温泉
2024年02月21日
東北の観光の現状を知る〜まず自分たちが知ることから(「東北再興」への寄稿原稿)〜私的東北論その177
2月16日発行の「東北再興」第141号では、「東北の観光の現状を知る〜まず自分たちが知ることから」と題して、東北の観光の「今」について、じゃらんリサーチセンターの調査結果などから考えてみた。
本文中にも出てくるが、一番衝撃的だったのは「北海道の人は北海道を旅行する」のに「東北の人は東北を旅行しない」ということであった。ここは北海道の人を見習いたい。
以下がその全文である。なお、左の写真は山形の銀山温泉である。
東北の観光の現状を知る〜まず自分たちが知ることから
誇るべき東北のホスピタリティ
株式会社リクルートの観光に関する調査・研究・地域振興機関「じゃらんリサーチセンター」は、様々な調査研究結果を公表しているが、その中に「じゃらん宿泊旅行調査」がある。毎年7月前後に公表されており、19回目となる2023年度版も昨年7月13日に公表されている。この「じゃらん宿泊旅行調査2023」は、「旅行市場動向編」と「都道府県魅力度ランキング編」に分かれているが、このうち「都道府県魅力度ランキング編」では、全国15,572人の宿泊旅行者を対象に調査した都道府県の「総合満足度」や「地元ならではのおいしい食べ物が多かったランキング」、「魅力のある特産品や土産物が多かったランキング」など、様々な項目について、都道府県のランク付けを行っている。
ランキング結果をざっと紹介してみると、「総合満足度」は大分県、鹿児島県、北海道がベスト3だが、4位に岩手県がランクインしている。「地元ならではのおいしい食べ物が多かった」は石川県、北海道、富山県がベスト3だが、4位に宮城県が、7位に山形県が、10位に岩手県がランクインしている。「魅力ある特産品や土産物が多かった」は北海道、沖縄県、石川県がベスト3だが、やはり4位に宮城県、そして9位に秋田県がランクインしている。「魅力的な宿泊施設が多かった」は大分県、沖縄県、群馬県がベスト3だが、7位に山形県がランクインしている。
私が注目したのは、「地元の人のホスピタリティを感じた」のランキングである。沖縄県、鹿児島県、北海道・富山県がベスト3だが、何とここには、5位に秋田県、8位に山形県、9位に岩手県、10位に福島県と、ベストテンに東北が4県もランクインしているのである。ベスト10の中に同じ地方の県が4つもランクインしているのは東北だけである。ここに東北の観光における強みが見て取れるのではないかと思う。
そして、恐らく東北のどの県にも言えると思うのだが、そうした観光客にとって印象に残った地元の人のホスピタリティというのは、行政や観光協会から言われてやっているのでは、恐らくない。皆それぞれにはるばる足を運んで来てくれた観光客に感謝して、自分でできる範囲のホスピタリティを発揮しているということが、同じ東北にいると容易に想像できる。
こうした強みを大々的にアピールするのは難しいし、またことさらに強調することでもない気もする。それでも、こうした来た人を温かくもてなす気持ちが自然に浸透していること自体は、大いに誇りに思ってよいと思う。
一方で課題も見える。「子供が楽しめるスポットや施設・体験が多かった」、「若者が楽しめるスポットや施設・体験が多かった」、「大人が楽しめるスポットや施設・体験が多かった」、「ご当地ならではの体験・アクティビティが楽しめた」の各ランキングについては、ベスト10の中に、東北の県はどこもランクインしていないのである。これらのことから、東北の観光においては、エンターテイメント関連の要素や体験型の要素が弱いことが窺える。自然の良さを実感できるスポットや歴史を感じさせる建造物・遺跡、地元ならではの美味しい食べ物、ゆっくり寛げる温泉などについては他地域に引けを取らないと思われるが、そこから一歩進んで体験して楽しんでもらう要素をどう組み込んでいくかが今後問われる部分であろう。
ちなみに、「参考」として「選んだ理由別都道府県ランキング」も紹介されている。その中では、「良い宿・ホテルがあったから」の6位に福島県が、7位に山形県がランクインしている。また、「魅力的な温泉があったから」でも3位に山形県、5位に福島県がランクインしており、施設や温泉の魅力がこの両県については認識されていることが分かる。
満足度の高い温泉が多い東北
温泉に関して言えば、同じじゃらんリサーチセンターの「じゃらん人気温泉地ランキング2024」が昨年12月11日に公表されている。これは旅行サイト「じゃらんnet」の会員16,107人を対象にアンケート調査を実施したもので、こちらも今回で18回目と継続して行われている調査である。
この中で、「全国あこがれの温泉地ランキング(まだ行ったことはないが『一度は行ってみたい』温泉地)」では、1位に秋田の乳頭温泉郷、3位に山形の銀山温泉が堂々ランクインしている。乳頭温泉郷は「おすすめしたい穴場温泉地ランキング(これまでに行ったことがある温泉地のうち『おすすめしたい穴場温泉地』の推奨率)」でも1位になっており、まさに乳頭温泉郷の持つ「秘湯」のイメージ通りの結果になっている。
「全国人気温泉地ランキング(これまでに行ったことのある温泉地のうち『もう一度行ってみたい』温泉地)」のベスト10内には残念ながら東北の温泉はランクインしていないが、東北居住者に限って見ると、1位が宮城の秋保温泉、2位が乳頭温泉郷、3位が銀山温泉、4位が岩手の花巻温泉郷となっており、東北の中でも乳頭温泉郷や銀山温泉の人気が高いことが分かる。1位の秋保温泉については、仙台を訪れた際にちょっと足を延ばせば行けるという気軽さが評価されたのだろう。
人気とは別に満足度を見るとまた違った結果が見えてくる。「全国温泉地満足度ランキング総合部門(年間訪問者100人以上)」の全国1位は福島の高湯温泉で、満足度は実に94.4%の高さである。他に東北では、乳頭温泉郷が6位(92.9%)にランクインしている。青森の奥入瀬渓流温泉・十和田湖畔温泉、同じ青森の八甲田温泉・酸ヶ湯温泉なども満足度が90%を超えている。
