カレーライス  

2019年02月24日

東北で地ビールが飲める店その81〜山形県川西町

WP_20190108_18_02_28_Rich_LI 川西町は山形県の内陸南部、置賜地域にある人口約15,000人の町である。置賜地域の中心である米沢市の西隣に位置している。日本最大規模の観光ダリア園である「川西ダリア園」で有名である。

 町の中心部はJR羽前小松駅の西側で、役場も駅から徒歩4分のところにある。その反対の東側、町民総合体育館に向かう途中に「Spice kitchen GARBANZO(スパイスキッチン・ガルバンゾー)」(東置賜郡川西町中小松2236-5、TEL0238-33-9174、11:30〜14:30※土日祝は〜15:00、17:00〜22:00、水曜定休)がある。スパイスカレーが美味しく、かつクラフトビールも揃う、いい店である。

 ビールは、地元の米沢ジャックスブルワリーのビールやタップマルシェなど樽生7種に、国内外の瓶ビールが13種ある。カレーの看板メニューは「濃厚バターチキンカレー」だが、「厳選スパイスのキーマカレー」など、いろいろある他のカレーも美味しい。

 米沢方面から向かう際にはJR米坂線を利用することになるが(路線バスは時間が掛かる上に平日3便のみの運行である)、夜に行ってビールを飲もうとすると、米沢に戻る最終列車が最寄りの羽前小松駅19:37発(米沢駅20:02着)なので、行きは米沢駅17:03発の列車に乗りたい(羽前小松駅17:25着)。羽前小松駅から店までは徒歩10分弱である。


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2015年05月22日

仙台散歩その53〜仙台のカレー新店2店+α

150521-183751 仙台一高の向かいにあった蕎麦店「茶畑庵」が閉店して、いつの間にかカレー店になっていた。「カレーの山道」(仙台市若林区元茶畑31-6、TEL022-290-9330、11:00〜14:00、17:00〜21:00、土日祝日定休)である。








150514-125133 早速入って見ると、メニューに載っているカレーが面白い。曰く、梵カレーライス、梵カレーうどん、そして梵カレーGOLDである。
 





150514-130000 写真はチキンカレーとベジカレーの2種のカレー、それにおまかせトッピングがつく「梵カレーGOLD」である。ライスが見えないくらいトッピングがテンコ盛りである。そのライスは玄米が使われていた。私は玄米のライスで食べるカレーも好きなのだが、この界隈で玄米のライスを出すカレー店は他に、以前紹介した 南國堂が最近始めたくらいなので、その意味でも貴重である。

 カレーもスパイシーで(辛いという意味でなく)、とても美味しい。店主はネパールで数ヶ月修業して帰国し、この3月のこの店をオープンさせたとのことである。従ってカレーもその流れを汲むカレーなのだろうが、同じネパールでもこれまた以前紹介した仙台駅東口のカトマンドゥのスープ状のカレーとは対照的なとろみのあるカレーである。

 他に、自家製のうどんを使った梵カレーうどんはこのカレーに出汁が合わさってまた美味しいし、デザートにある自家製バナナアイスもよかった。

 日替わりのお惣菜もいろいろあるのだが、夜はそのお惣菜一種とお酒一杯で1,000円の「晩酌セット」がある。ビールはネパールの「エベレスト」と「ネパールアイス」があった。

 そうそう、店名は、ヒマラヤ山脈に向かう山道から来ている、のではなく、店主が山道さんという苗字なのであった。

150519-134133 一方、長町南にある広南病院の並びには4月に「Curry spot 祭(sai)」(仙台市太白区長町南4-12-16、TEL022-395-4117、11:00〜14:30LO、17:00〜21:00LO、木曜定休)がオープンした。こちらはインド風とも違うオリジナルのスパイシーなカレーが美味しい。煮込んだ鶏ガラスープに、30種の野菜を加え、15種類のスパイスを配合し、2日間寝かせて作るのだそうである。鶏肉のカレーと豚肉のカレー、それに限定のカレーがある。





150520-133521_m 上が鶏肉のカレー、下が豚肉のカレーであるが、それぞれの肉に合うようにスパイスの調合を変えているそうである。辛さは辛さなしの0から大辛の3まであるが、辛いもの好きにとってはもう少し上があってもいいと思える辛さである。

 チャイやラッシーもしっかり自家製なのもいい。チャイのスパイス配合もオリジナルで、ラッシーも美味しかった。
 

150519-135043 こちらも各種肉巻や手羽元などつまみになりそうな料理があり、かつ海外のビールが6種類ほどあったので、夜来ても楽しそうである。







150521-135655 他に、新店ではないが、緑ヶ丘で「カレーのお店 Greenひるず」(仙台市太白区緑ヶ丘2-23-7、TEL022-797-9562、9:30〜15:00)という店を見つけた。欧風カレーの店とのことだが、辛口チキンカレーはけっこう本格的な辛さでスパイシーな味であった。上で紹介した「祭」のカレーの最上位の3の辛さとほぼ同等くらいはあるのではないだろうか。ほぐし肉にとろみのある辛口ソースがよく馴染んで美味しい。店内では朝取り新鮮野菜が売られているが、サラダやスープに入ってる野菜も美味しかった。

150521-140508 メニューには他に甘口ビーフカレーもあるが、それでも市販の中辛くらいの辛さがあるそうなので、全体的に少し辛めと言えるかもしれない。チキンとビーフが両方食べられるダブルカレーもある。

 この店、震災後閉店したままだったスーパーの空き店舗を利用して、一昨年からやっているとのことである。そのためふんだんにあるスペースをカルチャースペースや貸しギャラリーとしても活用している。


 以上、3店のカレー店を紹介したが、いずれも他のどことも違うカレーを出していて、かつそれが美味しいというのが嬉しいところである。カレー好きとして、選択肢が多くなるのは歓迎したい。


追記(2017.2.28):上で紹介した「カレーの山道」だが、閉店してしまった。現在はまた蕎麦店になっている。店主は時々海外を放浪するので、またどこかに行っているのかもしれない。帰ってきたらまたどこかで店を開いてほしいものである。


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2012年07月25日

仙台散歩その50〜仙台の街中の本格カレー屋さん

 だいぶ以前、仙台の街中のカレー店を紹介した。そのうち、お気に入りだった「かり〜亭」が閉店し、また別のところで紹介した「パチャカリ」も閉店して寂しい思いをしたが、私のお気に入りの「RED HOT」や「ambrosia」は健在である。「Kitchen プラス1」も「Curry & Bar yaman」も「旅カフェ サマルカンド」もある。
 
 そうしたところ、最近街中を徘徊していると、ほうぼうでカレー屋さんが新しくオープンしているのを見掛ける。カレー好きにとっては喜ばしい限りである。今回はその中から、私的にオススメのお店を3軒紹介したい。


120723-133937カレーの店 南國堂(仙台市太白区八本松1-1-50、TEL022-246-7510、11:00〜15:00、18:00〜22:00、水曜定休)
 
 6月にオープンしたばかりの新しいカレー店。小麦粉、化学調味料を使わず、油分を極力抑えたという「インド式ヘルシーカレー」が食べられる。

 ケララ風チキンカレー、ポークカレー、パニールカレー、3種類のキーマカレー、それに野菜カレー数種などがメインメニューで、それ以外にスパイスを用いたインドの惣菜も日替わりで数種類ある。ランチタイムにはそれらの惣菜と自家製ラッシーもつく。ライスの量は250gで、これくらいあると大飯食らいの私にもちょうどよい(笑)。

 ご主人は、健康維持に役に立てるカレーを作っていきたいということで、日々研究を重ねているそうで、今後も新メニューなどが出てくるかもしれないとのことである。

120614-132327仙台カレー食堂(仙台市青葉区一番町2-11-12、TEL022-265-8901、11:30〜14:30、17:00〜21:00、日祝定休)
 
 3月にオープンしたカレー店。都内のインド料理店で修行を重ねたというご主人が作るオリジナルのインドカレーが食べられる。

 ランチでは黒こしょうのチキンカレー(辛口)、しょうがのポークカレー(中辛)、本日の野菜カレー(中辛)、ずんだマサラ(枝豆とほうれん草のキーマカレー、甘口)の中から2種選べる「カレー2種合いがけ」が700円で、ライス大盛りも無料である。

 夜はランチタイムのカレーに加えて、限定の牛たんカレーが登場する。ずんだや牛たんといった仙台の食材を使ったカレーなど、オリジナルなメニューが印象的である。


120518-155300喫茶ホルン(仙台市青葉区立町26-17-202、TEL022-711-5520、12:00〜21:00、日曜12:00〜19:00、月曜定休)
 昨年3月にオープンした喫茶店。喫茶店ということで、フレンチプレスで抽出するスペシャルティ珈琲などがウリであるが、もう一つのウリが南インドカレーである。

 チキン・ココナッツ・マサラ、ポーク・ビンダルー、エッグ・マサラ、チキン・レバー・カレー、キャベツのムング・ダール・クートゥ、大根のサンバル、ナスとパプリカのサンバル、カリフラワーのサンバル、小豆のトマトクリームカレーなどの中から日替わりで2種がメニューに並ぶ。その日何が食べられるかは、店のサイトで確認できる。

 ライスの量は通常180gだが、希望によって少なめの150gや、多めの210gにもできる。2種盛りも可能である。


追記(2017.2.28):上で紹介した「仙台カレー食堂」だが、昨年12月で営業を終了した。残念である。またいつか再出発するとのことなので、今後に期待したい。



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2011年08月24日

仙台散歩その49〜おいしいカレーライスが食べられる洋菓子店

110729-130919 久々にカレーネタである。カレーと言えば、以前紹介し前回もちらっと触れた泉区の「あちゃーる」のオーナーの森さんは、「カレーの力を信じてる」という名の、「全国のカレー屋さんとそのお客さんによる被災地のカレー屋さんと被災者を支援する」プロジェクトを立ち上げて、精力的に活動している。その活動の一端は、同プロジェクトのブログに詳しい。まさに、「カレー屋さん」ならではの支援を被災地各地で行っていて頭が下がる思いである。

 実は私も、かつて紹介した(ここここ)三陸沿岸や気仙沼のカレー屋がどのような状況なのか気になっていたが、雑事に追われてまったく確認できないでいた。森さんに聞いていろいろと状況が分かった。気仙沼の「イェティ」は津波の被害を受けたものの7月に再開、大船渡の「EAST ASIA」も津波の被害を受けたものの元気に営業中、釜石の「あゆとく」は営業しているもののカレーは休止中、などなど。ついでに、ネット上で調べてみたところ、宮古の「カリー亭」はオーナーの小幡さんのブログによると営業再開、ただ私が行ってみたいと思っていた「焼き鳥 とりもと」は津波の被害を受けて再開に向けて準備中のようである。

 さて、仙台市地下鉄河原町駅からちょっと歩いたところにある「Salon de tea Amandier(サロン・ドゥ・テ・アマンディエ)」は、フランス菓子の店である。ショーケースに並ぶケーキや、カゴにところ狭しと並んでいるクッキーなどの洋菓子は、見た目にもとてもおいしそうで、実際とてもおいしい。

 テイクアウト以外に、店内でコーヒーや紅茶と一緒に食べることもできるのだが、このアマンディエ、12:00〜14:00のランチタイムには食事もできる。カルボナーラ、きのこ、トマトと茄子、バジリコ、トマトソース、ペペロンチーノなど、パスタが充実しているのだが、この店での私のお目当ては、「自家製カレーライス」である。

 ここのカレー、みじん切りにして炒めた玉ねぎがベースのカレーに、大きめのポークが乗り、その上に刻んだゆでたまごがトッピングされている。全体的にはスープ状で、その意味では同じ「フランス」ということもあって、以前紹介したRED HOT」のスープカレーを連想させる。辛さはさほどでもないにも関わらず、とてもスパイシーでおいしいというところは、これまた以前紹介したキッチン味楽」のインドカレーを思い出させる。

 いずれにしても、ここのカレー、カレー好きなら一度食べてみてほしい味である。もちろん、本業である、ご主人自慢のケーキも、である。

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2010年12月20日

東北で地ビールが飲める店その59〜宮城県気仙沼市

 気仙沼市は宮城県の北東端、南三陸沿岸にある人口約7万4千人の港町である。カツオ、サメ、メカジキはいずれも日本一の水揚げを誇り、特に最近ではフカヒレが特産品として有名である。

 この気仙沼市で地ビールの飲める店を探してみた。気仙沼市の市街地は主にJR南気仙沼駅を基点とする地域に集中しており、飲食店は同駅西側の田中前界隈、東側の仲町界隈や魚市場周辺、北側の南町(&魚町、八日町)界隈に点在している。

101218-112150  このうち、田中前界隈を歩いていて見つけたのが、ネパール・インド料理レストラン Yeti(イエティ)(気仙沼市田谷20-11、TEL0226-25-7096、11:00〜15:00、17:00〜22:00、月曜定休)である。ネパール料理が食べられるというだけでも「おぉ!」という感じであるのに、さらにこの店の入り口のドアには、何と、かの銀河高原ビールのシールが貼ってあるではないか。これはもう入ってみるしかない!ということで入ってみた。

 店に入ってみると確かに銀河高原ビールの、しかもスターボトル(ヴァイツェン)が置いてある。メニューを見ると普通のインド料理店でよく見るようなメニューの他に、ネパール料理もいろいろある。ミックスチョウミン(ネパール風焼きそば)やタカリトッパ(タカリ族のネパール風カ レーうどんまたはそうめん)、チキンモモ(チベット風蒸し餃子)、アールプデコ(じゃがいものカレー炒め)、アッチャール(ネパール風辛めの大根漬物)などである。これこれ、どこもかしこもインド一色というのではなく、こういうのが食べたいのである。

