2014年01月16日 

「東北魂ビール」登場!

644351_739253849435830_1768232820_n facebookに日常で遭遇したあれこれを書いていると、それだけで書き終えた気になってしまったりする。facebookは私の友人が読んでくれるものであり、それ以外の人は当然ながら読んでいない。日々の大部分のことはそれで事足りることが多いのであるが、そうでなく友人以外にも広く伝えるべきこともある。この「東北魂ビール」はまさにその典型だと思ったので、無くなる前に取り急ぎお伝えしたい。

  東北の地ビール醸造所3社が、昨年11月に集まった。集まったのは秋田のあくらビール、岩手のいわて蔵ビール、福島の福島路ビールである。この3社がただ「品質のよいおいしいビールを醸造したい」との合言葉の下に、お互いの醸造技術、知識、経験を集めて一緒に一つのビールを創ることになった。そうしてできたのがこの「東北魂ビール」である。

1534364_751287898232425_1567644035_n スタイルは、「アップルジンジャーIPA」で、福島産のりんご、岩手・一関産の生姜、それに秋田あくらの醸造長長谷川さんこだわりのホップを使ったビールである。飲んでみると、今までのどのビールとも違う味わいがする。そして、その中に、しっかり効いたホップの使い方は秋田のあくらビール、リンゴの絶妙な配合はフルーツビールに秀でた福島路ビール、全体として角がなくバランスが取れているところはいわて蔵ビールの良さがそれぞれ出ていると思った。

 この「東北魂ビール」は、瓶や缶はなく、樽のみの販売で、2,000L限定である。飲める店は世嬉の一酒造のブログで確認できる。北は北海道から南は鹿児島までの70のお店で味わえる。ただ、今月10日前後から提供されているので、少量の仕入れだったところはそろそろ品切れになってきているかもしれない。要事前確認である。しかし、ビール好きにはぜひ一度味わってみていただき、「東北魂」を感じていただければと思う。

 必ずしも東北以外の地ビール事情に詳しいわけではないが、地ビール醸造所同士が協力して1つのビールを創り上げるという試みはこれまであまりなかったのではないだろうか。その意味で、大いに注目される取り組みといえる。

 「東北魂ビール」、毎年醸造するとのことで、これからがまた楽しみである。


140604-203842追記(2014.6.4):「東北魂ビール」の第二弾、「シングル魂ラガー」が 先月下旬からお目見えしている。今回は夏が近いということで、「爽やかな苦み」が特徴の、炭酸強めのビールである。

 今回は既に品薄らしく、なかなか飲めるところがないようである。仙台では国分町の「アンバーロンド」で飲める(まだあれば…)。それから別のところにも書いた通り、 交流戦の期間中、楽天のホームであるKoboスタ宮城で試合がある日はスタジアム前の広場で「東北地ビール祭」が開催されており、いわて蔵ビール、あくらビール、福島路ビールが樽生で飲めるが、ここでもこの「シングル魂ラガー」が飲める。

 次は11月頃醸造の予定だそうである。今度はどんなビールができるのか楽しみである。 

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