カレーライス  

2007年11月10日

仙台散歩その20〜かなりベジタリアンなインドカレー店

d94d9c4f.jpg 仙台市青葉区青葉山無番地にある仙台国際センター<は、各種イベントや学会がよく行われる会議場である。設備としてはほぼ申し分ないのだが、難点は市街地の外れにあるために、周辺に食事を取れる場所がほとんどないことである。そのため、数千人規模の学会などが行われる時などは、到底会場内のレストランでは間に合わず、多くの参加者は大抵タクシーなどで仙台市中心部まで戻って昼食を取ったりしているものである。

 この国際センターの近くでほとんど唯一と言える飲食店が、今回紹介する「パチャカリ」(写真参照仙台市青葉区大手町7-20、TEL022-224-7776、11:30〜14:30、17:30〜20:00、月、第1・第3火曜定休)というインドカレー店である。

 仙台市内では比較的新しい部類に属するインドカレー店であるが、他にはない特徴を持った店である。その特徴というのが、メニューにあるカレーがすべて野菜系で、肉や魚のカレーが一切ないということである。お昼は「玄米カレーのランチ」があるが、選べるカレーはムング豆のカレー、ひよこ豆のカレー、そして有機納豆のカレーの3種である。他に、昼夜通して「天然酵母のバターナンと2種のカレーセット」があるが、そこで選べるカレーは、ダルフライ(ムング豆のカレー)、ほうれん草と自家製チーズのカレー(夜のみ)、そしてチキンっぽいカレーの3種である。

 この店で動物由来のものは、ナンに使われるバターとほうれん草のカレーに使われるパニールというインド式の自家製チーズのみである。チキンっぽいカレーというのは、どうしても肉が食べたいという人向けのカレーで、鶏肉の代わりに大豆グルテンが使われている。何と言うか、徹底してベジタリアンな店なのである。

 ちなみに、ご飯派の私はこの店でたいてい玄米カレーを食べるが、その中でお気に入りなのは、有機納豆のカレーである。名前からして「和印折衷」というか何となくインドっぽくないが、この納豆とインドカレーが意外によく合うのである。納豆特有の匂いもあまり感じないし、カレーが糸を引くこともなく、自然に普通のカレーとして食べられる。それに実はこのカレー、納豆に付き物の刻みねぎが入っているだけでなく、ムング豆やひよこ豆も入っているので、何か得した感じがする(値段も他の2種より80円ほど高いが)。

 チキンっぽいカレーや有機納豆のカレーといったメニューも印象的だが、ひそかにもう一つ印象的なのが、この店の本棚である。「インドの神話」や「ウパニシャッド」があるところはいかにもインドっぽいが、それらに混じって大山倍達の「極真への道」や「強くなれ!わが肉体改造論」などの著書が収まっているのである。どうやらこの店のご主人、ベジタリアンにして武闘派であると見た。

 そうそう、この店、かなり見落としやすい。大橋よりも市街地寄りにあるのだが、写真の通り目立つ看板などがないので、目の前にあっても見つけられない可能性すらある。初めて行く際にはよーく目を凝らして探すことが必要である。


追記(2009.10.2):久しぶりに行ったらメニューが変更になっていた。昼夜通して「ひよこ豆とレッドキドニーのカレー」、「ムング豆のカレー」、「キーマ風カレー」、「チキンっぽいトマトのカレー」の4種が食べられる。有機納豆のカレーがなくなったのは残念であるが、チキンっぽいトマトのカレーはおいしかった。間違いなく野菜100%だそうであるが、ホントにチキンっぽい食感の「何か」が入っていた。知らずに食べたらチキンと言われても分からないかもしれない。この分だと、キーマ風カレーの方も相当ひき肉っぽいのではないかと思われる。


追記(2011.8.13):久しぶりに行ったら、別の店に代わってしまっていた。個性的なカレー店であっただけに残念である。


追記(2014.5.15):別のところで紹介したが、私が福島に行った時によく立ち寄るインド料理店「マナズ・ラソイ」の姉妹店「インドベジタブル料理店マナズ」(仙台市青葉区中央2-6-22、TEL022-211-8210、11:00〜14:00LO、土日祝11:00〜16:30LO、17:00〜22:00LO、年末年始休)が仙台にできている。その名の通り、上記「パチャカリ」がなくなって以来、仙台で恐らく唯一の、肉や魚を使わずに野菜や豆類、果物等を使ってつくったインド料理を提供する店である。

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2007年08月21日

東北で地ビールが飲める店その26〜秋田県大仙市

d9c1a807.jpg 秋田県の県南、大仙市は、旧大曲市と周辺の町村が合併してできた新しい市である。

 大仙と言えば、何と言っても有名なのが毎年8月の第4週の土曜日に行われる、大曲の全国花火競技大会である。ただの花火大会ではなく、競技大会なのである。花火師にとっては、この大会に出場できるということは名誉なことだそうで、この花火大会は全国選りすぐりの花火師たちがその腕を競う場ということで、最初から最後まで非常に見応えのある花火大会である。

 当然見る人の数も多く、この日は全国からおびただしい数の人が大曲を訪れる。通常、仙台ー大曲間は東北自動車道、秋田自動車道を使うと車で2時間程度の行程だが、この日だけは花火が終わる9時過ぎに大曲を出ても、仙台に着くのは間違いなく明け方である。

 さて、そのような花火の町大仙でビールのおいしい店を探してみた。一番期待していたのは、嶋田ハムである。大曲にある嶋田ハムは、ドイツのハム・ソーセージ造りを学んで、その製法に忠実においしいハム・ソーセージを造っている。秋田県以外ではあまり見かけず知名度は必ずしも高くないが、高級品で贈答用に使われることも多い。JR大曲駅近くにはこの嶋田ハムの直営レストランがある。ドイツ式にこだわる嶋田ハムのレストランなら、それに合うドイツビールが置いてあるのではないかと期待したのである。が、レストランにはドイツワインこそ置いてあったが、ビールは国産大手のものしかなかった。残念であった。もちろん、ハム、ソーセージは絶品であったが…。

 iタウンページの「ビアホール」の項には大仙に2軒の店が載っていたが、そのうちの1軒「ビアホールチャコール」は、実際に行ってみるとどう見ても地ビールや外国のビールは置いてなさそうな雰囲気であった。もう1軒の「夢酒大曲店」は該当する住所に行ってみても店自体が存在しなかった(電話も「現在使われておりません」だった)。

 さらに飲食店が集中しているJR大曲駅周辺を探索してみると、「DrinkRoom Jooks」という店には、バドワイザー、コロナ、ジーマなどがあることが外から分かったが、それ以外はなさそうに見えた。横手市の時に紹介した「洋風居酒屋崖淵倶楽部」の大曲店もあったが、多分ビールの品揃えは横手店と大差ないだろうと判断して入らなかった。その上の「Pot Still」という店にはハイネケンがあることは看板から分かったし、「HE'Z BAR」という店はダーツバーで何となくビールがありそうにも思えたが、いずれも私が探している地ビールやドイツ、ベルギーのビールなど、あまり見かけないビールはなさそうと判断して結局いずれの店にも入らずじまいだった。

 どうやら大曲には私好みのビールが飲める店はなさそうだと判断し、それなら以前紹介したことのある「Moon Light(ムーンライト)」で飲み食いしようかと思い、久々に行ってみた。

 この店は、他の店とちょっと違う一風変わった店である。それは多趣味で多芸なマスターのキャラによるところが大きい。以前も書いたが、その日に何が食べられるかはマスターの気分次第である。お通し一つ取っても、私が行った日は「けっこううまくできたから食べてみて」という言葉と共に麻婆豆腐が出てきた。それも普通の食べやすい麻婆豆腐ではなく、中国の山椒のしっかり効いた辛口の本場四川流の麻婆豆腐である。私は大好きだが、一般には決して受けないだろうと思われるこのようなものを、しかもお通しとして出す店は、四川料理店の中にすらあるまい。ちなみに、その前の日は手打ちそばをお通しに出したのだそうな。何度も言うが、締めではなく、お通しに、である。

 そんなMoon Lightでビールは何があるか聞いたら、あるわあるわ、ハイネケン、シンハー、サンミゲールのダーク、チリビール、ハートランド、クアーズなどが冷蔵庫の中から続々出てきた。さらに冷蔵庫の奥からは、私の好きなベルギーのシメイブルーまで出てきた。これこれ、これを飲めれば私は満足である。大曲でシメイが飲めるのは多分ここだけだろうとマスターと笑ったが、私が街中を歩いた印象から言っても実際そうだろうと思う。

 以前紹介したタイのグリーンカレーが食べたかったが、その日は材料がなく作れないとのことだった。それなら代わりに何か辛い料理を、と頼んだら、ごそごそと材料を探して作ってくれたのはビビン冷麺であった。ただの冷麺ではなく、ビビン冷麺である。いかにもこのマスターらしいと思った。

 そんなわけで、1点ビハインドの9回裏2アウトランナーなしという敗色濃厚な状況から逆転サヨナラ勝ちしたような気分だったが、それはMoon Lightという稀有な店のお蔭であった。これからもずっと、「あそこに行けば何かある」、というような(妙な?)期待の持てる店でいてほしい(ちなみに写真はMoon Lightとは何の関係もないが、大曲オリエンタルホテルのイルミネーションである)。


追記(2019.2.26):大曲の街中にある「シーズンダイナー喜代」では、ヒューガルデンが樽生で飲める。また、タップマルシェが入ったので4種のクラフトビールも飲めるようになった。

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2007年07月29日

仙台散歩その19〜新カレー&ビアバー

e33a3c81.jpg カレーとビールが味わえる私にとっての「天国バー」だった「RED HOT」で夜カレーが食べられなくなったことは先に伝えたが、「天国バー」がまるっきりなくなったわけではない。以前紹介したKitchen プラス1」は依然として健在だし、今回紹介する「Curry & Bar yaman(やまん)」(仙台市青葉区一番町4-5-19東一市場内、TEL022-224-7724、11:00〜24:00、月曜定休、写真参照)もそうである。

 私は海外のビールであればドイツやベルギーのビールが好きである。その私にとってアメリカというのは少なくともビールに関して言えばあまり魅力的に感じなかった。バドワイザーのイメージが強かったということもあるかもしれない。辛いもの好きの私はチリビールも嫌いではないが、これとてオンリーワンではあるものの、ビールの本流と言えるようなものではない。

 同じくビール好きでアメリカに留学経験のある知り合いから、アメリカにはそれぞれの地域に地ビールがあって、中でもカリフォルニアのアンカー社のビールはとてもおいしかったと聞いた時も、アメリカにそれほどおいしいビールがあるとは思わなかったので、話半分に聞いていたものである。

 このyamanには、そのバドワイザーをはじめ、コロナ、モルツ、エビス、ギネス、ジーマなどよく見る顔ぶれのビールが置いてあるが、それらに混じってアンカー社のアンカースチームとリバティーエールもある。

 他のビールが普通なので、しょうがなくこれら少なくともあまり他の店では見かけないアメリカのビールを頼んだのだが、飲んでみて確かにおいしいと思った。先の知り合いが言った通りであった。特にアンカースチームは他にはないような味と香りがする。

 店にあった説明によるとそれもそのはず、このスチームビールという聞いたことのないカテゴリーのビールはアンカー社が独自に開発したもので、通常5℃から10℃で発酵させるラガー酵母を、エール酵母と同じ15℃から20℃で発酵させる「ハイブリッドシステム」によって生み出されるのだそうである。

 そんなわけで、このyamanでは私はこのアンカースチームとリバティーエールばかり飲んでいる。これらのビールの存在が、この店を他とはちょっと違う店にしているように思う。

 ビールの話ばかりになってしまったが、カレーの方もかなりのものである。チキンカレーや野菜カレー、黒キーマカレーに赤キーマカレー、それに店の名前を冠したやまんカレーなどがある。ちなみに黒キーマカレーは黒胡椒主体、赤キーマカレーは唐辛子主体の辛味付けで、当然と言おうか赤キーマカレーの方が辛い。いずれもスパイシーなカレーで、カレー好きを満足させる味である。もう一つの自慢料理(と思われる)、カレーサンドは持ち帰りもできる。比較的新しい店だが、マスターのこだわりの感じられるいい店である。

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2007年07月06日

東北の食べ処その10〜山形県置賜地方

5c1a83de.jpgアジア料理&JAZZ dungaree(ダンガリー)長井市十日町1丁目6-49-1、TEL0238-88-4316、営業時間11:30〜21:00、定休日なし)(写真参照
 長井市にあるアジア料理店。置賜地方でお勧めできるほとんど唯一のカレー店である。とにかくカレーの種類が多い。タイのグリーンカレー、イエローカレー、インドの豆のカレー、キーマカレー、スリランカのサバカレー、ククルマスカレー、豚肉のカレー、ネパールのククラコマスウ、日本のトロピカルカレー、パキスタンのビーフカレーなど、アジア各国のカレーが揃っている。

 できるだけ現地の食材やスパイスなどを使ってより本場の味に近いものにしているそうである。一番辛いというスリランカのサバカレーを食べたがおいしかった。辛さは以前紹介したスリランカセンターのカレーが大丈夫なら問題なしである。サバは私が毎日の晩酌のビールを飲む際に欠かせないつまみでもあるので、その意味でも馴染み深かった。他にアジアではないがイタリアのピザ・マルゲリータ、トマトソースのスパゲッティもある。

 マンゴージュースはフィリピン産で、味を損なうので氷は入れないなど(これ賛成)、そのこだわりは徹底している。チャイも、よく知られたインドのものだけでなく、ネパール、トルコ、チベット、セイロン、ケニア、チャイナのものがあり、飲み比べも楽しい。一番惹かれたケニアのチャイを飲んでみたが、ブラックペッパーの効いた独特の風味だった。

