2010年03月14日 

東北で地ビールが飲める店その52〜山形県酒田市

182931.jpg 酒田市は山形県の沿岸庄内地方にある人口約11万8千人の港町である。旧庄内藩においては、城下町が鶴岡で、酒田は商業都市として栄えた。その繁栄の源に「酒田三十六人衆」があったことは既に紹介した通りである。

 その酒田市内ではこれまで地ビールを飲める店は見つけられないでいたことも以前書いたが、ようやく一軒見つけた。と言うより、正確には、今まで何度か行っていた店に置かれるようになった、ということである。

 以前紹介したインド料理シタ(酒田市錦町5-32-57、TEL0234-31-5117、11:00〜15:00、17:00〜22:00、不定休)は、酒田市内にあって本格的なおいしいインド料理が味わえる貴重な店だが、そこにこのほど「アロマ・ティー・エール」というビールが置かれているのを見つけた。まったく聞いたことのなかったビールだが、店に貼ってあったポスターによると、アロマ・ティー・エールは、エベレストを望むネパールの地で栽培されたエコ紅茶を使用したビールで、醸造元の記載はなかったが、富山大学産学連携部門との共同開発品だそうである。

 アルコール4.5%で、紅茶が使われているため日本の分類では発泡酒となる。ウェブ上にもあまり情報はないのだが、富山大学とマナーハウスというところの共同開発との記載がある(参照サイト)。日本名は「薫紅茶大麦酒」とのことである。

 以前も紹介したが、同店には元々インドビールに混じって、ネパールアイスエベレストといったネパールビールも置いてあり、ネパールとの関係も少なからずありそうである(店のご主人はインドの方だそうであるが)。今回ネパールの紅茶を使ったこの「アロマ・ティー・エール」が置かれることになったのも、何かそれと同じような経緯があるのかもしれない。

 何はともあれ、かつてあった酒田市の地ビール「山形麦酒」がなくなって以来、このようなビールが飲める店が酒田市内には私が探した限り皆無であっただけに、シタのこの「アロマ・ティー・エール」は素直に嬉しい。

 ただ、唯一ネックなのは、シタのある場所が市中心部から離れているということである。羽越本線の駅からも遠く、場所的に車で来る人がほとんどの店であるので、この「アロマ・ティー・エール」がどうしても飲みたいということであれば、バス、タクシー、あるいは運転手付きの車での来店が必須となりそうである。


120720-181127追記(2012.7.20):JR酒田駅にほど近い酒田ステーションホテルの1階にある「喫茶 木戸銭」は創業35年の老舗喫茶店だそうだが、この1月から火・金・土限定だが、「Beer BAR」としても営業している(18:00〜22:30LO)。

 常時約20種類は置いているそうで、私が足を運んだ時には、ドイツのシェッファー・ホッファー、ベルギーのクッキー・ビア、イギリスのフラーズのゴールデン、オーガニック・ハニー・デュー、セント・ピーターズのグレープフルーツ、IPA、フランスのセルティカ8.8など、他ではあまり見かけないビールがいろいろと揃っていた。その時々の食材を使った軽食メニューもある。

 同店の中にはビア・バーの他に、自転車店「Vent(ヴィエント)」もオープンしており、なかなかユニークな多角経営が展開されている。ともあれ、これだけいろいろなビールが飲める店が酒田市内、しかも駅近くにできたのは大歓迎である。これからもぜひいろいろなビールを揃えてほしい。


WP_20180908_23_07_20_Rich_LI追記(2018.9.8):酒田の中心部中町に、「CRAFT BEER BAR JAMPY(クラフトビアバル・ジャンピー)」がオープンした。樽生、瓶合わせて、国内外のクラフトビールが50種類以上置いてあって、店員さんの応対もいい、いいお店である。

ちなみに、オーナーの高橋大雅さんは何と!かつて仙台にあって、その後奥さんの実家のある酒田に移転した、美味しいインドカレーが食べられる店「ナーランダ」のご夫婦の息子さんなのだそうである。世間は狭いものである。


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