2009年07月15日 

仙台散歩その33〜仙台でベルギービールと言えば

今でこそベルギービールはそれなりに知られるようになってきた感があるが、一昔前はビールで有名な国と言えばドイツで、ベルギーは下手するとバドワイザーやクアーズのあるアメリカ(バドワイザー自体は元々チェコのブドヴァルがルーツだそうであるが)よりビールの国としては無名だったりしたものである。

 そう言えば、ファストフードとしてすっかりおなじみの「フレンチ・フライドポテト」も本当はベルギーの食べ物で、その意味では「ベルジャン・フライドポテト」と言うべきなのだが、アメリカで広まった際に誤ってフランスの料理として認知されたためにこの名がついたそうで、それくらいベルギーというのはビールに限らずよく知られていない国だったわけである。

 しかし、この知られていなかった国にはなんとあの四国の約1.5倍程の面積の国土に800種類ものビールがあるそうである。国全体に地ビールが溢れているようなイメージで、しかもその特徴は、「ビール純粋令」という法律を守って、原材料や製法が厳格に定められているドイツのビールとは違う、ある意味「何でもあり」の多様性にあると言える。

194357.jpg このベルギービールがここまで広まったのは、長らく「ヒューガルデン」シリーズの輸入・販売を手掛けてきた小西酒造の功績が大だと思うが(現在ヒューガルデンシリーズの販売はアサヒビールに移った)、それだけでなくベルギービールのよさを知り、それを紹介してきた各地のビアバーの存在もある。

 一番町にある「ベルギービール&ダイニング ダボス」は、ベルギービールが今のように知られるようになるずいぶん前から仙台市内でベルギービールを提供してきた、いわば仙台におけるベルギービールの「老舗」である。現在もベルギービールの樽生が3種類と、瓶が常時50〜60種類くらい置いてある。樽生も瓶も、時期によってかなり入れ替わるので、行く度に違うビールと出会える楽しみがある。今どんなビールが入荷しているかは、ホームページで確認することができる。

194254.jpg 一方、せんだいメディアテーク1Fには、「クレプスキュール・カフェ」という名前のカフェがある。ここは、首都圏でベルギービールのビアバーを多数展開しているブラッセルズの系列の店で、「図書館」の1Fにありながらビールが飲める貴重なスポットである(笑)。ここにはベルギービールが22種類置いてある。私にとって嬉しいのは、ベルビュー・クリークの生が飲めることで、それ以外にも蜂蜜を使ったまろやかなバルバールや、オレンジピールが効いたサン・フーヤン・トリプルなど、他ではあまり見かけないベルギービールがあるのがまた嬉しい。セルベシアやボン・ヴーもいつか飲んでみたいビールである。


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