もう一つ、「全国温泉地満足度ランキング秘湯部門(50人以上100人未満)」では(調査で訪問者数がこの人数だったというだけでこれらの温泉地を「秘湯」と呼ぶのもどうかとは思うが…)、3位に山形のあつみ温泉(94.5%)、8位に同じく山形の肘折温泉(93.3%)がランクインしている。
先に挙げた「おすすめしたい穴場温泉地ランキング」でも、1位の乳頭温泉郷の他、5位に肘折温泉、7位に高湯温泉、8位に青森の下風呂・薬研温泉、10位に同じく青森の八甲田温泉・酸ヶ湯温泉、12位に銀山温泉、14位に福島の中ノ沢温泉、17位に岩手の夏油高原温泉郷、21位に秋田の小安峡温泉・秋の宮温泉と、東北の温泉が多くランクインしている。この結果は、「穴場」というくらいであるから他の地方の温泉に比べて知名度では劣るものの、大いにおすすめしたい温泉が東北にはたくさんあるということの現れなのだろう。
複数の魅力がある地域の満足度が高い
温泉以外のデータもある。昨年6月26日に公表された、旅行情報誌「じゃらん」が約6,200人に調査した「人気観光地満足度ランキング2023」によると、東北の観光地の満足度ランキングは、1位が秋保、2位が青森の津軽西海岸(五能線・深浦・鰺ヶ沢など)、3位が花巻、4位が山形の山形蔵王、5位が福島の裏磐梯(五色沼・磐梯高原)という順位であった。
これらの結果もなるほどと思わせられることも多い。1位の秋保は先ほど挙げた秋保温泉という温泉の魅力のみならず、最近個性的なカフェや工房などが相次いでオープンしている。震災でゼロになってしまった宮城のワイナリーが2015年に「秋保ワイナリー」としてでき、今年はアメリカからやってきたクラフトビールブルワリー「グレートデーンブリューイング」も開業し、大いに賑わっている。こうした様々な要素が解け合って、地域の面白さとして認知されているものと思われる。
2位の津軽西海岸も、全国屈指の風光明媚なローカル線であるJR五能線の魅力を始め、世界遺産の白神山地、黄金崎不老ふ死温泉、十二湖などやはり多彩な魅力がある。3位の花巻も、先ほどの花巻温泉郷の個性的で多種多様な温泉以外にも、宮沢賢治の故郷としてのコンテンツが充実している他、街中にあるマルカンビル大食堂の人気も極めて高い。
こうして見てみると、複数の魅力が組み合わされた地域の満足度が高い傾向にあることが分かる。これは単に観光としての魅力だけでなく、まちづくり、地域づくりの観点からも重要である。結局のところ、その地に住む人にとって魅力的でない地域が、よそから来る人にとっては魅力的ということはほぼあり得ないからである。
東北の人は東北を旅行しない
さて、最後にもう1つの調査結果を紹介したい。再び「じゃらんリサーチセンター」によるもので、全国6,482人に調査して昨年12月19日に公表された「国内宿泊旅行ニーズ調査2023〜2024冬」である。
私がまず注目したのは、「主な行き先(居住地別)」である。東北に居住する「旅行意向者」の行き先のトップは東京(18.9%)で、東北のどの県よりも高率であった。東北の中では宮城がトップ(10.8%)で、以下福島(6.8%)、岩手(6.1%)と続くが、山形は3.4%、秋田は2.0%、青森に至っては0.7%と、東北に住む人は旅行先としてほとんど同じ東北を選んでいないということが浮き彫りになっているのである。北海道に居住する旅行意向者の行き先のトップが、圧倒的に同じ北海道(41.9%)であるのとはまさに対照的である。東北のあちこちを楽しく巡っている私からすると、実にもったいない話である。東北の人にこそ、もっと自分たちの住む東北の魅力を知ってもらいたいと切に願う。
もう一つ興味深いのは、「旅行目的(行き先別)」である。行き先として東北を選んだ全国の旅行意向者の旅行目的で最も多いのは「温泉や露天風呂」(47.9%)で、次いで「地元のおいしいものを食べる」(42.6%)、「宿でのんびり過ごす」(37.2%)となっている。この傾向は他の地域と比較してみると、概ね北海道や北陸と同じだが、北海道より多いものとしては他に「名所・旧跡の観光」(14.9%)がある。
東北に旅行に来る人のお目当ては、まさにこうしたことなのであり、東北にはそれに応えられる観光資源があるわけである。まずはそのことを他でもない東北にいる我々こそがもう一度認識しておきたい。他の地域を旅行するのもよいが、もっと近くに旅行先としてとても優れている地域があることを声を大にして伝えたいものである。
2009年11月29日
東北のオススメスポットその12&東北で地ビールが飲める店その46〜東北地方に64軒もある「秘湯」
東北地方が全国屈指の温泉に恵まれた地域であることは今さら言うまでもないが、もう一つの特長として、大規模な温泉地ではない、いわゆる「秘湯」が多いということも挙げられると思う。交通が不便であったり、山奥にあったり、小さな一軒宿だったり、といった、近代的温泉ホテルの設備とは対極にある、昔ながらの「鄙びた」という表現がピッタリの温泉宿が東北にはいまだ数多く存在しており、かえって観光地化した温泉に飽き足らない温泉好きの層に持て囃されているようである。
以前紹介した山形県南陽市の山間にある荻の源蔵そばに行った時、「そば好きは 道の遠きを 厭わざる」と書いた色紙が飾ってあるのを見て、まさにその通りと思ったが、温泉好きにもそれに劣らず、いい温泉があればそれこそ深山を掻き分けてでも行く、という人が多いように思う。写真は、そうした温泉の一つである、岩手県の八幡平山麓にある松川温泉の松楓荘が誇る「洞窟風呂」である。