 場所は公立置賜長井病院北側駐車場の北側にあるが、初めてだとちょっと分かりにくいかもしれない。


荻の源蔵そば南陽市荻306、TEL0238-41-2413、営業時間11:00〜15:00、定休日月曜(祝日の場合は営業))
 南陽市の山間の荻地区にある明治24年創業の手打ちそば店。茅葺き屋根の農家の建物がそのまま店になっている。そば粉100%の田舎そばで香り高いそばだが、村山方面の典型的な太打ちの田舎そばとは異なり、のど越しもよく食べやすい。個人的には置賜方面ではイチオシのそば屋である。

 週末などはあっと言う間に品切れになってせっかく行っても食べられないこともあるので、なるべく早めに行くようにしたい。


粉名屋小太郎
 米沢市内にある、創業300年になろうという江戸時代から続く老舗中の老舗のそば屋。藩政時代は米沢藩御用達だったとか。二八そばがメインだが、数量限定の板そばは十割そばである。しかし、その板そばも荻の源蔵そばよりもさらに細打ちでのど越しのよい上品な感じのそばである。


龍上海本店
 南陽市の中心部赤湯には以前紹介した龍上海の本店がある。さすがに本店の人気はものすごく、開店前から店の前には行列ができており、午後のかなり遅い時刻まで行列が途絶えることがない。いつ行っても並ぶのを覚悟して行かなくてはならない。

 私の行きつけは山形店だが、さすが本拠地だけあって、この置賜地区には支店が多い。本店と同じ南陽市内には栄町支店と宮内店、隣の高畠町には高畠店、米沢市内にも米沢店がある。特に栄町支店は深夜2時まで営業しているので、赤湯で飲んだ後にも食べに行けるのがよい。


 他に、白鷹町にはかつて置賜地方では個人的に絶品と断言できた「松野そば」という手打ちそば屋があった。冬期間のみの営業で、不定休で、しかも事前に予約をしないと食べられない店で、「幻の店」と言っていいような店だったが、数年前に閉店してしまい、本当に「幻」となってしまった。そのそばの味はいまだに印象に残っている。

 現在でも白鷹町のそばは山形の他の地区に比べてそれほど知られていないが、最近ではそれを逆手に取って、「隠れそばの里」として町おこしをしているようである(参照サイト)。味やスタイルも様々なそば屋があるが、その中では松野そばの流れを汲む「味代乃そば(みよのそば)」がお勧めである。11月から3月のみの営業で不定休、しかも要予約というスタイルはまさに松野そばである。

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2007年05月25日

仙台散歩その17〜ビールとカレーがおいしい「天国バー」

22f769a2.jpg 地下鉄五橋駅の近くにある「RED HOT」は、私のお気に入りのビアバーである(写真参照)。なぜお気に入りかと言えば、世界各国のビールが揃っていて、かつカレーがかなりおいしいからである。だから、カレーバーとも言える。ビール大好きでカレー大好きな私にとっては、天国のようなところである。

 そのビールは、以前は40種類くらいだったと思うが、今はメニューにある数を数えると76種類もある。それ以外に季節毎に入荷するビールもある。特筆すべきはメニューに載っているそれらのビールが、常時置いてある(と思われる)ことである。ビールの種類を誇るビアバーは、これまで「東北で地ビールが飲める店」でも紹介してきたように、東北のあちこちに少なからずある。しかし、それらの店の多くは、メニューに載っていても在庫が切れているビールがあったりすることが多い。もちろん、こちらもそれだけの種類のビールをいつ誰が飲んでくれるとも分からない中で常時すべて揃えておくということまでは求めていないので、注文してそれがなければあるものに替えるだけの話なのだが、やっぱり飲もうと思ったものがあると嬉しい。

 このRED HOTでも、「ないことがある」ことを前提に、メニューを見ながらつい「○○はありますか?」などと言う注文の仕方になってしまうのだが、ここでマスターから申し訳なさそうに「○○は今切らしておりまして…」と言われたことは今のところ、ない。飲みたいビールが飲みたい時に飲めるわけで、大変ありがたい。

 カレーの方はと言うと、各種スープカリーがとてもおいしい。私はそれまでいわゆるスープカレーはそれほど好きな方ではなかったが、ここのは文句なしにおいしいと思う。仮に札幌に店を出しても、並み居るスープカレー店と互角以上に渡り合えるのではないか、と思う。

 元々はそのスープカリーがメインの店だったのだが、ここのオーナーの料理へのこだわりは尋常でなく、最近はフランス家庭料理も自家籠中のものとしてしまったようである。その内容は「シャルキュトリー」と呼ばれる豚肉の加工品を中心とするフランス各地方の料理なのだが、そこで使われるソーセージやハム、ベーコン等の全てを昔ながらの製法でひとつひとつ丁寧に手づくりしているのである。当然それらは市販のものとは違って無添加・無着色であり、豚肉本来の旨味が生きている。それを用いたフランス家庭料理がまずかろうはずがない。カレーやビールに興味がない人にも味わってほしい逸品である。

 只一つ、貧乏人の私の悩みは、値段がちょっとばかり高いことであろうか。もちろん、マスターが並々ならぬ手間をかけてすべての料理を作っていることもよく分かるし、ビールもまあこれくらいはありうるという値段なのだが、それでも、ビールを2本、つまみとして何か一品、最後にカレーを食べて4,000円くらいになるのは少々痛い。というわけで、このお店はお気に入りではあるのだが、懐が温かい時やかなり行きたい気分の時に行くという頻度にとどまっているのである。とは言え、こだわりぬいた料理とこれまたこだわりの品揃えのビール、他に替え難いものがあるのは間違いない。


追記(2007.5.26):今日行ってみたら、カレーは昼間だけになってしまっていた。残念ながら「カレーバー」ではなくなってしまったわけである。これからは、ここでビールを飲みつつ腹八分目に押さえて、締めに以前紹介したカトマンドゥでカレーというパターンになりそうである。
 それから、今回初めて欠品のビールに出会ってしまった。ヴァイエンシュテファンのヘフェヴァイスビアである。来月入荷するとのことである。


追記(2007.10.20):昼だけになっていたスープカリーだが、来週から(日曜は定休なのでつまり10/22から)また夜も食べられるようになるとのことである。ヽ(^0^)ノ ワ〜イ
「天国」、復活である。


追記(2008.1.12):夜のカレーは「キュリー」という名前で出ていた。「キュリー」とはフランス語でカレーのことで、フランスで食べられているカレーをRED HOT風にアレンジしたとのこと。
 フォン・ド・ヴォライユ(鶏を煮込んだスープ)がベースのとろみのないスープタイプと、野菜と自家製ヨーグルトでとろみをつけた濃厚タイプがあり、それぞれ6種類ずつあるが、前者はチキンと野菜のカレー、後者は海老ときのこのカレーが店のお勧めだった。私のオススメは、前者のうちのシシカバブとチーズのカレーを辛めにしてもらったものである。


追記(2010.2.19):テーブルの上にシメイビールのキャンペーンの案内があって、その対象にやまやなどでお馴染みのシメイレッド、ホワイト、ブルーに加えて、シメイの樽生と書いてあったので、「シメイの樽生なんて飲めるところあるんですかね?」とマスターに聞いたら、なんと!ここでそのシメイの樽生が飲めるようになったという。

 そう言えばよく見ると真新しいシメイのサーバーがお目見えしているではないか。瓶内二次発酵の瓶のシメイとは全く違う味わいだそうである。ちなみに、シメイの樽生が飲めるのは東京でも3、4軒くらいだそうな。これはぜひとも飲みに行かねば。

 ただ、いつも入ってくるわけではなく、今回は2月27日に樽を開け、そこから2,3日は飲めるだろう、ということで、期間超限定の貴重品である。

 それから、メニューにも変更があり、ランチはフランスカリーランチとルーゾルランチとコースランチにカテゴリー分けされ、そのそれぞれからさらに何種類かチョイスできるようになっている。フランスカリーランチは前菜盛り合わせとコーヒーがついて1,000円とお得である。ディナーもフランスカリーコースとルーゾルコースとディナーコースがあり、フランスカリーコースは1,900円である。前菜3種がつくので、私にとってはつまみから食事までこのコースでOKで、これにビールを頼むという感じである。もちろんこれまでの豊富な単品メニューも注文できる。


追記(2011.1.22):RED HOTのサイトが新しくなった。新しいサイトでは、新しいメニューやシメイの樽生の入荷状況などの情報がタイムリーに発信されるようになった。それから週1回配信のメルマガもスタートした。

 登録するとメルマガ会員限定の裏メニューが注文できる他、シメイの樽生が800円(通常1,000円)で飲めるなどの特典もある。これはありがたい。もちろん、私は早速登録させていただいた。


追記(2012.6.25):RED HOTでは最近「立ち飲み」を始めたそうである。「立ち飲み」ではなんと、ノーチャージでRED HOT自慢の前菜が一品つくという。しっかり食事ってほどではないけど、軽く一杯飲んでいきたいという時にピッタリである。

 そうそう、それからまもなく、シメイレッドの樽生が入荷するそうである。シメイホワイトは首都圏などで飲めるところはあるが、レッドの樽生はなんと日本初入荷ということである。これまた楽しみである。


追記(2012.8.5):RED HOTでは最近、「フレンチ・タパス(小皿料理)」を始めた。タパスはスペイン料理の方では知られているが、実はフランスの南西地方にもあるそうである。価格はどれも500円以下でとてもリーズナブルである。これまで同店はしっかり食事というメニューがメインだったが、そちらも続けつつ、飲みながら軽く食べたいというニーズも満たす「フレンチ居酒屋」としての路線も追求するようである。

 そうそう、日本初というシメイレッドの樽生が入荷した。これまた瓶のシメイレッドとはまったく違う味わいが新鮮である。なんでも小関さん(あ、オーナーシェフである)、もう一つ樽生のサーバーを増やしたいらしく、それによってシメイのレッドとホワイトが常時飲めるようにしたいそうである。ゆくゆくはシメイブルーも輸入して、シメイ3種が飲める店にしたいそうである。料理にもビールにもとことんこだわるというこの姿勢、私にとっては嬉しい限りである。

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2007年05月02日

東北の食べ処その9〜山形県酒田市

d3c68d7d.jpg 山形県の日本海沿岸、庄内地方の商業の中心地、酒田市にも私がお気に入りのおいしい店が何店かある。


寿司割烹 こい勢山形県酒田市相生町1-3-25、TEL0234-24-1741、11:00〜14:00、16:00〜22:00、月曜定休)
 港町である酒田市に寿司店は多いが、ここはその中でも特にお勧めの店である。「日本海の旬を握る」がキャッチフレーズで、その通り庄内浜に揚がった旬の地魚を主とした寿司が食べられる寿司店。

 ネタの鮮度はもちろん、シャリも無農薬の庄内米ササニシキを使用するなど、すべての素材を頑固に厳選して使用している。特にお勧めなのは、その旬の地魚で握る3,150円の「お任せ握り寿司」。他の地域ではあまり見かけない魚の寿司など、四季折々のおいしい寿司が味わえる。


三日月軒 中町店山形県酒田市中町2-4-7、TEL0234-22-2162、11:00〜18:30、不定休)
 酒田市にはおいしいラーメン屋も多い。特に、魚系のダシを使ったあっさり中華そばが多い。また、自家製麺の店の割合が高いのも特徴なのだそうである。市内に3店(中町店、中の口店、駅東店)ある三日月軒はその代表格である。

 3店の中ではこの中町店が一番目立っている気がする(本店は既に店を閉めてしまっている)。「自家製麺」イコール手打ちではなく、自分の店に製麺機がある店ももちろん自家製麺であるが、ここ三日月軒は「桿麺」(カムミェン)という鉄棒を使った独特の製法で手打ち麺を作っている。麺、スープとも飽きの来ない味で、酒田市民に愛され続けている理由が分かる。


満月山形県酒田市東中の口町2-1、TEL0234-22-0166、11:00〜16:30、毎月2・12・22日定休)
 個人的に、酒田市内で三日月軒と双璧をなすラーメン店だと思っている店。ここはワンタンメンが有名。下に敷いた新聞紙の文字が読めるくらい薄い皮のワンタンも酒田のラーメンの特徴である細麺ももちろんどちらも自家製。やはり魚ダシの利いたあっさり味のスープ。


ナーランダ山形県酒田市あきほ町658-2、TEL0234-24-9456、11:30〜14:00、17:00〜20:45、火曜定休(祝日除く))
 元は仙台にあったインドカレー店。10年くらい前に酒田市に移転した。いわゆるスープカレーとはまったく違うが、よく目にするインドカレーよりもさらにスープ状のカレーが印象的。マハラジャカレーが看板メニューだが(多分)、個人的にはいつも辛さがウリのホットカレーを食している。庄内地方で本格的なカレーが食べられるのは私が知る限りここだけであり、貴重な店である。

 写真はこれらの店と何の関係もないが、雪解けの季節の鳥海山である。


追記(2008.4.27):その後、酒田市内には何店かインド料理店ができた。私のオススメは、「インド料理シタ」(酒田市錦町5-32-57、TEL0234-31-5117、11:00〜15:00、17:00〜22:00、不定休)である。他にも、山形県内に5店舗を展開する「スパイスマジック インディアンレストラン」も酒田市内に酒田店と酒田富士見店の2店舗をオープンさせるなど、酒田市内はちょっとしたインド料理店の出店ラッシュである。酒田店ではランチバイキングをやっていたが、4/26からディナーバイキングも始めた。


追記(2009.6.22):「インド料理シタ」では最近、ピザも始めた。タンドリーチキンを載せたチキンピザ、辛めのキーマピザ、そしてほくほくじゃがいものポテトピザの3種があるが、「家計応援」と銘打たれている通り、直径22cmのこれらのピザがすべて800〜900円という嬉しい値段である。もちろん、宅配はなく、店で食べるかテイクアウトのみだが、宅配店のピザより圧倒的に安い。

