2010年06月01日 

仙台散歩その40〜エルディンガーの樽生が飲めるイタリアンの「隠れ家」

a23ee5cc.jpg  このブログでも何度か書いているが、「オクトーバーフェスト」は、今やすっかり仙台のイベントの一つとして定着した感がある。そもそも年に2回も開催される(6月に開催されるのは「オクトーバー」ではないので「ジャーマンフェスト」という名称である)のは全国でここ仙台だけである。それだけ集客がよいのだろう。

 オクトーバーフェストでは、私にとってはエルディンガーのヴァイツェンの樽生が飲めるのが嬉しい。パウラナーバイエンシュテファンのヴァイツェンが飲める店はあるが(パウラナーはここここ、バイエンシュテファンはここここである)、エルディンガーのヴァイツェンはこのイベント以外では、普段はなかなか飲めない。

 と思ったら、何と仙台市内に常時エルディンガーのヴァイツェンが飲める店があった。それが「Wine & Formaggio Cave Timone(ティモーネ)」(仙台市青葉区国分町1-6-1ルナパーク一番町ビルB1F、TEL022-227-2952、19:00-2:00、日曜祝日定休)である。「Formaggio」とはイタリア語でチーズのこと、「Cave」は英語で洞窟や地下蔵のことである。その通り、一番町と国分町の間に挟まれた路地のビルの地下にある、隠れ家的な店である。酒はワインがメイン、料理はイタリアンであるが、生ビールはなんとこのエルディンガー・ヴァイスの樽生のみである。日本の大手のビールの樽生がいくつか置いてあって、その上にこれがあるというのではないのである。生ビールはこれだけ!という、それがすごいと思う。聞けば案の定(?)、マスターもこのビールが好きなのだそうである。

 中はカウンター席がメインで、テーブル席は壁際に小さなのが2席のみというこの店、まさに隠れ家的な店にしたかったらしく、宣伝などもほとんどしていないそうである。おっと、ではここでの紹介も、控え目にしておかなければいけない。私のようなヴァイスビール好きが大挙して訪れるようなことになれば、お店に迷惑が掛かりそうであるし(そのような心配はほとんどないだろうが)。

 誰かと語らいながらお酒を楽しむということもできるし(その場合は「お通し」として出てくるチーズやハムやパンなどが盛り合わされたプレートだけでも十分である)、しっかり食事をということであれば、前菜からデザートまでマスターが腕によりをかけたイタリアンを堪能することもできる。

 私の中で「隠れ家」的な店と言うと、以前紹介したRED HOT」、これまた以前紹介した隠空」だったが、この「Timone」も同じように私の「隠れ家」認定である(笑)。「RED HOT」はフランス家庭料理(&カレー)の隠れ家、「隠空」は和食の隠れ家、そしてこの「Timone」はイタリアンの隠れ家ということになる。ビールについて言えば、「RED HOT」は外国のビール(&シメイの樽生)、「隠空」は地ビール、そして「Timone」はエルディンガーの樽生ということで、それぞれ「キャラが立っている」ので、料理共々その日の気分などによって「隠れ家」を変えられそうである(笑)。

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