東北の食べ処  

2009年05月06日

東北の食べ処その18〜受け継がれ発展する秋田県北の「ラーメンの雄」の味

いろいろと意見はあるだろうが、かつて大館市にあった「飛騨ラーメン」と能代市にある「十八番」は、秋田県北を代表するラーメンと言っても過言ではないと思う。それだけに、飛騨ラーメンが閉店した時はとても残念な思いをしたし、同じ思いの人は他にも大勢いたに違いない。十八番の方は今も健在だが、こちらも一時店主の体調不良で長期閉店したことがあり、やきもきしたものである。


 その一方で、こうした多くの人を引き付けるラーメンというのは、どんな形であれ着実に受け継がれていくもののようである。と言うのも、飛騨ラーメンや十八番に影響を受けてできたラーメン店がこの地に新たに生まれ、確実にファンを獲得しつつあるからである。

 ここでは、そうした店のうち、私の知っている3つの店を紹介したいと思う。


114029孝百(こうはく)(大館市片山町3-11-32、TEL不明、11:00〜20:00、火曜定休)

 かつて飛騨ラーメンがあった場所のすぐ近くにできた、まさに飛騨ラーメンの再来かと思わせられるラーメンを出してくれる店である。この店ができたことで、飛騨ラーメンに近い味わいのラーメンがまた味わえるようになったことに感謝したい。

 店主自身もやはり飛騨ラーメンが大好きだったそうで、それがきっかけとなって試行錯誤の末にこのラーメンを生み出したのだそうである。飛騨ラーメン同様かんすいを使わない白くてモチモチ感のある麺に、化学調味料を使わない自然な旨みのスープを合わせた飽きない味のラーメンである。

 通常のラーメンの他に、1日30食限定の魚だし濃厚中華もある。


143225佐藤中華そば楼 by ねぎぼうず(大館市片山1-1-5、TEL不明、11:00〜14:40、日・月曜祝日定休)

 元は旧二ツ井町にあった「ねぎぼうず」が、大館市に移転オープンした。こちらの店主は十八番のラーメンを食べたのがきっかけで店を出したとのことである。白くて細いストレートな麺に、魚だしの効いた透明感のあるスープが特徴である。

 レモンが浮かび、いろいろな粉が沈むところは十八番を彷彿とさせるが、そこから出発してオリジナルの味を生み出すことに成功している。辛みそ、魚多め、玉ねぎ脂、しょっぱめなどのトッピングがあり、自分の好みの味にアレンジできる。昼時ともなると1時間待ちとなることすらある人気店となっている。その辺りも十八番譲りと言うべきかもしれない。


142219麺屋もと(能代市高塙213-3、TEL0185-54-8025、11:00〜15:00、月曜定休)

 能代市街から東能代方面に国道7号線を北上したところにある(K'sデンキと路地を挟んだ向かい)。ここも十八番の常連だったという店主が開いた店である。

 やはりスープにレモンが浮き、ナッツ類が入っているところは十八番の影響を感じさせるが、鶏と魚から取っただしがベースのスープは、オリジナルの味に仕上がっている。麺は十八番のものに似た細麺である。昼時のみの営業というのも十八番と同様である。



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2009年04月08日

東北の食べ処その17〜福島県福島市

090615-142053インドベジタブル料理マナズ福島栄町店
 福島市に以前からあるインド料理店(写真参照)。新町にある本店の他、福島駅近くの栄町店がある。駅前店のランチは日替わりのカレーライスがなんと540円で、これはインドカレーのランチとして東北最安値である。大盛りでも同値段なのが嬉しい。

 が、ここのすごいところは実はこの東北最安値のカレーではない。その上のランクのランチは他のインド料理店のランチ同様、カレーとライスorナン、サラダ、デザートなどがセットになっているが、そのいずれもお代わり自由なのである。つまり、バイキングと同様、カレー、ライスとナン、サラダ、デザートのどれも好きなだけ食べられる、非常に太っ腹な(食べた人も太っ腹になる)ランチなのである。おいしいカレーをとことん食べられる。なお、本店では「普通の」カレーバイキングのランチをやっている。

追記(2013.1.28):新町の本店が閉店となっていた。上記サイトにもアクセスができなくなっている。栄町店(福島市栄町12-1、TEL024-522-2787、11:30〜14:30LO、17:30〜24:30LO)のみ通常通り営業している。

追記(2014.7.3):MANA's RASOI(マナズ・ラソイ)が、仙台に出した店と同様のインドベジタブル料理専門店「マナズ」としてリニューアルオープンしていた。毎日やっているお代わり自由のランチは健在である。


シルクロード 自然料理 刀削麺(福島市舟場町1-1、TEL024-521-8678、11:30〜14:00、17:30〜22:00、日曜定休)
 正直、どこまでが店名なのか今一つ分からないのだが、看板通りに記すとこのようになる。添加物などを一切使わない自然の味付けが売りの料理、中でも大きな包丁で生地の塊から麺を削り出す刀削麺がおいしい店である。

 刀削麺は客の目の前でやってくれるので、その見事な技を目の当たりにすることができる。本場の味を再現した四川風のマーラースープ刀削麺が私のオススメである。

追記(2013.1.28):残念ながらだいぶ前に閉店しており、現在ではフナバカフェというハンバーガー専門店となっている。

 刀削麺は、福島県内では他に、郡山市内に「酒菜 刀削麺」という店がある(郡山市駅前2-6-1、TEL024-934-5801、11:30〜14:00、17:00〜2:30、月曜定休)。


屋台ラーメン よしだ屋(福島市栄町11-1、TEL024-522-6264、12:00〜25:00、日祝日定休)
 屋台から始まったという福島市内の老舗ラーメン店で、現在は福島駅近くの駐車場の敷地内に「定住」している。極細とも言うべき細麺とあっさり味のスープのラーメンがおいしい。

 辛味ねぎのねぎみそラーメンと、韓国唐辛子を使ったとんがらしラーメンが私のオススメだが、ねぎみそとんがらしラーメンなど、メニューにないアレンジも客の要望に応じてしてくれるのがいい。

追記(2013.1.28):よしだ屋は福島交通飯坂線の医王寺前駅近くの国道13号線沿いに移転している(福島市飯坂町平野遠原34-1、TEL080-2819-6033、11:00〜15:00、無休)


元祖 円盤餃子 満腹(福島市仲間町1-1、TEL024-521-3787、火曜定休、16:30〜なくなり次第終了)
 福島市は、実は知る人ぞ知る「餃子の町」である。しかも、福島市においては、餃子はビールなど酒の肴として食べられることが多く、夜間のみ営業の店も多いので、「夜の餃子」と言われている。ここ満腹はその中で一番の老舗で、今も福島餃子の代名詞的存在である。

 ここの名物は円い大皿に30個の餃子をぐるっと並べた「円盤餃子」で、これが他店にも広まって福島餃子と言えば「円盤餃子」を指すまでにもなった。しかもこの円盤餃子、白菜をふんだんに使ったあっさり目の味であることから、一人でもけっこう楽に食べられてしまうのである。常連さんなどは、2人で来て3皿頼んだりするそうである。


餃子 照井
 飯坂温泉街の中にある、満腹に次ぐ老舗の餃子店である。夕方などは行列ができていたりする人気の店である。満腹が白菜の旨みを重視しているのに対し、こちらはキャベツを使った餃子が特徴である。やはり、客のほとんどが円盤餃子を注文する。


ダンケシェーン(TEL024-524-0565、福島市栄町7-14、11:00〜24:00、不定休)
 福島駅近くにあるアイスクリーム店である。さまざまな素材を用いたソフトクリームがとてもおいしい。特筆すべきは営業時間で、アイスクリーム店としては非常に珍しく、深夜まで営業している。

 この界隈で飲んだ後、ラーメンが食べたくなってよしだ屋でラーメンを食べ、その後アイスが食べたくなってここでソフトクリームを食べる、というのが、私のお決まりのパターンだったりする(笑)。


ロイヤルインドレストラン
 比較的最近できたインド料理店で、各地にフランチャイズを展開しているロイヤルインドグループの福島店である。興味深いのは、ランチの中に普通のカレーに交じってビリヤニがあることである。さすがにわざわざランチに加えるだけあって、なかなかの味である。

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2009年02月03日

東北の食べ処その16〜山形県村山地方∋碍岨坩奮

ff98d7e1.jpg原口そば(上山市原口527、TEL023-674-3101、11:00〜19:00※12〜3月は17:00まで、火曜定休)
 上山市の郊外にあるそば粉100%の手打ちそば店である。村山地方の山形市より北の地域では太打ちのそばが多いが、ここのそばは細打ちでそば粉100%でありながら喉越しがよいのが特徴である。同じくそば粉100%のそばがきも名物である。


水車生そば

 天童温泉の温泉街の中にある、大きな水車が目印の手打ちそば店である。そば粉100%の典型的な田舎そばが食べられる。温泉街にあるだけあって、山形県内の手打ちそば店には珍しく夜遅くまでやっているのがありがたい。あっさり味のラーメン「鳥中華」も隠れた名物である。

 天童市の郊外川原子には川原子店があるが(天童市川原子1374、TEL023-656-2001、11:00〜19:00、月曜定休)、こちらは天童温泉の店のご主人のお母さんが切り盛りしている。もちろん、こちらもおいしい。と言うか、こっちの方がいいという熱心なファンもいる。さすがお母さんの貫禄である。


伊勢そば(東根市野田219、TEL0237-42-3047、11:00-19:00、不定休)

 東根市の郊外にある手打ちそば店である。水車生そば同様、そば粉100%の太打ちそばが特徴で、決して行きやすい場所でないにも関わらず、昼時などはかなり混雑していることもあり、人気の程が窺える。


あらきそば(村山市大久保甲65、TEL0237-54-2248、11:00〜18:00、水曜定休、GW・祝日・お盆は要問合せ)

 山形県の村山地方に典型的なそば粉100%の太打ち田舎そばを全国的に有名にしたと言える店。古民家そのままの店構えで、こうした田舎そばがこの地域では普通に食されていたことを如実に物語っている。

 水車生そばにも伊勢そばにもきよそばにもあるが、この太打ち田舎そばをこの店では長方形の板に載せてふるまう板そばが名物である。一人前に相当する「うすもり」と、2,3人前はあろうかという「むかしもり」の2種がある。注文時に「おかずは?」と聞かれるのでつけてもらうと、山形のそば屋ではおなじみの「にしん煮」が出てくるが、これがまたここの田舎そばにぴったりの味である。


七兵衛そば写真参照、北村山郡大石田町次年子266、TEL0237-35-4098、11:00〜18:00、第1・3木曜定休、彼岸の中日・盆・正月休)

 村山地方の北にある大石田町の次年子地区はそばの名店が軒を連ねる地区だが、この店も他の店と同様、そば粉100%の手打ちそばが食べられる店である。次年子のそばはあらきそばなどのそばと違って比較的細打ちだが、喉越しもよくとてもおいしい。

 その中で、この七兵衛そばの特徴は、何と言っても1,050円でおいしい手打ちそばが食べ放題ということである。またつけ汁にも特徴があって、そばつゆを割るのは水ではなくて、大根の絞り汁であり、これがまた私的には絶品である。そばと一緒に自家製の漬物やきくらげなどが出てくるがこれもおいしい。


きよそば(北村山郡大石田町大字横山736、TEL0237-35-4245、11:00〜16:00、木曜定休)

 次年子地区を抱え、山形でも屈指のそば処である大石田町を代表するとも言える手打ちそばの名店である。休日ともなると、静かな山間の里にあるこの店には、周囲の雰囲気とそぐわない大型観光バスが何台も止まっていたりする。

 昼前から店内がいっぱいになることも多く、昼をちょっと過ぎると品切れで閉店してしまっていることもある。営業時間は16時までだが、16時まで開いているところは私は見たことがない。そば粉100%でありながら瑞々しく喉越しのよいそばがとてもおいしい。


追記(2009.1.25):重要な店を紹介するのを忘れていた。河北町の名物「つったい(冷たい)肉そば」である。

 役場のサイト内では14のそば店が紹介されているが、「一寸亭(ちょっとてい)」と「いろは」が2大勢力で、それぞれに熱心なファンがいる。私のオススメはと言うと、最初に食べたせいか、いろは本店(西村山郡河北町谷地中央2-1-15、TEL0237-72-3175、11:00〜18:30、木曜定休)の方である。


090412-193528追記(2009.4.12):天童温泉の温泉街の一画にインド料理スルターン写真参照、天童市鎌田1-4-12、TEL023-651-8827、11:00〜15:00、17:00〜22:00、無休)がオープンしていた。天童市内では初めてのインド料理店と思われる。地元のタウン誌などを見ても評判がいいようである。期待を裏切らないインドカレーが食べられる。