 ビールもインド料理店によくあるキングフィッシャーとマハラジャだけでなく、ネパールのエベレストネパール・アイスが飲めるのがいい。

 それに何と言っても、「辛さ、大丈夫ですか?」(辛いのを食べる私には普通の人とは反対の意味で尋ねているのだと思うが;笑)、ご飯がなくなりそうになると「ご飯、もっとあげますか?」などと聞いてくれるご主人の温かい気配りが光る。

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2007年03月04日

東北の食べ処その8〜青森県八戸市

46e54e4a.jpg ポレポレ写真参照、八戸市江陽2-14-1ラピア1F、TEL0178-47-1288、10:00〜21:00 、不定休)
 何度も言うが、私はカレーが好きである。その私が東北で好きなカレー屋を3軒挙げよと言われたら、弘前のカリ・マハラジャ(こちらを参照)と名取のスリランカセンター(こちらを参照)とここを挙げる。すなわち私にとっての東北でベスト3のカレー屋のひとつが、ここポレポレである。

 ポレポレは八戸の長崎屋系のショッピングセンターラピアの中にあるインド料理店である。ショッピングセンターの中の店と言っても、ここのカレーはかなりのレベルで、本場のおいしいインドカレーを食べさせてくれる、南部地区では貴重な店である。

 メニューは豊富だが、その中でも特に、インド・ハイドラバーディ地方のカレーを再現したここのチキンハイドラバーディは絶品である。インド系のカレーでこれよりおいしいと感じるカレーは食べたことがない。私にとっては、一口、口に運ぶと途端に幸せを感じるような、そんな味である。

 昼はカレーバイキングをやっている。が、私はチキンハイドラバーディが食べたいばかりに、バイキングではなくあえて単品でチキンハイドラバーディを注文してしまうのである。


三稜荘(八戸市南郷区大字中野字舘野4-4グリーンプラザなんごう内、TEL0178-82-2902、11:00〜18:00、年中無休)
 八戸市と合併した旧南郷村は、東北の数あるそば処の中でも最も知名度が低い所かもしれない。しかし、寒冷な気候でいいそばが取れる。

 この三稜荘は、南郷村が村おこしのために作ったお店で、地元のそば粉だけを使って地元のそば打ち名人が打つそばが大変美味である。以前は、八戸自動車道の南郷ICから程近い場所にあったが、現在は移転してグリーンプラザなんごう内にある。

 その土地のそばが味わえる店というのは、東北でも決して多くはない。その意味でも、ここはわざわざ足を運んでみる価値のあるそば屋である。


追記(2008.7.4):ポレポレのカレーバイキングであるが、なかなかによい。甘口から辛口までカレーが6種類(お子様カレーを入れれば7種類)あるし、その中身もスープ状のものからマサラで和えた汁なし状のものまでバラエティに富んでいていろいろな味が楽しめるのがよい。なお、ランチ時の単品のみの注文は多忙を理由に不可となった(ランチバイキングに追加という形なら可)。

 ちなみに、ランチバイキングならポレポレ以外にも八戸市のよねくらホテルにあるインド料理レストランゴールデンパルキでもやっている。ウェディングを手掛けるようなシティーホテルにインド料理店が入っているのは珍しい気がする。

 それから、お隣の三沢市の米軍基地のすぐ手前にあるアンクル インドレストラン アメリカ村店三沢市中央町2丁目4−10、TEL0176-53-2681)でもランチバイキングをやっている。

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2007年01月20日

仙台散歩その15〜東北で一番早くベルギービールを出した店

2857294b.jpg 先日、青葉区役所の北側の通りを歩いていたら、「アジアンカレーセット 800円」「スープカレーセット 800円」と書いてある店を発見した。店の名前は「Kitchen プラス1」(仙台市青葉区上杉1丁目7-1-B1 TEL022-223-3881)。

 この近辺でカレーを出している店があるとは知らなかったので、どんなお店か階段を下りていくと、踊り場に「ドイツビールとソーセージの店」とある。カレーが食べられて、ドイツビールも飲める店と来れば、カレーもビールも好きな私にとってはピッタリのお店である。早速入ってみた。

 料理のメニューを見ると、カレーやソーセージ以外にも、和食や洋食がいろいろあった。マスターは盛岡に本店を持つ郷土料理店「南部百姓屋」の仙台店(サイトでは住所に「榴岡」が抜けている)で働いていたこともあったそうで、この店ももともと和食から始まったが、その後アメリカンビーフのステーキや牛タンが人気を呼んでそちらがメインになったりと、いろいろな変遷を辿っているようである。

 ビールについては、この店を始めた18年前からベルギービールのヒューガルデンの生を出したそうであるが、これは北海道と東北の中で最も早かったそうである。もちろん、当時は今ほど外国のビールが飲まれず、苦労もしたようである。その後、徐々に種類を増やし、ドイツとベルギーのビール4、5種が生で飲める貴重な店として、ビール好きのお客さんには人気だったそうだが、2,3年前、保健所の査察の際に、生ビールの樽が客席の近くにあることを指摘されて、撤去せざるを得なくなったらしく、現在はドイツビールとヒューガルデンの2種だけが生で飲める。

 私が行った時はちょうどドイツビールがまだ届いておらず、生はヒューガルデンだけだったが、ヒューガルデンは私の好きなビールの一つなので、それで特に問題はなしである。私が行った時にはちょうど鮮度のいいスズキが入っていて、それでメニューにはないマリネを作ってもらったが、とてもおいしかった。行ったら、その日のオススメをマスターに聞いてみるのがいいかもしれない。

 注目のカレーだが、かなり本格的である。アジアンカレーを食べたが、味は珍しいことにインドネシアのカレー風である。インドやタイのカレーを出す店は多いが、インドネシアとはマニアックである。しかも、これがまた、以前紹介した名取の「えなっ」に匹敵するくらいおいしい。マスターの話では、ランチの時間にこのカレーを食べに来るお客さんも多いとのことだったが、それが頷ける味である。次はスープカレーも試してみたいと思った。

 この店、ネットで検索してみても引っかかってこないようである。私自身、偶然通りかからなければ、今後もずっと知らないままでいた店かもしれない。ビール好きとカレー好きにとっては、まさに穴場的存在の店である。

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2006年11月08日

仙台散歩その14〜東北初(たぶん)のネパール料理店

3643fda1.jpg 先日仙台駅の東口を歩いていたら、いつの間にできたのか、なんとネパール料理店ができているのを見つけた。その名も「カトマンドゥ」(写真参照仙台市宮城野区榴岡1-7-8ADビル1F、TEL022-256-7851、11:30〜14:00、17:30〜23:30)。ネパールの首都の名前を冠した店である。

 仙台市内及びその周辺には、私の知る限り、インド料理店やタイ料理店、インドネシア料理店、ベトナム料理店などはあるが、ネパール料理店ができたのは伊達政宗の仙台開府以来初めてのことと思われる。恐らく、東北全体でも蝦夷の時代まで遡ってみても初めてのことではないかと思われる(笑)。

 というわけで、私自身ネパール料理に関する知識はほとんどなかったのだが、ネパールと言えばインドに国境を接している国、きっと北インドに近いスパイシーなカレーが食べられるに違いないと、早速入ってみた。

 オーナーのサンジブさんはネパール出身の方で、奥さんが日本人ということもあって日本語がとても上手な、フレンドリーな人だった。入ったのは夜だったのだが、夜はバーとなるらしく、ネパールの蒸し餃子であるモモや、串焼きのセクワなど、酒に合いそうなネパールの一品料理がいろいろとあった。中でも辛いもの好きの私の目を引いたのはチリチキン。鶏肉の辛味和えという感じ。頼んで辛くしてもらったらちょうどよかった。

 ランチは680円でネパールのスープカレーが食べられると表に書いてあったが、夜のメニューとしてはビールやおかずとセットになった 1,800円のディナーセットが出ていたので、夜は単品では食べられないのかと思いきやさにあらず。夜も同じ680円でスープカレー(チキンか野菜)が食べられるのであった(ただしランチ時は飲み物とサラダ付)。

 このスープカレー、とてもあっさりしているのだがしっかり旨みがあってなかなかおいしかった。これも頼めば辛くしてもらえる。通常のものは辛いもの好きの人にとっては少し物足りないレベルだと思われるので、辛くしてもらうのがオススメである。

 ビール好きの立場から言えば、これで「エベレスト」などネパールのビールなどもあれば言うことなしなのだが、カクテルなどドリンクメニューも必要十分な種類あるので(どれも1杯500円)、ネパール料理を食べながら飲むというスタイルがよさそうである。23:30までやっているので(ラストオーダーは23:00)、どこかで飲んだ帰りにカレーを食べて帰るという時にもいいかもしれない。

 東北で初めてのネパール料理店ということで、ぜひこれからも頑張ってネパールの料理を広めてほしいものである。と書いているうちにまたあのスープカレーが食べたくなってきたので、明日の昼にでもまた行ってみようかなと思う。ちなみに、月曜日だけは定休日なので要注意である。


追記(2006.11.9):今日の昼に行ってみたら店が閉まっていた。どうやら現在ランチはお休み中のようである。残念。


追記(2006.12.27):休んでいたランチは今週から復活したそうである。夜はいつもけっこう混んでいる。お店の人の人柄と小ぢんまりとした店内、オリジナルのおいしい料理などが相まっていい雰囲気を醸し出しているのだと思う。上で紹介した680円のランチの他に、980円のスペシャルランチがあってそちらはライスとカレーがお替り自由だそうである。ちょっとしたバイキング気分で食べられそうである。


追記(2008.3.19):久しぶりに行ってみたら、ランチメニューが変わっていた。新メニューは、Aランチ(ぶっかけ)、Bランチ(れでぃーす)、Cランチ(かとまんどぅ)、Dランチ(ぽから)、Eランチ(ちょもらんま)の5種である。「ぶっかけ」は安く、やっぱり「ちょもらんま」が一番高い(笑)。


追記(2009.4.19):定休日が月曜日から日曜日へと変更になったようである。


追記(2010.12.2):火・水のバータイムは「レディースデー」で、女性と、女性と一緒の男性は、生ビール以外の飲み物が半額だそうである。

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2006年06月22日

仙台散歩その13〜仙台駅近くの地ビールレストラン

aeeca557.jpg 私が普段、ちょっと一杯ビールを飲んで帰りたいというような時に立ち寄るのは、仙台駅近くの夕焼け麦酒園写真参照仙台市青葉区花京院1-2-20 TEL022-262-5573、なぜかサイトにはアクセスができなくなっている)である。

 ここは、銀河高原ビールが生で飲める店である。仙台市内で銀河高原ビールが生で飲める店は、他に銀河高原ビール直営のビアレストランサトゥラギ(仙台市青葉区国分町2-1-3エーラクフレンディア6F TEL022-711-7368)があるが、こちらは本格的なビアレストランなので、「ちょっと一杯…」というには少々敷居が高い感がある。職場が仙台駅近くにあったこともあって、もっぱら私は夕焼け麦酒園に通っていた。

 夕焼け麦酒園は、1階がカウンター、2階がテーブル席、3階が個室となっていて、状況に応じて使い分けられるのがいい。と言っても、私は大抵この店には一人で行くことが多いので、1階で飲んでいることがほとんどである。

 この店のいいところは、一人で行っても「ほうっておいてくれる」ことである。一人で飲みに行くと、店の人の方が「何か話しかけなければ」というような使命感に燃えてか、しきりに話しかけてくれたりする店もあるが、私は一人で飲みに行く時は、だいたい物思いにふけりたいか、ただぼーっとしたいか、ビールをじっくり味わいたいか、メールの返事をまとめてしたいか、本や書類を読みたいか、のいずれかであることが多いので、あえて話しかけてもらう必要がないのである。夕焼け麦酒園では、そうした私の事情を察してかどうか、一人にしておいてくれるので大変ありがたい。

 とは言っても、まったく冷たい感じはしない。それどころかむしろ、ここのマスターの気さくな人柄に惹かれてやってくる常連さんも数多い。そうした常連さんがにぎやかに和やかに盛り上がっている脇で静かに飲んでいるのがこの店における私の常である。

 この店も、他の地ビールレストランと同じように、料理もかなりおいしい。一つひとつが手作りで、手間隙をかけた料理も多い。旬の海の幸などもあり、その日のオススメはホワイトボードに書いてある。料理の種類は多く、和洋中、いろいろな料理がビールと一緒に楽しめる。私は、普段はオーソドックスに枝豆を食べながらビールを飲むが、ちょっと小腹がすいた時などは、タコスを頼んだりする。けっこう辛くてけっこうボリュームがある私のお気に入りの一品である。

 もう一つ私にとってありがたいのは、ここにはスパイスの効いたけっこう本格的なカレーがあるということである。仕事が遅くまでかかって夕食を取らずじまいだった時など、ビールの後にここでカレーを食べて帰ったりもする。ここは深夜2時までやっているので、ひょっとすると仙台市内中心部で最も遅くまで本格カレーが食べられる店かもしれない。

 職場が仙台駅近くから移ってしまったので、以前ほど行く機会は少なくなってしまったが、それでも「どうしても銀河高原の生が飲みたい」と思った時はやっぱり足を運んだりする。一人でも気兼ねなく入れておいしいビールと料理が味わえる、貴重な店である。


追記(2006.7.2):上記で紹介した銀河高原ビール直営のビアレストランサトゥラギだが、なくなってしまっていた。銀河高原ビールが大幅に体制を縮小した時に撤退したのかもしれない。残念な話である。ちなみに、夕焼け麦酒圓の方は相変わらず元気である。