 中でも特筆すべきは、ダルバート(チャイかコーヒーがついたセットで提供される)のおいしさである。ダルバートというのはネパールの定食だそうが、チキンカレーとライスにネパールのおかずとスープがついたものであった。これがまた絶品である。カレーはもちろんおいしいが、おかずのアールプデコと豆のスープ、これがまた実にうまい!このような料理は以前紹介した仙台のカトマンドゥにはないので、このイエティが初体験だったのだが、とてもおいしい。これは銀河高原ビールも進みそうである(笑)。なお、辛さは控えめにしてあるそうだが、好みによって辛くしてくれる。

 帰ってからネットを検索してみると、やはりこのダルバートを絶賛する声は他にもあった(例えばこことかこことか)。私もあのダルバートを食べるためだけに仙台から足を運んでもいいかも、と思った。そうそう、このダルバート、本来ディナーだけのメニューだが、事前に連絡しておけば昼でもつくってくれるそうである。

 ちょうど2年前の12月にオープンしたという、ネパールのご夫婦お二人で切り盛りしているお店であるが、気仙沼でおいしい料理とおいしいビールを味わう いう点では私のイチオシの店である。そうそう、コーヒーについても豆は一関の佐惣珈琲店、水は須川秘水を使うなどこだわっているので、コーヒー好きにもよいかもしれない。

101218-123941 「飲める店」ではないが、田中前では他に写真のような「自ビール」のキットを販売している小野寺屋という酒店を見つけた。いずれ自分で自分好みのビールづくりにチャレンジしてみるのもよいかも、と思った。









101218-145321  続いて、南気仙沼駅の東側で探してみると、気仙沼市魚市場に隣接する「海鮮市場 海の市」の中にある、一見軽食店のような店構えの「ウ・メネス」でいわて蔵ビールが飲めるのを見つけた。ヴァイツェン、ペールエールなど4種類の瓶が置いてあり、その場で飲むことも買って帰ることもできるようになっていた。

 軽食店のような、と書いたが、ここでは、さんまの香油や地元のしょう油を使うなどした、かなりこだわったラーメンが食べられる。そう言えば店の張り紙を見て思い出したが、最近では気仙沼特産のさめの肉を使った「ふかバーガー」を売り出したことでも話題になった。さめの肉は低カロリー、高たんぱく、低脂肪、DHAが豊富だそうで、丁寧に仕込んだもうかざめの肉をフィッシュバーガーのようにフライにし、タルタルソースをかけて、竹炭入りの「鮫肌色」のバンズに挟んで食べるというものである。

 ただ一つ難点は、この「海鮮市場 海の市」、午後5時で閉店ということである。市場は朝が早いのでやむを得ないのだろうが、「ウ・メネス」でいわて蔵ビールを堪能するには早い時間帯から飲むことが必須となりそうである(笑)。

 なお、気仙沼で一番の繁華街である南町界隈では、残念ながらおいしいビールが飲めそうな店は見つからなかった。

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 他に、船で海を渡らなければならないが、大島の休暇村気仙沼大島では、レストランに田沢湖ビールが醸造している「ぶなの森ビール」が置いてあった。海の幸いっぱいの夕食と一緒に飲めるのが嬉しい。







160924-175039追記(2016.10.26):上で紹介した「Yeti」では銀河高原ビールが品切れ中だった。また「ウ・メネス」は震災後閉店してしまっていた。JR気仙沼駅近くにできたカフェバー、「SEA CANDLE COFFEE」にはパウラナーのヘーフェ・ヴァイスが瓶で置いてあった。恐らく気仙沼市内では唯一であると思われる。

 他に、「唐や」(気仙沼市上田中1-8-4、TEL0226-24-1525)には埼玉のCOEDOビールが瓶で置いてあった。


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2010年09月09日

仙台散歩その42〜インド料理店よりもカレーがおいしいフランス料理店

cd35eceb.jpg  最近、私に劣らずカレー好きの職場の上司が嘆くのである。「仙台にはウマいインドカレーの店がない」と。

 なるほど、その気持ちはなんとなく分かる気がする。確かに、仙台市内にはインド料理店がいくつもある。それらはほとんど、インドの人がシェフとして腕を奮い、本場インドの味を提供してくれている。しかし、どの店もそのような方向性ということで、違いが見えにくい。結果、どの店も同じようなメニュー、同じような味になってしまってその店ならではの個性が見つけにくいのである。

 かく言う私も、そのようなインド料理店に入ってメニューと写真を見ると、だいたい味の予想がついてしまう。その予想をいい意味で飛び越えてくれる店というのが、確かに仙台市内には少ないように思うのである。

 この狭い日本であっても地域によって様々な郷土料理がある。日本の何十倍も広いインドであればなおのこと、様々なカレーがあって然るべきである。実際北インドと南インドではまったく違うカレーが食されていて、最近東京などでは南インドの料理が食べられる店が人気だそうだが、地方に行けば行くほど、そのような一般にはあまり馴染みのないカレーで勝負するというのは勇気のいることである。それで日本人の誰もがイメージするような「典型的な」インドカレーをどの店も出すのであろう。

 その意味では、むしろ日本人の出す「インドカレー」の方が、それこそオーナーが苦心の末編み出したようなオリジナルのカレーが食べられて、文字通り刺激的である。

 件の上司、東京に長期滞在していたことがあり、その時期にはそれこそ都内のいろいろな店でカレーを味わっていたそうである。そのような上司が高く評価しているのが、お茶の水の「エチオピア」である。私も何度か食べたことがあるが、確かに「エチオピア」のカレーはおいしい。普通のインド料理店のカレーとは違った方向性のスパイシーカレーである。まさに日本人のオーナーが作ったオリジナルのインドカレーの王道を行くようなカレーである。

 さて、そのような上司に仙台の街中でどこかオススメできる店があるか考えてみた。もちろん、以前紹介したシンドール」には行ってそれなりに評価くれてはいるが、やはり想定内の味であるようである。これまた以前紹介したかり〜亭」は、その意味では私的には太鼓判の押せる店であったのだが、残念ながらなくなってしまった。あとはこれまた以前紹介した国際センター近くの「パチャカリ」くらいか。でも、「エチオピア」の濃厚なスパイスのカレーに慣れている上司には今ひとつ物足りなく感じられるかもしれない。私が「天国バー」と呼んだ「RED HOT(レッド・ホット)」もおいしいとは言っていたが「絶賛」というほどではなかった。

 ちょっと前に岩手県宮古市の「カリー亭(正確には口偏に加と口偏に厘に亭である)」のレトルトカレーを紹介した。その時に、そう言えば仙台にもあそこのカレーとよく似た方向性のカレーを出す店があったということを思い出した。前フリがだいぶ長くなってしまったが、それが今回紹介する「ambrosia(アンブロジア)」である。以前、西公園の近くにあった時は時々足を運んでいたが、現在のタワービルの裏手に移転してからはご無沙汰してしまっていた。

 ここは元々フランス料理の店であるが、ランチタイムには本格的なインド風カレーが食べられる。いや、その力の入れようは、「フランス料理店」を銘打ちながらも、そこいらのインド料理店を完全に凌駕していると言っても過言ではない。まずメニューの多さである。およそ20種類もある。「カリー亭」同様(?)チキンカレーが定番だが、他に野菜、ポーク、キーマ、海老、シーフード、ビーフとあって、またそのそれぞれに野菜を加えたカレーもある(チキン野菜、ポーク野菜など。当然、「野菜野菜」はない;笑)。それだけでなく、タンドーリチキン・マサラ、タンドーリチキン・バタークリーム、ビーフ・ダヒ・コルマ、スペシャル・シーフードカレーがあり、これに季節のカレーが3種類ほど加わるなど、まさに「インド人もびっくり」の多彩さである。

 味ももちろん素晴らしい。スパイシーでありながら、コクと旨みが卓越しているのはさすがフランス料理店である。また、その味から、インド料理店のカレーとは違って、かなり煮込んで作っているのも分かる。あ、そうそう、私はインド料理店のカレーも「煮込み料理」と思っていたのだが、シンドールのシェフに聞いたら違うそうである。10分くらいで手早く作れてしまうものであるらしい。それから、中辛を1として1〜5までで辛さも調節してくれるのも嬉しいポイントである。

 フランス料理店であって本格的なカレーを出す店として私が真っ先に思い当たるのは、先に挙げた「RED HOT」だが、「ambrosia」のカレーもそれに勝るとも劣らずかなりいい。フランス料理と本格カレーの関係、非常に興味深いところである。

 そうそう、この「ambrosia」のカレー、以前はランチタイムだけのメニューだったのだが、現在では「ディナーカレーコース」など、単品ではなくコースであれば夜でも食べられるようになった。
ということで、そこいらのインドカレーでは満足しない上司に、私イチオシの店としてこの店を紹介してみようと思う。

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2010年08月08日

仙台散歩その42〜泉区(とその近辺)のオススメカレー店

今から10年以上も前のことになるだろうか。かつて、泉区の泉ヶ丘に「ちゃんだん」というカレー屋さんがあった。若いご夫婦が切り盛りしていたそれほど大きくない店だったが、インドカレー、タイカレー、スリランカカレーの3種類のカレーを出し、しかもそのどれもがおいしいという稀有な店だった。中でもインドカレーは私の大のお気に入りで、このカレーを食べたいがために、週1回は必ず足を運んでいたほどであった。今でもこの「ちゃんだん」のインドカレーを上回るカレーには出会っていないように思う。

 しかし、この「ちゃんだん」、残念ながら閉店してしまい、私の泉区通いも終わった。それ以来、カレーを食べに泉区に行くということは久しくなかったが、探してみるとその後泉区内にもカレーのおいしい店がいくつかできていた。


443531.jpgセイロンティー&カリー プンチランカ

 かつて「ちゃんだん」があった泉ヶ丘にできたスリランカカレーの店。元々はスリランカ直輸入の紅茶を販売する専門店だったが、食文化を含めてスリランカの文化を伝える拠点にということで現在の店になったそうである。「ひげのおんちゃん」が一人で切り盛りしている。

 「ちゃんだん」がなくなり、以前紹介した亘理のフレスコキクチのスリランカカレーもなくなって、スリランカカレーが味わえる店としてはこれまた以前紹介した老舗のスリランカセンターしかなくなっていただけに、新店の開店はカレー好きには嬉しい。

 ここでは、「スリランカと日本の食材の融合」を掲げ、スパイスとパリップ(インドの挽き割り豆)以外の食材は国内産で、米と野菜は宮城県産のものを使っている。私が訪れた時は、チキンが東北、じゃがいもが北海道、パリップがインド、なすが高知、ゴーヤーが鹿児島、いんげんが宮城とあった。

 メニューは、好きなカレー2種類にサラダがつく「カリーセット」と、カレー3種類にサラダ、デザートがつく「スペシャルカリーセット」がある。十数種類のスパイスとココナッツミルクを使ったというスープ状のカレーは、確かにインド系のカレーとも違う味わいでおいしい。セイロンティーも各種楽しめる。


825111.jpgカレーと珈琲の店 あちゃーる

 泉パークタウン高森の住宅地の中にあるインド・ネパールカレーとコーヒーの店である。「ネパール人が作ったインドカレーのレシピを日本人が作る」というコンセプトのカレーが食べられる。

 メニューは、カレー単品の「エクターリー」、メインカレーとサブカレーが選べて薬味とチャパティー、ターメリックライスがつく「ドゥイターリー」がある。カレーはチキン、マトン、キーマ、エッグに日替わりの5種ある。

 面白いのは辛味の調節で、よくあるチリペッパーなどではなく、50,000スコヴァル(スコヴァルとは辛さの単位らしい)の辛さを誇る「カラミゲンA」、それでも物足りない私のような人間には、タバスコの500倍辛いという謎の赤い滴が出される。

 私にとって嬉しいのはこの店、ビールがけっこう充実していることである。ネパールとインドに縁があるので、ネパールのアイスビール、エベレストビール、インドのマハラジャ・プレミアム、キングフィッシャー、ゴールデンイーグルがあるのにはあまり驚かないが、これらに加えて、ベルギーのアヘル、ウェストマール・トリプル、デュベルが置いてある。しかもいずれも小瓶ではなく大瓶である(なぜかは知らないが小瓶より大瓶の方がおいしいと思う)。泉区内でこうしたビールが飲める店は、以前地下鉄泉中央駅近くにあったビアバーが閉店して以来見つけられていなかったので、その意味でも貴重な店である。


404121.jpgキッチン味楽(キッチンみらく)(黒川郡富谷町東向陽台2-11-3、TEL0120-37-8120、022-372-8120、11:00〜14:30、17:00〜20:00、月曜定休)

 泉区と言うか、住所は既に隣の富谷町になってしまっているが、ここは正真正銘の穴場店である。ネット上にも情報はないようである。私も教えてもらって初めて知った。

 以前紹介した「おおわ田」には私の職場の上司がよく足を運んでいるが、そこに時々「グルメの達人」のような人が現れるのだそうである。その人は県内のおいしい店の情報に極めて詳しいらしく、しかも決して有名店でない店まで熟知しているのだそうである。その人に上司が「カレーが一番おいしい店はどこですか」と聞いて出てきた答えがこの「キッチン味楽」だったそうである。