全国にある秘湯の多くは、「日本秘湯を守る会」に加盟していることが多いが、現在185軒を数える会員宿のうち、東北の宿の数は実に64軒(参照ページ)と、全体の3分の1強を占めている。このことからも、東北の秘湯の多さを窺い知ることができると思う。これら64軒の顔ぶれを見ると、同じ東北にいる私から見ても行ってみたくなる、旅情を掻き立てられるような魅力的な宿が数多くある。これだけの秘湯が昔も今も変わらず残っていることは、本当に恵まれたことであると思う。
さて、このような人里離れた宿に行くと、普通に考えれば当然ながらいわゆる大手のビール会社以外のビールに出会えることは残念ながら望み薄である。が、これら「日本秘湯を守る会」加盟の宿には、会限定のオリジナルビール「秘湯ビール」がある(ことが多い)。これは、「日本唯一のブナの天然酵母使用」で「ブナの地下天然水」を使ったビールであり、製造しているのは「田沢湖ビール」を醸造しているわらび座である。恐らく、同醸造所の「ぶなの森ビール」と同じものだとは思うが、私にとってはこれらの秘湯でも地ビールが飲めることは嬉しい。そもそも、世界遺産の白神山地に代表される通り、東北の山を代表する樹の一つは文句なしにブナである。
秘湯に行くというのは、日常から離れた環境に身を置きたいということがきっかけであることも多い。その時に、宿にあるビールが日常よく見かけるビールというのは、少し興ざめな気がする。その点で、「秘湯ビール」があるのは、私のようなビール好き以外の人にとってもちょっと嬉しいことなのではないかと思う。
ちなみに、「日本秘湯を守る会」の宿には、この「秘湯ビール」以外にもこの会限定のワインや日本酒があるそうなので、ビール好き以外の人も、普段見掛けないお酒を味わうことができそうである。これらの秘湯では、周辺で取れる食材などを使って、料理にも宿らしさを出しているところが多い。その料理とこれら秘湯限定のお酒はよく合いそうに思う。
以前紹介した山形県南陽市の山間にある荻の源蔵そばに行った時、「そば好きは 道の遠きを 厭わざる」と書いた色紙が飾ってあるのを見て、まさにその通りと思ったが、温泉好きにもそれに劣らず、いい温泉があればそれこそ深山を掻き分けてでも行く、という人が多いように思う。写真は、そうした温泉の一つである、岩手県の八幡平山麓にある松川温泉の松楓荘が誇る「洞窟風呂」である。
全国にある秘湯の多くは、「日本秘湯を守る会」に加盟していることが多いが、現在185軒を数える会員宿のうち、東北の宿の数は実に64軒(参照ページ)と、全体の3分の1強を占めている。このことからも、東北の秘湯の多さを窺い知ることができると思う。これら64軒の顔ぶれを見ると、同じ東北にいる私から見ても行ってみたくなる、旅情を掻き立てられるような魅力的な宿が数多くある。これだけの秘湯が昔も今も変わらず残っていることは、本当に恵まれたことであると思う。
さて、このような人里離れた宿に行くと、普通に考えれば当然ながらいわゆる大手のビール会社以外のビールに出会えることは残念ながら望み薄である。が、これら「日本秘湯を守る会」加盟の宿には、会限定のオリジナルビール「秘湯ビール」がある(ことが多い)。これは、「日本唯一のブナの天然酵母使用」で「ブナの地下天然水」を使ったビールであり、製造しているのは「田沢湖ビール」を醸造しているわらび座である。恐らく、同醸造所の「ぶなの森ビール」と同じものだとは思うが、私にとってはこれらの秘湯でも地ビールが飲めることは嬉しい。そもそも、世界遺産の白神山地に代表される通り、東北の山を代表する樹の一つは文句なしにブナである。
秘湯に行くというのは、日常から離れた環境に身を置きたいということがきっかけであることも多い。その時に、宿にあるビールが日常よく見かけるビールというのは、少し興ざめな気がする。その点で、「秘湯ビール」があるのは、私のようなビール好き以外の人にとってもちょっと嬉しいことなのではないかと思う。
ちなみに、「日本秘湯を守る会」の宿には、この「秘湯ビール」以外にもこの会限定のワインや日本酒があるそうなので、ビール好き以外の人も、普段見掛けないお酒を味わうことができそうである。これらの秘湯では、周辺で取れる食材などを使って、料理にも宿らしさを出しているところが多い。その料理とこれら秘湯限定のお酒はよく合いそうに思う。
2006年01月11日
東北の安く泊まれる温泉宿その3〜秋田県
秋田県には128の温泉地があり(平成15年)全国第6位、源泉数は570(平成15年)全国11位でやはり屈指の温泉県である
と言える。
秋田の温泉と言えば、私の中では何と言っても日本一強烈な玉川温泉のイメージが他を圧倒している(写真参照)。しかし、それ以外にも全県にわたっていい温泉がたくさんある。以前も紹介したが八幡平山麓に は岩手県側の松川、藤七と肩を並べて後生掛、蒸の湯など名湯があるし、乳頭温泉郷も最近は有名になりすぎた感もあるがやはりいい温泉である。個人的には本 当に秘湯と呼ぶにふさわしい杣温泉もお気に入りだし、秋田杉の天然林に囲まれた「東北の草津」日景温泉やタオルが赤く染まりそうな矢立温泉もいいと思う。 もちろんこのような豊富な温泉の中にはネットから予約できて安く泊まれる宿もある。
八幡平レークイン(大沼温泉) 3,203円(和室、パブリック)
鹿角市八幡平熊沢 国有林第33林班イ小班内 TEL0186-31-2211
予約:トクー!トラベル
八幡平の中腹、標高950mの地点にある宿。すぐそばの大沼湿 原は高山植物の群生で知られる。ブナの原生林に囲まれているので、秋の紅葉もキレイ。地物の山菜料理が好評。温泉は源泉掛け流し。露天風呂もあり。標高が 高く雪が深いので11月〜3月までは冬期休業。
新五郎湯(秋の宮温泉郷) 3,800円(自炊湯治プラン、和室素泊まり)
湯沢市秋 の宮字湯ノ岱71 TEL0183-56-2331
予約:イサイズじゃらん、トクー!トラベル
