東北地方  

2019年05月16日

「記憶の記録プロジェクト『田』」の5年間の活動〜私的東北論その118

v4ttGKdJJTJqx5i1557992092_1557992134 主に仙塩地区の医療介護福祉職の人たちによる任意の集まりである「夜考虫。」の中に、医療介護福祉関係の方々の震災に関する記憶を記録して発信するプロジェクトである「記憶の記録プロジェクト『田』」がある。私も4人いるそのメンバーの一人として活動を続けてきたが、早いもので2014年の活動開始から丸5年となった。
 これまで毎年、年度末に活動報告書を作成してきたが、今回は5年の区切りということで、これまでの5年間の活動報告書をまとめ、加筆などもしてみた。こうして振り返ってみると、本当にたくさんの人にお話を聞かせていただいたことを改めて実感する。その情報を埋もれさせることなく広く世に発信していくことが、聞かせていただいた者の責務だと思うので、今後も機会ある毎に震災に関する情報を伝え続けていくつもりである。

 まずは一区切りとしてこの5年間の活動報告書を公表すると共に、追ってこれまでお話を聞かせていただいた方々にも個別にお送りする予定である。これからの5年間に向けて今年も、できる範囲でではあるが、活動を続けていこうと思う。

 なお、活動報告書は上の画像をクリックしていただくか、ここをクリックしていただくと表示される(はずである)。

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2019年03月23日

キリンとアサヒがコラボした東北産ビールが飲みたい!〜私的東北論その117

WP_20190321_13_13_00_Rich_LI (3) 以前、キリンが誇る東北産ホップ「IBUKI」について書いた。国産ホップの約96%を占める東北産ホップ、その約70%はキリンの契約栽培による「IBUKI」を中心とするホップである。国内で圧倒的シェアを持つこの「IBUKI」ホップを、キリンは東北を中心とするクラフトビールブルワリーにも卸し始めている。それによって、東北産ホップを使ったビールがクラフトビールブルワリー各社から登場するようになった。キリンはこのホップを通じて東北のクラフトビールブルワリー各社や自治体と連携を強め、いわて蔵ビール、秋田あくらビール、仙南シンケンファクトリー、遠野麦酒ZUMONA、やくらいビール、田沢湖ビール、さくらブルワリーの東北のクラフトビールブルワリー7社でつくる「東北魂ビールプロジェクト」に参画すると共に、東北産ホップの一大産地である岩手県遠野市と秋田県横手市におけるホップを通じた地域活性化事業にも力を注いでいる。

 一方、アサヒは東日本大震災の被災地支援の一環として、2014年から「東松島みらいとし機構」と連携して、宮城県東松島市の津波の被害を受けた土地で、塩害に強い大麦「希望の大麦」の栽培を進めている。収穫された大麦は当初、やくらいビールがその醸造を請け負い、「グランドホープ」という名のビールとして発売したが、その後アサヒ自らも醸造して「希望の大麦エール」として発売するとともに、今年は穀町ビール、ベアレンビールもこの「希望の大麦」を使ったビールを醸造、発売している。

 さて、ビールに欠かせない原料は麦芽とホップ、及び酵母と水であるが、東北に住むビール好きとしての興味は、この2つの東北のビール原料、すなわち「希望の大麦」の麦芽と「IBUKI」ホップを使ってビールを造ったらどんなビールになるのだろうということである。キリンの「IBUKI」ホップを使った代表的ビールである「とれたてホップ一番搾り」を始め、「IBUKI」ホップを使った東北のクラフトビールブルワリー各社のビールも、麦芽については特段表記がない。恐らく通常のビール同様、海外産の麦芽が使われているのだろう。

 一方、アサヒの「希望の大麦エール」も麦芽こそ「希望の大麦」だが、ホップに関しては表記がない。恐らくはやはり海外産のホップを使用しているのだろう。唯一、アサヒの東北限定販売の「クリアアサヒ東北の恵み」は山形産ホップ使用と明記されているが、肝心の「希望の大麦」は「一部使用」に留まり、何より「クリアアサヒ」は「ビール」ではない(リキュール類)。

 そこで、キリンの「IBUKI」ホップとアサヒの「希望の大麦」麦芽を使ったビールに興味が湧くわけである。この2社がコラボして、それぞれ「IBUKI」ホップと「希望の大麦」麦芽を使ったビールを造ってくれないものだろうかと思うのである。同じ原料を使っても、恐らくキリンとアサヒとでは全く味の方向性が異なるだろう。その味の違いにも興味が湧く。

 キリンとアサヒと言えば、トップシェアを競い合う、いわばライバル中のライバルなわけで、常識的に考えればそんなこと実現するはずはないというのが大方の見方だろう。そうかもしれないが、だからこそ余計にこのコラボが実現すれば相当のインパクトがあるだろうと思う。
 今日、ライバルというのは、競争するだけの相手ではない。時には、「協奏」あるいは「共創」してもよいのではないだろうか。上り調子のクラフトビール市場を除けば、ビール市場全体は年々縮小傾向である。ここは業界1位と2位が強力にコラボして、ビール市場を盛り上げてもらいたい。狭くなったパイの中で奪い合うのではなく、手を携えてまずはパイ自体を広くして、その上で切磋琢磨してもよいのではないだろうか。

 そんなわけで、キリンとアサヒのコラボしたビールの誕生に期待したい。単なる私の勝手な期待だが、復興支援を旗印にすれば前代未聞のこのコラボにも取り組みやすいのではないだろうか。かつて「地ビール」と呼ばれたビールは現在、「クラフトビール」と呼ばれるようになってきていおり、「地ビール」という言葉は以前ほど聞かれなくなってきている。しかし、かねてから言っているが、私はこの「地ビール」という言葉は今後、その土地の原材料を使って醸造されたビールに冠される用語となるべきだと思うのである。その意味では、ビールの主要原料である麦芽とホップに東北産の「希望の大麦」と「IBUKI」ホップを使ったビールは、紛れもない東北の「地ビール」である。しかも、大手二社が力を合わせて造った空前絶後の「地ビール」である。

 よく見てみると、「IBUKI」ホップを使ったビールも、「希望の大麦」麦芽を使ったビールも、どちらも手掛けているブルワリーが存在する。やくらいビールである。まずはやくらいビールが両社の仲立ちをして、このコラボの実現に向けて動いてくれるとよいなと思う次第である。


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2019年03月18日

東北の「元気」はどれくらいか〜全国「地域元気指数調査」2018の結果から(「東北復興」紙への寄稿原稿)〜私的東北論その116

 2月16日刊行の「東北復興」第81号では、「地域元気指数調査2018」の結果から見えてくるものについて書いてみた。47の評価要素を数値化した「地域元気指数」では上位には表れてこないが、個別に見ていくと、東北らしさと言えるものが見えてくる。以下がその全文である。


東北の「元気」はどれくらいか〜全国「地域元気指数調査」2018の結果から

「地域元気指数」とは
 地域のリサーチ・マーケティング、コンサルティングなどを手掛ける株式会社アール・ピー・アイは、1月16日「全国『地域元気指数調査』2018」の調査結果を公表した。同社あはこの調査を2015年から実施しており、今回が4回目となる。全国の20〜69歳の男女約10万人に調査したとしている。

 「地域元気指数」とは同社の造語で、「全国の都道府県別・市町村別の元気度や元気の評価要素を共通のモノサシで測定する」ことを目的に、「地域の総体的な元気度及び、元気の源となる47の評価要素を数値化したもの」である。

 より詳細に見てみると、まず「その地域に居住している住民が主観的に自らの地域の元気度合いを10段階で評価した平均値」である「地域元気指数」と、「地域の元気度合いの要因を詳細に分析する」という「地域元気の5つの視点」、その5つの視点それぞれに「地域元気の評価要素」が9〜11要素ずつ、合計47要素が割り振られている。「地域元気の5つの視点」とは、〆J襪蕕靴討い訝楼茲慮悗蠅箘γ紊砲弔い董↓∈J襪蕕靴討い訝楼茲瞭わいについて、今暮らしている地域の住みやすさについて、ずJ襪蕕靴討い訝楼茲侶从儚菷度・安定度について、ズJ襪蕕靴討い訝楼茲離灰潺絅縫謄の充実度について、の5つである。

調査結果から見えてくるもの
 調査結果をざっと見ていくと、全都道府県における地域元気指数トップ10は、沖縄県と東京都が同率(地域元気指数6.17)で第一位、以下神奈川県(6.02)、兵庫県(5.94)、愛知県と石川県(5.91)、福岡県(5.89)、大阪府(5.87)、熊本県(5.81)、滋賀県(5.76)と続く。地域元気指数の全国平均は5.69とのことである。

 続いて、地域元気指数そのものの増減を前年との比較で見てみると、宮崎県がトップ(+0.21)で、次いで熊本県(+0.20)、福島県(+0.18)、宮城県(+0.15)、兵庫県(+0.14)となっている。この点について、調査サマリーでは「復興と特徴を活かした地域づくりが地域元気を上昇させたと考えられる」と考察している。

 市町村で見ていくと、まず市では(605市の平均5.77)、愛知県長久手市(7.60)が3年連続一位で地域元気指数も前年より0.39ポイント上昇。以下、千葉県浦安市(6.97)、沖縄県石垣市(6.94)、兵庫県西宮市(6.87)、神奈川県海老名市(6.81)、東京都武蔵野市(6.79)、沖縄県豊見城市(6.75)、宮城県富谷市(6.72)、石川県野々市市(6.70)、千葉県印西市(6.66)となっている。

 町村では(237町村平均5.50)、一位が沖縄県北谷町(7.35)、次いで福岡県新宮町(7.32)、沖縄県南風原町(7.26)となっており、以下熊本県菊陽町、沖縄県西原町、静岡県長泉町、福岡県那珂川町、沖縄県中城村、北海道倶知安町、沖縄県与那原町という結果だった。トップ10に沖縄県から5町村がランクインしているのが目を引く。

 同調査では、地域元気指数が高い市町村の理由を先述の「地域元気の評価要素」である47の要素に分けて調査し、その秘訣を探ってみている。その結果、地域元気指数が高い市町村では、「新しいものを受け入れる風土がある」「地域に楽しめる場所がある」「地域内で若い人の姿を多く見かける」「地元で買い物をする人が多い」「再開発などで街が変化し地域が魅力的になった」などの割合が高く、そうした要素が地域の元気をつくる秘訣となっているとのことである。調査サマリーでは「総じて、商店街や集客施設等、人が集まる場の活気が、地域の元気を支えている結果となった」とし、「ヒト・モノの流動と人が集まる場所の活気が、地域の元気を支えている」とまとめている。

 ちなみに、見てきたように、東北の都道府県と市町村でトップ5までにランクインしているのは、唯一宮城県富谷市のみである。富谷市は仙台市の北側に位置し、仙台市のベッドタウンとして人口増が続いている。国道4号線沿いに大規模商業施設が相次いでオープンし、県内屈指の集客力を誇る。そうしたところが「元気」と判断されたのだろう。

自己評価と他者評価が一致しない項目に東北の県が現れる理由

自己評価・他者評価が比較的不一致 この調査で面白いのは、都道府県別に自己評価と他者評価についても調べていることである。その結果、「観光客がたくさん訪れている」「交通基盤が整っている」「にぎやかで楽しい」「活力がある」などでは自己評価と他者評価の一致度が高かったが、「食べ物がおいしい」「人が優しい」「地域の人同士のつながりが強い」「子育て環境が整っている」などは自己評価と他者評価の一致度が低いことが分かった。

 確かに、一致度が低いとされた項目は元々主観に左右される要素が大きそうな項目であるように見える。ちなみに、「食べ物がおいしい」の自己評価第一位は断トツで山形県(そう思う75.3%)で、青森県も第五位(68.8%)に入っているが、一方の他者評価での第一位は北海道(93.0%)で、以下福岡県、熊本県と来て、第四位に秋田県がランクインしている。

 「人が優しい」の自己評価では第五位に岩手県(そう思う56.0%)が入っているが、他者評価では沖縄県が第一位(78.8%)で、二位に青森県(70.6%)、三位に福島県(70.5%)、四位に秋田県(68.1%)と、東北が三県もランクインしている。

 「地域の人同士のつながりが強い」では第五位に山形県(そう思う40.6%)が入っているが、他者評価では沖縄県が第一位(78.8%)で、やはり青森県が二位(78.2%)、四位に秋田県(66.2%)、五位に福島県(65.6%)がランクインしている。

 「食べ物がおいしい」の山形県の自己評価はいい意味で非常に好ましいと思う。自分たちの土地の食を極めて肯定的に見ていることがよく分かる。確かに種類豊富な果物、そば、芋煮、伝統野菜、米沢牛、三元豚など、数え上げればきりがないくらい美味しい食がある。他者評価との差は、その魅力がまだ十分他地域の人に伝わっていないということなのだろう。自己評価五位の青森県にも同様のことが言えるに違いない。

  「人が優しい」、「地域の人同士のつながりが強い」の他者評価で上位にランクインしている青森県、福島県、秋田県は、そのような他者評価がされているということを、積極的にPRしてみてはどうだろうか。「人が優しい」などは観光客を呼び込む際のPR材料としてうってつけである。

 「地域の人同士のつながりが強い」は、今国がその実現に向けて施策を立案している「地域共生社会」における重要な要素でもある。他者評価で上位にランクしているやはり青森県、秋田県、福島県の三県は、その強みを再認識し、その実際の姿について積極的に情報発信してみてはどうだろうか。「地方は末端ではなく、国の先端なり」と言ったのは元沖縄県読谷村長で現在参議院議員の山内徳信氏だが、「地域の人同士のつながりが強い」と他者から評価されているこれらの県は、まさに「国の先端」と言うべきだろう。

 五位以下の順位は調査サマリーでは記載がなく不明ではあるが、恐らくは東北の他の三県もこれらの項目についてはさほど順位が下ではないものと考えられる。自己評価と他者評価が一致しないということは、少なくとも東北に住む人自身は、きっとあまりに当たり前過ぎて、自分たちが「優しい」とか「つながりが強い」などとは思っていないということなのだろうが、自分たちの「強み」が何かということは、他の地域からの方がよく見えるものなのかもしれない。

 「その地域に居住している住民が主観的に自らの地域の元気度合い」を評価するという「地域元気指数」において東北の各県、各市町村が上位にランクインしないということは、東北に住む人自身が、自分たちの地域はそれほど元気でないと評価している表れであると言うこともできるが、一方でその自分たちの地域は「優しさ」や「つながり」において他地域から評価される存在であるということは大いに誇るべきことである。

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2019年03月11日

震災から8年〜私的東北論その115

あの日から8年である。
8回目の3月11日は、朝から強い風と雨。
この8年で雨の日は初めてだろう。
あの日、地震に追い打ちをかけるように雪まで降ってきたことを思い出す。

8年経っても、この日だけはいつもと違う心持ちになる。
心の中が何となくざわついているような、何か胸に引っかかるものがあるような、何とも落ち着かない気分である。
その傾向は地震発生時刻の14時46分に向けて強くなるような気がするので、とても平気な顔して仕事を続ける気にもなれず、毎年この日は午後休みを取って、弟の最期の場所、仙台市の沿岸、荒浜に足を運んでいる。

WP_20190311_14_04_18_Rich_LI今年もまず、弟がいた若林区役所を訪れる。
献花場は、昨年から近くの若林区文化センターに移されたので、そちらに行って献花する。
会場では仙台市の追悼式も開催されようとしているところだったが、出る気にはならず、今年もあの日弟が通ったであろう道を自転車で一路荒浜に向かった。






WP_20190311_15_12_02_Rich_LI今年は雨風が強かったためか、例年より随分人は少なかったが、それでも旧浄土寺の慰霊碑の前や荒浜慈聖観音の前では、一心に手を合わせる人の姿があった。










WP_20190311_15_14_20_Rich_LI大津波でほとんどが倒れてしまった松林、少しずつ新たに植林が進んでいた。
何十年後か、またこの海沿いに見事な林が復活することだろう。









WP_20190311_15_17_21_Rich_LI防潮堤に登って見下ろすこの日の海は、強い風を受けて大きな波が打ち寄せていたが、はるか向こうで波しぶきが立っているだけで、あの日この防潮堤を易々と超えていった大津波とは比べるべくもない。









WP_20190311_15_52_51_Rich_LIこの地に大津波が押し寄せた15時54分に合わせて、今年も弟の遺体が見つかった南長沼に赴いて手を合わせる。
これで何がどうなるということでもないが、今や自分の中では毎年の恒例行事である。







WP_20190311_16_20_49_Rich_LI帰りに、霞目にある「浪分神社」に寄る。
江戸時代にこの地を襲った大津波が、ここで南北に分かれたと伝えられている。
つまり、過去の津波到達地点を示す神社であり、実際今回の地震でもこの神社の近くまで津波が押し寄せたが、この神社の津波に関わる伝承は残念ながら広く伝わってはいなかったそうである。
どんな教訓も、伝わらなければ意味がない。
今回の地震の教訓も、伝える努力を続けなければいけないと改めて思った。

WP_20190311_23_28_20_Rich_LIなどと振り返りながら、家に帰ってお気に入りのビールを飲む。
震災以来、この日はどんなイベントがあろうと、誰からお誘いがあろうと、家に帰ってあの日を思い起こしながら飲んでいる。
つまみは必ず、子どもの頃、弟とおやつに食べてたやきとりの缶詰である。
二人とも特に皮のついたところが大好きで、でもケンカせずに仲良く分け合って食べてたことを覚えている。
今年は昔二人の憧れだった大きな缶が手に入らなかったので、小さい缶を4段重ねである。

こうして飲み食いできるのも、生きていればこそ。今日生きていられることに感謝しつつ、もしまた明日が来てくれたなら、またいつもの一日を送りたいと思う。



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2019年02月24日

東北で地ビールが飲める店その83〜岩手県大船渡市&陸前高田市

 大船渡市は、岩手県の三陸沿岸南部にある人口約36,000人の市である。後に紹介する陸前高田市、そして宮城県気仙沼市と共に、いわゆる「気仙地域」の中心部を構成しており、文化的にも心理的にもこれら3市はつながりが深い。

WP_20190112_21_54_25_Pro_LI BRTの大船渡駅近くにある複合スペース「キャッセン大船渡」の中にある「湾岸食堂」は大船渡産の牡蠣を中心とした料理が食べられる店である。ビールも国内外のビールが10種類置いてあり、特に岡山の宮下酒造の「牡蠣に合う白ビール」があるのがよい。





WP_20190112_23_24_27_Rich_LI 地元で知り合った方に教えていただいたのだが、やはり大船渡駅の近くにあるダイニングバー「Bobbers(ボバーズ)」には、樽生が5種類、瓶が10種類、ビールがある。ベアレンビール、遠野麦酒ズモナなど岩手のビールの他、海外のビールもある。ビールに合いそうな魚介類や肉類の料理もある。




WP_20190112_23_29_08_Rich_LI もう一軒教えていただいた「バー&カフェ ロビン」は生フルーツのカクテルが美味しい店だが、タップマルシェがあるのでクラフトビールも楽しめた。








 一方の陸前高田市は、大船渡市の南に位置する人口約19,000人の市である。ちなみに、読み方は「りくぜんたかた」である。震災前は海岸沿いの松林「高田松原」で有名だったが、東日本大震災の大津波で1本を除いて全て流された。残った1本は「奇跡の一本松」として、人々に勇気と希望を与えてくれた。

1029_792449937549471_625050140520665904_n BRT脇ノ沢駅から徒歩10分のところにある「農家カフェ フライパン」では、いわて蔵ビールのオイスタースタウトが飲める。いわて蔵ビールのオイスタースタウトは、ここ陸前高田市の広田湾の牡蠣の身と殻を使って造られている。それだけでなく、地元産の「米崎りんご」を使っていわて蔵ビールが醸造したオリジナルビール「りんごエール」も飲める。地元の野菜などを使ったフードもいろいろ揃っていて、ピザやパスタも美味しいが、私のお気に入りは月替わりで提供される本格的なカレーである。

 









WP_20190112_18_25_32_Rich_LI この地域で楽しみな話もある。昨年、「三陸の農産物、海産物を使ったビールを造ることで三陸の魅力を発信していきたい」と、南忠佑さん夫妻が「三陸ブルーイング・カンパニー」を立ち上げた。そこで造られるビール、その名も「三陸ビール」、今は他の醸造所の醸造設備を使って醸造しているが、ゆくゆくは大船渡市内に醸造所を造りたいとのことである。

 1月12日には上で紹介した陸前高田市内の「農家カフェフライパン」を会場に、「三陸ビールを楽しむ会」も開催され、大入り満員だった。この地域の代表的な酒蔵である酔仙酒造と同じように、三陸ビールもきっと、大船渡と陸前高田にまたがって活動していくのだろうと感じた。

 現在の主力は、地元でお茶にする「ヤブツバキ」の葉を加えたベルジャンホワイトスタイルの「週末のうみねこ」と、三陸産の牡蠣の身と殻を使ったオイスタースタウト「ばばばスタウト」である。今後も三陸や首都圏で出店して、いろいろなスタイルのビールを醸造していくそうである。


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東北で地ビールが飲める店その82〜福島県喜多方市

170915-171330 喜多方市は福島県の西部、会津地域にある人口約47,000人の市である。その名の通り(以前は「北方」と表記した)会津の中心地である会津若松市の北方にあり、「蔵とラーメンの町」として有名である。特に「喜多方ラーメン」は、日本三大ラーメンの一つに数えられることもあり、全国的にファンが多い。週末などは人気店に長蛇の列ができる。

 喜多方を含む会津地域は日本酒が有名で、11年前に「会津麦酒」がなくなって以来、昨年南会津に「南会津マウンテンブルーイング」ができるまでの10年間、福島県の約4割を占めるこの広大な地域に、地ビールは「猪苗代ビール」が孤軍奮闘状態であった。会津全体がそのような状況であるので、喜多方市内でもその御多分に漏れず、地ビールが飲める店は今まで見つけられていなかった。

 というような話を2年前の9月くらいに、会津若松で行きつけの「時さえ忘れて」でしたところ、マスターから喜多方市役所裏にある「醸造酒バー二代目Kogiku」を教えていただいた。ちょうどその半年くらい前に、店を前の人から受け継いだのだそうで(だから店名が「二代目」)、その名の通り、醸造酒である日本酒、ワイン、そしてビールがいろいろ揃っていた。ビールは福島路ビール、ブルックリンラガー、ヒューガルデン、ベルビュー・クリークが樽生で置いてあった。その後、タップマルシェも入った。醸造酒に合いそうな料理もいろいろと揃っていていい店である。

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東北で地ビールが飲める店その81〜山形県川西町

WP_20190108_18_02_28_Rich_LI 川西町は山形県の内陸南部、置賜地域にある人口約15,000人の町である。置賜地域の中心である米沢市の西隣に位置している。日本最大規模の観光ダリア園である「川西ダリア園」で有名である。

 町の中心部はJR羽前小松駅の西側で、役場も駅から徒歩4分のところにある。その反対の東側、町民総合体育館に向かう途中に「Spice kitchen GARBANZO(スパイスキッチン・ガルバンゾー)」(東置賜郡川西町中小松2236-5、TEL0238-33-9174、11:30〜14:30※土日祝は〜15:00、17:00〜22:00、水曜定休)がある。スパイスカレーが美味しく、かつクラフトビールも揃う、いい店である。

 ビールは、地元の米沢ジャックスブルワリーのビールやタップマルシェなど樽生7種に、国内外の瓶ビールが13種ある。カレーの看板メニューは「濃厚バターチキンカレー」だが、「厳選スパイスのキーマカレー」など、いろいろある他のカレーも美味しい。

 米沢方面から向かう際にはJR米坂線を利用することになるが(路線バスは時間が掛かる上に平日3便のみの運行である)、夜に行ってビールを飲もうとすると、米沢に戻る最終列車が最寄りの羽前小松駅19:37発(米沢駅20:02着)なので、行きは米沢駅17:03発の列車に乗りたい(羽前小松駅17:25着)。羽前小松駅から店までは徒歩10分弱である。


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2019年02月21日

東北で地ビールが飲める店その80〜福島県西郷村

 西郷村(「さいごう」ではなく「にしごう」と読む)は、福島県の中通り南部、手打ち麺がメインの「白河ラーメン」で有名な白河市の隣にある、人口約20,000人の村である。この20,000人という人口、村としては多いなと思って調べてみたら、やはり日本の村の中で3番目の多さだそうである。東北新幹線の駅の中で、東北の最南端の駅である新白河駅は、実は白河市ではなく、この西郷村に位置している。新白河駅は、全国の新幹線駅の中で唯一、「村」にある駅なのである。

 この、村内に新幹線駅がある西郷村に、昨年地ビール醸造所ができたと聞いたので行ってみた。他の地域のことは知らないが、少なくとも東北では初めての、村にできた地ビール醸造所である。

WP_20190123_14_29_15_Pro_LI その地ビール醸造所「ハイランドポートブルワリー」は、新白河駅からだと徒歩50分(4km)、東北本線の白坂駅からだと徒歩40分(3km)であるが、平日であれば福島交通の路線バスも利用できる。ハイランドポートブルワリーの最寄り停留所は「千本桜入口」で、同ブルワリーは12:00〜17:00の営業なので、「新白河駅高原口」12:45発の「南部循環大平・役場回り」(所要12分)か15:10発の「南部循環西原・役場回り」(所要25分)が利用できる。帰りは15:35発の「新白河駅高原口」行(所要15分)か17:30発の「白河駅前」行(新白河駅まで17分、白河駅まで27分)がある。

 あとは、飲んだ帰りは押して帰る定めとなるものの、東北本線の白河駅に併設されている観光案内所でレンタサイクルを借りて、7kmの道を行くという方法もある。ただし、3〜10月は18時まで、11〜2月までは17時までに返却しなければいけないので、それに間に合うように注意が必要である。ちなみに、軽快車(いわゆるママチャリ)は無料、クロスバイクは3時間1,000円、1日2,000円である。

 本筋とは関係のない話だが、同案内所では、レンタカーが1時間500円で借りられるので、それと比較してしまうとクロスバイクは何とも割高な料金設定のように感じる。ただ、東北の多くのレンタサイクルが冬期間は休業となってしまう中で、冬期間もレンタルできるようになっているのはありがたい。東北の特に太平洋側は冬であっても路面に全く雪のない日も多いので、こういうところがもっと増えてくれるといいなと、冬でも雪がなければ自転車に乗っている私は思う。

WP_20190123_14_20_29_Pro_LI さて、現地に足を運ぶと、自宅を開放したカフェ「お家パン オブ」があり、離れの倉庫にハイランドポートブルワリーの醸造設備がある。ハイランドポートブルワリーのビールは常時7,8種類あるが、「お家パン オブ」ではそのうち樽生が1種類つながっており、残りは瓶で飲める。大谷さんご夫妻が切り盛りしているカフェで、旦那さんがビールを造り、水曜日であれば奥さんの焼いた天然酵母の手づくりパンや焼き菓子が食べられる。ビールとパンは麦と酵母つながりである。

WP_20190123_16_47_13_Pro_LI 「ハイランドポートブルワリー」の名前の由来をお聞きしてみたところ、醸造所が新白河駅の2つある出口のうち「高原口」側にあることから、それを英訳した名前をつけたとのことである。ビールはペールエール、IPA、スタウト、ラガー、ヴァイツェンなど多彩でどれも美味しいが、ユニークなのは、ホップの使用量と地域の標高が連動したネーミングになっていることで、あまりホップを多く使わないヴァイツェンは「白河ヴァイツェン」(標高356m)、ホップを大量に使うIPAは「三本槍岳IPA」(標高1916.9m)などとなっている。西郷村特産の赤いルバーブを使った赤いビールもある。気候がよくなったらイベントなども企画したいとのことで、楽しみである。なお、村内の「まるごと西郷館」でも、ここのビールと手づくりパンを購入することができる。

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2019年02月20日

ようこそ「せんカフェ」へ(「東北復興」紙への寄稿原稿)〜私的東北論その114

せんカフェフライヤー 1月16日に発行された「東北復興」第80号では、昨年4月に始めた「せんカフェ」のことについて紹介させていただいた。左がそのフライヤーである。そこに書いてある通り、毎月1回、第3火曜日の夜7時から仙台市中心部の「エル・パーク仙台」の5階「創作アトリエ」&「食のアトリエ」が会場のカフェスペースである。

 それにしてもこの「東北復興」紙もついに80号である。編集長の砂越さんには心から敬意を表したい。












ようこそ「せんカフェ」へ

食べ物と「想い」を持ち寄るカフェ
 昨年4月から「せんカフェ」を始めた。毎月第3火曜日の午後7時から、仙台市の中心部、一番町にある公共施設、エル・パーク仙台が会場である。参加する人には、食べ物一品と自分の「想い」を持ち寄ってもらう。こちらからは飲み物を提供し、ソフトドリンクのみの人は500円、アルコール類も飲む人は1,500円を会費として支払ってもらう。医療や介護の資格のあるなし、病気や障害のあるなし、老若男女問わず、いろんな人が「ごちゃまぜ」で自分たちの地域の医療や福祉やまちづくりなどについて自由に語らう集いの場である。今回はこの「せんカフェ」について紹介したい。

「地域連携」の変遷
 私が仕事で担当している雑誌は、医療側から見た地域連携がテーマである。一昔前まで、医療は多くの場合、一病院完結型で提供されていた。つまり、入院して治療してリハビリして完治して退院、という流れだった。しかし、どこの病院もそのような体制だと、効率が悪い。それで、地域にあるそれぞれの病院が自院の強みを活かして急性期や回復期、慢性期などの医療をそれぞれ担い、連携して医療を提供する、地域完結型の医療が進められるようになった。日常の医療はまず地域のかかりつけ医となっている診療所で行い、生命の危機に関わる疾病を発症した場合はそこから紹介されて急性期の病院に入院、生命の危機を脱した後は回復期の病院に移ってリハビリなどを進め、さらに療養が必要な患者は慢性期の病院に移る、といった流れに変わった。

 そこで必要になったのが、病院内で対外的な調整を行うための部署で、それが地域連携室、医療連携室、といった名称の部署だった。そのようなわけで病院の中では比較的新しい部署だが、その連携室がまず手掛けたのは地域で患者のかかりつけ医となっている診療所との連携だった。「病診連携」と言われる。病診連携がある程度出来上がってくると、次の課題は機能の異なる病院同士の連携だった。急性期を脱した患者が円滑に次の医療を担う病院に移れるための「病病連携」である。医療の連携が密になっても、それだけでは患者の問題は解決しない。高齢化に伴い、介護が必要な患者も増加し、介護事業者との連携も必要になった。そこで「医療介護連携」のための取り組みが進んだ。

 どのようにして連携を密にしていくか、まず顔を合わせる機会をつくることが有効である。そのようなわけで、全国各地に医療職同士や医療職と介護職が交流できる場ができた。それによって医療や介護の連携は大いに進んだし、それによって医療や介護が必要な人にとっても大いにメリットがあったに違いない。

 病診連携、病病連携、医療介護連携と進んできた連携は現在、もう一ステップ先に行きつつある。医療や介護の専門職ではない、地域の様々な構成員、例えば地元の自治会、民生委員、商工会、学校などと連携する必要性が指摘されるようになってきたのである。本来の意味での「地域連携」とも言えるが、従来の連携と明確に区別するためにこうした専門職同士に依らない連携を「社会連携」と呼ぶ研究者もいる。

 ともあれ、医療同士から医療と介護へと進んだ連携は、今や医療や介護領域に限らない地域全体との連携へと駒を進めつつあるわけである。「せんカフェ」もそうした流れの中で捉えることが可能である。

「せんカフェ」の「言い出しっぺ」のこと
 さて、「せんカフェ」の「言い出しっぺ」は、実は私ではない。地域包括支援センターに勤める介護支援専門員で、一緒に「せんカフェ」の共同代表を務める荒井裕江女史こそが言い出しっぺである。彼女とは最初、仙台市内で介護職が集まっての飲み会で普通に名刺交換をしたのだが、その後小学校の時に同じクラスにいた人だということに気づいた。また、彼女とは目指す方向性に似通ったところがあった。要は、つながることの重要性、つながれる場をつくることの重要性への認識が共通していたのである。それでそれ以降、医療や介護の関係者が集まれるイベントごとを一緒に企画する機会が多くあった。

 私は先述のように、仕事柄、地域の医療や介護を成り立たせるためには関係者間でお互いの顔が見えるつながりをつくることが重要だと、様々な事例を見聞きする中で強く感じていた。彼女は彼女で、普段の仕事を通して、やはり関係職種がつながることの重要性を実感していたのだろう。

 違うのは、そこからの行動力である。「せんカフェ」にはお手本がある。東京の世田谷でやっている「せたカフェ」である。その情報を、やはり「せたカフェ」をお手本に宮崎の日南市で「にちなんもちよりカフェ」を運営していた宮崎県立日南病院の医師、木佐貫篤氏から聞くや否や、彼女は「せたカフェ」を主宰しているノンフィクションライターの中澤まゆみ氏にコンタクトを取り、実際に「せたカフェ」に参加した。それが、一昨年の9月下旬。実際に見てみて「仙台でも同じ場を作りたい!」と思ったようで、11月初めには「もちよりカフェ、仙台でも開催しない?」と連絡が来た。彼女は、医療介護の壁を超えて、一般の人も気兼ねなく集える会をつくりたい、そこでいろんな人をつなぎたい、と考えたのである。

 私は私で、仕事柄、地域の中での専門職同士のつながる場ができて、実際にそこで得たつながりが医療介護の現場でも活かされていることも見てきた。仙台市内はもとより、東北の各地域でも活発に活動している連携の会も多くある。ただ、先述のように、医療や介護を取り巻く連携が新たな段階を迎えつつある中で地域全体のことを考えた時に、専門職同士がつながるだけでは不十分だとも感じていた。専門職同士の熱意ある取り組みが地域に見えるためには、地域に開かれた場も必要なのではないか、そう考えていたところに、彼女からそのような相談があったので、もろ手を挙げて賛成して一緒にやることになったのである。

 木佐貫氏や中澤氏のことは私もよく存じ上げているし、中澤氏からは「ぜひ一度せたカフェに」、とのお誘いもいただいていたが、日々のバタバタに追われて行けないでいたところに、彼女はあっという間に行動に移して、「仙台にもみんなが気軽に集える場をつくる!」と決意して帰ってきたのである。そのパワーたるや、お見事というほかない。

 彼女は会場もみんなが集まりやすいところがいいということで中心部、少ない予算でやりくりするので公共の施設ということでエル・パーク仙台をリストアップし、出掛けていって会の趣旨を説明して協力を依頼した。そうしたところ、ロッカーやメールボックスが使用できて、会場も一般の貸出開始日よりも前に予約することができる「ロッカー・ワークステーション利用団体」として認定してもらえた。

 また、デザインに強い知り合いにリーフレット作成を依頼し、必要部数を印刷して、仙台市内の公共施設に足を運んで置いてもらえるよう依頼したり、趣旨に賛同して協力してくれそうな人たちに声を掛けて運営に協力してもらえる仲間を募ったりするなど、とにかく周りを巻き込んで精力的に動き回った。その結果、「せたカフェ」の視察からわずか半年後に「せんカフェ」をスタートすることができた。

 私がこだわったことと言えば、毎月決まった日に開催するようにしたいということであった。皆、仕事を持ちながら手弁当での運営となるので、準備の大変さなどを考慮して隔月の開催にした方がという意見もあったのだが、私としては毎月決まった日にそこに来れば必ずみんながいる、という場を作りたかった。隔月の開催だとその月はせんカフェがある月かどうか参加したい人が迷ったりすることも考えられたので、毎月開催という部分は通させていただいた。そして具体的にいつがいいか検討した結果、毎月第3火曜日夜7時からの開催ということになったわけである。

毎月第3火曜日は「せんカフェ」の日
 そのようにして、昨年4月17日(火)に、第1回の「せんカフェ」開催にこぎつけた。会場の定員ぎりぎりの50名の方に参加していただいたが、医療や介護の専門職はもちろん、障害を持った人や家族に障害を持った人がいる人も含めて様々な人に集まっていただけた。「せんカフェ」の最重要のキーワードは「ごちゃまぜ」だと常々荒井女史とは話し合っているので、その意味でもとてもよかった。

 会ではまず、会の趣旨を説明し、参加者に守っていただきたい「3つの約束」を読み上げた後、あらかじめお願いしておいた参加者お一人に「話題提供」をしていただく。参加者一人ひとり、話してみると実に多様なバックグラウンドを持っていることが分かる。その一端を披歴していただくことはとても勉強になる。その意図通り、毎回実に多彩な話題が提供されている。その後、持ち寄った食べ物を食べ、用意した飲み物を飲みながら自由に対話してもらう。グループワークではないので、テーマも定めないし、もちろんどんな話をしたか発表してもらうこともしない。一人ひとりが自由に食べ、飲み、話し、その結果今までつながっていなかった人とつながり、あわよくばそこからまた新たな何かが生まれれば、と考えている。

 第1回から第3回までは毎回定員ぎりぎりの参加があったのでできなかったが、参加者数が40名前後に落ち着いてきた第4回以降は、1人1分以内の自己紹介タイムを設けた。それによって参加しているお互いのことを知ることができればと考えてのことである。第7回以降は、定員自体を40名として、毎回自己紹介タイムを設けている。