 実際行ってみると、この店、東向陽台の住宅地の中にある一見何の変哲もない食堂で、メニューも洋食と中華、うどん、そば、丼ものがメインである。しかし、よく見ると確かに「インドカレー」があった。「C定食」がそれで、「スパイスたっぷりインドカレー」とライス、「生野菜」(サラダとは呼ばないらしい)がセットで750円である。そのインドカレーについては、「インド人から直伝」、「小麦粉を使用していない」、「味は日本人向きにしている」ことが店内の壁に書かれている。

 食べてみると、確かに「日本人向けにしている」というだけあって辛さこそさほどでもないが、その割にとてもスパイシーである。どの味が突出しているわけでもなく、とてもバランスの取れた味わいである。他のメニューから見ると明らかに異彩を放っているこのインドカレー、さすが「グルメの達人」が一押しするだけあって、カレー好きの人にオススメできる味である。


追記(2010.11.8):上で紹介した「プンチランカ」であるが、何とスリランカカレーの提供をやめてしまったそうである(店自体はまだある)。ちゃんだんと言い、フレスコキクチと言い、スリランカカレー、なかなか定着しないようである。そう考えると一貫してスリランカカレーのみを提供している名取のスリランカセンターはやはりすごいと思う。


140107-133743追記(2014.1.7):久しぶりに「キッチンみらく」に行ったら、嬉しい事にカレーのメニューが増えていた。従来のインドカレーは「本格インドカレーライス」として健在で、それ以外に、焼いた小麦粉を使用したルータイプでかつスパイシーな「みらく特製カレーライス」(通常の「カレーライス」とは別物)と、「インドキーマカレーライス」が加わった。

 さらに、菜食主義の人でも食べられるように、これら3種のカレーのベジタリアン版、「ベジタリアンカレーライス」、「ベジタリアンインドカレーライス」、「ベジタリアンキーマカレーライス」もある。ベジタリアン版はスープも通常のものとは別に野菜からだけ取っており、菜食主義の人でも安心して食べられる。キーマカレーライスのひき肉は「大豆ミート」を使用している。

 ちょっと見ない間にすごい充実ぶりである。そのわけをご主人に聞いてみたところ、「最近、ブログでも紹介されて、それを見た人が来てくれるようになったので、手を抜かないで一生懸命作りたいと思った」とおっしゃっていた。それというのはひょっとして、このブログもちょっとは貢献できたということだろうか。だとすれば嬉しい限りである。

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2010年08月03日

東北の逸品その22〜日本一小さなレトルト工場の最強のレトルトカレー

135839.jpg  カレー好きの私にとって、レトルトカレーは最も手軽にカレーが食べられる手段である。学生の頃はS&Bの「インド風チキンカレー」の味が大好きでよく食べていた。日本風、欧風のカレーから、インド、タイ風のカレーまで、さまざまなカレーが選べるのもレトルトカレーのいいところである。ただ、最近はスーパーの品ぞろえなどを観察すると、本格的なインド風のカレーがあまりないのが私がちょっと物足りなさを感じるところではある。

 その一方で最近はご当地レトルトカレーが大流行りのようで、一説には全国に300種類以上のご当地レトルトカレーがあるとも言われる。それらの多くはご当地の具材や味にはこだわっているものの、本当に私のようなカレー好きが満足するようなカレーはなかなかないというのが実情ではある。

 今回紹介するのは、カテゴリー的にはそうしたご当地レトルトカレーの一つに含まれるのだろうが、そうしたブームの以前からコツコツとこだわりのレトルトカレーを作ってきた、いわばご当地レトルトカレーの先駆けとも言うべき逸品である。しかも、そこいらのカレー専門店のカレーよりも格段においしいという、私的には最強のレトルトカレーである。

 以前、「東北の食べ処その14」と「東北で地ビールの飲める店その36」で紹介した、三陸沿岸にある岩手県宮古市のカレー店「カリー亭」(正確には口へんに加と、口へんに厘に亭である)のカレーをそのままレトルトカレーにしたものが岩手にはある。

 製造元の「とりもと」は宮古市で「カリー亭」と「焼き鳥とりもと」を経営する有限会社だが、ここはオーナーが自任する通り、「日本で一番小さなレトルト工場」も持っている。その設備を用いて、自慢のカレー3種をレトルトにしている。チキンカレー、キーマカレー、ビーフカレーの3種である。ビーフカレーは英国風甘口カレー、キーマカレーはバナナやパイナップルを使った南国風の中辛カレー、そしてチキンカレーは骨付き鶏もも肉が一本丸ごと入ったインド風の辛口カレーである。

 私のオススメはもちろん、チキンカレーであるが、食材からしてまさにこだわりの逸品である。岩手の骨付き鶏もも肉を、これまた岩手の大東町の菜種油で炒めて、旨みを引き出した玉ねぎと合わせて、天日塩とスパイスだけで調味している。

 特筆すべきは、これらのカレー、化学調味料を使っていないのである。ほとんどのレトルトカレーは、構造上長期保存ができることから、保存料などは元々使っていないのだが、簡単に旨みを増せる化学調味料は使っている。これに対してここのレトルトカレーは、化学調味料も含めて一切の添加物を使用していないのである。これは自分のカレーに対する並々ならぬ自信が伺える。

 同社のサイトから通販でも買えるが、宮古市内はもちろん、「かわとく壱番館」など盛岡市内の物産店で購入することもできる。

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2010年03月03日

東北の食べ処その22〜秋田県秋田市

97749076.jpg昔どおりのきりたんぽ本舗写真参照)
 以前紹介したが、きりたんぽは秋田の県北地域の郷土料理であり、当然おいしい店も県北にあり、と思っていたが、ここは秋田市内にあって県北地域の店に引けを取らない、あるいは上回るような店である。

 とにかく食材がすごい。きりたんぽ鍋に欠かせない鶏肉は、比内地鶏ではなく、あえて味で上回ると判断した放飼いの「秋田Super軍鶏」の極上肉、「大潟村産無農薬大豆の醤油」と「自然海塩海の精」「非精白の古式原糖」で調味した「金色(こんじき)スープ」、仙北地方の契約農家直送の極上のあきたこまちを使ったまさに昔どおりの大きさの極太手づくり炭火焼たんぽ、農家直送の香りが高くやわらかい古来ネギ、白神山地の水で育った無農薬の根っこまで食べられるセリ、などなど、おそらく秋田で手に入る最高の素材を用いて作られている。これでまずいわけがない。

 お店を切り盛りしている二関陽子さんは、秋田県内に本拠を置く「企画専門フェイドイン」の中心人物として、秋田県内のグルメ情報などの書籍を相次いで刊行させた実績をお持ちの方である。普通のタウン情報誌によるグルメ情報とは違う独自の視点からのグルメ情報は、おいしいもの好きの私も大いに参考にさせていただいた。その二関さんが自らが認めた素材を使った最高のきりたんぽ鍋を提供するのがこの店というわけである。


ハルビン餃子店 雲龍(秋田市中通4-16-8、TEL018-834-2346、11:30〜14:00、17:00〜22:00、第二・第四水曜定休)
 中国東北部の料理を提供する中国料理店。特に、店名にある通り、日本で一般に出回っている餃子とは異なるハルビンの餃子を出すことで知られている。

 そのノウハウは秘伝と言ってもいいものなのだろうが、なんとこの店ではその秘伝を惜しげもなく公開している。餃子の歴史なども織り交ぜたかなり長文の解説である。これが店の外にも掲げてあるし、店内でもコンパクトなリーフレットとなって無料配布されている。もちろん、知ってもその通りに作ることは難しいのかもしれないが、本場の餃子を少しでも広めたいという店主の強い意志を感じ取れる。

 実際、この餃子、他の餃子と違い、ニンニクを使わず、数種類の香辛料、自家製のラード、複数の小
麦粉をブレンドして作る自家製の皮、切り方にまでこだわった野菜、豚バラ肉などを用いて作られ、出来上がったものはまさにここだけの餃子である。

 ラーメン類もおいしい。元々餃子だけでラーメンはなかったそうだが、要望が多かったために、中国式の塩ラーメンを作り始めたそうである。その中では「辛いラーメン」である辣湯(ラータン)ラーメンが私のお気に入りである。「辛い」と言っても四川料理ではないので、飛び抜けて辛いというわけでもないのだが、その割に発汗作用がかなりあるところに、中国料理の奥深さの一端を感じさせる。


華麗亭
 ピーコックができるまで、秋田市内の「カレー文化」をほとんど一手に担っていた創業20年のカレー専門店。いろいろな種類のある欧風カレーが中心で、数年前にはインド風のキーマカレーもできたが、私のここでのオススメは、ここならではのスープ状のジャワ島風カレー、カリサピである。これがとてもおいしい。もちろん、ハウスジャワカレーとはまったく違う味である(と言っても、今のカレールーの中でジャワカレーの「スパイシーブレンド」はいいと思う)。

 実のところ、私はこの店でカリサピ以外のカレーを食べたことがない。このカリサピを辛くしてもらって食べるのが私の定番である。


ピーコック
(秋田市八橋新川向4-17、TEL018-824-6114、11:30〜15:00、17:00〜22:00※日曜・祝日〜21:00、不定休)
 数年前、秋田市内に初めてできたインド料理店。いろいろなメニューがあるが、私のお気に入りはチキンマサラやポークマサラである。この店で「〜マサラ」という名前のカレーは、メニューの中にあるインドのカレーとは別にある、ライスとセットになったこの店のオリジナルカレーで、とろみのある辛口カレーである。これは、玉ねぎの旨みが活きた、ここだけの味である。


郷土料理 味治
 以前地ビールのことで紹介したことがあるが、ここではきりたんぽ鍋、しょっつる、ハタハタ焼き、ハタハタ寿司、とんぶり、じゅんさい、稲庭うどんなど、秋田県の誇る郷土料理がほとんど味わえる。特に、魚介類は男鹿沖など地元で取れたものがメインである。値は張るが、八郎潟産の天然うなぎなどもある(八郎潟でうなぎが捕れるとは知らなかった)。

 ここでは、これらのおいしい郷土料理をこの店オリジナルの地ビール「森の唐花草」と一緒に楽しめる。おいしいもの好き、ビール好き両方にうれしい店である。


東京まんぷくラーメン
 秋田県内に9店舗展開するラーメン店。本店は創業30年である。自家製麺の麺と手間ひまかけたスープが特徴のおいしいラーメンが食べられる。東北では仙台の国分町に次ぐ規模の飲食店街である川反(かわばた)界隈にも3店舗ある。場所柄、飲んだ後に食べたくなるラーメンを提供する店はいろいろあるが、私が飲んだ後に食べる定番の店はここである。

 しょうゆ、みそ、しお、どれもおいしいが、辛いもの好きの私の好みはキムチみそラーメンや激辛ラーメンである。


190316.jpg追記(2010.4.2):秋田市の北部の住宅街にあるスーパー、グランマート泉店内に、「ベンガルカレー亭 マンナン」(写真参照)ができたと聞いたので行ってみた。ここはバングラディッシュ出身のマンナンさんが切り盛りするカレー店で、インドカレーに似たバングラディッシュのカレーが食べられる。

 チキンマサラカレーを激辛で食べたが、おいしかった。カレー全部が550〜650円と手頃なのが嬉しい。「インド」ではないのでビーフカレーもある。シシカバブやタンドリーチキン、ナンといったお馴染みのメニューに加えて、シンガラというインドのサモサのような料理やポロタというパイ風の料理があるのが目を引いた。タンドリーサンドというのも軽食としてよさそうである。スーパーの中という場所柄か、お惣菜を買う感覚(?)でテイクアウトで注文する人もけっこういた。

 何より、バングラディッシュの人がやっていてもネパールの人がやっていても「インド料理店」と名乗る店が多い中で、堂々とバングラディッシュを前面に出し、入り口に大きなパネルまでこしらえてバングラディッシュの地図上の位置や食べ物などを説明しているその姿勢がいいと思う。秋田で初めての「バングラディッシュ料理」の店として頑張ってほしい店である。


追記(2010.9.6):上で紹介した「ハルピン餃子店 雲龍」だが、なんと8月末で閉店してしまっていた。残念である。いただいたリーフレットは大事に保管して、いつか餃子作りにチャレンジしてみたいと思う。


追記(2011.11.9):華麗亭でいつものように「カリサピ」を頼もうとしたら、北インド風でとても辛いという「ムルギーカレー」の写真を発見。おいしそうだったので頼んでみたら予想通りおいしかった。ちなみに、私が華麗亭でカリサピ以外のカレーを頼んだのは初めてのことで、ご主人からも「初めてですね」と言っていただいた(笑)。


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2009年11月13日

東北の食べ処その21〜「カレーで町興しを」福島県二本松市

6a21f1a2.jpg 全国的に「B級グルメ」が花盛りである。個人的にはこの「B級」という言葉には抵抗があるのであるが、それはともかく、秋田県横手市で9月に開催された、今年で4回目を迎えるB級ご当地グルメの祭典「B−1グランプリ」は、今年も大変な盛況ぶりだったそうである。

 東北人としては、今年のゴールドグランプリ(1位)に、以前紹介したこともある横手焼きそばが選ばれたのがうれしい(投票結果)。同じく焼きそばで町興しをしていて、第1回、第2回を連覇した静岡県の富士宮市の後塵を拝していただけに、もちろん「ホーム開催」の有利さもあっただろうが、よくやったという感じである。

 また、横手焼そばに次いで、八戸市のせんべい汁シルバーグランプリ(2位)であった。せんべい汁はこれで3年連続2位と、並居るB級グルメの中でも際立って安定した評価を獲得しているのが素晴らしい。確かにせんべい汁は、「せんべいを鍋に入れて煮る」というスタイルのインパクト、そのスタイルと実際に食べた時の想像を超えるおいしさとに大きなギャップがあり、そこが高く評価されている要因となっているのだろうと思う。