追記(2006.12.16):上で紹介した「本格的なカレー」は、「激辛インドカレー」という私好みの名称になってリニューアルされた。今までは実は私のわがままで無理やりライスをつけてもらってたりしていたのだが、「激辛インドカレー」は最初からライス付でしかもレギュラー(800円)とハーフ(400円)が選べるのがよい。ちなみに、「激辛」と銘打ってはいるが、辛いもの好きの人にとってはそれほどの辛さではないと思われる。


追記(2008.12.26):缶で久々の新製品として出て好評を博している「ペールエール」の生が、ここ夕焼け麦酒園でも飲めるようになり、ラインナップはヘレスの代わりにペールエールが入った形になり、ペールエール、ヴァイツェン、スタウトの3種となった。これを生で飲める店は、全国的に見ても少ないらしく、貴重である。このペールエール、ヴァイツェンが看板の銀河高原ビールにしか作れないような、実にいいビールに仕上がっている。

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2006年04月03日

東北の食べ処その7「誰も知らないカレー王国」〜宮城県名取市

720e071a.jpg 名取市は、仙台市の南にある人口約69,000人の市である。その位置から仙台市のベッドタウンとなっている他、市の南端には仙台空港があるので、仙台の空の玄関口としての性格も持っている。

 さて、この名取市が実はカレーの町であることは誰も知らない(と思う)。市もカレーで町おこしなどは考えていないと思うし、住んでいる人にもその自覚はないと思う。しかし、この名取市にはおいしいカレー屋さんが多い。と言うか、私が知る限り存在する4軒のカレー屋さんがそれぞれ個性的でしかもおいしいのである。正直、その質は仙台を上回っている。この4軒を凌駕するカレー屋さんは人口で言えば15倍の規模を誇る仙台にすらない、と私は思う。おいしいカレーを食べたいなら名取に行け、というのが、仙台周辺のカレーフリークスにとって合言葉になるであろう日も近いかもしれない(近くないかもしれない)。

 と言うわけで、今回はこの名取市の個性的な4軒のカレー屋さんを紹介したいと思う。


スリランカセンター写真参照、名取市本郷矢口94-2、TEL022-384-0843、11:00〜20:00、月曜定休)
 名取のカレー屋を語る際に、この店は欠かせない。他の3軒がまだなかった、私の子供の頃からこの店だけはここ名取ののどかな田園地帯の中にあった。高校の頃は自宅から20kmくらいある道のりを自転車を走らせて食べに行ったという、私にとっての「青春の味」でもある。

 水を一滴も使わず、30種のスパイスと酢と牛乳で作るという、インド風とも違うスリランカのカレーはここならではの味である。以前書いたように、最近亘理のスーパーにスリランカカレーが出たが、それでもやはりここのカレーはここのもの。時々無性に食べたくなる。

 ただし、かなりの辛口である。東京などにある他のスリランカ料理店などでもそうだが、なぜかスリランカカレーは辛さが変えられないらしい。そして、総じて辛口である。ここのカレーも、カレーと言えばバーモンドカレーの甘口という人には恐らく無理な辛さである。逆にスパイシーなカレーを好むカレー好きにとっては、ハマる味である。事実、この店、週末などはひっきりなしに人が訪れている。それを見るたびに、世の中には辛いもの好きはけっこういるものだとある種の感慨に浸るのである。メニューはスリランカカリー(サラダ、紅茶付)と、それにアイスがついたセットのみである。

 そうそう、スリランカと言えば、セイロンティーである。この店では各種の紅茶もあり、それもおいしい。ディンブラーやゴールデンチップス(超・貴重品だそうである)といった紅茶を買うこともできる。

 ここは、親娘2人でやっているが、お母さんはとっても顔が広い。県内の財界にも顔が利くし、スリランカの前大統領とも知り合いである。元日もやっているので、「おせちもいいけどカレーもね」ということで初詣の後に食べに行くこともある。ただし、年に2回くらい1週間くらい休んで海外に行ったりするので、そこだけ注意である。

 ところでこの店、初めて行く人は分かりにくいかもしれない。地図を要チェックである。4号線名取バイパスを南下していくと、南隣の岩沼市との境辺りの左側に大きな看板があるので、そこを左折である。


えなっ名取市大手町1-4-5、TEL022-384-9584、11:30〜14:00、17:30〜22:00、月曜・第3日曜定休)
 JR名取駅裏(西口側)の住宅街の一角にあるインドネシア料理店。インドネシア人の旦那さんと日本人の奥さんが2人でやっている。タイ料理やインド料理は比較的よく見かけるが、インドネシア料理は東北では他に仙台に一店あるくらいである。

 店名の「えなっ」は、インドネシアの言葉で「おいしい」という意味なのだそうである。ここはインドネシアの中でもジャワ島の家庭料理を出してくれる店だが、その名の通り、実においしい店である。カレーはスパイスとココナッツミルクで作るスープ状のものだが、タイのものとも違い、ここでしか味わえない味である。このカレー類はいずれもお勧めであるが、カレアヤム(オリジナルジャワココナツカレー)は特にお勧めである。

 辛味の調整には、現地の「サンバル」という唐辛子やエシャロット、キャンドルナッツなどをじっくり炒めてつくる練り唐辛子風の調味料を使うが、これもただ辛味を追加するだけでなく、旨みも追加してくれる。食後にはこれまた独特の風味のインドネシアコーヒーがよい。


楽天ハンモック名取市増田字柳田529-1、TEL022-382-3463、11:30〜14:30、17:30〜その日次第(平日)、11:30〜15:30、17:30〜その日次第(土日祝)、不定休(月曜と木曜が多い))
 インドのスパイス文化と西洋のブイオン文化の両方を取り入れた「インド風アレンジカレー」を出す店。4号線バイパス沿いにある。オリジナル配合で多種多量のスパイスを使い、国産鶏がらと香味野菜を使用したブイオンで煮込んで仕上げてある独特な風味のカレーが食べられる。クローブが立っている、と言えば、スパイス好きの人には何となくニュアンスが伝わると思う。

 「野菜カレー」が一番人気だが、肉好きには、チキンカレーか野菜チキンカレーがある。辛さ、量の調整もできる。ここも休日などは特に賑わっているが、突然休みだったり終わっていたりしてなかなか味わえないこともある。確実に食べたい時は電話して「取置き」を頼むのがよい。1ヶ月に1回くらい「玄米営業の日」や会員限定の「スープカレーの日」もある。

 1回行く毎に「ハンモックお守り」が1個もらえ、お守り3個でカフェラテか魔女のココア、お守り5個でラスクSサイズ2袋などの「ご利益」があるのがユニークである。お守り5個でその各種特典がある「ハンモック会員」にもなれる。そうそう、エスプレッソコーヒーも好評である。

 ちなみに、この店、東北楽天ゴールデンイーグルスや楽天市場とは関係ない。


インド料理レストラン サニア宮城県名取市本郷字大門148-3、TEL022-382-4446、11:30〜14:30、17:00〜23:00)
 2月に4号線バイパス沿いにオープンした新しいインド料理店。ここのウリはランチバイキングで、土日祝日も含めて毎日11:30〜14:30までランチバイキングをやっている。このランチバイキング、週末などはすごい行列で、1時間待ちは覚悟しないといけないほどである。ランチバイキングはカレー3種とライス、ナン、タンドリーチキンなどのおかず、サラダ、デザートなどで880円。ランチドリンクは+150円である。

 夜のメニューは、カレーが900円からで、ライスやナンなどを加えると必ず1,000円を超すため、昼ほど割安感はないが、セットメニューも含めてメニューは豊富である。チキンや野菜やシーフードのカレーの他は、ポーク類のカレーがなく、逆にビーフを使ったカレーがあるので、インド料理店と銘打ってはいるが、恐らく本当はイスラム圏のバングラディッシュのカレーなのだろうと思う。

 夜にレジのそばに置かれるチラシを次に持参すると昼でも夜でもワンドリンクがサービスになるので、夜に行った時は忘れずにゲットするようにしたい。

 ちなみに、店の名前はオーナーの愛娘の名前だそうで、同時に「並ぶ者のない、無比の」という意味なのだそうである。「並ぶ者のない」と言いつつ、昼のこの店には並ぶ人が大勢いるが、それはともかくこれからもがんばってほしい店である。


追記(2011.5.13):サニアは現在、ランチバイキングをやめてしまったそうである。ちょっと残念である。

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2006年01月19日

東北をめぐる鉄道の旅その2〜「青春18きっぷ」による東北縦断の旅

ad324a2f.JPG では、仙台を起点に青春18きっぷを使って実際に函館まで行ってみると、どのような旅になるだろうか。まず仙台6:00発の東北本線一ノ関行に乗る。一ノ関は仙台−盛岡間のほぼ中間であり、1時間半の行程である。

 この列車で7:30に一ノ関着。次に乗る列車の発車まで13分しかないが、改札を出て駅構内をぶらっとする余裕はある。一ノ関駅構内には、食事ができる「こけし茶屋」、焼きたてパンの「エトワール」、東日本キヨスクのコンビニ「NEWDAYS」、地元の土産物を扱う「ぐるっと遊」などがあり、「こけし茶屋」以外は着いた時刻に営業している。駅から外に出ると朝6:30から営業している食堂「いわぶちや」があるが、さすがに13分では食べられないだろう。一関市というと「ソースかつ丼」が有名だが、駅前でこのソースかつ丼を出す「竹」はこの時刻はまだ開店していない(開店していても時間的に食べられないが)。

 続いて7:43発の東北本線盛岡行に乗り換える。盛岡には9:11着でやはり1時間半程度の行程。次に乗る花輪線の大館行は9:43発で30分以上時間があるので、ここで駅構内で朝食を取ってもいいかもしれない。盛岡駅構内は北東北の玄関口だけあり、さすがに施設が充実している。特に改札のある2階はリニューアルしたばかりである。「北出口」の改札を出ると東北の主だった駅弁が揃う「駅弁屋」、洋菓子の「タルトタタン」、土産物の「大地館」、コーヒーショップ「ドトール」、そば処の「こけし亭」、「NEWDAYS」などがある。「北出口」から「南出口」方面にぐるっと回るとカレー&カフェの「GOOD TIMES CAFE」もある。「こけし亭」は立ち食いそば屋だが、「いわての7割そば」がある(ざるそば450円)のが、そば処岩手の面目躍如である。南出口には待合室と一体化した「ドトール」と「ぐるっと遊」、牛丼・麺類の「はやて」がある。

 次に乗る花輪線は1階にあるいわて銀河鉄道の改札口から乗る。1階に下りるとやはりリニューアルしたばかりのショッピングモール「FESAN」があるが、1階部分はこの時刻で既に開店している。中には「さわや書店」があるので、ここで車内で読む本を調達するのもオススメである。パスタ&サンドイッチの「ポールショップカフェ」もある。外に出ると左手に「TULLY'S COFFEE」もある。他に様々な特産品を扱う店が集まっている「おでんせ土産館」もあるが、じっくり見ていると乗り遅れそうになるので要注意である。

 花輪線(ガイドマップ)は奥羽山脈を横切るルートのローカル線だが、そのルートのかつておよそ900年前に奥州藤原氏の初代藤原清衡が整備した白河関(福島県白河市)から外ヶ浜(青森市)までを結ぶ「奥大道(おくたいどう)」のルートに一部(大更−十和田南間)沿った路線でもある。いわて銀河鉄道を経由し、好摩駅から秋田の大館駅までがJRの花輪線である。大規模スキー場で有名な安比、それに湯瀬温泉、大滝温泉といった秋田県北の代表的な温泉を経由し、日本では珍しいアスピーテ(盾状火山)である八幡平や東北屈指の観光地である十和田湖の入り口にも近い。豊かな自然の真っ只中を走る魅力的な路線であり、「十和田八幡平四季彩ライン」の愛称がつけられている。大館には12:43着。ディーゼル列車によるのんびり3時間の旅である。

 大館からは奥羽本線の青森行に乗るが、発車まで25分あるので、駅前のハチ公の銅像を見る時間はありそうである。大館駅には待合室内に売店、駅を出て右手に「NEWDAYS」があり、どちらでも秋田や大館の土産物を買うことができる。大館駅と言えば、60年以上の歴史を誇る駅弁「鶏めし」が有名なので、昼食にいいかもしれない。待合室内の売店でも売っているが、駅のすぐ向かいに製造元の「花善」があって和風レストランと弁当直売所があるので、そちらでも求めることができる。

 13:08発の青森行に乗ると青森には14:40に着く。次に津軽半島の蟹田まで移動することになるが、乗る列車の選択肢は2つ。青森市内に66分とどまって15:46発の津軽線三厩行に乗るか、120分とどまって16:40発の蟹田行に乗るかである。前者に乗ると蟹田で北海道に渡る特急「白鳥」に乗るまで78分待ち、後者は23分待ちである。蟹田駅周辺を散策する時間は帰りにもたっぷりあるので、ここでは後者を選択し、青森市内でゆっくりランチを取る。

 青森駅には「正面出口」に出る途中にある売店「詩季彩」、改札を出ると「ドトール」、「NEWDAYS」、「ぐるっと遊」などここまでですっかりおなじみの店が揃う。「ぐるっと遊」ではその場で焼いている「津軽路せんべい」が目を引く。他に駅弁の店もある。外に出ると「そば処あじさい」や「駅なか食堂つがる路」がある。駅を出て右手前方にある「駅広市場」では青森特産のりんごや魚介類などを安く買える。駅の左手前方にある「駅前銀座」の居酒屋のうちの何軒かはこの時刻もやっている。

