードメニューもオリジナルソーセージなど、ドイツビールを引き立てるメニューが多く、飲食共に楽しめる。ただ、今回は出店者数が少ないこともあって、2つしかないフードメニューのテントには人が殺到し、長蛇の列となっていた(写真参照)。

 そして、やはり案の定の雨である。今日の天気予報では仙台は「曇り時々晴れ、雨の確率10%」であったが、主催者側に強烈な雨男でもいるのか、突然雨模様となった。天気予報を信じてか傘を持っている人は稀で、皆テントの中に避難したためテントの中はかなりの人口密度となったが、それでもビール片手に何事もなかったかのように談笑している人が多いのはすごい。晴れようが雨が降ろうが関係なく、相変わらずビール好きにとって楽しいイベントであることは間違いないようである。

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