 このB−1グランプリの影響は大きかったらしく、横手市内の焼きそば店はどこも県内外から来た客で賑わっていると言うから、その経済効果たるやなかなか侮れないものがある。かくして各自治体は、「おらが町のB級グルメ」を全国区にしようと奮闘しているわけである。

 さて、前置きが長くなったが、福島県中通り、福島市と郡山市とのほぼ中間に位置する二本松市は人口約6万2千人の旧城下町である。秋の「菊人形」と安達太良山の紅葉が特に有名な市だが、ここにも今売り込みに力を入れている「B級グルメ」がある。それが「安達太良カレー」である。二本松市の推奨で始まったというから、きっかけは完全に自治体主導である。

 面白いのは、この「安達太良カレー」には「定義」がないのである。例えば、横手焼きそばであれば、太麺で目玉焼きが載っていて福神漬が添えられていて…、といった感じで「定義」を語ることができる。ところが、この「安達太良カレー」にはそのような「定義」が見当たらない。強いて言えば、「カレーである」ということであろうか(笑)。だったらその前の「安達太良」は何なんだということだが、まあ、安達太良山を含めて二本松市内にあるお店が出すカレーを総称して「安達太良カレー」と言うのだ、ということになろうか。一応、パンフレットには「二本松産の新鮮な野菜、おいしい米、お肉等の食材をふんだんに使ったそれぞれの『こだわりのカレー』」とある。

 そのようなわけで、安達太良カレーは実に様々である。昔懐かしいカレー、シーフードカレー、有機野菜と古代米のカレー、フルーツカレー、釜めしカレー、カレーピザ、スリランカカレー、カレーそば、カレーうどん、カレーラーメン、カレーパスタ、カツカレー、といった顔ぶれを見れば、「カレーである」こと以外共通項が特になさそうということがお分かりいただけると思う。要は、何でもあり、制約は一切なし、店の創意工夫を尊重した多種多様なカレーが「安達太良カレー」なのである。

 その中で、「亀谷坂 露伴亭」(二本松市亀谷1ー150ー1、TEL0243-22-4312、10:00〜15:00、月曜定休)ではスリランカカレーを出している。二本松にはJICAの訓練所があるが、そこに来ていた外国語講師の奥さんからの直伝という、スパイスをふんだんに使った本格カレーが何とスープとサラダもついて500円で食べられる。

 よく話を聞いてみると、JICAの訓練所にスリランカから来た人がいたわけではなく、スパイスのレシピを教えてもらい、そこに以前紹介した名取のスリランカセンターに行っていたスタッフがいて、そのスリランカセンターのスパイスを合わせて作っているのだそうである。スープ状のスリランカセンターのカレーとは違うここオリジナルのカレーである。

 サラダのドレッシングも自家製で、鮮やかなピンク色が印象的だが、この色は紫玉ねぎによるものだそうである。スリランカカレーと言うだけあって辛口(辛いもの好きにはちょうどよい)だが、辛いのが苦手な人のためにチリパウダーを除いた「甘いカレー」もある。大盛りは100円増しだが、それで増える量からすると実は大盛りの方がお得だそうである。他に安倍川餅ならぬ、黒蜜を使った阿部川餅もある。

 この「亀谷坂 露伴亭」、その名は幸田露伴に由来するが、「露伴」のペンネームが誕生したゆかりの地がこの二本松の亀谷坂だったそうである。その亀谷坂の途中にみんなが集まれる「坂の駅」を作ろうということで、市内のボランティア延べ300人以上が手作りで作ったのがこの「亀谷坂 露伴亭」だそうである。そのような経緯でできた店なので、お店も地元のボランティアの方が交替で切り盛りしている。それでこのようにワンコインでスリランカカレーが食べられるわけである。ありがたいことである。

 現在「安達太良カレー」を提供している市内の飲食店の数は26店ある(参照サイト)。これからも様々なカレーが登場して、ここ二本松が「カレーの町」としてもっと脚光を浴びるようになれば、カレー好きの一人としてはうれしいことである。

 ただ一つ心配なのは、冒頭の「B−1グランプリ」である。「安達太良カレー」として出場することになった場合、どの店のカレーが選ばれるのだろうか。「B−1グランプリ」出場の前に地元で「安達太良カレーグランプリ」を開催することが必要かもしれない。


追記(2014.7.16):現在「安達太良カレー」を提供している飲食店は17店のようである。上記の参照サイトも変更になっていたので、修正した。

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2009年08月12日

東北の食べ処その20〜会津若松市その2 もう一つの「ソウルフード」などなど

白孔雀食堂(会津若松市宮町10-37、TEL0242-27-2754、11:00〜15:30頃、月金曜定休)

 前回、喜多方市だけでなく会津若松市においてもラーメンは「ソウルフード」であると書いたが、会津若松市にはそれ以外にも「ソウルフード」と言える食べ物がある。それがソースカツ丼である。丼ご飯の上にキャベツの千切りを敷き、オリジナルの甘辛いソースを絡めた揚げたてのとんかつを載せたものである。

 以前書いたが、東北では岩手県一関市にもソースカツ丼がある。しかし、店の多さでは会津若松市の圧勝である。「伝統会津ソースカツ丼の会」に加盟している店だけでも23店ある。前回紹介した「いさみ」や「牛乳屋食堂」にもソースカツ丼がある。

 元祖と言われるのは昭和5年創業の若松食堂(会津若松市大町2-7-1、TEL0242-22-2284、10:00〜21:00、無休)だが、私のおススメはこの白孔雀食堂である。こちらも創業60年のソースカツ丼の「老舗」で、驚くのはそのカツの大きさである。丼にふたをされて出てくるのだが、その丼から大きくはみ出しており、そのボリュームは同じソースカツ丼の店でも他に類を見ない。もちろん、ただ大きいだけでなく、衣がサクサクで肉が柔らかいとんかつ、創業時から継ぎ足しで作っているオリジナルのソースなど、文句なしにおいしい。


161602.jpgnatural & healthy curry Cafe savai(会津若松市上町7-2-2F 、TEL0242-22-3434、11:30〜19:00、日曜定休)

 会津若松市内や周辺市町にはインド料理店は今のところないし、スパイシーな本格カレーが食べられる店もあまりない。

 4年前にオープンしたこの「Cafe savai(カフェ サバイ)は、そうした中で大変貴重な店であると言える。10数種類のスパイスを絶妙にブレンドしたおいしいインドカレーが食べられるが、この味は会津地方随一だと思う。


161625.jpg 季節限定カレーを含めインドのカレーやタイのカレーなど20種類のカレーがあるが、店の看板メニューでもあるスパイシーなチキンカレー、「サバイカレー」が私のお気に入りである。辛さは好みで調節してもらえる。







會津桐屋(権現亭・夢見亭)

 会津若松市はそばについてもラーメン同様の状況だったりする。すなわち、この会津地方でそば処として名高いのは、合併して喜多方市となった旧山都町であり、合併によって喜多方市はラーメン処だけでなく、そば処ともなったわけである。もちろん旧山都町の特に宮古地区にはそばの名店が軒を連ねており、文句なくおいしいが、会津若松市内にもいいそば店がいくつもある。

 この「桐屋権現亭」と「桐屋夢見亭」はその代表格とも言える店で、会津地方で契約栽培された玄そばを自家製粉した自慢の手打ちそばを飯豊山霊水だけで味わう夢見そば(水そば)が一番の名物だが、一番粉のみを使った会津権現そば、石臼挽きそばをつなぎを入れずに打った会津頑固そば、韃靼そばの会津薬師そばなど、そば好きのまさに垂涎のメニューがいろいろある。私はやはり十割そばの会津頑固そばがお気に入りである。


追記(2015.2.18):上で紹介した「CAFE Savai」 、なんと建物の老朽化により2月22日を以て閉店することになったそうである。残念である。「いつの日か何処かでまた刺激とカレーを提供したいと思っています」とのことなので、今後の復活を心から期待したい。

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2009年07月08日

仙台散歩その32〜仙台の街中の本格カレー屋さん

仙台市民図書館を核とした美術・映像文化のライブラリーであるせんだいメディアテークの近くで、本格的なカレーが食べられる店を2軒見つけた。

123110.jpg まず一軒目は晩翠通り沿いにある「かりー亭」(仙台市青葉区春日町7-33松月ビル1F、TEL022-263-3775、11:30〜14:30、18:00〜21:00、日・月曜・祭日定休、写真参照)である。

 「体においしいインド式カリーの店」(写真参照)とあり、「全てはうまいカレーの為に」と書かれた「魂の五箇条」が目を引く。その五箇条とは、カレーは全て手作り(化学調味料無添加、二時間かけて炒めたあめ色玉ねぎが味のベース)、主要な食材は全て国産品を使用(豚肉、鶏肉、玉ねぎ、にんにくなど安全で安心な素材にこだわっている)、お米は精米したての県北産ひとめぼれを使用体にやさしいカレー(ルーには小麦粉を使用せず、更に油分ひかえめなので胃もたれしない)、荒挽きのスパイスが特長です(香りのスパイスが荒挽きで入っているので、スパイス=漢方の薬膳パワーを最大限活かして、香り高く健康にも良いカレーに仕上がっている)、とのことである。

123229.jpg 実際に食べてみると、スパイシーであるにも関わらずあっさり味で、仮に毎日食べても飽きがこないような味に仕上がっている。東北の他の地域のカレー屋に例えると、カレー作りのスタンスは弘前市の「カリ・マハラジャ」(以前の紹介記事)に近いものがあり、あっさりした食べ飽きない味は由利本荘市の「インドカレー ロダン」(以前の紹介記事)と共通するものがあるように思った。考えてみれば、これら「カリ・マハラジャ」や「インドカレー ロダン」のような、「日本人が作るインドカレーの店」というのが仙台市内には意外に少ないことに気がついた。その意味でも貴重な店である。





193109.jpg もう一軒は、せんだいメディアテークの東隣のSK定禅寺ビル2Fにある「旅カフェ サマルカンド」(写真参照)である。旅行業界出身のご夫婦が仕事の経験を生かして旅の相談もできるカフェをつくろうということでできたカフェである。

 ここでの私のオススメは、バングラディッシュからの留学生ソヘルさんが、「お母さんが作ってくれたカレー」を再現して作ったというバングラディッシュチキンカレーである。他に、チャイも本格マサラチャイ英国風チャイの2種類があったりするのも嬉しい。考えてみれば、バングラディッシュのカレーが食べられる店というのも仙台市内にはあまりない。こちらも頑張ってほしい店である。



追記(2010.7.22):上で紹介した「かりー亭」だが、どうやら閉店してしまったようである。先日通りかかったら、「くじらもなか」の店になっていた。とてもおいしいカレーが食べられる店だっただけに、残念である。

 そう言えば、街中では昨年藤崎の並びに「アシルワード」(仙台市青葉区一番町3-1-16PARM-CITY13ビル3F、TEL022-399-9216、11:00〜15:30、18:00〜21:30、水曜定休)というインド料理店がオープンした。こちらでは、インドのシェフが作る北インド料理が食べられる。日本米のライスの他にバスマティ(インド米)が選べるのが私的にはうれしい。


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2009年05月10日

仙台散歩その31〜月1回500円でパキスタンカレーが食べられるレストラン

c63c0787.jpg 仙台散歩と言っても、今回の話題はその南にある岩沼市のことなのだが、グリーンピア岩沼の中にあるホテル、モンタナリゾート岩沼のレストラン「ザ・ガーデン」では、ランチタイム(11:30〜14:00)に「パキスタンカレー」が食べられる(写真参照)。

 モンタナリゾート岩沼は東京第一ホテル直営のホテルだが、パキスタンカレーはこの東京第一ホテル伝統のメニューだそうで、ホテル内の案内に「一度食べたら忘れられない味」「リピーター続出」などの言葉が並ぶところから見ても、自信作であることが窺える。実際食べてみると、辛さこそホテルのカレーらしくさほどでもないが(と言っても辛いものが苦手な人にはちょっとしんどいかもしれない)、スパイシーで、かつフルーティーな味わいに仕上がっている。カレー好きを充分納得させられる味である。

 このパキスタンカレーには小海老、ビーフ、そしてカツカレーの3種があって(「パキスタンのカツカレー」がどんなものか興味があるがこれはまだ食べたことはない)、普段はサラダ付950円であるが、月1回第2土曜日はこれが500円で食べることができ、お得である(ただし500円になるカレーは月替わり)。この月1回の500円の日は今年3月までの予定だったが、好評で来年3月まで延長されることになった。事実、500円の日のランチタイムは、かなりの人の入りである。

 フレスコ・キクチのスリランカカレーが誠に不可解な休止状態にある中、この界隈でスパイシーな本格カレーが月1度とは言え、この値段で味わえるというのは実に貴重である。


追記(2011.2.15):その後もこの毎月第2土曜日の「500円パキスタンカレーの日」は継続して開催されている。開催日などは、同ホテルのサイト内の「イベントカレンダー」のところで確認できる。


追記(2014.5.15):上で紹介した「500円パキスタンカレーの日」は震災後なくなってしまったそうである。パキスタンカレーそのものは健在で、通常料金(サラダ付きで1,000円)で食べられる。

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2009年04月08日

東北の食べ処その17〜福島県福島市

090615-142053インドベジタブル料理マナズ福島栄町店
 福島市に以前からあるインド料理店(写真参照)。新町にある本店の他、福島駅近くの栄町店がある。駅前店のランチは日替わりのカレーライスがなんと540円で、これはインドカレーのランチとして東北最安値である。大盛りでも同値段なのが嬉しい。