秋の宮温泉郷は開湯300年の歴史を誇る。武者小路実篤も泊 まった稲住温泉(オススメ)や近代化されたリゾートホテル秋の宮山荘など、個性豊かな宿があるが、ここはその中でも一番歴史のある宿だという。龍神のお告 げによって温泉を見つけることができたという元禄15年の文書が今も現存する。昔ながらの自炊もでき長期滞在者にも好評。
秋田県健康増進交流センターユフォーレ(三内峡温泉) 3,860円(雑木林の見える部屋プール利用付きアウトトイレ、アメニティなし)
秋田市河辺三内丸舞1 −1 TEL018-884-2111
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
県立太平山自然公園の南側にある自然に囲まれた厚生労働大臣認 定の温泉利用型健康増進施設です。健康運動指導士の運動プログラムの提供、温泉利用指導者の入浴プログラム提供や保健師、管理栄養士による健康相談が受け られる。プールなども利用できる。
横手プラザホテル(横手駅前温泉) 4,000円(平日は6,048円・6,804円、食事なしシングルルーム)
横手市駅前町7−1 TEL0182-33- 2111
予約:楽天トラベル、ベストリザーブ
JR横手駅の目の前にあるホテルで、ホテル自体には温泉はない が、同ホテルが駐車場を増設しようとした時に敷地に温泉が湧き出し、そこに建てた温泉施設「横手駅前温泉ゆうゆうプラザ」を宿泊客は無料で利用できる。 4,000円は基本的に土日の値段だが、日によっては平日でもこの値段で泊まれることがある。
ふるさわおんせん光葉館(古沢温泉) 4,000円(素泊まりプラン、2/28まで。プラス500円で 「ワンコイン朝食」も頼める)
大館市新綱27 TEL0186-48-4295
予約:楽天トラベル
大館市郊外の田園風景の中にある温泉旅館。飲泉もできる芒硝泉が特徴。大館周辺でこの料金で泊まれる宿は他にないので貴重。
たざわこ芸術村温泉ゆぽぽ 4,410円(洋室トイレ付、パブリック)
仙北市田沢湖 卒田字早稲田430 TEL0187 -44-3333
予約:トクー!トラベル
「小京都」角館と田沢湖の中間点にあり、劇団わらび座の本拠地 わらび劇場があるたざわこ芸術村の中にある温泉宿。秋田県初の地ビール「田沢湖ビール」のレストランや、木工品製作や陶芸、絵付けなどができる森林工芸館 もある。温泉は檜材をふんだんに使用した浴室で、男女それぞれ大小2ヶ所ずつある。
滝温泉 4,515円(朝食付き和室6畳)
由利本荘市滝湯の沢30 TEL0184-67-2221
予約:楽天トラベル
190年の伝統がある湯治の宿。貸切風呂もあり。この地域では貴重な温泉の一つである。打ち身、切り傷、交通事故の後遺症に効 果があるという。
他に、「田沢湖高原温泉ホテルタザワ」がシーズンオフ時に、「スーパー素泊まりパック」として3,005円という 安値で宿泊できるプランを用意することがある。1泊朝食付の「39ビジネスパック」は4,095円である。楽天トラベルから予約できるので、時々チェックしてみるとよいかもしれない。以前紹介したように、田沢湖は水深422mで日本一深い湖であ る。そこから最近とみに人気を増している乳頭温泉郷の方へ上っていくと、その途中に水沢温泉、そして田沢湖高原温泉がある。田沢湖高原温泉は乳頭温泉郷か ら引湯しており、温泉の質はよい。田沢湖が見下ろせロケーションもよい。間違いなくお得である。
秋田の温泉と言えば、私の中では何と言っても日本一強烈な玉川温泉のイメージが他を圧倒している(写真参照)。しかし、それ以外にも全県にわたっていい温泉がたくさんある。以前も紹介したが八幡平山麓に は岩手県側の松川、藤七と肩を並べて後生掛、蒸の湯など名湯があるし、乳頭温泉郷も最近は有名になりすぎた感もあるがやはりいい温泉である。個人的には本 当に秘湯と呼ぶにふさわしい杣温泉もお気に入りだし、秋田杉の天然林に囲まれた「東北の草津」日景温泉やタオルが赤く染まりそうな矢立温泉もいいと思う。 もちろんこのような豊富な温泉の中にはネットから予約できて安く泊まれる宿もある。
八幡平レークイン(大沼温泉) 3,203円(和室、パブリック)
鹿角市八幡平熊沢 国有林第33林班イ小班内 TEL0186-31-2211
予約:トクー!トラベル
八幡平の中腹、標高950mの地点にある宿。すぐそばの大沼湿 原は高山植物の群生で知られる。ブナの原生林に囲まれているので、秋の紅葉もキレイ。地物の山菜料理が好評。温泉は源泉掛け流し。露天風呂もあり。標高が 高く雪が深いので11月〜3月までは冬期休業。
新五郎湯(秋の宮温泉郷) 3,800円(自炊湯治プラン、和室素泊まり)
湯沢市秋 の宮字湯ノ岱71 TEL0183-56-2331
予約:イサイズじゃらん、トクー!トラベル
秋の宮温泉郷は開湯300年の歴史を誇る。武者小路実篤も泊 まった稲住温泉(オススメ)や近代化されたリゾートホテル秋の宮山荘など、個性豊かな宿があるが、ここはその中でも一番歴史のある宿だという。龍神のお告 げによって温泉を見つけることができたという元禄15年の文書が今も現存する。昔ながらの自炊もでき長期滞在者にも好評。
秋田県健康増進交流センターユフォーレ(三内峡温泉) 3,860円(雑木林の見える部屋プール利用付きアウトトイレ、アメニティなし)
秋田市河辺三内丸舞1 −1 TEL018-884-2111
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
県立太平山自然公園の南側にある自然に囲まれた厚生労働大臣認 定の温泉利用型健康増進施設です。健康運動指導士の運動プログラムの提供、温泉利用指導者の入浴プログラム提供や保健師、管理栄養士による健康相談が受け られる。プールなども利用できる。
横手プラザホテル(横手駅前温泉) 4,000円(平日は6,048円・6,804円、食事なしシングルルーム)
横手市駅前町7−1 TEL0182-33- 2111
