2017年06月07日 

ついにできた!仙台初の地ビール!〜東北で地ビールが飲める店その75

DSCN0649 ことあるごとにぼやいていたのだが、日本の百万都市の中で地ビールがないのは仙台だけである。
 宮城県内には4つの地ビールがあるが、いずれも仙台市ではない。
 誰か造ってくれないかなぁと常々思っていたのだが、今年の初めくらいから、どうやら仙台にブルーパブ(ブルワリーとパブが一体となった店舗兼醸造所)ができるらしい、という話をあちこちで聞いた。
ただ、その詳細がさっぱり分からず、いつ、どこで、誰が始めるのか分からないままでいた。

 そうしたところ、塩竈市内で私の行きつけのお店の一つである「Bar Argon」のマスターの武藤さんから、仙台でブルーパブを立ち上げるという人と会った、という話を聞いた。
 武藤さんもゆくゆくは塩竈で地ビールを醸造しようと準備している人なのだが、そのために税務署主催の講習会に参加した折に、その人と会って連絡先を交換してきた、とのことだった。
 そこで武藤さんが聞いたというその人の電話番号を教えてもらい、電話してみた。

 電話の相手は今野高広さんという方で、ちょうど去年の6月から準備を進めていたそうである。
 これまではいつ醸造免許が得られるか分からなかったので積極的には情報を発信していなかったそうだが、その醸造免許が順調にいけばこの8月にも得られる見通しとなったので、ちょうど情報を発信し始めようとしていたところだったとのことであった。
 今野さんはベルギービールがお好きで、それで当初はベルギービールのお店を始めようと考えていたが、仙台市内には既にダボスを始め、ベルギービールのお店が複数あったことから、差別化を考えてブルーパブを始めることにしたそうである。

 ぜひ中を見せていただきたいとお願いしたところ、準備中のそのブルーパブを見せてくださるということで早速足を運んでみた。
 場所は若林区穀町(こくちょう)の穀町郵便局の斜め向かい辺りで、既にお店の内装はほぼ出来上がっていた。
 自宅を改装して造ったカウンター席が6席のお店で、やはり自宅内にある醸造所でできた出来立てのビールが飲める。

 住所としては若林区石名坂だが、ビールの名称は「穀町ビール」、そしてブルーパブの名称は「ビア兄(にいに)」となるそうである。
 元々ベルギービールがお好きということで、ハイアルコールのビールなども醸造する予定とのことであった。

 素晴らしいと思ったのは、この「穀町ビール」、県外には卸さないつもりだということである。
 その心は、このビールが飲みたいということであればぜひ仙台に足を運んでほしい、という願いからで、そうでなくてどこでも手に入るようだと地域活性化にはつながらないという問題意識が今野さんにはおありだった。
 逆に仙台市内では飲めるお店をここ以外にもつくりたいそうで、早くも既に10くらいの飲食店が「穀町ビール」を置いてくれることになっているそうである。
 また、宮城県内の地ビールは店に置きたいと考えているとのことであった。

 醸造免許は8月にも得られる見通しとのことで、そこから醸造を始めて、順調にいけば8月末から9月には開店できるようである。
 この穀町、私の職場から徒歩で5分くらいのところである。
 そのような場所にブルーパブができてしまったら毎日のように通ってしまうのではないかと今から心配であるが、とにかく開店が待ち遠しいところである。


追記(2017.9.29):ブルーパブ「ビアニーニ」(最終的にこの表記になったらしい)の開店日が決まった。1か月後、10月29日(日)の昼12時とのことである。楽しみである。

追記(2017.9.29):10月29日(日)は1日限定のプレオープンとのことであった。11月以降については、仕込みの日程が決まり次第改めてアナウンスがあるそうである。

追記(2017.10.29):
DSCN0917 「穀町ビール」の醸造所兼店舗である「ビア兄(にいに)」のプレオープン、12時からとのことで、12時に行ってみたら既に行列ができていた。
 この日はプラカップで1杯500円で提供されていたが、その場で飲む人の他に、瓶での購入を求める人も多くいて、用意した瓶はあっという間に品切れとなっていた。


DSCN0918 この日飲めた「穀町エール」は濃褐色のアルコール度数10%のビールであるが、濃厚ながらとても飲みやすい味に仕上がっていた。
ベルギーのトラピストビールと同系統の味、と言うとベルギービールが好きな人には分かってもらえるかもしれない。
ハイアルコールのビールを作りたいというお話は以前伺っていたが、よもやそれを最初に造ってしまうとはすごいの一言である。
これからどんなビールが出てくるか楽しみである。

DSCN0922 お店の方は今野さんご夫妻が切り盛りされていたが、ご近所の方、今野さんご夫妻のお知り合い、そして私のようなビール好きが、初対面ながらお互いに和気あいあいと話しながら仙台初の地ビールとなるこの「穀町エール」を飲んでいた。
人と人の距離を近づけるビール、そしてお店であった。

 なお、正式オープンは11月20日(月)となるそうで、それ以降は、月・木・金の19時から22時までの営業となるとのことである。
また、荒町の及川酒造店で瓶が購入できる他、一番町の「旨い屋 楓」、国分町の「仙一ホルモン」、「アナログガーデン」でも「穀町ビール」が飲めるそうである。


追記(2017.11.10):瓶の「穀町エール」がこれである。
171110-183330アルコール度数10%を表す「」があしらわれている。
今のところまだ一般には販売されていないが、及川酒造店では11月20日(月)から販売開始とのことであった。

 なお、明日11月11日(土)も19時から22時まで、「ビア兄」が臨時オープンするそうである。
プレオープンには行けなかったが20日(月)の正式オープンの前に飲みたい、という人にはうってつけである。


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