 が、ここのすごいところは実はこの東北最安値のカレーではない。その上のランクのランチは他のインド料理店のランチ同様、カレーとライスorナン、サラダ、デザートなどがセットになっているが、そのいずれもお代わり自由なのである。つまり、バイキングと同様、カレー、ライスとナン、サラダ、デザートのどれも好きなだけ食べられる、非常に太っ腹な(食べた人も太っ腹になる)ランチなのである。おいしいカレーをとことん食べられる。なお、本店では「普通の」カレーバイキングのランチをやっている。

追記(2013.1.28):新町の本店が閉店となっていた。上記サイトにもアクセスができなくなっている。栄町店(福島市栄町12-1、TEL024-522-2787、11:30〜14:30LO、17:30〜24:30LO)のみ通常通り営業している。

追記(2014.7.3):MANA's RASOI(マナズ・ラソイ)が、仙台に出した店と同様のインドベジタブル料理専門店「マナズ」としてリニューアルオープンしていた。毎日やっているお代わり自由のランチは健在である。


シルクロード 自然料理 刀削麺(福島市舟場町1-1、TEL024-521-8678、11:30〜14:00、17:30〜22:00、日曜定休)
 正直、どこまでが店名なのか今一つ分からないのだが、看板通りに記すとこのようになる。添加物などを一切使わない自然の味付けが売りの料理、中でも大きな包丁で生地の塊から麺を削り出す刀削麺がおいしい店である。

 刀削麺は客の目の前でやってくれるので、その見事な技を目の当たりにすることができる。本場の味を再現した四川風のマーラースープ刀削麺が私のオススメである。

追記(2013.1.28):残念ながらだいぶ前に閉店しており、現在ではフナバカフェというハンバーガー専門店となっている。

 刀削麺は、福島県内では他に、郡山市内に「酒菜 刀削麺」という店がある(郡山市駅前2-6-1、TEL024-934-5801、11:30〜14:00、17:00〜2:30、月曜定休)。


屋台ラーメン よしだ屋(福島市栄町11-1、TEL024-522-6264、12:00〜25:00、日祝日定休)
 屋台から始まったという福島市内の老舗ラーメン店で、現在は福島駅近くの駐車場の敷地内に「定住」している。極細とも言うべき細麺とあっさり味のスープのラーメンがおいしい。

 辛味ねぎのねぎみそラーメンと、韓国唐辛子を使ったとんがらしラーメンが私のオススメだが、ねぎみそとんがらしラーメンなど、メニューにないアレンジも客の要望に応じてしてくれるのがいい。

追記(2013.1.28):よしだ屋は福島交通飯坂線の医王寺前駅近くの国道13号線沿いに移転している(福島市飯坂町平野遠原34-1、TEL080-2819-6033、11:00〜15:00、無休)


元祖 円盤餃子 満腹(福島市仲間町1-1、TEL024-521-3787、火曜定休、16:30〜なくなり次第終了)
 福島市は、実は知る人ぞ知る「餃子の町」である。しかも、福島市においては、餃子はビールなど酒の肴として食べられることが多く、夜間のみ営業の店も多いので、「夜の餃子」と言われている。ここ満腹はその中で一番の老舗で、今も福島餃子の代名詞的存在である。

 ここの名物は円い大皿に30個の餃子をぐるっと並べた「円盤餃子」で、これが他店にも広まって福島餃子と言えば「円盤餃子」を指すまでにもなった。しかもこの円盤餃子、白菜をふんだんに使ったあっさり目の味であることから、一人でもけっこう楽に食べられてしまうのである。常連さんなどは、2人で来て3皿頼んだりするそうである。


餃子 照井
 飯坂温泉街の中にある、満腹に次ぐ老舗の餃子店である。夕方などは行列ができていたりする人気の店である。満腹が白菜の旨みを重視しているのに対し、こちらはキャベツを使った餃子が特徴である。やはり、客のほとんどが円盤餃子を注文する。


ダンケシェーン(TEL024-524-0565、福島市栄町7-14、11:00〜24:00、不定休)
 福島駅近くにあるアイスクリーム店である。さまざまな素材を用いたソフトクリームがとてもおいしい。特筆すべきは営業時間で、アイスクリーム店としては非常に珍しく、深夜まで営業している。

 この界隈で飲んだ後、ラーメンが食べたくなってよしだ屋でラーメンを食べ、その後アイスが食べたくなってここでソフトクリームを食べる、というのが、私のお決まりのパターンだったりする(笑)。


ロイヤルインドレストラン
 比較的最近できたインド料理店で、各地にフランチャイズを展開しているロイヤルインドグループの福島店である。興味深いのは、ランチの中に普通のカレーに交じってビリヤニがあることである。さすがにわざわざランチに加えるだけあって、なかなかの味である。

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2009年02月02日

東北の食べ処その15〜山形県村山地方〇碍岨堝

61c3b6b8.jpg丸五そば屋写真参照、山形市東原町1-3-19、TEL023-631-2515、11:00〜17:00、日祝日定休)

 山形と言うと、私も大好きな「そば粉100%の太打ち田舎そば」のイメージが強いが、山形市内はどちらかと言うと細打ちで喉越しのよいそばが多い。ここのそばもそのような細打ちの二八そばである。ただし、細いがとても長いのが特徴である。

 私にとっては、そばが大好物になるきっかけを作ってくれた思い出の店である。学生の頃、ここでそばを食べて、「そばってこんなにおいしい食べ物だったのか!」と思ったことを覚えている。今でもたまに食べたくなる味である。

 もう一つ、特筆すべきは天ぷらである。天ざるや天ぷらそばの天ぷらというのは普通エビだが、丸五そばを始め、山形市内の多くの店では、そばにつく天ぷらはゲソ天である。これがまたとてもおいしいのである。というわけで、ここでのオススメは何と言っても「もり天」である。

 ちなみに、普通盛りでもかなりの量だが、大盛りを頼むと、これでもかというくらいの量のそばが出てくるサービス精神旺盛な店でもある。

 山形市内に3店舗あり、山形市役所の裏手にある店が本店だが、私が好きでよく行くのは、写真の山大前店の方である。


番紅花(ばんこうか、山形市東原町1-12-29、TEL023-633-3191、12:00〜14:00、18:00〜21:00、日曜定休・不定休)

 27年前からカレーを出しており、山形で一番の老舗のカレー屋である。インド風のチキンカレーと欧風のポークカレーの二種があるが、私にとってはここは何と言ってもチキンカレーの店である。同様に思っている人は多いらしく、遅めに行くとチキンカレーが品切れになっていて残念な思いをすることもある。マスターもそれを十分意識しているらしく、チキンカレーがある時は店の外に「本日チキンカレーあります」の看板が出ている。

 マスターはまた、日本酒にも造詣が深く、夜は各地のおいしい地酒を出す居酒屋と化す。もちろん、締めにカレーも食べられる「カレー居酒屋」である。


鬼がらし(山形市南原町3-9-38、TEL023-631-0202、11:00〜21:00、水曜定休)

 山形で辛いラーメンと言うと、以前紹介した龍上海の存在感が圧倒的だが、私はここのラーメンも好きである。みそラーメンはノン辛、小辛、中辛、大辛、超辛と、好みに応じて辛さが選べる。私にとっては大辛がちょうどよく、超辛は未知の世界である。辛いだけでなく、魚系のだしの効いた旨みのたくさん詰まったスープはあっさり味でとてもおいしい。

 龍上海は横浜のラーメン博物館を唯一の例外として山形県外には出ないが、鬼がらしは仙台など宮城県内にも進出しており、私にとって食べようと思えばいつでも食べられるのがまたありがたい。


手打ちラーメンひろや(山形市双葉町1-3-29、TEL023-647-4583、11:00〜20:00、不定休)

 JR山形駅の西口からほど近いところにある手打ちラーメン店。もちもちの縮れ麺とあっさり味のスープがおいしい。不揃いな手打ち麺に抵抗のある客のために、普通の中華麺も選べるなどの心配りもいい。ただ、私にとっては何と言っても自慢の手打ち麺をとことん味わいたい店である。


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2008年09月29日

東北の食べ処その14〜岩手県三陸沿岸

5c4ab037.jpgらーめんの千草久慈市二十八日町1-10、TEL0194-53-6997、11:00〜15:00、火曜定休)
 JR久慈駅前通りにある、三陸沿岸北部を代表するラーメン店。自家製麺の麺と鶏まるごとから取ったスープのバランスが良い。

 新横浜ラーメン博物館に出店したこともある。盛岡駅内にも支店がある(2010.9.7追記:盛岡駅構内の支店は別の店になってしまっていた)。


多良福(たらふく)(宮古市大通1丁目1-20、TEL0193-62-5607、10:30〜20:00、火曜定休)
 宮古市内にある手打ちラーメン店。宮古市内はおいしいラーメン店がいくつかあるが、私のイチオシはここである。手打ちらしい不揃いな縮れ麺とスープ以外余分なものはほとんど入っていない。

 しかも店名の通り量が半端ではない。どんぶりを埋め尽くす麺はインパクトがある。通常の店の1.5倍くらいの麺の量があるのではないだろうか。しかし、あっさりスープでくどくないので、あまり苦もなく全部食べられてしまう。


カリー亭宮古市磯鶏1丁目4-6、TEL0193-64-5484、土日祝11:30〜20:00、平日11:00〜16:00、月曜定休、写真参照)
 宮古市南部の国道45号線沿いにあり、三陸沿岸で本格的なインドカレーが食べられる貴重な店であり、かつ岩手県内で私が一番好きなカレー店でもある。チキンカリー、キーマカリー、ビーフカレーはレトルトにもなっており(参照サイト)、岩手県内の土産物店などでも売られている。

 平日昼はランチバイキングもやっているが、レトルトでも売られている全種類のカレーがこの値段(888円)で食べ放題というのは仙台市内などでは考えられず、とてもお得である。

 ちなみに、カリー亭の「カリー」は正式には漢字(口偏に加と口偏に厘)なのだが、私のPCではうまく表示されないのでカタカナにしている。


北浜ラーメン下閉伊郡山田町北浜町2-4、TEL0193-82-5680、11:30〜18:00、月曜定休)
 山田町内にある手打ちラーメン店。店の名前を冠した海草がいっぱいの北浜ラーメンが看板メニューだが、普通のラーメンもとてもおいしい。手打ちの縮れ麺にあっさりスープがよく合う。

 元々盛岡市内で店を開いていたそうだが、数年前に現在の場所に移転し、地名を取って北浜ラーメンとしたそうである。

追記(2017.2.28):北浜ラーメンのあるところは東日本大震災の津波によって大きな被害を受けた。北浜ラーメンがあった建物も骨組みだけが残ったような状態だった。現在までのところ、再開はされていない。


中村家
 各地で開催される物産展などで人気の高い三陸海宝漬などで名高い釜石市の海鮮料理店。値段は決して安くないが、値段に見合ったおいしい海の幸の料理がたくさんある。特に旬の季節の生うに丼は絶品である。

 ちなみに地元の人は、弟さんがやっていて、同じ食材を使いながらもよりリーズナブルに食べられるまんぷく食堂(JR釜石駅前サンフィッシュ2階、TEL0193-22-2255、11:30〜15:00)をよく利用しているようである。


お食事ハウスあゆとく釜石市上中島町1-1-35、TEL0193-23-5099、11:00〜22:00、月曜定休)
 釜石市郊外にある食堂だが、ラーメンとカレーがいずれもおいしい。釜石のラーメンは極細の麺と醤油味のスープが特徴だが、ここはその釜石ラーメンの元祖的存在。その自家製の極細麺とあっさりスープとが実によくマッチしている。

 一方のカレーだが、三陸沿岸では恐らくここだけと思われるスリランカカレーがある。辛さはほどほどだが、スパイシーでこちらもおいしい。頼めば辛くしてくれる。


EAST ASIA(イースト・エイジア)(大船渡市盛町字内ノ目12-4、TEL0192-27-0504、11:30〜19:00、不定休)
 大船渡市内のJR盛駅の近く(歩くと10分くらいはかかるが)にあるアジア雑貨店であるが、店の一画にカレーが食べられるコーナーがある。

 インドカレーが私のお気に入りであるが、店内一辛口のタイカレーもいい。三陸沿岸南部で本格的なカレーが食べられる貴重な店である。

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2008年07月12日

仙台散歩その24〜ベルギービールが飲めるインド料理店

82499af3.jpg 仙台市内で私がよく足を運んでいたインド料理店は、旧ams西武にあった「ブカラ」である。ここのランチに登場するエッグビリヤニは安くておいしかったので、よく私の昼食になっていたし、たまに食べに行った夕食ではチリチキンなど凝ったインド料理に舌鼓を打っていたものである。しかし、ブカラはams西武の撤退に伴って閉店。「きっと戻ってきてください」と、最後に食べに行った時に話したりしたものだった。

 その後、旧ams西武が改装されてLoftになって少ししてから「ラ・ポルト・デス・インディア」という名前で旧「ブカラ」の人たちが再出店した。しかし、ここもしばらくして閉店。あの味はもう食べられないのかと思っていたのだが、その後五橋にできたインド料理店「シンドール」(仙台市青葉区五橋2丁目4-10、TEL022-215-2488、11:00〜15:30,17:30〜22:00)に行ってみたところ、「ブカラ」の時からいて顔なじみのシャルマさんがいた。こちらに移ってきたとのこと。メニューを見れば、ブカラにあったインド料理がほとんどある。私のお気に入りのチリチキンもある。もちろん、味もそのままであった。つくってる人が同じだから、当たり前と言えば当たり前であるが。