 私は、なんと言ってもカレー好きなので、ランチにはカレーを食べたい。青森は、ここ数年で本格的なカレー店が相次いでオープンしている、私の「評価基準」によると成熟した街である。「タンドールアクバル」、「タージマハール」(青森市新町1-8-5、TEL017-775-3113、水曜定休)、「マサラマサラ」(青森市新町1-9-5、TEL017-735-9066、日祝定休)など、私が思わずハシゴしたくなる店が駅近くにできており、嬉しい限りである。

 このうち「タージマハール」はインドカレーと欧風カレーの2系統のカレーがある。インドカレー系の「まぜカレー」は大阪の自由軒のカレーを思わせる、カレーを和えたご飯の上に生卵が乗ったカレーである。辛さは好みに応じて調整してくれる。一方、「マサラマサラ」はカレーとライスだけのAセットからサラダ、ドリンク、インド料理3品がつくDセットまでの中から1つ選び、その日ホワイトボードにある数種類のカレーの中から好きなカレーを選ぶスタイル。豚マドラスカレーは深炒りスパイスの風味が印象的である。パパドやゆで卵、スープなどは自由に食べられるようになっている。ただ、超辛でも辛さはさほどでもないので、私のような辛いもの好きは、置いてある辛みスパイスで辛さを追加した方がよい。「タンドールアクバル」は市内で最も本格的なインド料理店である。

 青森16:40発の蟹田行に乗ると、蟹田には17:25に着く。蟹田で待ち合わせ時間が23分あるが、蟹田駅のキヨスクは17:00で閉店である(日曜定休)。蟹田駅を出ても駅前には商店はない。あるのは「道前」という食堂兼居酒屋、それに「炭び焼きとりやす」である。「炭び焼きとりやす」では、「チキンおむすび」や「チキンクレープ」がいずれも150円で買えるので、小腹が空いたらそれらを買うのもよいかもしれない。

 その後、蟹田17:48発の特急「白鳥19号」に乗る。青森県と北海道を結ぶ青函トンネルは、海底240メートルのところを通る総延長53.85Kmの世界最長のトンネルである。トンネルの上に海があるというのは、何とも不思議な感じがするものである。特急列車の座席はさすがに快適で、そのまま函館まで行きたくなるかもしれないが、「定め」に従って木古内で降りる。木古内には18:37着で、海峡線函館行の発車までは22分ある。「本町方面」の出口から出ると、木古内駅前には軽食&喫茶「タック」、「名代急行食堂」、焼肉「名代富士食堂」がある。「名代富士食堂」の名物「やきそば弁当」が気になるところだが、夕食はやはり函館で取りたいところ。

 木古内18:59発の函館行に乗ると、途中、海の向こうに見える函館の街の夜景がとても綺麗である。夜景を楽しみながら1時間ほど、6:00に仙台を出ておよそ14時間後の20:05、ついに函館に到着である。函館山の夜景(写真参照)はこの時刻からでも見に行ける。


追記(2007.1.13):蟹田駅の近くに「ヤマザキデイリーストア」がオープンした。これで、蟹田駅のキヨスクが閉まっていても、ちょっとした買い物ができそうである。


追記(2011.9.16):上記の一ノ関駅前の「いわぶちや」だが、このところ朝閉まっていることが多いなと思ったら、開店時刻が11時に変わっていた。また、青森市の「タンドール アクバル」は移転して、「亜久葉瑠(アクバル)」(青森市中央1丁目21-12、TEL017-777-3955、11:00〜15:00、17:00〜23:00、第2・第4日曜日定休)となった。また、「タージマハール」は別の店に替わってしまっていた。「マサラマサラ」はそのまま健在である。

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2005年10月04日

仙台散歩番外編〜京都の「天一」と仙台の「こむらさき」と「○一品」

ced3fbb1.JPG 先日京都に出張した。仕事が終わって帰るまでまだ時間があったので、京都市内で有名なカレー屋さんに行こうと思い、開業20余年母娘2代が切り盛りし、 全国にファンがいるという京都市左京区一乗寺樋ノ口町の「ガラム・マサラ」に行ってみた。20日熟成の後に完成するというカレーももちろんおいしかったが、それよりそこの創業者であるおばあさんのキャラが面白かった。

 その「ガラム・マサラ」の向かいになんと「天下一品総本店」があった。「天下一品」と言えば、仙台のラーメン店主の中で一番有名と思われる千田晃久会長率いる「天下一品こむらさき」(仙台市青葉区国分町2-11- 11、TEL022-214-4040、写真参照)の、これ以上ないくらいのこってりスープが特徴の「天下一品ラーメン」が仙台市民には馴染み深い。

 千田会長がうまいラーメンを求めて全国を歩いていたとき、まず京都の「天下一品」に出会い、ぜひ暖簾分けをと願い出たが、当時天下一品は屋台のラーメンであり暖簾分けが叶わなかった。そこで当時惚れ込んだもう一つの店である熊本の「こむらさき」の暖簾を分けてもらい仙台に店を出した。その後、京都の「天下一品」も店を構え、晴れて暖簾分けされた。そのような経緯もあって、仙台の天下一品ラーメンを出す店は「天下一品こむらさき」という名前になったのだそうである。

 ところで、この仙台市民にとって馴染み深い「天下一品ラーメン」の味が京都の総本店の味とはちょっと異なっているということは、薄々知っていた。一時期全国有名ラーメン店のカップ麺が流行ったことがあったが、あの時京都の「天下一品」のラーメンのカップ麺も登場した。しかし、そのカップ麺は宮城県内では ついに発売されなかった。私は出張先の盛岡で京都「天下一品」のカップ麺をゲットし、食べてみた。が、日ごろ慣れ親しんでいる味とはちょっと違った味であった。もちろんカップ麺ということもあったのだろうが、このカップ麺がなぜ宮城県内で売られなかったのかが何となく分かった気がしたものである。

 今回、偶然京都の「天下一品総本店」を見つけたことで、元々仙台の「天下一品こむらさき」の千田会長が惚れ込んだ天下一品ラーメンの味がどのようなものなのか味わってみたいと思った。そこでカレーを食べたその足で、今度は天下一品総本店の暖簾をくぐった。

 定食などもあってメニューが仙台の「天下一品こむらさき」と違って豊富なのに驚いたが、とりあえず普通の「中華そば」を頼んだら「こってりにしますか? あっさりにしますか?」と聞かれた。仙台の「天下一品」にはない選択である。天下一品に来たらこってりにしなければ意味はないと思い、こってりを頼んだ。

 出てきた「中華そば」は、まず麺が仙台の黄色い縮れた麺とは違い、白っぽくそれほど縮れていない麺であった。スープはもちろんこってりしていたが、麺をすくい上げるとスープが全部ついてくるがごとき仙台の「天下一品」ほどのこってりではないという印象であった。

 この「中華そば」を一口食べて雰囲気が似ていると思ったのは、仙台の「天下一品ラーメン」ではなく、同じ仙台市内にあって取材拒否の店として有名な泉区加茂にある「〇一品」(店名一字伏せる)の「こってりラーメン」である。ここも京都の「天下一品」と同じようにこってりとあっさりのスープのラーメンが選べ、麺も京都で食べ た天下一品ラーメンのものと似た白っぽい麺である。偶然か否か分からないが、「〇一品」のラーメンは「天下一品」総本家の味を、同じ天下一品を標榜する 「天下一品こむらさき」よりも忠実に受け継いでいるのかもしれないと感じた。


追記(2011.9.16):上で挙げた「〇一品」だが、昨年店主の体調不良により閉店してしまった。今年できた「田蛇(デンジャー)」がその味を引き継いでいるという話であるが、未確認である。

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2005年05月15日

仙台散歩その6〜名前のないカレーバイキング店

1cd8a1db.jpg  仙台散歩その4でちょっと紹介した泉のカレーバイキング店に行ってみた。結論から言えば、非常によい!

 場所は元「カラオケシンデレラ」、あるいは「シンデレラの湯」という店だった東北道泉パーキングエリア近くから見えるお城のような建物である。と言っても、地元の人以外には分かりにくいかもしれない(地図はこちら)。

 しかし、このカレーバイキング、なかなか一筋縄ではいかない。駐車場の板張りには「インドバイキング580円」とペンキで書いてあるが、すぐ隣には「イ ンド人が作ったインド料理(からくない!)バイキングひとり1,000円子供600円」と書いてあり、どっちがホントか分からない。この建物では他にもイタリア料理バイキングと中華バイキングをやっている店があり、インド料理のバイキングをやっている部屋は建物の一番奥である(写真参照)。そこに行くと今度は610円と書いてある。が、すぐそばの電光掲示板では710円だ。訳がわからない。

 表に面した部屋はがらんとして何もないので、ホントにやっているのか心細くなるが、奥まった入り口から入ると確かにカレーバイキングをやっていた。しかもなかなかの充実振りである。私が行った時は、カレーが豆のカレー、チキンカレー、マトンカレーの3種、それにサフランライス、ナン、トマトスープ、インディアンパスタ、サラダ(自家製ドレッシング付)、デザートとして「米のプリン」などがあった。おかずなどがもっと欲しいと感じる人もいるかもしれない。 ただ、私にとってはカレーバイキングに行きたいと思う時は、「とにかくカレーをたらふく食べたい」と思ってる時であり、目指すはカレーであってそれ以外は眼中にないので、これでOKである。

 カレーはインド人のコックさんが作っており、紛れもないインドカレーである。おいしいと思う。デザートの「米プリン」もココナッツミルクが利いてておいしかった。ただ、唯一残念だったのは、カレーバイキングの宿命で、どのカレーもマイルドなのだ。お子様でも問題なく食べられるであろう反面、私のような辛党にはやはり物足りない。次に来る時にはカイエンペッパー持参で来ようと思った。「東北の逸品その3」で紹介した赤湯温泉の唐からし粉もいいかも。

 店の中の張り紙を見るとどうやら710円(子供400円)が正しい値段のようである。推測するに、最初1,000円で始めたもののあまり客足が伸びず580円に値下げ(すごい値下げ率だ)、内税表示になって610円と表記したが、やはりこの値段ではシンドくて710円に値上げした、といったところだろうか。しかし、そしたら前の値段の表示は一掃してくれい。紛らわしいから。

 プラス150円でドリンクバーもある。ただ、ドリンクバーでなくてもチャイ(ただしミルクティーではない)とコーヒーは飲み放題なので、「どうしてもカレーと一緒にメロンソーダーやコカコーラーや爽健美茶が飲みたい〜」というのでなければドリンクバーにしなくてもよいと思う。

 営業時間は、店の入り口には11:00から15:00、17:00から22:00と書いてある。が、15:00を過ぎても店を閉める気配がまったくな い。と言うか、15:00以降も客が来て、のんびりとカレーを食べている。どうやら午後の休憩はやめにしたようである。そう言えば、電光掲示板には11: 00〜22:00という表示が流れてた。この電光掲示板に流れている情報こそが、唯一この店に関する正確な情報のようである。

 この店、そう言えば「タージ・マハル」という名前なのだそうだ。観光名所とは言え、王妃の墓の名前を店の名前にするのはどうかと思う。日本で言えば、「仁徳天皇陵」という名前の店があるようなものだろうか。と突っ込んでみつつ、東京などにもこの名前のインド料理店は存在するので実はあまり違和感はない。問題なのは、この店の名前が書いてある看板はどこにもないことである。ひたすら「インド料理バイキング」という表示とさまざまな値段表示があるだけで ある。だからこの店の名前を知っている人はほとんどいないのではないか。

 ただ、特筆すべきは、ここのカレーバイキング、昼だけではない。夜もやっていて同じ値段で食べられる。また、土日もやっていてやはり同じ値段だ。これは、ランチのみ、平日のみという所が多いカレーバイキングでは非常に珍しく、賞賛に値する。ネット上にも情報はなく、口コミで少しずつ知られてきている段階だと思うが、ぜひがんばってほしい店である。できれば710円はこのまま維持してほしい。そうそう、月曜日だけは定休日なので注意。

 ちなみに、中華料理とイタリア料理のバイキングだが、行った人の話によると、中華料理の方はこちらも本格的なものであるらしい。確かに、入り口には「刀削麺はじめました」という張り紙と、TVなどでおなじみの小麦粉の塊を刃物で削って鍋に落としている写真があった。こちらは1,000円であるが、行ってみて損はないようである。イタリア料理の方は普通の味だそうな。


追記(2006.11.12):このカレーバイキング店、残念ながら閉店してしまったようである。中華とイタリアンは健在なだけに余計に残念である。中華料理とイタリア料理とインド料理では、インド料理をファーストチョイスとする人が少ないのかもしれない。

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2005年04月01日

東北の食べ処その5〜秋田県南地方のカレー

pokara 町の「成熟度」を測る方法はいろいろあるだろうが、私が個人的に意識しているのは、インド料理店の有無である。普通のカレーショップではなく、インド料理店である。インド料理店に限らず、タイ料理やベトナム料理でもよいのだが、要するにそうした店がやっていけるような、「異文化」を受け入れる余地がある町かどうかが、その町の成熟度を測る一つの目安になるのではないか、と勝手に思っている。大きな町にインド料 理店が複数あるのはそうした意味ではごく当然と言えるが、小さな町では1軒でもあるかないかで、町の印象はずいぶん違う(と思う)。

 と前置きしておいて、今回は秋田の県南地区でインドカレーなどアジア系の料理を食べられる店を紹介したいと思う。いずれも、町の規模から言えば、こうした料理を食べられる店がなくても不思議ではない町であるが、実際には1軒ずつでも店があり、存続している、私の基準から言えば「成熟した」町である。


インドカレーロダン由利本荘市出戸町字八幡下157 、TEL0184-24-3418、11:00〜14:00、17:00〜21:00、火曜定休)
 秋田県の沿岸南部で本格的なインドカレーが食べられる貴重なお店である。普通のカレーとインドカレーの2種類があって、それぞれいろいろな種類のカレーがあるが、ここに来たらインドカレーを食べないと意味がない、と断言したい。