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2009年02月02日

東北の食べ処その15〜山形県村山地方〇碍岨堝

61c3b6b8.jpg丸五そば屋写真参照、山形市東原町1-3-19、TEL023-631-2515、11:00〜17:00、日祝日定休)

 山形と言うと、私も大好きな「そば粉100%の太打ち田舎そば」のイメージが強いが、山形市内はどちらかと言うと細打ちで喉越しのよいそばが多い。ここのそばもそのような細打ちの二八そばである。ただし、細いがとても長いのが特徴である。

 私にとっては、そばが大好物になるきっかけを作ってくれた思い出の店である。学生の頃、ここでそばを食べて、「そばってこんなにおいしい食べ物だったのか!」と思ったことを覚えている。今でもたまに食べたくなる味である。

 もう一つ、特筆すべきは天ぷらである。天ざるや天ぷらそばの天ぷらというのは普通エビだが、丸五そばを始め、山形市内の多くの店では、そばにつく天ぷらはゲソ天である。これがまたとてもおいしいのである。というわけで、ここでのオススメは何と言っても「もり天」である。

 ちなみに、普通盛りでもかなりの量だが、大盛りを頼むと、これでもかというくらいの量のそばが出てくるサービス精神旺盛な店でもある。

 山形市内に3店舗あり、山形市役所の裏手にある店が本店だが、私が好きでよく行くのは、写真の山大前店の方である。


番紅花(ばんこうか、山形市東原町1-12-29、TEL023-633-3191、12:00〜14:00、18:00〜21:00、日曜定休・不定休)

 27年前からカレーを出しており、山形で一番の老舗のカレー屋である。インド風のチキンカレーと欧風のポークカレーの二種があるが、私にとってはここは何と言ってもチキンカレーの店である。同様に思っている人は多いらしく、遅めに行くとチキンカレーが品切れになっていて残念な思いをすることもある。マスターもそれを十分意識しているらしく、チキンカレーがある時は店の外に「本日チキンカレーあります」の看板が出ている。

 マスターはまた、日本酒にも造詣が深く、夜は各地のおいしい地酒を出す居酒屋と化す。もちろん、締めにカレーも食べられる「カレー居酒屋」である。


鬼がらし(山形市南原町3-9-38、TEL023-631-0202、11:00〜21:00、水曜定休)

 山形で辛いラーメンと言うと、以前紹介した龍上海の存在感が圧倒的だが、私はここのラーメンも好きである。みそラーメンはノン辛、小辛、中辛、大辛、超辛と、好みに応じて辛さが選べる。私にとっては大辛がちょうどよく、超辛は未知の世界である。辛いだけでなく、魚系のだしの効いた旨みのたくさん詰まったスープはあっさり味でとてもおいしい。

 龍上海は横浜のラーメン博物館を唯一の例外として山形県外には出ないが、鬼がらしは仙台など宮城県内にも進出しており、私にとって食べようと思えばいつでも食べられるのがまたありがたい。


手打ちラーメンひろや(山形市双葉町1-3-29、TEL023-647-4583、11:00〜20:00、不定休)

 JR山形駅の西口からほど近いところにある手打ちラーメン店。もちもちの縮れ麺とあっさり味のスープがおいしい。不揃いな手打ち麺に抵抗のある客のために、普通の中華麺も選べるなどの心配りもいい。ただ、私にとっては何と言っても自慢の手打ち麺をとことん味わいたい店である。


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2008年09月29日

東北の食べ処その14〜岩手県三陸沿岸

5c4ab037.jpgらーめんの千草久慈市二十八日町1-10、TEL0194-53-6997、11:00〜15:00、火曜定休)
 JR久慈駅前通りにある、三陸沿岸北部を代表するラーメン店。自家製麺の麺と鶏まるごとから取ったスープのバランスが良い。

 新横浜ラーメン博物館に出店したこともある。盛岡駅内にも支店がある(2010.9.7追記:盛岡駅構内の支店は別の店になってしまっていた)。


多良福(たらふく)(宮古市大通1丁目1-20、TEL0193-62-5607、10:30〜20:00、火曜定休)
 宮古市内にある手打ちラーメン店。宮古市内はおいしいラーメン店がいくつかあるが、私のイチオシはここである。手打ちらしい不揃いな縮れ麺とスープ以外余分なものはほとんど入っていない。

 しかも店名の通り量が半端ではない。どんぶりを埋め尽くす麺はインパクトがある。通常の店の1.5倍くらいの麺の量があるのではないだろうか。しかし、あっさりスープでくどくないので、あまり苦もなく全部食べられてしまう。


カリー亭宮古市磯鶏1丁目4-6、TEL0193-64-5484、土日祝11:30〜20:00、平日11:00〜16:00、月曜定休、写真参照)
 宮古市南部の国道45号線沿いにあり、三陸沿岸で本格的なインドカレーが食べられる貴重な店であり、かつ岩手県内で私が一番好きなカレー店でもある。チキンカリー、キーマカリー、ビーフカレーはレトルトにもなっており(参照サイト)、岩手県内の土産物店などでも売られている。

 平日昼はランチバイキングもやっているが、レトルトでも売られている全種類のカレーがこの値段(888円)で食べ放題というのは仙台市内などでは考えられず、とてもお得である。

 ちなみに、カリー亭の「カリー」は正式には漢字(口偏に加と口偏に厘)なのだが、私のPCではうまく表示されないのでカタカナにしている。


北浜ラーメン下閉伊郡山田町北浜町2-4、TEL0193-82-5680、11:30〜18:00、月曜定休)
 山田町内にある手打ちラーメン店。店の名前を冠した海草がいっぱいの北浜ラーメンが看板メニューだが、普通のラーメンもとてもおいしい。手打ちの縮れ麺にあっさりスープがよく合う。

 元々盛岡市内で店を開いていたそうだが、数年前に現在の場所に移転し、地名を取って北浜ラーメンとしたそうである。

追記(2017.2.28):北浜ラーメンのあるところは東日本大震災の津波によって大きな被害を受けた。北浜ラーメンがあった建物も骨組みだけが残ったような状態だった。現在までのところ、再開はされていない。


中村家
 各地で開催される物産展などで人気の高い三陸海宝漬などで名高い釜石市の海鮮料理店。値段は決して安くないが、値段に見合ったおいしい海の幸の料理がたくさんある。特に旬の季節の生うに丼は絶品である。

 ちなみに地元の人は、弟さんがやっていて、同じ食材を使いながらもよりリーズナブルに食べられるまんぷく食堂(JR釜石駅前サンフィッシュ2階、TEL0193-22-2255、11:30〜15:00)をよく利用しているようである。


お食事ハウスあゆとく釜石市上中島町1-1-35、TEL0193-23-5099、11:00〜22:00、月曜定休)
 釜石市郊外にある食堂だが、ラーメンとカレーがいずれもおいしい。釜石のラーメンは極細の麺と醤油味のスープが特徴だが、ここはその釜石ラーメンの元祖的存在。その自家製の極細麺とあっさりスープとが実によくマッチしている。

 一方のカレーだが、三陸沿岸では恐らくここだけと思われるスリランカカレーがある。辛さはほどほどだが、スパイシーでこちらもおいしい。頼めば辛くしてくれる。


EAST ASIA(イースト・エイジア)(大船渡市盛町字内ノ目12-4、TEL0192-27-0504、11:30〜19:00、不定休)
 大船渡市内のJR盛駅の近く(歩くと10分くらいはかかるが)にあるアジア雑貨店であるが、店の一画にカレーが食べられるコーナーがある。

 インドカレーが私のお気に入りであるが、店内一辛口のタイカレーもいい。三陸沿岸南部で本格的なカレーが食べられる貴重な店である。

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2008年07月12日

仙台散歩その24〜ベルギービールが飲めるインド料理店

82499af3.jpg 仙台市内で私がよく足を運んでいたインド料理店は、旧ams西武にあった「ブカラ」である。ここのランチに登場するエッグビリヤニは安くておいしかったので、よく私の昼食になっていたし、たまに食べに行った夕食ではチリチキンなど凝ったインド料理に舌鼓を打っていたものである。しかし、ブカラはams西武の撤退に伴って閉店。「きっと戻ってきてください」と、最後に食べに行った時に話したりしたものだった。

 その後、旧ams西武が改装されてLoftになって少ししてから「ラ・ポルト・デス・インディア」という名前で旧「ブカラ」の人たちが再出店した。しかし、ここもしばらくして閉店。あの味はもう食べられないのかと思っていたのだが、その後五橋にできたインド料理店「シンドール」(仙台市青葉区五橋2丁目4-10、TEL022-215-2488、11:00〜15:30,17:30〜22:00)に行ってみたところ、「ブカラ」の時からいて顔なじみのシャルマさんがいた。こちらに移ってきたとのこと。メニューを見れば、ブカラにあったインド料理がほとんどある。私のお気に入りのチリチキンもある。もちろん、味もそのままであった。つくってる人が同じだから、当たり前と言えば当たり前であるが。

 そのようなわけで、仙台市内では私はこのシンドールによく行っている。実際、仙台市内では一番おいしいのではないかと思う。同じくカレー好きで、若い頃インドを放浪したこともあるという知り合いも同じことを言っていたので、けっこうそう思っている人は少なからずいるのではないだろうか。

 最近、私がシンドールに行くもう一つのモチベーションが生まれた。このシンドール、マスターの趣味で、もともとビールの種類が豊富であった。キングフィッシャー、ゴールデンイーグル、マハラジャといったインドビールはたいていインド料理店にはあるが、それだけでなくクアーズ、バドワイザー、ハイネケン、ギネス、レーベンブロイ、カールスバーグ、チリビール、コロナなどがあった。国産もキリン、アサヒ、サッポロが置いてあった。

 マスターに、「これでヒューガルデンなどベルギーのビールがあればもっといいですね」、と言ったら、ホントに対応してくれて、ヒューガルデンの「ホワイト」と「禁断の果実」を置いてくれるようになったのである。インド料理を食べながらヒューガルデンが飲めるという店は仙台市内はもちろん、東北全体でも見当たらないし(以前紹介した、青森市にある「トムヤムクン」は東〜東南アジア料理であるし)、東京でもお目にかかったことがない。その意味でこのシンドール、私にとってかけがえのない店になったわけである。言いだしっぺの責任として、せっかく置いてくれたヒューガルデンが賞味期限切れにならないよう、これからも時々足を運ばなくては(笑)。


追記(2009.3.10):昼のランチについていたチャイ、コーヒーがセルフサービスで飲み放題になっていた。ちょっとしたことだが嬉しい心配りである。


追記(2011.6.25):このシンドール、どうも経営者が変わったようで、メニューは同じだが、ビールがアサヒの生以外全部なくなってしまった。まったく残念なことである。


追記(2011.10.11):ついに最後まであったアサヒの生もなくなってしまい、アルコールの提供をしていない旨の張り紙が貼られていた。店の奥にはパキスタン国旗が飾られていた。メニューに変化はなく、店名もそのままだが、インド料理店からパキスタン料理店に変わったようである。

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2008年05月14日

東北で地ビールが飲める店その31〜福島県南相馬市

99713333.jpg 南相馬市は、旧原町市と旧鹿島町、旧小高町が合併してできた市である。合併によって人口7万人超と、福島県内で、いわき市、郡山市、福島市、会津若松市、須賀川市に次ぐ福島県内6番目の人口を擁する市となった。その南相馬市でビールのおいしい店を探してみた。

 南相馬市の中心地は旧原町市エリアだが、その旧原町市エリアの飲食店はJR原ノ町駅西側の栄町、大町、本町などに点在している。この界隈を一通り歩いてみたが、BARCAというダイニングバーがカールスバーグのロゴを掲げているくらいで、それ以外これといった店は見当たらずじまいだった。

 これ以上はなさそうだとも思ったが、一応駅裏に当たる東口方面も歩いてみることにした。と言っても、西口方面に比べると飲食店の数も極めて少ない。国道6号線に通じる通り沿いを一通り歩いてみたが、案の定と言うか、おいしいビールがありそうな店は見当たらなかった。

 あきらめて引き返そうとした時、小さな看板が目に入った。「炭火串焼きアンカー」(写真参照南相馬市原町区錦町2-70-1、TEL0244-26-2006、17:00〜22:30、月曜定休)と書いてある。これまでの経験から、串焼きの店でビールにこだわりを見せる店というのはそれほどないと思っていたので、普段なら素通りするところだが、「アンカー」という店の名前がちょっと気になって店の前まで行ってみた。店の前には本物のヨットが置いてあった。