 そのようなわけで、仙台市内では私はこのシンドールによく行っている。実際、仙台市内では一番おいしいのではないかと思う。同じくカレー好きで、若い頃インドを放浪したこともあるという知り合いも同じことを言っていたので、けっこうそう思っている人は少なからずいるのではないだろうか。

 最近、私がシンドールに行くもう一つのモチベーションが生まれた。このシンドール、マスターの趣味で、もともとビールの種類が豊富であった。キングフィッシャー、ゴールデンイーグル、マハラジャといったインドビールはたいていインド料理店にはあるが、それだけでなくクアーズ、バドワイザー、ハイネケン、ギネス、レーベンブロイ、カールスバーグ、チリビール、コロナなどがあった。国産もキリン、アサヒ、サッポロが置いてあった。

 マスターに、「これでヒューガルデンなどベルギーのビールがあればもっといいですね」、と言ったら、ホントに対応してくれて、ヒューガルデンの「ホワイト」と「禁断の果実」を置いてくれるようになったのである。インド料理を食べながらヒューガルデンが飲めるという店は仙台市内はもちろん、東北全体でも見当たらないし(以前紹介した、青森市にある「トムヤムクン」は東〜東南アジア料理であるし)、東京でもお目にかかったことがない。その意味でこのシンドール、私にとってかけがえのない店になったわけである。言いだしっぺの責任として、せっかく置いてくれたヒューガルデンが賞味期限切れにならないよう、これからも時々足を運ばなくては(笑)。


追記(2009.3.10):昼のランチについていたチャイ、コーヒーがセルフサービスで飲み放題になっていた。ちょっとしたことだが嬉しい心配りである。


追記(2011.6.25):このシンドール、どうも経営者が変わったようで、メニューは同じだが、ビールがアサヒの生以外全部なくなってしまった。まったく残念なことである。


追記(2011.10.11):ついに最後まであったアサヒの生もなくなってしまい、アルコールの提供をしていない旨の張り紙が貼られていた。店の奥にはパキスタン国旗が飾られていた。メニューに変化はなく、店名もそのままだが、インド料理店からパキスタン料理店に変わったようである。

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2008年05月09日

東北の食べ処その13〜福島県いわき市「東北最大のカレー王国」

043ca504.jpg 東北の最南端、福島県浜通りのいわき市が仙台市に次ぐ東北第二の都市であることは以前紹介したが、それだけでなくいわき市は東北最大のカレー王国である。もちろん、人口で2番目というくらいだから、それなりの数のカレー店があっても不思議ではないのだが、私が知っているだけでも人口で3倍の差がある仙台市と同じくらいの数のカレー店がある。しかも、実際には私が知らないだけで、もっと多くのカレー店(ないしカレーが看板メニューである店)が、いわき市内にはある可能性がある。

 例えば、社団法人いわき法人会青年部会は、いわき市内で「カレーによる華麗な街づくり」をキャッチフレーズに活動を行っているが、その活動の一環としてかつて「カレーの街いわきマップ」を作成した(参照サイト)。残念ながらそのマップは現在は見ることができないが、その中には青年部会員が手分けして実際に食べ歩いた結果ピックアップした、いわき市内のカレー自慢の店32店が掲載されていたそうである。

 同様のマップを、仮に仙台市内で作成した場合、このような「カレー自慢の店」を32店も集められるかどうか、甚だ心許ない。と言うより、私の印象では、仙台市内で32店集めるのは恐らく不可能である。この例だけ見ても、いわき市が仙台を含めた東北の他のどの市町村よりも「カレーな街」であることが分かる。

 なにせ私がここで紹介しようとする店だけでも11店もある。仙台市内で同様にカレーの店を紹介するとしたら、私のオススメの店の数は恐らく、多くても7、8店にとどまると思う。

 では早速、東北で最も温暖でハワイまであるいわき市を華麗に彩るカレー店を紹介したいと思う。


プルニーマ写真参照、いわき市平南白土1-10-2ナガヤマクリーニングビル2F、 TEL0246-25-1550、11:00〜22:00、水曜定休(祝祭日は営業))
 地元の人たちの間では、次に挙げるマユールと人気を二分するインド料理店である。私的には、ここが並居るいわきのカレー店の中でも一番好みに合った店である。カレーの量がこれでもかというくらいにいっぱいなのも、私にとっては嬉しい。

 「プルニーマ」とは、ヒンディー語で「満月」のことだそうで、それにちなんで満月の日にはマンゴージュースをサービスしてくれるのがユニークである。

 チキンマサラカレーが私のオススメで、頼めばさらに辛くしてくれるが、上から2番目の辛さでも、マユールなど他の店の「激辛」よりも辛いので、辛いのが苦手な人は要注意である(辛いのが苦手な人は辛くしてとは頼まないだろうが)。


マユール(いわき市平下神谷字御城23、TEL0246-68-7474、11:00〜21:00、月曜定休)
 いわき市の北部、四倉海岸のすぐそばにあるインド・ネパール料理店。窓からは太平洋を望むことができる。いわきのカレー店の中でも人気の高い店の一つである。インド・ネパール料理を銘打っているが、メニューの中でネパール色を感じさせるのは、ネパール風蒸し餃子のモモくらいである。マトン・マサラ、チキン・ティッカ・マサラが私のオススメである。

 いわき市小名浜に、いわき・ら・ら・ミュウアクアマリンふくしまと並んで、最近小名浜美食ホテル(今のところサイトの大部分は準備中のようである)といういわきの食材を使った様々な料理が味わえる新しい観光スポットが誕生したが、マユールはここに出店した。いわき市内にまた新しいカレー店ができたことになる。ここ限定の「小名浜フィッシュカレー」が看板メニューである。


チャンド・メラ(いわき市田人町南太平字川平35-4、TEL0246-69-2232、11:00〜19:30LO、月曜火曜定休(祝祭日は営業))
 いわき市の西部、中通りの白河市に向かう国道289号線沿い、四時トンネルの近くにある森の中のレストランというイメージの店である。いわき市内では老舗の部類に属すると言ってよいインド料理店である。オーナーは日本人で、インドの人が作るインドカレーよりもあっさりしていて、すんなりお腹に入る印象のカレーである。

 チキンカレーが定番メニューだが、チーズを使いながらもメニュー中最も辛いパニールカレーが私のオススメである。また、じっくり時間をかけて淹れてくれるチャイもオススメである。隣にはギャラリーもある。


ネパールキッチンいわき市植田町根小屋55-1、TEL0246-63-4503、11:00〜15:00、17:00〜21:00、火曜定休)
 いわき市南部の植田町にある。先だって仙台に初めてネパール料理店ができたことを話題にしたが、カレー王国いわきにもネパールの名を冠するカレー店ができた。昨年の8月にオープンしたばかりだそうである。

 今のところ、メニューそのものはいわき市内の他のインド料理店と似たものが多いが、夜のメニューの中のヒマラヤンシェルパヌードル、ヒマラヤンライスは、ネパールを感じさせるメニューである。


カレーの国スパイスアイランド 錦本店いわき市錦町成沢28-4、TEL0246-62-0323、11:00〜21:00、月曜定休) 閉店
 いわき市南部の錦町の国道6号線沿いにあるインド・ネパール料理店。一応、ネパール料理も銘打ってはいるが、メニューの中には特にネパールらしい料理はなかった。

 平日も含めて毎日ランチバイキングをやっており、またチリパウダーが置いてあって辛さが調整できるのもよい。が、たまにお客さんが少ないとランチバイキングをやっていないこともあるので、バイキングが目的の時は事前に確認した方がよいかもしれない。トマトの風味が豊かなマトン・マサラが私のオススメである。


カレーの国スパイスアイランド サティイオンいわき店いわき市平字三倉68-1、TEL0246-41-0022、11:00〜21:00)
 上記スパイスアイランドのいわきサティイオンいわき内にある支店。こちらはランチバイキングはやっていないが、フードコートコーナーにあるので、手軽に錦本店と同じ本格的なインド料理が味わえる。


カリー工房(いわき市平北白土宮前59-1、TEL0246-21-9454、11:00〜21:00、木曜11:00〜13:30)
 1日30食限定の390円カレーを始め、様々なカレーがあるが、その中でもオススメは、インドカレーである。他のインド料理店などでよく出るカレーと違い、水を一切使わずに作り上げた、汁気の少ないオリジナルなカレーが、スパイシーでおいしい。好きな具をトッピングすることもできる。


ヤスヒロいわき市常磐湯本町天王崎1-56、TEL0246-44-5046、11:30〜20:00、不定休)
 JR湯本駅近くの商店街の一角にある洋食店。ここの「黒カレー(インドカレー)」と称するカレーが美味。その名の通り真っ黒で、辛さと甘さとほろ苦さのバランスが絶妙。

 ここのオーナーシェフは、元々ヒルトンホテルで働いていた経験を買われてスパリゾートハワイアンズで働いていたが、ここいわきが気に入って自分の店を出したのだそうである。普通のインド料理店のカレーとは一線を画する、どこのカレーとも似ていないオリジナルなインドカレーが味わえる。


グラフィティいわき市小名浜岡小名3-4-15、TEL0246-54-4951、11:00〜15:30、17:30〜22:00、火曜定休) 閉店
 小名浜の中心部に程近い閑静な住宅地の中にある。今年で30周年を迎えた、いわき市内で不動の人気を誇るレストランである。静かな雰囲気の中でゆっくり食事をするのに向いている店である。

 ここの看板メニューは3種類あるカレーであるが、その中でもタンドーリチキンドライカレーは、辛さこそ辛いもの好きにとってはそれほどでもないが、石臼で丁寧に挽いたスパイスの風味が豊かな、本格的なインドカレーである。


ポテトハウスじゃがいも(いわき市平字白銀町9-1、TEL0246-21-4125、日〜木17:00〜24:00、金土17:00〜1:00、月曜・第二火曜定休)
 JRいわき駅近くの東急イングランパークホテルパネックスいわきの1Fにある。その名の通り北海道産のじゃがいもを使った料理がメインの洋風居酒屋であるが、そのじゃがいもをふんだんに使ったポテトカレーがおいしい。カレー自体はけっこう辛口なのだが、じゃがいものまろやかさと相まってパクパク食べられる。

 飲食店が軒を連ねる場所にあるため、飲んだ後の締めにここのカレーを食べに訪れる人も多い。いわき市内に他に、その東急インのすぐ向かいにある「じゃがいも5F」(いわき市平字白銀町5-16-5F、TEL0246-23-3936)、「じゃがいも家族」(いわき市郷ケ丘3丁目21-1、TEL0246-28-1121)という2つの姉妹店があり、そちらでもこのポテトカレーが食べられる。


インド料理ニューマハラジャいわき市鹿島町久保反町23-6、TEL0246-58-0091、11:00〜15:30、17:00〜23:00、不定休) 閉店
 いわき市の中心部平から海沿いの小名浜に向かう鹿島街道沿い、ホームセンターアンゼンの隣にあるインド料理店。土日祭日はランチバイキングもやっている。インド料理と言われて思い浮かぶ典型的なインドカレーが食べられる。

 この場所、以前はマハラニというインド料理店で(仙台駅前にも支店があったが本店共々閉店してしまった)、次にハベリという名のインド料理店に変わったが、さらに変わって今に至っている。何回か店は変わっても一貫してインド料理店というのが、「カレーな街」いわきらしいと言えばらしい。


追記(2010.1.18):上で紹介した「マユール」の小名浜店だが、メニューの変更で、小名浜フィッシュカレーがなくなってしまっていた。残念である。チキンビリヤニやチキンエッグロールが新メニューとして加わった。別の所にも追記したが、500円で買える「ハッピーパック」はお得である。

 「インド料理ニューマハラジャ」はその後「インド料理ニューラジマハール」、次いで「インド料理アラディン」となり、その後昨年の6月に「ネパール料理ラリマダイニング」となったが、それも閉店してしまっていた。なかなか変化が目まぐるしい。隣のホームセンターアンゼンも、ダイユー8に変わっている。

 それから、「ポテトハウスじゃがいも」のある東急インは「グランパークホテルエクセルいわき」と名称が変更になっている。


追記(2011.1.9):やましなさんからいただいたコメント通り、「マユール」は小名浜美食ホテルから撤退してしまっていた。残念である。また、かつて「ニューマハラジャ」や「ニューラジマハール」があった場所はウッドベルという軽食喫茶の店になっていた。やましなさんからのコメントで鹿島ショッピングセンターエブリアに移転(?)したという「ニューラージマハール」(以前は「ニューラジマハール」という名前だったので表記が微妙に違うが)だが、該当する店が今はないようである。今度はどこに行ってしまったのだろうか…。

 これまたやましなさんからのコメントにもあった、JRいわき駅から歩いて10分ほどのところにある「アジアンレストランMUMBAI(ムンバイ)」(いわき市平字正月町67-1巴ビル1F、TEL0246-24-8682、11:00〜14:00、17:00〜22:00、不定休)は、昨年12月にドイツで働いていたシェフを迎えて今も営業中である。チキンマサラカレーを食べたが期待通りの味でおいしかった。

 また、JRいわき駅前には「インドレストラン スパイスインディア」(いわき市平田町1-15、TEL0246-22-5845)がオープンした。茨城県内にある店の支店のようである。「カレー王国」いわきといえども、いわき駅至近にインドカレー店はこれまでなかっただけに貴重である。


追記(2011.8.18):駅前にできた「スパイスインディア」だが、既に別の店に代わっていた。早っ!

