2009年08月17日 

東北で地ビールが飲める店その43〜福島県本宮市

本宮市は福島県のほぼ中央にある人口約3万2千人の市である。平成19年に本宮町と白沢村とが合併してできた新しい市である。

 JR本宮駅周辺の旧本宮町地区を歩いてみて目についたのは、町の至るところにある古い神社や小さな祠である。それが今も大切に奉られているのが印象的であった。神社や祠だけでなく、文字も読めないような古い石碑にしめ繩が巻かれているのも見掛けた。このようなことも、その町の「人となり」ならぬ「町となり」を判断させる一つの手掛かりであるように思う。

 もう一つ印象的だったのは、町の飲食店の店先に必ずと言っていいほど立て掛けられているアサヒビールの布立て看板である。実はこの本宮市の五百川駅近くにはアサヒビールの福島工場がある。その関係で、本宮市内の飲食店では、アサヒビールが圧倒的なシェアを占めている。タウンページの「ビアホール」の頁に本宮市で唯一掲載があった「Being(ビーイング)」は、ホテル Four C's(フォーシーズ)1階にあるビアレストランだが、置いてあるのはやはりアサヒのスーパードライの生と黒生であった。

204425.jpg そのようなわけでアサヒ以外のビールが飲める店があるとは正直あまり期待していなかったのだが(ネット上にも情報がないし)、しかし、その本宮市内を歩いていて、窓際にいろいろなビールの空き瓶がずらっと並べられている店を見つけた。JR本宮駅から北に300mほど歩いたところにあるその名も「tachinomi」(あ、住所とか電話番号とか聞いてくるのを忘れた!場所はここである)である。昨年10月にオープンしたばかりだそうだが、世界のビールが瓶で27種類置いてあり、1本500〜700円で飲める。私にとっては、シメイレッド、ヒューガルデン・グランクリュ、ニュートン、紅茶ビールなどのベルギービールに加え、フランスのクローネンブルクの白ビール、ブロンが置いてあるのがありがたい。クローネンブルク・ブロンは東北では置いてあるところが少ない「貴重品」である。

183809.jpg ビールの好きな女性オーナーが他店と差別化を図ろうと作ったお店だそうで、オープンして1年足らずだが、常連さんも多く、賑わっていた。私も地元の常連さんに東北の偉人についていろいろ教えていただいたりして楽しい時間を過ごすことができた。

 あ、店の名前は「tachinomi」だが、カウンターにはちゃんと折り畳み椅子が用意されているので、長時間居座っても大丈夫である(笑)。

 これからも本宮市唯一のビアバー(多分)として頑張ってほしいと思う。他にも蔵づくりの店が魅力的な「Cafe 蔵 KU-RA」やお香の匂いが印象的な「La Rue」なども気になったが、そこにいろいろなビールがあるかは未確認である。

 飲んだ帰りはラーメンということで、遅くまでやっていた「菊の家」(本宮市本宮字上町12、TEL0243-34-4204、11:00〜24:00、第2・第3火曜定休)で看板メニューの一つの「からし焼肉ラーメン」を食べた。注文に応じてさらに辛くもしてくれ、辛いもの好きの私も満足である。紙製のエプロンをもらえる心配りも飲んだ後のラーメンというシチュエーションではとてもありがたかった。

 そうそう、「tachinomi」で話をした常連さんに教えていただいたのだが、本宮市にも「ソースかつ丼」があるそうである。そう言えば、「菊の家」にもあった。元祖は「柏屋食堂」(本宮市仲町33、TEL0243-34-2129、11:00〜15:30、16:30〜20:00、火曜定休)だそうである。まだ食べていないが、一度食べてみて、以前紹介した(ここここ)会津若松や一関のソースかつ丼と比較してみたいものである。

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