 荒井女史は言う。「結局、地域包括ケアシステムにせよ、地域共生社会にせよ、医療介護の専門職だけじゃどうにもできなくて、その地域に住んでいる人が主役、と言うか、当事者のわけだから、その人たちと話をしないと地域は変わらないよね」と。また、「仕事で疲れた時でもフラっと参加出来て、志が一緒の方々に会えたり、繋がる事で力を貰えたり。ホッとした時間を過ごせる会が出来たらいいね」とも。「せんカフェ」は小さな取り組みではあるが、参加してくれる人にとってそのような場であればよいと私も思う。

 「毎月第3火曜日は『せんカフェ』の日」ということが定着するよう、今後も地道に、着実に「せんカフェ」を続けていきたいと考えている。もし関心のある人がいれば、ぜひ第3火曜日夜7時にエル・パーク仙台5階の「創作アトリエ&食のアトリエ」に来ていただければと思う。そこにはいつも、笑顔での対話がたくさんあるはずである。


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2019年02月16日

消えた道州制論議(「東北復興」紙への寄稿原稿)〜私的東北論その113

 昨年12月16日に刊行された「東北復興」第79号では、「道州制」について取り上げた。今は昔の話となってしまった感があるが、10年ちょっと前、道州制導入を目指した取り組みが進んでいた時期があった。その現在までの動きについて振り返ってみた。以下がその全文である。


消えた道州制論議

道州制を巡るこれまでの動き
 首相の諮問機関である第28次地方制度調査会が「道州制のあり方に関する答申」を公表したのは2006年2月のことであった。いわゆる「平成の大合併」で市町村合併が進展したことを踏まえ、また都道府県を越える広域行政課題が増加しているとの認識の下、地方分権改革の確かな担い手として道州を据えた。単に都道府県制度の改革に留まらず、「国のかたち」の見直しにかかわる改革と位置づけ、「国と地方双方の政府を再構築し、新しい政府像の確立を目指す」と謳った。基本的な制度設計としては、現在都道府県が実施している事務を大幅に市町村に移譲すると共に、国とりわけ地方支分部局が実施している事務をできる限り道州に移譲し、同時に適切な税源移譲を実施するものとしていた。その上で、「道州制の導入が適当」と結論していた。

 同じ年の9月には第一次安倍内閣で道州制担当大臣が配置され、3年以内に「道州制ビジョン」を策定するという方針が示され、翌2007年1月に政府の「道州制ビジョン懇談会」が設置された。4月には道州制特区推進法が施行されて、北海道に対して8つの事務が漸次移譲されることになった。同年6月には自民党の道州制調査会が「道州制に関する第2次中間報告」を公表し、その中で「導入時期は、今後8〜10年を目途」とすると明記した。翌2008年3月には「道州制ビジョン懇談会」が中間報告を公表し、「2018年までに道州制に完全移行」するとした。

 振り返ってみると、この時期が最も道州制に向けてのアクションが活発だったように思える。同じ2008年3月には経団連も「道州制の導入に向けた第2次提言」の「中間とりまとめ」を公表、7月には自民党の道州制推進本部が「道州制に関する第3次中間報告」を公表、11月には経団連が第2次提言の最終案を公表するなど、各方面の動きが活発だった。一連の動きからは、確かに近い将来道州制が実現するのではないかと感じられたのも事実である。

 潮目が変わったのは2009年の政権交代と2011年に発生した東日本大震災だったように思える。まず政権交代で政権を握った民主党は道州制導入には反対で、「道州制ビジョン懇談会」も解散された。新たに置かれた「地域主権戦略会議」では、「地域のことは地域に住む住民が決める」という趣旨から、都道府県ではなく市町村の権限強化が主たるテーマとなった。2011年に発生した東日本大震災の後には、道州制を導入すると巨大地震など日本全体で対応しなければならないような大規模災害への対応能力が低下するのではないかといった懸念も出されるようになった。

 第3次安倍内閣以降は、道州制担当大臣は置かれず、代わって地方創生担当の内閣府特命担当大臣が置かれたが、少なくとも道州制に関して目立った動きは見られない。道州制そのものを扱う部門ではないが、民主党から政権を奪還した第2次安倍内閣の肝いりでつくられた地方分権改革推進本部も、設置された2013年には4回開催されたが、2016年、2017年は1回ずつの開催に留まっている。

 今年はまさに「道州制ビジョン懇談会」が中間報告で「道州制に完全移行」すると明記した2018年であるが、道州制に完全移行どころか、道州制に関するアクションがほとんど見られない年となっている。2012年に「道州制基本法案」の骨子案まで公表した自民党の道州制推進本部も、今年10月ひっそりと廃止された。

道州制に対する批判

 進まない理由は結局のところ、道州制に対する慎重なあるいは批判的な見方が根強いこと、そしてまた先の第28次地方制度調査会の答申に盛り込まれたように、道州制移行には不可欠と見られた事務や税源の移譲が進まないことの2点に集約されるように思われる。福井県知事の西川一誠氏は、2008年に「幻想としての道州制」を中央公論に寄稿している。タイトルで分かる通り、氏は道州制反対論者であるが、そこで指摘されていることは、今後道州制を考える上で重要なポイントがいくつも含まれているように見える。

 氏は、道州制論について、「全体としては理想主義の色彩を帯びていながらも、観念的な期待感に満ちあふれているだけの議論に終始している」として、その例として「経済の活性化については、道州制により区域が自立し、道州間の競争も生まれて、経済活動が盛んになるといった、前提条件を無視した『抽象論』。また、官僚制の弊害の除去については、中央官庁の権限を道州に大幅に委譲できるという極めて単純な『期待論』。行政改革については、ただちに規模の経済が動くという算術的な『効率論』。地方分権について言うと、導入を機に道州の条例制定権や課税自主権が抜本的に見直されるべきという『べき論』に留まっている」と批判している。確かに、道州制を導入するだけで同時に国からの権限移譲も進むという見方はあまりに楽観的に過ぎる。見かけは道州制、しかしその実単なる都道府県合併に過ぎないという形になる可能性も大いにある。そのような道州制では確かに意味はない。

 氏はまた、北海道と九州を比較する。北海道は道州の規模を持つが、北海道全体に占める札幌市の人口比は2005年で約33%、これに対して九州に占める福岡市の人口比は約10%であることを挙げ、「地域が県に分かれ、七つの県都がある九州では福岡市への集中は緩やかである。一方、広大な地域に県都が一つの北海道においては札幌市への集中が著しい」と指摘し、「道州制は結局、道州の中にミニ東京と周辺過疎を作り出すことになろう。それはブロック内の新たな集権化である」と主張している。これもまさにその通りである。東北が一つの州になるとしても州都を仙台にしてはいけない、というのが私の持論だが、それはまさにこうしたことを懸念してのことである。ただでさえ人口が多い仙台が州都になると、まさに札幌のように、一極集中を招くことになるに違いない。

 氏はまたこうも指摘する。「州都の道州首長が、何百キロメートルも離れた各地方の教育や福祉を、日頃の行政や選挙などを通じ、わがこととして理解するには大きな困難が伴う。このような組織を持った道州は、住民にとっても身近な自治体というよりほとんど国と同様な政体となる」。つまり、住民にとって道州は都道府県よりも遠い存在になると指摘しているわけである。こうした懸念があるからこそ、道州制は単なる都道府県合併であってはならないわけである。すなわち、これまで都道府県が担っていた業務を道州が担うのではなく、国が担っていた業務を道州が担い、都道府県が担っていた業務を市町村が担うというようにしていかなければならない。そうした体制が実現できれば、国より近い道州、都道府県より近い市町村ができる。まさにこの部分が道州制の肝であるように思う。

まずは連携の実績を積み重ねる
 権限移譲のない道州制にはさほど意味はないとすれば、その権限を手放そうとしない中央官庁を前にして、道州制を前に進めていくのはかなりの困難を伴うことは火を見るよりも明らかである。権限の委譲に関しては、「二重行政」の批判がつきまとう国の出先機関を廃止し、その業務を都道府県に移管するというのがその端緒となる。しかし、この国の出先機関の廃止についても2007年から延々議論されてきているものの、いまだにほとんど何の成果も上がっていない。今後もすんなり進むようには到底見えない。

 そしてまた問題だと感じるのは、道州制を含む地方分権に関する地方からの発信が、このところ少なすぎるのではないかということである。地方が声を上げないものを中央があえて取り上げることはないに違いない。かつてのように地方からもっと声を上げていかなければならない。それは、自治体にだけ任せていればよいのではなく、地方に住む我々一人ひとりが事あるごとに、あらゆる機会を捉えて声を上げていくことこそが求められる。

 とは言え、声を上げたからといって簡単に実現するものでないことは、これまでの経緯からも明らかである。ひと頃、道州制導入の旗振り役の一角であった経団連は、今年「広域連携」の推進を目指す方向に舵を切った。道州制導入が一足飛びに進まないことを見越してのことである。一見後退に見えるかもしれないが、このアプローチはありだと思う。まず連携できるところから連携して、実績を積み上げることでその先の議論を喚起するということも可能である。東北も、六県で一緒に取り組む機会を増やしていくこと、その中で自治体職員だけでなく、住民同士の交流も活発にしていくことをまずは目指していくのがよいのではないだろうか。そうした中できっと、「やはり同じ東北だ」と実感する機会は多くあるはずである。

 観光や災害時対応など、六県が一緒になることで大きなメリットが得られるテーマは数多くある。そうしたテーマを取っ掛かりにして、六県の連携をまずは進めていばよい。道州制を導入すると巨大地震など日本全体で対応しなければならないような大規模災害への対応能力が低下するのではないかといった懸念があることを紹介したが、逆に仮にあの時六県の連携体制が確立していたならば、物資の輸送や人員の派遣などでより迅速な対応ができた可能性もある。よく言われることだが、普段できていないことは災害発生時にはできない。平時から、緊急事態発生時にも機能する連携体制を構築しておくべきである。

 道州制に関する動きが活発だった頃の、かなり以前の調査だが、財団法人経済広報センターによる「道州制に関する意識調査報告書」(2008年7月)でも、「道州制の議論を進めること」について「賛成」と答えた人の割合は、東北では43%と、九州・沖縄地方と並んで全国で最も高く、北海道が42%でそれに次いでいた。日本世論調査会の2006年12月の全国世論調査でも、道州制に「賛成」あるいは「どちらかといえば賛成」と答えた人の割合は北海道、東北、四国で多かった。東北を始め、北海道、四国、九州に共通しているのは、地域的に一体感があるということである。

 ここで特筆したいのは、北海道、四国、九州が海で他の地域と仕切られた地域であるのに対し、東北は本州の一部で他地域と陸続きであるにも関わらず一体感があるということである。東北の一体感というのは地理的につくられた一体感というよりは、文化的にあるいは心情的に醸成された一体感であると言えるのではないだろうか。これは東北にとっての何よりの宝であろうと思う。その宝を大事に活用していきたい。

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2019年02月15日

東北の大きな恵み「ホップ」(「東北復興」紙への寄稿原稿)〜私的東北論その112

 昨年11月16日に発行された「東北復興」第78号では、ビールに欠かせない原料の一つである「ホップ」について取り上げた。このブログでも度々取り上げているが、国産のホップの約96%は東北産である。

 そのことはこれまであまり知られていなかったが、岩手県遠野市や秋田県横手市のように、この「ホップ」をまちづくりに積極的に活かす地域が出てきた。国産ホップを7割を使用しているキリンビールもこの動きを支援しており、官民一体となった取り組みが進んでいる。以下はその全文である。


東北の大きな恵み「ホップ」

秋こそビールのシーズン
 今年もビールのシーズンがやってきた。…と言うと、「ビールのシーズンは夏ではないのか」という意見が出るかもしれない。もちろん、暑い時に飲むビールの美味しさを以て夏をビールのシーズンとする意見にも相応の根拠はあるだろうが、こと原料の面から見てみると、ビールのシーズンは間違いなく秋である。

 ビールの醸造にはいろいろな原料が使われるが、欠かせない原料は麦芽とホップと酵母と水である。このうち、麦芽の原料である大麦は6月くらいに収穫される。一方のホップは8月くらいに収穫される。その年取れたこれらの原料を使ってそこからビールの仕込みを始めると、早くても出来上がるのは9月である。

 オクトーバーフェストなどビールの大きなイベントがこの時期に開催されるのも、その年の新しいビールのお披露目を兼ねていることにもよる。屋外で飲むビールは殊の外美味しいが、それがその年取れた原料を使って造った出来立てのビールであれば、美味しさはひとしおである。

東北産ホップによる地域づくり
 今年4月の第71号でも紹介したが、ビールづくりに欠かせない原料のうち、ホップは国内産の約96%が東北産であり、特に、岩手県、秋田県、山形県、青森県が主な産地である。ただ、シェアは依然高いのだが、ホップ農家の高齢化や後継者不足などにより、栽培面積は年々減少しており、昭和40年代に1,200haあった栽培面積は、平成22年には189haにまで減少している。それに伴い生産量も減少し、その傾向は近年も続いていたが、東北でも最大の生産量を誇る岩手県のデータを見てみると、昨年の生産量は116tと前年の101tより約15%増となり、回復の兆しが見えることは喜ばしいことである。

 第71号ではホップを地域づくりの資源として活用する動きについても取り上げたが、そうした結果、ホップ産地を自任する地域同士の競争も起きつつあるようである。これまでホップ生産量日本一の市町村は長らく岩手県遠野市であったが、昨年これを秋田県横手市が逆転し、「生産量日本一」の地であることを前面に出してPRを行っている。

 今年は遠野のホップを通じたまちづくりに着目して、8月25、26日に開催されたホップの収穫を祝うイベントである「遠野ホップ収穫祭」、10月20日に開催されたその年取れたホップで造ったビールを楽しむイベントである「フレッシュホップフェスト in 遠野」に参加したが、いずれも大いに盛り上がっていた。特に「フレッシュホップフェスト in 遠野」は、昨年までは「遠野産業まつり」の中の一イベントとして開催されていたが、今年は単独のイベントとして別の日程で開催された。そうしたことからもこの、ホップにかける地元の人たちの思いが伝わってきた。

 その折に紹介していただいたが、遠野には昨年2名の若者がホップ栽培を志して首都圏から移住した。横手にも同様の事例があるという。地元だけでなく、遠野や横手という地域、ホップという資源の魅力に惹かれて他の地域から名乗りを上げる人が出てくるのはとてもありがたいことである。とりわけ、昨今クラフトビールが注目を集めるにつれ、その風味や香りに決定的な影響を与えるホップにも関心が注がれている。東北が誇る、華やかな香りを特徴とするホップを作ってみたい、あるいはこのホップを使って独創的なビールを造ってみたい、という人がこれからもどんどん東北に集まってくるといいなと思う。

国内産ホップだからこそできる使い方
 こうした「ホップを通じたまちづくり」にCSV活動の一環として積極的に関与しているキリンビールが主催する「IBUKI BREWER'S MEETING」が今年も10月29日にキリンビール仙台工場で開催された。「IBUKI」というのは遠野や横手などでキリンビールとの契約で栽培されているホップの品種である。同じ東北でも、青森や岩手県北でサッポロビールとの契約で栽培されているホップは「ホクトエース」という別の品種である。ただ、国内全体の生産量のうち、キリンビールはその70.0%を買い入れており、次いでサッポロビールが24.1%、アサヒビールが5.6%、サントリーが1%未満と、国内産ホップに占めるキリンビールの存在は殊の外大きいと言える。

 キリンビールは東北で取れたこの「IBUKI」ホップを100%使ったビールを、毎年秋に「キリン一番搾りとれたてホップ」として限定発売している。そこには国産ホップならではの使い方がある。ホップという作物のうち、ビールに使用するのはその雌花だが、それは放っておくとどんどんしぼんで枯れてしまう。そこで普段は乾燥させて粉末にしたものをペレットと呼ばれる塊にして使用するのだが、乾燥のために熱を用いた時点でホップに含まれる数百と言われる香りの成分のいくつかは揮発してしまう。

 そこで、東北で取れたこの「IBUKI」ホップは収穫と同時に生のまますぐに急速冷凍され粉砕されるのである。こうすることで、新鮮なホップの香りをそのまま閉じ込めることが可能となる。ビール醸造時にはこの凍結・粉砕させたホップを使用するが、そうして出来上がったビールは普通のビールと比べて、非常に香り立つビールとなる。これは、普通の一番搾りと「一番搾りとれたてホップ」とを飲み比べてみると実によくわかる。鼻に抜ける香りが全然違う。こうした収穫して即冷凍という工程が取れるのも、国内で栽培しているホップだからこそで、輸入ホップで同じようなことをやろうとしてもコストの面からとても不可能とのことである。

 国産ホップというと、これまで華やかな香りなど卓越したメリットはあるものの、輸入ホップに比べた場合の価格の高さや安定数量の確保の難しさなど、使用する点で課題とされる面があったのだが、現地でそのよさをフルに活かした加工がしやすいといったメリットに着目することで、これまでにない価値を提供することができるようになったわけである。

ホップに関係する人たちが一堂に会する場
 第47号でも書いたが、キリンビールの偉いところは、この素晴らしい「IBUKI」ホップを自分のところだけで使うことをやめ、東北を中心としたクラフトビール醸造所にも卸すことにしたことである。これは英断といってもよいと思う。同業他社を競争相手として排除するのではなく、共にビールシーンを盛り上げる「協創」相手としてコラボレーションする方向に舵を切ったと見ることもできる。

 「IBUKI BREWER'S MEETING」はこのホップを中心に、生産者、醸造者、提供者、消費者が一堂に会して、「IBUKI」ホップをめぐる取り組みについて共有すると共に、今年取れた「IBUKI」ホップを使って東北のクラフトビール醸造所が腕を競って造ったビールを東北の郷土料理と一緒に味わう、というイベントで、昨年から開催されている。

 今回参加したのは、横手の大雄ホップ農協、遠野ホップ農協、江刺ホップ組合の方々、遠野でホップを通じたまちづくりを手掛ける「BEER EXPERIENCE」、横手でホップを通じたまちづくりを手掛ける「よこてホッププロジェクト」の方々、「いわて蔵ビール」を造る岩手県一関市の世嬉の一酒造、「遠野麦酒ZUMONA」を造る岩手県遠野市の上閉伊酒造、「あくらビール」を造る秋田市のあくら、「仙南クラフトビール」を造る宮城県角田市の加工連、「やくらいビール」を造る宮城県加美町の加美町振興公社、キリンビール系のクラフトビール醸造所であるスプリングバレーブルワリー、仙台市内でクラフトビールを提供する飲食店9店、そして我々のようなビール好きの消費者50名であった。

 このようなビールに関する様々な立場の人が一堂に会する場というのも貴重な場である。ビールのイベントに行けば醸造者とは会えるし、飲食店に行けば飲食店の店主には会える。ホップ畑を訪ねていけば生産者にも会えるかもしれない。しかし、そうした関係する人たちが同時に同じ場所に集って、ビールを飲みながら互いに話ができる機会というのは、考えてみれば今までなかったことである。

 私にとっても、東北のクラフトビールの造り手の方々や仙台市内の飲食店の方々とはお蔭様で顔見知りだが、ホップを作っている方々と直接お話をして、その込められた思いに触れるというのは本当に貴重な機会であった。しかも、つくづく感じたのは、「東北のホップで造ったビールは実にうまい!」ということであった。それはもちろん、東北のホップのよさ、それを最大限に引き出す使い方、ホップの作り手、ビールの造り手の思い、それらが見事に融合した結果の賜物であろう。

 会場では、東北のクラフトビール醸造所5社のビール、スプリングバレーブルワリーのビール、そしてキリンの「とれたてホップ一番搾り」の計7種類の「IBUKI」ホップを使ったビールが味わえたが、どれもそれぞれに個性がありながら、そのどれもがまた美味しかった。こうしたビールを味わえるのは同じ東北にいる者として、本当に嬉しいことである。個人的には、東北のホップ生産量がこれからも上昇に転じて、この素晴らしいホップを使ったビールが秋の一時期だけではなくて、年中飲めるようになれば、そのビールを目当てに各地から東北を訪れるビール好きも増え、まさにホップを通じた地域づくりにも弾みがつくのではないかと期待している。

「IBUKI」ホップを使ったビールを味わう方法
 さて、この「IBUKI」ホップを使ったビールを味わう最も簡単な方法はスーパーか酒屋で「一番搾りとれたてホップ」を缶か瓶で購入することだが、この時期東北の飲食店でキリンビールを扱っているところではこのビールを樽生で提供していることも多い。缶と瓶は全国で購入できるが、樽生で飲めるのは東北だけである。これまた貴重である。

 また、東北の地ビール醸造所が造った「IBUKI」ホップを使ったビールは、全国各地のビアバーなどで飲める。東北では、青森県弘前市にある「デギュスタ」、青森県十和田市にある「奥入瀬麦酒館」、岩手県遠野市にある「遠野醸造TAPROOM」、岩手県平泉町にある「ザ・ブリュワーズ平泉」、秋田県仙北市にある「田沢湖ビールレストラン」、仙台市にある「アンバーロンド」、「クラフトマン仙台」、「クラフトビアマーケット仙台国分町店」、宮城県加美町にある「レストランぶな林」などで味わえる。「IBUKI」ホップを使ったビールは「一番搾りとれたてホップ」も含めていずれも限定醸造であり、なくなり次第終了となる。「東北の恵み」である東北産ホップを使ったビール、ぜひ今のうちに味わってみていただきたい。


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2019年01月30日

東北には住みたくない?(「東北復興」紙への寄稿原稿)〜私的東北論その111

 昨年10月16日に発行された「東北復興」第77号では、Jタウン研究所の「2018年版・都道府県別調査」のアンケート結果について取り上げた。宮城と福島を除く東北の4県が、軒並み最下位近辺にランクされるという結果だった。
 以下がその全文である。


東北には住みたくない?

 Jタウン研究所が「どの都道府県に住んでみたいですか?【2018年版・都道府県別調査】」と題したアンケート調査の結果を10月5日に公表した。この調査は今年の1月11日〜10月2日までの265日間実施したもので、全国の3,714人が回答した。なお、同研究所は2015年にも同様のアンケートを行っているが、その時の調査期間と今回の調査期間は異なっており、回答を寄せた人数も全く異なっているため、今回は前回の調査結果との比較はしないことにする。

住みたい都道府県の上位は
 今回の調査で、住んでみたい都道府県の第1位となったのは岡山県で、全体の6.6%に当たる245票を獲得してダントツの一位だった。次いで、第2位が沖縄県(188票、5.1%)、第3位が東京都(115票、3.1%)、第4位が北海道(109票、2.9%)第5位が同率で神奈川県と福岡県(107票、2.9%)という結果であった。

 岡山県の人気ぶりは、移住者の多さにも現れている。同研究所の記事の中でも紹介されているが、山陽新聞によると、16年度に県外から岡山県に移住した人は前年度比919人増の1845世帯、2773人であり、これは3年連続で増加しているとのことである。

 岡山県への移住が多い理由については、県内の各市町村窓口が転入者向けに行ったアンケートでは、「災害が少ない」や「気候が温暖」を挙げる回答が多かったという。また、特徴的なのは、県庁所在地である岡山市にだけ移住者が偏るのではなく、他の都市にも分散しているということである。転入者数は岡山市が396人で最も多いが、倉敷市にも307人、井原市にも217人が移住していることが明らかになっている。

 岡山県に次ぐ2位の沖縄県、3位の東京都、4位の北海道は、他の調査でもたいてい上位に顔を出す「常連」の都道府県である。5位には神奈川県と福岡県が同票数で並んでいるが、この両県はいずれも大都市を擁する県の強みが現れているように見える。

東北の4つの県が
 同研究所の記事では上位5つと下位5つの都道府県のみが紹介されているが、逆に住んでみたい都道府県のワーストを見てみると、第42位が和歌山県(22票、0.6%)、第43位が同率で青森県、岩手県、群馬県(19票、0.5%)、第46位が同率で秋田県と青森県(18票、0.5%)というものであった、下位5県の中に何と、東北の4県がランクインしているという残念な結果になっているのである。これはいったいどうしたことだろうか。

 同記事では、「沖縄県や北海道といった自然環境で強みを持ち県が人気を集める一方、都心からの近さや交通アクセスの便利が『住みたい』と思わせる大きな要因なのかもしれない」、「10位までには大阪府や埼玉県、千葉県もあることから、自身の就業状況を踏まえた現実的な考えから、大都市の近郊を選択した読者が多かったのかもしれない」と分析している。回答した3,714人の属性は不明なので、確かにこのように推測するほかはないのだろうし、この3,714人が統計的に日本全国の全人口の忠実なサンプルとなっているわけでもないので、あまり深刻に真に受ける必要もないのかもしれないが、少なくともとある集団が投票した中で、東北六県のうち4つもの県が下位に沈んだというのはやはりそれなりに気になる結果ではある。

福島県の奮闘ぶり
住みたい都道府県2018 残りの2県、宮城県と福島県であるが、記事中ではどこにランクインしているか不明だったので、得票数のデータを基に、全都道府県のランキングを表にしてみた。その結果、宮城県は京都府と並ぶ13位、福島県は新潟県、徳島県と並んで28位にランクインしていることが分かった。

 宮城県が上位にランクインしている理由は、その前後に京都府や兵庫県や愛知県や埼玉県、千葉県がランクインしているのと同じ理由であろう。すなわち、いずれも政令指定都市という大都市を擁する府県であるということである。

 福島県が28位に入っているのは、東北の他の4県が最下位周辺にある中で健闘と言ってよいのではないかと思う。そして、この結果からは、少なくとも今回投票した3,714人の中では、という限定付きではあるが、「住みたい」都道府県を考えた場合に、福島県に対するネガティブな見方は概ね解消していることが窺える。

 言わずもがなのことだが、東日本大震災に伴う福島第一原発事故の負の影響に福島県はこれまで嫌と言うほど苦しめられてきた。その影響はもちろん今も色濃く残ってはいるが、今回の調査結果からはその負の影響がそれほど大きくなくなってきているように見える。これは朗報に違いない。

 もちろん、現在でも福島第一原発の立地していた大熊町、双葉町は依然帰還困難区域である。避難指示が解除された自治体でも住民の帰還が思うように進んでいない現実も厳然としてある。にもかかわらず、福島県に「住みたい」と推す票は、全都道府県の中で中位にあるのである。東北の4県が下位に沈んだのは残念だったが、この福島県のことだけは今回の調査でよかったと言えることである。

 では、何が福島県と他の4県の間を分けたのか。もちろん、福島県は東北では最南端で、関東地方に接していて、東北の中でも首都圏と最も近い距離にあるという「地の利」はあるに違いない。しかし、それだけで原発事故による負のイメージを乗り越えることは不可能だったに違いない。福島県にあったのは、これ以上ない危機意識とそれに基づく具体的なアクションだったのだろう。「まちおこし」どころか「まちのこし」から始めなければならなかった震災後。福島県の人たちは自分たちの故郷を残すために必死の努力をした。そしてそのことを全国に向けて一生懸命発信した。良くも悪くも福島県は震災後注目を集めたが、それはそれだけたくさんの情報が全国に向けて発信されたということでもある。故郷のために粉骨砕身の努力を続ける現地の人々、海の幸、山の幸の豊富な恵み、変化に富んだ豊かな自然、そうした情報が他の都道府県に比べて多く発信されたことによって他地域の人たちの福島県に対する親近感が増し、それが「住みたい」という票の上積みにつながったのではないかと思われるのである。

岡山県の取り組みに学ぶ
 岡山県の取り組みも参考になる。岡山県への移住者の多さは決して、「自然災害が少ない」といった理由から来るだけではない。岡山県はもちろん、岡山市、和気町など県内の自治体のサイトでも移住・定住支援のページがかなり充実している。岡山県は東京都内のみならず大阪市内にも「IJU(いじゅう)アドバイザー」という専門の相談員を常駐させ、岡山県内への移住を検討している人に対してフェイストゥフェイスで相談に乗っている。移住・定住に関するイベントも定期的に開催している。このことに象徴されるように、力の入れ具合が他の都道府県に比べて際立っているように見える。

 そして、先ほども少し紹介したが、岡山県への移住は決して都市部だけで進んでいるのではない。これもすごいところである。例えば山陰地方との境にある山あいの村、西粟倉村などは既に人口の約1割が全国各地からやってきた移住者とその家族で、それによって子どもの数が増えてきているという。

 同村では、周辺自治体との合併をしない選択をし、面積の約95%を占める森林を「誇れる財産」と位置付けて、森に興味を持つ人の移住を募った。移住者の多くは村内で起業し、地域内にお金を落とす仕組みも回り始めた。そのような情報を全国に発信することでさらに移住を希望する人に訴求するという循環もできてきた。

 このような取り組みは、同様の山間地を多く抱える東北各県でも大いに参考にできるのではないかと思われる。この連載で何度も触れてきたことであるが、やはり基本は自分たちの地域の強みは何か、魅力は何か、を探し、見つけ、磨いて、それを果敢に発信していくことである。

移住・定住促進に向けた県の役割の大きさ
 加えて、県の役割も重要であると思われる。岡山県では自らを、県全体で降水量が少なく日照時間が長いことから「晴れの国おかやま」と呼び、それに則って上手にイメージづくりをしている。その「晴れの国おかやま」の下で、それぞれの市町村が特色ある魅力をPRしているという構図である。移住・定住促進を考える際に、個々の市町村の取り組みだけではなく、都道府県が統一された全体のイメージをつくっていくことが求められる。

 もちろん、東北各県は自然環境の豊かな土地柄ではあるが、それだけにイメージをつくるといった場合にも、そのことに頼り過ぎるきらいがある。それはそれとして当然PRしていく必要はあるが、それ以外の魅力をPRすることが必要である。

 例えば、秋田県はよく知られていることだが、小中学校の全国学力テストで1位も含め上位にランクインする常連県である。17年度の調査では小中学生の自己肯定率も全国一高い。また、刑法犯認知件数や重要犯罪認知件数、性犯罪認知件数などはいずれも全都道府県中最も低い。こうしたことから、秋田県は安心して子育てができる、しかも子どもの学力を伸ばせる県だとPRすることもできよう。このように、様々なデータから、他の都道府県にない魅力を抽出することはまだまだ可能なはずである。

 その意味で言うと、東北六県の中で一番心配なのは、実は宮城県である。今回のランキングでも上位にランクインし、実際、震災後東北各県からの移住が増えて仙台圏を中心に人口が増加している。それだけに、東北の他県よりも危機感が薄いのではないかと危惧されるのである。そしてまた、宮城県の弱みは仙台市の知名度頼みの部分が大きいということである。仙台市を除いて考えた場合に宮城県にどんな魅力があるのか、今のうちにもっと真剣に考えた方がよい。そして、仙台市なしでも宮城県の他にない魅力をPRしていけるよう、今のうちから準備しておくべきである。

 当然ながら、宮城県も手をこまねいて見ているわけではない。宮城県でも東京都内にみやぎ移住サポートセンターを設置し、移住を検討している人の相談に乗っている。県のサイトでは、県内各市町村の該当ページにもリンクも張っている。移住・定住推進広報パンフレットや移住定住支援ハンドブックも作成している。ただ、そのキャッチフレーズが、「すべてに『ちょうどいい』と感じられる」いうことでの「ちょうどいい、宮城県。」ではインパクトに欠ける感がある。もちろん、情報発信はやりながら、反応を見ながらブラッシュアップしていくべきものであるわけで、今後に期待である。

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2019年01月19日

東北各地のビールイベント2019年版(※6/16更新)〜東北で地ビールが飲める店 番外編その38

  2019年も東北各地で開催されるであろうビールイベントが多数ある。例によって県ごとにリストアップし、詳細が分かり次第追記していく。


 仙台市内 

(終了)Brasserie Lloyd 1ST Anniversary PARTY
日時:2019年1月27日(日)15:00〜22:00 21:30 ラストオーダー
場所:Brasserie Lloyd(ブラッスリー・ロイド)(仙台市青葉区大町2-14-11-2F、TEL022-797-2246)

ベルギービールの専門店、ブラッスリー・ロイドの1周年記念パーティ。今年のテーマは「大瓶をシェアする文化を広めたい」で、大瓶のビール8種類とシークレットビールを500円〜で提供するとのこと。ドリンクチケット3杯分+フード付きで、一度でもご来店したことのある人は3,500円で、初めて来店する人は3,800円である。


(終了)裏ハブの日
日時:2019年2月8日(水)16:00〜24:00
場所:HUB仙台名掛丁店(仙台市青葉区中央1-7-6西原ビル1F、TEL022-722-8682)、HUB仙台一番町四丁目店(仙台市青葉区一番町4-4-33トレンドビル1F、TEL022-217-8682)、HUB仙台マーブルロード店(仙台市青葉区一番町3丁目5-24テークビル1F、TEL022-216-5828)

2月8日は「8(ハ)2(ブ)の反対」で「裏ハブの日」ということで、例年16時から閉店時刻まで、全てのドリンクが半額となっていたが、今年は「終日ハッピーアワー」とのことである。とすると、ハブエールやギネスはパイントで150円引き、一番搾りやハイネケンは100円引きに留まる。(1/28修正)


(終了)5周年企画 Beer 3 Days
日時:2019年2月19日(火)〜21日(木)17:00〜1:00
場所:麦酒食堂3F-22(仙台市青葉区二日町14-10 八百吉ビル3F、TEL022-302-7933)

麦酒食堂3F-22の周年イベント。今年は期間中の3日間、ヒューガルデン・ホワイトが1mL当たり1円となる。(2/5修正)


(終了)ベルギービールダボス25周年イベント
日時:2019年3月11日(月)〜16日(土)17:00〜23:30LO
場所:ベルギービールダボス(仙台市青葉区青葉区一番町1-6-19、TEL022-211-6816)

仙台で25年の歴史を誇るベルギービールバーの老舗ダボスは、毎年3月上旬から中旬のうちの1週間あまり、周年イベントを開催している。イベント期間中は、通常1,000円以上するベルギービールの樽生4種類がどれも1杯なんと500円で飲める。今年は3月11〜16日の開催と決まった。また、今年は25周年という節目の年であるので、時期は未定ながら周年祭第2弾も企画中とのことである。(2/20修正)


(終了)第3回食べて応援しよう! in 仙台
日時:2019年3月16日(土)10:00〜16:00、17日(日)10:00〜15:00
場所:勾当台公園市民広場(仙台市青葉区国分町3丁目7)

被災3県(岩手県、宮城県、福島県)の農林水産物や食品が出店され、販売されるイベント。やくらいビールが出店し、樽生が4種類飲める他、いわて蔵ビールも出店し、樽生ビールの飲み比べができる。(3/15修正)


(終了)東北魂ビール「春霞」6TAP同時開栓
日時:2019年4月7日(日)15:00〜0:00
場所:CRAFT BEER MARKET 仙台国分町店(仙台市青葉区国分町2-1-12瀬戸勝ビル1F、TEL022-796-6366)

東北のクラフトビールブルワリー7社とスプリングバレーブルワリーの計8社が参加する「東北魂ビールプロジェクト」は今回、ブルワリー毎の特徴や製法のこだわりの違いを楽しむという趣旨で、8社で同じ「春霞IPA」を醸造したが、そのうちの仙南クラフトビール、やくらいビール、いわて蔵ビール、秋田あくらビール、遠野麦酒ズモナ、田沢湖ビールの6種類の「春霞IPA」が同時に開栓される。当日は飲み比べセットも用意される。
(4/10修正)


(中止)ブッチャー・リパブリックお花見2019 IN 榴ヶ岡公園
日時:未定
場所:榴岡公園(仙台市宮城野区五輪1丁目)

一昨年から開催されている「デリリウムカフェ仙台」のお花見イベント。昨年は4月11日に開催され、ベルギービール10種類が飲み放題で軽食もついて、参加費は税込で当日2,500円、前売りはグラス無し2,000円、グラス付2,500円だった。デリリウムカフェから「ブッチャー・リパブリック」に代わった今年も引き続き開催する方向とのことであったが、人員確保の関係で今回の開催は見送ることになったとのことである。(4/1修正)


(終了)あきうクラフトフェア「手ん店」
日時:2019年4月13日(土)10:00〜17:00、14日(日)10:00〜16:00
場所:あきう・木の家ロッジ村(仙台市太白区秋保湯本字馬乙2-1)

今年で4回目となる、秋保温泉にあるロッジ村を仮想店舗に見立ててクラフトやフードのお店が軒を連ねるイベント。今年も森民酒造のブースで、「穀町エール」も樽生で飲める。(3/18修正)


藤崎ビアガーデン2019
日時:2019年5月29日(水)〜9月16日(月)16:00〜21:30(20:10最終受付)
場所:藤崎本館屋上(仙台市青葉区一番町3-2-17、TEL022-261-5111(6662))

毎年開催されている恒例のビアガーデン。今年はスーパードライや黒ビール(恐らくドライブラック)の他に「クラフトビール」も樽生で飲めるとの記載があるが、銘柄は不明。90分食べ放題飲み放題で3,600円。月水は無料で30分延長、月〜木は17:00まで300円引き、藤崎で購入したドリンクも持ち込み自由である。(5/26修正)


