2010年08月08日 

仙台散歩その42〜泉区(とその近辺)のオススメカレー店

今から10年以上も前のことになるだろうか。かつて、泉区の泉ヶ丘に「ちゃんだん」というカレー屋さんがあった。若いご夫婦が切り盛りしていたそれほど大きくない店だったが、インドカレー、タイカレー、スリランカカレーの3種類のカレーを出し、しかもそのどれもがおいしいという稀有な店だった。中でもインドカレーは私の大のお気に入りで、このカレーを食べたいがために、週1回は必ず足を運んでいたほどであった。今でもこの「ちゃんだん」のインドカレーを上回るカレーには出会っていないように思う。

 しかし、この「ちゃんだん」、残念ながら閉店してしまい、私の泉区通いも終わった。それ以来、カレーを食べに泉区に行くということは久しくなかったが、探してみるとその後泉区内にもカレーのおいしい店がいくつかできていた。


443531.jpgセイロンティー&カリー プンチランカ

 かつて「ちゃんだん」があった泉ヶ丘にできたスリランカカレーの店。元々はスリランカ直輸入の紅茶を販売する専門店だったが、食文化を含めてスリランカの文化を伝える拠点にということで現在の店になったそうである。「ひげのおんちゃん」が一人で切り盛りしている。

 「ちゃんだん」がなくなり、以前紹介した亘理のフレスコキクチのスリランカカレーもなくなって、スリランカカレーが味わえる店としてはこれまた以前紹介した老舗のスリランカセンターしかなくなっていただけに、新店の開店はカレー好きには嬉しい。

 ここでは、「スリランカと日本の食材の融合」を掲げ、スパイスとパリップ(インドの挽き割り豆)以外の食材は国内産で、米と野菜は宮城県産のものを使っている。私が訪れた時は、チキンが東北、じゃがいもが北海道、パリップがインド、なすが高知、ゴーヤーが鹿児島、いんげんが宮城とあった。

 メニューは、好きなカレー2種類にサラダがつく「カリーセット」と、カレー3種類にサラダ、デザートがつく「スペシャルカリーセット」がある。十数種類のスパイスとココナッツミルクを使ったというスープ状のカレーは、確かにインド系のカレーとも違う味わいでおいしい。セイロンティーも各種楽しめる。


825111.jpgカレーと珈琲の店 あちゃーる

 泉パークタウン高森の住宅地の中にあるインド・ネパールカレーとコーヒーの店である。「ネパール人が作ったインドカレーのレシピを日本人が作る」というコンセプトのカレーが食べられる。

 メニューは、カレー単品の「エクターリー」、メインカレーとサブカレーが選べて薬味とチャパティー、ターメリックライスがつく「ドゥイターリー」がある。カレーはチキン、マトン、キーマ、エッグに日替わりの5種ある。

 面白いのは辛味の調節で、よくあるチリペッパーなどではなく、50,000スコヴァル(スコヴァルとは辛さの単位らしい)の辛さを誇る「カラミゲンA」、それでも物足りない私のような人間には、タバスコの500倍辛いという謎の赤い滴が出される。

 私にとって嬉しいのはこの店、ビールがけっこう充実していることである。ネパールとインドに縁があるので、ネパールのアイスビール、エベレストビール、インドのマハラジャ・プレミアム、キングフィッシャー、ゴールデンイーグルがあるのにはあまり驚かないが、これらに加えて、ベルギーのアヘル、ウェストマール・トリプル、デュベルが置いてある。しかもいずれも小瓶ではなく大瓶である(なぜかは知らないが小瓶より大瓶の方がおいしいと思う)。泉区内でこうしたビールが飲める店は、以前地下鉄泉中央駅近くにあったビアバーが閉店して以来見つけられていなかったので、その意味でも貴重な店である。


404121.jpgキッチン味楽(キッチンみらく)(黒川郡富谷町東向陽台2-11-3、TEL0120-37-8120、022-372-8120、11:00〜14:30、17:00〜20:00、月曜定休)

 泉区と言うか、住所は既に隣の富谷町になってしまっているが、ここは正真正銘の穴場店である。ネット上にも情報はないようである。私も教えてもらって初めて知った。

 以前紹介した「おおわ田」には私の職場の上司がよく足を運んでいるが、そこに時々「グルメの達人」のような人が現れるのだそうである。その人は県内のおいしい店の情報に極めて詳しいらしく、しかも決して有名店でない店まで熟知しているのだそうである。その人に上司が「カレーが一番おいしい店はどこですか」と聞いて出てきた答えがこの「キッチン味楽」だったそうである。

 実際行ってみると、この店、東向陽台の住宅地の中にある一見何の変哲もない食堂で、メニューも洋食と中華、うどん、そば、丼ものがメインである。しかし、よく見ると確かに「インドカレー」があった。「C定食」がそれで、「スパイスたっぷりインドカレー」とライス、「生野菜」(サラダとは呼ばないらしい)がセットで750円である。そのインドカレーについては、「インド人から直伝」、「小麦粉を使用していない」、「味は日本人向きにしている」ことが店内の壁に書かれている。

 食べてみると、確かに「日本人向けにしている」というだけあって辛さこそさほどでもないが、その割にとてもスパイシーである。どの味が突出しているわけでもなく、とてもバランスの取れた味わいである。他のメニューから見ると明らかに異彩を放っているこのインドカレー、さすが「グルメの達人」が一押しするだけあって、カレー好きの人にオススメできる味である。


追記(2010.11.8):上で紹介した「プンチランカ」であるが、何とスリランカカレーの提供をやめてしまったそうである(店自体はまだある)。ちゃんだんと言い、フレスコキクチと言い、スリランカカレー、なかなか定着しないようである。そう考えると一貫してスリランカカレーのみを提供している名取のスリランカセンターはやはりすごいと思う。


140107-133743追記(2014.1.7):久しぶりに「キッチンみらく」に行ったら、嬉しい事にカレーのメニューが増えていた。従来のインドカレーは「本格インドカレーライス」として健在で、それ以外に、焼いた小麦粉を使用したルータイプでかつスパイシーな「みらく特製カレーライス」(通常の「カレーライス」とは別物)と、「インドキーマカレーライス」が加わった。

 さらに、菜食主義の人でも食べられるように、これら3種のカレーのベジタリアン版、「ベジタリアンカレーライス」、「ベジタリアンインドカレーライス」、「ベジタリアンキーマカレーライス」もある。ベジタリアン版はスープも通常のものとは別に野菜からだけ取っており、菜食主義の人でも安心して食べられる。キーマカレーライスのひき肉は「大豆ミート」を使用している。

 ちょっと見ない間にすごい充実ぶりである。そのわけをご主人に聞いてみたところ、「最近、ブログでも紹介されて、それを見た人が来てくれるようになったので、手を抜かないで一生懸命作りたいと思った」とおっしゃっていた。それというのはひょっとして、このブログもちょっとは貢献できたということだろうか。だとすれば嬉しい限りである。

この記事へのコメント

1. Posted by かなぽよ   2017年12月20日 18:31
5 以前ご紹介されていたキッチンみらく
今年で閉店しますよー
2. Posted by 大友浩平   2018年01月02日 01:16
かなぽよさん、情報ありがとうございました。
お蔭様で、閉店前にあのカレーを味わうことができました。
美味しいカレーだったので、なくなるのはホント残念でした。

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