 店の中をちょっと覗いてみると、店の中にもヨットをかたどった壁掛けが飾られている。その帆には店の名前通りアンカー、すなわち碇のマークが入っている。さらにその碇のマークをよく見ると、見覚えのあるカリフォルニアのアンカー社のビールのマークそのものではないか。「ひょっとすると」と思って入ってみたら、やっぱりあった!生はサッポロとエビスだけだったが、アンカースチームアンカーリバティーエールが瓶で置いてあった。他にコロナとギネスもあった。梅酒も5種類ほど置いてあった。

 炭火で一本一本焼いてくれる串焼きもおいしかった。さまざま種類があるが、特に川俣シャモのねぎま、砂肝、ササミはおいしかった。他にも、川俣シャモの鳥さしや川俣お揚げ焼き、川俣にがり冷奴、福島県産豚バラを使ったしそ巻、松川浦産青のり入りのチキンスープなど、地元の食材を使ったメニューがいろいろあってよかった。これらの料理を味わうのに普通のビールでは物足りなかったに違いないが、アンカースチームやリバティーエールは実にピッタリだった。

 唯一「惜しい!」と思ったのは、テーブルに置いてある唐辛子である。以前紹介した私のイチオシの唐辛子である、大沼唐がらし店の唐がらし粉の瓶だったので、「おお!唐辛子までこだわっているのか」と感動し、…かけたのだが、残念ながら中身は普通の七味唐辛子だった。最初は大沼唐がらし店の唐がらし粉だったのだろうが、それが切れてからは普通の唐辛子を補充したようである。ん〜、この絶品の串焼きに大沼唐がらし店の唐がらし粉だったらな〜、と思った。

 ともあれ、この「炭火串焼きアンカー」、串焼き屋さんの中にもしっかり料理に見合うビールをちゃんと用意してくれている店があるのだ、ということを教えてくれた貴重な店である。


090409-192238 追記(2009.4.9):前回は見つけられなかったが、ここ南相馬市にもう一軒、素晴らしい店があるのを今回見つけた。「Country Kitchen オリーブの木」(写真参照、南相馬市原町区本町2-156、TEL0244-24-3955、11:30〜14:00、18:00〜22:00、日・月曜定休)は、路地に入ったところにあるのでちょっと分かりにくかったが、ウッディな雰囲気が心地よいビアバーである。

 ここでは、茨城の地ビールの「常陸野ネストビール」の樽生2種(ホワイトエール、その月のゲストビール)と瓶9種が味わえる。樽生はグラスで580円、瓶は680円からである。他にベルギービールが50種類置いてあるとのことで、ビールをとことん味わいたい私のようなビール好きにはとても嬉しい店である。今月のゲストビールはヴァイツェンでこれまた私には嬉しいチョイスである。

 料理も自家製ソーセージを始め、ビールに合いそうなメニューが揃っている。


170901-192015追記(2017.9.2):原ノ町駅から徒歩3分の「Bar Wizard(ウィザード)」(南相馬市原町区旭町1-181-18、TEL0244-26-3980、18:00〜23:00LO、月曜・第一日曜定休)は雰囲気のいいバーで、フレッシュフルーツを使ったカクテルが美味しいお店だが、ビールではベルギーのシメイブルーとローデンバッハグランクリュが飲める。

ダイニングバー・ターキー」(南相馬市原町区栄町2-65、TEL0244-22-0487、18:00〜24:00、月曜定休)では、ガージェリーが瓶で飲める。

また、原ノ町駅向かいの「ホテルラフィーヌ」2階のレストランバー「ル・クラブエスプリ」には、ベルギーのデュベルが置いてあった。


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2008年05月09日

東北の食べ処その13〜福島県いわき市「東北最大のカレー王国」

043ca504.jpg 東北の最南端、福島県浜通りのいわき市が仙台市に次ぐ東北第二の都市であることは以前紹介したが、それだけでなくいわき市は東北最大のカレー王国である。もちろん、人口で2番目というくらいだから、それなりの数のカレー店があっても不思議ではないのだが、私が知っているだけでも人口で3倍の差がある仙台市と同じくらいの数のカレー店がある。しかも、実際には私が知らないだけで、もっと多くのカレー店(ないしカレーが看板メニューである店)が、いわき市内にはある可能性がある。

 例えば、社団法人いわき法人会青年部会は、いわき市内で「カレーによる華麗な街づくり」をキャッチフレーズに活動を行っているが、その活動の一環としてかつて「カレーの街いわきマップ」を作成した(参照サイト)。残念ながらそのマップは現在は見ることができないが、その中には青年部会員が手分けして実際に食べ歩いた結果ピックアップした、いわき市内のカレー自慢の店32店が掲載されていたそうである。

 同様のマップを、仮に仙台市内で作成した場合、このような「カレー自慢の店」を32店も集められるかどうか、甚だ心許ない。と言うより、私の印象では、仙台市内で32店集めるのは恐らく不可能である。この例だけ見ても、いわき市が仙台を含めた東北の他のどの市町村よりも「カレーな街」であることが分かる。

 なにせ私がここで紹介しようとする店だけでも11店もある。仙台市内で同様にカレーの店を紹介するとしたら、私のオススメの店の数は恐らく、多くても7、8店にとどまると思う。

 では早速、東北で最も温暖でハワイまであるいわき市を華麗に彩るカレー店を紹介したいと思う。


プルニーマ写真参照、いわき市平南白土1-10-2ナガヤマクリーニングビル2F、 TEL0246-25-1550、11:00〜22:00、水曜定休(祝祭日は営業))
 地元の人たちの間では、次に挙げるマユールと人気を二分するインド料理店である。私的には、ここが並居るいわきのカレー店の中でも一番好みに合った店である。カレーの量がこれでもかというくらいにいっぱいなのも、私にとっては嬉しい。

 「プルニーマ」とは、ヒンディー語で「満月」のことだそうで、それにちなんで満月の日にはマンゴージュースをサービスしてくれるのがユニークである。

 チキンマサラカレーが私のオススメで、頼めばさらに辛くしてくれるが、上から2番目の辛さでも、マユールなど他の店の「激辛」よりも辛いので、辛いのが苦手な人は要注意である(辛いのが苦手な人は辛くしてとは頼まないだろうが)。


マユール(いわき市平下神谷字御城23、TEL0246-68-7474、11:00〜21:00、月曜定休)
 いわき市の北部、四倉海岸のすぐそばにあるインド・ネパール料理店。窓からは太平洋を望むことができる。いわきのカレー店の中でも人気の高い店の一つである。インド・ネパール料理を銘打っているが、メニューの中でネパール色を感じさせるのは、ネパール風蒸し餃子のモモくらいである。マトン・マサラ、チキン・ティッカ・マサラが私のオススメである。

 いわき市小名浜に、いわき・ら・ら・ミュウアクアマリンふくしまと並んで、最近小名浜美食ホテル(今のところサイトの大部分は準備中のようである)といういわきの食材を使った様々な料理が味わえる新しい観光スポットが誕生したが、マユールはここに出店した。いわき市内にまた新しいカレー店ができたことになる。ここ限定の「小名浜フィッシュカレー」が看板メニューである。


チャンド・メラ(いわき市田人町南太平字川平35-4、TEL0246-69-2232、11:00〜19:30LO、月曜火曜定休(祝祭日は営業))
 いわき市の西部、中通りの白河市に向かう国道289号線沿い、四時トンネルの近くにある森の中のレストランというイメージの店である。いわき市内では老舗の部類に属すると言ってよいインド料理店である。オーナーは日本人で、インドの人が作るインドカレーよりもあっさりしていて、すんなりお腹に入る印象のカレーである。

 チキンカレーが定番メニューだが、チーズを使いながらもメニュー中最も辛いパニールカレーが私のオススメである。また、じっくり時間をかけて淹れてくれるチャイもオススメである。隣にはギャラリーもある。


ネパールキッチンいわき市植田町根小屋55-1、TEL0246-63-4503、11:00〜15:00、17:00〜21:00、火曜定休)
 いわき市南部の植田町にある。先だって仙台に初めてネパール料理店ができたことを話題にしたが、カレー王国いわきにもネパールの名を冠するカレー店ができた。昨年の8月にオープンしたばかりだそうである。

 今のところ、メニューそのものはいわき市内の他のインド料理店と似たものが多いが、夜のメニューの中のヒマラヤンシェルパヌードル、ヒマラヤンライスは、ネパールを感じさせるメニューである。


カレーの国スパイスアイランド 錦本店いわき市錦町成沢28-4、TEL0246-62-0323、11:00〜21:00、月曜定休) 閉店
 いわき市南部の錦町の国道6号線沿いにあるインド・ネパール料理店。一応、ネパール料理も銘打ってはいるが、メニューの中には特にネパールらしい料理はなかった。

 平日も含めて毎日ランチバイキングをやっており、またチリパウダーが置いてあって辛さが調整できるのもよい。が、たまにお客さんが少ないとランチバイキングをやっていないこともあるので、バイキングが目的の時は事前に確認した方がよいかもしれない。トマトの風味が豊かなマトン・マサラが私のオススメである。


カレーの国スパイスアイランド サティイオンいわき店いわき市平字三倉68-1、TEL0246-41-0022、11:00〜21:00)
 上記スパイスアイランドのいわきサティイオンいわき内にある支店。こちらはランチバイキングはやっていないが、フードコートコーナーにあるので、手軽に錦本店と同じ本格的なインド料理が味わえる。


カリー工房(いわき市平北白土宮前59-1、TEL0246-21-9454、11:00〜21:00、木曜11:00〜13:30)
 1日30食限定の390円カレーを始め、様々なカレーがあるが、その中でもオススメは、インドカレーである。他のインド料理店などでよく出るカレーと違い、水を一切使わずに作り上げた、汁気の少ないオリジナルなカレーが、スパイシーでおいしい。好きな具をトッピングすることもできる。


ヤスヒロいわき市常磐湯本町天王崎1-56、TEL0246-44-5046、11:30〜20:00、不定休)
 JR湯本駅近くの商店街の一角にある洋食店。ここの「黒カレー(インドカレー)」と称するカレーが美味。その名の通り真っ黒で、辛さと甘さとほろ苦さのバランスが絶妙。

 ここのオーナーシェフは、元々ヒルトンホテルで働いていた経験を買われてスパリゾートハワイアンズで働いていたが、ここいわきが気に入って自分の店を出したのだそうである。普通のインド料理店のカレーとは一線を画する、どこのカレーとも似ていないオリジナルなインドカレーが味わえる。


グラフィティいわき市小名浜岡小名3-4-15、TEL0246-54-4951、11:00〜15:30、17:30〜22:00、火曜定休) 閉店
 小名浜の中心部に程近い閑静な住宅地の中にある。今年で30周年を迎えた、いわき市内で不動の人気を誇るレストランである。静かな雰囲気の中でゆっくり食事をするのに向いている店である。

 ここの看板メニューは3種類あるカレーであるが、その中でもタンドーリチキンドライカレーは、辛さこそ辛いもの好きにとってはそれほどでもないが、石臼で丁寧に挽いたスパイスの風味が豊かな、本格的なインドカレーである。


ポテトハウスじゃがいも(いわき市平字白銀町9-1、TEL0246-21-4125、日〜木17:00〜24:00、金土17:00〜1:00、月曜・第二火曜定休)
 JRいわき駅近くの東急イングランパークホテルパネックスいわきの1Fにある。その名の通り北海道産のじゃがいもを使った料理がメインの洋風居酒屋であるが、そのじゃがいもをふんだんに使ったポテトカレーがおいしい。カレー自体はけっこう辛口なのだが、じゃがいものまろやかさと相まってパクパク食べられる。

 飲食店が軒を連ねる場所にあるため、飲んだ後の締めにここのカレーを食べに訪れる人も多い。いわき市内に他に、その東急インのすぐ向かいにある「じゃがいも5F」(いわき市平字白銀町5-16-5F、TEL0246-23-3936)、「じゃがいも家族」(いわき市郷ケ丘3丁目21-1、TEL0246-28-1121)という2つの姉妹店があり、そちらでもこのポテトカレーが食べられる。


インド料理ニューマハラジャいわき市鹿島町久保反町23-6、TEL0246-58-0091、11:00〜15:30、17:00〜23:00、不定休) 閉店
 いわき市の中心部平から海沿いの小名浜に向かう鹿島街道沿い、ホームセンターアンゼンの隣にあるインド料理店。土日祭日はランチバイキングもやっている。インド料理と言われて思い浮かぶ典型的なインドカレーが食べられる。