2019三越本館屋上ビアガーデン
日時:2019年5月24日(金)〜9月8日(日)17:00〜21:00(※7,8月は〜22:00)
場所:仙台三越本館屋上(仙台市青葉区一番町4-8-15、TEL022-221-5359)

毎年開催されている恒例のビアガーデン。2時間3,800円、フリータイム4,000円、アーリータイム(17:00〜18:30)2,700円、レイトタイム(5,6,9月19:30〜、7,8月20:30〜)2,700円、BBQ付のガーデンプランもある。ビールはスーパードライとそのエクストラコールドだが、プラス400円でプレミアムビールも飲み放題となり、グロールシュ・プレミアム・ヴァイツェン、アサヒプレミアム熟撰、アサヒ系列の墨田川ブルーイングの4種のクラフトビールが飲める。(5/26修正)


(終了)仙台青葉まつり 「杜の市」
日時:2019年5月18日(土)11:00〜21:00、19日(日)11:00〜18:00
場所:勾当台公園市民広場(仙台市青葉区国分町3丁目7)

仙台青葉まつりに合わせて、勾当台公園市民広場では、「旬の食材を自分で調理し振る舞うのがおもてなしの心とする」と言ったと伝えられる伊達政宗にちなんで、旧伊達藩の市町村の美味しい食べ物が味わえる「杜の市」が開催される。今年は田沢湖ビールが出店し、大崎市のブースでは鳴子ブルワリーと塩竈のアルゴンブリューイングのビールが、一関市のブースではいわて蔵ビールが、福島市のビールでは福島路ビールが飲める。(5/17修正)


(終了)13周年記念謝恩セール!
日時:2019年5月25日(土)、27日(月)〜5月30日(木)
場所:癒.酒.屋わおん(仙台市青葉区中央3-3-18新庄ビルB1、TEL022-722-0560)

5月8日で13周年を迎えた癒.酒.屋わおんで13周年記念謝恩セールが開催される。期間限定で樽詰クラフトビール8種が半額となり、
880円ビールは440円、780円のビールは390円となる。(5/25修正)


(終了)クラフトビールと餃子WEEK
日時:2019年6月4日(火)〜6日(木)開場1時間前〜試合終了
場所:楽天生命パーク宮城 スタジアム正面広場(仙台市宮城野区宮城野2-11-6、TEL022-298-5300)

例年、交流戦のホーム戦では「世界のビールと肉まつり」が開催されていたが、今年は例年ゴールデンウィークに開催されていた餃子フェアが交流戦のうち、巨人戦の3日間に開催される。東北六県の地ビール醸造所とタイアップして今年から6種類に増えた「イーグルスビール」を醸造している東北六県の醸造所の地ビール8種類が飲め、全国各地の餃子8種類が味わえる。(5/28修正)


(中止)東北オクトーバーフェスト2019
日時:未定
場所:錦町公園(仙台市青葉区本町2丁目21-1)

仙台で毎年2回あるオクトーバーフェストのうちの1回目。9月のオクトーバーフェストと比べるとこちらはドイツビールの種類が豊富で、「日本初上陸」のビールなども並んだりする。昨年は6月29〜7月8日に開催されたが、今年の開催はお台場が2回に、中野、日比谷、駒沢、天神のみで、仙台では開催しないことになったようである。(4/1修正)


ビアガーデン2019
日時:2019年6月1日(土)〜9月8日(日)17:00〜21:30(日曜16:00〜20:30)
場所:仙台サンプラザ レストランサンパステル テラス席(仙台市宮城野区榴岡5-11-1、TEL022-257-3304)

120分食べ放題・飲み放題で4,200円(税込)、前売りチケット利用で3,600円(税込)となる。20時以降の来店(日曜除く)は2,500円(税込)である。+500円でタップマルシェの4種類のビールも飲み放題となる。日曜は「わくわくHAPPYサンデー」として180分に延長される。テラス席での開催だが、雨天時は店内に移動できる。(6/13追加)


クラフトビールフェア
日時:2019年6月3日(月)〜8月31日(日)
場所:癒.酒.屋わおん(仙台市青葉区中央3-3-18新庄ビルB1、TEL022-722-0560)

毎年恒例のイベント。店主の石川さんが厳選した地ビールが飲める。今年は樽生6種類を含む30種類の東北中心の地ビールが揃う。(6/10修正)


世界のビールと肉まつり
日時:2019年7月5日(金)〜7日(日)
場所:楽天生命パーク宮城 スタジアム正面広場(仙台市宮城野区宮城野2-11-6、TEL022-298-5300)

世界のビールの樽生と瓶、それに世界の肉料理が楽しめるイベント。今年は交流戦のホーム戦ではなく、上記の日程の対日本ハム戦で開催される。昨年は約90種類のビールが楽しめ、肉料理も6店舗が出店した。(6/3追加)


(未定)ハブの日
日時:未定
場所:HUB仙台名掛丁店(仙台市青葉区中央1-7-6西原ビル1F、TEL022-722-8682)、HUB仙台一番町四丁目店(仙台市青葉区一番町4-4-33トレンドビル1F、TEL022-217-8682)、HUB仙台マーブルロード店(仙台市青葉区一番町3丁目5-24テークビル1F、TEL022-216-5828)

2月8日は「裏ハブの日」で、8月2日は「ハブの日」。どちらも、全てのドリンクが終日半額となる。看板の「ハブエール」はすぐなくなるので飲みたい人は早めの来店がおススメである。


SUMMER BEER NIGHT 2019
日時:2019年8月6日(火)〜9日(金)
場所:ホテルメトロポリタン仙台4F グランドボールルームSENDAI

スペシャルライブを聴きながら、ビールと料理を楽しむイベント。料金は8,000円で料理のチケットが4枚渡され、和食、フランス料理、中華料理の中で好きなものを選べる。ドリンクは飲み放題で、「プレミアム生ビール」の表記があるものの、銘柄等については不明。(6/10修正)


(未定)仙台七夕まつり
日時:2019年8月6日(火)〜8日(木)
場所:勾当台公園 いこいのゾーン

東北三大夏祭りの一つ「仙台七夕まつり」で、昨年は勾当台公園いこいのゾーンにやくらいビールとサンクトガーレンが出店していた。


(未定)恒例夏だ、ヴィーブルでビール祭り
日時:未定
場所:日仏食堂ラトリエ・ドゥ・ヴィーブル(仙台市青葉区本町1-10-15斉籐ビル1F、TEL022-263-2113)

日仏食堂ラトリエ・ドゥ・ヴィーブルで開催される年に1日だけのビール祭り。恒例とあるが、開催されない年もあった。ビールは数量限定で基本的にフリーで、フードはビッフェスタイル。一昨年は8月6日に開催され、ガージェリービール、仙南クラフトビール、フランスのクラフトビール「ロワレット」などが飲めた。会費は一人税別4,500円であった。(5/17追加)


ブリュッセルベルギービールセッション in 仙台
日時:2019年8月16日(金)16:00-22:00、17日(土)14:00-22:00、18日(日)14:00-21:00
場所:未定

「年に1度、仙台でベルギービールをもっとカジュアルに楽しめる日を」をコンセプトに3日間で120種類のベルギービールを愉しめる、
ブラッスリーロイドが主催して昨年初開催されたイベント。前売り券は2,500円で、ビール250ml×4杯チケットにベルジャンフリッツがついた。当日券は2枚チケットが1,300円、4枚チケットが2,500円であった。今年は8月16〜18日に昨年より規模を拡大して開催されることが決定した。(2/20修正)


(未定)ENN創業8周年フェスティバル《8th FOUNDED FESTIVAL》
日時:未定
場所:グッドビアマーケット・エン一番町店(仙台市青葉区国分町1-6-1ルナパーク一番町ビルB1F、TEL022-762-7703)、グッドビアマーケット・エン晩翠通り店(仙台市青葉区国分町2-8-12国分町Kビル5F、TEL022-224-6511)

仙台市内でグッドビアマーケット・エンを2店舗展開するENN株式会社の8周年を記念して開催されるイベント。昨年は8月19日に開催され、前売り5,000円、当日5,500円で、両店舗で合わせて11種類の樽生ビールが最大7時間飲み放題となった。


(未定)第3回仙台クラフトビールフェスティバル
日時:未定
場所:勾当台公園いこいのゾーン(仙台市青葉区本町3丁目9-2)

仙台で初めてのクラフトビールを前面に出したイベント。昨年は東北の10醸造所が出店する他、西日本豪雨の被災県の醸造所のビールも提供された。また、仙台の飲食店がビールに合うフードを提供した。8月31日〜9月2日に開催された。


日時:2019年9月12日(木)〜23日(月祝)
場所:錦町公園(仙台市青葉区本町2丁目21-1)

仙台で年2回開催されるオクトーバーフェストの「後半戦」。全体的な規模はこちらの方が大きく、昨年は10醸造所のドイツビールに加えて、東北の7醸造所の地ビールも飲め、地元飲食店のフードも楽しめた。今年は9月12日〜23日の12日間の開催が決定した。(5/14修正)


(未定)泉マルシェ2019
日時:未定
場所:泉中央ペデストリアンデッキ

ヨーロッパの朝市“Marche(マルシェ)”をテーマにしたイベント。産直・西洋野菜やアンティーク雑貨、フードやドリンクなど約150店舗が出店。海外のビールやクラフトビールを手掛ける店が出店するとそれらが味わえる。昨年は9月22日に開催された。


(未定)二日食堂
日時:未定
場所:錦町公園(仙台市青葉区本町2丁目21-1)

一昨年まで「仙台フードコンベンション」として、宮城県内の飲食店と南東北3県の生産者がブース出展し、投票によってグランプリを決定するというイベントだったが、昨年は「二日食堂」と銘打ってモデルチェンジした。9月29、30日に開催された。


(未定)みやぎまるごとフェスティバル2019
日時:未定
場所:宮城県庁1階、県庁前駐車場、勾当台公園、市民広場

昨年で19回目を迎えた、ふるさと宮城の素晴らしい「味(み)や技(ぎ)」を「まるごと」楽しめる秋の恒例イベント。やくらいビールなど宮城県内の地ビールも出店する。10月20、21日に開催された。


(未定)みなみ北海道・東北食旅フェスタin仙台
日時:未定
場所:勾当台公園 市民広場(仙台市青葉区国分町3丁目7)

函館など南北海道と北東北三県の観光PRや物産の展示販売が行われるイベント。昨年も秋田のあくらビールが出店した。11月17、18日に開催された。


(未定)Craft Beer Market 仙台国分町店 4周年 Party!!
日時:未定
場所:CRAFT BEER MARKET 仙台国分町店(仙台市青葉区国分町2-1-12瀬戸勝ビル1F、TEL022-796-6366)

昨年12月28日にクラフトビアマーケット仙台国分町店の3周年記念で開催されたイベントでは、ビールがグラス390円、パイント690円となる他、ラムチョップグリルが1本390円、肉盛スペシャルが半額の1,490円となった。


 宮城県内 

(終了)だらだら呑み会 八重山:沖縄
日時:2019年5月19日(日)13:00〜17:00
場所:TAVERNA JIRO(塩竈市海岸通り8-10、TEL022-385-6609) 

本塩釜駅近くにあるイタリアンの名店「TAVERNA JIRO」で時折開催されるイベント。毎回、オーナーシェフ自慢の料理に、地ビール飲み放題が加わる。今回のテーマは「八重山:沖縄」だが、飲めるビールが何かなどは現在のところ不明。(3/18修正)


(終了)9周年Fete de Anniveraie!
日時:2019年1月27日(日)13:00〜16:00
場所:TAVERNA JIRO(塩竈市海岸通り8-10、TEL022-385-6609)

本塩釜駅近くにあるイタリアンの名店「タベルナ・ジロ」の周年イベント。今年のテーマは「日本の洋食」で、会費は4,000円。ゲストビールは1月4日にできたばかりの、同店の並びにある「アルゴン」のペールエールとのことである。


(終了)第218回鹿島台互市
日時:2019年4月10日(水)〜12日(金)
場所:JR鹿島台駅前商店街

藩政時代の物々交換が始まりといわれ、東北各地で行われる互市(たがいち)。その中でも最大の規模と言われるのが大崎市鹿島台のJR鹿島台駅前商店街で春と秋に行われる鹿島台互市である。明治43年以来、今年で110年目、実に218回目の開催である。当日は200店以上の出店があるが、例年「やくらいビール」も出店し、樽生ビールが飲める。春は4月10〜12日、秋は11月10〜12日に開催される。


(終了)第30回活き活き田園フェスティバル
日時:2019年6月8日(土)、9日(日)
場所:美里町野外活動施設、美里町南郷庁舎前広場ほか

美里町南郷地域で毎年行われている、町の産業と農村文化を考え、発信するイベント。「長ぐつ飛ばし大会」が目玉イベントだが、昨年は町内産の小麦を使った地ビール「ビアミーモ 美」の試飲ができたが、今年は今のところアナウンスがない。(5/13修正)


(終了)おおさき食楽まつり
日時:2019年6月15日(土)、16日(日)10:30〜15:00
場所:鳴子峡レストハウス特設会場(大崎市鳴子温泉星沼13-5、TEL0229-87-2050)

鳴子峡を会場に行われるご当地グルメの祭典。昨年は50を超える出展者があり、地発泡酒「鳴子の風」を醸造する株式会社オニコウベもあり、当日は「鳴子の風」が樽生で飲めた。今年も名前があるので昨年同様と思われる。(5/13修正)


多賀城ビアサミット2019
日時:2019年7月12日(金)17:00〜20:00、13日(土)・14日(日)11:00〜20:00
場所:JR多賀城駅 南口 駅前公園

多賀城駅前で3年前から開催されているビールイベントである。一昨年からキリンと関わりのあるブルックリンラガーとよなよなエールも飲めるようになった。ビール・おつまみ前売りチケットも史都多賀城観光案内所で販売されている。(6/13修正)


(未定)醸室夏まつり週末ビアガーデン
日時:未定
場所:みちのく古川食の蔵 醸室(かむろ)(大崎市古川七日町3-10、TEL0229-21-1020)

毎年6月末から8月上旬の金曜と土曜に開催される恒例の夏祭企画。7枚綴りの当日券は3,000円で500円分(1杯分)得になっている。毎年地ビール(発泡酒)の「鳴子の風」も飲める。



屋外テントガーデンバーベQ
日時:定休日(水曜日)以外 11:00〜14:00、17:00〜21:00
場所:仙南シンケンファクトリー 屋外テント(角田市角田流197-4、TEL0224-61-1150)

毎年夏季の金土には屋外にビアガーデンが設置されてきたが、今年は曜日に関係なく、予約があれば(4名以上?)昨年初開催された屋外テントでのバーベQプランが適用される。昨年は7月13日〜10月31日の金曜夜と土曜昼に、バーベQとセットのプランで開催された。仙南クラフトビール(銘柄不明)が90分飲み放題で、JAPANXポーク300gのバーベQがついたプランが2,980円、JAPANXポークとUSビーフ合わせて300gのバーベQがついたプランが3,980円である。(6/13修正)


(未定)白浜海水浴場 復活祭 カンパイビールフェス
日時:未定
場所:石巻市北上町十三浜字白浜 白浜海水浴場

日本で唯一の「ビール神社」がある白浜地区にあり、昨年から本格再開される白浜海水浴場で初開催されたビールイベント。8月12日に開催された。
当日は「石巻日和」「穀町ビール」「やくらいビール」「巻風エール」という、宮城県内の4つの地ビールが飲めた。


(未定)ふるさと花火 in 長沼
日時:未定
場所:長沼フートピア公園(登米市迫町北方字天形161-84、TEL0220-22-7600)

年一回開催される長沼の花火大会に今年は登米市のビアバー「Fillmore」が出店し、会場では海外のビールやクラフトビールが飲めた。昨年は8月13日の開催だった。


(未定)東松島夏まつり2019
日時:未定
場所:東松島市商工会前ほか

毎年8月の第4土曜日に開催されている夏祭り。昨年は会場で、東松島市で栽培されている「希望の大麦」を使ってやくらいビールが造っている「グランドホープ」の第2弾のビールが紹介され、飲めた。


(未定)かくだ酒まつり
日時:未定
場所:仙南シンケンファクトリー(角田氏角田字流197-4、TEL0224-61-1150)

角田産梅のオリジナル梅酒、角田の地酒、そして仙南クラフトビールが一堂に会するイベントで、一昨年は11月に開催されたが、昨年は8月25日の開催で東北の地ビール12種も揃った。「かくだきき酒3酒競技会」参加費と飲み物引換券5枚がセットになった参加費が当日2,500円、前売り2,000円であった。


(未定)第34回やくらいべごっこまつり
日時:未定
場所:やくらい高原特設会場(加美郡加美町字味ケ袋薬莱原1-76)※雨天時は小野田文化会館(加美郡加美町中原南105)

加美町産和牛の焼き肉が味わえるイベント。昨年は9月9日に開催され、加美町産牛肉、野菜、タレがセットになった当日券は2,500円、前売り券は2,000円、3名グループ券5,500円、6名グループ券10,000円であった。やくらいビールの割引券も発行された。


(未定)MARUVELO(マルベロ) a marumori
日時:未定
場所:齋理屋敷(伊具郡丸森町字町西25、TEL0224-72-6636)

「自転車と旅とアート」をテーマとしたイベント「マルベロ」が丸森町で一昨年初開催された。昨年は10月7日に開催され、マーケットブースには「アンバーロンド」が出店して、ヨーロッパの樽生ビールと瓶ビール、餃子が味わえた。


第219回鹿島台互市
日時:2019年11月10日(日)〜12日(火)
場所:JR鹿島台駅前商店街

藩政時代の物々交換が始まりといわれ、東北各地で行われる互市(たがいち)。その中でも最大の規模と言われるのが大崎市鹿島台のJR鹿島台駅前商店街で春と秋に行われる鹿島台互市である。春に続いて、明治43年以来、今年で110年目、219回目の開催である。当日は200店以上の出店があるが、例年「やくらいビール」が出店し、樽生ビールが飲める。毎年11月10〜12日の開催である。


 福島県内 

(終了)BEER博 IWAKI '19
日時:2019年5月3日(金)〜5日(日)13:00〜22:00
場所:磐城平城本丸跡地(いわき市平字旧城跡28番地)

3年前の9月に初めて開催されたいわき市初のビールイベント。一昨年は7月に開催され、昨年は9月に開催されたが、今年は5月3〜5日の開催が決まった。昨年は32醸造所の80種類超のビールが飲めた。今年は、前売り入場チケットが店舗販売の場合、1ドリンク付きの通常版が1,000円、

「1+10ドリンク付き」の特別版が5,000円である。通常版はチケットぴあでも1,200円で購入できる。1ドリンク付きの当日入場チケットは1,500円である。(3/26修正)


(終了)出張ビア博 in Cabinet + enva!
日時:2019年5月19日(日)15:00〜19:00
場所:enva(いわき市平谷川瀬2-6-4、TEL0246-68-6846(ハコプラスデザイン))

ハコプラスデザインが企画・運営する一日限りの小さなお祭り「Cabinet」が、築50年の古い建物をリノベーションして人が集い縁がつながる場を作る「enva」とつながった新企画「Cabinet +enva(キャビネットプラスエンバ)」に、「ビア博いわき」が出店する。15:00〜19:00の「夜の部」の間、9種類の地ビールがレギュラー500円、3種飲み比べ1,000円で飲める。(5/17追加)


(終了)東北絆まつり福島
日時:2019年6月1日(土)10:00〜18:00、2日(日)10:00〜17:00
場所:福島市役所西側駐車場、JRA福島競馬場、福島大学附属小学校、福島第二小学校、新浜公園など

震災後に始まった東北六魂祭は、東北六県を一巡して終了したが、一昨年からその後継イベントとして「東北絆まつり」が開催されている。一昨年の仙台、昨年の盛岡と、東北の地ビールがかなり充実していたが、今年もまず、メイン会場(福島市役所西側駐車場)の「WAKUWAKUメイン広場」の秋田市のブースでは「地ビール」(恐らくあくらビール)が飲める。また、サブ会場(福島第二小学校)の「東北グルメ広場」には田沢湖ビールが出店する。そして、サブ会場(新浜公園)の「福島うまいもの広場」には地元のみちのく福島路ビールを始め、遠野麦酒ZUMONA、やくらいビールが出店する。(5/26修正)


(中止)アティ郡山屋上「ツインビアガーデン」
日時:未定
場所:アティ郡山屋上(郡山市駅前1-16-7、TEL024-932-1104)※受付は8F

郡山駅前のアティ郡山で開催される屋上ビアガーデンで、一昨年から2店舗から選べる「ツインビアガーデン」となった。今年は耐震補強工事に伴い、休業となることになった。


日時:2019年6月14日(金)〜7月4日(木)9:30〜19:00
場所:福島県観光物産館(福島市三河南町1-20 コラッセふくしま1F、TEL024-525-4031)

福島県内の5醸造所のビールが揃うイベント。1杯500〜700円で飲める。福島牛や川俣シャモなどビールに合うおつまみも販売される。(6/16追加)


(終了)大宴会 in 南会津 2019
日時:2019年6月15日(土)11:30〜20:00
場所:会津山村道場うさぎの森オートキャンプ場(南会津郡南会津町糸沢西沢山3692-20、TEL0241-66-2108)

南会津で行われる年に一度の音楽祭で、飲食ブースや物販ブースも充実している。昨年に続き、今年も「南会津マウンテンブルーイング」が出店し、オリジナルビール「大宴会コーヒーエール」を販売する。入場料は、店舗販売5,000円、イープラス5,500円である。(5/14修正)


(終了)第6回会津高原チロリアンフェスタ
日時:2019年5月18日(土)、19日(日)
場所:たかつえスキー場エリア(南会津郡南会津町高杖原535、TEL0241-78-2220)

毎年会津高原たかつえのペンション村「チロリアンビレッジ」で行われる「チロリアンフェスタ」、その一環でドイツやチロル地方の民族衣装であるディアンドルのお祭りが開催される。チロリアングリルが1,000円で食べられ、レーベンブロイが樽生で飲めた年もあったが、今年はビールに関連した企画はなさそうである。(5/17修正)


(未定)赤べこビアガーデン
日時:未定
場所:星野リゾート磐梯山温泉ホテル(耶麻郡磐梯町大字更科字清水平6838-68、TEL0242-74-5100)

 昨年7月2日〜8月31日に開催された、会津地方の郷土玩具「赤べこ」をテーマにしたビアガーデン。赤べこをテーマにした空間で、赤べこの恰好をしたスタッフが赤べこの形をした「赤べこビアサーバー」を背負い、ビールをサーブして回った。猪苗代ビールが飲めた。(6/14追加)


(未定)プレ・ビアフェスふくしま in ホテル辰巳屋
日時:未定
場所:ホテル辰巳屋(福島市栄町5-1、TEL024-522-5111)

翌週のビアフェスふくしまのメインイベントに先立って、昨年はその前の週の土日に、福島駅前のホテル辰巳屋を会場に、プレイベントが開催された。国内外のビール20種類が3時間飲み放題で、前売り3,000円、当日3,500円であった。


第3回天栄村 ブリティッシュヒルズ ふれあいデー
日時:2019年7月6日(土)13:00〜16:00
場所:ブリティッシュヒルズ マナーハウス前コートヤード(岩瀬郡天栄村大字田良尾字芝草1-8、TEL0120-131-386)

 天栄村にある「ブリティッシュヒルズ」で開催される「飲んで食べて英国と天栄村の魅力を再発見」するためのイベント。今年は、一昨年完成した「ブリティッシュヒルズプライドブロンドエール」に加え、那須高原ビール2種も無料で提供される。天栄村特産の長ネギを使った英国料理、「ウェルシュレアビット」やローストチキンなどのフードも無料で提供される。天栄村特産品の販売やお楽しみ抽選会なども行われ、JR新白河駅から無料送迎バスも運行される。(6/5修正)


ビアフェスふくしま 2019
日時:2019年7月19日(金)15:00〜20:00、20日(土)10:00〜20:00、21日(日)10:00〜19:00
場所:中合ツイン広場(福島市栄町5-1)

福島の食材を使った料理と、日本と海外の地ビールが楽しめる今年で12回目となるイベント。昨年は90銘柄
以上のビールが揃った。国内銘柄は1杯(340ml)500円で、海外銘柄が1杯600円である。私が唯一、毎年飲む側ではなく、ボランティアとして飲んでもらう側に回るイベントでもある。今年は会場も福島駅東口近くの、元の中合ツイン広場に戻るとのことである。(6/9修正)


(未定)ベルヴィ郡山館ビアパーティー
日時:未定
場所:ベルヴィ郡山館

郡山市内の結婚式場ベルヴィ郡山館で開催されるビアホール。一昨年は8月1日から31日に開催され、世界各国のビールが飲めた。料理のテーマは「アジアン・インスパイヤード・キュイジーヌ」で、タイを中心に東南アジア各国をイメージした創作料理が味わえた。料金は5,000円であった。


(未定)会津田島祇園祭
日時:未定
場所:田出宇賀神社・熊野神社(南会津郡南会津町田島宮本甲629)ほか

日本三大祇園祭の一つである、南会津町の会津田島祇園祭に、昨年は南会津マウンテンブルーイングが出店した。祇園祭オリジナルのビール2種を含め、10種のビールが飲めた。7月22〜24日の開催であった。


サマーフェスタ 2019<ビール祭>
日時:2019年7月24日(水)〜26日(金)17:00〜21:00、27日(土)、28日(日)15:00〜21:00
場所:開成山公園 自由広場(郡山市開成1丁目5)

郡山市で開催される大手メーカーのビールのみのイベントだが、今年で25回目を迎えるという歴史と、5,000人収容の会場規模は東北屈指である。前売券2,000円、当日券2,500円で、入場料とビール引換券2枚と1,000円分の金券がつく。今年は7月24〜28日に開催される。(6/9修正)


(未定)第50回福島わらじまつり
日時:2019年8月3日(土)15:00〜21:00、4日(日)10:00〜21:00
場所:中合福島店(福島市栄町5-1)1Fピロティ

8月3、4日の福島わらじまつりの期間中、ビアフェスふくしまの実行委員会は中合のピロティにて、日本の地ビールや海外のビールを販売した。特製ウィンナーや福島ならではの桃100%のかき氷「ピーチクラッシュ」もあった。


(未定)一日限りの復活祭!ビアガーデン
日時:未定
場所:グリーンホテルミナト(南会津郡南会津町田島西番場甲367、TEL0241-62-3711)※雨天時は南会津役場

かつてグリーンホテルミナトの屋上で開催されていたビアガーデンを「南会津ワカモノ会議」が主催して1日限定で開催した。8月11日に開催され、南会津マウンテンブルーイングの樽生ビールが飲め、ビールの購入者はご当地グルメ「南会津トルティーヤ」が100円引きで購入できた。


(未定)ぐるぐるめぐる交流フェスタ in あぶくま洞
日時:未定
場所:あぶくま洞特設広場(田村市滝根町菅谷東釜山1)

その鍾乳石の数と美しさから、全国でも有数の鍾乳洞として知られる 「あぶくま洞」で開催される、県内外からご当地グルメ、名物グルメが大集結する食のイベント。昨年は8月18、19日に開催され、例年通り猪苗代地ビールが出店した他、川内村観光協会が出店し、「ソバガルデン」も飲めた。


(未定)京都醸造イベント
日時:未定
場所:時さえ忘れて(会津若松市栄町1-40-2F、TEL0242-22-0530)

会津若松市内で常時クラフトビール2種が樽生で飲める隠れ家的バーである「時さえ忘れて」で、京都の新進気鋭の醸造所である「京都醸造」のイベントが開催された。9月23日に開催され、この日のために樽生のタップを3種に増設する他、京都醸造のスタッフがその樽生をサービングし、通常現地でしか購入できないボトルビールもお目見えした。


(未定)ふくしまバーガーサミット in 桑折 2019
日時:未定
場所:桑折町ふれあい公園(伊達郡桑折町大字上郡字弁慶20)

東北六県と福島の隣接県である栃木・群馬の地元の食材を活かした「ご当地バーガー」が一堂に会するイベント。昨年は10月7日に開催され、地ビールも飲めた。


(未定)マジカルフェスティバル2019
日時:未定
場所:福島さくら遊学舎(田村郡三春町大字鷹巣字瀬山213番地、TEL0247-61-6345)

「アニメ・マンガを中心とした、本気で遊ぶ文化祭」である「マジカル福島」の一環として昨年は10月6、7日に三春町内の「福島さくら遊学舎」で「マジカルフェスティバル」が開催された。会場には「ご当地屋台・企業出展ブース」も設けられ、福島県内、地元の名物などをそろえた飲食屋台が出店し、猪苗代ビールが出店した年もあった。


 山形県内 

(未定)BeerMeeting

日時:未定
場所:BeerStorage(山形市七日町2-7-30藤ビル1F、TEL023-625-2232)

時折開催される、世界の様々なビールを楽しむイベント。珍しい銘柄が楽しめる。フードもついて会費は5,000円で、要予約である。


(未定)クラフトビールの会、略して"クラビ会"
日時:未定
場所:THE ARCHIGRAM British Pub & Cafe(ジ・アーキグラム・ブリティッシュ・パブ&カフェ)(山形市十日町2-1-35、TEL023-622-7570)

時折開催される、海外のビールや地ビールなど、毎回テーマを決めて様々なビールが味わえる、以前「(仮)クラフト・地ビールの会」と称していたイベント。会費はフード付きで3,000円である。


(終了)【第7回!】CRAFT BEER会!
日時:2019年3月14日(木)19:00〜
場所:CRAFT BEER BAR JAMPY(酒田市中町2-1-11、TEL0234-31-8788)

酒田市にある「CRAFT BEER BAR JAMPY」で2カ月に1回開催されるビールイベントで、樽生ビールとボトルビールがそれぞれ2、3種ずつ用意される。定員20名で、会費はビール代と食事代込みで概ね4,500円である。公に募集する前に定員に達する場合もあるので、開催日などを事前に問い合わせてみるのがよい。(3/19修正)


(終了)アイデンティ&将棋村 冬のビア・パーティー
日時:2019年3月7日(木)〜9日(土)18:30〜20:00
場所:将棋むら天童タワー(天童市大字久野本1273-2、
TEL023-653-3222

将棋むらブルワリー、果実むらブルワリーの名で地ビール(発泡酒)を醸造している将棋むら天童タワーで毎年3月と7月にビア・パーティーが行われる。今年は3月7〜9日に開催されるそうである。料金は4,000円で、地ビールが飲み放題の他、豚しゃぶしゃぶや海の幸がメインの料理がつき、つまみとなる料理がバイキングで食べられる。事前の予約が必要である。(2/23修正)


(終了)うしとらブルワリー Tap Take Over と アーキグラム11周年祭
日時:2019年3月23日(土)18:00〜
場所:THE ARCHIGRAM British Pub & Cafe(アーキグラム・ブリティッシュパブ&カフェ)(山形市十日町2-1-35、TEL023-622-7570)

例年2月に開催される周年祭、今年は上記日程で開催される。当日は栃木の「うしとらブルワリー」の樽生ビールが5種類飲める。DJもあり、またプレゼント企画もあるそうである。(3/1追加)


(終了)The Romp 4th Anniversary 3days
日時:2019年4月4日(木)〜6日(土)18:00〜2:00
場所:Publichouse & Charcoal The Romp(山形市霞町1-7-1藤田ビル2F、TEL023-674-6678)

山形駅前にあって、樽生も含めた地ビールが飲めるブリティッシュパブスタイルの店「The Romp」の周年イベント。4日、5日はレーベンブロイが100円、ギネスビールが300円で飲め、最終日6日は樽生クラフトビールが500円、1時間飲み放題が1,000円である。各日とも300〜500円のフードも用意され、人気のステーキは3日間通して500円である。(3/26修正)


(終了)3周年Thanksgiving
日時:2019年5月2日(木)〜8日(水)
場所:BeerStorage(山形市七日町2-7-30藤ビル1F、TEL023-625-2232)

ロンドン亭がBeerStorageになっての「生誕祭♪」。期間中、店内の生ビールがどれでも300円引きで飲める。(5/7修正)


(終了)平成ノスタルジービアパーティー
日時:2019年5月15日(水)〜21日(火)18:30〜
場所:桜桃の花湯坊いちらく(天童市鎌田本町2-2-21、TEL023-654-3311)

年3回開催される、湯坊いちらくが醸造する地ビールがメインのイベントの一つで、会費6,000円で食べ放題の食事と飲み放題の地ビールが楽しめる。要予約。今年は「平成」をテーマにした食べ放題のメニューが用意される。露天風呂付き客室「桜桃庵宿泊券」などの豪華景品入りの抽選会も行われる。(4/9修正)


日時:2018年4月27日(土)〜
場所:タスパークホテル 9F「BAR 誰主?君主!」(長井市館町北6-27、TEL0238-88-1833)

長井市にあるタスパークホテル9Fの「BAR 誰主?君主!(「タスクス」と読む)」で毎年ビールイベントが開催されるが、今年は「クラフトビールフェア」と題して、タップマルシェの1銘柄ごと売り切れ次第入替の計24種類のクラフトビールが、「令和」(08)にちなんで、スモールが308円(通常430円)、ラージが608円(通常750円)で飲める。(5/7修正)


旭銀座のれん会 オクトーバーフェスト
日時:2019年6月22日(土)12:00〜16:00
場所:山形市七日町 シネマ通り(旧旭銀座通り)

6月と10月の2回開催される山形市内のオクトーバーフェスト。昨年は8種類のドイツビールの樽生が飲め、ソーセージやアイスバイン、生ウインナーなどドイツフードも味わえた。今年は6月22日(土)の開催が決まった。(4/5修正)


パレスグランデール・ビアパーティー
日時:2019年6月24日(月)〜27日(木)19:00〜
場所:パレスグランデール(山形市荒楯町1丁目17-40、TEL023-633-3313)

毎年開催されているビアパーティーで、飲み放題の生ビールの中にはベルビュー・クリークなど海外のビールも加わる。料理もビュッフェスタイルで食べ放題である。エンターテイメントライブも開催され、料金は大人8,500円である。(5/22修正)


(未定)アイデンティ&将棋村 夏のビア・パーティー
日時:未定
場所:将棋むら天童タワー(天童市大字久野本1273-2、TEL023-653-3222)

将棋むらブルワリー、果実むらブルワリーの名で地ビール(発泡酒)を醸造している将棋むら天童タワーで毎年3月と7月にビア・パーティーが行われる。料金は4,000円(要予約)で、地ビールが飲み放題の他、豚しゃぶしゃぶや海の幸がメインの料理がつき、つまみとなる料理がバイキングで食べられる。事前の予約が必要である。


日時:2019年7月5日(金)、9日(火)、10日(水)、12日(金)、13日(土)、16日(火)〜20日(土)、23日(火)、24日(水)、26日(金)、27日(土)、29日(月)〜8月2日(金)、7日(水)、8日(木)、10日(土)、13日(火)〜18日(日)、21日(水)、22日(木)、24日(土)、29日(木)〜31日(土)
場所:ホテルリッチ&ガーデン酒田1Fスカンジナビア(酒田市若竹町1-1-1、TEL0234-26-1115)

酒田市内のホテル、ホテルリッチ&ガーデン酒田で開催されるビアホール。今年も「旅するように世界をめぐるビアホール」として、7月はアジア・オセアニア、8月は欧米がテーマの料理が楽しめる。前売券は金土が4,700円、日〜木が4,500円である。200円の「クラフトビアオプション」で世界のクラフトビールも味わえる。(6/16修正)


(未定)桜桃の花湯坊いちらくビアガーデン2019
日時:未定
場所:湯坊いちらく 「さくらんぼテラス」(天童市鎌田本町2-2-21、TEL023-654-3311)

敷地内に醸造所「天童ブルワリー」を持つ温泉ホテル「湯坊いちらく」で開催されるビアガーデン。2名以上の申し込みで、同ホテルの野外テラスを会場に焼肉と海鮮焼きがメインの料理に90分飲み放題がつく。飲み放題メニューの中に「天童ブルワリー」の地ビールが含まれる。温泉入浴付(タオル付)で1人3,800円であった。7月16〜31日に開催された。



(未定)山形花笠まつり
日時:2019年8月5日(月)〜7日(水)
場所:のし梅本舗佐藤屋本町店前(山形市本町2-4-62、TEL023-622-2433)

山形花笠まつりの期間中、みずほ銀行山形支店の南隣「れんげ草」敷地内で「Rough roLL」が出店していて、バス・ペールエール、ギネス、ハイネケンに加えて、グロールシュ・プレミアムヴァイツェンが樽生で飲めた。


(未定)桜桃の花湯坊いちらくビアガーデン in 「さくらんぼテラス」
日時:未定
場所:湯坊いちらく 「さくらんぼテラス」(天童市鎌田本町2-2-21、TEL023-654-3311)

敷地内に醸造所「天童ブルワリー」を持つ温泉ホテル「湯坊いちらく」で開催されるビアガーデン。通常7月いっぱいだが、昨年は好評につき9月1〜9日に復活した。


(未定)た〜んとほおバルフェスタ in ひがしね 2019
日時:未定
場所:東根市民体育館駐車場(東根市東根乙1119-1、TEL0237-42-2311)ほおバル特設会場

