2010年11月25日 

東北で地ビールが飲める店その56〜山形県天童市

d1e4b62f.jpg  天童市は山形市の北隣に位置する人口6万3000人の市である。以前紹介した、山形市の南隣にある上山市と共に、温泉で有名なところであると共に、ラ・フランスやさくらんぼ、もも、りんご、ぶどうなどの果物でも知られる。また、天童市は将棋の駒の生産でも有名で、全国の将棋の駒の大部分を生産するという、全国有数の「将棋の町」である。毎年4月中旬に開かれる「人間将棋」は有名だが、それ以外にも街中の歩道に「詰め将棋」があしらわれていたり、街の至るところに将棋を感じさせるものがある。

 さて、この天童市であるが、以前ちょっと紹介したように、2箇所地ビールを醸造しているところがある。正確に言えば、いずれも「ビール」ではなく「発泡酒」なので、「地発泡酒」と言うべきなのかもしれないが、とにかく一つの市にそうしたところが2箇所あるのは、現在、東北では他に岩手県盛岡市(ベアレンのビールとステラモンテのビール)、秋田県仙北市(田沢湖ビールと湖畔の杜ビール)である。

 以前山形市のところで紹介したことがあるが、天童市の2箇所の醸造所のうち、1箇所は「将棋むら天童タワー」にある、「将棋(こま)のさとブルワリー」である。天童タワーは天童市の街中からはちょっと離れた国道13号線沿いにあり、JR天童駅から歩くと30分はかかる。屋根の大きな将棋の駒が目印である。タワーと言ってもそれほど高い建物ではないのだが、中にレストランがあり、そこで地発泡酒の樽生を飲むことができる。以前は、「果実むらブルワリー」というのがあって(醸造所は「将棋のさとブルワリー」と同じ)、そこが天童の自慢の果物を使った発泡酒を醸造していたのだが、最近は見かけない。

 もう1箇所は、天童温泉の温泉街の中にある「桜桃の花 湯坊いちらく」(写真参照)の中にある「天童ブルワリー」である。ここでは、温泉客をオリジナルのビールでおもてなししたいとの考えから、醸造所を作ったそうである。「ビールでもてなしたい」と考える辺り、きっとここの社長はかなりのビール好きに違いない(笑)。ここでは、山形の誇るさくらんぼを使用したチェリービール「聖桜坊(セントチェリー)」、そしてこれまた山形の誇るそばを使用した「SOBA DRY(そばドライ)」が飲める。しかし、飲めるのはこのいちらくに宿泊した人だけである。それ以外の人は山形市内にある「かくれ居酒屋 桜桃の花」で飲むことはできる。

 これら2箇所以外に天童市内で地ビールなどが飲める店を飲食店が集中している天童温泉の温泉街を中心に探してみたが、残念ながら見つけられなかった。地ビールが飲みたければ「湯房いちらく」に泊まるか、駅から30分歩くか、という選択になりそうである。


追記(2016.11.22):山形市内の「かくれ居酒屋 桜桃の花」は残念ながら閉店してしまった。「天童ブルワリー」の地ビールを飲みたい場合は「湯坊いちらく」に宿泊するか、年に数回開催されるイベントに参加するかということになりそうである。


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