 しかし、別のいい店を見つけた。「NEW 居酒家 酔喰楽」(いわき市平字三町目35三町目館ビル3F、18:30〜3:00(火〜金)、18:30〜4:00(土・祝前日)、19:00〜3:00(日)、月曜定休)は、岩手の五穀味鶏の焼き鳥が売りの居酒屋だが、ここのチキンカレーは、水を一滴も使わず32種類のスパイスで作り上げた自慢の逸品である。

 また、JR勿来駅近くにある「Dining にんにく屋」(いわき市勿来町関田堀切23-1、TEL0246-64-8347、17:30〜0:00、17:30〜22:30LO(日)、水曜定休)はイタリアンの店だが、昼はテイクアウト専門のカレー店「ロッキーカレーハウス」(11:30〜13:30、水曜定休)となる。88食限定だが、数十種類のスパイスで鶏肉をじっくり煮込んだカレーが食べられる。

 このように、インド料理店には浮沈があっても、インド料理店でない店で個性的なカレーがあちこちにあるのが、いわきがカレー王国たる所以である。

 そして、そのまたとない証左となりそうなのが、このブログで紹介されているゴッホのカリーが食べられる「味処 鮎川」(いわき市三和町合戸字入藪36、TEL0246-87-2211、11:30〜20:00、月曜定休)という店である。下北沢にあるゴッホについては、噂では聞いていたが、それが食べられる店がいわきに、しかも「サッポロラーメン」の看板がある、一見カレーとは何ら関係のなさそうな店で食べられるとは思いもよらなかった。いわきは何と奥が深い。これはぜひ行ってみねば。


追記(2012.1.18):東日本大震災以降休業していた「マユール」が平下神谷に移転して今月オープンした。3種類のカレーが味わえる1日5食限定の「ランチタリー」に要注目である。


120317-123506追記(2012.3.17):上で紹介した「味処 鮎川」に行ってみた。事前情報通り、野菜カリー、ビーフカリー、カツカリーの3種があり、甘口、中辛、辛口が選べる。スパイシーさとフルーティーさがうまく同居しているカレーだった。看板メニュー(?)のサッポロラーメンもおいしかった。

 それから、小名浜ラトブ1階にある「レストラン クドー」(いわき市小名浜大原六反田町4-6いわき市平字田町120、TEL0246-52-13450246-25-1501、11:30〜14:00LO、17:30〜21:00LO、日曜11:00〜16:00LO、月〜土11:00〜15:00、17:00〜20:30LO、日11:00〜15:00、17:00〜19:30LO、月曜定休無休)にあるビーフカレーも、単なる洋食店のカレーという枠を超えて、かなり本格的な味である。聞けば、30種類のスパイスに加えて、5種類のハーブを使用しているとのことで、見た目の黒さ、けっこうな辛口は、上で紹介した湯本の「ヤスヒロ」にも匹敵する感じがする。もちろん、味はここオリジナルのものである。


追記(2012.3.24):コメント欄でやましなさんから情報をいただいたが、上で紹介したムンバイは残念ながら閉店してしまったそうである。


追記(2012.9.12): やましなさんからコメントをいただいたが、アジアンレストラン MUNBAI(ムンバイ)が移転して復活した。これは嬉しい。平だけではなく、好間にも出店したそうである。スパイスアイランドは錦店が道路拡張のため閉店、サティ店はイオンいわき店と名前が変わっていた。スパイスインディアの跡地にはタイ料理店が入ったそうである。


追記(2014.11.30):このところ、いわきを訪れておらず、更新情報はいつもコメントをいただくやましなさん頼みの状況である(汗)。やましなさん、いつもありがとうございます。

 アジアンレストラン MUNBAI(サイトにも接続できなくなっている)は、好間店、平店とも閉店してしまったそうである。これは残念である。その一方で、茨城県内にいくつか店舗を持つインド・ネパール料理店「I-N kichen」がいわき市内に2店舗出店している。一つは平店(いわき市平下平窪2-1-3サンコープリズンビルE・F、TEL0246-22-4117、11:00〜24:00、無休)、もう一つは作町店(いわき市平作町2-1-13作町ビル1F、TEL0246-23-6105、11:00〜24:00、無休)である。

 また、巣鴨で営業していた「アジア料理 くま☆さん」が、何と久之浜町の国道6号線沿いに移転オープンしたそうである(いわき市久ノ浜町久ノ浜九反坪4-1、TEL0246-88-9611、11:30〜14:30、17:30〜22:30、不定休)。巣鴨でもかなり評判のよかったお店のようなので、これはぜひ行ってみたいものである。いわき駅近くにある「タイ料理サラータイ」(いわき市平田町1-14百合ビル2F、TEL0246-21-8001、11:30〜14:30LO、17:00〜21:00LO、日曜11:30〜14:30LO、月曜定休)は、富岡町から移転してきたお店とのことである。


150109-120017追記(2015.1.10):「アジア料理 くま☆さん」、インドカレー2種類が選べるCランチを食べたが、これは美味しかった。またぜひ足を運んでみたい。値段も650円からと、いわき市内のカレー店の中では際立ってリーズナブルである。特筆すべきは「出前お届け」である。麺類以外のメニューは全て無料で出前でき、しかも久ノ浜、四倉、大久、草野、末続、平の各地域に、注文から1時間以内にお届けするとのことである。カバーするエリアの広さがすごい!

 それから、残念なことに小名浜の「グラフィティ」が閉店してしまっていた。あそこのタンドリーチキンドライカレー、もう一度食べたかった。「レストランクドー(洋食屋クドー)」はいわき駅前のラトブ1階に移転していた。黒いカレーは健在である。



追記(2015.12.10):俺ちゃんさんにコメントで教えていただいたが、湯本の「ヤスヒロ」が閉店してしまっていた。オリジナルな味の黒いインドカレー、美味しかったが、とても残念である。また、いわき駅近くの「NEW 居酒家 酔喰楽」もなくなってしまっていた。久之浜の「アジア料理 くま☆さん」も閉まっていて、中を覗いてみた限り、営業しているようには見えなかった。閉店だとすれば、これもまたとても残念である。


170921-135901追記(2018.10.22):湯本にハラル料理の専門店がオープンしていた。その名も「ハラル食堂」(いわき市常磐湯本町吹谷97-14、TEL0246-38-5519、11:30〜14:00、18:00〜21:00、金曜定休)で、昨年1月にできた、東北で初めてのハラル食堂だそうである。インド風のチキンカレーやキーマカレー、タイ風のグリーンカレーなどがライスかチャパティで食べられる。

また、惜しまれながら閉店した湯本の老舗洋食店「レストラン ヤスヒロ」の黒カレーが、湯本駅から徒歩10分の橋本酒店(いわき市常磐関船町迎35-2、TEL0246-42-2248、11:00〜20:00LO、月曜、第3・第5日曜定休)の一角にある「COMMUNITY CAFE&BAR」にて復活していた。営業時間内であれば食べることができ、20時オーダーストップとのことである。

ゴッホのカレーが食べられる「味処 鮎川」は、移転してその名も「ゴッホ」(いわき市常磐西郷町金山301-3、TEL080-5907-3118、11:00〜19:00LO、水曜定休)となった。

そして、自由ヶ丘には、神奈川県茅ケ崎市にあった南インド料理店「ちょうたら」(いわき市自由ケ丘61-12、TEL0246-60-8221、11:30〜14:30LO、18:00〜20:00LO※夜は予約のみ、月曜・火曜定休)が移転オープンした。


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2008年04月15日

東北の食べ処その12〜岩手県南地方

f75f737a.jpg直利庵(一関市青葉2丁目9-11、TEL0191-23-2291、11:00〜17:00、日曜祝日定休)
 太打ちの手打ちそばが食べられる。太打ちと言っても、山形のようなものすごくコシのある田舎そばタイプの太打ちではなく、どちらかと言うとうどんに近いような形と歯ごたえである。しかしそれがとてもおいしい。ここでしか味わえないそばである。だから、昼を過ぎても店はいつも人でいっぱいである。1時間待ちなどということもけっこう当たり前にある。

 国道4号線沿いにも同名のお店があるし、盛岡市内にも同名の店があるが、それらと区別するために地元の人は「青葉直利庵」と言っているようである。

 もちもちのそばと揚げたてのかりかりの天ぷらの組み合わせの天ざるがオススメである。


ROYALジャマイ館(奥州市水沢区宮下町22、TEL0197-25-7555、11:00〜22:00、不定休)
 元はその名の通りジャマイカ料理のレストランなのだが、本格的なカレーが食べられる店でもある。カレーの種類は多く、甘い方からベジタブルジャパン、エスニックホワイト、ヨーロピアンポーク、ジャマイカンレッドチキン、スパイシーブラックビーフ、ロイヤルカシミール、カシミールインド、ベンガルタイガーがある。メニューにある「ジャマイ館カレー」はこの中から2種類のカレーを選び、ターメリックライスで食べるものである。

 本業(?)のジャマイカ料理、そしてバリ島の料理も各種ある。ビール好きの私にとって嬉しいのは、ジャマイカのレッドストライプビール、インドネシアのバリハイビール、ビンタンビールが飲めることである。他にもジャマイカのカクテルや、ヤシの樹液と米を発酵させたバリ島の酒アラック、そのアラックのカクテルなど、ドリンク類も豊富で、現地の料理を味わいながらそれらを飲むという楽しみ方ができる店である。


カフェニカイ スマッカーズ(奥州市水沢区中町1-15-2F、TEL0197-51-6030)
 JR水沢駅に程近い水沢駅通り商店街にあるタイ料理店。この界隈では珍しい、本格的でおいしいタイ料理が食べられる店である。

 タイカレーを始め、各種タイ料理が揃っているが、それと同時に特筆すべきは、オリジナルレシピに則したモスコミュールを出すことである。モスコミュールはウォッカとジンジャーエールのカクテルだと思っていたが、正確にはそうではなく、スミノフのウォッカとイギリスのジンジャービアのカクテルを銅製のマグカップで飲むというのが、オリジナルなのだそうである。一般のモスコミュールとは違うキリッとした味わいのモスコミュールが飲める。


本格派手打ちラーメン仙台屋(奥州市水沢区大町152、20:00〜2:30頃、日曜定休)
 夜になると水沢駅通り商店街の一画に現れるバスラーメン(写真参照)である。しかし、バスラーメンと言っても、麺は生卵をふんだんに使った、縮れが少なく腰のある手打ちの平麺、これにあっさり味のしょう油スープを組み合わせたおいしいラーメンを出してくれる。飲んだ後にピッタリの味である。

 この店、確か最初は屋台から始まって、その後普通に店を構えていたはずなのだが、そこからさらになぜバスラーメンにまで発展(?)したのかは謎である。ラーメン、ワンタンメン、ワンタン、マツモラーメン、チャーシューメン、ワカメラーメンが揃っている。


インド料理レストラン Tandooru(タンドゥ−ル)
 北上市内にあるインド料理レストラン。以前は盛岡市内にもあったのだが、そちらは残念ながら閉店してしまった。また、秋田県横手市にオープンしたタンドゥーリキッチンも同じ系列の店だったはずだが、現在サイトを見ると横手店の情報は削除されているので、分かれたのかもしれない。

 メニューのラインナップ、味からすると、秋田市のインド料理レストランピーコックとも同じ系列のようにも思うのだが、少なくとも表向きはそれを窺わせる表記などはない。いずれにせよ、北上市周辺で本格的なインド料理が食べられる貴重な店である。


和風レストラン松竹
 JR一関駅前にある創業68年の老舗和風レストラン。創業以来の看板メニューはうなぎだが、自家製ソースに漬け込んだ柔らかなロースかつを、どんぶりご飯に敷いたキャベツの上に載せたソースかつ丼がおいしい。東北でソースかつ丼と言うと会津若松が有名だが、ここ一関にも何軒かソースかつ丼を出す店があり、地元の味として親しまれている。



追記(2010.9.9):上で紹介した北上市の「タンドゥール」だが、閉店してしまっていた。ただ、さくら野百貨店 北上店の4Fに「ザ・タージ 北上店」ができたので、引き続きインド料理は食べられる。ザ・タージは仙台のさくら野百貨店にもあるが、さくら野あるところにザ・タージあり、なのだろうか。

 それから、何と言っても残念だったのが、「仙台屋」が閉店してしまったことである。去年食べたのが最後になってしまった。確かに、店主もご高齢で、最後に食べた時も「やれる限りはやるけど」というようなことはおっしゃっていた。長い間お疲れ様でしたとお伝えしたい。

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2008年03月29日

東北で地ビールが飲める店その30〜福島県会津若松市

dd4b398b.jpg 前にも書いたが、仙台に一極集中している宮城県と違って、福島県は東北第二の都市、いわき市を中心とする浜通り、県庁所在地の福島市と仙台市に次ぐ経済圏を謳っている郡山市が並び立つ中通り、そして会津若松市を中心とする会津の3つの地域に分かれている。

 このうち会津若松市は人口約13万人で、福島の他の拠点都市に比べると人口こそ少ないが、戌辰戦争時の白虎隊の悲劇で知られる旧会津藩の城下町であり、今も街を歩くと至る所に歴史ある建物が普通に建っているその街並みは福島県の他のどの都市よりも特徴的である。古きものを大切にし、守り、受け継いでいこうという、会津の人たちの気質を感じる。

 さて、この会津若松市で地ビールと言うと、以前も書いたことがあるが、何と言っても会津麦酒である。ドイツ系アメリカ人のジョン・シュルツ氏の醸造する会津麦酒は、基本的にはドイツスタイルだが、それだけにとどまらず、地元会津特産の黒米を使った会津黒米ビールや、イギリスのアンバーエールを範とした赤べこアンバーエールなど、多彩である。