予約:楽天トラベル、ベストリザーブ
JR横手駅の目の前にあるホテルで、ホテル自体には温泉はない が、同ホテルが駐車場を増設しようとした時に敷地に温泉が湧き出し、そこに建てた温泉施設「横手駅前温泉ゆうゆうプラザ」を宿泊客は無料で利用できる。 4,000円は基本的に土日の値段だが、日によっては平日でもこの値段で泊まれることがある。
ふるさわおんせん光葉館(古沢温泉) 4,000円(素泊まりプラン、2/28まで。プラス500円で 「ワンコイン朝食」も頼める)
大館市新綱27 TEL0186-48-4295
予約:楽天トラベル
大館市郊外の田園風景の中にある温泉旅館。飲泉もできる芒硝泉が特徴。大館周辺でこの料金で泊まれる宿は他にないので貴重。
たざわこ芸術村温泉ゆぽぽ 4,410円(洋室トイレ付、パブリック)
仙北市田沢湖 卒田字早稲田430 TEL0187 -44-3333
予約:トクー!トラベル
「小京都」角館と田沢湖の中間点にあり、劇団わらび座の本拠地 わらび劇場があるたざわこ芸術村の中にある温泉宿。秋田県初の地ビール「田沢湖ビール」のレストランや、木工品製作や陶芸、絵付けなどができる森林工芸館 もある。温泉は檜材をふんだんに使用した浴室で、男女それぞれ大小2ヶ所ずつある。
滝温泉 4,515円(朝食付き和室6畳)
由利本荘市滝湯の沢30 TEL0184-67-2221
予約:楽天トラベル
190年の伝統がある湯治の宿。貸切風呂もあり。この地域では貴重な温泉の一つである。打ち身、切り傷、交通事故の後遺症に効 果があるという。
他に、「田沢湖高原温泉ホテルタザワ」がシーズンオフ時に、「スーパー素泊まりパック」として3,005円という 安値で宿泊できるプランを用意することがある。1泊朝食付の「39ビジネスパック」は4,095円である。楽天トラベルから予約できるので、時々チェックしてみるとよいかもしれない。以前紹介したように、田沢湖は水深422mで日本一深い湖であ る。そこから最近とみに人気を増している乳頭温泉郷の方へ上っていくと、その途中に水沢温泉、そして田沢湖高原温泉がある。田沢湖高原温泉は乳頭温泉郷か ら引湯しており、温泉の質はよい。田沢湖が見下ろせロケーションもよい。間違いなくお得である。
2005年12月05日
東北の安く泊まれる温泉宿その2〜岩手県
東北の安く泊まれる温泉宿第2回は岩手県である。岩手県は四国に匹敵する広い面積を誇り、源泉総数こそ739(平成17年度)で全国32位だが、温泉地数は89(平成14年度)で全国9位(平成17年度は113まで増えている)であり、やはり全国屈指の温泉県であると言える。
ところで、岩手県は、この料金帯では楽天トラベルやイサイズじゃらんと肩を並べてトクー!トラベルが頑張っている。そこで、今更ではあるがここで代表的な予約サイトの特徴を簡単にまとめてみたいと思う。登録施設軒数はそれぞれのサイトが公表している直近のデータである。
楽天トラベル(旧旅の窓口):宿泊予約サイトの草分け的な存在。今も登録施設軒数はNo.1で、国内18,536軒。宿泊額の1%が楽天ポイントとして加算され、楽天市場での様々な商品の購入代金に充てることができる。
ベストリザーブ:旅の窓口の創始者が新たに作ったサイト。登録施設軒数は5,016軒。部屋の広さが表示されているので選ぶ際に参考になる。1泊につき100ポイントがBRポイントとして加算され、貯めたポイントは様々な商品と交換できる。宿泊回数ごとにボーナスポイントがある他、アンケートに投票したり、指定された施設を探したり、川柳を投稿したりしてもポイントがつくのがユニーク。
イサイズじゃらん:リクルートが運営する宿泊予約サイト。登録施設軒数9,992軒。利用額の5%がポイントとして加算され、宿泊代金の割引に利用できる他、無料宿泊券や各種商品と交換もできる。
宿ぷらざ:日本旅行が運営する旅の総合サイト「旅ぷらざ」の中の宿泊予約サイト。登録施設数5,864軒。利用額の1%が旅ぷらざポイントとして加算され、1,000ポイントから様々な商品と交換できる。1000ポイントは1,000円相当だが、2,000ポイントは3,000円相当となるなど、貯めるほど得になるシステム。
トクー!トラベル:登録施設数3,559軒。宿泊日前日、当日になるとさらに宿泊料金が安くなるが、予約は宿からの回答を待って完了となるなど、他のサイトとはややシステムが異なる。また、年会費3,780円のプレミアム会員と、会費無料のパブリック会員があり、プレミアム会員の方が安く宿泊できる他、パブリック会員は宿泊代と別に利用1泊ごとに315〜840円の会費がかかる。
それぞれ特徴があるので、上手に使い分けるのがよい。ちなみに私は、最初にポイント還元額の多いイサイズじゃらんで探し、希望の施設が見つからない時は部屋の広さなど情報が豊富なベストリザーブで探し、それでも見つからない時は登録施設数の多い楽天トラベルで探し、その他必要に応じて宿ぷらざやトクー!トラベルも参照する、というような使い方をしている。
温泉民宿 岩手山荘(八幡平温泉郷) 3,717円(和室素泊まり、パブリック)
八幡平市寄木1-505-156
予約:トクー!トラベル
南部片富士の異名を持つ岩手山を眼前に見渡せる場所にある山荘。温泉は八幡平山麓の名湯松川温泉から引湯している。大浴場と家族風呂がある。
温泉民宿 かわの(安比豊畑温泉フロンテイアの湯) 3,880円(和室素泊まり、パブリック)
八幡平市細野434-1
予約:トクー!トラベル
安比高原の民宿では唯一温泉付。自家源泉の茶褐色の温泉は加水や循環ろ過もしておらず、よく温まる。露天風呂や大浴場など男女合わせて6ヶ所の浴場がある。露天風呂からはスキー場の夜景も見える。
ペンション アンダンテ(安暖庭)(東八幡平温泉) 4,000円(気楽にお手軽素泊まりプラン、朝食付きは5,000円、土曜日は500円高)