 この場所、以前はマハラニというインド料理店で(仙台駅前にも支店があったが本店共々閉店してしまった)、次にハベリという名のインド料理店に変わったが、さらに変わって今に至っている。何回か店は変わっても一貫してインド料理店というのが、「カレーな街」いわきらしいと言えばらしい。


追記(2010.1.18):上で紹介した「マユール」の小名浜店だが、メニューの変更で、小名浜フィッシュカレーがなくなってしまっていた。残念である。チキンビリヤニやチキンエッグロールが新メニューとして加わった。別の所にも追記したが、500円で買える「ハッピーパック」はお得である。

 「インド料理ニューマハラジャ」はその後「インド料理ニューラジマハール」、次いで「インド料理アラディン」となり、その後昨年の6月に「ネパール料理ラリマダイニング」となったが、それも閉店してしまっていた。なかなか変化が目まぐるしい。隣のホームセンターアンゼンも、ダイユー8に変わっている。

 それから、「ポテトハウスじゃがいも」のある東急インは「グランパークホテルエクセルいわき」と名称が変更になっている。


追記(2011.1.9):やましなさんからいただいたコメント通り、「マユール」は小名浜美食ホテルから撤退してしまっていた。残念である。また、かつて「ニューマハラジャ」や「ニューラジマハール」があった場所はウッドベルという軽食喫茶の店になっていた。やましなさんからのコメントで鹿島ショッピングセンターエブリアに移転(?)したという「ニューラージマハール」(以前は「ニューラジマハール」という名前だったので表記が微妙に違うが)だが、該当する店が今はないようである。今度はどこに行ってしまったのだろうか…。

 これまたやましなさんからのコメントにもあった、JRいわき駅から歩いて10分ほどのところにある「アジアンレストランMUMBAI(ムンバイ)」(いわき市平字正月町67-1巴ビル1F、TEL0246-24-8682、11:00〜14:00、17:00〜22:00、不定休)は、昨年12月にドイツで働いていたシェフを迎えて今も営業中である。チキンマサラカレーを食べたが期待通りの味でおいしかった。

 また、JRいわき駅前には「インドレストラン スパイスインディア」(いわき市平田町1-15、TEL0246-22-5845)がオープンした。茨城県内にある店の支店のようである。「カレー王国」いわきといえども、いわき駅至近にインドカレー店はこれまでなかっただけに貴重である。


追記(2011.8.18):駅前にできた「スパイスインディア」だが、既に別の店に代わっていた。早っ!

 しかし、別のいい店を見つけた。「NEW 居酒家 酔喰楽」(いわき市平字三町目35三町目館ビル3F、18:30〜3:00(火〜金)、18:30〜4:00(土・祝前日)、19:00〜3:00(日)、月曜定休)は、岩手の五穀味鶏の焼き鳥が売りの居酒屋だが、ここのチキンカレーは、水を一滴も使わず32種類のスパイスで作り上げた自慢の逸品である。

 また、JR勿来駅近くにある「Dining にんにく屋」(いわき市勿来町関田堀切23-1、TEL0246-64-8347、17:30〜0:00、17:30〜22:30LO(日)、水曜定休)はイタリアンの店だが、昼はテイクアウト専門のカレー店「ロッキーカレーハウス」(11:30〜13:30、水曜定休)となる。88食限定だが、数十種類のスパイスで鶏肉をじっくり煮込んだカレーが食べられる。

 このように、インド料理店には浮沈があっても、インド料理店でない店で個性的なカレーがあちこちにあるのが、いわきがカレー王国たる所以である。

 そして、そのまたとない証左となりそうなのが、このブログで紹介されているゴッホのカリーが食べられる「味処 鮎川」(いわき市三和町合戸字入藪36、TEL0246-87-2211、11:30〜20:00、月曜定休)という店である。下北沢にあるゴッホについては、噂では聞いていたが、それが食べられる店がいわきに、しかも「サッポロラーメン」の看板がある、一見カレーとは何ら関係のなさそうな店で食べられるとは思いもよらなかった。いわきは何と奥が深い。これはぜひ行ってみねば。


追記(2012.1.18):東日本大震災以降休業していた「マユール」が平下神谷に移転して今月オープンした。3種類のカレーが味わえる1日5食限定の「ランチタリー」に要注目である。


120317-123506追記(2012.3.17):上で紹介した「味処 鮎川」に行ってみた。事前情報通り、野菜カリー、ビーフカリー、カツカリーの3種があり、甘口、中辛、辛口が選べる。スパイシーさとフルーティーさがうまく同居しているカレーだった。看板メニュー(?)のサッポロラーメンもおいしかった。

 それから、小名浜ラトブ1階にある「レストラン クドー」(いわき市小名浜大原六反田町4-6いわき市平字田町120、TEL0246-52-13450246-25-1501、11:30〜14:00LO、17:30〜21:00LO、日曜11:00〜16:00LO、月〜土11:00〜15:00、17:00〜20:30LO、日11:00〜15:00、17:00〜19:30LO、月曜定休無休)にあるビーフカレーも、単なる洋食店のカレーという枠を超えて、かなり本格的な味である。聞けば、30種類のスパイスに加えて、5種類のハーブを使用しているとのことで、見た目の黒さ、けっこうな辛口は、上で紹介した湯本の「ヤスヒロ」にも匹敵する感じがする。もちろん、味はここオリジナルのものである。


追記(2012.3.24):コメント欄でやましなさんから情報をいただいたが、上で紹介したムンバイは残念ながら閉店してしまったそうである。


追記(2012.9.12): やましなさんからコメントをいただいたが、アジアンレストラン MUNBAI(ムンバイ)が移転して復活した。これは嬉しい。平だけではなく、好間にも出店したそうである。スパイスアイランドは錦店が道路拡張のため閉店、サティ店はイオンいわき店と名前が変わっていた。スパイスインディアの跡地にはタイ料理店が入ったそうである。


追記(2014.11.30):このところ、いわきを訪れておらず、更新情報はいつもコメントをいただくやましなさん頼みの状況である(汗)。やましなさん、いつもありがとうございます。

 アジアンレストラン MUNBAI(サイトにも接続できなくなっている)は、好間店、平店とも閉店してしまったそうである。これは残念である。その一方で、茨城県内にいくつか店舗を持つインド・ネパール料理店「I-N kichen」がいわき市内に2店舗出店している。一つは平店(いわき市平下平窪2-1-3サンコープリズンビルE・F、TEL0246-22-4117、11:00〜24:00、無休)、もう一つは作町店(いわき市平作町2-1-13作町ビル1F、TEL0246-23-6105、11:00〜24:00、無休)である。

 また、巣鴨で営業していた「アジア料理 くま☆さん」が、何と久之浜町の国道6号線沿いに移転オープンしたそうである(いわき市久ノ浜町久ノ浜九反坪4-1、TEL0246-88-9611、11:30〜14:30、17:30〜22:30、不定休)。巣鴨でもかなり評判のよかったお店のようなので、これはぜひ行ってみたいものである。いわき駅近くにある「タイ料理サラータイ」(いわき市平田町1-14百合ビル2F、TEL0246-21-8001、11:30〜14:30LO、17:00〜21:00LO、日曜11:30〜14:30LO、月曜定休)は、富岡町から移転してきたお店とのことである。


150109-120017追記(2015.1.10):「アジア料理 くま☆さん」、インドカレー2種類が選べるCランチを食べたが、これは美味しかった。またぜひ足を運んでみたい。値段も650円からと、いわき市内のカレー店の中では際立ってリーズナブルである。特筆すべきは「出前お届け」である。麺類以外のメニューは全て無料で出前でき、しかも久ノ浜、四倉、大久、草野、末続、平の各地域に、注文から1時間以内にお届けするとのことである。カバーするエリアの広さがすごい!

 それから、残念なことに小名浜の「グラフィティ」が閉店してしまっていた。あそこのタンドリーチキンドライカレー、もう一度食べたかった。「レストランクドー(洋食屋クドー)」はいわき駅前のラトブ1階に移転していた。黒いカレーは健在である。



追記(2015.12.10):俺ちゃんさんにコメントで教えていただいたが、湯本の「ヤスヒロ」が閉店してしまっていた。オリジナルな味の黒いインドカレー、美味しかったが、とても残念である。また、いわき駅近くの「NEW 居酒家 酔喰楽」もなくなってしまっていた。久之浜の「アジア料理 くま☆さん」も閉まっていて、中を覗いてみた限り、営業しているようには見えなかった。閉店だとすれば、これもまたとても残念である。


170921-135901追記(2018.10.22):湯本にハラル料理の専門店がオープンしていた。その名も「ハラル食堂」(いわき市常磐湯本町吹谷97-14、TEL0246-38-5519、11:30〜14:00、18:00〜21:00、金曜定休)で、昨年1月にできた、東北で初めてのハラル食堂だそうである。インド風のチキンカレーやキーマカレー、タイ風のグリーンカレーなどがライスかチャパティで食べられる。

また、惜しまれながら閉店した湯本の老舗洋食店「レストラン ヤスヒロ」の黒カレーが、湯本駅から徒歩10分の橋本酒店(いわき市常磐関船町迎35-2、TEL0246-42-2248、11:00〜20:00LO、月曜、第3・第5日曜定休)の一角にある「COMMUNITY CAFE&BAR」にて復活していた。営業時間内であれば食べることができ、20時オーダーストップとのことである。

ゴッホのカレーが食べられる「味処 鮎川」は、移転してその名も「ゴッホ」(いわき市常磐西郷町金山301-3、TEL080-5907-3118、11:00〜19:00LO、水曜定休)となった。

そして、自由ヶ丘には、神奈川県茅ケ崎市にあった南インド料理店「ちょうたら」(いわき市自由ケ丘61-12、TEL0246-60-8221、11:30〜14:30LO、18:00〜20:00LO※夜は予約のみ、月曜・火曜定休)が移転オープンした。


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2008年04月15日

東北の食べ処その12〜岩手県南地方

f75f737a.jpg直利庵(一関市青葉2丁目9-11、TEL0191-23-2291、11:00〜17:00、日曜祝日定休)
 太打ちの手打ちそばが食べられる。太打ちと言っても、山形のようなものすごくコシのある田舎そばタイプの太打ちではなく、どちらかと言うとうどんに近いような形と歯ごたえである。しかしそれがとてもおいしい。ここでしか味わえないそばである。だから、昼を過ぎても店はいつも人でいっぱいである。1時間待ちなどということもけっこう当たり前にある。

 国道4号線沿いにも同名のお店があるし、盛岡市内にも同名の店があるが、それらと区別するために地元の人は「青葉直利庵」と言っているようである。

 もちもちのそばと揚げたてのかりかりの天ぷらの組み合わせの天ざるがオススメである。


ROYALジャマイ館(奥州市水沢区宮下町22、TEL0197-25-7555、11:00〜22:00、不定休)
 元はその名の通りジャマイカ料理のレストランなのだが、本格的なカレーが食べられる店でもある。カレーの種類は多く、甘い方からベジタブルジャパン、エスニックホワイト、ヨーロピアンポーク、ジャマイカンレッドチキン、スパイシーブラックビーフ、ロイヤルカシミール、カシミールインド、ベンガルタイガーがある。メニューにある「ジャマイ館カレー」はこの中から2種類のカレーを選び、ターメリックライスで食べるものである。

 本業(?)のジャマイカ料理、そしてバリ島の料理も各種ある。ビール好きの私にとって嬉しいのは、ジャマイカのレッドストライプビール、インドネシアのバリハイビール、ビンタンビールが飲めることである。他にもジャマイカのカクテルや、ヤシの樹液と米を発酵させたバリ島の酒アラック、そのアラックのカクテルなど、ドリンク類も豊富で、現地の料理を味わいながらそれらを飲むという楽しみ方ができる店である。


カフェニカイ スマッカーズ(奥州市水沢区中町1-15-2F、TEL0197-51-6030)
 JR水沢駅に程近い水沢駅通り商店街にあるタイ料理店。この界隈では珍しい、本格的でおいしいタイ料理が食べられる店である。

 タイカレーを始め、各種タイ料理が揃っているが、それと同時に特筆すべきは、オリジナルレシピに則したモスコミュールを出すことである。モスコミュールはウォッカとジンジャーエールのカクテルだと思っていたが、正確にはそうではなく、スミノフのウォッカとイギリスのジンジャービアのカクテルを銅製のマグカップで飲むというのが、オリジナルなのだそうである。一般のモスコミュールとは違うキリッとした味わいのモスコミュールが飲める。


本格派手打ちラーメン仙台屋(奥州市水沢区大町152、20:00〜2:30頃、日曜定休)
 夜になると水沢駅通り商店街の一画に現れるバスラーメン(写真参照)である。しかし、バスラーメンと言っても、麺は生卵をふんだんに使った、縮れが少なく腰のある手打ちの平麺、これにあっさり味のしょう油スープを組み合わせたおいしいラーメンを出してくれる。飲んだ後にピッタリの味である。