 インドカレーはブイヨンと20種類のスパイスで煮込んだもので、くどくなくあっさりしていて飽きのこない味である。テイクアウトも可である。

 辛いのが好きなら、注文時に頼めば辛口にしてくれる。+50円で煮込んだにんにくの粒を入れてくれるが、これがまたホクホクしてて美味である。

おすすめ:チキンインドカレー(辛口)+にんにく粒


ムーンライト大仙市大曲黒瀬町10-10-1、TEL0187-62-3238、18:00〜24:00、日曜定休)
 無国籍料理の居酒屋だが、その日何があるかはマスターの気分次第である。注文は店の壁に掛けられている黒板を見て、その日そこに書いてあったものの中か ら選ぶことになる。でも、時々つくってくれるグリーンカレーはとてもおいしい。どうしても食べたいなら、行く前に電話をしておくのがいい。

 「作るのに時間がかかるから」という理由でいまだにお目にかかっていない、幻のインドカレーも死ぬまでに一度は食べてみたいものである。

おすすめ:グリーンカレー


歩空横手市安田字ブンナ沢80-47、TEL0182-32-5025、11:30〜23:00(日曜は21:30まで)、無休)
 歩空と書いて「ぽから」と呼ぶ。ポカラとはネパールの都市の名前である(参照サイト)。ここはすごい。店の外観、内装、いずれもアジア系の香りぷんぷんで個性的である(写真参照)。 夜などはますます怪しげな雰囲気を醸し出している。

 まずは同店のサイトを見ていただきたい。この店が並みのカレー屋でないことが分かる。「歩空経典」など を見ると、「怪傑ゾロリ」もびっくりのオヤジ系ギャグのオンパレードである。「ご予約はお電話で」と書きながら、電話番号がそばに書いてなかったり、「超!地図」はなんと銀河系外からの道順が書いてあったり、ツッコミどころ満載である。

 ご主人はおいしい紅茶が飲みたくてしょっちゅうインドに行っているうちに、店を開いてしまったそうだが、紅茶だけでなくインドカリーもなかなかのもので ある。インドカリー以外にもタイカリーやその他様々なオリジナルメニューもあり、まさにアジアの多様さを体現したような店である。辛いのが好きな人は頼めば辛くしてもらえる。

おすすめ:チキンマハラジャカリースペシャル


  ワンミント仙北市角館町岩瀬字花場下6-4、TEL&FAX0187-54-1315、11:00〜17:00(夜は4,5名から要予約))
 2年前、武家屋敷の街角館に初めてできた本格的なカレー店。カレー以外にもコーヒーとジャズ音楽もウリ。カレーは、コクのある欧風カレーの「母さんカ レー」、サラッとした南インド風の「父さんカレー」、母さんカレーと父さんカレーが半分ずつの「息子カレー」(笑)、そして父さんカレーにトマトと辛味を 加えた「娘カレー」(?)の4種があって、値段は650〜750円くらいである。

 私は大抵父さんカレーか娘カレーを食べるが、スパイスの効いた味わいで、 カレー好きにも満足できる味である。

 ご夫婦二人でやっている店だが、カレーもコーヒーもジャズももともとは旦那さんの趣味だそうである。にも関わらず、店は奥さんが一人で切り盛りしてい る。それもそのはず、旦那さんは公務員だそうで、兼業ができないのであった。閉店が17:00と比較的早いのも、旦那さんの夕食の準備があるからなのであった。旦那さんの定年まで、頑張れ!

おすすめ:父さんカレー、娘カレー


LUSH LIFE(湯沢市表町1-2-32、TEL0183-73-5676、10:00〜19:00、木曜定休)
 湯沢駅通り商店街から路地に入ったところにあるジャズ喫茶なのだが、ここの「特製印度カレー(辛口)」はかなりのものである。他にも「ビーフライス(牛丼)」、「ホットサンド(ツナ)」、「ピザトースト(サラミ)」などのメニューがあるが、脇目も振らず私はいつも「特製印度カレー(辛口)」である(笑)。

 ただし!ランチタイム終了後(14時)から夕方までの時間帯が要注意である。店は開いてるのに誰もいないという状況に遭遇することがある。まったく不用心である(笑)。ま、それでも何もないということは、湯沢という街の平和さを物語っているようで好ましい。ただ、この時間帯に訪れる際には事前に店に連絡を入れておくのがよいと思う。

おすすめ:特製印度カレー(辛口)

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2005年03月05日

仙台散歩その4〜カレー食べ放題の店

追記(2018.4.29):カレー食べ放題の店、浮き沈みがあって、この記事では分かりにくくなってしまったので、現在食べ放題で食べられる店を改めてまとめてみた。私の知る限り、以下の通りである。


ナマスカ仙台店(仙台市青葉区一番町2-2-11TKビルB1F、TEL022-222-7701、11:30〜14:30LO、17:30〜21:30LO、無休)

 土日祝日にランチビュッフェを行っている。日替わりカレー4種、タンドリーチキン、日替わりスナック、サラダ、ライス、ナン、日替わりデザートが食べ放題で、ドリンクが飲み放題。中学生以上1,250円、小学生900円、6歳まで750円、3歳まで無料。


ナマスカ 仙台Bivi店(仙台市宮城野区榴岡2-1-25BiVi仙台駅東口4F、TEL022-257-7702、11:30〜14:30LO、17:30〜21:30LO(金土祝前日は22:00LO)、無休)

 土日祝日にランチビュッフェを行っている。日替わりカレー4種、タンドリーチキン、日替わりスナック、サラダ、ライス、ナン、日替わりデザートが食べ放題で、ドリンクが飲み放題。中学生以上1,250円、小学生900円、6歳まで750円、3歳まで無料。


サムザーナ 富沢店(仙台市太白区富沢4-6-35エスパスアヴァンセ1F、TEL022-395-9064、11:00〜15:00、17:00〜22:00、無休)
 土日祝日にランチバイキングを行っている。4種のカレー、ナン、サフランライス、フライメニュー(スパイシーチキンかスパイシー鶏皮)1種類、マンゴープリンが食べ放題。ラッシー、ウーロン茶が飲み放題。大人1,180円、中学生830円、小学生670円、5才〜未就学児350円。


サンタ(仙台市泉区山の寺1-1-14、TEL022-371-8505、11:00〜15:00、17:00〜22:00、月曜定休)
 土日祝日にランチビュッフェを行っている。カレー3種、ナン、サフランライス、ライス、スパイシー鶏皮、タンドリーチキン、サラダ、マンゴープリンが食べ放題、ラッシー、ウーロン茶が飲み放題。大人1,280円、中学生890円、小学生640円。小学生未満は無料だが、一家族2名までで、3名目からは+200円となる。高校生は1グループ4名以上で一人1,000円となる。


カマナ(仙台市泉区八乙女1-1-1ミサワハイツ103号、TEL022-773-9786、11:00〜15:00、17:00〜22:00、無休)
 土日祝日にランチバイキングを行っている。チキン、キーマ、野菜のカレーにサラダ、揚げ物、チキンティッカ、ライス、プレーンナンが食べ放題。ラッシー、マンゴージュース、ホットチャイ、ホットコーヒーが飲み放題。大人1,280円、子供(4〜8歳)640円。


カマナ イオンタウン仙台泉大沢(仙台市泉区大沢1-5-1イオンタウン仙台泉大沢1F、TEL022-772-7570、月〜金11:00〜20:30LO、土日祝11:00〜21:30LO、不定休)
 土日祝日にランチバイキングを行っている。チキン、キーマ、野菜のカレー、サラダ、ナン、ライス、チキンティッカ、フライドスナックが食べ放題、ホットチャイ・ホットコーヒー・ラッシー・マンゴージュースが飲み放題。+200円でチーズナン、クリームチーズナン、はちみつナンのいずれか1枚がえらべる。大人1,280円、子供(4〜8歳)640円。


カマナ 太白店
(仙台市太白区山田上ノ台町13-34、TEL022-743-6858、11:00〜15:00、17:00〜22:00、不定休)
 土日祝日にランチバイキングを行っている。 土日祝日にランチバイキングを行っている。チキン、キーマ、野菜のカレーにサラダ、揚げ物、チキンティッカ、ライス、プレーンナンが食べ放題。ラッシー、マンゴージュース、ホットチャイ、ホットコーヒーが飲み放題。大人1,280円、子供(4〜8歳)640円。


タイ料理サバイ・サバイ(仙台市青葉区木町通2-6-32、TEL022-275-9858、11:00〜14:30LO、17:00〜22:30LO、月曜定休)

 現在では仙台市内でタイカレーが食べ放題で食べられる唯一の店。土日限定でランチバイキングを行っている。トムヤムクン、焼きそば、グリーンカレー、チャーハン、バジル炒め、やきとり、デザートが食べ放題、ジャスミン茶などドリンクが飲み放題。大人1,500円、未就学児750円。





6b5d763f.jpg しつこいようだが、私は大のカレー好きである。その私は、なぜかいつもよりお腹がすいて、「昼はカレーを腹いっぱい食べたい」と思う時がある。そんな時にバイキングでカレーが好きなだけ食べられる店は重宝する。

 仙台市内には何店か、カレーを好きなだけ食べられる店がある。一番有名なのは仙台駅前のAZUR(アジュール)20階にある、インド・バングラディッ シュ料理の「モジャダール」である。ここは平日昼間880円でカレーが好きなだけ食べられる。カレー以外にも肉料理やサラダやフルーツやインドのデザート なども食べられる。カレーは3種類で、甘口、中辛、辛口とあって、中身は日替わりである。

 インド風のカレーが好きなだけ食べられるので重宝するのだが、私にとって不満なのは、ここのカレーがほとんど辛くないことである。辛口のカレーでも一般的な中辛のカレーよりちょっとだけ辛いくらいだろうか。日本人向けにアレンジされているのかもしれないが、本格的なインド料理を提供する店にしては物足りない。バイキングの弱点はここにある。

 単品のカレーであれば、注文時に「辛口で」とか「very very hot!」とか言えば、それなりに辛いカレーが出てくるのだが、バイキングで不特定多数の人が食べるカレーを、一部の辛いもの好きだけのために辛くするわけにはいかない。したがって、カレーを食べる際に「腹いっぱい食べる」と「辛いカレーを食べる」は両立しないということが、私の悩みのタネであった。

 と思っていたら、先日仙台駅前の大成商事GSビル(旧日の出ビル)6階の「串家物語」(写真参照)で680円でカレーのランチバイキングをやっているのを発見した。早速行ってみると、カレーが3種とハヤシが食べ放題である。まあ、カレーはいずれも普通の日本風、と言うか洋風のカレーである。取り立ててスパイシーというわけでもない。

 が、しかし、ここで特筆すべきは、カレーの脇にスパイスが8種類ばかり置いてあって、自由に入れられるようになっていることである。カイエンペッパーやジンジャー、クローブ、ホースラディッシュ、ターメリックなど、カレー好きが見れば、「おっ」と思うようなスパイスが置いてあるのである。スパイスに関する知識がちょっとでもあれば、これを活用して、自分好みのカレーにして食べることができるわけである。もちろん、私は好きなだけ辛くして食べた。ここで「辛いカレーを腹いっぱい食べる」という「悲願」が成就されたわけであった。

 店の入り口や店内には、なぜカレーやスパイスにこだわっているかが書かれている。それまでは「全国チェーンの串焼き屋」くらいの認識しかなかったが、カレーに関してもなかなかあなどれないこだわりを持った店なのであった。

 他にも、南町通りのインド料理店「ナマスカ」は土曜日に限り1,500円でランチバイキングをやっているし、八木山ベニーランド向かいのインド料理店「ヒマラヤ」(仙台市太白区八木山本町1-1-13、TEL022-305-0809、火曜定休)は中心部からはちょっと行きづらいが、平日だけでなく土日祝日も890円でランチバイキングをやっている。休日はベニーランドや動物園に行った帰りの家族連れがよく来ている。マイルドにできており、子どもでも食べられる。私のような辛いもの好きのために、赤唐辛子と黒胡椒が置いてある。それから、本町にあるホテルKKR仙台でも期間限定ながら時折カレーのランチバイキングをやっている。というわけで、仙台市内でもカレーを好きなだけ食べるというニーズを満たしてくれる店はけっこうあるものである。

 また、未確認情報ながら、泉区古内には「タージマハール」という店があり、平日はなんと580円でカレーのバイキングをしているらしい。これは行ってみねば。


追記(2005.3.6):なんと!上で紹介したお店のうち、AZUR20階の「モジャダール」が今日行ってみたら閉店してしまっていた。AZURができた当時からあるお店だったので(店の名前は変わったが)、残念である。


追記(2006.11.12):別のところにも書いたが、「タージマハール」も閉店してしまった。カレーバイキングを採算ベースに乗せるのはけっこう大変なのかもしれない。

 しかし、その一方で新しくカレーバイキングを始めた店もある。上で紹介した「ナマスカ」の支店が仙台駅東口のBiViにできたが、そちらは日曜日に1,500円のランチバイキングをやっている。

 また、もう一つ、上で紹介した八木山の「ヒマラヤ」の支店が二日町にできたが(仙台市青葉区二日町8-18伊藤ビル1F、TEL022-225-5335)、そちらでは最近ディナーバイキングを始めた。正確な金額を忘れてしまったが、確かナマスカのランチバイキングよりも安かったはずである。

 それから、北四番丁に最近できた「バングラディッシュ・インド・パキスタン・アラビア料理(なんと幅広い!)ZAM ZAM(ザムザム)」(仙台市青葉区二日町17-19第3アベカツビル2F、TEL022-224-4326、11:30〜14:30、17:30〜22:30)でもランチ880円、ディナー1,260円でバイキングをやっている。

