2018年03月31日 

東北で地ビールが飲める店その79〜秋田県羽後町

WP_20180322_13_05_08_Rich 羽後町は秋田県の内陸南部にある、人口約14,000人の町である。お盆に毎年開催される「西馬音内(にしもない)の盆踊り」で全国に知られる。西馬音内と言えば、そばが美味しい。江戸時代の文政元年(1818年)に創業したという「弥助そばや」を始め、町内には少なくとも7軒のそば屋がある。新潟のへぎそばと同様の、つなぎにふのりを使った、つるつるとのど越しのいいそばが食べられる。西馬音内ではこのそばを「冷がけ」という冷たいかけそばで食べるのが一般的である。ちなみに私のお気に入りは、だいぶ以前にも書いたが、「松屋」である。

WP_20180322_13_59_40_Rich さて、この羽後町に昨年7月に新しい地ビール「羽後麦酒(うごばくしゅ」(雄勝郡羽後町西馬音内字本町109、TEL0183-56-7890)ができた。今月お邪魔させていただいたが、味噌蔵だったところを改装して醸造所としている。代表の鈴木隆弘さんによれば、元々あった地酒の蔵元があったそうだが、四半世紀前に廃業してしまったのだそう。地元のお酒で地域を元気づけたいと、10年以上前から地ビール造りを考えていたそうだが、このほどその思いがようやく形になったわけである。

 地元密着ということで、ゴールデンエール、IPA、ペールエール、ベルジャンホワイトといった地ビールで定番とも言えるビール以外に、地元の豊富な食材を取り入れたビールも積極的に醸造している。これまでに、食用菊、イチゴ、ブルーベリー、ゆずを使ったビールを造っている。醸造設備が小さいことを活かして、多品種少量生産の形で様々なスタイルのビール造りにチャレンジしている。




WP_20180322_14_08_43_Rich 東北では、イチゴを使ったビールは夢花まき麦酒やみちのく福島路ビール、松島ビールが醸造していて、ブルーベリーを使ったビールは青森市にあり、ゆずを使ったビールは宮城県石巻市の「石巻日和」があるが、食用菊を使ったビールは東北はもとより全国にも類例がないのではないかと思う。羽後町と言えば、先に書いたようにそばの美味しい地域。ひょっとすると今後、そばを使ったビールも出たりするかもしれない。

WP_20180329_00_00_08_Pro このビール、残念ながら醸造所では飲めないが、醸造所に隣接している「ワインバー蔵しこ」(雄勝郡羽後町西馬音内本町109、TEL0183-55-8384)の他、町内では「居酒屋炭炭(たんたん)」(雄勝郡羽後町西馬音内中野11-12、TEL080-3327-5459)「居酒屋あうん」(雄勝郡羽後町西馬音内上川原2-6、TEL0183-62-0738)で飲むことができる。これらの店では全て瓶での提供だが、横手市十文字町の「Re:MIX」、秋田市の「サミット」、湯沢市の「湯沢グランドホテル」では樽生が飲める。

この記事にコメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価: 顔