正式名称は、「た〜んとほおバルフェスタ 肉の祭典 OKTOBERFEST オクトーバーフェスト in ひがしね 2018」。イベントは大きく3つに分かれ、このうち、「ひがしね×オクトーバーフェスト」は「市内及び友好都市で食されているグルメやドイツで食されているグルメ・ビールが集結!」とあり、銘柄は不明であるもののドイツビールが飲めたようである。9月14〜16日に開催された。


(未定)オクトーバーフェストin中山
日時:未定
場所:ひまわり温泉ゆ・ら・ら前交流広場

一昨年初開催されたイベント。昨年は9月8日に開催され、海外ビール(主にドイツ)8種類と国内のビールが販売された。海外ビール2種飲み比べできる前売り券は1,200円であった。


(未定)第11回オクトーバーフェスト in 東北ハム
日時:未定
場所:東北ハム駐車場(鶴岡市宝田3-6-58鶴岡東工業団地内、TEL0235-28-0086)

鶴岡市にある東北ハムが主催のオクトーバーフェスト。自慢のウィンナー、フランク、ベーコン、ハム、ソーセージが食べられる他、ドイツビールも飲める。不揃い品即売会やウィンナー詰め放題、ウィンナー教室、大抽選会なども催される。10月7日に開催された。


(未定)旭銀座のれん会 オクトーバーフェスト
日時:未定
場所:山形市七日町 シネマ通り(旧旭銀座通り)

昨年から6月と10月の年2回開催されるようになった山形市内のオクトーバーフェスト。8種類の樽生ドイツビールが飲め、ドイツフードに加えて、旭銀座のれん会加盟店の自慢の一店逸品も味わえる。10月13日に開催された。


(未定)まるごと西川 三山祭り

日時:未定
場所:西川小学校前特設会場(西村山郡西川町大字海味1234、TEL0237-74-4119)

1974年に廃線になった三山電車をモチーフにしたイベント。昨年は10月14日に開催され、「三酒(地酒・地ワイン・地ビール」が開催され、地元の「地ビール月山」が飲め、町内外のうまいものを集めた「うまいものフェス in 西川」も同時開催された。地酒・地ワイン・地ビール等と引き換えられるドリンク券4枚とフードブースで使用できる100円券が2枚ついた前売りチケットは1,000円(当日1,300円)。当日はJR羽前高松駅から会場まで無料シャトルバスも運行された。


(未定)FIESTA vol.12
日時:未定
場所:欧州酒場DonDonTei(山形市香澄町1-7-6花笠ビル1F、TEL023-633-6833)、The ROMP(山形市香澄町1-7-1藤田ビル2F、TEL023-674-6678)

山形市内の「欧州酒場DonDonTei」と「ROMP」と「CLUB RUSH」が合同で開催するイベント。前回は10月28日に開催され、3店舗出入り自由で3時間飲み放題であった。


(未定)第6回山形ビッグウィングフェスティバル
日時:未定
場所:山形ビッグウィング(山形市平久保100、TEL023-635-3100)

村山地域7市7町のうまいものフェアを中心としたイベント。「山形市伝統的工芸品まつり」と「みちのくこけしまつり」も併催される。西川町からは他の特産品と共に地ビール月山が登場する。12月1、2日に開催された。



 岩手県内 

(終了)ARIV北上店ビール会
日時:2019年5月21日(火)19:00〜
場所:ARIV(アリーブ)北上店(北上市大通り1-3-27入山北ビル1F、TEL0197-61-0484)

北上駅前にある地ビールが飲めるビアダイニング、ARIV北上店で毎月開催されているビールイベント。会費は税別4,000円である。今回のテーマは「ベアレンビールと旬の食材ビュッフェ」である。(4/26修正)


(未定)ARIV盛岡店ビール会
日時:未定
場所:ARIV(アリーブ)盛岡店(盛岡市大通3-3-18 ホテル東日本B1、TEL019-621-4055)

ホテル東日本の地下にあるARIVの盛岡店でも時折ビール会が開催されている。


ニモクビール会
日時:毎月第2木曜日19:30〜
場所:ヌッフ・デュ・パプ(盛岡市大通2-4-22サンライズタウン4F、TEL019-651-5050)

月1回毎週第2木曜日に開催される、ベアレンのビールと世界のビールを楽しむ気軽な会。会費は4,000円である。


材木町ビール会
日時:毎月第4木曜日19:00〜
場所:ビアパブベアレン材木町(盛岡市材木町7-31、TEL・FAX019-626-2771)

毎月第4木曜日に開催されている、テーマに合わせたベアレンビールと料理を楽しむ会。会費は3,500円である。


中ノ橋ビール会

日時:毎月第1火曜日19:00〜
場所:ビアバーベアレン中ノ橋(盛岡市中ノ橋通1-1-21、TEL・FAX019-651-6555)

毎月第1火曜日に開催される、ビール初心者からエキスパートまで幅広く楽しめるベアレンのビール会。会費は4,000円である。


菜園ビール会

日時:毎月第3水曜日19:30〜
場所:菜園マイクロブルワリー with Kitchen(盛岡市菜園一丁目5-10グリムハウス1F、TEL019-606-0171)

毎月1回第3水曜日に開催される、初心者のためのベアレンのビールと世界のビール、旬の食材を使った料理を楽しむ会。会費は3,500円である。「クッチーナ」がベアレンの「菜園マイクロブルワリー with Kitchen」となったが、変わらず開催されている。(4/22修正)


日時:毎月第2・第4木曜日19:00〜22:00
場所:ハンバーグレストラン ベル大通店(盛岡市大通1丁目4-7、TEL019-629-2245)

全国の「びっくりドンキー」の第一号店として知る人ぞ知る、盛岡のハンバーグレストラン「ベル」で毎月2回開催されているビールイベント。参加費2,100円で、系列の小樽ブルワリーで醸造されたドイツスタイルのビール3種が飲み放題である。空きがあれば当日参加も可である。(4/22追加)


(終了)決算在庫一掃!がっつりビールパーティ
日時:2019年1月31日(木)19:00〜22:00
場所:菜園マイクロブルワリー with kitchen(盛岡市菜園1-5-10グリムハウス1F、TEL019-606-0171)

ベアレンビールと世界のビール全40種類以上がほぼ飲み放題状態となる、「年に一度の大盤振る舞い」というイベント。
参加費3,000円で、申し込みは不要、ビュッフェ方式の立ち飲みスタイルとのことである。(1/24追加)


(終了)ベアレン冬のビールフェスト in ななっく2019
日時:2019年2月16日(土)17:00〜20:00
場所:ななっく地下フードテラス(ななっく横町)(盛岡市中ノ橋通1-6-8、TEL019-625-1800)

前売りチケット2,000円でベアレンビールが飲み放題となるイベント(当日チケットなし)。


(終了)ベアレンビールまつり 花巻マルカンビル大食堂2周年
日時:2019年2月23日(土)17:00〜20:00
場所:花巻マルカンビル大食堂(花巻市上町6-2、TEL0198-29-5588)

見事復活したマルカンビル大食堂の2周年に合わせて、昨年に引き続きベアレンビールまつりが開催される。ベアレンビールが飲み放題となる前売りチケットが2,000円である(当日3,000円)。本イベント限定で「ナポリかつハーフ」が販売され、ベアレンとマルカンのコラボグッズの販売もある。


(終了)いわて蔵ビール周年祭 まさかの真冬のビアフェスタ!
日時:2019年2月23日(土)11:00〜16:00、24日(日)11:00〜15:00
場所:世嬉の一酒造(岩手県一関市田村町5-42、TEL0191-21-1144 )

いわて蔵ビールの冬のビールイベント。音楽あり、出店あり、足湯ありで、先着50名様に「わんかっプリン」がプレゼントされる。お得な前売りチケットも発売される。


(終了)三陸ビールを楽しむ会@kerasse
日時:2019年3月23日(土)18:00〜21:00
場所:すみたのだいどころkerasse(気仙郡住田町世田米字世田米駅13、TEL0192-22-7828)

大船渡発で三陸地域の農作物や海産物を副原料に使ったクラフトビール「三陸ビール」が住田町に初登場するお披露目イベント。参加費は5,000円で、三陸ビール3種飲み放題に、ビールに合う食事「kerasse特別メニュー」7種類のビュッフェが付く。(3/22追加)


(終了)ベアレンビールスプリングフェスト
日時:2019年4月28日(日)、29日(月)、5月2日(木)、3日(金)11:00〜16:00
場所:ベアレン醸造所敷地内特設会場(北山工場前)(盛岡市北山1-3-31、TEL019-606-0766)

2,400円の前売りチケットを買うと(当日券なし)、ベアレン醸造所の敷地内でベアレンビールが最大5時間飲み放題となるイベントである。フードコーナーでは各種つまみや料理の販売を行う。チケットは各日400枚限定である。盛岡駅前からシャトルバスも運行する(片道200円)。合間の4月30日(火)、5月1日(水)の11:00〜16:00には「勝手にスプリングフェスト」も開催される。こちらは前売り制ではなく、ビール1杯400円での販売となる。(4/1修正)


(終了)ありがとう2周年!きゃっせん黄金週間
日時:2019年5月2日(木)、3日(金)10:00〜15:00
場所:キャッセン大船渡(大船渡市大船渡町字野々田10-3)

大船渡駅前の商業施設キャッセン大船渡の2周年記念イベントが4月27日〜30日と5月2日〜5日に開催されるが、このうち5月2日、3日には三陸ビールが出店する。「週末のうみねこ」と「ばばばスタウト」の定番2種に加えて、新作「伊達男IPA」も登場する。(4/26追加)


(終了)遠野醸造taproom1周年感謝week!!
日時:2019年5月3日(金)〜6日(月)12:00〜22:00、7日(火)定休、8日(水)〜10日(金)17:00〜22:00
場所:遠野醸造TAP ROOM(遠野市中央通り10-15、TEL0198-66-3990)

遠野醸造TAP ROOMオープン1周年のイベント。期間中は、3,000円以上で1回引ける、豪華グッズが当たるスピードくじ、1周年記念の超限定ビールのリリースなどが行われる。(4/23追加)


(終了)ほんまるまるしぇ
日時:2019年5月4日(土)10:00〜16:00
場所:まちなか広場・ほんまるの家(陸前高田市高田町字大町39)

陸前高田のまちなか広場で開催される「小さな市場」のイベント。5月2日〜4日に開催されるが、4日は三陸ビールが出店する。ここでも「週末のうみねこ」、「ばばばスタウト」、「伊達男IPA」が飲める。(4/26追加)


(終了)ベアレン×野田村スプリングフェスト2019
日時:2019年5月26日(日)11:00〜16:00
場所:村民広場特設会場(野田村役場前)

前売りチケット2,000円(昨年より500円OFF)、当日入場チケット3,000円でベアレンビールが飲み放題となるイベント。フードコーナーには地元の7店が出店する。プラカップなどは会場に用意していないので、マイグラスの持参が必要である。前売り券には地元の飲食店や宿泊施設での特典もある。往復1,575円で盛岡と会場を結ぶバスも運行される。(4/15修正)


(未定)ベアレン初夏のまつり in ビッグルーフ滝沢
日時:未定
場所:ビッグルーフ滝沢(滝沢市下鵜飼1-15(滝沢市役所そば))

一昨年12月、昨年6月9日に、滝沢市役所そばのビッグルーフ滝沢を会場として、ベアレンビールのイベントが開催された。


(終了)第11回食楽まつり
日時:2019年6月8日(土)、9日(日)10:00〜16:00
場所:食楽日和(盛岡市中ノ橋通1-8-2、TEL019-622-2580)

浅沼醤油店の直営店「食楽日和」(くらびより)で年1回開催されるイベント。みそ詰め放題や醤油仕込体験、搾りたて生醤油実演販売などが行われる。今年も「くらマルシェ」にベアレンビールが出店する。(6/2修正)


(終了)町家deビアパーティー
日時:2019年6月15日(土)11:00〜15:00
会場:もりおか町家物語館 風の広場(盛岡市鉈屋町10-8)

あさ開とベアレン醸造所の4種類のビールが飲み放題で楽しめるイベント。入場料は前売2,500円、当日3,000円で、軽食販売もあり、フード持込も可。雨天の場合は同じ敷地内の三㐂亭が会場となる。(6/2追加)


APPI HAPPY 花火大会 全国和牛フェストグルメ&ビールとワインとウィスキー
日時:2019年6月15日(土)、22日(土)、29日(土)17:00〜21:30
場所:安比プラザ2Fプラザホール特設会場(八幡平市安比高原、TEL0195-73-5010)

6月に3回開催される花火大会に合わせて開催されるグルメイベント。全国8種の和牛の料理や三陸産の魚介が味わえる他、ベアレンを始め世界各国のビールも瓶で用意される。専用チケットは10枚2,500円、追加1枚250円で販売される(ビールは2枚で交換)が、入浴券2枚が付いた20枚綴りの前売りチケットも5,000円で販売される。(6/5追加)


(終了)第13回ちゃぶ台返し世界大会
日時:2019年6月15日(土)10:30〜15:00
場所:ショッピングモールアルコ(紫波郡矢巾町南矢幅7-425-3、TEL019-697-1155)

その名の通り、ちゃぶ台をひっくり返すイベント。パフォーマンスと飛距離で優勝を争う。昨年は会場にベアレンビールが出店したが、今年は今のところアナウンスはない。(6/5修正)


(終了)ベアレンビール祭り with イハナマーケット in 花巻
日時:2019年5月18日(土)16:00〜20:00
場所:花巻市上町通りエセナ跡地(花巻市吹張町12-16)

昨年6月17日に初開催された、
前売りチケット2,500円、当日チケット3,500円でベアレンビールが飲み放題となるイベント。今年は5月18日(土)の開催となる。イハナマーケットの30店舗との共催で、フードブースも20店舗あった。ある。要ジョッキ持参である。(4/18修正)


(終了)第9回Moriokaワインフェスティバル2019
日時:2019年6月16日(日)12:00〜15:00、16:00〜19:00
場所:ホテルニューカリーナ2F(盛岡市菜園2−3−7、TEL019-625-2222)

4,000円の前売りチケットで、岩手ワインと輸入ワイン30社100種類のワインが味わえる。別料金とはなるが、会場にはベアレンビールも出店し、ワインだけでなく樽生ビールも味わえる。2部入替制となっている。(4/18修正)


いわて幸せ大作戦!!いわてクラフトビールまつり
日時:2019年6月29日(土)11:00〜20:00、30日(日)11:00〜16:00
場所:盛岡駅前 滝の広場

6月30日まで開催のJR東日本盛岡支社によるいわて春の観光キャンペーン「いわて幸せ大作戦!!〜美食 ・ 絶景 ・ イベント『黄金の國、いわて。』〜」の節目となるイベント。
当日は、岩手県内の6つのクラフトビール醸造所とスプリングバレーブルワリーが出店すると共に、地元飲食店7店舗も出店する。(6/3追加)


介寿荘 夏のご宴会プラン

日時:2019年7月1日(月)〜8月31日(土)
場所:アートホテル盛岡(盛岡市大通3-3-18)

前身のホテル東日本盛岡では銀河高原ビールが飲み放題で料理が食べ放題となるビアホールが開設されていたが、経営主体が変わり、内容も変更となった。料理7品で2時間飲み放題付5,000円(税別)で、飲み放題の中にベアレンクラシックの樽生が含まれる。また、料理の中にも「ベアレンビール揚げ」や「べアレンビール漬け」などがある。+1,000円(税別)の「プレミアム飲み放題」では飲み放題の中に銀河高原ビールが加わる。(6/10修正)


(未定)東北クラフトビールフェア
日時:未定
場所:八幡平マウンテンホテル 石窯ダイニング白樺(八幡平市松尾寄木1-509-1、TEL0195-78-4111)

詳細は不明ながら、八幡平山麓にある八幡平マウンテンホテルのレストランで昨年7月1日から8月31日まで、東北で醸造されている人気の地ビールを取り寄せてのフェアが開催されたようである。(2/25追加)


(未定)ベアレンビール & くずまきワインフェスタ in くずまき高原牧場
日時:未定
場所:くずまき高原牧場(岩手郡葛巻町葛巻40-57-176) くずまき交流館プラトー付近

今年で7回目となるくずまき高原牧場とベアレンビールがコラボして開催するビールとワインのイベント。昨年は7月8日に開催され、前売チケット2,000円、当日チケット3,000円で、ベアレンビールとくずまきワインが飲み放題であった。往復2,000円で盛岡駅からの送迎がある他、IGR(いわて銀河鉄道)のお得なセットチケットもあった。


(未定)ZUMONAビールまつり in 蔵の道 2019
日時:未定
場所:遠野蔵の道ひろば(岩手県遠野市中央通り4-28)

今年で14回目を迎えるイベント。遠野の定番ビール、限定ビールが味わえる他、市内の飲食店がフードメニューを提供する。7月12、13日に開催された。(1/29追加)


(未定)ベアレンビアフェスト in 衣里 2019
日時:未定
場所:長者ヶ原廃寺跡(奥州市衣川区田中西38)特設会場

「1000年前の遺跡でビールを飲もう!」という趣旨で一昨年7月に初開催された、ベアレンビールが飲み放題となるイベント。昨年は7月14日に開催され、前売りチケットは2,000円であった。


(未定)山形村短角牛バーベキュー&ベアレンビールフェス IN 久慈
日時:未定
場所:久慈市中町イベント広場(久慈市中町1丁目67)

山形村短角牛のバーベキューが味わえるイベント。前売りチケットは山形短角牛バーベキューチケット、ベアレンビール飲み放題チケットとも各2,000円、セットで500円引きとなる(当日チケットはバーベキューチケットが2,500円、ビール飲み放題チケットが3,000円)。盛岡から無料シャトルバスも利用できた(要申込、先着順)。7月15日に開催された。


(未定)ベアレンビアガーデン in Zoo Days
日時:未定
場所:盛岡市動物公園 ビクトリアコーナー

昨年7月21、22日に初開催された、盛岡市動物公園の入園料込みの2,500円のチケットでベアレンビールが飲み放題となるイベント。


(未定)沢内銀河高原ビールまつり
日時:未定
場所:ホテル森の風 沢内銀河高原(和賀郡西和賀町沢内字貝沢第3地割647-1、TEL0197-85-5311)特設会場

銀河高原ビールの醸造所に隣接するホテル森の風 沢内銀河高原を会場に行われる銀河高原ビールのイベント。先着200名に出来立ての銀河高原ビールが無料サービスされる他、当日限り銀河高原ビールが1杯300円となる。当日は盛岡駅から会場までの無料送迎バスも出る(要申込)。昨年は沢内銀河高原が休館中なので、開催されなかった。


(未定)盛岡さんさ踊り
日時:2019年8月1日(木)〜4日(日)
場所:もりおか歴史文化館前(盛岡市内丸1-50)マチナカ屋台村他

岩手を代表する夏祭り「盛岡さんさ踊り」の期間中、昨年は桜山神社参道 芳本酒店前
もりおか歴史文化館前広場「盛岡マチナカ屋台村」でベアレンビールが樽生で飲めた。


(未定)オガール祭りビアフェスト
日時:未定
場所:紫波中央駅前オガール広場(紫波郡紫波町紫波中央駅前2-3-3)

8月1〜5日のオガール祭りの期間中、オガール広場に巨大テントが設営され、オクトーバーフェストのような雰囲気のビアフェストが開催され、もベアレンビールが樽生で飲める。


(未定)盛岡七夕祭り

日時:2018年8月4日(日)〜7日(水)
場所:肴町商店街アーケード(鍵屋前)

盛岡七夕祭り会場でもベアレンビールが飲める。昨年は鍵屋前(中ノ橋通りから入ってすぐ右側)1箇所であった。


(未定)三陸鉄道ベアレンビール列車 IN 宮古
日時:未定
場所:三陸鉄道宮古駅発着

参加費4,000円で、三鉄宮古駅と田野畑駅を往復する間、列車内でベアレンビールが飲み放題(おつまみ付き)となるイベント。車内では景品付きビンゴ大会も開催される。定員48名で、定員となり次第募集締め切りとなる。8月8日に開催された。


(未定)
ベアレン山の日ビアフェスタ IN 都南つどいの森

日時:未定
場所:都南つどいの森(盛岡市湯沢1地割88番地)第二駐車場

一昨年、昨年と8月11日の「山の日」に開催されたベアレンビールのイベント。「つどいの森山の日まつり」と同時開催で、
前売チケット2,000円、当日3,000円でベアレンビールが飲み放題である。JRいわて飯岡駅からシャトルバスも出る。


(未定)LIGHT UP NIPPON×野田村 2019

日時:未定
場所:十府ヶ浦公園

「東北を、日本を、花火で、元気に。」と、毎年8月11日に東北各地を始め、日本全国で開催される「LIGHT UP NIPPON花火大会」、その野田村の会場では、当日15時よりベアレンビールが販売された。ベアレンビールは、「LIGHT UP NIPPON」とのコラボレーションビール「ハナビール・クラシック」も醸造している。(2018.8.8追加)


(未定)ロッキークラフトビアガーデン
日時:未定
場所:安比ロッキーイン(八幡平市安比高原605-64、TEL090-9030-1314)

BBQとクラフトビールが楽しめる「泊まれるビアバー」である安比高原のビアロッジ安比ロッキーインで開催されたビールイベント。芝生エリアで開催で、牛・豚・鹿のBBQにクラフトビールが1杯ついてチケットは3,500円であった。8月17日に開催された。(2/25追加)


(未定)ベアレンクロール
日時:未定
場所:ビアパブベアレン材木町、ビアバーベアレン中ノ橋、ビア&ヴルストベアレン(盛岡駅内)、クッチーナ(菜園)、MOSSビル前広場

ベアレン直営の4店とMOSSビル前ビアガーデンを巡って「はしご酒」を楽しむイベント。前売りチケットは3,500円で、各店でベアレンの樽生ビールと厳選おつまみ1品が提供される。8月18日に開催されたが、今年は開催されるか未定。


(未定)ベアレンビアフェスタかもん金ヶ崎2019
日時:未定
場所:金ヶ崎駅前イベント広場

今年で7回目となる、前売りチケット2,100円、当日チケット3,000円でベアレンビールが飲み放題となるイベント。別料金となるが、フードコーナーには今年も地元からの出店がある。8月19日に開催された。


(未定)十三日、夏野菜マルシェと野菜たくさんカレーまつり

日時:未定
場所:十三日(とみか)(盛岡市肴町10-10、TEL019-658-8701)

盛岡市十三日町(現肴町)の築約120年の古民家をリノベーションした小型複合商業施設「十三日(とみか)」で開催されるイベント。収穫したての新鮮な野菜を使ったカレーなどが楽しめる。昨年は8月19日に開催されて「クラフトビアホッパーズ」が出店し、会場でクラフトビールも楽しめた。


第22回全国地ビールフェスティバル in 一関
日時:2019年8月23日(金)15:00〜20:00、24日(土)11:00〜20:00、25日(日)11:00〜18:00
場所:一関文化センター前広場(一関市大手町2-16)

全国各地の地ビールが一堂に会する、東北のビールイベントの中でも一大イベントである。今年で22回目と、東北のビールイベントでは郡山の「ビール祭」に次ぐ歴史を誇る。昨年は全国100社のビール200種類が集まった。前売りチケットは6枚綴り2,000円、当日チケットは5枚綴り2,000円で、大サイズ(420ml)はチケット2枚、小サイズ(200cc)はチケット1枚と交換という形で、おつまみ購入の金券としても使えた。今年は8月23〜25日に開催されることが決定した。(3/22修正)


日時:2019年8月24日(土)、25日(日)11:00〜21:00
場所:遠野蔵の道ひろば 特設会場(岩手県遠野市中央通り4-28)

遠野産ホップと畑の恵みの収穫を祝う、ビールと食の祭典。昨年は4月末に誕生したブルワリー「遠野醸造(Tono Brewing Company)」も加わり、さらにパワーアップした内容になった。バラエティ豊かなラインナップのビールとビールに合うおつまみが楽しめ、ホップ畑見学ツアーなどが実施された。今年は8月24、25日の開催が決定した。(3/18修正)


(未定)ベアレンビール祭り IN ふだい 2019
日時:未定
場所:まついそ公園(下閉伊郡普代村堀内、三陸鉄道堀内駅より徒歩5分)

今年で6回目のベアレンのイベント。チケット2,000円でベアレンのビールが飲み放題である。地元普代村から海の幸などのフードコーナーも多数出店し、+2,000円の料金で盛岡駅前からの往復送迎バスも出る。一昨年は6月に開催されたが昨年は8月26日に開催された。


(未定)ベアレンビアフェスト 紫波町オガール広場
日時:未定
場所:オガール広場(JR紫波中央駅より徒歩5分)

一昨年、昨年と開催された、ベアレンビールが飲み放題となるイベント。別料金となるが、地元飲食店などのフードコーナーもあった。前売りチケットは2,000円(当日2,500円)で、要ジョッキ持参であった。9月16日に開催された。


(未定)ベアレンビアフェスト in キャッセン大船渡
日時:未定
場所:キャッセン大船渡(大船渡市大船渡町野々田10-3)

一昨年、昨年と開催された、ベアレンビールが飲み放題となるイベント。JR大船渡駅前の商業施設キャッセン大船渡とのコラボイベントで、キャッセンの飲食店によるフードコーナーもあった。前売りチケットは2,000円(当日3,000円)で、要ジョッキ持参であった。9月16日に開催された。


(未定)ベアレンオクトーバーフェスト2019
日時:未定
場所:ベアレン醸造所敷地内特設会場(北山工場前)(盛岡市北山1-3-31、TEL019-606-0766)

岩手県内各地で開催される
ベアレンビールのイベントの中でも最大のイベント。チケット購入でベアレンビールが飲み放題である他、地元飲食店も出店し、フードメニューも充実している。完全前売り制とで当日券はない。昨年は9月22〜25日に開催され、前売りチケットは22日分が3,000円、23日分が3,300円、24日分が3,000円、25日分が2,500円であった。


(未定)白金豚とベアレンビールを思いっきり楽しむ会
日時:未定
場所:レストランポパイ(花巻市若葉町3-11-17、TEL0198-23-4977)

白金豚直営店「ポパイ」で開催されるベアレンビール飲み放題のイベント。前売りチケットは3,000円で、ベアレン飲み放題と1,000円分の食事券が含まれる。9月29日に開催された。


(未定)ベアレン赤レンガビール祭り in 盛岡ふれあい覆馬場
日時:未定
場所:盛岡ふれあい覆馬場プラザ(盛岡市青山二丁目6-8)

今年で8回目となるイベント。ビールジョッキは持参する必要があるが、前売り2,300円、当日3,500円でベアレンビールが飲み放題となる。10月7、8日に開催された。


日時:未定
場所:市営遠野駅前駐車場敷地内(岩手県遠野市新穀町8-3
(岩手日報遠野センター向かい)

毎年10月第一土曜日に、その年に収穫した国産ホップでつくったビールを解禁!という趣旨で4年前から開催されているイベント。遠野市産業まつりの初日イベントの一環として開催されていたが、昨年は10月20日(土)に独立したイベントとして開催された。東北六県の地ビール醸造所のうち、青森の「OIRASE Brewery」、岩手の「遠野麦酒ZUMONA」、「遠野醸造」、「いわて蔵ビール」、秋田の「秋田あくらビール」、「田沢湖ビール」、山形の「米沢ジャックスブルワリー」、宮城の「仙南クラフトビール」、「やくらいビール」、福島の「福島路ビール」、そして東京の「SPRING VALLEY BREWERY」(東京)が今年収穫されたばかりのIBUKIホップを使ったビールを販売した。


(未定)遠野醸造創業感謝祭
日時:未定
場所:遠野醸造TAPROOM(遠野市中央通り10-15)

昨年11月28日に開催された、遠野醸造の1周年感謝祭。ビールはMサイズ500円、Lサイズ800円、フードは2,000円で食べ放題、豪華景品が当たるガラポンくじもあった。この日のために仕込んだ特別なビールもリリースされた。


(未定)ベアレンビール列車in久慈2019
日時:未定
場所:三陸鉄道北リアス線久慈駅13:10発

毎年11月23日に運行されていた北リアス線のベアレンビール列車だが、昨年は12月1日(土)の運行であった。レトロ列車2両が走り、三陸の風景を楽しみながら、おつまみ付でベアレンビールが飲み放題で楽しめる。乗車運賃も含まれるチケットは3,675円で、1〜4名で利用できる
ボックス席は12,600円で販売された。(いずれも要予約)。盛岡市内からの往復バスチケットは3,000円であった。


 秋田県内 

クラフトビールを楽しむ会

日時:奇数月第3水曜日
場所:ビアカフェあくら(秋田市大町1-2-40、TEL018-864-0141)

奇数月の第三水曜日に開催されているあくらビール主催のイベント。毎回テーマが決まっていて多様なビールが楽しめる。ほぼ毎回ビール4種類とあくらビール2種類に料理がついて会費は3,500円である(要予約)。


(終了)チャリティ・ハワイアンイベント 第6回ALOHA秋田
日時:2019年2月24日(日)10:00〜17:00
場所:秋田拠点センター アルヴェ きらめき広場(秋田市東通仲町4-1、TEL018-887-5310)

東日本大震災の記憶とハワイ・アメリカからの支援への感謝の気持ちを風化させないためのチャリティイベント。昨年、会場では「酒場 戸隠」がハワイの地ビールを販売し、「BEER FLIGHT」では「Flight To Hawaii」というタイアップイベントを開催した。


(終了)東北魂ビールプロジェクト【春霞IPA〜Foggy Spring Ipa〜】7種同時開栓!
日時:2019年3月10日(日)15:00〜23:00
場所:BEER FLIGHT(秋田市南通亀の町4-15、TEL018-838-4773)

3月10日(日)の開店とともに、今年の東北魂ビールプロジェクトにて、東北のブルワリー各社で醸造された「春霞IPA〜Foggy Spring IPA〜」7種を同時開栓するイベント。今回の東北魂ビールでは、参加した8つの醸造所が、使用するホップの品種以外は全く同じレシピのビールをそれぞれの設備で造ることがテーマになっており、それぞれのブルワリーの味わいの違いを体感することができる。今回は8社のうち東京のスプリングバレーブルワリー以外の東北の7醸造所の東北魂ビールが味わえる。当日は、飲み比べのための7種のトライアルセット(各液種100ml)が用意される他、通常サイズのグラスでの飲み比べも割安にできるプランも用意される。(3/1追加)


(終了)今シーズン最後の【昼からビール天国】餃子パーティー!!
日時:2019年3月24日(日)12:00〜22:00
場所:BEER FLIGHT(秋田市南通亀の町4-15、TEL018-838-4773)

今冬で2期目の「昼からビール天国」の今シーズン最後となるイベント。60分間クラフトビール5種類が飲み放題で、今回は餃子が食べ放題となる。フードやドリンクなどの持込も自由。料金は60分税込で3,000円(席は75分制)、60分税込1,500円で延長もできる。(3/15追加)


(終了)BULLET & BLITZ
日時:2019年3月31日(日)11:30〜20:00
場所:酒場 戸隠(秋田市山王2丁目7-29-2F、TEL018-863-8699)

ここ5年ほど、毎年この時期に「酒場 戸隠」の周年記念ビールが造られるが、今年もあくらビールの協力を得てオリジナルビール「SMaSH Bullet Pale Ale」ができ、16時から「酒場 戸隠」でお披露目会が開催される。オリジナルビール他全3種のビールが飲み放題、おつまみ付きで会費は5,000円である。
今年はそれに先立って、同日13時から八橋運動公園陸上競技場で開催されるJ3「ブラウブリッツ秋田」のホーム開幕戦のチケットを無料で提供するとのことである。この日は、試合会場に戸隠と同系列のビアバー「SUMMIT」が出店予定でクラフトビールが販売される予定である。サッカー観戦とお披露目会、どちらかのみの参加も可能である。(3/4追加)


(終了)羽後麦酒!!!花見会?!キャンプかい?
日時:2019年4月19日16:00〜4月21日15:00
場所:五輪坂アルカディア公園(雄勝郡羽後町足田字古堤上地内)

羽後麦酒主催の花見会。桜が咲かない場合はバーベキュー&キャンプとのこと。羽後麦酒が飲み放題で2時間コース2,500円、1日コース4,000円、夜通しコース5,000円、花見の場合の食べ物、BBQの場合の食材は参加者持ち寄り。ペレットマン西馬音内のキャンプ道具レンタルあり、ストーブを置いたシェルターあり、マル秘イベントもありとのこと。(4/19追加)


(終了)Kamenocho 2019 Spring Beer Festa
日時:2019年4月21日(日)15:00〜23:00
場所:KAMENOCHO STORE、BEER FLIGHT(秋田市見浪通亀の町4-15ヤマキウビル1F、TEL018-838-4773)

「KAMENOCHO STORE」と「BEER FLIGHT」を会場に、今年も10種類以上のクラフトビールと、普段提供していないビールに合うスペシャルフードが楽しめる。前売りチケットは6枚綴りで税込3,000円、当日チケットは5枚綴りで税込3,000円。チケット1枚で、ビール1杯かフード1品と引替えできる。(4/3修正)


(終了)第12回うご牛まんまフェスティバル
日時:2019年4月29日(月)11:00〜15:00
場所:五輪坂温泉としとらんど 野外特設会場(雄勝郡羽後町足田五輪坂下43-4、TEL0183-62-4126)

羽後町産黒毛和牛一頭分が食べられるイベント。焼肉250gパック2,500円、ステーキ250g1枚3,500円、羽後牛カレー一食700円、で「まんま」(羽後町産あきたこまち)は無料である。今年も羽後麦酒が出店して、樽生と瓶でビールが飲める。(4/26修正)


(終了)あきた地ビールフェスタ2019
日時:2019年4月30日(火)〜5月6日(月)10:00〜20:00(6日は16:00まで)
場所:エリアなかいち にぎわい広場(秋田市中通1-4-3)

ABS秋田放送主催のイベント「あきたラーメンフェスタ」と同時開催されるイベント。SUMMITが出店し、樽替わりであきたラーメンフェスタに出店するラーメン店のある土地の地ビールを出すとのことである。田沢湖ビール、あくらビール、湖畔の杜ビールも出店する。(4/22修正)


(終了)Beer Flightを飲み干せ!! 2019 ゴールデンウィーク
日時:2019年5月6日(月)15:00〜18:00
場所:BEER FLIGHT(秋田市南通亀の町4-15ヤマキウビル1F、TEL018-838-4773)

毎年恒例となっている、ゴールデンウィーク最終日5月6日のイベント。同店の樽生ビール11種類が3時間飲み放題となる。会費は5,000円(税込)でおつまみ、スナックが付くが、フードの持ち込みも可。定員は30名で要予約である。(4/10修正)


(終了)これが秋田だ!食と芸能大祭典2019

日時:2019年5月24日(金)16:00〜21:00、25日(土)10:00〜20:00、26日(日)10:00〜17:00
場所:アゴラ広場、エリアなかいち

3年前に初開催された、秋田県内各地の食文化や郷土芸能が一堂に会するイベント。4つの会場のうち、アゴラ広場の「あきたグルメ屋台&演舞ステージ」には今年も田沢湖ビールとあくらビールが出店し、エリアなかいちの五城目町ブースでは五城目ラズベリースタウトが販売される。(5/22修正)


(終了)あくらカニ喰い祭り2019
日時:2019年6月9日(日)12:00〜15:00
場所:あくら広場(秋田市大町1-2-40、TEL018-864-0141)※雨天時は「ビアカフェあくら」内にて開催

毎年恒例となった秋田・金浦港直送の「紅ズワイガニを喰らいつくすイベント」。地元で水揚げされた特大の紅ズワイガニが2杯、料理5品、あくらビールが飲み放題で、会費5,500円である。(6/9修正)


(終了)東北地ビールフェスティバル in 秋田 2019
日時:2019年6月14日(金)〜16日(日)
場所:エリアなかいち にぎわい広場(秋田市中通1-4-3)

東北6県の地ビールが揃う貴重なイベント。普段あまりビールイベントに参加しない青森の奥入瀬ビールや宮城の仙南クラフトビールも飲めるほか、3年前からは北海道のノースアイランドビールも参加し、事実上「北海道・東北地ビールフェスティバル」となっている。東北ミートフェスティバルも同時開催で、東北各地の肉料理も食べられた。今年は6月14日(金)〜16日(日)の開催である。(4/5修正)


日時:2019年6月1日(土)〜30日(日)
場所:湖畔の杜レストランORAE(仙北市田沢湖田沢字春山37-5、TEL0187-58-0608)

ORAEの20周年を記念して、20周年記念版「2500えんdeディナーコース」、「20thバースデー特別メニュー」などが登場する。食事の時にグラスビール1杯など4種類から選べるプレゼントももらえる。(6/2修正)


(未定)世界のクラフトビール&絶品のマリアージュ
日時:未定
場所:グランドパレス川端・本館2F(大仙市大曲浜町7-39、TEL0187-62-0354)

昨年7月1日に初開催された、日本、ベルギー、ドイツ、アイルランドの7種類のクラフトビールとマリアージュ料理が楽しめるイベント。料理はビュッフェ形式で、料金は6,000円であった。


日時:2019年7月11日(木)〜8月18日(日)
場所:湯沢ロイヤルホテル2階特設会場(湯沢市田町2-2-38、TEL0183-72-2131)