 どの店も、カレー好きのお腹を満たすべく頑張ってほしいものである。


追記(2006.11.22):「ヒマラヤ」の二日町店のディナーバイキングは1,050円であった。上で紹介したザムザムよりも安く、恐らくカレー以外も含めて夜のバイキングでは最安値ではないかと思われる。

 ランチはバイキングではないが、ライスを大盛にできるし、特に不満はない。辛いもの好きには大辛ツインカレーライス750円(ライスを真ん中に大辛のカレーと中辛のカレーを両脇に配置している。プラス100円でチャイかコーヒーをつけられる)がオススメである。


追記(2006.12.17):別のところで紹介したタイメシガーデン」を忘れていた。夜のカレーバイキング最安値は、「ヒマラヤ」ではなく、「タイメシガーデン」の990円ディナーであろう。昼のバイキングよりも品数も多く、トムヤムクンなどもあってとてもお得である。


追記(2007.8.26):仙台駅前の名掛丁のアーケード街には以前、「インディア・ゴールド」というインド料理店があり、職場が駅前だった頃時々行っていたのだが、いつの間にか閉店してしまっていた。そこにこのほど、八乙女や福室に店のある「ガンダーラ」というインド料理店が入った。この仙台駅前店は、土日祝日のランチタイムに1,280円で16品が揃った食べ放題・飲み放題バイキングをやっている。


追記(2007.11.14):「タイメシガーデン」のディナーが1,170円に値上がりしていた。というわけで、カレーのディナーバイキングの最安値は私の知る限り「ヒマラヤ」二日町店の1,050円である。


追記(2009.1.25):ディナーバイキングがあった「ヒマラヤ」二日町店は現在、昼のみの営業になっているそうである。とすると、カレーのディナーバイキングは「ZAM ZAM(ザムザム)」が唯一ということになりそうである。なお、別のところにも書いたが、「タイメシガーデン」は残念ながら閉店してしまった。


追記(2009.3.18):八木山の「ヒマラヤ」に行ったところ、ランチバイキングはやめてしまっていた。残念である。代わりのランチの中のオススメは二日町店同様、日替わりで2種類のカレーが味わえるTWOカリーランチ880円とのことだったが、ん〜、今まで890円でその2種類のカレーが食べ放題だったことを考えると、ちょっと割高な感が否めない(もちろん他のインド料理店と比べればほぼ同等だが)。一緒についてくるチャイはおいしいと思う。

 まとめると、これで、仙台市内でカレーバイキングが食べられるのは「ZAM ZAM(ザムザム)」(昼夜曜日問わず)、「ナマスカ」(本店土曜日昼、BiVi店日曜日昼のみ)、「ガンダーラ」(土日祝日昼のみ)、そして「串屋物語」(平日昼のみ)となった。値段とやっている曜日・時間帯などを考えると「ZAM ZAM(ザムザム)」の頑張りが際立っている(串屋物語はランチの食べ放題に串揚げも加わった代わりに値段が1,260円になった)。


追記(2009.4.17):「ZAM ZAM(ザムザム)」のバイキングの最新情報だが、まず平日のランチバイキングが890円、土日は「スペシャルランチバイキング」となって1,200円、ディナーバイキングは曜日を問わず、日替わりカレー3種と本日のおかず・サラダ・ライス・ナンが食べ放題のAタイプが1,500円、AタイプにタンドーリバーベキューがついたBタイプが1,980円である。また、キーマ、野菜、豆、チキン、マトンから好きなカレーが選べる持ち帰りのカレー弁当もあり、380円と500円がある。

 街中ということで駐車場がないイメージがあったが、店舗の下が駐車場となっており、ランチで1時間、ディナーで2時間無料である。

 なお、同店は東北大学の学生食堂でもカレーを提供していて好評なのだそうである。


追記(2009.10.9):八木山の「ヒマラヤ」が9月23日で閉店してしまっていた。この地域に長くあった店だけに残念である。二日町店の方は引き続き営業中で、八木山店の閉店に伴い、休止中だったディナータイムの営業も10月から再開したそうである。


追記(2009.11.3):荒巻にあるショッピングセンターの「荒巻セントラルプラザ」内にある「インド料理 ダダジ」(仙台市荒巻本沢3-7-1、TEL022-719-9320、11:00〜21:30L.O.)では、土日祝日にランチバイキング(880円)とディナーバイキング(1,260円)をやっている。

 平日はバイキングではないが、「1coinカレー」(500円)がある他、「カレー弁当」が380円、500円であるなど、全体的にお得感が強い。カレーの味もよく、辛味調節用のスパイスも置いてあり、オススメである。


追記(2011.1.24):二日町の「ZAM ZAM」だが、ディナーバイキングAタイプの値段が1,280円に値下がりしていた。これはありがたい。

 そうそう、ここはアルコール類の提供はないが、アルコール類の持ち込みがOKの店なのである。だから、ビールなど好きなお酒を買っていって、それを飲みながらカレーをたらふく食べるということができる貴重な店なのである。もちろん、グラスなどは貸してくれる。

 それから、ここは以前紹介した五橋の「シンドール」の系列店とのことであった。シンドールにいたというお店の人がシンドールで私を何度か見掛けたことがあるのだそうである。どれだけカレー屋さん通いしてんだか(笑)。でも、どうりでテーブルに置いてあるスパイス(チリペッパー、チャットマサラ、クミンソルト)やポイントカードのデザインがおんなじだと思った。あ、でもおんなじになったのは比較的最近のことなので、系列店となったのも最近のことなのだと思う。

 上で紹介した荒巻の「ダダジ」は残念ながら閉店してしまっていた。また、名掛丁にあった「ガンダーラ」は、「Samzana(サムザーナ)」(仙台市太白区長町南2-16-15、TEL022-246-4656、11:00〜14:30L.O.、17:30〜22:00L.O.、月曜日定休(※祝日の場合は営業))という名前でJR太子堂駅近くに移転した。土日祝日の1,280円ランチバイキングは健在である。


追記(2012.9.16):二日町の「ZAM ZAM」だが、平日のバイキングをやめて、土日だけとなってしまった。ランチバイキングは1,050円となったので、上の「Samzana」よりは安価である。それから、シンドールとの提携もなくなったらしく、ポイントカードが独自のものになっていた。

 そうそう、ずっと書き忘れていたが、一番上で紹介した「串家物語」は2年近く前に既に閉店してしまっている。


追記(2014.5.15):上記「ZAM ZAM」だが、昨年12月から毎日のランチバイキングとディナーバイキングが復活した。これは嬉しい。ランチバイキングは1,050円、ディナーバイキングはバーベキュー付きが1,980円で、バーベキューなしが1,280円である。ただし、ナンは2枚までで、追加1枚につき100円となった。尤も、私はライス派で、「ナンはいらないので焼かなくていいです」といちいち断るくらいなので影響は皆無である(笑)。

 それから、別のところで紹介したことがある、私が福島に行った時によく立ち寄るインド料理店「マナズ・ラソイ」の姉妹店、「インドベジタブル料理店マナズ」(仙台市青葉区中央2-6-22、TEL022-211-8210、11:00〜14:00LO、土日祝11:00〜16:30LO、17:00〜22:00LO、年末年始休)が仙台にできている。仙台で恐らく唯一の、肉や魚を使わずに野菜や豆類、果物等を使ってつくったインド料理を提供する店だが、ここでも土日祝日に「食べ放題ランチ」をやっている。普通のインド料理店のバイキングと違い、福島店同様、ここではプレートの上の料理が全品お替り自由というスタイルで、欲しい料理をその都度オーダーする仕組みである。カレーが1種の「おすすめランチ」が980円、カレーが3種になる「カレースペシャルランチ」が1,080円である。

  上記「Samzana(サムザーナ)」は泉の東北学院榴ケ岡高等学校近くにもあり、そちらでも土日祝はランチバイキングが1,280円だが、最近店の名前が「SANTA(サンタ)」(仙台市泉区山の寺1-1-14、TEL022-371-8505、11:00〜15:00、17:30〜22:30、不定休)に変わっていた。土日祝のランチバイキングは継続中である。

 また、地下鉄八乙女駅近くにある「カマナ」(仙台市泉区八乙女1-1-1、TEL022-773-9786、11:00〜15:00、17:00〜22:30、無休)でも土日祝に1,280円でランチバイキングをやっている。 

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2005年01月17日

仙台散歩その2〜最強の「お惣菜カレー」

cd7e828a.jpg  というわけで、今回は仙台散歩の第2弾である。と言いつつ、なんと今回は仙台の話ではない。が、仙台から車で30分の距離の地のことなので、広い心で読んでいただければ幸いである。

 私事で恐縮だが、私は知る人ぞ知る大のカレー好きである。東北の食べ処シリーズでも、間違いなく今後もカレー屋さんは多く登場する。自分でスパイスを混ぜ合わせて作ったりもするが、その気力がなかったり、できるより先に空腹で倒れてしまいそうな時は、もっぱらレトルトカレーに頼る。レトルトでもある程度の値段のものはそこいらのカレーより遥かにおいしい。そのようなレトルトカレーに比べて、コンビニやスーパーのお惣菜の一つとして売られているカレーについては、私から見てカレー好きを納得させるようなものが皆無に近かったように思う。

 しかし、今回紹介するカレーは、そうした私の先入観を見事に打ち砕いてくれた。私が自信を持ってオススメできる、カレー好きのためのカレーである。

 仙台から国道4号線、6号線を経由して南下すると、亘理町という海沿いの町がある。南にあるために県内でも比較的温暖で過ごしやすい土地である。いちごが特産で、春に出回るとよのかは甘くておいしいし、秋に限定販売されるそのいちごを使ったいちごワインは隠れた名産品である。また、秋のはらこ飯を筆頭に、春のあさり飯、夏のしゃこ飯、冬のほっき飯など、海の幸をふんだんに使った変わりご飯もおいしい。

 その亘理町に、「フレスコキクチ亘理店」という、福島県の浜通り北部と宮城県の南部中心に展開していて、地元の人がよく活用しているスーパーがある。そこに最近、火曜日と土曜日に30食限定で「激辛スリランカカレー」が登場した。いずれ書こうと思うが、宮城県名取市にはスリランカカレーの専門店がある。私はここのカレーが大好きで足繁く通っているのであるが、一般にインドカレーに比べてスリランカカレーは知名度は今ひとつである。しかし、一たび食してみれば、そのインドカレーとは一味違った味わいに病みつきになってしまうカレー好きも多いのではないかと思われる。特に、スリランカカレーは押しなべて辛いので、辛いもの好きには堪えられないカレーでもある。そんな通好みの、言ってみればマニアックなカレーが、小さな町のスーパーにお惣菜としてお目見えしたのである。

 しかも、作っているのは正真正銘のスリランカ人である。ララニーさんという女性で、日本での生活が長いらしく日本語も堪能である、同スーパーで毎日働いているが、火曜と土曜はその腕によりをかけて、本国のカレーを作っているのである。

 その自慢のカレー「激辛スリランカカレー」には、チキンカレーとナスのカレーの2種類のカレーが入っていて、ご飯はサフランライスである(写真参照)。2種類のカレーはそれぞれ味つけが異なっていて楽しめる。大食いの私にとってはもう少し量があってもいいくらいなのだが、いずれにせよこれで499円は安いと思う。

 もし亘理町に足を運ぶことがあって、それが火曜日か土曜日なら、お昼前後にフレスコキクチに行ってみてはいかがだろうか。


追記(2005.2.2):最近、このスリランカカレーにサフランライス無し版が出た。そ、それが何と!プラスチックの丼にチキンの方のカレーがたっぷり入って150円で売っているのだ。サフランライスにこだわらないのであれば、スリランカカレーを自分ん家の残ったご飯にでもかけてかなりリーズナブルに食べられるわけである。しかも、サフランライス有り版よりもはるかに大きいチキンがゴロゴロ入っている。これで150円は安過ぎる!普通のレトルトカレーよりも安いではないか。恐るべし、フレスコキクチ!