八幡平市松尾寄木1-590-339 TEL0195−78−3477
予約:イサイズじゃらん
八幡平の自然に囲まれたロケーションにある温泉付ペンション。アップルパイや果実酒など、旬の地元素材を使用した手作り料理が好評。掛け流しの温泉はいつでも入浴可。アトリエショップも併設。
金田一温泉 緑風荘 4,095円(和室素泊まり、パブリック)
二戸市金田一字長川41
予約:トクー!トラベル
座敷わらしが住むということで有名な旅館。かつては金田一温泉のいくつかの旅館に座敷わらしがいたそうだが、今ではこの緑風荘だけとなってしまったという。ただし、その座敷わらしが出るという奥の「槐(えんじゅ)の間」(写真参照)は平成20年12月31日まで既に予約が埋まっている。
民宿 とちない(鶯宿温泉) 4,140円(土曜日は4,665円、素泊まりプラン ※朝食付きプランは4,875円/土曜日5,295円)
岩手郡雫石町鶯宿6−13ー1 TEL019-695-2026
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
鶯宿温泉の温泉街を流れる鶯宿川に架かる鶯鳴橋のたもとに建つ素朴な宿。源泉掛け流しの温泉に24時間入浴できる。朝食付きでも5,000円を切るお得な宿。
旅館 新清館(湯川温泉) 4,200円(お得な食事付プラン(朝食必須)、パブリック)
和賀郡西和賀町湯川52-121-2
予約:トクー!トラベル
秋田県との県境、湯田温泉郷の中にある湯川温泉の宿。浴場は大理石風呂。他に家族風呂もあり。
たねいちスパ ステラマリン 4,221円(バストイレ付素泊まり、パブリック)
九戸郡種市町23−27−19 TEL0194-65-5500
予約:楽天トラベル、ベストリザーブ、トクー!トラベル
海辺に立つ宿泊施設で、全ての部屋から太平洋が見渡せる。漁火や朝日などがキレイ。大展望浴場内には4種類の浴槽がある。温泉はラドンを含有する鉱泉を加温して使用している。
松尾村自然休養村 なかやま荘(東八幡平温泉) 4,350円(土曜日は5,925円の日あり、素泊まりプラン)
岩手郡松尾村寄木2−512 TEL0195-78-3132
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
岩手山麓の静かな環境にある宿。やはり松川温泉から引いた掛け流しの硫黄泉が楽しめる。八幡平観光に便利。貸切風呂もあり。
温泉民宿 あけぼの荘(鶯宿温泉) 4,410円(土曜日は5,250円、一泊朝食付きプラン)
岩手郡雫石町鴬宿9−65−1
予約:イサイズじゃらん
平成8年にできた民宿。源泉掛け流しの温泉に24時間入浴ができる。
湯宿 温泉民宿 山新(繋温泉) 4,452円(和室素泊まり、パブリック)
盛岡市つなぎ字湯の館121-6
予約:トクー!トラベル
「盛岡の奥座敷」と言われる繋温泉にある。高級旅館が多い繋温泉にあって、この料金で泊まれる宿は貴重。温泉も循環ろ過していない源泉そのままの温泉。
鉛温泉 藤三旅館 4,515円(朝夕食付き自炊部得とくパック、土曜日は5,565円)
花巻市鉛中平75−1 TEL0198-25-2311
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
立ったまま入れる水深1.25mの"立ち湯"「白猿の湯」が名物。浴槽の底からは絶えず温泉が湧き出しており、生まれたての温泉に身を浸すことができる。自炊部の部屋利用とは言え、2食付でこの値段は驚き。
ホテル水松園(松倉温泉) 4,620円(和室トイレ付素泊まり、パブリック)
花巻市湯口字松原36-4
予約:トクー!トラベル
花巻南温泉郷の中で一番手前に位置する。温泉は源泉掛け流し。スポーツ施設もある。
花巻温泉 青葉館 4,725円(和室8畳朝食付き、金土曜は5,775円)
花巻市湯本第1地割125 TEL0198-37-2130
予約:楽天トラベル
高級温泉として知られる花巻温泉の宿泊施設はすべて同じ経営母体によって運営されている。その中でここは唯一安く泊まれる貴重な宿。夕食は系列ホテル内で食べることもできる。
ペンション フレンズ(東八幡平温泉) 4,800円(土曜日は設定なし、素泊り)
八幡平市松尾寄木1-590-341 TEL0195-78-2611
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
男女別の岩風呂(内湯)は部屋ごとに貸切もできる。
金田一温泉 仙養館 4,850円(お手軽素泊まりプラン)
二戸市金田一字大沼24 TEL0195-27-2231
予約:イサイズじゃらん
源泉かけ流しの内湯は予約すれば貸切もできる。自然素材の料理も好評。
スーパーホテル盛岡 4,980円(オープニングプランシングル朝食付き)
盛岡市盛岡駅前北通10−38 TEL019-621-9000
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
12月21日オープン。循環・加温ながら、盛岡市中心部にできた初めての天然温泉付ビジネスホテルということで利用価値は大。オープン記念で少なくとも2月末までは朝食付きでこの値段。
ペンション ロフティー(八幡平温泉郷) 5,000円(土日は6,000〜7,300円 食事なしお得な素泊まりプラン)
岩手郡松尾村八幡平温泉郷 TEL0195-78-3939
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
八幡平アスピーテラインの入り口、八幡平温泉郷の中にあるペンション。3ヶ所ある内湯は貸切風呂としても利用可能。
ところで、岩手県は、この料金帯では楽天トラベルやイサイズじゃらんと肩を並べてトクー!トラベルが頑張っている。そこで、今更ではあるがここで代表的な予約サイトの特徴を簡単にまとめてみたいと思う。登録施設軒数はそれぞれのサイトが公表している直近のデータである。