 この店、確か最初は屋台から始まって、その後普通に店を構えていたはずなのだが、そこからさらになぜバスラーメンにまで発展(?)したのかは謎である。ラーメン、ワンタンメン、ワンタン、マツモラーメン、チャーシューメン、ワカメラーメンが揃っている。


インド料理レストラン Tandooru(タンドゥ−ル)
 北上市内にあるインド料理レストラン。以前は盛岡市内にもあったのだが、そちらは残念ながら閉店してしまった。また、秋田県横手市にオープンしたタンドゥーリキッチンも同じ系列の店だったはずだが、現在サイトを見ると横手店の情報は削除されているので、分かれたのかもしれない。

 メニューのラインナップ、味からすると、秋田市のインド料理レストランピーコックとも同じ系列のようにも思うのだが、少なくとも表向きはそれを窺わせる表記などはない。いずれにせよ、北上市周辺で本格的なインド料理が食べられる貴重な店である。


和風レストラン松竹
 JR一関駅前にある創業68年の老舗和風レストラン。創業以来の看板メニューはうなぎだが、自家製ソースに漬け込んだ柔らかなロースかつを、どんぶりご飯に敷いたキャベツの上に載せたソースかつ丼がおいしい。東北でソースかつ丼と言うと会津若松が有名だが、ここ一関にも何軒かソースかつ丼を出す店があり、地元の味として親しまれている。



追記(2010.9.9):上で紹介した北上市の「タンドゥール」だが、閉店してしまっていた。ただ、さくら野百貨店 北上店の4Fに「ザ・タージ 北上店」ができたので、引き続きインド料理は食べられる。ザ・タージは仙台のさくら野百貨店にもあるが、さくら野あるところにザ・タージあり、なのだろうか。

 それから、何と言っても残念だったのが、「仙台屋」が閉店してしまったことである。去年食べたのが最後になってしまった。確かに、店主もご高齢で、最後に食べた時も「やれる限りはやるけど」というようなことはおっしゃっていた。長い間お疲れ様でしたとお伝えしたい。

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2008年03月13日

東北の食べ処その11〜青森県津軽地方のラーメン

4bd26229.jpg 東北にはラーメンのおいしい地域がたくさんある。最も有名なのは福島県喜多方市の喜多方ラーメンだろうが、それ以外にも同じ福島の私の好きな白河ラーメン、山形県米沢市の米沢ラーメン、秋田県横手市(旧十文字町)の十文字ラーメンも有名である。他にも、庄内地方(酒田市&鶴岡市)、岩手県の盛岡市、宮古市、秋田県の大館市、そして今回紹介する青森県の津軽地方もラーメンのおいしい地域、すなわちおいしいラーメンのお店がたくさんある地域である。

 津軽地方とは、青森県の西半分、日本海に面した地域を指すが、この地域のラーメンの典型と言えば、魚だしの効いたあっさり味のしょう油スープに、細打ちの縮れ麺という組み合わせである。もう一つの特徴として、実は麺が手打ちの店も少なからずあるということである。しかし、それが例えば白河ラーメンなどと違ってあまり前面に出ていない感がある。しかも、白河と違って、一つの市だけでなく津軽地方という広い範囲に点在しているのも特徴である。ここでは、その中で私が行って食べてみておいしかった店を紹介したい。

 まず、青森市。ここには以前紹介したが、超有名店のマル海ラーメンがある。ともするとこのマル海に隠れがちなイメージがあるが、それ以外にもおいしいお店がある。探夢路(たんむじ、青森市橋本3-1-5、TEL017-777-7507、11:00〜14:00、17:00〜24:00、日曜定休)は、注文を受けてからつくる太めの手打ち麺が最大の特徴。以前紹介した仙台の新宮と同じスタイルである。出来上がった麺は、コシの強い麺。これが津軽ラーメンでは珍しい、豚骨と鶏ガラベースのあっさりスープによく合っている。

 ホテル青森の斜め向かいにある凡蔵(青森市本町5-10-14、TEL017-735-5795、18:00〜2:00)にも手打ち麺のラーメンがある。にぼしだしの効いた透き通ったスープに歯ごたえのある太めの手打ち麺がこれまたよく合う。

 旧城下町の弘前市では、以前緑屋を紹介したが、他に弘前で一番の老舗と思われる来々軒弘前市大字茂森町16、TEL0172-32-4828、11:00〜15:00、17:00〜21:00、木曜定休)もおいしい。自家製手もみ細麺とにぼし、豚骨、鶏ガラから取ったあっさり味のしょう油スープがいい。久々に行ってみたらお店がなかったので、閉店してしまったのかと思ったら、実は弘前城の近くに新たに移転オープンしていてほっとした。

 黒石市では、何と言っても手打ち中華山忠黒石市寺小路7-1、TEL0172-52-9343、10:30〜20:00、写真参照)がいい。旨味のあるあっさり味のスープに手打ちの縮れ平麺。私はここの程よくばらついた縮れ麺が大好きである。以前紹介した仙台市内のとある手打ちラーメン店の麺と似た感じの麺である。全国から発送の依頼があるそうである。

 五所川原市では、まるみそば店五所川原市布屋1-4、TEL0173-34-7882、11:00〜24:00)という老舗のラーメン店がいい。細麺と太麺が選べるが、どちらも手打ちで腰の強い麺。これまた煮干しの旨味が前面に出たスープがいい。

 もちろん、これらの店以外にもおいしい店がたくさんあるに違いないと思う。複数の市に点在していて、食べ歩くのは大変かもしれないが、足を運んだだけの価値のある店がある。実際、「青森県 旅の宿と温泉 ラーメン」(T.KEN HOMEPAGE)の中にある「厳選『津軽ラーメン』お勧め20店」には、私が今まで挙げてきたラーメン店は、誰でも選ぶであろうマル海ラーメン以外、1店たりともランクインしていない! 津軽ラーメンの世界、本格的に足を踏み入れると、なかなかに奥が深そうである。ともあれ、北の津軽、南の白河、いずれも東北のラーメンの至宝である。


追記(2009.6.19):225357.jpg弘前市にある「手打ち中華 おおむら」(弘前市鍛冶町4宇野プラザ1F、TEL0172-35-9663、16:00〜2:00頃)の手打ち中華そばもいい。透明感のあるあっさり味のスープにコシのある手打ち麺がよく合う。飲食店が集中している繁華街の一画にあって遅くまでやっているので、飲んだ帰りに食べられるのもありがたい。手打ちラーメン店で遅くまでやっている店というのはそう多くないので、締めに手打ちラーメンが食べられるこの店は貴重である。




182249.jpg 一方、黒石市の弘南鉄道黒石駅近くにある「手打ちラーメン やまや」(黒石市大町2-60、TEL0172-52-4095、11:00〜18:30、月曜定休)の手打ちラーメンもおいしい。こちらも煮干しの効いたあっさり味のスープに、手打ちの縮れ麺がよく合う。麺がなくなり次第閉店するので、夕方などは要注意である。

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2007年12月27日

仙台散歩その22〜手打ちの讃岐うどんが食べられる隠れた名店

2b0f4dbd.jpg 香川と言えば、何と言っても讃岐うどんが有名である。一度だけ高松を訪れたことがあるが、うどんと言えば秋田の稲庭吉左衛門の稲庭うどんだと思っている私も(参照サイト)、この本場の讃岐うどんはおいしいと思った。

 市内には数多くの讃岐うどん店があるが、そのそれぞれに個性があり、同じ小麦粉で同じように太打ちのうどんが異なった味わいであることに、讃岐うどんの奥深さを垣間見た思いであった。

 折りしも全国的な讃岐うどんブームで、讃岐うどんのチェーン店が全国各地にオープンしていた。仙台にも何店かのチェーン店がオープンしたので、あの味を求めて行ってみたのだが、なかなかこれはという店には巡り合えないでいた。

 今回紹介する「手打ちうどん青い麦」(写真参照仙台市太白区郡山4-14-13、TEL022-248-0536、11:00〜20:00頃、途中休憩あり、日祝は15時頃まで、月曜定休)は、そうした全国チェーンではなく個人でやっているお店だが、おいしい讃岐うどんを食べられるオススメの店である。

 讃岐うどんは基本的にシンプルな食べ物であるだけに素材のよしあしが問われる。「青い麦」では、店の中の黒板に使っている食材の産地を明示している。うどんの小麦粉は宮城県産小麦とオーストラリア産小麦のブレンド、ネギは仙台の誇る曲がりねぎ、スリムネギも宮城県産、おろしに使われる大根も宮城県産と、小麦や野菜は地元のものが中心だが、塩は瀬戸内産、煮干しも香川産など、つゆは四国で固めているのが興味深い。当然つゆに化学調味料は使っていない。

 打ち立てのうどんはもちもちっとしていながらコシがあってみずみずしく、掛け値なしにおいしい。このような讃岐うどんが食べたかった、という感じである。様々なメニューが揃っており、きざみ油揚げ豚ねぎうどんが店の看板メニューだが、私のお気に入りは冷やし梅ねぎうどんとひやひやおろしうどん、いずれもシンプルな冷たいうどんである。

 この「青い麦」、唯一の難点は、場所が分かりづらいことであろうか。まさに隠れた名店と言うべき讃岐うどん店である。


追記(2014.5.15):この「青い麦」、その後2008年末に閉店してしまった。残念である。

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2007年11月10日

仙台散歩その20〜かなりベジタリアンなインドカレー店

d94d9c4f.jpg 仙台市青葉区青葉山無番地にある仙台国際センター<は、各種イベントや学会がよく行われる会議場である。設備としてはほぼ申し分ないのだが、難点は市街地の外れにあるために、周辺に食事を取れる場所がほとんどないことである。そのため、数千人規模の学会などが行われる時などは、到底会場内のレストランでは間に合わず、多くの参加者は大抵タクシーなどで仙台市中心部まで戻って昼食を取ったりしているものである。

 この国際センターの近くでほとんど唯一と言える飲食店が、今回紹介する「パチャカリ」(写真参照仙台市青葉区大手町7-20、TEL022-224-7776、11:30〜14:30、17:30〜20:00、月、第1・第3火曜定休)というインドカレー店である。

 仙台市内では比較的新しい部類に属するインドカレー店であるが、他にはない特徴を持った店である。その特徴というのが、メニューにあるカレーがすべて野菜系で、肉や魚のカレーが一切ないということである。お昼は「玄米カレーのランチ」があるが、選べるカレーはムング豆のカレー、ひよこ豆のカレー、そして有機納豆のカレーの3種である。他に、昼夜通して「天然酵母のバターナンと2種のカレーセット」があるが、そこで選べるカレーは、ダルフライ(ムング豆のカレー)、ほうれん草と自家製チーズのカレー(夜のみ)、そしてチキンっぽいカレーの3種である。

 この店で動物由来のものは、ナンに使われるバターとほうれん草のカレーに使われるパニールというインド式の自家製チーズのみである。チキンっぽいカレーというのは、どうしても肉が食べたいという人向けのカレーで、鶏肉の代わりに大豆グルテンが使われている。何と言うか、徹底してベジタリアンな店なのである。

 ちなみに、ご飯派の私はこの店でたいてい玄米カレーを食べるが、その中でお気に入りなのは、有機納豆のカレーである。名前からして「和印折衷」というか何となくインドっぽくないが、この納豆とインドカレーが意外によく合うのである。納豆特有の匂いもあまり感じないし、カレーが糸を引くこともなく、自然に普通のカレーとして食べられる。それに実はこのカレー、納豆に付き物の刻みねぎが入っているだけでなく、ムング豆やひよこ豆も入っているので、何か得した感じがする(値段も他の2種より80円ほど高いが)。

 チキンっぽいカレーや有機納豆のカレーといったメニューも印象的だが、ひそかにもう一つ印象的なのが、この店の本棚である。「インドの神話」や「ウパニシャッド」があるところはいかにもインドっぽいが、それらに混じって大山倍達の「極真への道」や「強くなれ!わが肉体改造論」などの著書が収まっているのである。どうやらこの店のご主人、ベジタリアンにして武闘派であると見た。

 そうそう、この店、かなり見落としやすい。大橋よりも市街地寄りにあるのだが、写真の通り目立つ看板などがないので、目の前にあっても見つけられない可能性すらある。初めて行く際にはよーく目を凝らして探すことが必要である。


