2012年06月12日 

東北で地ビールが飲める店 番外編その18〜オクトーバーフェスト in 仙台

120612-195211 震災の影響で昨年は9月のみだったオクトーバーフェストが、今年は例年通り6月と9月の2回開催されることになり、6月の方の「オクトーバーフェスト in 仙台」が10日(日)から17日(日)の予定で開催されている。

 これまで6月の方は「ジャーマンフェスト」という名称だったが、やはりオクトーバーフェストの名の方が通りが良いのか、今年は「オクトーバーフェスト in 仙台」という名称となった。ちなみに、9月の方は「仙台オクトーバーフェスト2012」という名称である。微妙に名称が異なるが、それは6月の「オクトーバーフェストin仙台」と9月の「仙台オクトーバーフェスト2012」とで主催者が異なることによるもののようである。

 6月の方は東京にあってお台場や日比谷、芝、豊洲、神戸、長崎など各地でオクトーバーフェストを開催している「オクトーバーフェスト実行委員会」が主催で、9月の方は仙台に事務局を置く「仙台オクトーバーフェストプロジェクト」が主催なのである。もちろん、ビール好きにとってはおいしいビールが飲めるのであれば、主催者の違いなど与り知らぬことではある(笑)。

 さて、今回の「オクトーバーフェストin仙台」で特筆すべきは、何と言ってもドイツビールの種類の多さである。この辺りはさすがに各地でオクトーバーフェストを開催している主催者の底力という感じだろうか。私が好きなヴァイツェン系のビールだけ取ってみても、おなじみのエルディンガー・ヴァイスビアヴァイスビア・デュンケルパウラナー・ヘーフェ・ヴァイスビアとヴァイス・デュンケルに加え、バイエルン王家のヴァイツェンというケーニッヒ・ルートヴィヒ・ヴァイスビア・ヘル、ミュンヘンの6大醸造所に数えられるハッカープショールのへーフェ・ヴァイスビア、DLGドイツ最高金賞、ドイツ連邦栄誉賞を受賞した醸造所のエンゲル・ヴァイスビア、現存する最古の醸造所と言われるヴァイエンシュテファンのヘフェ・ヴァイスビア、これに仙台のオクトーバーフェストではすっかりおなじみとなった山梨の富士桜高原麦酒のヴァイツェンも加わり、何度通ったらすべて飲み比べられるのだろうという感じである(笑)。

 例年通り、6月の方は東北の地ビールの出展は少なめだが、地元宮城県の仙南クラフトビール松島ビールが飲め、茨城県の常陸野ネストビールも飲める。また、サイトには出ていないが、富士桜高原麦酒のブースには福島県の福島路ビール猪苗代地ビール、長野県の志賀高原ビールもある。フードメニューも今回は本場ドイツのソーセージなどがメインだが、地元仙台の居酒屋北の一チェーンが「東北応援ブース」として出展して、唯一地鶏焼きなど和風の料理を出している。

120612-192812 例年会場を盛り上げるバンド演奏も健在で、今年はミュンヘンのオクトーバーフェストで毎年演奏を行っているというディー・キルヒドルファーが、連日演奏を行っている。仙台を含む東北南部は9日に梅雨入りしたが、雨にも負けず本場ドイツに先駆けて行われるこの仙台のオクトーバーフェストを楽しみたいと思う。

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