楽天トラベル(旧旅の窓口):宿泊予約サイトの草分け的な存在。今も登録施設軒数はNo.1で、国内18,536軒。宿泊額の1%が楽天ポイントとして加算され、楽天市場での様々な商品の購入代金に充てることができる。
ベストリザーブ:旅の窓口の創始者が新たに作ったサイト。登録施設軒数は5,016軒。部屋の広さが表示されているので選ぶ際に参考になる。1泊につき100ポイントがBRポイントとして加算され、貯めたポイントは様々な商品と交換できる。宿泊回数ごとにボーナスポイントがある他、アンケートに投票したり、指定された施設を探したり、川柳を投稿したりしてもポイントがつくのがユニーク。
イサイズじゃらん:リクルートが運営する宿泊予約サイト。登録施設軒数9,992軒。利用額の5%がポイントとして加算され、宿泊代金の割引に利用できる他、無料宿泊券や各種商品と交換もできる。
宿ぷらざ:日本旅行が運営する旅の総合サイト「旅ぷらざ」の中の宿泊予約サイト。登録施設数5,864軒。利用額の1%が旅ぷらざポイントとして加算され、1,000ポイントから様々な商品と交換できる。1000ポイントは1,000円相当だが、2,000ポイントは3,000円相当となるなど、貯めるほど得になるシステム。
トクー!トラベル:登録施設数3,559軒。宿泊日前日、当日になるとさらに宿泊料金が安くなるが、予約は宿からの回答を待って完了となるなど、他のサイトとはややシステムが異なる。また、年会費3,780円のプレミアム会員と、会費無料のパブリック会員があり、プレミアム会員の方が安く宿泊できる他、パブリック会員は宿泊代と別に利用1泊ごとに315〜840円の会費がかかる。
それぞれ特徴があるので、上手に使い分けるのがよい。ちなみに私は、最初にポイント還元額の多いイサイズじゃらんで探し、希望の施設が見つからない時は部屋の広さなど情報が豊富なベストリザーブで探し、それでも見つからない時は登録施設数の多い楽天トラベルで探し、その他必要に応じて宿ぷらざやトクー!トラベルも参照する、というような使い方をしている。
温泉民宿 岩手山荘(八幡平温泉郷) 3,717円(和室素泊まり、パブリック)
八幡平市寄木1-505-156
予約:トクー!トラベル
南部片富士の異名を持つ岩手山を眼前に見渡せる場所にある山荘。温泉は八幡平山麓の名湯松川温泉から引湯している。大浴場と家族風呂がある。
温泉民宿 かわの(安比豊畑温泉フロンテイアの湯) 3,880円(和室素泊まり、パブリック)
八幡平市細野434-1
予約:トクー!トラベル
安比高原の民宿では唯一温泉付。自家源泉の茶褐色の温泉は加水や循環ろ過もしておらず、よく温まる。露天風呂や大浴場など男女合わせて6ヶ所の浴場がある。露天風呂からはスキー場の夜景も見える。
ペンション アンダンテ(安暖庭)(東八幡平温泉) 4,000円(気楽にお手軽素泊まりプラン、朝食付きは5,000円、土曜日は500円高)
八幡平市松尾寄木1-590-339 TEL0195−78−3477
予約:イサイズじゃらん
八幡平の自然に囲まれたロケーションにある温泉付ペンション。アップルパイや果実酒など、旬の地元素材を使用した手作り料理が好評。掛け流しの温泉はいつでも入浴可。アトリエショップも併設。
金田一温泉 緑風荘 4,095円(和室素泊まり、パブリック)
二戸市金田一字長川41
予約:トクー!トラベル
座敷わらしが住むということで有名な旅館。かつては金田一温泉のいくつかの旅館に座敷わらしがいたそうだが、今ではこの緑風荘だけとなってしまったという。ただし、その座敷わらしが出るという奥の「槐(えんじゅ)の間」(写真参照)は平成20年12月31日まで既に予約が埋まっている。
民宿 とちない(鶯宿温泉) 4,140円(土曜日は4,665円、素泊まりプラン ※朝食付きプランは4,875円/土曜日5,295円)
岩手郡雫石町鶯宿6−13ー1 TEL019-695-2026
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
鶯宿温泉の温泉街を流れる鶯宿川に架かる鶯鳴橋のたもとに建つ素朴な宿。源泉掛け流しの温泉に24時間入浴できる。朝食付きでも5,000円を切るお得な宿。
旅館 新清館(湯川温泉) 4,200円(お得な食事付プラン(朝食必須)、パブリック)
和賀郡西和賀町湯川52-121-2
予約:トクー!トラベル
秋田県との県境、湯田温泉郷の中にある湯川温泉の宿。浴場は大理石風呂。他に家族風呂もあり。
たねいちスパ ステラマリン 4,221円(バストイレ付素泊まり、パブリック)
九戸郡種市町23−27−19 TEL0194-65-5500
予約:楽天トラベル、ベストリザーブ、トクー!トラベル
海辺に立つ宿泊施設で、全ての部屋から太平洋が見渡せる。漁火や朝日などがキレイ。大展望浴場内には4種類の浴槽がある。温泉はラドンを含有する鉱泉を加温して使用している。
松尾村自然休養村 なかやま荘(東八幡平温泉) 4,350円(土曜日は5,925円の日あり、素泊まりプラン)
岩手郡松尾村寄木2−512 TEL0195-78-3132
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
岩手山麓の静かな環境にある宿。やはり松川温泉から引いた掛け流しの硫黄泉が楽しめる。八幡平観光に便利。貸切風呂もあり。
温泉民宿 あけぼの荘(鶯宿温泉) 4,410円(土曜日は5,250円、一泊朝食付きプラン)
岩手郡雫石町鴬宿9−65−1
予約:イサイズじゃらん
平成8年にできた民宿。源泉掛け流しの温泉に24時間入浴ができる。
湯宿 温泉民宿 山新(繋温泉) 4,452円(和室素泊まり、パブリック)
盛岡市つなぎ字湯の館121-6
予約:トクー!トラベル