湯沢市にある湯沢ロイヤルホテルで開催されるビアガーデンに、今年も「羽後麦酒」が加わる。ゴールデンエール、ペールエール、ベルジャンホワイトが日替わりで登場する。2,000円で2,100円分使える前売り券も発売される。(6/10修正)


ゆぽぽサマーフェスト2019〜ビールと肉の祭典〜
日時:2019年7月12日(金)〜14日(日)17:00〜21:00
場所:温泉ゆぽぽ(仙北市田沢湖辛田字早稲田430、TEL0187-44-3333)

田沢湖ビールと同じ敷地内にある温泉ゆぽぽ開湯27周年を記念して、田沢湖ビールと温泉ゆぽぽがコラボして開催される「ゆぽぽ本館ビアホール計画」。
2時間、田沢湖ビール各種を始めとするドリンクが飲み放題、牛肉の田沢湖ビール煮など多彩なフードが食べ放題で、料金は4,000円(税込)である。(6/13追加)


(未定)田沢湖ビール祭り
日時:未定
場所:田沢湖ビールレストラン前駐車場(仙北市田沢湖卒田字早稲田430、TEL0187-44-3988)

年に1回開催される周年イベント。一昨年は7月22日、23日に開催されたが、昨年はアナウンスがなかった。


ベルギービールフェスタ in アルヴェ
日時:2019年7月12日(金)〜14日(日)
場所:秋田拠点センターアルヴェ(秋田市東通仲町4-1)

秋田市内で4年前に初めて開催されたベルギービールのイベント。昨年は8つのサーバーで異なるカテゴリーのベルギービールがそれぞれ樽生で飲めた。今年は7月12日(金)〜14日(日)の開催が決まった。(6/13修正)


(未定)土崎港曳山まつり
日時:2019年7月20日(土)、21日(日)
場所:土崎神明社(秋田市土崎港中央3-9-37、TEL018-845-1441)ほか

毎年7月20日、21日に開催される、秋田市の北部にある土崎神明社の例祭として行われる港祭りで、昨年は北都銀行土崎支店(秋田市土崎港中央1-17-14、TEL018-845-1128)の駐車場には田沢湖ビールが出店する。樽生3種が飲める他、角館名物の御狩場焼きなども食べられた。


(未定)ゆざわの休日・夏2019
日時:未定
場所:湯沢市柳町商店街

湯沢市で夏か秋に開催されるイベント。4年前は「ゆざわの休日・秋」として秋に開催され、3年前は7月16日開催で「ゆざわの休日・夏」、一昨年は9月9日に「ゆざわの休日・秋」として開催され、昨年はまた夏に戻って7月14日に開催された。「いす−ワングランプリ」が注目されるが、ドイツビールも飲める。


(未定)秋田竿燈まつり
日時:2019年8月3日(土)〜6日(火)
場所:秋田市内中央会場(産業会館跡地)、大町イベント広場(秋田ニューシティ跡地)ほか

秋田を代表する夏祭り「秋田竿燈まつり」の開催期間、秋田竿燈屋台村・市役所会場ではあくらビールが、秋田竿燈屋台村・中央会場(産業会館跡地)では田沢湖ビールとあくらビールが、ご当地グルメフェスティバル(ニューシティ跡地)では田沢湖ビール、あくらビール、湖畔の杜ビールが共同出店している。昨年は他に、羽後麦酒も出店した。


(未定)第11回かくのだて絵燈籠夏まつり
日時:未定
会場:秋田県仙北市・角館 立町ポケットパーク

地元の子供たち自作の絵燈籠パレードを始め、様々なイベントが開催される角館の夏祭り。昨年は8月4日に開催され、田沢湖ビールが出店した。


(未定)第2回竿燈クラフトビール祭り
日時:未定
場所:山王胃腸科駐車場(竿燈大通り側)(秋田市山王2-1-49、TEL018-862-5211)
昨年8月4、5日、秋田竿燈まつり期間中の週末に開催された初のビールイベント。「SUMIT」が仙南クラフトビール、いわて蔵ビール、あくらビール、Be Easy Brewingの樽生クラフトビールを提供する他、山王デリカテッセンのフードも登場した。


(終了)第5回肉の博覧会 in おおだて
日時:2019年6月1日(土)、2日(日)
場所:秋田犬の里(大館市御成町1-13-1、TEL0186-59-4649)

市の特産物である比内地鶏や秋田県北部の食文化として根付いている馬肉、新たなブランドの大館さくら豚、秋田牛などの肉が集結するイベント。昨年は8月に開催されたが、今年は6月に会場を秋田犬の里に移して開催された。今年はオオダテビールの出店はなかったようである。(6/13修正)


(未定)七夕絵どうろうまつり
日時:未定
場所:湯沢市街地一円

8月5〜7日に開催される湯沢市の夏の伝統行事である七夕絵どうろうまつりに、昨年は羽後麦酒が出店した。


(未定)秋田市国際フェスタ
日時:未定
場所:秋田市拠点センターアルヴェ(秋田市東通仲町4-1)1階「きらめき広場」

秋田竿燈まつりの最終日8月6日に開催される、秋田市の友好都市・姉妹都市との交流を目的としたイベント。昨年は田沢湖ビールが樽生で飲めた他、嶋田ハムのソーセージなども食べられた。


(未定)
羽後麦酒を飲みながら阿専でバーベキュー
日時:未定
場所:阿専(雄勝郡羽後町田代字尼沢140)

築140年の古民家を改修したカフェ兼農家民宿である「阿専」で羽後麦酒飲み放題、BBQ食べ放題のイベントが昨年8月11日に開催された。参加費は5,500円で、専用サイトからの申し込みだと500円割引となった。


(未定)あきた芸術村の花火大会と盆踊り
日時:未定
場所:秋田県仙北市・あきた芸術村大駐車場

わらび座恒例のミュージカル花火大会で、会場で田沢湖ビールが飲める。8月14日に開催された。


(未定)
五輪坂花火大会
日時:未定
場所:五輪坂アルカディア公園

羽後町の花火大会会場で、昨年は羽後麦酒が飲めた。8月15日の開催だった。


(未定)西馬音内盆踊り

日時:2019年8月16日(金)〜18日(日)
場所:羽後町西馬音内字本町地内(通称本町通り)

毎年8月16〜18日に開催され、全国的に知られる羽後町の西馬音内盆踊りの会場で、昨年は羽後麦酒が飲めた。


クラフトビアフェスティバル in AKITA 2019

日時:2019年8月17日(土)、18日(日)
場所:秋田駅前 アゴラ広場 大屋根下(秋田市中通2-6-1)

一関の全国地ビールフェスティバルと同様、全国の地ビールが揃うビールイベント。前売りチケットが全国のサークルKサンクスで購入でき、オリジナルグラス付チケット(200ml×4杯券付)が1,500円、グラスの付かない200ml×4杯券が1,000円、当日は200ml×4杯が1,200円、200ml1杯が350円であった。今年は8月17日(土)、18日(日)に開催される。(4/5修正)


(未定)第92回全国花火競技大会「大曲の花火」
日時:2019年8月24日(土)
場所:雄物川河川敷(大曲花火大橋と姫神橋の間)

毎年8月最終週の土曜日に開催され、人口4万人弱の大仙市大曲地区に全国からおよそ80万人の観覧者が訪れるという、東北はもとより全国でも屈指の花火大会。全国の花火競技大会の中でも最も権威ある大会と位置づけられ、全国の選りすぐりの花火師たちがその腕を競う。毎年田沢湖ビールが大曲技術専門校駐車場(大仙市大曲川原町2番30号)に出店する。昨年は羽後麦酒も出店した。


(未定)アキタ・バール街2019
日時:未定
場所:秋田市内参加各店(オープニングセレモニー&パフォーマンスは17時から大町イベント広場で開催)

あらかじめ購入したチケットで「1ドリンク&1ディッシュ」を楽しみながら飲食店を回る「飲み・食べ歩き」イベント。今年が8回目となる。酒場戸隠や、あくらビール直営のレストランプラッツ、ビアカフェあくらが参加する。昨年は9月8日に開催され、前売りチケットは3,500円で、当日券は4,000円であった。


(未定)ABSまつり2019
日時:未定
場所:エリアなかいち 特設会場(にぎわい広場ほか)(秋田市中通1-4-3)

ABS秋田放送の年に一度のイベント。昨年は9月22、23日に開催され、あくらビールが出店した。


日時:2019年10月11日(金)〜14日(月祝)
場所:エリアなかいち にぎわい広場(秋田市中通1-4-3)

秋田オクトーバーフェストでは、ドイツビールと秋田県内3社の地ビールの両方が味わえる。「秋田ソーセージフェスティバル」との同時開催で、ドイツや秋田の美味しいソーセージもビールと一緒に味わえる。今年は10月11日(金)〜14日(月祝)に開催される。(4/5修正)


(未定)新・秋田の行事 2019
日時:未定
場所:大仙市・角館内町エリア(角館樺細工伝承館周辺)、角館外町エリア(横町・中町・立町周辺)

全国最多17件の国指定重要無形民俗文化財を有する秋田県を代表する伝統芸能や祭りが一堂に会する伝統芸能の祭典。一昨年初開催された。一昨年は大曲で開催されたが、昨年は角館で開催された。昨年は10月6、7日に開催され、グルメストリートに田沢湖ビールが出店した。(2018.9.28修正)


(未定)Re:MIX オクトーバーフェスト2019
日時:未定
場所:Re:MIX(横手市十文字町梨木羽場下14-26)

横手市十文字町で地ビールが飲める「Re:MIX」で開催されるオクトーバーフェスト。昨年は10月1〜7日の期間中、クラフトビール一杯につきビールに合うおつまみ一品がサービスされた。おつまみは全7種類、ビールは全17種類であった。


(未定)YOKOTE発酵FES
日時:未定
場所:横手市交流センターY2プラザ、よこてイーストにぎわい広場(横手市駅前町1-21)
   
昨年初開催された、横手の発酵技術と食文化の魅力を発信するイベント。県内の4醸造所、田沢湖ビール、あくらビール、湖畔の杜ビール、羽後麦酒が横手産ホップを使用して醸造したクラフトビール4種が飲み比べできた。


(未定)JOZO(醸造)まにあくす
日時:未定
場所:秋田銘醸株式会社 旧第二工場(旧岩崎蔵)(湯沢市岩崎岩崎137)

東北六県の限定醸造酒など約50種類の日本酒、ビール、カクテルが味わえるイベント。ビールでは今年も田沢湖ビールが楽しめる。一昨年は7月の開催だったが、昨年は11月10、11日の開催だった。


(未定)秋田あくらビール創業22周年記念イベント
日時:未定
場所:レストランプラッツ(秋田市大町1-2-40、TEL018-883-4366)

毎年開催されているあくらビールの周年イベント。あくらビール3時間飲み放題にバイキング形式で料理がついて、前売4,000円、当日4,500円で、150枚販売で終了である。当日はステージ演奏もある他、周年記念ビールや秘蔵のビールも登場する。昨年は11月25日に開催された。


(未定)杜のクリスマスパーティー2019
日時:未定
場所:湖畔の杜レストランorae(仙北市田沢湖田沢字春山37-5)

湖畔の杜ビールの直営レストランで毎年開催されるクリスマスパーティー。飲み放題、食べ放題で、料金は大人5,400円である。12月15日に開催された。



 青森県内 

奥入瀬ビール「麦酒館の日」
日時:毎月第3木曜日
場所:奥入瀬麦酒館(十和田市大字奥瀬字堰道39-1、TEL0176-72-3201)

毎月第3木曜日、奥入瀬麦酒館では「麦酒館の日」として、奥入瀬ビール始め日本酒、焼酎、ワイン、ソフトドリンクが2時間飲み放題1,600円、パスタ、ピザ、おつまみ、デザートが90分食べ放題 1,300円(要予約)となる。


(終了)奥入瀬ビール「地ビールの日」
日時:2019年4月23日(火)11:00〜19:00
場所:奥入瀬麦酒館(十和田市大字奥瀬字堰道39-1、TEL0176-72-3201)

日本地ビール協会などが制定した「地ビールの日」である4月23日には、奥入瀬麦酒館では2時間1,080円という破格の価格で奥入瀬ビールが飲み放題となる。例年、十和田市文化センターD51前と奥入瀬麦酒館の間で「無料シャトルバス」も運行される。十和田市文化センターD51前18:30発で、帰りは奥入瀬麦酒館21:15発である。(1/22修正)


生ビールフェア
日時:2019年5月18日(日)〜10月31日(木)(※6/20〜7/1、8/10〜18は宿泊者のみ)11:00〜21:00
場所:ウェスパ椿山レストラン「カミリア」(西津軽郡深浦町舮作鍋石226-1、TEL0173-75-2261)

一昨年から開催されている、ウェスパ椿山のレストラン「カミリア」で開催されるビールイベント。2時間飲み放題2,000円、+1,000円で1時間延長可。5月31日までは1,800円で、前売り券も5月31日まで1,800円で販売している。キリンのビール3種にハイネケン、バドワイザー、それによなよなエールや常陸野ネストのだいだいエールなど4種類のクラフトビールも飲める(4種はタップマルシェと思われる)。(5/26修正)


極上泡酒倶楽部シーズン2
日時:2019年7月26日(金)、27日(土)18:30〜
場所:一般財団法人済誠会サン・ロイヤルとわだ(十和田市東三番町37-7、TEL0176-23-2266)

昨年から開催されているビールイベント。チケット代5,000円で、「生ビールの種類が半端ない!」とのことである。(6/10修正)


(未定)奥入瀬ビールまつり
日時:未定
場所:奥入瀬麦酒館(十和田市奥瀬堰道39-1、TEL0176-72-3201)

チケット4,000円で、奥入瀬ビールの定番4種に夏限定のサマーエール、当日発表のシークレットビールの6種類が2時間飲み放題となるイベント。十和田ガーリックポークのアイスバインや奥入瀬のむヨーグルトのタンドリーチキンなどビールが進む料理8品も提供される。空くじなしの大抽選会も開催される。十和田市街からのバス送迎も行われる。8月31日に開催された。


(未定)世界のビール祭り
日時:未定
場所:鰐come(南津軽郡大鰐町大字大鰐字川辺11-11 TEL0172-49-1126)

大鰐温泉の中にある日帰り温泉施設、多目的ホール等を備えた複合施設「鰐come」で昨年9月14日に開催された、「世界各地のビールが一度に楽しめる」ビールイベント。料理付き飲み放題で会費は5,000円、地元アイドルユニット「ライスボール」のスペシャルライブや豪華景品が当たる「お楽しみ抽選会」も開催された。(1/28追加)


日時:未定
場所:弘前市りんご公園(清水富田字寺沢)

昨年9月22日(土)、23日(日)に開催された「
ひろさきりんご収穫祭2018♪」の中で開催されたイベント。津軽生まれのシードル・日本酒・ワイン・クラフトビールなどが登場した。弘前のBe Easy Brewingも出店した。開会式の最後には、ニッカシードルロゼが先着100名に無料で振る舞われた。1,700円分のフード・ドリンクチケットが前売り1,500円で販売された。JR弘前駅4番乗り場と会場のりんご公園の間を専用の無料シャトルバスも運行された。


日時:未定
場所:土手町コミュニティパーク(弘前市土手町31、TEL0172-31-5755)A館多目的ホール、ポム広場

2013年から開催されているビールイベント。地元津軽路ビールや奥入瀬ビール他、あくらビール、いわて蔵ビなど東北の地ビール、それにその他の地域の7醸造所の地ビールも飲めた。フードコーナーには弘前市内の飲食店が出店する。5枚綴り2,000円で、全てのビールとフードがチケット1枚と交換になる前売り券は「酒の柳田」が取り扱っている。当日はチケット1枚500円で販売される。昨年は10月7日(土)に開催された。


(未定)ABA番組祭り
日時:未定
場所:ワ・ラッセ&西の広場

ABA(=青森朝日放送)の年1回のイベント。一昨年は弘前のBe Easy Brewingが出店していた。10月6、7日に開催された。


(未定)第14回十和田湖ふるさとまつり
日時:未定
場所:道の駅「奥入瀬」奥入瀬ろまんパーク(十和田市大字奥瀬字堰道39-1、TEL0176-72-3201)

年に1回、奥入瀬麦酒館のある道の駅「奥入瀬」奥入瀬ろまんパークで開催される特産品、地場野菜、農畜林水産物、加工品の展示・販売や郷土芸能などのアトラクションが行われるイベント。昨年は11月4日の開催で、特設会場で奥入瀬ビールが通常より100円安い1杯400円で、4種類セットが1,400円で飲めた。
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2018年12月28日

世界遺産だけじゃない!ならどこへ行く?平泉観光の穴場スポット(「東北復興」紙への寄稿原稿)〜私的東北論その110

 9月16日に刊行された「東北復興」第76号では、平泉観光の穴場スポットについて取り上げた。今年は「東北復興」紙でも、このブログでも、東北の旅行ガイドを請け負っている「LINEトラベル.jp」でも、「平泉は世界遺産だけの町にあらず!」という観点から記事を書いているが、第76号ではその中でも特におススメのスポットについて解説してみた。以下がその全文である。


世界遺産だけじゃない!ならどこへ行く?平泉観光の穴場スポット

 ここの連載でも、自分のブログでも、「平泉は世界遺産だけの町じゃない!」ということを再三に亘って主張している。「ほら、ここにも、ここにもあるよ」と紹介した私の「世界遺産以外の平泉オススメスポットマップ」には、現在67箇所ものオススメスポットが記載されている。
 これだけ多いと、「平泉は世界遺産だけの町じゃない!」ということはしっかり示せているとしても、実際にどこに行けばよいのかかえって分かりにくいかもしれない。そこで今回は、その中でも特にオススメの場所を紹介したいと思う。私のオススメは「鎮守社」と「月山」である。

9つある平泉の鎮守社
 鎮守社というのは、その都市を守護する役割を持った神社のことである。通常、国府所在地にしかなかった鎮守社が平泉にあったということは、平泉が国府所在地と同クラスの都市であった証左でもある。その平泉の鎮守社について、鎌倉幕府の公文書「吾妻鏡」には、中央に惣社(そうじゃ)、東方に日吉(ひよし)、白山(はくさん)の両社、南方に祇園(ぎおん)社、王子(おうじ)諸社、西方に北野天神(きたのてんじん)、金峯山(きんぷせん)、北方に今熊野(いまくまの)、稲荷(いなり)等の社があったと記されている。少なくとも平泉には、中央に1つ、東西南北に2つずつ、合計9つの鎮守社があったことが分かる。

 これらの鎮守社があった場所を順に紹介していこう。まず、東方鎮守の日吉社と白山社である。平泉駅を出て二つ目の信号、「毛越寺口」の交差点を右に曲がって県道300号線を300mほど北に行くと、右手に白山妙理堂(はくさんみょうりどう)という古いお堂がある。これがかつての東方の鎮守、日吉社と白山社である。以前はこれら両社が並び立っていたらしいが、現在はその名の通り白山社のみである。周辺の低地はかつてあった「鈴沢の池」という池の跡である。

 続いて、南方鎮守の祇園社と王子諸社である。平泉駅から白山妙理堂に向かった「毛越寺口」交差点を逆に左に曲がって県道300号線を南に1.2kmほど行くと、右手に八坂神社(やさかじんじゃ)がある。この八坂神社があるのは平泉町の祇園地区であるが、実は、この八坂神社が明治時代以前までは祇園宮と呼ばれていた、かつての南方の鎮守社、祇園社である。疫病退散の神として信仰されてきたそうである。

 県道300号線を挟んで八坂神社の向かいに細い路地がある。その路地を80mほど進むと、左手に「王子社跡」という案内板がある。現在はただ小さな祠が2つ残っているだけですが、ここがかつての王子諸社である。2つの祠のうち、大きめの方の祠には木製の神像が祀られているのが外からも見える。

 西方鎮守の北野天神には、平泉駅を背に真っすぐ、毛越寺に向かう県道31号線を行く。毛越寺を通り過ぎて、上を東北自動車道が走るガードをくぐって160mほど行った、駅からだと1.3kmくらい来たところにあるT字路を右に曲がる。そこから300mほど登り坂の道を行くと、正面に長い階段が見えてくる。ここがかつての西方の鎮守社、北野天神社である。歩いて1分弱ほど階段を登っていくと、社殿がある。

 もう一つの金峯山については、世界遺産の一つである金鶏山が金峰山になぞらえていたようである。その山麓に金峯山社があったとされているが、それが平泉文化遺産センターの南側にある花立廃寺跡だと言われている。県道31号線を毛越寺の手前にある観自在王院の角を右に曲がって650mほど坂を登っていくと平泉文化遺産センターがあるが、センターの南側に芝生の公園があって、その一画に石で建物跡が示された花立廃寺跡がある。

 北方鎮守については、この平泉文化遺産センターの向かいに熊野三社という神社がある。これがかつての北方の鎮守社、今熊野社である。かつては今熊野社に加え、子守社と勝手社という末社もあったそうであるが、それらが合祀されて現在の熊野三社となった。

 もう一つの稲荷社だが、実は場所が特定されていない。どこにあったのか話題になることもないようだが、江戸時代の文書などを調べてみると、隆蔵寺というお寺が別当を務める西方鎮守の稲荷社が確かに存在していたことが分かる。ただ、その隆蔵寺は明治になって火災で焼失してしまっている。恐らくその時に、近くにあった稲荷社も一緒に失われてしまったものと考えられる。

 この隆蔵寺のあった場所は分かっている。先ほど北野天神に行ったT字路のもう一つ手前のT字路、東北自動車道のガード下からは90mほどのところを右に曲がって300mほど坂を登っていくと、毛越地区の公葬地(共同墓地)がある。その下には一面に田んぼが広がっているが、この田んぼの一画に隆蔵寺があったとのことである。従って、稲荷社もこの田んぼのどこかにあったのだろう。

 最後に中央の惣社である。惣社というのは、その地域の神をすべて合祀した神社のことだが、実はこの惣社があった場所も分かっていない。いくつかの説があって、今のところ最も有力と思われるのが、金峯山社があった場所に惣社もあったというものである。ただ、金峯山社が惣社も兼ねていたというのではなく、同じ敷地に金峯山社と惣社が併設されていたのではないかと考えられる。金峯山社と見なされている花立廃寺跡の北に隣接する平泉文化遺産センターの玄関付近から、かつて礎石建物跡が出土しているので、それがあるいは惣社跡だったのではないかと推測できる。

 以上が9つの鎮守社である。先ほど江戸時代の文書に稲荷社が西方鎮守として記載されていると書いたが、位置関係から考えてみても、最初に紹介した吾妻鏡にある「西方」の金峯山社と「北方」の稲荷社は、方角が取り違えられている可能性が高い。実際には、北方の今熊野(熊野三社)の向かいにある金峯山社(花立廃寺跡)は西方ではなく北方の鎮守、西方の北野天神の近くにあった稲荷社は北方ではなく西方の鎮守であったのだろうと考えられる。
 これら9つの鎮守社のうち、白山妙理堂、八坂神社、王子社跡、北野天神社、花立廃寺跡は、「見ルベキモノアリ」として国の特別史跡にも指定されている。それぞれに風情のある場所であり、もっともっと知られてほしいスポットである。なお、鎮守社については、前述のマップと別に、「平泉の鎮守社(五方鎮守)マップ」を作成したので、そちらを参照していただきたい。

中尊寺の奥の院・月山
 もう一つのオススメスポットは月山である。と言っても、出羽三山の一つ、夏スキーで有名な山形の月山ではない。中尊寺のある丘陵と衣川を挟んだ向かいにも月山という名前の山があるのである。厳密には平泉ではなく隣の奥州市衣川区であるが、標高120mという小さな山ながら、円錐形のキレイな形をした山である。古来、霊峰として崇敬されており、中尊寺や毛越寺を開山したと伝わる慈覚大師円仁が勧請したという月山神社が山頂に鎮座している。奥州藤原氏初代の清衡が再興し、かつては毎年正月に中尊寺の僧が参拝し、中尊寺の奥の院として栄えたとも伝えられている。

 その月山神社を始め、麓には三峯神社、月山神社へ向かう参道の脇には荒沢神社、月山神社と同じ山頂には和我叡登挙神社と、この小さな山に4つもの神社が祀られている。他に月山神社と三峯神社と荒沢神社には境内社もあり、まさに神の山であることを実感する。

 三峯神社は源頼義、義家が前九年の役で安倍氏に苦戦していた折、日本武尊が東夷征討に際して武州三峰山に登って諾冊二尊を奉祀したという故事にあやかって陣中で諾冊二尊を奉祀し、安倍氏を討った後に祠を立てたというのが事の起こりで、その後、江戸時代の享保元年に秩父にある三峰神社から改めて分霊が勧請されたそうである。一つの山に奥州藤原氏に関係する神社とその敵役となった源氏に関係する神社が共に祀られているというのも興味深いことである。

 山頂の月山神社に向かう道は二つあり、一つは山の東側にあるこの三峯神社の境内を通って登っていく道、もう一つは山の北側にある鳥居をくぐって階段を登っていく道で、後者の方が本来の参道なのだろう。この鳥居の脇にある階段を少し登ったところにある荒沢神社は、かつて月山神社が女人禁制だったことと関係しており、この荒沢神社は女性でも参拝できたということである。

 そして、何より興味深いのは和我叡登挙神社である。月山の山頂にはどちらの道を行ってもおよそ10分もあればたどり着くが、山頂にある鳥居をくぐると正面に月山神社、右手に境内社がある。正面の月山神社を参拝したら「あとは下っていくか」と思うかもしれないが、ちょっと待ってほしい。鳥居の正面にあるのは拝殿だが、その拝殿を回り込んで後方に行くと、月山神社の本殿があるのである。そして、その本殿の前には何気なく巨石があるが、この巨石こそが和我叡登挙神社である。東北の土着の神と言われる荒覇吐(あらはばき、荒吐(あらばき)とも)の神を祀っている。東北で拝殿を持たない巨石を祀った神社は概ね荒覇吐神を祀ったもので、同じ衣川区にある磐(いわ)神社、花巻市東和町にある丹内山(たんないさん)神社などがその代表例である。これらの神社も和我叡登挙神社と同様に拝殿がなく、巨石をご神体として祀っている。

 中尊寺の奥の院として栄えた月山神社と同じ敷地に荒覇吐神を祀った神社があることも極めて興味深い。奥州藤原氏の仏教文化が、実は東北古来の神とも結びついていたことを物語っているとも言える。

 先ほど、山頂に向かう道は2つあると書いたが、せっかくなので登りと下りとで違う道を通ってみるのがよい。三峯神社経由の道の途中には、眼下に衣川や北上川を見下ろせる展望スポットもある。月山とそこにある神社の場所については、先述の「世界遺産以外の平泉オススメスポットマップ」を参考にしていただきたい。


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2018年12月20日

「ファンクラブ」活用のススメ(「東北復興」紙への寄稿原稿)〜私的東北論その109

 毎度連載している「東北復興」の、5月16日発行の第72号から8月16日発行の第75号までの4回は、東北にあるさまざまなファンクラブについて取り上げてみた。
 私自身、会津ファンクラブや奥会津ファンクラブに入会しているが、会津ファンクラブから届く会報や年一回のファンクラブの集い、奥会津ファンクラブから毎年届く「奥会津歳時記カレンダー」はいつも楽しみである。東北には私が調べた限り、以下のようなファンクラブが存在するが、活用しない手はないと思う。見てみて、面白そうと思うものがあったらまず入会してみることをおススメしたい。
 以下がその全文である。全4回、一挙公開である。(笑)


「ファンクラブ」活用のススメ 訴‥膰編

地域にもあるファンクラブ
 どこかに旅行することが決まった時、旅行先の風光明媚なスポット、美味しい料理が食べられるお店、地域の名産品といった情報について、ガイドブックやインタ―ネット等を使って調べてみることは多いと思われる。
 そうした情報に加えてぜひ調べてみてもらいたいのが、「ファンクラブ」についての情報である。ここ東北にも、各地域に様々なファンクラブが存在している。それらのファンクラブは概ね、その地域に関心があったりその地域がお気に入りだったりする人なら誰でも入会でき、入会金や年会費は無料である場合が多く、かつ会員向けに様々な「特典」が用意されている。
 「特典」の代表的なものとしては、各種施設の入場料の割引、地域内の飲食店を利用した場合の割引や優待サービスの提供、関連イベントの開催、地元の情報が盛り込まれた会報の送付などであるが、こうした地域のファンクラブを有効活用することで、旅行がさらにお得に充実したものとなったり、好きな地域への愛着や理解がより深まったりする可能性がある。ぜひ一度、これから行こうとしている地域やお気に入りの地域にファンクラブがないかどうか、調べてみてほしい。
 ここ東北にも様々なファンクラブが存在する。それらを4回に亘って順次紹介していきたい。今回は福島県である。

ふくしまファンクラブ
 福島県が運営する「ふくしまファンクラブ」は、福島県がふるさとの人や福島県に愛着を持っている人など誰でも入会できるファンクラブである。入会費、年会費は無料で、‐霾麕載のファンクラブ会報が年4回届く、⊇椶幣霾鵑鬟瓠璽襯泪ジンで配信、8内外130の施設・店舗で会員証を提示して割引やサービスを受けられる、じ外開催の福島関連イベント情報が届く、などの会員特典がある。

会津ファンクラブ
 会津若松観光ビューローが運営する「会津ファンクラブ」は、会津が好きな人なら誰でも加入できる、会津をこよなく愛する人のためのファンクラブである。やはり入会金、年会費は無料で、_馗鼎量ノ肋霾麕載の会報誌が年数回届く、会員特製カードを進呈、L50の協賛店舗や施設で割引などの優待サービスが受けられる、げ駟鷸鐺發硫餔限定プレゼントに応募できる、ゲ馗泥侫.鵐ラブ公式フェイスブックにて情報発信といった会員特典がある。
 また、「会津ファンクラブ」では、年に1回「会津ファンの集い」というファンクラブ会員を対象としたイベントを現地で開催している。会津若松市は「産業観光」にも力を入れているが、「会津ファンの集い」でもそうした姿勢を反映して、蔵元の見学や日本酒の仕込みの体験、会津木綿の工場見学、ダムの視察など、様々なイベントが企画される。仕込んだ日本酒は完成後、専用のラベルが貼られて各会員の元に送られてくるなど、手が込んでいる。会津の郷土料理や地酒を楽しみながらの交流会も開催され、会津が好きな者同士、大いに盛り上がる。

奥会津ファンクラブ

 会津地域は全国第3位の面積を誇る福島県のうちの4割を占める広大な地域であるが、会津若松から西の山あいには、奥会津と呼ばれる四季折々の美しい自然を満喫できる地域がある。この奥会津を流れる只見川は全国屈指の水力発電の川として知られるが、只見川電源流域振興協議会が運営する「奥会津ファンクラブ」は、「奥会津を応援したい!!」という人であれば誰でも入会できるファンクラブである。入会費、年会費は無料で、’1回奥会津の四季折々の風景写真が載った「奥会津歳時記カレンダー」が届く、奥会津の旬な情報が載ったメールマガジンが月1〜2回届く、という会員特典がある。メールマガジンは、有料とはなるが冊子での送付も可となっている。
 「奥会津ファンクラブ」で特筆すべきは、この「奥会津歳時記カレンダー」である。奥会津を知り尽くした郷土写真家の星賢孝氏が撮影した奥会津の四季とそこを走るJR只見線の写真が32ページにわたって掲載されているもので、写真の美しさから毎年欠かさず購入するというファンも多いカレンダーである。買えば540円するこのカレンダーが、会員には毎年無料で送られてくるというのも、奥会津ファンクラブの魅力となっている。

喜多方グリーン・ツーリズムファンクラブ「るーらるきたかた」

 会津地域では他に、ラーメンと蔵で有名な喜多方市の喜多方市グリーン・ツーリズムサポートセンターが運営する「喜多方グリーン・ツーリズムファンクラブ『るーらるきたかた』」がある。喜多方が好きな人なら誰でも参加できるファンクラブで、やはり入会金、年会費は無料、入会特典として古代文字名前入りオリジナル会員証(缶バッジ製)が届く。会員特典として、‐霾麕載のメールマガジンが定期的に届くほか、東北最大規模の三ノ倉高原のひまわり畑のひまわり1本のオーナーになれる、という珍しい特典がある。

こおりやまファンクラブ
 「こおりやまファンクラブ」は、郡山市が運営している、郡山市外に住む人を対象に郡山をPRしてもらうことを目的としたファンクラブである。入会費、年会費無料。会員特典は、〃柑鎧堝發鮹羶瓦箸垢詭80の店舗や施設で割引などの優待サービスが受けられる、▲侫.鵐ラブ会報にて、観光、食、イベントなどの情報が届く、7柑海隆儻情報メールマガジンが配信される、づ豕都内を始めとした県外での物産展の情報が届く、である。

天栄村サポーター会員

 天栄村サポーター会員は、天栄村観光協会が運営する「天栄村を支える応援団」の位置付けである。毎年先着500名、年会費3,000円で、特典として4,000円相当の天栄村特産品が送られてくる他、宿泊施設料金が10%割引になるなどの特典付き会員証が進呈される。

福島フードファンクラブ「チームふくしまプライド。」
 「チームふくしまプライド。」は、復興庁が支援し、(一社)東の食の会と(株)エフライフが運営する、「誇りを持った生産者と彼らを応援する人々が集う福島の食のファンクラブ」である。入会費、年会費は無料。会員特典は、\源瑳圓らの直送の商品が会員の中から抽選で当たる毎月開催のプレゼント特典、∪源瑳圓判舒えるツアーに優先して参加できる、旬の食材の情報など、福島の食に関する様々な情報が優先して届く、である。

うつくしま農林水産ファンクラブ

 福島県が運営する、県産農林水産物の良さを広くPRするためのファンクラブが、「うつくしま農林水産ファンクラブ」である。県内に居住するか勤務している人、事業所が対象。入会金、年会費無料。|了の署名が入った「うつくしま農林水産ファンクラブ」会員の「会員証」を発行、∋業所ファンクラブ会員には地産地消推進の取組みを多くの方々に周知・広報できるようPR資材を提供、会員活動の円滑な推進や相互の連携を支援するため情報交換の場を提供、ぁ屬Δ弔しま農林水産ファンクラブ通信」をはじめ地域のイベントやお知らせなどの情報を提供、ゥ侫.鵐ラブ会員の活動を会員本人の了解を得て福島県農林水産部の地産地消ホームページ等で広く紹介、といった会員特典がある。

福島県観光物産館ファンクラブ

 「福島県観光物産館ファンクラブ」は、福島県観光物産館を運営する(公財)福島県観光物産交流協会によるファンクラブである。入会費、年会費無料。入会特典として、県産ジュース「桃の恵み」1本プレゼントされる他、.侫.鵐ラブポイントカードによる割引(福島県観光物産館での買い物の際、1,000円毎に1ポイント押印、20ポイントで500円割引、発行日より1年間有効)、▲ぅ戰鵐箸覆品‥膰観光物産館情報のメール発信、2餔向けに開催する「ファンクラブ交流会」に参加できる、といった会員特典がある。

野岩鉄道ファンクラブ
 栃木県の鬼怒川温泉近くの新藤原駅と会津高原尾瀬口駅を結ぶ野岩(やがん)鉄道が運営する、野岩鉄道に興味を持ち、利用する人のためのファンクラブが、「野岩鉄道ファンクラブ」である。入会金、年会費無料。入会特典として会員限定缶バッジがプレゼントされる。会員特典として、会員証を提示することによって、接続する会津鉄道の沿線にある店舗、施設で優待サービスが受けられる。

SLばんえつ物語ファンクラブ

 「SLばんえつ物語ファンクラブ」は、JR東日本新潟支社が運営する、「SLばんえつ物語」号に乗る人のためのファンクラブである。入会金、年会費無料。(卞撮渦鷯莠嵋茲鵬,気譴SL乗車スタンプの数に応じてSLオリジナルグッズがプレゼントされる、▲瓮鵐弌璽坤ードでSL車内で販売している「SLばんえつ物語」グッズ(ミニプレート、光るキーホルダー)が10%引きで購入できる、が会員特典である。

福島空港ファンクラブ

 「福島空港ファンクラブ」は、福島県が運営する、「福島空港を応援したい!」という人のためのファンクラブである。住んでいる地域に関わらず誰でも入会できる。入会金、年会費無料。(‥膰内外の協賛店で特典サービスが受けられる、▲瓠璽襯泪ジンで福島空港や就航先などについての情報が届く、という会員特典がある。


「ファンクラブ」活用のススメ◆禅楙觚編

気仙沼ファンクラブ

 東北にあるファンクラブの第2回、今回は宮城県のファンクラブについて紹介しようと思う。まず紹介したいのは沿岸北部にある気仙沼市が運営している「気仙沼ファンクラブ」である。市外に住む気仙沼ファンの人が対象で、「気仙沼を応援したいという気持ち」が入会条件となっている。
 会員特典はまず、「会員番号を刻んだ世界に一つだけのオリジナル会員証」である。これは、気仙沼のゆるキャラ「ホヤぼーや」をモチーフにして市民有志が手作りした会員証で、震災が発生した平成23年3月11日時点の気仙沼市の人口74,247人の次の人数である74,248人目からの会員番号が刻印されており、会員が「準」市民であることを示している。また、気仙沼の旬な情報を発信する「気仙沼ファンクラブ通信」もメールで配信している。復興の様子や地元民しか知らない気仙沼の魅力などの情報を発信しているが、会員からの質問やリクエストにも応えてくれる。
 気仙沼市役所の産業部観光課の窓口で会員証を提示すると、「特製ホヤぼーやストラップ」ももらえる他、市内の飲食店での飲食や物販店などでの買い物の際に会員証を提示することにより様々な特典が受けられる。入会金・年会費は無料である。