追記(2009.10.2):久しぶりに行ったらメニューが変更になっていた。昼夜通して「ひよこ豆とレッドキドニーのカレー」、「ムング豆のカレー」、「キーマ風カレー」、「チキンっぽいトマトのカレー」の4種が食べられる。有機納豆のカレーがなくなったのは残念であるが、チキンっぽいトマトのカレーはおいしかった。間違いなく野菜100%だそうであるが、ホントにチキンっぽい食感の「何か」が入っていた。知らずに食べたらチキンと言われても分からないかもしれない。この分だと、キーマ風カレーの方も相当ひき肉っぽいのではないかと思われる。


追記(2011.8.13):久しぶりに行ったら、別の店に代わってしまっていた。個性的なカレー店であっただけに残念である。


追記(2014.5.15):別のところで紹介したが、私が福島に行った時によく立ち寄るインド料理店「マナズ・ラソイ」の姉妹店「インドベジタブル料理店マナズ」(仙台市青葉区中央2-6-22、TEL022-211-8210、11:00〜14:00LO、土日祝11:00〜16:30LO、17:00〜22:00LO、年末年始休)が仙台にできている。その名の通り、上記「パチャカリ」がなくなって以来、仙台で恐らく唯一の、肉や魚を使わずに野菜や豆類、果物等を使ってつくったインド料理を提供する店である。

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2007年07月06日

東北の食べ処その10〜山形県置賜地方

5c1a83de.jpgアジア料理&JAZZ dungaree(ダンガリー)長井市十日町1丁目6-49-1、TEL0238-88-4316、営業時間11:30〜21:00、定休日なし)(写真参照
 長井市にあるアジア料理店。置賜地方でお勧めできるほとんど唯一のカレー店である。とにかくカレーの種類が多い。タイのグリーンカレー、イエローカレー、インドの豆のカレー、キーマカレー、スリランカのサバカレー、ククルマスカレー、豚肉のカレー、ネパールのククラコマスウ、日本のトロピカルカレー、パキスタンのビーフカレーなど、アジア各国のカレーが揃っている。

 できるだけ現地の食材やスパイスなどを使ってより本場の味に近いものにしているそうである。一番辛いというスリランカのサバカレーを食べたがおいしかった。辛さは以前紹介したスリランカセンターのカレーが大丈夫なら問題なしである。サバは私が毎日の晩酌のビールを飲む際に欠かせないつまみでもあるので、その意味でも馴染み深かった。他にアジアではないがイタリアのピザ・マルゲリータ、トマトソースのスパゲッティもある。

 マンゴージュースはフィリピン産で、味を損なうので氷は入れないなど(これ賛成)、そのこだわりは徹底している。チャイも、よく知られたインドのものだけでなく、ネパール、トルコ、チベット、セイロン、ケニア、チャイナのものがあり、飲み比べも楽しい。一番惹かれたケニアのチャイを飲んでみたが、ブラックペッパーの効いた独特の風味だった。

 場所は公立置賜長井病院北側駐車場の北側にあるが、初めてだとちょっと分かりにくいかもしれない。


荻の源蔵そば南陽市荻306、TEL0238-41-2413、営業時間11:00〜15:00、定休日月曜(祝日の場合は営業))
 南陽市の山間の荻地区にある明治24年創業の手打ちそば店。茅葺き屋根の農家の建物がそのまま店になっている。そば粉100%の田舎そばで香り高いそばだが、村山方面の典型的な太打ちの田舎そばとは異なり、のど越しもよく食べやすい。個人的には置賜方面ではイチオシのそば屋である。

 週末などはあっと言う間に品切れになってせっかく行っても食べられないこともあるので、なるべく早めに行くようにしたい。


粉名屋小太郎
 米沢市内にある、創業300年になろうという江戸時代から続く老舗中の老舗のそば屋。藩政時代は米沢藩御用達だったとか。二八そばがメインだが、数量限定の板そばは十割そばである。しかし、その板そばも荻の源蔵そばよりもさらに細打ちでのど越しのよい上品な感じのそばである。


龍上海本店
 南陽市の中心部赤湯には以前紹介した龍上海の本店がある。さすがに本店の人気はものすごく、開店前から店の前には行列ができており、午後のかなり遅い時刻まで行列が途絶えることがない。いつ行っても並ぶのを覚悟して行かなくてはならない。

 私の行きつけは山形店だが、さすが本拠地だけあって、この置賜地区には支店が多い。本店と同じ南陽市内には栄町支店と宮内店、隣の高畠町には高畠店、米沢市内にも米沢店がある。特に栄町支店は深夜2時まで営業しているので、赤湯で飲んだ後にも食べに行けるのがよい。


 他に、白鷹町にはかつて置賜地方では個人的に絶品と断言できた「松野そば」という手打ちそば屋があった。冬期間のみの営業で、不定休で、しかも事前に予約をしないと食べられない店で、「幻の店」と言っていいような店だったが、数年前に閉店してしまい、本当に「幻」となってしまった。そのそばの味はいまだに印象に残っている。

 現在でも白鷹町のそばは山形の他の地区に比べてそれほど知られていないが、最近ではそれを逆手に取って、「隠れそばの里」として町おこしをしているようである(参照サイト)。味やスタイルも様々なそば屋があるが、その中では松野そばの流れを汲む「味代乃そば(みよのそば)」がお勧めである。11月から3月のみの営業で不定休、しかも要予約というスタイルはまさに松野そばである。

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2007年05月08日

東北で地ビールが飲める店その22〜秋田県鹿角市

img433 鹿角市は秋田県の北東端に位置する市である。日本三大ばやしに数えられる花輪ばやしや、毛馬内盆踊り大日堂舞楽などの祭りで有名である。

 私が初めて鹿角を訪れた時に不思議に思ったのは、NTTのタウンページである。その頃秋田のタウンページは、大館市や能代市などの秋田県北版、秋田市を中心とする秋田中央版、横手市や湯沢市などの秋田県南版などに分かれていたが、鹿角だけ別にタウンページとハローページが一緒になった鹿角版だったのである。鹿角は元々江戸地代は南部藩(岩手県、青森県東部)の領地で明治になってから秋田県に組み込まれたので、その影響なのかもしれない。確かに祭り一つ見ても隣の大館市とも異なる独自の文化が感じられる。

 さて、この鹿角で地ビールの飲める店はあるかどうか、以前新庄で聞いたように地元商工会にまず聞いてみたが、「鹿角では地ビールも作っていないし、ビールのおいしい店も特にない」との話であった。

 実際、鹿角市の中心部花輪地区を隈なく歩いてみたが、ビールをウリにしている店は残念ながら見つからなかった。ただ、花輪には全国に名の知れたホルモン焼き屋幸楽」(上写真参照、鹿角市花輪字堰向5、TEL0186-23-3736、10:00〜23:00、無休)がある。秘伝のタレに漬け込んだ豚のホルモンをキャベツや豆腐などと一緒にジンギスカン鍋で焼くというスタイルで、鍋に載せた途端に食欲をそそる匂いが広がる。これがまた1人前500円と安い。ライス200円と合わせて700円で満足が得られるので、とてもリーズナブルである。なぜ鹿角でホルモンかと問うことなかれ。仙台の牛タンや遠野のジンギスカンのように、地元の人に受け入れられ、かつおいしい店があれば立派にその土地の名物となるのである。

a5a3a0a2.jpg さて、話が本筋から離れてしまったが、結局鹿角にビールのおいしい店はなかったのか、と言うとさにあらず。鹿角から十和田湖方面に向かって北上すると大湯温泉郷がある。近くには大湯環状列石黒又山などの「不思議系」の観光スポットのある温泉だが、ここにあるホテル鹿角左写真参照)のレストラン「ヴィラージュ」とバー「K's BAR」には、十和田八幡平麦酒があった。これは田沢湖ビールを醸造しているわらび座によるOEMのビールだが、観光地にふさわしいオリジナルのビールを出したいという意欲を買いたい。

 十和田八幡平麦酒には鹿角(ヴァイツェン)十和田(ピルスナー)八幡平(ケルシュ)の3種があり、例えばりんごや山ぶどうなどの果物が取れる鹿角はフルーティーな香りのヴァイツェンなど、それぞれの地名のイメージと近い種類のビールが充てられている。K's BARでは、この十和田八幡平麦酒を地元の焼物で作られたジョッキで味わうことができる。また、締めには比内地鶏のガラで取ったあっさりスープが特徴の秋田比内地鶏ラーメンを味わうことができる。

 ちなみに、この十和田八幡平ビール、ホテル鹿角以外にも、隣の小坂町から十和田湖に向かう途中の七滝近くにある「滝の茶屋 孫左衛門」でも味わうことができる。十和田湖の青森県側には以前紹介した奥入瀬ビールがあり、秋田県側にはこの十和田八幡平麦酒があるという構図である。


追記(2009.7.8):鹿角市の中心部花輪地区に、昨年3月「びいる亭 KAZUNO」がオープンした。他のびいる亭同様、ヴェデット・エクストラ・ホワイトの生を始め生ビール6種、それに世界各国のビールが飲める。上記のように、これまで花輪地区にはこうしたビールが飲める店が皆無だったので、これは実に嬉しいことである。


111015-183313追記(2011.10.15):「びいる亭 KAZUNO」のヴェデット・エクストラ・ホワイトの樽生、びいる亭の中でも飲めるのはここだけだそうである。私が知る限りでも、それ以外と言うと、東北では以前紹介した仙台の「RED HOT」くらいしかないのではないかと思う。ヴェデットの他にも海外のビールが84種類、瓶で揃っていて、安心して好きなビールが飲めるのがよい。

 なお、昼間は「カレーな時間(とき)」という名前の、カレーやパスタが食べられる店として営業している。以前、大館の「cafe shokudo 山舘」で食べられた薬膳カレーやスパイシーカレーが食べられるようである。

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2007年05月02日

東北の食べ処その9〜山形県酒田市

d3c68d7d.jpg 山形県の日本海沿岸、庄内地方の商業の中心地、酒田市にも私がお気に入りのおいしい店が何店かある。


寿司割烹 こい勢山形県酒田市相生町1-3-25、TEL0234-24-1741、11:00〜14:00、16:00〜22:00、月曜定休)
 港町である酒田市に寿司店は多いが、ここはその中でも特にお勧めの店である。「日本海の旬を握る」がキャッチフレーズで、その通り庄内浜に揚がった旬の地魚を主とした寿司が食べられる寿司店。

 ネタの鮮度はもちろん、シャリも無農薬の庄内米ササニシキを使用するなど、すべての素材を頑固に厳選して使用している。特にお勧めなのは、その旬の地魚で握る3,150円の「お任せ握り寿司」。他の地域ではあまり見かけない魚の寿司など、四季折々のおいしい寿司が味わえる。


三日月軒 中町店山形県酒田市中町2-4-7、TEL0234-22-2162、11:00〜18:30、不定休)
 酒田市にはおいしいラーメン屋も多い。特に、魚系のダシを使ったあっさり中華そばが多い。また、自家製麺の店の割合が高いのも特徴なのだそうである。市内に3店(中町店、中の口店、駅東店)ある三日月軒はその代表格である。

 3店の中ではこの中町店が一番目立っている気がする(本店は既に店を閉めてしまっている)。「自家製麺」イコール手打ちではなく、自分の店に製麺機がある店ももちろん自家製麺であるが、ここ三日月軒は「桿麺」(カムミェン)という鉄棒を使った独特の製法で手打ち麺を作っている。麺、スープとも飽きの来ない味で、酒田市民に愛され続けている理由が分かる。


満月山形県酒田市東中の口町2-1、TEL0234-22-0166、11:00〜16:30、毎月2・12・22日定休)
 個人的に、酒田市内で三日月軒と双璧をなすラーメン店だと思っている店。ここはワンタンメンが有名。下に敷いた新聞紙の文字が読めるくらい薄い皮のワンタンも酒田のラーメンの特徴である細麺ももちろんどちらも自家製。やはり魚ダシの利いたあっさり味のスープ。


ナーランダ山形県酒田市あきほ町658-2、TEL0234-24-9456、11:30〜14:00、17:00〜20:45、火曜定休(祝日除く))
 元は仙台にあったインドカレー店。10年くらい前に酒田市に移転した。いわゆるスープカレーとはまったく違うが、よく目にするインドカレーよりもさらにスープ状のカレーが印象的。マハラジャカレーが看板メニューだが(多分)、個人的にはいつも辛さがウリのホットカレーを食している。庄内地方で本格的なカレーが食べられるのは私が知る限りここだけであり、貴重な店である。