 ところが、この会津麦酒直営のビアレストラン會や(あいや)が残念ながら昨年末に閉店してしまっていた。しかたないので、いつものように地ビールの飲める店を現地で足で探してみた。そうして見つけたのが「和風れすとらん くいしん坊」(会津若松市中町4-31、TEL0242-26-8239、11:00〜21:00、無休)である。ここでは、その名の通り、会津名物ソースかつ丼を始めとしてお腹が満足しそうなメニューがたくさんあってよいが、それに加えてニュージーランド産のホップとオーストラリア産のモルト、会津特産の黒米が原料のパシフィックラガーの生と、ウィーン風ダークラガー(メルツェン)のベートーベンの生、そして先述の赤べこアンバーエールの会津麦酒3種を味わえた。

 しかし!ここのおかみさんからショッキングな話を聞いた。なんと、会津麦酒は先月2月21日まででビール醸造を取り止めてしまったというのである。これまで醸造を止めた地ビールと同じく採算面でのことかと思ったら、そうではないらしい。ビール醸造についてシュルツ氏と周囲との間に意見の相違があり、その結果シュルツ氏が帰国してしまったのだそうである。確かに会津のみやげ物店のどこにも会津麦酒がなくなっていたのでおかしいとは思っていたのだが…。何とも残念なことである。

 シュルツ氏と親交のあったおかみさんはシュルツ氏からその話を聞き、既に醸造したビールは廃棄処分にしなければいけないと聞いて、店の冷蔵庫に入るだけ会津ビールの樽生を仕入れたそうである。そのようなわけで、「くいしん坊」ではしばらくは会津麦酒が飲めるが、なくなるのは時間の問題である。恐らくあと半年は持たないだろうとのことであった。会津麦酒の、それも生を味わいたい人は今のうちに「くいしん坊」に行くことをお勧めする。

 「くいしん坊」以外に会津麦酒の味わえるところはというと、私が見つけたところではJR七日町駅の中にある「駅Cafe」で会津黒米ビールが味わえるが、見たところ残り3本であった。それからJR会津若松駅の中にある郷土料理店「一會庵(いちえあん)」にも会津麦酒ののぼりが立っていたので、今のうちなら会津麦酒が味わえるかもしれない。やはり郷土料理店の「籠太」にも以前会津麦酒があったが、ひょっとすると今はもうないかもしれない。

img838 会津麦酒以外では、「大町ガス燈」(左写真参照、会津若松市中町4-16、TEL0242-29-5725、11:30〜14:30、17:00〜23:00)には、スコットランドのマックワンズ・スコッチエール、ベルギーのヒューガルデン・ホワイト、同じく禁断の果実、デリリュウム・トレメンス、シメイ・ブルー、2年熟成紅茶ビール、フローリス・ミックスフルーツ、同じくストロベリー、モンゴゾ・バナナ、セントルイスカシス、スリランカのライオンスタウト、オーストリアのサミクラウス、中国のチンタオ、ドイツのレーベンブロイがあった。料理も会津黒米を使った料理や会津名物桜肉料理などを中心に種類豊富であった。会津麦酒にこだわらなければ、ビールの種類では会津若松市内でここが最も多いと思う。

 他に、オリジナルアクセサリー・革製品ショップの「MAGENDO JAPAN(マゲンド・ジャパン)」(会津若松市駅前町8-24、TEL0242-24-1067、19:00〜2:00、月曜定休)は、夜はショットバーもやっており、ビールの種類も豊富である。タイのシンハー、オランダのグロールシュ、イギリスのシルクマスター、ドイツのレーベンブロイ、ベルギーのステラアルトワ、ヒューガルデン、キリンのハートランド、中国のチンタオ、オランダのハイネケン、アメリカのバドワイザー、アンカースティーム、アンバーラガー、ジーマ、クアーズ、アイルランドのギネスエクストラ、デンマークのカールスバーグ、クアーズ、メキシコのコロナ、それに会津麦酒の赤べこアンバーエール、会津黒米ビールも何本かあった。マスターは会津麦酒の件を知らなかったので、これらが超貴重品であることをお知らせしておいた。料理は、私が訪れたときには自家製スモーク、パン・グラタン、こだわりのビーフジャーキー、チーズタップリ・リゾットがあったが、それ以外にチーズクラッカーや手作りシフォンケーキ、野菜たっぷりのスープなどマスターお手製の料理をいただいた。

 会津麦酒の件は返す返すも残念だが、そのストックがなくなっても会津には他にもビールのおいしい店が複数あることが分かってとりあえずは一安心ではあった。


追記(2009.5.13):会津麦酒がなくなって1年余り経つ。上で紹介した「和風レストラン くいしん坊」では、会津麦酒のポスターの代わりに福島県内工場直送と銘打ったアサヒスーパードライのポスターが貼られていた。

 「大町ガス燈」ではビールの品切れが多く、置いてあったのはヒューガルデン・ホワイトと禁断の果実、シメイブルー、セントルイスカシスのベルギービール4種だけだった。ん〜、この品揃えで観光案内所で配っている「會津うまいものガイドブック」に「世界のビールあり」と記載するのはちょっとどうかという気がする。

173422.jpg 一方、会津麦酒がなくなった代わりに猪苗代地ビールが飲める店があるのを発見した。念のため、事前に猪苗代地ビール館に電話して尋ねたところ、会津若松市内で猪苗代地ビールが飲めるのは、郊外の東山温泉にある老舗旅館「向瀧」だけとのことだったが、実際に街中を歩いてみたら、駅前の「はなの舞 会津若松駅前店」(写真参照、会津若松市駅前町420-1F・2F、TEL0242-37-0223)で猪苗代地ビールが飲めるのを見つけた。

 正直、チェーン店、しかも御殿場高原ビール系列の居酒屋で猪苗代地ビールが飲めるとは思っていなかった。店員さんに聞いたら、この店独自の判断で仕入れているとのことだった。ここの店、会津の郷土料理なども置いてあり、他の店舗にはない独自の工夫が見られるのがとてもよいと思う。猪苗代地ビールは、ここと会津若松市役所前店(会津若松市栄町213-1、TEL0242-37-1287)でも飲めるそうである。

 もう一店、かつて会津麦酒が飲めた「会津桜鍋 鶴我 会津本店」(会津若松市東栄町4-21、TEL0242-29-4829、11:30〜14:00、17:00〜22:00、不定休)でも、その代わりに今は猪苗代地ビールが飲める。


220716.jpg追記(2010.3.14):会津若松市内唯一のアイリッシュバーがあるということを地元ミニコミ紙に出ていた広告で知り、早速行ってみた。店の名前は「Irish Bar Craic(アイリッシュ・バー・クラック)」(会津若松市栄町8-8、TEL0242-22-4867、17:30〜3:00、金・土17:30〜4:00、月曜定休)で、3年ほど前にアイリッシュ・バーとなったそうである。

 これまでの私の探索では見つけられなかったが、それもそのはず、このクラックがある路地は非常にわかりにくい。店主自ら「よく見つけられましたね」と言うくらいの場所なのである(笑)。実際、住所を基に地図を見ながら行ったにも関わらず、なかなかたどり着けなかった。

 そのような目立たない路地にあるアイリッシュ・バーだが、やはりギネスが好きな人や外国の人などがよく訪れているそうである。生はギネスとキルケニー、それにハートランドだったが、瓶でピルスナーウルケル、オーガニックビール、ベックス、コロナ・エキストラ、シメイ・レッド、ステラ・アルトワ、バス・エール、ニューキャッスル・ブラウンエールなどがあった。落ち着いた雰囲気で飲めるいい店である。ギネスやキルケニーだけでなく、今後地ビールの樽生も置きたいとのことで、今後が楽しみである。

 この路地、目立たない割にバーが5軒も軒を連ねる若松でも有数の(?)通りだそうだが、その中にもう一軒ビールを揃えているバーがあるそうである。よなよなエールの缶などもあるそうである。店の名前は聞かなかったが、ひょっとすると同じ通り沿いで店の前にバドワイザーやコロナのロゴがあった「BAR BO-KU」がそうかもしれない。

221412.jpg 一方、昨年秋にできたばかりという「BAR ENZYU」(会津若松市馬場町1-45サンコープラザ3F、TEL0242-32-4571)にはヒューガルデン・ホワイトの生が置いてあった。元々はカクテルなどがメインのバーのようだが、そのようなバーでヒューガルデンが生で飲めるのは私にとっては嬉しいことである。実際、ヒューガルデンの生が飲めるのは会津若松市内ではここだけだと思う。その意味で貴重な店である。

 なお、上で紹介した「はなの舞」には、猪苗代地ビールのオリジナルビール、ゴールデン・エンジェルの生が置いてあった。この「はなの舞」、チェーン店の居酒屋でありながら、同系列の他店のメニューと違い、棒たら煮、馬刺し、鰊の山椒漬け、こづゆといった会津の郷土料理があるのも嬉しい。いわゆる地ビールが生で飲めるのは会津若松市内では今のところここだけだそうである。



110622-204044追記(2011.6.24):会津若松市内で銀河高原ビールが飲める店を見つけた!「会津葡萄酒倶楽部(あいづわいんくらぶ)」( 会津若松市西栄町6-40、TEL:0242-27-0947、19:00〜23:00、金・土・日18:00〜23:00、 第1、第3、第5日曜定休)である。ここはその名の通り、様々なワインを気軽に楽しめるワインバーだが、唯一置いてあるビールが、銀河高原ビールのヴァイツェンの樽生なのである!これは嬉しい。地元の食材や郷土料理などをワインに合うようにアレンジした料理もおいしくかつリーズナブルで、とてもよい店である。

 この店でビールばかりを飲む客というのは私以外そう多くないだろうなと思ったので、「ワインバーに来てビールばっかり飲んですみませんね」とマスターに言ったら、さらっと「いや、別に構わないですよ」と言ってくれたので、これからも遠慮なく銀河高原ビールを飲みに行こうと思う。せっかく行くのだから、ワインについてもいろいろと教えてもらうのもいいかなと思う。

 これで、会津若松市内では、上で紹介した「はなの舞」で猪苗代地ビールが飲める他に、銀河高原ビールが飲める店があったということで、飲む地ビールの選択肢が広がった。ありがたいことである。

 その「はなの舞」だが、猪苗代地ビールが飲めるのは「会津若松駅前店」のみだった。「会津若松市役所前店」には置いてなかったので、猪苗代地ビールが飲みたい人は迷わず「会津若松駅前店」に行くべし。また、「会津桜鍋 鶴我 会津本店」の猪苗代地ビールは、常時置いてあるわけではなく、事前の予約が必要とのことである。

 一方、「Irish Bar Craic(アイリッシュ・バー・クラック)」では、今月からヒューガルデン・ホワイトの樽生を置くようになった。これは嬉しい。会津若松市内でヒューガルデン・ホワイトの樽生がは私が知る限り、上で紹介した「BAR ENZYU」に続いて2店目である。通常のレギュラーサイズ(420ml)以外にラージサイズ(820ml)もあり、レギュラーサイズの750円に対して1,200円で飲めるのでとてもお得である。そもそもラージサイズ自体、東北で飲めるのは他に以前紹介した仙台の「barbe」くらいしか知らない。レギュラーサイズのグラスをそのまま大きくしたようなあのグラスはインパクト大で、一見の価値ありである。


150217-215450追記(2015.2.18):市役所通りの「ステーキ・リーベ」の2階にいいお店を見つけた。「時さえ忘れて」(会津若松市栄町1‐40-2F、TEL0242-22-0530、17:00〜2:30LO、日曜15:00〜23:30LO、月曜定休)である。看板のない、隠れ家的なバーである。昨年12月にオープンしたばかりとのことだが、地ビールや海外のビールが常時2種類、樽生で飲めるのが嬉しい。私が訪れた時は長野のよなよなエールとスコットランドのブリュードッグのハードコアIPAがあった。他にもウィスキーや日本酒もいろいろと揃っていて、どんなお酒が好きな人でも他の締めそうである。お酒と書物をこよなく愛するマスターのいる、雰囲気のいいお店である。



150218-113558 そのマスターに、「Soupcurry & Dining tipu(スープカレー&ダイニング・ティプ)」(会津若松市東栄町6-24三進ビル104、TEL0242-77-4037、月、水〜金11:00〜13:30LO、17:30〜24:30LO、火曜定休)にはブリュードッグが瓶で置いてあると教えてもらい、早速行ってみたところ、確かにブリュードッグのパンクIPAとデッドポニークラブがあり、その他にもヒューガルデン・ホワイト、シメイ・ブルーなどが瓶で置いてあった。カレーもスパイシーで美味しかった。ビールとカレー、私にとって実にいい組み合わせである。





150217-203239 それから、「うまいもの家 旬の蔵」 (会津若松市金川町14-26、TEL0242-22-7400、11:00〜14:00、17:00〜21:00LO、月曜定休(月曜が祝日の場合は翌火曜が休み))は、喜多方ラーメンや会津の山塩を使ったという山塩ラーメン、磐梯山の有機玄蕎麦を使ったざる蕎麦、会津若松のご当地グルメ、ソースカツ丼やカレー焼きそばが食べられるお店だが、ここに埼玉のコエドビールの「瑠璃」と「漆黒」が瓶で置いてあった。

 なお、駅前の「はなの舞」は「こだわりやま」に変わったが、猪苗代地ビールがなくなってしまっていた。残念である。また、「大町ガス燈」は2月28日を以て閉店だそうで、これまた残念である。

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