伊達なわたりファンクラブ

 沿岸南部の亘理町にある亘理町観光協会が運営するファンクラブである。年会費は10,000円掛かるが、入会すると入会プレゼントとファンクラブ加盟店で使える会員証、亘理町の見どころが全て分かる観光ガイドブックが送られてくる他、年2回亘理町の旬の特産品が届き、亘理町の最新の観光情報のダイレクトメールも届くといった会員特典がある。

七ヶ宿ファンクラブ

 内陸南部にある七ヶ宿町の株式会社七ヶ宿くらし研究所が運営するファンクラブである。ー轡宿町が好きな人、町内外に関わらず七ヶ宿町を楽しく応援したい人、七ヶ宿町との交流を大切にしたい人を対象に、まちづくりのサポーターとなって地域行事やイベントを一緒に盛り上げてくれる人を募集している。入会費500円、年会費は個人1,000円、団体10,000円で、町民、町内の団体・企業は無料である。
 会員特典としては、ファンクラブ会員向けイベントへの参加、イベント情報などのいち早いお知らせ、会員限定グッズのプレゼント、裏メニュー的な「なおらい」(神社のお祭りの最後にお供えした食べ物やお酒を参加者皆でいただく行事)等への参加、となっている。

里浜貝塚ファンクラブ

 奥松島縄文村歴史資料館が運営するファンクラブ。「縄文村で遊ぼう!」を合言葉に、会員には縄文村の「村びと」になってもらって、「縄文村」という「村=自治体」を、村びと全員参加型の村政で盛り上げていくという趣旨で会員が気軽にイベントに参加し、縄文村を楽しむことを最大の目標にしている。
 「村びと」になるには一世帯につき、年会費(村民税)500円を払う。一世帯何人でも金額は変わらない。「村びと」になって縄文村発行の会員証を提示すると、一年を通して入館料が無料になる他、イベントの様子や縄文コラムなど縄文村の情報が詰まった「村報 縄文村」が季刊で届く。

松島ファンクラブ

 日本三景の一つ松島を擁する松島町が運営するファンクラブである。松島が好きな人なら誰でも入会できるので、町民も入会できる。年会費は無料で、会員特典は、観瀾亭・福浦橋への無料入場、協賛店でのお得な会員サービス、である。

田の浦ファンクラブ
 NPO法人田の浦ファンクラブが運営するファンクラブ。同法人は「南三陸町歌津地区田の浦において、東日本大震災で被災した地域の再生、コミュニティの再生、生業の再生等まちづくりの推進を目指し、田の浦の歴史、生活文化、生業、自然環境、人財などの地域資源を活かし、つながりを創造し、地域の未来を育むことを目的とする団体」である。
 田の浦ファンクラブは〜換顱∩汗こΔ療弔留坤侫.鵝支援者、田の浦の現地でまちづくり活動を推進する地元の人間で構成された「田の浦チーム」、田の浦チームをサポートする他のNPO法人で構成されている。
 年会費は正会員6,000円、賛助会員は一口3,000円となっている。義援金付き書籍「宮城県南三陸町 田の浦漁師が伝える海と人との暮らしかた」(1,000円)や購入すると賛助会員として登録される「3.11Tanoura(3.11田の浦の記憶)」(500円)などの書籍も刊行されている。

宝の都(くに)・大崎ファンクラブ

 県中央部にある米どころ大崎市が運営するファンクラブである。寄附金額5,000円以上で会員登録され、会員証が発行される他、会員特典として、「広報おおさき」の1年間送付、温泉の無料入浴券(ペア)、市内施設の入場無料券 (ペア)のいずれか1つを選べる。

フィッシャーマン・ジャパン公式ファンクラブ「CLUB MERMAN」
 一般社団法人フィッシャーマンジャパンが運営するファンクラブ。同法人は「漁師とともに漁業を創る」をモットーに、三陸で活躍する若い漁師たちを中心に、未来の世代が憧れる水産業の形を目指している。「CLUB MERMAN」はその活動をサポートするための会員制度である。
 会員制度は、特典の内容に応じた4つのプランと無料会員プランから選ぶことができる。レギュラー会員は年会費5,000円で、会員カード、魚谷屋クーポン1,000円分、ECクーポン500円分、会員限定バッジ、限定イベント、会報年1回が特典。シルバー会員は年会費15,000円で、会員カード、魚谷屋クーポン3,000円分、ECクーポン2,000円分、会員限定バッジか会員限定エコバッグどちらか1つ、限定イベント、会報年1回、商品開発会議参加権、魚介セット年1回5,000円分、公式牡蠣むきナイフが特典。ゴールド会員は年会費30,000円で、会員カード、魚谷屋クーポン10,000円分、ECクーポン5,000円分、会員限定バッジか会員限定エコバッグどちらか1つ、限定イベント、会報年1回、商品開発会議参加権、魚介セット年1回5,000円分、公式牡蠣むきナイフ、オリジナルTシャツが特典。プラチナ会員は年会費100,000円で、会員カード、魚谷屋クーポン20,000円分、ECクーポン10,000円分、会員限定バッジか会員限定エコバッグどちらか1つ、限定イベント、会報年1回、商品開発会議参加権、魚介セット年4回5,000円分、公式牡蠣むきナイフ、オリジナルTシャツ、名刺、魚谷屋スペシャル特典、漁師体験ツアー招待、年度事業報告会招待が特典となる。無料会員は、クーポンをはじめ、お得な情報が載ったメールマガジンが届く。

南三陸応縁団
 一般社団法人南三陸町観光協会が南三陸町からの委託を受け、運営する事業である。今までの「支援」から「協働」へ、そして「交流」への発展を目指し、支援者と町民をつなぐ架け橋となって様々な「ご縁」を育む交流プロジェクトである。団員特典としては、ウェブサイトとメールマガジンによる団員向けの南三陸町情報の発信、応縁団員を対象とした交流イベントの開催、農業や漁業の「おでって」(お手伝い、ボランティア)、限定ツアーや団員限定のポイントカードなど団員限定コンテンツへの参加、などがある。

さとうみファンクラブ

 南三陸町歌津にある一般社団法人さとうみファームが運営するファンクラブ。同法人では、羊の飼育を手掛けており、「育てること、食べること、活かすこと。『共生』を体験する牧場」を目指している。ファンクラブは、運営方針に賛同する人、南三陸の地域活性化を応援したい人が対象で、年会費は2,000円、会員特典としては、季刊誌「さとうみ通信」による活動報告、各種イベントへの招待などがある。

東北復興支援プロジェクト「希望の環」サポーター
 「希望の環」は、一般社団法人希望の環が運営する、生産者同士、小売店、消費者、その他支援者との東北復興支援の環を広げるプロジェクト。サポーターに登録すると、定期的に「希望の環 通信」として、生産者の日々の活動や復興への想い、また被災された町の復興に関する明るい希望を感じるニュースなどがメールマガジンとして届く。サポーターからの生産者への応援メッセージも届けてくれる。

登米市観光のまちづくり応援団
 内陸北部にある登米市の「観光のまちづくり」を推進するため、全国から登米市のPRと観光物産の振興発展を応援してくれる団員を募集している。対象は‥佇道毀院↓登米市にゆかりのある人、E佇道圓離侫.鵑如活動内容としては、特設サイトによる登米市の情報の発信、団員によるレアな情報や気づきなどの発信、新たな魅力を発見・創設する企画の提案、登米市見学ツアーなどへの参加、講演会・イベントの案内、会報の発行、会員証の発行などである。

日本酒サポーターズ倶楽部・宮城
 宮城県酒造組合が運営する日本酒愛好家の方々の集い。20歳以上なら誰でも入会でき、入会金・年会費も無料。登録すると各種イベントの案内がメールで届く他、会員限定イベントやセミナーにも招待される。


「ファンクラブ」活用のススメ〜山形編

 東北にあるファンクラブの第3回、今回は山形県のファンクラブについて紹介しようと思う。山形県にも多くのファンクラブがある。特に、県南部の置賜地方を中心として、自治体、並びにその関連団体が運営するファンクラブが多いのが特徴である。

西川のまちづくり応援団

 山形県のほぼ中央に位置し、出羽三山のうち月山と湯殿山を擁する西川町が運営している、西川町出身の人、西川町をふるさとと思う人、西川町に関心を持っている人が対象の、「西川町のまちづくりを考えながら、西川町を側面から応援する(応援してもらう)ため」の会である。年会費は3,000円で、加入すると「団員」となって、毎月西川町から応援団会報や町広報誌、資料、観光パンフレット、イベントの案内などが送られてくる。また、毎年「関東ブロック総会」、「東北ブロック総会」、「仙台七夕交流会」、「ふるさと植樹祭・交流会」といった交流イベントに参加できる。
 団員としての活動は、 崋分のふるさと西川町はこんなところです」(友人・知人への西川町のPR)、◆屬海鵑覆海箸鯏垈颪凌佑牢待しています」(都会のニーズ調査)、「こんなことをすれば西川町はもっとよくなるのでは?」(町への提言)、ぁ崟樟酊に住みたい人を知っているので紹介します」(IJUWターン希望者の紹介)、ァ崟樟酊の特産品を友人に贈ろう」(特産品の購入)、Α崟樟酊の特産品はこんな店で扱ってもらえるのでは?」(販売店等の紹介)、А崋分の周りには同郷の人がいます。今度遊びに行ってみよう!」(西川町への観光旅行)、─屬佞襪気叛樟酊へ寄付をします」(ふるさと納税)、をできる範囲内でして、西川町を応援する、となっている。1997年(平成9年)発足という、山形県内はもとより、東北地方全体の同種の会の中でも屈指の歴史を持つ。

ながいファン倶楽部

 山形県の南部にあって、桜、白つつじ、あやめ、萩などの花で知られる長井市の(一財)置賜地域地場産業振興センターが運営する、長井市内に住んでいる人、全国各地の長井にゆかりのある人ほか、誰でも入会できる「山形県長井市を応援するみなさんの交流の場」である。年会費無料の無料会員の他、年会費1,000円の「一般会員」、5,000円の「特別会員」、10,000円の「プラチナ会員」、30,000円の「ダイヤモンド会員」があることが特徴である。
 無料会員は、長井市の旬の話題を届けるメールマガジンの配信、協賛店での会員特典サービス、「道の駅 川のみなと長井 オンラインショップ」での購入のポイント進呈などの特典が得られる。有料会員は入会・更新時にプレゼントがある他、オンラインショップでの進呈ポイントの割増、「道の駅 川のみなと長井」での購入時の割引、プラチナ会員には年1回、ダイヤモンド会員には年4回長井市が誇る特産品が届く。また、交流ツアーなどの催事の案内が届く他、都市圏で行う物販の案内とプレゼント引換券ももらえる。

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 山形県の南部、飯豊連峰のふもとにある飯豊町の飯豊町観光協会が運営する、「心身をリフレッシュするとともに、そこに住む『いいで人』も活力を見出しながら共に『めざみの里』を体感できる、飯豊町を愛する人たちの組織」。ちなみに、「めざみ」とは、フランス語の"MESAMIES"(「親しい友達・仲間」の意)で、「みんなで仲良く明日への町づくりをめざす、またはめざめるという希望」が込められているとのことである。
 年会費1,000円の「トクトク情報コース」と、年会費3,000円の「特選旬の味コース」がある。5年間有効会員パスポートが発行されて、年4回飯豊町の情報紙が届き、町内の提携施設で特典が受けられる他、年1回会員を対象とした「これぞ飯豊町と言える"お楽しみツアー"」に参加でき、来町に際して目的や季節に応じたモデルコースを提案してもらえる会員相談窓口も利用できる。「特選旬の味コース」はさらに飯豊町の「旬の食材」が届く。

いまっとファンクラブ
 山形県の中部にあって、「隠れそばの里」、鮎、それにホップの産地としても知られる白鷹町の白鷹町観光協会が運営するファンクラブ。「いまっと」は「もっと」や「もう少し」という意味で、「いまっと白鷹を好きになってほしい」「いまっと白鷹に興味をもってほしい」「いまっと白鷹の暮らしを体験してほしい」という願いが込められている。白鷹町外の人が入会でき、ネット会員は年会費無料、一般会員は年会費1,000円である。
 入会すると「特製会員パスポート」が発行され、来町時会員証の提示で協賛店からサービスが受けられる他、白鷹町の旬の情報が毎月郵送で届く(ネット会員にはメールで届く)。年1回、「白鷹町体感の交流会」が開催される他、白鷹町に来町する際には同ファンクラブが相談窓口となるなどの特典がある。

ふながたファンクラブ
 山形県の北部にあって、やはり鮎で知られる舟形町のふながた観光物産協会が運営するファンクラブ。舟形町出身の人もそれ以外の出身の人でも、舟形町に興味がある、暮らしたい、訪れてみたいという人のファンクラブである。入会費・年会費は無料で、舟形の旬の情報やイベント情報などが満載のメールマガジンの配信サービスが受けられる。今後、会員限定イベント、協賛店でのお得なサービスなど様々な企画を展開する予定だとのことである。

鳥海山・飛島ジオパーク八幡ファンクラブ

 山形県の沿岸庄内地方にあって、「平成の大合併」で酒田市と合併した旧八幡町にある酒田市八幡総合支所が運営する、鳥海山やジオパークの魅力を広く伝えるためのファンクラブである。庄内地方と秋田県の県境にある鳥海山と、日本海に浮かぶ飛島を含む地域は「鳥海山・飛島ジオパーク」に指定されている。
 「鳥海山と八幡地域が大好きな方」なら誰でも入会でき、入会するとオリジナル会員バッジが進呈され、そのバッジの提示で協賛店でサービスが受けられる他、ジオパーク関連イベントの情報が届き、ファンクラブミーティングなどジオパークイベントにも参加できる。

川西ファン倶楽部
 山形県の南部にあり、ダリヤで知られる川西町が運営するファンクラブである。登録すると、川西町内の店舗、事業所などの新商品、限定品、割引商品、ランチの情報などがメールで届く。

山形ファンクラブ

 山形県アンテナショップ「おいしい山形プラザ」が運営する、「『山形を知っていただく』『山形県産品を買っていただく』『山形に来ていただく』など、山形の魅力を堪能していただく」ためのファンクラブである。
 年会費は無料で、会員になると、メールマガジンで山形県の旬の情報が届く他、アンテナショップでの購入や飲食の金額によるポイント特典で山形県産品がプレゼントされる。また、協賛店でのサービスや割引がある他、「おいしい山形 料理教室」など会員限定イベントや「ファンクラブ会員限定!モニターツアー」などにも参加できる。

ペロリンファンクラブ

 山形県農林水産部6次産業推進課内にある「おいしい山形推進機構事務局」が運営するファンクラブである。「ペロリン」とは、山形県産農産物などの統一シンボルマークである。山形県産農林水産物のファンなど誰でも入会可能で、入会すると、メールマガジンにて山形県産農林水産物の情報やイベント・キャンペーン情報が届く。

伝国の杜ファンクラブ

 「米沢市上杉博物館」と「置賜文化ホール」を含む「伝国の杜」を運営する(公財)米沢上杉文化振興財団 が運営するファンクラブである。年会費は一般2,500円で、米沢市上杉博物館の常設展示室・企画展示室に何度でも自由に入館でき(同伴者1名は団体割引で入場可)、置賜文化ホール自主事業チケットの先行予約・割引販売(会員1名につき2枚まで)、年7回程度「伝国の杜だより」やファンクラブ会報、各種事業チラシの送付、ファンクラブ会員向けの講座・イベントへの参加、募集制ワークショップへの無料参加(1回無料券の進呈)、ミュージアムショップでの展覧会図録・オリジナル商品10%割引、ミュージアムカフェでの10%割引(同伴者3名まで)などの特典が得られる。

庄内みどりファン倶楽部

 JA庄内みどりが運営するファンクラブ。入会金・年会費とも無料で、ファン倶楽部通信が届く他、厳選した旬の食材の頒布会(定期宅配)の申込ができ、購入時に貯まるポイントを各種商品と交換できるなどの特典がある。

 これらのファンクラブ以外にも、今年度は寒河江市が運営する「寒河江ファンクラブ」が創設される予定である他、小国町にも「小国ファンクラブ」を創設する計画があるとのことである。


「ファンクラブ」活用のススメぁ阻姪賈綿

 東北のファンクラブ、最終回の4回目は岩手県、秋田県、青森県の北東北三県である。三県まとめて一度に紹介できることからも分かるように、これまで紹介してきた南東北三県と比べるとファンクラブの数自体は少ないが、その中にはなかなか個性的なファンクラブがいろいろ存在している。

岩手県

IGR銀河ファンクラブ

 盛岡駅と青森県の目時駅を結ぶIGRいわて銀河鉄道の利用促進、沿線地域の活性化、交流人口の拡大を目的に活動しているファンクラブ。会費は個人会員が年間2,000円、子ども会員が年間1,000円、賛助会員が年間20,000円で、会員への特典も充実している。
 具体的には、。稗韮劼い錣洞箍賄監残庄津絞泙任琉み物などのサービス、個人会員への初回IGRオリジナルキャラクター「ぎんがくん」「きらりちゃん」がプリントされたモバイルバッテリー、IGRオリジナルパスケース、リールクリップ、ストラップのプレゼント(モバイルバッテリーとパスケースはファンクラブ限定品)、子ども会員への初回ハンドタオルのプレゼント、2年目以降更新の会員にはIGR1日フリー乗車券のプレゼント、せ申会員への盛岡駅でのB1判ポスター掲出1か月無料サービス、シ兮廓数に応じた会員証のグレードアップ、Σ餔証の提示による提携施設における各種特典、毎年1回「ファンミーティング(会員の集い)」の開催、─峩箍賄監擦泙弔蝓廚任硫餔限定のプレゼント、年2回会報誌「銀河ファンクラブマガジン」の送付、岩手の鉄道会社ならではの岩手旅、こだわりのIGR沿線旅の会員特別価格での提供、となっている。

三鉄ファンクラブ
 岩手県の沿岸、三陸海岸を走る三陸鉄道を応援するためのファンクラブ。会費は個人会員が1年2,000円、5年9,000円、家族会員(4名まで)が1年4,000円、5年18,000円で、会員特典としては、〇偉ε監擦離ぅ戰鵐函⊂ι覆両霾鵑覆匹鯏舛┐襦屬気鵑討直亟蕕世茲蝓廚稜4回の送付、⇔△三陸鉄道の1日フリー乗車券になっている「三鉄ファンクラブ会員証」の送付がある。

いちのせきファンクラブ「あばいんクラブ」
 岩手県の内陸南部にある一関市が運営する、「一関に行ってみたい・もっと知りたい」という市外在住の一関ファンに一関を知ってもらい、楽しんでもらうためのファンクラブ。会費は年間10,000円で、会員特典として、 屬△个い鵐ラブ会員証」の送付、∋垤報誌や観光パンフレットなど一関市関連情報の情報誌の送付、主要観光施設の特別割引、ぐ豐愡圓僚椶両霾鵑鮠匆陲垢襯瓮襯泪の配信、セ堝盻蒜饂楡瀝用券10,000円分、一関名物の餅料理の食事券2,000円分、選べる特典2,000円分の送付、が提供される。

なかほらファンクラブ

 岩手県岩泉町の北上山地で「山地(やまち)酪農」という、牛舎がなく牛が年間を通して山で自由に過ごすスタイルの酪農を実践している「なかほら牧場」のファンクラブ。年会費は10,000円で、会員特典としては、’2回(誕生日とその半年後)、なかほら牧場の商品(送料込5,500円以上分)の進呈、▲侫.鵐ラブイベント(不定期)の開催、2駟鵝壁堋蟯)、イベント・セールの案内の送付、げ餔証の発行、ゥンライン店舗で使えるお得なクーポンの進呈がある。

遠野ファンクラブ
 岩手県の内陸中部にある、「民話の里」として知られる遠野市で、「遠野を知りたい!遠野に行きたい!遠野に住みたい!という人たちにいつでも遠野を身近に感じてもらい、移住・定住を応援する市民(サポート市民会議)と行政(遠野市)が一体となった定住推進組織」である「で・くらす遠野」が運営するファンクラブ。ファンクラブ会員は、「で・くらす遠野市民」に登録するという形で、年会費(1,000円、5,000円、10,000円)に応じた特典が得られる。
 年会費1,000円の「ちょこっと で・くらす遠野市民」は、,如Δらす遠野市民証の送付、△如Δらす遠野市民限定の情報誌「で・くらす遠野」の送付、「遠野馬の里」での乗馬体験の特別割引、ぜ舁彜儻施設でので・くらす遠野市民だけの特別割引、の特典がある。年会費5,000円の「のんびり で・くらす遠野市民」は、「ちょこっと で・くらす遠野市民」の特典に加えて、遠野ブランド新鮮野菜「農の匠」の年1回発送か、市内で使える宿泊交通利用券4,000円分のいずれか一つを選べる。年会費10,000円の「どっぷり で・くらす遠野市民」は、「ちょこっと で・くらす遠野市民」の特典に加えて、「遠野ジンギスカンと地ビールセット」など「食の匠」8種類のうちの一つか、「農の匠」の年2回発送か、宿泊交通利用券8,000円分のいずれか一つを選べる。

大槌応援団OCHAN'S

 岩手県の沿岸、三陸海岸中部にある大槌町が運営する、「おおつちファン」の交流サイト。「おおつちファン」とは、大槌町民と、大槌に関わりや関心のある人のことで、「大槌応援団 OCHAN'S」は、おおつちファン同士の交流、連携を深めるためのサイトである。おおつちファンによるサイトの活用を通じて、大槌の魅力が全国に発信される仕組みになっている。
 「大槌応援団」としてサイトに登録(無料)すると、さまざまな機能が利用できるが、.汽ぅ汎發法崑臘箸亡悗垢襪海函廚覆蕾燭任OKのブログを開設できる、大槌に関する写真の投稿、閲覧ができる、B臘箸亡悗垢襯ぅ戰鵐箸両霾鵑魴悩椶任、カレンダーにまとめられる、といった機能がメインである。

雫石ファンクラブNet.

 「雫石ファンクラブNet.」は岩手県の内陸北部にある雫石町の観光ポータルサイトの名称である。従って、会員特典などは存在しないが、雫石町内の観光スポットなどについて分かりやすく紹介されている。


秋田県

大館能代空港ファンクラブ
 大館市産業部移住交流課が事務局を務める大館能代空港利用促進協議会が運営するファンクラブ。入会金、年会費は無料で、メール会員になると、空港のおトクな情報や空港周辺のイベント情報などがメールで届く。入会は同協議会のホームページ「大館能代空港どっと混む」から可能。

秋田犬"のの"ファンクラブ
 秋田県大館市の大町商店街にあるゼロダテアートセンターにいる、「あいにいける秋田犬」である「のの」が好きな人のためのファンクラブ。オンラインで会員登録で、イベントでの割引や会員限定の特典が用意されている。


青森県


七戸ファンクラブ
 青森市の東、八甲田山の東麓に位置する七戸(しちのへ)町の商工観光課が運営するファンクラブ。会員にはファンクラブカード「NANAカード」が発行される。「NANAカードポイント加盟店」と「サイモンズ加盟店」、「サイモンズポイントモール」での買い物の金額に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントは1ポイント1円で使用できる。ポイントの有効期限は翌年の12月31日で、期限切れのポイントは自動的に七戸町に寄付されて絵本などの児童図書購入費として利用される。
 町内の図書館の図書利用カードも兼ねるが、現在町内に住んでいる町民だけでなく、ふるさとを離れた人でも、七戸町を「心のふるさと」と思っている人でも発行が可能。

青い森の翼ファンクラブ〜A-wing〜
 青森県が運営する、「青森空港と三沢空港、青森県にある2つの空を応援してくださる方々とともに、青森の空を盛り上げていくためのファンクラブ」である。入会金、年会費は無料だが、入会すると会員限定の特典が得られる。
 具体的には、_餔証の交付、搭乗前に使える青森空港有料ラウンジの無料クーポン券の交付(年4回、無料で青森空港有料ラウンジが利用できる)、9匐情報やイベント告知、お得な旅行商品の情報などが載ったメールマガジンの配信、じが主催する航空関連イベントに来場された人などを対象とした会員限定グッズの配付、ゲ餔限定イベントへの参加やツアーへの応募ができる、といった特典がある。

地酒FAN倶楽部
 青森県酒造組合が運営する、1. 青森の地酒を知り、飲み、楽しみ、伝えること!!、2. 青森の文化を知り、飲み、楽しみ、伝えること!!、3. 青森の食を知り、食し、楽しみ、伝える!!、の3つの趣旨に賛同する20歳以上の人であれば誰でも入会できるファンクラブ。
 青森の豊かな自然、移ろいゆく美しい四季、そこに育まれる旬の食と醸し出される旬の地酒といった青森の素晴らしさを楽しみ、広めていくことを目的とする。
 入会すると、青森県内で行われる酒造組合主催のイベントの案内が届く他、倶楽部会員全員を対象としたプレゼント企画「旬の地酒プレゼント」が行われ、毎年10名に旬の地酒が送付される。

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2018年08月23日

毛越寺の「附鎮守社跡」ってなんだ?〜東北の歴史のミステリーその33

WP_20180721_10_55_38_Rich_LI 世界文化遺産「平泉−仏国土(浄土)を表す建築・庭園及び考古学的遺跡群−」の構成遺産の一つである毛越寺は、国の特別史跡と特別名勝に、二重に指定されてもいる。特別史跡の名称は「毛越寺境内附(つけたり)鎮守社跡」、特別名勝の名称は「毛越寺庭園」である。
 名称から分かる通り、特別名勝としては、国内に唯一残る平安時代の浄土庭園が指定されている。一方、特別史跡としてはその浄土庭園を含む毛越寺の境内、そしてそれに付随するものとして(「附(つけたり)」)「鎮守社跡」も併せて指定されている。

 特別史跡としての毛越寺を語る際、この「附鎮守社跡」があまりにも見過ごされ過ぎているのではないだろうか。毛越寺の境内は散策しても、鎮守社跡のことを気に留める人はほとんどいないに違いない。毛越寺を訪れる人の目当てはこの、唯一現存する浄土庭園なのであって、「附」の後の鎮守社跡などは大部分の人にとっては眼中にないのである。
 仮に、この「附鎮守社跡」という文言に気づいた人がそれらを探してみても、毛越寺の中には見つからない。それもそのはず、この「附鎮守社跡」は、いわゆる飛地区域として指定されており、いずれも毛越寺の外に存在するのである。

 ちなみに、指定されている「附鎮守社跡」は、護摩堂跡、文殊堂跡、吉祥堂跡、北野天神社、日吉白山社、花館廃寺、王子社跡、八坂神社、観自在王院跡である。堂宇跡や寺院跡など「鎮守社」でないものもいろいろ含まれているが、これらのうち観自在王院跡は言うまでもなく、毛越寺に隣接する世界文化遺産の構成遺産の一つである。護摩堂跡、文殊堂跡、吉祥堂跡は、毛越寺に付随する堂宇であった。残る北野天神社、日吉白山社、花館廃寺、王子社跡、八坂神社は、私のこのところの平泉に関する一連の投稿を読んだ人はピンと来るかもしれないが、「平泉の鎮守社を探せ!」で取り上げたかつて平泉にあったとされる鎮守社のうちのいくつかである。
 つまり、毛越寺境内と一緒にこれらの遺跡も国の特別史跡に指定されているにも関わらず、注目されるのは常に毛越寺と観自在王院跡だけであって、残りはあってなきがごとき扱いを受けているのである。そもそも、これらの「附鎮守社跡」の場所すら、一般のガイドマップやガイドブックではほとんど示されていない。日吉白山社(=白山妙理堂)、八坂神社などは旧国道4号線沿いにあり、花館廃寺(=花立廃寺跡)は平泉文化遺産センターに隣接してあるのでまだ見つけられる可能性があるが、王子社跡は八坂神社の向かいにあったという伝承を知らなければ見つからない可能性が高く(当然案内板もない)、北野天神社に至っては、私がそうだったように、その場所を知っている人に聞かなければ見つけることはまず不可能である。
 せっかく特別史跡を構成する遺跡なのであるから(世界遺産で言えば構成遺産に当たるわけである)、もっと知られるべきだと思うのである。

 ところで、これまで論じてきた「平泉の鎮守社」がなぜ毛越寺と一緒に特別史跡に指定されたのか。その辺りの経緯について、以前文化庁のサイトから問い合わせしてみたのだが一向に返事がないので、自力で調べてみた範囲で考えてみたい。
 毛越寺と各鎮守社跡が史跡に指定されたのは、1922年(大正11年)のことである。特別史跡に指定されたのは戦後の1952年(昭和27年)である。史跡に指定された理由は以下の通りである。

「毛越寺ハモト圓隆寺嘉祥寺觀自在王院等堂塔四十餘宇禪坊五百餘宇ヨリ成リ藤原基衡夫妻及子秀衡ノ建立ニ係ル一山ノ建造物ハ廢滅ニ歸セリト雖土壘土壇礎石及庭石等殘存シテ能ク奧州藤原氏ノ盛時ニ於ケル堂塔苑池ノ舊規ヲ窺フニ足ル其ノ周圍ニ總社日吉白山祇園北野稻荷社等ノ鎭守阯アリ或ハ礎石ヲ存シ或ハ濠壘ヲ存シテ舊規ノ見ルベキモノアリ」

また、特別史跡に指定された理由は以下の通りである。

「毛越寺は吾妻鏡によれば、堂塔四十余宇禅房五百余宇があり、基衡が建立したもので、円隆寺と号せられる金堂・講堂・常行堂・二階惣門・鐘楼・経蔵があり、又嘉祥寺その他の堂宇も存したという。遺跡は現在の毛越寺の境内にあり、よく旧規をとどめ、土塁・南大門跡苑池・金堂跡その他の堂跡を存し、保存状態良好である。殊に金堂跡は桁行7間梁間6間に復原せられる礎石ほぼ完好に存し、土壇の四周には基壇地覆石がめぐらされ、雨落溝の構造も存する。左右に翼廊跡があり前方に折れてその両端に各々楼の跡が遺存する。その他の堂宇の礎石もよく残り、苑池も亦橋脚を存し中島・庭石の旧規も見るべく、平安時代の伽藍形式を示すものとして学術上の価値がきわめて高い。」

なお、2005年(平成17年)に「毛越寺と観自在王院の間の町道部分及び関連鎮守社である白山社の南側の池跡」が特別史跡に追加指定されている。

 特別史跡に指定された理由の中には鎮守社跡についての記載はないが、その前の史跡に指定された理由の中には鎮守社跡に関する記載があることが分かる。すなわち、毛越寺の周囲に「總社日吉白山祇園北野稻荷社等ノ鎭守阯」があって、礎石が残っていたり堀や土塁が残っていたりして「見ルベキモノアリ」とされているのである。
 「總社」「日吉」「白山」「祇園」「北野」「稻荷社」とあるうち、これらの記載と実際に指定された遺跡とを対応させてみると、「日吉」と「白山」は日吉白山社(白山妙理堂)、「祇園」は八坂神社、「北野」は北野天神社だが、「總社(総社)」は花館廃寺(花立廃寺跡)がその場所として比定されていたのだろうか。花立廃寺跡は「平泉の鎮守社を探せ!」で見てきたように金峯山社である可能性が高い。熊野三社の由緒にあるようにその金峯山社が総社も兼ねていたという見解もあるが、私の導いた結論は花立廃寺跡はかつての金峯山社であるものの総社はそれとは別にあったというものであった。
 また、「稻荷社(稲荷社)」は、「鎮守の稲荷社はどこだ?」で書いたように場所が特定されていない。史跡に指定された理由にあるような礎石も堀も土塁も残っていない。実際、「附鎮守社跡」に指定された遺跡の中に「稻荷社」を思わせるものはない。一方、指定された遺跡の中にある「王子社跡」に関する記載が先に引用した文章の中にはない。こうしたことから、本来は実際に特別史跡に指定されている「王子社」と書くべきところを誤って「稻荷社」と記載したのかもしれない。
 この辺りの、記載されている内容と実際に指定されている遺跡の関係についても文化庁の見解を聞きたいところだが、先述のように問い合わせても返事がない。ただ、指定が100年近く前のことなので、結局のところ今の担当者にも分からないのかもしれない。

 さて、これら「平泉の鎮守社」がなぜ毛越寺と一緒に、毛越寺に付随するものとして特別史跡に指定されているのかについてだが、それを類推する材料はいくつかある。まず、これらの鎮守社跡がある土地を所有していたのがほとんど毛越寺であったということが、毛越寺の中の宝物館にあるパネルの記載から分かった。
 また、当の毛越寺自身が、これらの鎮守社は平泉全体の鎮守社なのではなく、本来は毛越寺の鎮守社であると考えているということも影響していそうである。例えば、毛越寺貫主の藤里明久氏は、昨年八坂神社で行われた「中興の祖氷室良珍650年祭」で、「毛越寺の鎮守社は吾妻鏡の記述と符合している。吾妻鏡の『鎮守事』が、平泉の四方鎮守のことではなく毛越寺の鎮守のことをいっているのではないかと考えている」と講演している。
 すなわち、…端藜卆廚里△訶效呂鯡啀杙が所有していたこと、¬啀杙自身が鎮守社は毛越寺の鎮守社だったと考えていること、の二点が、これらの鎮守社が毛越寺に付随するものとして毛越寺と一緒に特別史跡に指定された要因だったのではないかと考えられる。
 ともあれ、特別史跡としての毛越寺を堪能するのに、毛越寺の境内だけ見ても十分ではない。ぜひ鎮守社跡の数々もじっくりと見てほしい。

 さらに言えば、鎮守社ではないが、同じく特別史跡の飛地として指定されている残りの護摩堂跡、文殊堂跡、吉祥堂跡にも注目したい。ところが、これらのうち文殊堂跡と吉祥堂跡については、存在する場所が分からない。北野天神社と同じ毛越地区にあるようではあるのだが、詳しい場所が分からない。案内板もない。そこで毛越寺の社務所で聞いてみたのだが、なんと毛越寺でもそれらがどこにあるのか分からないのだという。
 そのような有様で、特別史跡「毛越寺境内附鎮守社跡」のうち、人々に知られているのは毛越寺と、毛越寺に隣接する観自在王院跡という、世界文化遺産の構成遺産ともなっている2つだけで、白山妙理堂、八坂神社、花立廃寺跡は恐らく誰でも見つけられるものの、北野天神社と王子社跡は知らないと見つからない、文殊堂や吉祥堂に至ってはその場所すら分からない、というのが現在の状況なのである。確かに毛越寺や観自在王院跡は素晴らしい遺跡だが、こうした状況は一刻も早く改善すべきである。
 とりあえず私としては、まだ見つけられていない毛越寺の文殊堂と吉祥堂を見つけて、例の「世界遺産以外の平泉オススメスポットマップ」に記載したいと思う。

anagma5 at 14:35|PermalinkComments(0)clip!

2018年07月31日

ホップとビールでまちを盛り上げる!(「東北復興」紙への寄稿原稿)〜私的東北論その108

 4月16日に発行された「東北復興」第71号には、「ホップとビールでまちを盛り上げる!」と題して、東北特産のホップを巡る話題を取り上げた。ビールに欠かせない原料で、最近その成分についての研究も進んでいるホップについては、依然東北が国内全体の約96%と圧倒的なシェアを占めるが、その生産量は年々低下しているという現状もある。その一方でこのホップをまちづくりに活かそうという動きも東北各地に見られ、これからの展開が楽しみでもある。以下がその全文である。


ホップとビールでまちを盛り上げる!

