2011年11月30日 

東北の逸品その24〜日本一大きい「西明寺栗」

111110-235100 秋の味覚と言えば、柿と並んで思い浮かぶのが栗である。秋田県仙北市の旧西木村西明寺地区には、大きさが日本一と言われる大きな栗がある。それが「西明寺栗」である。秋田藩の殿様が京都や岐阜などから栗を取り寄せて栽培を奨励させたのが始まりだそうだが、西明寺地区の農家が代々栽培を続け、自然交配による改良を続けた結果、現在のような大きな栗のなる地域となったのだそうである。藩政時代には、この大きな栗を年貢米の代わりに納めていたとも伝えられている。

 西明寺栗では、通常よく市場に出回るMサイズはあまりなく、最低でも大きさが3cm超、重さが30g前後のLサイズで、その上のLLサイズがあり、さらにその上の3Lサイズがある。3Lともなると、大きさが4cmにも達する。毎年行われる「西明寺栗 年度日本一コンクール」では過去、幅5.7cm、高さ4.7cm、重さ66gという3Lサイズも超える超特大の栗が出品されたこともあるそうである。

 と、数値を並べても今ひとつピンと来ないかもしれないが、この西明寺栗、「赤ちゃんのこぶし大の大きさ」とも形容される。どこかにそれを示した写真でもないかと思ったら、実際にネット上にあった(参照サイト)。写真を見ると赤ちゃんのこぶしどころか、それよりはるかに大きいのが分かる。

 このように、とかくその大きさが取り沙汰される西明寺栗だが、もちろん味もよく、決して「大味」ということはない。栗ご飯にもなるようだが、渋皮が薄く、煮崩れしない特徴があるため、渋皮煮で食べられることが多いようである。

111122-080921 というわけで、実際にその渋皮煮を作ってみたところ、確かにおいしかった。鬼皮を剥いたりアクを抜いたりする手間はあるが、手間を掛けた分以上の満足が得られる。渋皮煮が面倒くさいという場合は、その大きさを生かして鬼皮ごと茹でて、半割にしてスプーンで食べるというのもよいそうである。


anagma5 at 00:05│Comments(0)TrackBack(0)clip!東北の逸品 

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