追記(2005.9.30):上記の「サフランライス無し」版、残念ながら今は作らなくなってしまったようである。その代わりか、日曜日にはスリランカ風チャーハンが並ぶようになった。これは辛くないが、そこはかとなくエスニックな雰囲気が出ている。


追記(2006.10.21):スリランカカレーを3つまとめ買いしたら、レジの人に話し掛けられた。なんでも、他にも仙台からはるばるまとめ買いしに来た人がいたとか。ここのスリランカカレー、着実にファンを広げているようである。ひょっとして、このブログを見た人だったりして(笑)。


追記(2007.1.6):土曜日に販売されるスリランカカレーが新しくなった。「激辛」が取れた「スリランカカレー」で、豚肉を使ったスパイシーなカレーにココナッツミルクで和えたキャベツ、それにナッツとレーズンを混ぜたサフランライスがついて500円である。こちらもかなりおいしかった。従来の激辛スリランカカレーは火曜日のみになったものと思われる。なお、フレスコキクチの他の店でも、亘理店とは違う曜日にスリランカカレーが販売されているようである。


081028-140723 追記(2009.4.10):なんとショックなことに、この「スリランカカレー」(写真参照)、しばらくお休みするとのことである! 着実にファンを増やしていたと思われる(それが証拠に私のこのブログ以外でも紹介されている記事を最近見つけた)このカレーの製造販売を休止するというその決定の根拠はいったい何なのか、まったく理解に苦しむ。

 499円で採算が合わないのなら多少値上げをするという選択肢もあるだろうし、やりようはいくらでも考えられそうなものである。私の周囲でこのカレーのファンだった人たちは皆一様にショックを受けているし、このカレーがきっかけでフレスコキクチに足を運ぶようになったこれらの人たちは、カレーがないとなれば恐らくもう足を運ぶことはなくなるのではないだろうか。

 カレーが目当てで足を運んでも、買うのがカレーだけということは少ないはずで、つい他にもいろいろと日常の買い物をしてしまうものである。競争の激しいスーパーマーケット業界にあって、他店と明確に差別化ができ、仙台からさえも集客のできるアイテムを一つ失ったということで(「しばらく」がいつまでなのか知らないが)、今回のこの決定はカレー好きにとってもイタいが、実は店にとってもイタいことだと思う。誰も喜ばないこの決定が早期に撤回されることを願ってやまない。


追記(2010.6.30):その後、ララニーさんは結局フレスコキクチを辞めてしまったそうである。無理のない話である。みんなに喜ばれ、ご本人もやりがいを感じていたカレー作りをさせてもらえなくなったのだから。

 どこかフレスコキクチ以外の理解のあるスーパーで働いてまたこのスリランカカレーを作ってくれないかな、などと夢想している今日この頃である。

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2004年10月13日

東北の食べ処その3〜秋田県北地方

75f92317.jpg  秋田県の北部も個性的でおいしい店の多い所である。特に、大館市は秋田の代表的な郷土料理であるきりたんぽの店が多い。きりたんぽ発祥の地は隣の鹿角市だそうだが、店の数や知名度で言えば大館の方が上である。

 大館と言えば、かのハチ公の故郷でもある。それにちなんで、実はJR大館駅前にも渋谷駅前と同様にハチ公の銅像が立っている。しかし、JR大館駅が街中から少し外れていることもあって、こちらのハチ公前で待ち合わせをする人はほとんどいない(笑)。
 

昔のきりたんぽや写真大館市大館75-5、TEL0186-43-4040、11:30〜14:00、17:00〜20:00(9月中旬〜5月中旬のみ営業)、月曜定休)
 ここのご主人は、漫画「美味しんぼ」にも実名で登場して、「本物のきりたんぽ」について熱く語っている。事実、比内地鶏と野菜から何時間もかけてつくるスープ、手作りで炭火で焼くきりたんぽなど、敢えて手間をかけてつくるここのきりたんぽ鍋は、文句なくおいしい。

 私はそれまできりたんぽは好きではなかったが(仙台でも出す店があるがおいしいと思わなかったのである)、ここのきりたんぽを一たび食べて、今や大好物へと変わったくらいである。

 運がいいと、栽培ものではない天然ものの舞茸が入ってくることもある。きりたんぽを出す店の多い大館市内でも、きりたんぽだけを出す専門店はここともう一軒くらいしかない。

 夏になるときりたんぽを作る米の味が下がるからと言って、夏の間は店を閉め、新米が出る季節になるとまた店を開く。一日に作る量が決まっているので、予約してから行った方が確実。

おすすめ:もちろん、きりたんぽ鍋


飛騨ラーメン
大館市片山町3-5-38 、TEL0186-49-4254、11:00〜19:30、不定休)
 大館にはひそかにラーメンのおいしい店が多いが、ここはその代表格。手打ちの麺に魚のダシが効いた濃い色の醤油のスープがよく合う。元はフランス料理のシェフをしていたというご主人のコック帽がチャームポイント。

 飛騨は奥さんの実家なのだと言う。確かに、飛騨に行った時に食べたラーメンも醤油味で魚の旨みが効いたあっさり味のラーメンだった。

 元々評判はよかったが、最近では「行列のできる店」となってしまった。東京などに行くと行列のできる店は数多いが、人口5万人の町で行列ができるこの店の方がすごいと思う。

おすすめ:中華そば


安好る
(あんこうる)(大館市清水1丁目1-76-1、TEL0186-42-0306 、11:30〜15:00、17:00〜19:00、月曜定休)
 大館では比較的新しいお店だが、やはりあっさり醤油味のおいしいラーメンを食べさせてくれる。カレーも素朴な味でおいしいのでどっちも頼みたくなる。

 ただし、両方頼む場合は、味の濃いカレーは後に出してもらうのがよいと思う。先にカレーを食べてしまうと、ラーメンの方の微妙な旨みがよく分からなくなる可能性が大なので。

おすすめ:中華そば、カレーライス


十八番
能代市追分2-50、TEL0185-52-7535、11:00〜14:00、土日祝日定休)
 平日の昼の間しか営業していないのでなかなか行きづらいが、ここでは他のどこのとも違うラーメンが食べられる。「トッピング」のレモンの切れ端やスープに浮かぶ大小のナッツ類、「調味料」としてテーブルに置かれたアルカリイオン水など、すべてがどこのラーメンとも似ていないここだけのオリジナル。そして、おいしい。

 ここも昼は地元の人が行列を作っている。ガイドブックなどにはほとんど出てこないが、実に味わい深い。

おすすめ:みそラーメン、しょうゆラーメン、しおラーメン、どれもおいしい


切田屋
鹿角市花輪下花輪168、TEL0186-23-2083、11:00〜18:30、月曜定休)
 鹿角市は江戸時代は今の岩手県と同じ南部藩だった。そのせいかどうか、鹿角地方の「タウンページ」は大館や能代の「秋田県北版」とは別になっていて、とても薄いのでハローページも一緒になっている。

 岩手県は現在山形県や福島県の会津地方と並ぶ東北のそば処だが、鹿角市の中心部花輪にあるこの店でもその岩手県と同じような細打ちの手打ちそばが食べられる。狙い目は限定の10割そば。デザートにはそばシャーベットもおいしい。

おすすめ:手打ち十割そば、そばシャーベット


追記(2005.10.18):ショック!大館の飛騨ラーメンがこの8月末で店を閉めたらしく、今月久々に行ってみたら既に別の店になっていた。新しい店はいろんな地域のラーメンが食べられるというありがちな店だったので、入らなかった。

 安好るは健在で、あっさり味の中華そばはやっぱりおいしい。ただ、能代の十八番の影響か、レモンのかけらが入るようになっていた。口に残るような木の実は入っていないが、何かがスープに浮いていた。これも十八番の影響かも。

 その十八番は長らく休業中だったが、今月行ったら店を開いていた。ただし、休日がこれまでの土日祝に水曜も加わったので注意。相変わらずおいしかった。


追記(2007.4.3):大館市にあるカレー&パスタ専門店「cafe shokudo 山舘(やまだて)」(大館市山館字田尻197-2、TEL0186-43-5828、11:00-15:00、17:00-21:00、水曜定休)は、恐らく秋田県北で本格的なカレーが食べられる唯一の店である。以前紹介した(ココココココ)「びいる亭」に「名刺」が置いてあったので、「びいる亭」の関連店なのだろう。

 中辛の「山舘カレー」(印度カシミールカレー)、辛口の「薬膳カレー」(ひき肉&20種類のスパイス)、甘口の「昔のカレー」(三種の刻み野菜入)の他、「チキンとじゃがいものカレー」、「オムレツカレー」、「ラムカレー」(いずれも中辛)の6種のカレーがある。辛さ指定もできるが、辛さの度合いに応じて追加料金がある。

 私はカレーしか食べていないが、パスタはスパゲッティだけでなく、ペンネやらせん状の形のフスィリなどのショートパスタも含めて47種類もある。中でも「大館名物パスタ」と銘打った「漬物あんかけパスタ」、「ネバずるパスタ」(多分納豆)、「いぶりガッコの和風クリーム」が気になるところである。でも、多分次もカレーを食べてしまうに違いない。

 同じ建物内には他に、「名所居酒屋 はずれ」(大館のはずれにある新名所というのがネーミングの由来だそうである)がある。「はずれ」に対してやはり同じ建物内には最初七輪焼きの店でその後予約貸切宴会場となった「あたり」があったが、この4月5日からは「御食事居酒屋 馬肉×蒸し料理 うまが、会う」として新装オープンすることになったそうである。一連のネーミングのセンス、何とも言えない味がある。

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2004年08月31日

東北の食べ処その1〜青森県弘前市

45f139e3.jpg 食は生きていくに欠くことのできない営みであると同時に大きな楽しみでもある。東北は海の幸、山の幸に大いに恵まれており、それらを生かしたおいしい店が数多くある。観光ガイドに必ず登場するような店もあるが、あまり知られていない店もある。

 あまり知られていない店が、人が来ないがために閉店してしまうと私が困るので(笑)、この東北ブログでは、私がおいしいと思った東北各地の店も紹介したい。初回は青森県弘前市の店である。


カリ・マハラジャ写真参照弘前市土手町132 、TEL0172-35-7344 、11:00〜15:00、17:00〜20:00、木曜定休(祭日を除く))
 ここはすごい。無農薬米やホールスパイス(粉末は香りが飛びやすいし、何が混入されているか分からないのだという)、アルカリイオン水の使用など、材料を吟味することはもちろん、火を絶やさずに煮込み続け、完成まで3週間もかけるという、一切の妥協を排して生まれた、オリジナルのスパイスカレーの店である。

 インド料理店では一般的なナンも作らない。添加物として膨らし粉を使わなければならないからだと言う。代わりに添加物を使わないで作れる素朴なチヤパティを出す。インドでは実はむしろナンよりチヤパティの方が一般的とのことである。ライスは無農薬米にターメリックで色をつけたターメリックライスである。サフランを使うのが一般的だが、薬効はターメリックの方が高いのだと言う。

 私が三度の飯よりカレーが好きなことは知っている人は知っているが、その私があちこちでカレーを食べて、今のところ一番おいしいと思う店である。テイクアウトも可。全国発送もやっている。

 ご主人は以前食品会社に勤めていたそうだが、そこで遭遇した食べ物軽視、消費者軽視の実態に我慢ならず、本当に身体にいいものを提供したいと店を開いたのだという。そんなご主人の執念にも似た思いがここのカレーには表れている。ただ、カレー作りに打ち込むあまり、ご主人が体調を崩してしまったりもし、気掛かりである。身体をいたわって、いつまでも身体においしいカレーを作り続けてほしい。

 カレーは大きく分けてとろみのある「マハラジャカレー」とスープ状の「マハラニカレー」があり、それぞれ具と辛さを選べる。私のオススメはマハラジャチキンカリー+ターメリックライス。

 カレーのことばかり書いたが、デザートもおいしい。自家製ヨーグルトのラッシー、中でも季節限定のストロベリーラッシーもおいしいし、タピオカデザートもぜひ頼んでほしい。タピオカの粒が大きいのが目を引く。しかも食感がいい。見慣れたタピオカはすぐ柔らかくなるので使いやすいが、この店で使っているタピオカは柔らなくするのに一晩煮込まなくてはならないそうだ。ここのご主人はデザートにも手を抜かないのだ。


山唄弘前市大町1-2-4 、TEL0172-36-1835 、17:00〜22:40LO、第1、第3月曜定休)
 JR弘崎駅前にあり、津軽三味線の名手山田千里さんとそのお弟子さんによる津軽三味線の演奏が聞ける「ライブハウス」である。飲食のメニューはだいたい通常の居酒屋と同等だが、「津軽」を感じさせる帆立のけやぐ(貝焼き)がいい。

 別の機会に紹介しようと思うが、青森市には甚太古という店があり、そこでは伝説の津軽三味線奏者高橋竹山の一番弟子だった高橋竹苑さんの演奏が聞ける。高橋竹苑さんの津軽三味線は「三味線は叩くものではない」という高橋竹山の教えを受け継いだ繊細な音色だが、山田千里一派の演奏はそれとは違い、リズム感を前面に出した迫力のある演奏が特徴である。一般の人の津軽三味線のイメージは、恐らくこちらの方が近いと思う。

 10数人の奏者による合奏はまさに圧巻で、飲み食いする手を止めて聞き入ってしまう。ここでは津軽三味線が何よりのごちそうなのである。


緑屋弘前市大字豊田1-1-2、TEL0172-27-0411 、11:00〜売り切れ終了、月・火曜定休(1月〜3月は土日祝日のみ営業))
 弘前にはおいしい中華そば屋が多いが、ここはその代表格。手打ちのちりちり細麺に旨みたっぷりの醤油スープがよく絡む。昼は人で溢れている。ご主人が朝の3時から仕込んだこの手打ちラーメンは1日100食限定で、なくなり次第終了となる。


 津軽の人の気質を表す言葉として「じょっぱり」がある。「負けず嫌い」「強情っぱり」というような意味だが、ここに紹介したいずれも店も、そうした津軽のじょっぱり気質が垣間見える気がする。


追記(2009.6.18): 弘前市内に初めての本格的インド料理店キンスカバブ(弘前市大字田園4-7-4ケイエスハイツ1F、TEL0172-26-9378、11:30〜14:30、17:30〜21:30、水曜定休)が昨年11月にできた。カリ・マハラジャが休みの木曜日にもやっているということで、私にとってはありがたい。

 また、津軽弘前屋台村かだれ横丁には、インド料理の屋台カンティプール(店のパンフレットには「カンティプル」とあるが一応かだれ横丁の方の表記に従っておく)がある。11:00〜14:00と17:00〜2:00の営業で、無休であるので、夜飲んだ帰りにカレーが食べたくなったという時などに重宝しそうである。

 5月末にはこのカンティプールの弘前駅前店東横イン弘前駅前の1Fにオープンした(TEL0172-55-0371、11:00〜24:00、無休)。ホテルに入っているインド料理店というのは珍しい。東北では他には八戸市内のよねくらホテルのインド料理レストランゴールデンパルキがあるくらいだろう。


追記(2014.6.19):上記「カリ・マハラジャ」、店主の海老名さんがこの5月に急逝されたために、当分の間休業するとのことである。残念である。海老名さんとはもっといろいろとお話をしたかった。急に亡くなられたとのことで、ご家族の悲しみたるやいかばかりかと思う。この先のことなど考える余裕すらない状況とも思う。いつかまた、海老名さんがゼロから作り上げたあのカレーを守り継いで再開していただけたら、と思う。

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