 写真はこれらの店と何の関係もないが、雪解けの季節の鳥海山である。


追記(2008.4.27):その後、酒田市内には何店かインド料理店ができた。私のオススメは、「インド料理シタ」(酒田市錦町5-32-57、TEL0234-31-5117、11:00〜15:00、17:00〜22:00、不定休)である。他にも、山形県内に5店舗を展開する「スパイスマジック インディアンレストラン」も酒田市内に酒田店と酒田富士見店の2店舗をオープンさせるなど、酒田市内はちょっとしたインド料理店の出店ラッシュである。酒田店ではランチバイキングをやっていたが、4/26からディナーバイキングも始めた。


追記(2009.6.22):「インド料理シタ」では最近、ピザも始めた。タンドリーチキンを載せたチキンピザ、辛めのキーマピザ、そしてほくほくじゃがいものポテトピザの3種があるが、「家計応援」と銘打たれている通り、直径22cmのこれらのピザがすべて800〜900円という嬉しい値段である。もちろん、宅配はなく、店で食べるかテイクアウトのみだが、宅配店のピザより圧倒的に安い。

 ビールもインド料理店によくあるキングフィッシャーとマハラジャだけでなく、ネパールのエベレストネパール・アイスが飲めるのがいい。

 それに何と言っても、「辛さ、大丈夫ですか?」(辛いのを食べる私には普通の人とは反対の意味で尋ねているのだと思うが;笑)、ご飯がなくなりそうになると「ご飯、もっとあげますか?」などと聞いてくれるご主人の温かい気配りが光る。

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2007年03月04日

東北の食べ処その8〜青森県八戸市

46e54e4a.jpg ポレポレ写真参照、八戸市江陽2-14-1ラピア1F、TEL0178-47-1288、10:00〜21:00 、不定休)
 何度も言うが、私はカレーが好きである。その私が東北で好きなカレー屋を3軒挙げよと言われたら、弘前のカリ・マハラジャ(こちらを参照)と名取のスリランカセンター(こちらを参照)とここを挙げる。すなわち私にとっての東北でベスト3のカレー屋のひとつが、ここポレポレである。

 ポレポレは八戸の長崎屋系のショッピングセンターラピアの中にあるインド料理店である。ショッピングセンターの中の店と言っても、ここのカレーはかなりのレベルで、本場のおいしいインドカレーを食べさせてくれる、南部地区では貴重な店である。

 メニューは豊富だが、その中でも特に、インド・ハイドラバーディ地方のカレーを再現したここのチキンハイドラバーディは絶品である。インド系のカレーでこれよりおいしいと感じるカレーは食べたことがない。私にとっては、一口、口に運ぶと途端に幸せを感じるような、そんな味である。

 昼はカレーバイキングをやっている。が、私はチキンハイドラバーディが食べたいばかりに、バイキングではなくあえて単品でチキンハイドラバーディを注文してしまうのである。


三稜荘(八戸市南郷区大字中野字舘野4-4グリーンプラザなんごう内、TEL0178-82-2902、11:00〜18:00、年中無休)
 八戸市と合併した旧南郷村は、東北の数あるそば処の中でも最も知名度が低い所かもしれない。しかし、寒冷な気候でいいそばが取れる。

 この三稜荘は、南郷村が村おこしのために作ったお店で、地元のそば粉だけを使って地元のそば打ち名人が打つそばが大変美味である。以前は、八戸自動車道の南郷ICから程近い場所にあったが、現在は移転してグリーンプラザなんごう内にある。

 その土地のそばが味わえる店というのは、東北でも決して多くはない。その意味でも、ここはわざわざ足を運んでみる価値のあるそば屋である。


追記(2008.7.4):ポレポレのカレーバイキングであるが、なかなかによい。甘口から辛口までカレーが6種類(お子様カレーを入れれば7種類)あるし、その中身もスープ状のものからマサラで和えた汁なし状のものまでバラエティに富んでいていろいろな味が楽しめるのがよい。なお、ランチ時の単品のみの注文は多忙を理由に不可となった(ランチバイキングに追加という形なら可)。

 ちなみに、ランチバイキングならポレポレ以外にも八戸市のよねくらホテルにあるインド料理レストランゴールデンパルキでもやっている。ウェディングを手掛けるようなシティーホテルにインド料理店が入っているのは珍しい気がする。

 それから、お隣の三沢市の米軍基地のすぐ手前にあるアンクル インドレストラン アメリカ村店三沢市中央町2丁目4−10、TEL0176-53-2681)でもランチバイキングをやっている。

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2007年02月07日

仙台散歩その16〜フィンランド料理が食べられる老人ホーム(のカフェ)

d25a1279.jpg フィンランドと言うと、「森と湖の国」というコピーがすぐ浮かぶ北欧の国である。他の北欧諸国と同様、社会保障の充実した福祉国家ということも有名であるし、音楽好きであれば作曲家シベリウスの名前がすぐ浮かぶ。最近では、携帯電話のノキアやOSのLinuxに代表されるようにIT分野でも存在感が大きい。そう言えば、サンタクロース発祥の地もフィンランドである。

 しかし、フィンランドの料理、と言うと、フィンランドの人は何を食べているのか、すぐにはイメージできない。実際、フィンランド料理を食べられる店は東京でもそう多くないようで、東京レストランサーチで検索しても2軒しかない(私の好きなインド料理店は296件、先日紹介した仙台には1軒しかないネパール料理店も62軒表示される)。

 このフィンランド料理を食べられる店が仙台にあった。しかも、それは特別養護老人ホームの中にあるカフェである。

 青葉区水の森に「せんだんの館」という特別養護老人ホームがある。「せんだんの館」は、フィンランドと仙台市が健康福祉分野で共同プロジェクトを行うために設立された仙台フィンランド健康福祉センターの敷地内にあり、フィンランド型福祉の予防を中心とするコンセプトを取り入れながら運営されている特別養護老人ホームである。

 「せんだんの館」は入所者と地域の交流を通して入所者の社会性を確保することを目指しており、施設内の交流ホールやカフェテリアなどを地域に開放している。今回紹介する「MOI!Cafe」がそのカフェテリアで、外部の人も自由に利用できるようになっている。

 「MOI!Cafe」の「MOI!]とはフィンランド語で「やあ、こんにちは」という意味だそうである。営業時間は10時から16時で、11時半から14時までがランチタイムである。ランチタイムには「ワンコインランチ」としてカレーや丼物、パスタが日替わりで食べられるが、その他に1日10食限定でこれまた日替わりのフィンランドランチが800円で食べられる。

 私が訪れたときの料理は「ポーク・サワークリーム煮」だったが、ライスとサラダ、それにヨーグルトがついてきた。全体としてあっさりめの味付けだったがおいしかった。サラダにはハーブが使われており、その辺りもフィンランド料理の特徴なのかもしれない。ハーブと言えば、ここではハーブティも充実しており、カモミール、オレンジリフレッシャー、レモンスーザ、シナモンアップルなどのハーブティがクッキー付で300円、食事と一緒だと150円で飲める。量は大食いの私にとっては若干少なめだったが、お年寄りや女性にはちょうどよい量かもしれない。BGMとして森林の音が流れ、リラックスできる雰囲気がある。

 店内の一角にちょっとした物品の販売コーナーがあるのだが、そこにはフィンランドから輸入したキシリトールガムやムーミングッズが置いてあった。そう言えばキシリトールガムもムーミンもフィンランドのものだったことを思い出した。キシリトールガムはキシリトール含有率が40%のものの他に、100%のものもあり、さすがは本場という感じである。ただしガムボトル入りで1,155円もするので、400円の40%もので我慢することにした。

 この「MOI!Cafe」、もっと知られてもよいと思うのだが、現在のところ知名度はそれほど高くないようで、私が訪れた時刻は14時ちょっと前くらいだったが、ありがたいことにまだフィンランドランチは残っていた。ただ、おいしいし、もう少しPRしてもよいのではないかと思う。「せんだんの館」のサイトを見ても、詳細は掲載されていないし、もったいないことである。東北唯一のフィンランド料理が食べられる店として(ランチ一種だけだが)、もっとPRしてもらいたいものである。


追記(2014.5.15):その後、上記カフェテリア「MOI!Cafe」は、入所者のインフルエンザ等の感染症罹患のリスクを考慮して一般の利用ができなくなった。入所者の安全を守るためにやむを得ないこととは言え、ちょっと残念である。


10911323_894169437313771_8007781484631843004_o追記(2015.4.2) :上記「Moi!Cafe」であるが、現在は時々「喫茶ムーミン」として地域の方にも開放されているとのことである。今月は明日3日(金)と16日(木)が開店日だそうである。

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2006年11月08日

仙台散歩その14〜東北初(たぶん)のネパール料理店

3643fda1.jpg 先日仙台駅の東口を歩いていたら、いつの間にできたのか、なんとネパール料理店ができているのを見つけた。その名も「カトマンドゥ」(写真参照仙台市宮城野区榴岡1-7-8ADビル1F、TEL022-256-7851、11:30〜14:00、17:30〜23:30)。ネパールの首都の名前を冠した店である。

 仙台市内及びその周辺には、私の知る限り、インド料理店やタイ料理店、インドネシア料理店、ベトナム料理店などはあるが、ネパール料理店ができたのは伊達政宗の仙台開府以来初めてのことと思われる。恐らく、東北全体でも蝦夷の時代まで遡ってみても初めてのことではないかと思われる(笑)。

 というわけで、私自身ネパール料理に関する知識はほとんどなかったのだが、ネパールと言えばインドに国境を接している国、きっと北インドに近いスパイシーなカレーが食べられるに違いないと、早速入ってみた。

 オーナーのサンジブさんはネパール出身の方で、奥さんが日本人ということもあって日本語がとても上手な、フレンドリーな人だった。入ったのは夜だったのだが、夜はバーとなるらしく、ネパールの蒸し餃子であるモモや、串焼きのセクワなど、酒に合いそうなネパールの一品料理がいろいろとあった。中でも辛いもの好きの私の目を引いたのはチリチキン。鶏肉の辛味和えという感じ。頼んで辛くしてもらったらちょうどよかった。

 ランチは680円でネパールのスープカレーが食べられると表に書いてあったが、夜のメニューとしてはビールやおかずとセットになった 1,800円のディナーセットが出ていたので、夜は単品では食べられないのかと思いきやさにあらず。夜も同じ680円でスープカレー(チキンか野菜)が食べられるのであった(ただしランチ時は飲み物とサラダ付)。

 このスープカレー、とてもあっさりしているのだがしっかり旨みがあってなかなかおいしかった。これも頼めば辛くしてもらえる。通常のものは辛いもの好きの人にとっては少し物足りないレベルだと思われるので、辛くしてもらうのがオススメである。

 ビール好きの立場から言えば、これで「エベレスト」などネパールのビールなどもあれば言うことなしなのだが、カクテルなどドリンクメニューも必要十分な種類あるので(どれも1杯500円)、ネパール料理を食べながら飲むというスタイルがよさそうである。23:30までやっているので(ラストオーダーは23:00)、どこかで飲んだ帰りにカレーを食べて帰るという時にもいいかもしれない。

 東北で初めてのネパール料理店ということで、ぜひこれからも頑張ってネパールの料理を広めてほしいものである。と書いているうちにまたあのスープカレーが食べたくなってきたので、明日の昼にでもまた行ってみようかなと思う。ちなみに、月曜日だけは定休日なので要注意である。


追記(2006.11.9):今日の昼に行ってみたら店が閉まっていた。どうやら現在ランチはお休み中のようである。残念。


追記(2006.12.27):休んでいたランチは今週から復活したそうである。夜はいつもけっこう混んでいる。お店の人の人柄と小ぢんまりとした店内、オリジナルのおいしい料理などが相まっていい雰囲気を醸し出しているのだと思う。上で紹介した680円のランチの他に、980円のスペシャルランチがあってそちらはライスとカレーがお替り自由だそうである。ちょっとしたバイキング気分で食べられそうである。


追記(2008.3.19):久しぶりに行ってみたら、ランチメニューが変わっていた。新メニューは、Aランチ(ぶっかけ)、Bランチ(れでぃーす)、Cランチ(かとまんどぅ)、Dランチ(ぽから)、Eランチ(ちょもらんま)の5種である。「ぶっかけ」は安く、やっぱり「ちょもらんま」が一番高い(笑)。


追記(2009.4.19):定休日が月曜日から日曜日へと変更になったようである。


追記(2010.12.2):火・水のバータイムは「レディースデー」で、女性と、女性と一緒の男性は、生ビール以外の飲み物が半額だそうである。

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2006年08月31日

東北の逸品その11〜赤湯「龍上海」のからみそラーメン

65ec0026.jpg 東北のラーメンで一番好きなラーメンは?と聞かれたら、私は間違いなく真っ先にこのラーメンを挙げるだろう。山形県南陽市の赤湯にある「龍上海」の「からみそラーメン」である。