減り続ける国内産ホップ
 ビールに欠かせない原料の一つにホップがある。世界最古の食品関連の法律とされるドイツの「ビール純粋令」には、「ビールは大麦、ホップ、水、酵母のみを原料とすべし」とあるが、逆に言えばビールづくりにこの4つは欠かせないものであると見ることもできる。

 このうち、ホップは、ビールの苦みと香りをつけるのに欠かせない原料である。このホップについては、以前書いたことがあるが、国内では東北地方のシェアが極めて高い。東北では宮城と福島を除く4県でホップが栽培されており、2011年時点で、国内産ホップに占める東北産ホップのシェアは98.9%と圧倒的である。最近では、クラフトビール市場が拡大するにつれて、他地域でも栽培が始まっているが、それでも昨年時点で約96%が東北産と聞いているので、いまだに日本でホップと言えば東北、という状況が続いている。

 しかし、大きな問題がある。シェアは依然として高いものの、生産量は年々減少してきているのである。国内全体で見ると、ホップの生産量が過去最大だったのは1968年の3,295トンだが、これが2011年時点で330トンと、実に10分の1にまで減少している。東北の中でも最大のホップ生産県は国内産ホップのうち5割の生産量を誇る岩手だが、その岩手を見ても、平成に入った1989年に647トンだった生産量は、2016年には101トンにまで落ち込んでいる。その理由は生産者の高齢化と後継者不足で、そのために生産者が減少し、栽培面積も減少するという状況に陥っているのである。栽培戸数を見ても、1989年に538戸だったのが、2016年には何と79戸にまで減少しているのである。東北の他県でも概ね同じような状況であり、この状況が続くと、近いうちに東北産ホップを使ったビールが飲めなくなるという大いなる懸念がある。

キリンビールによる地域活性化への取り組み
 こうした現状に危機感を募らせている企業がある。キリンビールである。実は、国内産ホップのうちのおよそ70%をキリンビールが購入している。キリンビールは岩手の中でも最大の生産量である遠野を始め、江刺、秋田県の大館周辺、大雄、山形県南など、東北各地に契約栽培地を持っている。サッポロビールやアサヒビールも東北で契約栽培を行っているが、その購入量はキリンビールに遠く及ばない。

 このキリンビールが、CSV活動の一環として、国産ホップの価値化に取り組み始めた。具体的な取り組みの一つとして、ホップの契約栽培を通じておよそ50年の付き合いがある岩手県遠野市とコラボレートして、共同で地域活性化に取り組んでいる。遠野市とキリンビール、遠野ホップ農業協同組合などが「TK(遠野・キリン)プロジェクト」を立ち上げ、「ホップの里」から「ビールの里」へを合言葉に、単なるホップの栽培地からホップを核としたまちづくりを進めているのである。具体的には、毎年夏に「遠野ホップ収穫祭」を開催すると共に、ホップの収穫体験や農家への民泊体験などを含めた「遠野ビアツーリズム」の実施、「フレッシュ・ホップ・フェスト」というその年に取れたホップを使って造ったビールの解禁を祝うイベントの開催、親子を対象とした「遠野ホップ畑生きもの観察会」の開催など、ホップをキーワードとした交流人口を増やすための様々な取り組みを行っている。同様の取り組みは、やはりホップの契約栽培を行っている秋田県横手市でも行われている。

 キリンビールの取り組みはそれだけにとどまらない。昨年10月末には「IBUKI BREWER'S MEETING」を開催した。東北で栽培されているホップ「IBUKI」をテーマに、ホップ生産者、クラフトビール醸造者、そしてビール消費者が一堂に会しての集まりで、当日はキリンビールの担当者から国産ホップについてのキリンの取り組みについて説明があった後、キリンビールを始め、青森で奥入瀬ビールを造るOIRASE Brewery、秋田であくらビールを造るあくら、岩手でズモナビールを造る上閉伊酒造、いわて蔵ビールを造る世嬉の一酒造、キリンビールのクラフトビール会社であるスプリングバレーブルワリーがそれぞれ「IBUKI」を使って醸造したオリジナルビールを飲み比べできた。同じホップを使っても、多様なビールができるということが、飲み比べをするとよく分かった。

東北産ホップの利用拡大に向けた動き
 実は、東北のクラフトビール各社が東北産のホップを使えるようになったのは、ごく最近のことである。先述の通り、国内では圧倒的なシェアを持つ東北産ホップだが、そのほとんどがキリンビールを始めとする大手ビールメーカーの契約栽培によるものであり、当然納入先はそれら大手メーカーであるので、同じ地元にあるとは言え、東北のクラフトビール各社は、自社栽培するなどごく一部の例外を除けばこの東北産ホップを自由に使うことはできなかったのである。

 それが大きく変わったのは昨年4月、キリンビールが国内のクラフトビール各社を対象に契約栽培の東北産ホップ「IBUKI」を供給することに踏み切ってからである。それまで東北産のホップを使ったビールと言えば、毎年秋にキリンビールやサッポロビールが発売する限定ビールで味わう以外なかったが、これによって東北産のホップを使った東北のクラフトビールが飲めるようになったのである。

 キリンビールが国内産ホップを使用する割合は、キリンビールが使用する全ホップのうちの約9%だという。全体から見ればごくわずかとも言える割合だが、それでもキリンビールが国内産ホップを支援する理由について、「IBUKI BREWER'S MEETING」ではキリンビールの担当者からは「国産のホップの品質は素晴らしい」、「国産ホップでしか味わえないビールがある」、「国産ホップを通じて日本のビール文化をもっと面白くしたい」といった話があった。

 ビールに発泡酒、「第三のビール」を加えたビール系飲料の出荷量は昨年まで13年連続で減少しており、昨年は過去最低を更新している。その一方で、2009年まで年間15,000Lほどでほとんど増減がなかったクラフトビールの出荷量は、その後増加に転じ、2014年には26,824Lとそれまでのおよそ1.8倍にもなっている。こうした状況を踏まえて、大手各社もクラフトビールの醸造に相次いで参入してきているが、中でも特に意欲的なのがキリンビールである。先述のスプリングバレーブルワリーの立ち上げ以外にも、クラフトビール最大手と見られ、「よなよなエール」で知られるヤッホーブルーイングと業務・資本提携をするなど、クラフトビールへの関与を強めている。昨年11月には東北のクラフトビール7社が参加して共同でビールを醸造する「東北魂ビールプロジェクト」にも参画し、キリンビールが「IBUKI」ホップを提供し、スプリングバレーブルワリーが醸造に加わった。

 こうした取り組みを通して、クラフトビールがさらに勢いづけば、ビール市場全体の活性化にもつながる。また、国内産ホップの需要が高まれば、遠野などホップ生産地が活性化して、ホップづくりを志向する人材が増えて生産量が増加に転じることも期待される。

東北各地で始まっているビールとホップによる地域活性化
 昨年仙台には「穀町ビール」ができ、秋田県羽後町には「羽後麦酒」ができた。「穀町ビール」を造る今野さんにも、「羽後麦酒」を造る斎藤さんにも話を聞いたことがあるが、いずれも自分たちの地域の活性化を強く意識していた。今野さんは「ぜひ仙台に来て飲んでほしい」ということで通販などは行わず、一方で市内の飲食店には卸していて、地元密着でビールづくりと販売を進めている。斎藤さんは地元で採れたイチゴやブルーベリー、そして食用菊などを使ったビールづくりを積極的に進めている。

 件の遠野市にも、昨年秋に「遠野醸造」が立ち上がった。既に醸造を始め、今月中にも地元産のホップを使ってビールを造るブルーパブ(醸造設備のあるビアパブ)をオープンさせるとのことである。それ以外にも今年は、私が知る限り、宮城県内に2箇所、福島県内に1箇所、新たにブルーパブが立ち上がる予定である。いずれも「ビールで自分たちの地域を盛り上げていきたい」と志す人たちが立ち上げており、今後がとても楽しみである。

 以前、埼玉に行った折に、さいたま市で初のクラフトビール「氷川ブリュワリー」併設のパブ「氷川の杜」に行ってみた。ちょうど創業者の菊池さんがおられて、いろいろと話が聞けたが、そこでも仙台同様クラフトビールがなかったさいたま市に初めてつくるということで、その意義についていろいろと考えたそうで、その結果、「ビールを通じて人と人とをつなぐ」、「地域への愛着を深めてもらう」、「地域づくりに貢献する」、といったことを重視したいということになったそうである。この考えは、東北各地でビールに携わっている多くの人にも共通する姿勢である。

 ホップそのものの栽培も広がろうとしている。宮城県石巻市では「イシノマキファーム」がホップ栽培を始めた。昨年収穫したホップはいわて蔵ビールに醸造を委託してクラフトビール「巻風エール」として石巻市内で販売された。石巻市ではもう一つ「鈴木ファーム」が栽培したホップを使って向陽ホールディングスがやはりいわて蔵ビールに醸造を委託してできたクラフトビール「石巻日和」もある。当初3種類の展開だったが、今年2月には、地元のゆずを使った第2弾となるビールを発売した。「羽後麦酒」もそうだが、地元産原料の使用というのも今後の東北のクラフトビールを考える上で、一つの重要なキーワードとなるに違いない。最近は以前の「地ビール」という言葉よりも「クラフトビール」という言葉の方が、各地に生まれた小規模のビール醸造所で造られたビールを表現するのに一般的な用語となりつつあるが、恐らく今後「地ビール」は、地元産の原材料を用いて造られたその土地ならではのビールを表す言葉として使われていくようになるのではないかと思う。

 また、福島県田村市では、「ホップジャパン」が地元農家とタイアップしてホップ栽培を始めた。地元で作ったホップを使ったクラフトビールを醸造し、ホップ栽培の6次産業化を目指すという。醸造所は早ければ今年秋、遅くても来年春には開業するとのことで、こちらも楽しみである。宮城と福島という、現在ではホップ栽培が途絶えていた地域でこうした動きが相次いで起きていることは大変興味深い。

 普段ビールを飲む際にホップのことはあまり意識しないが、ビールの苦みも香りも大部分はホップに依っている。このホップに着目した地域づくりが今、東北のあちこちで始まっているのである。今後のさらなる展開に大いに期待したい。

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2018年07月13日

鎮守の稲荷社はどこだ?〜東北の歴史のミステリーその32

 前回「平泉の鎮守社を探せ!」で、五方鎮守として、かつての平泉に少なくとも9つあったとされる鎮守社の場所について検討してみた。それらのうち8つについては、中央惣社=平泉文化遺産センター、日吉社・白山社=白山妙理堂(+日吉神社)、祇園社=八坂神社、王子諸社=王子社跡、北野天神社=北野天神社、金峯山社=花立廃寺跡(金峯山=金鶏山)、今熊野社=熊野三社、と、場所を特定したが、残る稲荷社については、「毛越地区の公葬地下の田地付近」としたものの、その理由については説明していなかった。今回はそれについて取り上げたい。

 前回も書いた通り、これら9つの鎮守社のうち、中央惣社については、どこにあったのかについての論争も盛んなのだが、同様に位置が特定できていない稲荷社は、なぜかスルーされてしまっている。中央惣社ほどの重要性はないということなのか、甚だ不可解である。
 この、場所すら特定されていない稲荷社に関してであるが、平泉界隈をぶらぶら歩いていると目に付く稲荷神社が2つある。一つは中尊寺のある丘陵の一画にある「赤堂稲荷大明神あかどういなりだいみょうじん」で、もう一つは達谷窟の手前にある「達谷伏見稲荷たっこくふしみいなり」である。
WP_20180410_14_14_36_Rich 赤堂稲荷大明神は、旧国道4号線沿いにある。平泉の中心部から見ると「北方」である。大きな赤い鳥居が目印で、離れたJR東北本線の車窓からも見える。そうしたこともあって、平泉町内の神社の中でも知名度は高い方だと思われる。旧国道4号線沿いから石段を登っていくとまず拝殿がある。そして、そこからさらに登ると本殿がある。拝殿は赤くないのだが、本殿はまさに朱塗りの「赤堂」である。しかし、案内文等はなく、その由緒は不明である。
WP_20180410_14_18_30_Rich そこで、同じ丘陵にあるよしみということで中尊寺に聞いてみた。そうしたところ、赤堂稲荷明神の「赤堂」に関連して、かつて「閼伽堂あかどう」と称された「光勝院」という、阿弥陀如来と薬師如来を祀った寺院があったことが中世の文書で確認できる、とのことだった。場所は現在の赤堂稲荷大明神のある場所ではなく、国道4号線を挟んでその向かいにあったのではないかとされているそうである。ただ、閼伽堂光勝院と赤堂稲荷大明神の関係はよく分からず、分かることは現在の赤堂稲荷大明神の社殿が建てられたのが1871年(明治4年)ということだけだそうである。
 現在の赤堂稲荷大明神の建物が明治時代初期に建てられたことは分かったが、その前身の可能性がある閼伽堂光勝院が鎮守社の一つの稲荷社であると比定する材料には乏しいようである。そもそも、吾妻鏡に記載のある北方鎮守(当ブログでは前回説明した通り稲荷社を「西方鎮守」であったと判断している)の稲荷社であったとするならば、寺院ではなかったはずである。
WP_20180520_09_28_29_Rich もう一つの「達谷伏見稲荷」は、毛越寺から達谷窟に向かう途中にある。すなわち、平泉の「西方」に位置している。
 ところが、その入口が極めて分かりづらく、どこから入って行けばよいのかよく分からない。神社の正面(と思われる方)に向かって右側は田んぼ、前方と左側はどう見ても個人宅である。結局、神社にほど近い場所にある側溝に架けられたこの細い板を渡っていく他なさそうだった。

WP_20180520_09_23_52_Rich 鳥居が重なり合っている様子はいかにも稲荷社であることを思わせるが、社殿は比較的新しい。こちらにも案内文などはなく、その由緒は不明であったが、後述する宝積院の方に伺ったところ、この達谷伏見稲荷は昭和に入ってから建てられたものとのことであった。そうするとやはり鎮守の稲荷社と関係はなさそうである。



 鎮守社について記載のある、奥州藤原氏と同じ時代の唯一の資料である「吾妻鏡」には、それぞれの場所に関する説明までは記載がないのだが、時代が下って江戸時代に書かれた書物の中には、稲荷社も含めた鎮守社の場所に関する具体的な記述がいくつかある。稲荷社に関しては、それらは大きく二つに分けられることが分かった。
 具体的に挙げてみる。「元禄九年書上写」(1696年)( 砲砲蓮◆岼隹拌臾誠澄廚「隆蔵坊、寺内ニ仮宮有」とある。前回も引用した「平泉旧蹟志」(1760年)(◆砲砲蓮◆岼隹挂誠澄廚「文殊堂趾の南にあり」、「稲荷社」は「西方鎮守、申の六分、五町二十間」と記載されている。「磐井郡西磐井平泉村風土記御用書出」(1772〜1780)()には「稲荷明神」について、「西方鎮守。小名、稲荷沢。社地、隆蔵寺除ノ内。社、東向、三間四面。鳥居、東向。地主、日輪院。別当、平泉村毛越寺衆徒真言宗隆蔵寺。祭日、九月廿九日。」とかなり具体的に書かれている。「磐井郡西磐井平泉村毛越寺書出」(1775)(ぁ砲砲蓮◆岼隹拏辧廚砲弔い董◆岼隹抻魁(毛越寺南大門より)三丁卅五間、申ノ六分。西方鎮守両社之内。(中略)別当、日輪院隆蔵寺。」とある。「嚢塵挨捨録」(1779)(ァ砲砲蓮岼隹挂誠澄廚蓮◆峺点梁声蘰4霍嬪貪谿隹挂誠世鯡呂憧請、神廟を造立しと云り。」とある。
 そしてもう一つ、別の稲荷社の存在も確認できる。前出のには、上記とは別の「稲荷明神社」が、「小名、毛越。社地、東西七間、南北七間。社、南向、長壱間、横五間、ご神体八寸。地主、宝積院。別当、平泉村毛越寺衆徒天台宗宝積院。祭日、九月九日。」とある。先の「稲荷明神」とは、存在した場所、建物の様子、別当、祭日などことごとく違っているので、別の稲荷社だということが分かる。い砲癲◆岼隹拏辧廚「かかみ山東。(南大門より)十丁六間、午ノ八分。別当、宝積院桜岡坊。」とある。

 つまり、どちらも毛越寺宗徒の寺院が別当を務めていることから、毛越寺からそれほど離れていない地域にあったと推測されるものの、片や「(日輪院)隆蔵寺りゅうぞうじ(または隆蔵坊)」が別当であり、片や「宝積院ほうしゃくいん(桜岡坊)」が別当という違いがある。この両社のうち、鎮守社と関係がありそうなのは「西方鎮守」と明記されている、「隆蔵寺」が別当の稲荷社(以下「隆蔵寺稲荷社」とする)の方であるが、念のためもう一つの「宝積院」が別当の稲荷社(以下「宝積院稲荷社」とする)についても調べてみることにした。
 それぞれの稲荷社の存在した場所についてだが、まず「隆蔵寺稲荷社」については、に記載のある「稲荷沢」、い傍載のある「稲荷山」とも、どこを指すのか不明である。それらしい地名が現在の平泉町内には残っていないのである。そもそも、「稲荷山」とは、京都の伏見稲荷大社の東にある東山三十六峰南端の標高232メートルの山である。それにならって、平泉の稲荷社があった場所も稲荷山と呼ばれていたのだろう。しかし、稲荷社が失われた結果、その地名も消えてしまったのかもしれない。ただ、「稲荷山」、「稲荷沢」という地名から、かつて鎮守の稲荷社があった場所には山と沢の両方があったことが窺える。場所を特定する手掛かりになるかもしれない。
 一方、「宝積院稲荷社」があったとされるの「毛越けごし」、い痢屬かみ山」については特定ができる。「毛越」は現在も毛越寺の西の地域の地名として残っている。「かかみ山」は「鏡山」のことと考えられ、現在の伊豆権現堂のある山が、かつて近江の鏡山を模したと言われて同じく「鏡山」と呼ばれていたことから、その付近であると推定できる。
 次に2つの別当、「隆蔵寺稲荷社」の別当である日輪院隆蔵寺または隆蔵坊という名の寺院と、「宝積院稲荷社」の別当である宝積院桜岡坊についてである。これら2つの寺院のうち、後者の宝積院は現在も存在する。まさに毛越地区、伊豆権現堂のある「鏡山」のすぐ近くである。もう一方の隆蔵寺であるが、調べてみたところ1875年(明治8年)に火災で全焼してしまい、今は残っていないことが分かった。ただ、その後に移転して再建された、現在平泉中学校の南にある龍玉寺りゅうぎょくじが隆蔵寺の檀家を引き継いでいる。

WP_20180615_16_30_42_Rich 実際に足を運んでみれば何か分かるかもしれないと思い、まず宝積院の方を訪れてみた。「寺」と言っても、外観は普通の民家と変わらない。ただ、敷地内に神社があった。鳥居をくぐって入ってみると、本殿には狛犬ではなく狐が一対いた。これは間違いなく稲荷社である。




WP_20180615_16_27_26_Rich 早速宝積院の方にお話を伺ってみたが、この稲荷社が祀られたのは江戸時代の文化・文政の頃とのことであった。稲荷明神だけではなく、「西磐井三十三観音」の一つである観音も祀られており、観音堂でもあるという。この観音は、かつて北上川が洪水となった時に流れ着いたものだとのことで、そこからこの稲荷社は寄水観音堂という名でも呼ばれているそうである。
 ということで、「宝積院稲荷社」については、相応の歴史はあるものの、やはり奥州藤原氏時代の鎮守とは関係のない稲荷社であることが分かった。

WP_20180410_09_15_04_Rich もう一つの、鎮守と関係していそうな「隆蔵寺稲荷社」について調べるために龍玉寺に行ってみた。ちょうどご住職がおられたので話を聞いてみたが、隆蔵寺についての寺伝は残念ながらその1875年の火災で全て焼失してしまったそうである。当時の住職は檀家帳を運び出すのが精いっぱいで、本尊さえも燃えてしまったとのことである(火災の際に持ち出す優先順位が最も高いのは檀家帳で、ご本尊はその次なのだそうである)。そのような事情で隆蔵寺については詳しいことは分からず、隆蔵寺が稲荷社の別当をしていたということも今初めて聞いた、とのことであった。結局のところ残念ながら、奥州藤原氏時代の平泉の鎮守であった可能性の高い「隆蔵寺稲荷社」については分からずじまいだった。
 ただ、かつての隆蔵寺のあった場所についてはご住職はご存じで、それは現在の毛越地区の公葬地(共同墓地)の下にある田圃の辺りとのことであった。もう一つの「宝積院稲荷社」が、別当を務めている宝積院の敷地内に祀られていた例から見ても、神社と別当寺の位置関係は、極めて近いものと考えられる。また、,痢嵶澗∨掘∋内ニ仮宮有」という記載、それからの「社地、隆蔵寺除ノ内」という記載を見ても、西方鎮守の「隆蔵寺稲荷社」はかつて隆蔵寺の境内に存在し、1875年の火災で隆蔵寺と一緒に焼失してしまったのではないだろうか。
WP_20180615_15_54_12_Rich このように考えてみると、西方鎮守の稲荷社があった場所は、かつて隆蔵寺があった場所とほぼイコールだと言えそうである。先の「平泉の鎮守社を探せ!」で、西方鎮守の稲荷社の場所を「毛越地区の公葬地の下にある田地」としたのはこのような理由からであった。ちなみに、この公葬地は高台にあり、近くには「照井堰」も流れている。「山」も「沢」もあることも、稲荷社があったのはこの辺りではないかと推定できる根拠の一つと言える。
 場所の特定について、もう一つ有力な手掛かりは、△痢嵜修力司、五町二十間」、い痢峪庵卅五間、申ノ六分」という記述である。いずれも毛越寺南大門を起点とした方位と距離を示している。この当時の方位は十二支を当てて示していた。「分」というのはその一支をさらに十等分した単位のようである。しかし、どうもイメージがよくつかめないので、角度で考えてみる。北を0°とすると、十二支の示す角度は以下のようになる。

 子:345°〜(0°=北)〜15°
 丑:15°〜45°
(艮):45°=北東
 寅:45°〜75°
 卯:75°〜(90°=東)〜105°
 辰:105°〜135°
(巽):135°=南東
 巳:135°〜165°
 午:165°〜(180°=南)〜195°
 未:195°〜225°
(坤):225°=南西
 申:225°〜255°
 酉:255°〜(270°=西)〜285°
 戌:285°〜315°
(乾):315°=北西
 亥:315°〜345°

こう見てみると、一支は30°であるので、一分は3°ということになる。
 △鉢い琶位は「申の(ノ)六分」と一致しているが、それはつまり北を0°とした場合に243°の方角である。南西(坤)は225°、西南西は250.5°なので、243°というのはほぼその間くらいの方角である。
 ただ、そこからの距離については、△鉢い楼戝廚靴討い覆ぁ△任蓮峺淞二十間」、い任蓮峪庵卅五間」である。一町(丁)は109.09m、一間は1.8182mなので、前者は約581m、後者だと約394mである。
稲荷社 そこで、地図上に毛越寺の南端から243°の線を引いてみる。赤い線はい痢峪庵卅五間」、青い線は△痢峺淞二十間」である。毛越寺から「五町二十間」の場所は青の線の終点で、これだとまさに毛越地区の公葬地に当たってしまうが、その手前、赤線の終点から青線の終点の間の場所というのは、まさに隆蔵寺があったと伝えられる田地に当たる。やはり鎮守の稲荷社はこの付近にあったと見て間違いないのではないかと考えられる。
 △鉢い砲ける距離の食い違いにしても、例えばい歪樟距離で△脇擦覆蠅紡った距離であるなど、そもそも計測の方法に違いがあった可能性もある。方角が「分」の単位まで表記されてかつ一致しているところから見ても、これら距離の表記についてもかなり信ぴょう性のあるものと言えるのではないだろうか。

 明治時代の1903年(明治38年)に刊行された「平泉名勝誌」(志羅山頼順編集兼発行)には、「稲荷社跡」について、「兒塚(ちごづか)の南にあり。其南端の五輪塔は慈恵大師を祭りし塚なりとぞ。此処を逆芝山(さかしばやま)という。厳美村にも同名の地あり。藤氏の頃、此処に移せしにや」とある。これを見ると、少なくとも明治時代のこの頃までは、稲荷社跡は具体的な場所として認識される対象であったことが分かる。
 さらに、江戸時代の文書が「稲荷社」「稲荷明神」などという表記であるのに対して、同書が「稲荷社跡」とあることは、稲荷社は少なくとも江戸時代の各文書が書かれた頃には存在しており、かつ明治時代の後半1903年の時点では失われていたことを示している。これは、1875年の隆蔵寺の火災で稲荷社も同時に焼失したのではないかというここでの推定とも矛盾しない。
 なお、「兒塚の南」とあるこの「兒塚」について同書では、「昔時、社堂郡参の日、乗與の争いより兒の殺され、之を葬りし所なり。其の下を流るる沢を兒沢(澤)といふ」とある。「兒塚」、「兒沢」とも、今のところその場所を特定できていないのだが、機会があれば今後現地でヒアリングを行うなどして探してみたいと考えている。塚、五輪塔と沢、そして逆芝山が手掛かりとなりそうであるが、それらが示す場所がこれまで述べてきた場所の近くということになれば、この場所が稲荷社であるという結論がより妥当性を増すことになるわけである。

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2018年06月29日

平泉の鎮守社を探せ!〜東北の歴史のミステリーその31

 前回、「世界遺産以外の平泉オススメスポット」で、「五方鎮守を巡るのも世界遺産以外の平泉を楽しむのにうってつけ」と書いた。
 しかし、いざ鎮守社のことを調べてみると、コトはそう簡単には進まないことが分かった。あった場所が分からなかったり、分かっていても解釈や見解が分かれていたりするものがいろいろあるのだ。
 
ここでもう一度整理しておきたい。平泉の鎮守社について書かれている資料は、鎌倉幕府の「公文書」である「吾妻鏡」である。東北に攻め入り、平泉を占領した頼朝に対して、中尊寺と毛越寺の僧侶が平泉について説明した文書(「寺搭已下注文じとういかちゅうもん」と呼ばれる)を提出しているが、その内容が「吾妻鏡」の中に丸々引用されている。その中で、奥州藤原氏三代のことや中尊寺、毛越寺のことに加えて、平泉の鎮守社のことも説明されているのである。
 それによれば、「中央に惣社そうじゃ。東方に日吉ひよし白山はくさんの両社。南方に祇園社ぎおんしゃ王子諸社おうじしょしゃ。西方に北野天神きたのてんじん金峯山きんぷせん。北方に今熊野いまくまの稲荷いなり等の社なり」とある。稲荷等の「等」の字が気になるが、少なくとも、平泉には中央の惣社に、東西南北に2つずつ、合わせて9つの鎮守社があったことが分かる。
 四方鎮守、あるいは中央を含めて五方鎮守と言われるこれら9つの鎮守社のうち、存在した場所などについてほぼ異論がないのは、南方の「祇園社」、「王子諸社」と、西方の「北野天神」、北方の「今熊野」、の4つくらいで、あとは何がしか見解の相違がある。
 それらも含めて、では、9つの鎮守社が現在いったいどんな状況なのか、私の調べた範囲でまとめてみる。

中央惣社
 惣社というのは、地域内の神社の祭神を集めて祀った神社のことであるが、平泉の惣社があった場所については大きく見解が分かれている。
 その主なものは3つあり、

 \省の鎮守で金峯山社にほぼ比定されている(異論はある)花立廃寺が惣社も兼ねていたという説
 花立廃寺の約50m北方(現在の平泉文化遺産センターの玄関付近)で出土した礎石建物跡が惣社だったという説
 E貶の鎮守で日吉、白山社に比定されている(後述の通りこれにも異論がある)現在の白山妙理堂が惣社だったという説

がある。
 ,砲弔い董金峯山は金鶏山だとする説が有力だが、金鶏山は平泉のランドマーク的存在であり、金鶏山東方にある花立廃寺が金峯山社で惣社も兼ねていたというのは首肯できる話ではある。についても、現在の白山妙理堂は陸奥守となった三代秀衡の居館柳之御所遺跡(平泉館)からも近く、国司が国に祀られている神に参拝するという惣社の元々の性格からすればこれまた首肯できる話でもある。
 ただ、,筬の説を取ると、ではなぜ吾妻鏡の中でそれらが惣社と別に記載されているのかの説明がつかない。もしこれらが惣社を兼ねていたのなら、例えば「白山・日吉両社(惣社を兼ねる)」といった記述になったのではないだろうか。
 そうではなく、惣社と金峯山、白山・日吉両社が別に記載されていることから考えると、惣社はやはり金峯山社や白山社とは別に存在していたと考える方が自然である。と言って△任△覲両擇發覆い、とりあえずは△鰺力な説としておきたい。

東方(日吉社・白山社)
 東方の鎮守である日吉、白山の両社があったのはJR平泉駅近くにある現在の白山妙理堂とされているが、これにも白山妙理堂の位置が平泉の中心部から見てあまり東でないということから異論があり、北上川を挟んで東の対岸の長島地区にある小島神社(日吉神社の分霊を祀る)と白山神社が東方鎮守だったのではないかとする見解も出されている。ただ、現在白山妙理堂がある場所に以前は白山社に加えて日吉社もあったとする説が今のところ大勢ではある。
 しかし一方で、市街地から南に下った大佐地区にある日吉神社にも、「藤原朝臣清衡公時代、五方鎮守の一社とし、南方の守護神として嘉祥年中滋賀県滋賀郡坂本に鎮座する本宮より分祠し、現在地に奉鎮せるものである」との伝承が残っている。なお、嘉祥は848〜851年で清衡の時代と合わないので、これは嘉保(1094〜1095年)か嘉承(1106〜1107年)の誤りだと思われる。
 長島地区の小島神社と白山神社を東方の鎮守とする見解は、惣社が白山妙理堂だったという説とセットである。つまり、東方の鎮守という割に、白山妙理堂が平泉館を含めた平泉の中枢から見るとそれほど東に位置していないではないかというところから出発して、より東にある長島地区の両社が実は東方の鎮守で、現在の白山妙理堂が中央惣社だったのではないか、という論の展開である。
 しかし、この長島地区の2つの神社に関しては、奥州藤原氏に関連する伝承がない。いずれも由緒を見ると奥州藤原氏とは別に成立したことになっている。奥州藤原氏が既にあったこれら2つの神社を鎮守にしたということも考えられなくはないが、それならそれでそのことが誇らしく由緒に記載されていてもよさそうなものである。そう考えると、やはり長島地区のこの両社は平泉の鎮守とは無関係で、東の鎮守は現在の白山妙理堂としてよいように思う。
 もう一つ、大佐地区の日吉神社、これは東方の鎮守とするにはあまりにも南である(南方の鎮守の八坂神社、王子社跡よりもさらにずっと南である)。ただ、こちらには逆に初代清衡に関連する伝承が由緒に残っており、何らかの関連はあったものと考えられる。並立していたとされる白山・日吉両社のうち、日吉社だけが何かの理由で現在の大佐地区に移され、それで現在白山社だけが白山妙理堂として残っている、と考えると辻褄は合う。

南方(祇園社・王子諸社)
 南方には祇園社、王子諸社があったとされる。平泉の南、その名も祇園地区に現在八坂神社があるが、ここは明治以前は祇園宮と呼ばれていたことが分かっており、ここがかつての祇園社であったということに異論はない。もう一つ、八坂神社と国道4号線を挟んで向かいの路地を東方に数十m進むと、王子社跡がある。現在は小さな祠が2つ残っているだけだが、これもかつての王子諸社であるということに異論はない。

西方(北野天神社・金峯山社)
 西方の鎮守としては、北野天神、金峯山が挙げられている。このうち、北野天神は毛越寺の西の毛越けごし地区にある現在の北野天神社がそれに当たるということで異論は見当たらない。
 もう一つの金峯山については、先述の通り、金鶏山が金峯山で、その東麓にある花立廃寺が金峯山社であるという説が現在のところ最有力のように見えるが、花立廃寺は寺院であって鎮守社ではないとする異論もある。また、金峯山イコール金鶏山とした場合、金鶏山が西方の鎮守としてはあまりと言うか、ほとんど西でないという点も問題と言えば問題である。

北方(今熊野社・稲荷社)
 北方には今熊野と稲荷社などがあったとされる。今熊野については、現在の熊野三社がかつての今熊野を引き継いでいるということでほぼ異論はない。熊野三社はたびたび移転しており、かつては別の場所にあったとされるが、今も北方と言ってまず差し支えない。
 もう一つの稲荷社については、いまだに場所が特定されていない。ばかりか、私の知る限りなぜか議論の対象にもなっていない。これについては長くなるので、今回は詳述せず、稿を改める。

 さて、鎮守社に関してもう一つ問題になりそうなのが、吾妻鏡の「寺搭已下注文」の中の毛越寺に関する記載である。その中に「(毛越寺の)鎮守は、惣社金峯山、東西に崇め奉るなり」という記載が出てくる。ここに出てくる惣社と金峯山と、平泉の鎮守として記載のある惣社と金峯山が同じなのか異なるのかということも鎮守を巡る論点の一つなのだが、現在では同一のものであるとする見解が大勢のようである。
 ただ、この意味するところについて、素直に読めば、惣社と金峯山が毛越寺の東西にあって崇め奉られた、と取れるが、金峯山が惣社であったと読めなくもない。
 そこで思い起こされるのが北方の鎮守、熊野三社に残されている由緒である。熊野三社の由緒には「金峰山社はその中央総社なり」という記述があるのである。
 該当部分の内容は、「当熊野社は五方鎮守の一社にして、承安四年藤原清衡将軍が江刺の豊田城より居を平泉に移してより鎮守府の政を執るに当たり、平泉鎮護の神として五方社を建立したるなり。五方社とは、東方に日吉、白山、両社。西方に北野天神社、稲荷社。南方に祇園社、八王子社。北方に熊野社、金峰山社ありて、金峰山社はその中央総社なり」というものである。ちなみに、承安4年は1174年であるので、初代清衡ではなく、三代秀衡の時代に当たる。ただし、「江刺の豊田城より居を平泉に移し」たのは初代清衡であり、若干の混乱が見られる。
 この熊野三社の由緒の記述だが、よく見ると、吾妻鏡の記述とは一部異なっている。
 登場順に並べてみると、吾妻鏡では、

中央:惣社
東方:日吉、白山両社
南方:祇園社、王子諸社
西方:北野天神、金峯山
北方:今熊野、稲荷等社

となっているのだが、熊野三社の由緒では、

東方:日吉、白山両社
西方:北野天神社、稲荷社
南方:祇園社、八王子社
北方:熊野社、金峰山社
中央総社:金峰山社

となっている。
 すなわち、東方の「日吉社」、「白山社」と、西方の「北野天神社」、南方の「祇園社」、「王子諸社(八王子社)」、北方の「今熊野社(熊野社)」は共通しているが、吾妻鏡では西方の「金峯山(金峰山社)」が熊野三社の由緒では北方、吾妻鏡では北方の「稲荷社」が熊野三社の由緒では西方と、金峯山と稲荷社のあった方角が北と西で入れ替わっているのである。しかも、中央の「惣社(総社)」として、熊野三社の由緒ではこの「金峰山社」を挙げている。
 これらのうち、「金峯山(金峰山社)」と「稲荷社」の入れ替わりについては、吾妻鏡の記述が誤りで、熊野三社の由緒の方が正しいのではないかと判断できる根拠となりそうな近世、近代の文書もある。
 江戸時代の1760年(宝暦10年)にまとめられた「平泉旧蹟志」には、「稲荷明神」が「文殊堂趾の南にあり」と記されている。「文殊堂趾」があるのは毛越寺の西、西方鎮守の北野天神社もある毛越地区である。そして同書では、「稲荷社」は「西方鎮守」と記載されている。安永年間(1772〜1780年)にまとめられた「磐井郡西磐井平泉村風土記御用書出」でも、やはり「稲荷明神」は「西方鎮守」とある。
 さらに、1886年(明治19年)に高平真藤がまとめた「平泉志」巻之下では、「稲荷社跡」について、「西方にあり(東鑑の北方として今熊野の次に叙せるに方位違へり)」とあって、吾妻鏡(=東鑑)に記載された北方という方位は間違っていると指摘されているのである。
 もちろん、奥州藤原氏の時代には北方にあって、その後江戸時代までに西方に移築された可能性もあるが、稲荷社は少なくとも近世、近代には西方の鎮守として認識されていたことが分かる。
 もう一つ、先に挙げた、金峯山が西方の鎮守と言うほど西にないという問題についても、金峯山が熊野三社の由緒にある通り、西方ではなく実は北方の鎮守ということであれば解決する。金峯山社が花立廃寺跡だとすれば、もう一つの北方の鎮守である現在の熊野三社はそのすぐ向かいであり、金峯山社を北方の鎮守と呼んでも差し支えなさそうだからである。
 これらのことから、鎮守社の方位に関しては、ここでは吾妻鏡ではなく、熊野三社の由緒にある方位の方を採ることにしたい。
 次に、同じ熊野三社の由緒にある「金峰山社はその中央総社なり」について考えたい。「金峰山社」と「中央総社」とが完全にイコールだと、先述の、吾妻鏡がなぜ中央惣社とそれを兼ねた鎮守社を別のものとして記載したのかという疑問が解消されない。ここで、中央惣社が、金峯山社である可能性の高い花立廃寺跡の北方約50mから出土した礎石建物跡の場所にあったという△寮發鮑里譴弌熊野三社の由緒とあまり矛盾することなく、この疑問点はある程度解消されるのではないかと考えられる。
 つまり、惣社と金峯山社が極めて近接(約50m)していたのだとすれば、それらは別のものでありつつも、大きく見れば金峯山社と同じ敷地内に惣社があることになり、金峯山社イコール中央惣社という説もある程度成り立つ余地ができるわけである。こう解釈すれば、先に有力な説とみた△寮發梁電性がより増すと言える。

