2009年12月02日 

東北で地ビールが飲める店その47〜秋田県八郎潟町

8b705ba5.jpg 今まで東北のあちこちの市町村で地ビールや外国のビールを飲める店を紹介してきたが、そのほとんどは「市」であり、「町」や「村」はほとんどなかった(銀河高原ビールの醸造所がある西和賀町卍麦雫(まんじむぎしずく)を醸造する住職のいる大間町は貴重な例外である)。

 それと言うのも、当然のことながらこのような「普通じゃないビール」が置いてある店が成り立つためには、ある程度の市場規模が必要で、つまり私のような人間が一定数以上いるようなところじゃないと、とてもじゃないが経営が成り立たないわけで、そんなこともあって私がこのような店を探し歩くのも、「市」レベルに限られていた。しかし、店主の情熱(?)さえあれば、小さい町でもそのような店が見つかるものだということが、今回よく分かった。

 秋田県の中央部、その名の通り八郎潟の東岸にある八郎潟町は、人口約7,000人、市町村合併が相次いだ秋田県内で今や最も小さな町となってしまったが、釣り好きにはよく知られた町である。そもそも町のサイトに「釣り情報」が出ているのは、東北ではここだけではないだろうか。

 その八郎潟町の中心部にあるJR八郎潟駅から商店街を南方向に歩いたところにある「洋風居酒屋 シャポー」(南秋田郡八郎潟町字一日市188、018-875-3645、17:30〜23:45LO、月曜定休)は、ヒューガルデン・ホワイトの樽生が置いてある、この界隈では貴重な店である。店主がベルギーのビールが大好物なのだそうで、それでお客さんにもぜひ味わってほしいということで置くようになったそうである。食べ物もピザやパスタなどイタリアンを中心に、酒のつまみから食事のメニューまで幅広く揃っているので、最初の飲みから締めの食事までここ1軒で大丈夫、というような店である。

 他にも中心部を歩いてみたが、地ビールの店どころか、居酒屋のような店すら数が多くない感じであったので、このような店があるのはきっと地元の人にとっても貴重なのだろう。実際、2階が座敷になっているが、町内の様々な会合の会場としてよく利用されているようである。

 かつては樽生のヒューガルデン以外にも瓶で何種類かベルギービールを置いていたそうだが、今メニューにあるのはヒューガルデンの樽生以外には、(国内大手のビールを除くと)ヒューガルデンの「禁断の果実」くらいである。その「禁断の果実」も私が行った時には品切れとのことで残念ではあったが、ヒューガルデンの樽生だけはこれからもずっと飲める店であってほしいと思う。

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