 みそラーメンは元々札幌が発祥とされる。全国に広まったのは昭和40年代半ばで、それまではラーメンと言えば醤油ラーメンであった。
 ここ龍上海でも、昭和33年の創業以来、一貫して製麺も含めてすべて自家製のラーメンを作ってきたラーメン店であったが、創業当初は醤油ラーメンだけであった。しかし、思ったほど売れず、仕込んだスープの大半が残る日々だったそうである。この残ったスープをどうにかしようとして、当時は家族がみそを入れて味噌汁代わりに食べていたりしたそうである。

 先代の主人は、これにヒントを得て、この味噌汁代わりに食べていたスープを逆にラーメンに応用できないかと考えたという。時は昭和35年。札幌みそラーメンが一世を風靡するおよそ10年前のことである。ただのみそラーメンでなく、「からみそラーメン」となったのは、以前紹介した赤湯の伝統的な逸品である「石焼唐がらし」の存在が大きかったに違いない。しかし、ここでも東北のPR下手が災いしてか、このからみそラーメンの存在が全国に知られることはなかった。

 以前聞いたところでは、このからみそラーメン、実に60数種類の材料からできているそうである。確かに、スープを口にすると、辛さだけではない、何とも形容しがたい独特の旨みが感じられる。この旨みとそのスープの個性に負けていない極太の縮れ麺との相乗効果が、私を含めてこのラーメンにやみつきになる人を多く生む源となっているに違いない。

 ちなみにこの龍上海、今でこそカップ麺になってコンビニで売られたり、請われて新横浜ラーメン博物館に出店したりして知名度が上がっているが、かつては取材拒否の店であり、地元山形のメディアに登場することもほとんどなかった(もちろん、既に地元の人は誰でも知っている有名店だったが)。私は例によって父親に教えてもらったのだが、学生の頃から食していて今に至るまで、全国津々浦々でここを超えるラーメン店にはいまだ出会っていない。もちろん、ラーメンは人によって好みがまるで異なるので、あくまで「私にとっては」、というほどの意味合いでしかないのであるが。

 ただ、私の住んでいるここ宮城県にも、明らかに龍上海に影響されたと思われるからみそラーメンを出す店が少なくないことを考えると、龍上海が周辺のラーメン店に与えた影響の大きさが窺い知れるというものである。某大手カップ麺企業がご当地ラーメンの一つとして「仙台辛みそラーメン」というカップ麺を出している。確かに仙台にも辛みそラーメンを出す店は多くあるが、それらはほぼ龍上海のフォロアーであるので、私的には「仙台辛みそラーメン」という称号には、やや抵抗感がある。からみそラーメンは山形が発祥である。

 そうそう、学生の頃から食していると言ったが、さすがに南陽は仙台からはやや気軽には行きづらい。そんなことで、私はもっぱら山形市内にある山形店の方に通いつめていた(写真参照地図)。辛いもの好きな私は、いつもからみそを増量してもらっていた。からみその増量はプラス50円なのだが、足繁く通って毎度増量していたせいか、山形店のご主人は私に対しては、いつもプラス50円分をオマケしてくれていた。それは社会人になってからもである。一応、こちらは恐縮して、会計の時に正規の金額を出すのだが、必ず50円バックしてくれるのである。ささやかながら嬉しいことである。

 今でも、この龍上海のラーメンが無性に食べたくなる時がある。そんな時は仕事が終わった後、愛車のソアラを飛ばして(麺かスープがなくなると営業時間内でもその日の営業は終了なのである)、山形市内のこの龍上海の支店にからみそラーメンを食べに行ったりしている。ここで、からみそチャーシューメンの大盛り、からみそ追加という、この店で最高値のラーメンを食べるのが(しめて1,150円である。ただし50円バックしてくれるが)、私にとっては最高の贅沢である。


img290追記(2006.9.18):新横浜ラーメン博物館の「龍上海」に行ってみた。同博物館の中でもここだけ、夜9時半頃だったにもかかわらず行列ができていた。なんとなくうれしかった。肝心のからみそラーメンだが、麺の縮れが若干少ない感じはしたものの、それ以外は赤湯の本店や山形店と比べても遜色ない味だった。元の値段より少し割高なのは横浜で食べられることを考えればやむを得ないところ。持ち帰り用も売っていた。


追記(2010.7.30):このところいつ行っても山形店にいつものおじさんがおらず、若い店員さんばかりだったので聞いてみたところ、おじさんは引退したとのことだった。考えてみれば、学生の頃から20年くらいも経っていて、その頃から既におじさんだったし、それも無理のない話かと思った。とは言っても、20年くらい舌に馴染んだ味がもう味わえないというのも寂しいものである。そう、やっぱり今の人が作るのと味が違うのである。それが年季というものなのかもしれない。ともあれ、おじさん、今までありがとうございました。そして、お疲れ様でした。


追記(2012.8.18):上で紹介した「いつものおじさん」、夜、久しぶりに行ってみたらカムバックしておられた。どんな事情があったのか(夜間に人手が足りないとか?)は聞かなかったが、個人的には「やった!」という感じである。久しぶりにおじさんの作るからみそラーメンを食べたが、やっぱり私の慣れ親しんだ味はこれである。大抵の日の夜はおられるということだったので、また足を運んでみたいと思う。


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2006年04月03日

東北の食べ処その7「誰も知らないカレー王国」〜宮城県名取市

720e071a.jpg 名取市は、仙台市の南にある人口約69,000人の市である。その位置から仙台市のベッドタウンとなっている他、市の南端には仙台空港があるので、仙台の空の玄関口としての性格も持っている。

 さて、この名取市が実はカレーの町であることは誰も知らない(と思う)。市もカレーで町おこしなどは考えていないと思うし、住んでいる人にもその自覚はないと思う。しかし、この名取市にはおいしいカレー屋さんが多い。と言うか、私が知る限り存在する4軒のカレー屋さんがそれぞれ個性的でしかもおいしいのである。正直、その質は仙台を上回っている。この4軒を凌駕するカレー屋さんは人口で言えば15倍の規模を誇る仙台にすらない、と私は思う。おいしいカレーを食べたいなら名取に行け、というのが、仙台周辺のカレーフリークスにとって合言葉になるであろう日も近いかもしれない(近くないかもしれない)。

 と言うわけで、今回はこの名取市の個性的な4軒のカレー屋さんを紹介したいと思う。


スリランカセンター写真参照、名取市本郷矢口94-2、TEL022-384-0843、11:00〜20:00、月曜定休)
 名取のカレー屋を語る際に、この店は欠かせない。他の3軒がまだなかった、私の子供の頃からこの店だけはここ名取ののどかな田園地帯の中にあった。高校の頃は自宅から20kmくらいある道のりを自転車を走らせて食べに行ったという、私にとっての「青春の味」でもある。

 水を一滴も使わず、30種のスパイスと酢と牛乳で作るという、インド風とも違うスリランカのカレーはここならではの味である。以前書いたように、最近亘理のスーパーにスリランカカレーが出たが、それでもやはりここのカレーはここのもの。時々無性に食べたくなる。

 ただし、かなりの辛口である。東京などにある他のスリランカ料理店などでもそうだが、なぜかスリランカカレーは辛さが変えられないらしい。そして、総じて辛口である。ここのカレーも、カレーと言えばバーモンドカレーの甘口という人には恐らく無理な辛さである。逆にスパイシーなカレーを好むカレー好きにとっては、ハマる味である。事実、この店、週末などはひっきりなしに人が訪れている。それを見るたびに、世の中には辛いもの好きはけっこういるものだとある種の感慨に浸るのである。メニューはスリランカカリー(サラダ、紅茶付)と、それにアイスがついたセットのみである。

 そうそう、スリランカと言えば、セイロンティーである。この店では各種の紅茶もあり、それもおいしい。ディンブラーやゴールデンチップス(超・貴重品だそうである)といった紅茶を買うこともできる。

 ここは、親娘2人でやっているが、お母さんはとっても顔が広い。県内の財界にも顔が利くし、スリランカの前大統領とも知り合いである。元日もやっているので、「おせちもいいけどカレーもね」ということで初詣の後に食べに行くこともある。ただし、年に2回くらい1週間くらい休んで海外に行ったりするので、そこだけ注意である。

 ところでこの店、初めて行く人は分かりにくいかもしれない。地図を要チェックである。4号線名取バイパスを南下していくと、南隣の岩沼市との境辺りの左側に大きな看板があるので、そこを左折である。


えなっ名取市大手町1-4-5、TEL022-384-9584、11:30〜14:00、17:30〜22:00、月曜・第3日曜定休)
 JR名取駅裏(西口側)の住宅街の一角にあるインドネシア料理店。インドネシア人の旦那さんと日本人の奥さんが2人でやっている。タイ料理やインド料理は比較的よく見かけるが、インドネシア料理は東北では他に仙台に一店あるくらいである。

 店名の「えなっ」は、インドネシアの言葉で「おいしい」という意味なのだそうである。ここはインドネシアの中でもジャワ島の家庭料理を出してくれる店だが、その名の通り、実においしい店である。カレーはスパイスとココナッツミルクで作るスープ状のものだが、タイのものとも違い、ここでしか味わえない味である。このカレー類はいずれもお勧めであるが、カレアヤム(オリジナルジャワココナツカレー)は特にお勧めである。

 辛味の調整には、現地の「サンバル」という唐辛子やエシャロット、キャンドルナッツなどをじっくり炒めてつくる練り唐辛子風の調味料を使うが、これもただ辛味を追加するだけでなく、旨みも追加してくれる。食後にはこれまた独特の風味のインドネシアコーヒーがよい。


楽天ハンモック名取市増田字柳田529-1、TEL022-382-3463、11:30〜14:30、17:30〜その日次第(平日)、11:30〜15:30、17:30〜その日次第(土日祝)、不定休(月曜と木曜が多い))
 インドのスパイス文化と西洋のブイオン文化の両方を取り入れた「インド風アレンジカレー」を出す店。4号線バイパス沿いにある。オリジナル配合で多種多量のスパイスを使い、国産鶏がらと香味野菜を使用したブイオンで煮込んで仕上げてある独特な風味のカレーが食べられる。クローブが立っている、と言えば、スパイス好きの人には何となくニュアンスが伝わると思う。

 「野菜カレー」が一番人気だが、肉好きには、チキンカレーか野菜チキンカレーがある。辛さ、量の調整もできる。ここも休日などは特に賑わっているが、突然休みだったり終わっていたりしてなかなか味わえないこともある。確実に食べたい時は電話して「取置き」を頼むのがよい。1ヶ月に1回くらい「玄米営業の日」や会員限定の「スープカレーの日」もある。

 1回行く毎に「ハンモックお守り」が1個もらえ、お守り3個でカフェラテか魔女のココア、お守り5個でラスクSサイズ2袋などの「ご利益」があるのがユニークである。お守り5個でその各種特典がある「ハンモック会員」にもなれる。そうそう、エスプレッソコーヒーも好評である。

 ちなみに、この店、東北楽天ゴールデンイーグルスや楽天市場とは関係ない。


インド料理レストラン サニア宮城県名取市本郷字大門148-3、TEL022-382-4446、11:30〜14:30、17:00〜23:00)
 2月に4号線バイパス沿いにオープンした新しいインド料理店。ここのウリはランチバイキングで、土日祝日も含めて毎日11:30〜14:30までランチバイキングをやっている。このランチバイキング、週末などはすごい行列で、1時間待ちは覚悟しないといけないほどである。ランチバイキングはカレー3種とライス、ナン、タンドリーチキンなどのおかず、サラダ、デザートなどで880円。ランチドリンクは+150円である。

 夜のメニューは、カレーが900円からで、ライスやナンなどを加えると必ず1,000円を超すため、昼ほど割安感はないが、セットメニューも含めてメニューは豊富である。チキンや野菜やシーフードのカレーの他は、ポーク類のカレーがなく、逆にビーフを使ったカレーがあるので、インド料理店と銘打ってはいるが、恐らく本当はイスラム圏のバングラディッシュのカレーなのだろうと思う。

 夜にレジのそばに置かれるチラシを次に持参すると昼でも夜でもワンドリンクがサービスになるので、夜に行った時は忘れずにゲットするようにしたい。

 ちなみに、店の名前はオーナーの愛娘の名前だそうで、同時に「並ぶ者のない、無比の」という意味なのだそうである。「並ぶ者のない」と言いつつ、昼のこの店には並ぶ人が大勢いるが、それはともかくこれからもがんばってほしい店である。


追記(2011.5.13):サニアは現在、ランチバイキングをやめてしまったそうである。ちょっと残念である。

anagma5 at 22:01|PermalinkComments(2)TrackBack(0)clip!