 以上、これまで見てきたことを踏まえて、9つの鎮守社が平泉のどこにあったのか、私なりに整理してみると、現時点で結論は次のようになる。

中央惣社:平泉文化遺産センター(の玄関付近から見つかった礎石建物跡)
WP_20180520_15_09_17_Rich




東方鎮守
日吉社・白山社:白山妙理堂

WP_20180410_08_37_08_Rich白山妙理堂



(ただし、日吉社については大佐地区の日吉神社である可能性もあり)
WP_20180520_10_18_00_Rich




南方鎮守
祇園社:八坂神社
八坂神社WP_20180410_13_21_56_Rich



王子諸社:王子社跡
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西方鎮守
北野天神社:北野天神社
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稲荷社:毛越地区にある公葬地下の田地付近(別稿にて詳述予定)
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北方鎮守
今熊野社:熊野三社
WP_20180410_10_50_56_Rich
熊野三社



金峯山社:花立廃寺跡
花立廃寺跡WP_20180410_10_58_59_Rich



(金峯山:金鶏山)
WP_20180520_11_10_41_Rich金鶏山WP_20180410_11_44_34_Rich




平泉の鎮守社…などと書いても、それぞれの鎮守社の場所や位置関係がよく分からないかもしれないので、またしてもマップにまとめてみた。「平泉の鎮守社(五方鎮守)マップ」をご参照いただきたい。こうして実際に地図上にそれぞれの場所をプロットしてみると、金峯山社はやはり西方ではなく北方の鎮守に見えるし、稲荷社も(比定地が正しいとするならばだが)決して北方ではなく西方の鎮守に相応しいことが分かる。



追記(2018.6.29):ちなみに、平泉文化遺産センターに行って、係の人に「ここが『中央惣社』だったんですか?」と尋ねても、たぶん怪訝な顔をされるだけなので要注意である(笑)。
 以前、敷地内で見つかった礎石建物跡について尋ねてみたら、「隣接する花立廃寺跡のことじゃないですか?」とのことだったので…。花立廃寺跡とは別のこの礎石建物跡のことについては、この平泉文化遺産センターの中でも閲覧できる「花立軌篝廖廚糧掘調査報告書の中に記載されている。



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2018年05月04日

世界遺産以外の平泉オススメスポット(※7/23追記・現在67箇所)(東北のオススメスポットその13)

 「私的東北論その107」で紹介した「平泉町観光振興計画(案)」(PDF)への意見書の中で、「平泉は世界遺産だけの町ではない」ということで、「世界遺産以外の観光資源についてもしっかり情報発信を」ということを述べた。
 とは言え、駅や観光案内所で手に入るマップには世界遺産を構成する中尊寺毛越寺観自在王院跡無量光院跡、金鶏山の5つに、柳之御所遺跡達谷窟高館義経堂くらいしか載っていない。平泉文化遺産センター柳之御所資料館にも行ってみたが、これら以外の遺跡について載っているマップはない、とのことだった。
 ならば自分でつくるしかないかと思い、先月1日掛けて平泉町内と旧衣川村の一部地域を改めて巡ってみた。巡ってみて改めて感じたのは、やはり平泉は世界遺産に登録された遺跡だけの町ではないということである。もちろん、登録された5つの遺産は素晴らしいものだが、決してそれらだけが平泉なのではない。それら以外の遺跡も能弁に平泉が何たるものかを語っているように思われた。
 以下に、それらについて紹介してみた。とりわけ、「平泉の世界遺産はもう見飽きた」という方々にぜひお役立ていただきたい。
 紹介文の中に度々、平泉の中央、東方、南方、西方、北方の五方鎮守(四方鎮守とも)のことが出てくる。かつて平泉には、中央に惣社、東方に日吉、白山の両社、南方に祇園社、王子諸社、西方に北野天神、金峯山、北方に今熊野、稲荷等の社があったとされる。個人的に、それらを巡るのも世界遺産以外の平泉を楽しむのにうってつけだと思うのだが、それらのうち、東方の「日吉、白山両社」は現在の白山妙理堂、南方の「祇園社」は現在の八坂神社、北方の「今熊野」は現在の熊野三社でほぼ間違いなく、西方の「金峯山」は金鶏山、花立廃寺跡という可能性が高いと考えられるものの、中央の「惣社」については意見が分かれている。もう一つ西方の「北野天神」については、現在の毛越けごし地区に北野天神社があるとの話もあったが、今回確認できなかった。次に訪れた際に詳しく調べてみたい。 南方の「王子諸社」、北方の「稲荷社」についても同様である。
 あ、ちなみに、以下の遺跡は単に私が足の向くまま回った順番に並んでおり、並んでいる順番には特に意味はない(笑)。我ながらよく一日で回ったものである。
 なお、遺跡の中には学校や私有地などもあるので、無断での立ち入りは厳禁である。
世界遺産以外の平泉オススメマップ これらの位置関係を示した「世界遺産以外の平泉オススメスポットマップ」も作ってみた。併せてご参照いただきたい。

追記(2018.6.26)
 前回回り切れなかった場所をいくつか追加した。既存の場所にも必要に応じて説明を追加した。また、前回見つけられなかった西方鎮守の一つ、北野天神社も、やはり場所が分からず困っていた時に通りすがりの老婦人にお聞きしたところご存じで、連れて行って教えていただいた。感謝である。
 八坂神社と共に南の鎮守である王子社跡も見つかった。北の鎮守の一つである稲荷社だけがまだ見つかっていない。これについては稿を改めて検討する予定である。

追記(2018.7.23):別稿で不明だった北の鎮守(当ブログでは西の鎮守)の稲荷社の場所について特定したのでその場所も加えた。また、泰衡妻が夫を弔うために建てたとの伝承が残る奥州市前沢区の月山神社(既に掲載している奥州市衣川区の月山神社とは別)も加えた。


伽羅之御所きゃらのごしょ
伽羅之御所跡三代秀衡、そして四代泰衡の私邸である「伽羅之御所」がこの付近にあったと考えられている。政庁であった柳之御所やなぎのごしょ平泉館ひらいずみのたち)が「首相官邸」だとすれば、この伽羅之御所は「首相公邸」に当たると言える。現在は、住宅地の一画にその旨を伝える案内板が設置されている。





無量光院むりょうこういん
WP_20180520_17_14_19_Rich世界遺産の構成遺産の一つ。三代秀衡が建立した寺院。宇治平等院鳳凰堂がモデルとされるが、それよりもさらに一回り大きかった。春、秋の彼岸近くには、無量光院の西方にある金鶏山きんけいさんの山頂に日が沈み、その夕日の光を後光として本尊の阿弥陀如来が浮かび上がる意匠だった。現在、その建物は失われたが、池を含む庭園が復元されている。写真中央に見えるのが金鶏山である。

追記(2018.6.26):写真を差し替えた。


白山妙理堂はくさんみょうりどう
白山妙理堂十一面観音を祀る。平泉には中央、東、南、西、北に鎮守社があったとされており、東には白山社と日吉社が鎮座していたとあることから、ここはその東の鎮守があった場所と推定されている。境内を囲む周辺の低地は、当時あった「鈴沢の池」の跡である。

追記(2018.6.26):現在は白山社のみだが、かつては日吉社も並び立っていたとされる。その日吉社だが、別の場所に移転していた可能性もある(後述)。


平泉町役場
平泉町役場案内板はないが、役場周辺からは大型の建物跡が出土していている。役場のすぐ北には幅20mという当時のメインストリートと思われる東西道路の遺構が出土し、役場から白山社(現在の白山妙理堂)までも幅10mの南北道路が確認されており、出土遺物からも「平泉館ひらいずみのたち」に準ずるような施設、あるいはかなり身分の高い者の邸宅があったと推定されている。



平泉中学校
平泉中学校平泉には、中央、東、南、西、北に鎮守社があったとされており、このうち西の鎮守として北野天神と共に金峯山きんぷせんが勧請されたという。この平泉中学校近くに金峯山社趾が残っているという話があったが、確認できなかった。なお、金鶏山が金峰山であるとする説もある。

追記(2018.6.26):今回分かったのだが、平泉中学校は移転して現在の地にあり、金峯山社趾が残っていたのは以前あった場所、現在平泉文化遺産センターのある場所である。ただし、現在の平泉中学校のすぐそばでも現在発掘調査が行われており、ここはここで何かあったようである。


龍玉寺りゅうぎょくじ
WP_20180410_09_15_04_Rich平泉中学校の南にある寺院。いずれ稿を改めて紹介する予定だが、北の鎮守の稲荷社の別当だった隆蔵寺りゅうぞうじが1875年(明治8年に)火災で全焼した後に移転して建立された後継寺である。(2018.6.26追加)

追記(2018.7.23):隆蔵寺と稲荷社については、「鎮守の稲荷社はどこだ?」で詳しく取り上げた。


観自在王院かんじざいおういん
観自在王院跡世界遺産の構成遺産の一つ。二代基衡の妻が建立した寺院。基衡が建立した毛越寺に隣接する。基衡の妻は、奥州藤原氏の前にこの地を支配した安倍氏の棟梁貞任の弟宗任の娘だったと伝わっている。毛越寺同様、浄土庭園を持ち、現在はそれが復元されて史跡公園となっている。元は基衡の居館で、基衡の死後、妻が夫の極楽往生を願って寺院に改修したという説がある。

追記(2018.6.26):上記で紹介した「基衡の死後、妻が」という説は成り立たないことに思い至った。基衡妻である安倍宗任の娘が亡くなったのは基衡よりも先である。それを嘆き悲しんだ基衡によって現在まで毛越寺に伝わる「哭き祭なきまつり」が生まれたとされる。尤も、安倍宗任の娘以外にも妻がいたのだとすれば、その矛盾は解消する。


毛越寺もうつうじ
毛越寺世界遺産の構成遺産の一つ。二代基衡が建立した寺院。往時には中尊寺を凌ぐ規模を誇ったという。全国で唯一、平安時代の浄土庭園が完璧な形で残り、国の特別史跡、特別名勝の二重指定を受けている。奥州藤原氏滅亡後、南北朝時代までに戦乱や野火などで建物は全て失われ、長らくこの浄土庭園だけが残っていたが、1989年(平成元年)に平安様式の新本堂が建立された。

追記(2018.6.26):特別史跡の指定名称は「毛越寺境内つけたり鎮守社跡」である。平泉の鎮守社跡のいくつかが毛越寺境内の飛び地として同じ特別史跡に指定されている。その件についてはいずれ稿を改めて検討したい。


平泉小学校
平泉小学校毛越寺の向かいにあり、三代秀衡の長男国衡の邸宅、国衡館くにひらだてがあったと伝わり、実際に建物跡も出土している。国衡は西木戸太郎と号し、その名の通り、平泉の南西端の関門の役割を果たしていたものと考えられる。毛越寺側からでは分からないが、平泉への入り口となる南側から見るとかなり高台にあることが分かる。なお、国衡館の南には三代秀衡の四男高衡(隆衡)の邸宅、高衡館たかひらだてがあったとされているが、場所はまだ特定されていない。なお、国衡館、高衡館のあった場所については、柳之御所の西側だという異論もある。


平泉町立幼稚園・平泉保育所
平泉町立幼稚園・保育所三代秀衡の長男国衡の居館である国衡館くにひらだてがあったとされる平泉小学校の南に隣接している。ひょっとすると国衡館の南にあったという三代秀衡の四男高衡(隆衡)の居館である高衡館たかひらだては、この辺りにあったのかもしれない。






柳之御所やなぎのごしょ遺跡
柳之御所遺跡世界遺産への追加登録を目指している遺跡。奥州藤原氏の政庁である「平泉館ひらいずみのたち」があった場所と比定されている。長らく、北上川に削られ失われたと考えられてきたが、国道4号線のバイパス工事で出土。遺跡の重要性を鑑みて保存が決定し、バイパスの方がルートを変更した。現在、史跡公園として整備が進んでいる。おびただしい数の出土品があり、それらは史跡公園に隣接する柳之御所資料館に収蔵されている。ちなみに、柳之御所という名称は、「幕府」と同じ意味の言葉「柳営りゅうえい」から取られたものという説がある。


高館義経堂たかだちぎけいどう
高館義経堂源義経の居館「高館」があった場所で、義経終焉の地とされている。義経の木像と、義経主従の慰霊塔がある。ただ、義経が襲撃されたのは藤原基成の居館「衣河館ころもがわのたち」とあり、衣河館は高館義経堂があった場所とは全く異なる場所にあったとされているので、この地が義経のいた場所であるという確証はない。北上川を見下ろし、束稲山を望む眺望は素晴らしい。

追記(2018.6.26):「衣河館」は、別に挙げている衣川を挟んで平泉の対岸、旧衣川村にある「接待館遺跡」だという説が大勢である。


卯の花清水うのはなしみず
卯の花清水高館義経堂たかだちぎけいどうの北側の入口近くにある湧水。松尾芭蕉と共に旅をした曽良が、源義経の老臣、十郎権頭兼房を偲んで詠んだ「卯の花に兼房見ゆる白毛かな」という句にちなんで名づけられた。残念ながら1993年(平成5年)の道路拡張工事の後、湧水は枯れてしまったが、曽良の句碑がある。




熊野三社くまのさんじゃ
熊野三社中央、東、南、西、北にあったという平泉の鎮守社のうち、北には今熊野と稲荷等社があったとされているが、この熊野三社がその今熊野であったとされている。熊野蔵王権現を祀り、子守社、勝手社という末社もあったという。ただし、元の熊野社が野火で焼失した安土桃山時代の1571年に花立山に移され、その後1891年(明治24年)に現在の平泉文化遺産センターのある場所に移され、さらに1954年(昭和29年)に現在の地に移された。焼失の際に持ち出された十一面観音掛仏は同社の宝物として保管されている。

追記(2018.6.26):「熊野三社」とはてっきり「本家」同様、熊野本宮、熊野新宮、熊野那智のことだと思っていたのだが、そうではなく、上で紹介した子守社、勝手社の末社が合祀されて「熊野三社」となったとのことである。


花立廃寺はなだてはいじ
花立廃寺跡金鶏山きんけいさんの東、平泉文化遺産センターに隣接している。礎石などが出土しており、ここに寺社があったことが窺える。平泉にあった中央、東、南、西、北の鎮守のうち、中央の惣社がこの花立廃寺だったのではないかという説がある。今は芝生の公園となっている。

追記(2018.6.26):確かにこの花立廃寺が惣社だという説もあるのだが、それよりもまず、ここは西の鎮守の一つである金峯山社の跡であるという説の方が強い。なお、文化庁の表記は「花館廃寺」だが、地元での表記や学会論文での表記はほとんどが「花立廃寺」なので、ここでは「花立廃寺」と記載する。

追記(2018.7.23):「平泉の鎮守社を探せ!」で書いたが、花立廃寺跡は、当ブログでは「西方鎮守」ではなく「北方鎮守」であったという立場を取っている。


平泉文化遺産センター
WP_20180520_15_09_17_Richかつて平泉中学校があった場所。今は見えないが、ここの玄関付近からはかつて礎石跡が出土している。花立廃寺と対をなすほどの規模のもので、五方鎮守のうちの中央惣社の跡でないかとする説もあり、当ブログでもその説を取っている。(2018.6.26追加)







花立溜池

WP_20180520_15_11_44_Rich熊野三社の一段下にある溜池。現在は溜池だが、奥州藤原氏時代には、花立廃寺と関係する浄土庭園だったのではないかとする説がある。(2018.6.26追加)








照井堰てるいぜき
照井堰三代秀衡の家臣としてその名が知られる照井太郎高春(高治とも)が築いたという、総延長64kmにも及ぶ堰。現在も1,000ha以上の水田に用水を供給している他、毛越寺の浄土庭園の大泉が池に注いで、曲水の宴の遣水の水源にもなっている。「疎水百選」に認定されている他、「世界かんがい施設遺産」にも登録されている。

追記(2018.6.26):平泉を歩いていると、そこかしこで「照井堰」に出くわして、その度に「ここもそうか」と驚かされる。












金鶏山きんけいさん
金鶏山世界遺産の構成遺産の一つ。標高98.6mの円錐形の山で、平泉のランドマーク的存在。三代秀衡が富士山に似せて一晩で築き、山頂に雌雄一対の黄金でできた鶏を埋めて平泉の鎮護としたという伝承や、子孫のために一万の漆の盃に黄金を載せて埋めたという伝承が残る。山頂からは大規模な経塚が発見され、信仰の対象であったことが窺える。5分ほどで山頂まで行ける。平泉にあった中央、東、南、西、北の鎮守のうち、西の鎮守の一WP_20180520_11_10_41_Richつとしてその名が登場する金峯山k(きんぷせんはこの金鶏山のことだとする説がある。また、熊野三社の由緒には「金峯山社はその中央総社なり」という説明がある。なお、金鶏山の読み方について平泉町、平泉観光協会は「きんけいさん」としているが、文化庁は「きんけいざん」としていて統一されていない。

追記(2018.6.26):写真を追加した。読み方については、地元の表記の方を優先させて、ここでは「きんけいさん」とした。


千手院せんじゅいん
千手院金鶏山きんけいさんの入り口近くにある寺院だが、現在は千手観音を祀った千手堂のみが残っている。詳しい由来は不明だが、千手堂内には本尊の千手観音の他、弁財天、「藤原三将軍」(初代清衡、二代基衡、三代秀衡か)の位牌、三代秀衡の木像、愛染明王、不動明王、道祖神が安置されているという。




源義経公妻子の墓
源義経公妻子の墓金鶏山きんけいさんの入り口近くにある。義経は四代泰衡に攻められた折、妻と幼い娘の命を奪った後、自害しているが、ここはその義経の妻子の墓と伝えられている。元は金鶏山の山麓にあったが、その後現在の場所に移されたという。






倉町くらまち遺跡
倉町遺跡毛越寺もうつうじ観自在王院かんじざいおういん跡の向かいにある。伝承の通り、大きな高床式の倉庫跡が出土している。奥大道を通ってくると突如として現れる、左手に浄土庭園と大伽藍を抱える毛越寺や観自在王院を望み、右手に見上げる高さの蔵がずらりと並んでいる光景はさぞや壮観だったことだろう。




道路側溝と塀跡
道路側溝と塀跡毛越寺もうつうじ観自在王院かんじざいおういん跡の前を東西に通る道路の遺構が出土している。幅は20mあり、当時のメインストリートだったとされている。道の両側には側溝が確認されており、ここはその南側の側溝である。同じ場所からは塀跡も出土している。大型の建物を囲んでいた塀とのことである。




稲荷社跡
WP_20180721_11_25_18_Rich_LI中央、東、南、西、北の五方鎮守のうち、西の鎮守である稲荷社があった場所については、「鎮守の稲荷社はどこだ?」で詳しく検討したが、現在のところ毛越地区の公葬地(共同墓地)下にある田地のどこかである可能性が高い。なお、稲荷社は一般に北の鎮守とされているが、当ブログでは西の鎮守であったという説を取っている(詳しくは「平泉の鎮守社を探せ!」を参照)。(2018.7.23追加)


北野天神社
WP_20180520_08_46_00_Rich中央、東、南、西、北の五方鎮守のうち、毛越寺の西、毛越けごし地区にあるこの北野天神社は、西の鎮守の一つとして挙げられている「北野天神」である。
案内板などがなく分かりづらいが、奥州藤原氏の時代からずっとこの地に祀られてきたようである。(2018.6.26追加)




照井道てるいのみち
WP_20180520_08_41_08_Rich北野天神社から白山社につながる小径を、地元の人たちは「照井道」と呼んでいるそうである。その名の通り、道の脇には「照井堰」が流れている。(2018.6.26追加)








白山社はくさんしゃ
WP_20180520_08_39_33_Rich北野天神社から「照井道」を辿っていくとすぐある。
白山妙理堂、中尊寺境内の白山神社、長島地区の白山神社以外にもこうしてひっそりと白山社があるところに、平泉における白山の影響力を窺い知ることができる。(2018.6.26追加)





自性院じしょういん
自性院奥州藤原氏時代にこの地にあって観音霊場として栄えた智覚院はその後、江戸時代初期に廃絶したが、1888年(明治21年)になって江刺の自性院をこの地に移すという形で再建された。聖観音を本尊とする。






伝勅使館でんちょくしたて
伝勅使○伊豆権現堂いずごんげんどう近くの空き地に、「伝勅使○」と書かれた木の柱が立っていた。○は文字が薄れて判読不能。勅使と来たら「館」か。勅使と聞いて思い起こすのは、源義経が兄頼朝に追われて平泉に逃れた後、三代秀衡は朝廷からの勅使を勅使館に招いて饗応し、館の外に一歩も出さずに帰したという話である。ここがその勅使館であれば、平泉の中心部からも離れ、確かに勅使は平泉の様子を少しも観察することができなかったに違いない。

追記(2018.6.26):平泉町立図書館で文献を調べたところ、「勅使館跡」の表記を見つけることができたので、伏字を「館」に替えた。


伊豆権現堂いずごんげんどう
伊豆権現堂三代秀衡が伊豆から勧請したと伝わる。伊豆権現と十一面観音を安置する。急な石段を2分くらい登ると本殿がある。入り口の説明には「高台からの眺めは素晴らしい」とあるが、実際には木々に囲まれて眺望は限定的である。






稲荷社
WP_20180615_16_27_26_Rich伊豆権現堂近くの宝積院という寺院の中にある稲荷社。五方鎮守のうちの北の鎮守の稲荷社か!と思いきや、この稲荷社が勧請されたのは江戸時代の文化文政年間とのことで、残念ながら無関係のようである。昔、北上川の洪水の折に流れ着いた観音も祀っているそうで、それにちなんで寄水観音堂と名付けられ、西磐井三十三観音霊場の一つともなっている。(2018.6.26追加)



鬘石かつらいし
鬘石奥州藤原氏とは直接関係のない遺跡。昔、この地方を治めていた悪路王あくろおうは、美しい娘がいると聞くとさらってきていたという。逃げ出した娘はすぐに捕まり、見せしめとして首を切り落とされ、太田川に流され、その首が下流のこの大きな岩に流れつき髪の毛を絡ませたということから、この巨石を「かつら石」と呼ぶようになったと言われている。



姫待瀧ひめまちのたき
姫待瀧奥州藤原氏とは直接関係のない遺跡。この地方を治めていたという悪路王あくろおうが、さらってきた姫が逃げ出した際、この滝で姫を待ち伏せしたと伝わっている場所である。







達谷伏見稲荷たっこくふしみいなり
WP_20180520_09_23_52_Rich平泉から達谷窟に向かう途中にある稲荷神社。追って別稿にて紹介するが、昭和に入ってから勧請された新しい稲荷神社だそうで、残念ながら奥州藤原氏時代の五方鎮守の一つ、北の鎮守の稲荷社とは無関係のようである。
なお、入口が極めて分かりづらい。(2018.6.26追加)




達谷窟たっこくのいわや
達谷窟世界遺産への追加登録を目指している遺跡。悪路王あくろおうが住んでいたという伝承がある。悪路王は一説には坂上田村麻呂と戦った蝦夷の首領阿弖流為あてるいのことだとする見方がある。悪路王を討った後、悪路王が籠った窟屋に田村麻呂が清水寺を模してこの毘沙門堂を建立したと伝わる。浄土庭園の跡が出土しており、平泉遺跡との関連も指摘されている。源義家が彫ったという北限の磨崖仏がある。初代清衡と二代目基衡が七堂伽藍を建立、基衡は薬師如来を奉納したという。


八坂神社やさかじんじゃ
八坂神社平泉には、中央、東、南、西、北に鎮守社があったとされており、南の鎮守として、祇園社と王子諸社が勧請されたとある。祇園地区にあるこの八坂神社が当時の祇園社であったと伝わる。南北朝時代に修験の僧都、良珍が再興を図り、江戸時代まで祇園宮と称されたが、明治8年に八坂神社と改称された。





王子社跡おうじしゃあと
WP_20180520_09_44_32_Rich上記八坂神社の国道4号線を挟んで向かいにある路地を50mほど入ったところにある。五方鎮守の一つ、南の鎮守の「王子諸社」の跡とされる。現在は小さな祠が2つ残っているだけであるが、祠の中には木造の神像が祀られている。(2018.6.26追加)





日吉神社ひよしじんじゃ
WP_20180520_10_18_00_Rich南の鎮守である八坂神社、王子社跡よりもさらに南の大佐地区にある。「藤原朝臣清衡公時代、五方鎮守の一社とし、南方の守護神として嘉祥年中滋賀県滋賀郡坂本に鎮座する本宮より分祠し、現在地に奉鎮せるものである」との伝承が残っている。なお、嘉祥は848〜851年で清衡の時代と合わないので、嘉保(1094〜1095年)か嘉承(1106〜1107年)の誤りだと思われる。五方鎮守のうち、東の鎮守の一つである日吉社が何らかの理由でここに移された可能性がある。
別当である木村氏宅を通らないと行けないので、必ず一声掛けてから参拝すること。どちらにせよ、行き方を教えていただかないとまず行けない。(2018.6.26追加)


武蔵坊弁慶大墓碑
武蔵坊弁慶大墓碑中尊寺の入口付近にある、源義経の忠臣、武蔵坊弁慶の墓と伝わる場所。中尊寺の僧素鳥が詠んだ「色かえぬ 松のあるじや 武蔵坊」の句碑があり、その句の通り、大きな松が立っている。







赤堂稲荷大明神あかどういなりだいみょうじん
赤堂稲荷大明神中尊寺がある丘陵にある。旧国道4号線沿いにある大きな鳥居はかなり目立ち、離れている東北本線からもよく見える。しかし、縁起に関する説明がないので詳しい成り立ちは不明。鳥居をくぐって急な階段を登っていくとまず拝殿があり、さらに登るとその名の通り、朱塗りの本殿がある。中央、東、南、西、北にあった平泉の鎮守社のうち、北には今熊野と稲荷等社があったとあるが、この赤堂稲荷大明神がその稲荷等社なのかどうかは不明。

追記(2018.6.26):稲荷社については別稿で論じる予定だが、中尊寺に尋ねたところ、この赤堂稲荷大明神の前身とされる「閼伽堂あかどう」の存在は中世まで遡れるものの、現在の赤堂稲荷大明神自身は明治4年の建立とのことで、どうやら北の鎮守の稲荷社とは無関係のようである。


中尊寺ちゅうそんじ
中尊寺世界遺産の構成遺産の一つ。初代清衡が建立した寺院。清衡が整備した、東北の北端外ヶ浜(青森市)と南端白河関(福島県白河市)を結ぶ幹線道路、奥大道おくだいどうのちょうど中間地点に建っている。中尊寺建立供養願文には、戦乱で多くの人が亡くなった東北をそのままこの世の浄土としたいという清衡の思いが示されている。清衡が安置したという「丈六皆金色の釈迦如来」と同じ本尊が、2013年(平成25年)に現在の本堂に安置された。


金色堂こんじきどう
金色堂中尊寺ちゅうそんじの中にある、唯一無二の皆金色の阿弥陀堂。日本の国宝第一号だった。皆金色は仏の住む浄土を表したもので、全面に金箔が押された以外にも、南洋の夜光貝を用いた螺鈿細工、象牙や宝石による装飾など、当時の芸術工芸の粋を極めた造形が施されている。初代清衡、二代基衡、三代秀衡の遺体と、四代泰衡の首級が収められ、葬堂としての性格も持つ。四代に亘る遺体がそのまま保存されている例は世界的にも極めて珍しいとされる。


白山神社はくさんじんじゃ
白山神社中尊寺ちゅうそんじの開祖と伝わる慈覚大師が加賀の白山から勧請したという、中尊寺の敷地内にある神社。境内にある能楽堂は国の重要文化財に指定されている。現在も薪能などが奉納されている。







源義経衣川古戦場碑
WP_20180520_15_37_46_Rich平泉文化史館の敷地内にある、衣川の合戦の場所を伝える碑。ただ、義経の居館が高館にあるという前提での比定地であるので、実際にはここではない可能性が高い。建物の中からは「弁慶立往生跡」も見える。(2018.6.26追加)






接待館せったいだて
接待館跡中尊寺の対岸の衣川沿いにある。三代秀衡の母親がここで道行く旅人をもてなしたという伝承があり、この名がある。かなり大規模な邸宅跡が出土しており、柳之御所やなぎのごしょ遺跡と同様に大量のかわらけなども出土していることから、柳之御所と同等の重要な施設であったことが窺える。三代秀衡の正妻の父で、京の摂関家藤原氏に連なる藤原基成の居館「衣河舘ころもがわのたち」の跡ではないかという説もある。写真中央右寄りに見えるのが月山である。


衣の関道ころものせきみち
衣の関道初代清衡が北は外が浜(青森市)から南は白河関(福島県白河市)まで整備した当時の「東北縦貫道」である奥大道おくだいどうは、平泉では中尊寺の境内を通すようにしていた。これに伴って、衣河関ころもがわのせきも安倍氏時代に難攻不落と言われた場所から、中尊寺の北側で衣川を渡る手前に移されたという。その新しい衣川関から衣川を越えて北上する道の通称が衣の関道だとされる。


七日市場なぬかいちば
七日市場跡その名の通り、奥州藤原氏の時代に毎月七日、十七日、二十七日と七のつく日に市が立ったという伝承がある地。平泉の市街地内で最も繁昌した市場になったという。







神明神社しんめいじんじゃ関の神明せきのしんめい
神明神社(関の神明)初代清衡が七日市場なぬかいちば地区内の衣の関道ころものせきみちわきに伊勢大神宮を勧請し、神明神社として地区民の信仰を集めたという。衣川関の近くにあったことから「関の神明」と称された。ただ、清衡は平泉開府に当たり、天皇家の祭神である伊勢、摂関家藤原氏の祭神である春日、鎮護国家の軍神で源氏の祭神でもある八幡、蝦夷征伐の神として祭られてきた鹿島・香取などを注意深く排除し、一切勧請していないため、その清衡が伊勢大神宮を勧請したという伝承については疑問を感じる。


渕端諏訪大明神社ふちはたすわだいみょうじんしゃ旗鉾神社はたほこじんじゃ
渕端諏訪大明神社(旗鉾神社)かつてこの地を本拠とした安倍氏の棟梁、安倍頼時が兵器を祀って鎮護の神と崇めたという。その後、この地に住んだ三代秀衡の三男忠衡が再興し、自身の守り本尊である魚籃観音を祀ったと言われている。






並木屋敷なみきやしき
並木屋敷奥州藤原氏とは直接関係がないが、その前の時代にここ衣川を本拠とした安倍頼時が政庁を構えたとされる場所。安倍氏を滅ぼしてその後陸奥、出羽を治めた清原氏も三代に亘ってこの地を政庁、もしくは居館としたと伝えられている。清原氏の時代には衣川柵ころもがわのさくと呼ばれていた。





泉三郎忠衡供養塔
泉三郎忠衡供養塔泉ヶ城いずみがじょうのある土地の高台にある三代秀衡の三男忠衡の供養塔。現在この地に住んでいる葛西さんが個人で建てた。供養塔のある一帯は葛西さんの私有地である。







泉ヶ城いずみがじょう
泉ヶ城三代秀衡の三男忠衡の居館だったと伝わる。平泉の北端に位置し、南端の国衡館くにひらだて高衡館たかひらだてと共に、平泉への関門となっていたと考えられる。衣川に囲まれた天然の要害で、現在も狭い橋が一本あるだけなので、車では行きにくい。橋を渡って少し行ったところに、「泉ヶ城」と刻まれたこの地に住む葛西さんが建てた小さな石碑がある。なお、忠衡の実際の居館については、柳之御所の南の泉屋いずみや遺跡の辺りとする説もある。


琵琶館びわだて成道舘なりみちだて
琵琶館(成道舘)跡奥州藤原氏とは直接関係がないが、その前の時代にこの地を治めた安倍氏の棟梁貞任の庶兄成道の居館だったとされる場所。衣川が琵琶の形に流れているのでこの名があるという。







小松館こまつだて
小松館跡奥州藤原氏とは直接関係がないが、安倍氏の棟梁貞任の叔父の僧、良照の居館であったと伝えられる場所。前九年の役の際、ここで源頼義と清原武則の連合軍を迎え撃ったとされる。







衣河関ころもがわのせき
衣河関跡奥州藤原氏よりも前の安倍氏の時代に、蝦夷の領域と朝廷の領域との境にあった関所である衣河関があった地とされる。眼前を流れる衣川の両岸が断崖絶壁となっており、「封じれば誰も破ることができない」と言われた天然の要害。現在はその上を、橋を渡して東北自動車道が通っている。奥州藤原氏の時代にはこの衣河関はここから東の中尊寺ちゅうそんじ寄りに移された。


荒沢神社あらさわじんじゃ
荒沢神社月山神社がっさんじんじゃの参道の入り口付近にある神社。月山神社はかつて女人禁制だったが、この荒沢神社は女性も参拝できたという。








月山神社がっさんじんじゃ
月山神社衣川を挟んで中尊寺ちゅうそんじの対岸にある円錐形の山、月山の山頂にある神社。かつては中尊寺の奥の院として大いに栄えたという。山頂に着いて鳥居の正面に目に入るのは拝殿であるが、実はその裏にさらに本殿がある。月山の山頂に向かうルートは、東側の麓にある三峯神社みつみねじんじゃから登る道と、北側の麓にある月山神社の鳥居をくぐって登る道の2つがあるが、どちらも山頂までは10分ほどで行けWP_20180520_15_57_54_Richる。三峯神社から登る道の途中には、風光明媚なスポットがある。

追記(2018.6.26):写真を追加した。








和我叡登挙神社わかえとのじんじゃ
和我叡登挙神社月山の山頂にある月山神社がっさんじんじゃの拝殿の奥にある本殿の前に何気なく巨石があるが、それが実は和我叡登挙神社である。東北の土着の神と言われる荒覇吐あらはばき荒吐あらばきとも)の神を祀っている。東北で拝殿を持たない巨石を祀った神社は概ね荒覇吐神を祀ったものであるが、中尊寺の奥の院として栄えた月山神社と同じ敷地に荒覇吐神を祀った神社があるのは興味深い。奥州藤原氏の仏教文化が実は東北古来の神とも結びついていた証左とも取れる。


三峯神社みつみねじんじゃ
三峯神社月山の麓にある神社。源頼義、義家が前九年の役で安倍氏に苦戦していた折、日本武尊が東夷征討に際して武州三峰山に登って諾冊二尊を奉祀したという故事にあやかって陣中で諾冊二尊を奉祀し、安倍氏を討った後に祠を立てたという。江戸時代の享保元年に埼玉の秩父にある三峰神社から改めて分霊が勧請された。




館跡たてあと
館跡奥州藤原氏とは直接関係がないが、奥州藤原氏の前にこの地を治めていた安倍頼時とその子貞任の居館跡と伝えられている。以前は上衣川にある「安倍館あべたて」を本拠としていたが、頼時の代にこの地に本拠を移したという。






長者ヶ原廃寺ちょうじゃがはらはいじ
長者ヶ原廃寺跡世界遺産への追加登録を目指している遺跡。源義経を奥州藤原氏の下に案内した金売り吉次の邸宅跡という伝承があり、「長者ヶ原」の名があるが、発掘調査の結果、寺院跡であることが判明した。奥州藤原氏の時代には既に廃寺となっていたと考えられており、奥州藤原氏よりも前にこの地域を支配した安倍氏に関連した寺院とされている。ただ、この場所から見る夕日は春と秋の彼岸の日にはちょうど月山山頂に沈むと言い、後の無量光院むりょうこういんの意匠の参考にされた可能性がある。


室の樹跡むろのきあと
WP_20180520_16_35_42_Rich奥州藤原氏(秀衡、あるいは秀衡の母親とも)が御室御所みむろごしょの庭木をこの地に移し替えて庭園を造ったため、この名で呼ばれている。
平泉に逃れてきた源義経主従がここにあった屋敷に居住したという伝承もある。
今は春の桜がきれいである。(2018.6.27追加)






九輪搭くりんとう
九輪搭跡初代清衡が母方の祖父であり、かつてこの地を治めた安倍頼時を供養するために九輪塔を建てたと伝わる地。この一帯は今も九輪堂という地名である。清衡は九輪塔の周辺を園地として整備し、大きな池と2つの築山をつくったとされる。残念ながらそれらは現在は失われているが、地元の人が築いた安倍一族の鎮魂碑がある。



瀬原古戦場せはらこせんじょう
瀬原古戦場跡奥州藤原氏とは直接関係がないが、安倍氏が源氏と戦った前九年の役の際、安倍氏がこの地で、対する源氏をあえて本陣におびき寄せる作戦を立てて源氏に大損害を与えたと伝えられる古戦場である。







向館むかいだて
WP_20180520_16_48_26_Pro奥州藤原氏とは直接関係ないが、安倍氏の一族で前九年の役の折に安倍氏を裏切った安倍富忠の屋敷跡と伝えられる。(2018.6.26追加)









北館遺跡きただていせき
WP_20180520_17_02_23_Rich奥州藤原氏とは直接関係がないが、その前の安倍氏一族の居館の一つと伝えられる。西暦1300年頃に南蘇坊なんそぼうという行脚僧が植えたと伝わる一本桜はも毎春見事な花を咲かせる。(2018.6.26追加)







月山神社
WP_20180722_16_31_49_Rich_LI奥州市前沢区生母にある、奥州市衣川区の月山神社とは別の月山神社。四代泰衡の妻が、非業の死を遂げた夫を弔うために、羽黒派修験者の法印継清に命じて勧請させたという伝承が残る。元々経塚山にあったが、1878年(明治10年)に現在の地に遷座したという。元の神社は「奥の院」として今も京塚山に残る。(2018.7.23追加)



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