「盛岡の奥座敷」と言われる繋温泉にある。高級旅館が多い繋温泉にあって、この料金で泊まれる宿は貴重。温泉も循環ろ過していない源泉そのままの温泉。
鉛温泉 藤三旅館 4,515円(朝夕食付き自炊部得とくパック、土曜日は5,565円)
花巻市鉛中平75−1 TEL0198-25-2311
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
立ったまま入れる水深1.25mの"立ち湯"「白猿の湯」が名物。浴槽の底からは絶えず温泉が湧き出しており、生まれたての温泉に身を浸すことができる。自炊部の部屋利用とは言え、2食付でこの値段は驚き。
ホテル水松園(松倉温泉) 4,620円(和室トイレ付素泊まり、パブリック)
花巻市湯口字松原36-4
予約:トクー!トラベル
花巻南温泉郷の中で一番手前に位置する。温泉は源泉掛け流し。スポーツ施設もある。
花巻温泉 青葉館 4,725円(和室8畳朝食付き、金土曜は5,775円)
花巻市湯本第1地割125 TEL0198-37-2130
予約:楽天トラベル
高級温泉として知られる花巻温泉の宿泊施設はすべて同じ経営母体によって運営されている。その中でここは唯一安く泊まれる貴重な宿。夕食は系列ホテル内で食べることもできる。
ペンション フレンズ(東八幡平温泉) 4,800円(土曜日は設定なし、素泊り)
八幡平市松尾寄木1-590-341 TEL0195-78-2611
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
男女別の岩風呂(内湯)は部屋ごとに貸切もできる。
金田一温泉 仙養館 4,850円(お手軽素泊まりプラン)
二戸市金田一字大沼24 TEL0195-27-2231
予約:イサイズじゃらん
源泉かけ流しの内湯は予約すれば貸切もできる。自然素材の料理も好評。
スーパーホテル盛岡 4,980円(オープニングプランシングル朝食付き)
盛岡市盛岡駅前北通10−38 TEL019-621-9000
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
12月21日オープン。循環・加温ながら、盛岡市中心部にできた初めての天然温泉付ビジネスホテルということで利用価値は大。オープン記念で少なくとも2月末までは朝食付きでこの値段。
ペンション ロフティー(八幡平温泉郷) 5,000円(土日は6,000〜7,300円 食事なしお得な素泊まりプラン)
岩手郡松尾村八幡平温泉郷 TEL0195-78-3939
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
八幡平アスピーテラインの入り口、八幡平温泉郷の中にあるペンション。3ヶ所ある内湯は貸切風呂としても利用可能。
2005年12月02日
東北の安く泊まれる温泉宿その1〜青森県
仕事柄出張が多いため、宿泊予約サイトにはいつもお世話になっている。私
が利用するのは大抵楽天トラベルかベストリザーブかイサイズじゃらんであるが、これらのサイトから予約すると大抵の場合正規の値段より安く宿泊できる。だ
から、これらのサイトに日常的にお世話になっていると、楽天トラベルの前身である「旅の窓口」ができる以前の6、7年前のように電話で予約して正規の値段
で宿泊するのは、いまや何となく損したように感じてしまう。
ところで、これらのサイトに登録されている宿泊施設を見てみると、シティホテルやビ ジネスホテルはもちろんだが、温泉宿も少なからず登録されている。今更言うまでもなく東北は温泉どころであるので、東北の宿泊施設一覧の中にも温泉に入る ことのできる宿もかなり登録されている。
ここではこれらの温泉宿のうち、私の経済状況を反映して、特に安く泊まれる宿を紹介したいと思う。ちな みに、私にとって宿泊代が「安い!」と感じるのは概ね5,000円くらいまでのように思えたので(懐具合が垣間見えるようであるが)、紹介する宿も素泊ま り食事付きを問わず、5,000円以下で泊まれる宿で、かつ(私にとってはこれが大事であるが)一人でも宿泊ができる宿とした。
もちろん、値段 が安いということで、施設、設備、サービスなどにおいて必ずしも十分でない宿もあるかもしれない。しかし、「安く温泉」というのはかつての「湯治」にもつ ながる我が国に綿々と受け継がれてきた庶民の変わらぬ欲求であると思うので、これらの宿もその欲求を満たすべくうまく利用できればよいと思う。
今回は第一弾ということで青森県である。が、実は青森にはこれらの宿泊サイトに掲載されている安く泊まれる温泉宿が少ない。青森は温泉地数143(全国4位)、源泉総数1,021(全国7位)を誇る全国有数の温泉県であるので、ぜひ頑張ってもらいたい(?)。
谷地温泉(写真参照) 一泊4,200円(和室バス、トイレなし、朝食付きは4,935円)
青森県十和田市八甲田谷地温泉 TEL0176-74-1161
予約:楽天トラベル
これは驚いた。八甲田山麓の名湯、谷地温泉にまさかこの値段で泊まれるとは。八甲田山麓の温泉と言えば、国民保養温泉地にも指定されている酸ヶ湯温泉が有 名だが、そのさらに上にある谷地温泉も負けず劣らずの名湯である。東北6県のその他のサイトで予約できる温泉を見回しても、温泉の質でここに並ぶ宿は鳴子 温泉の東川原湯くらいだろうと思われる。間違いなくオススメ!
ホテルニュー銀水(大鰐温泉) 一泊4,450円(土曜日は4,950円、朝食付きシングル)
南津軽郡大鰐町大鰐125 TEL0172-49-2450
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
大鰐温泉は津軽地方を代表する温泉地である。スキー場もあり、冬でも多くの人が訪れる。そう言えば、温泉の熱を利用して栽培している「温泉もやし」が有名 である。ここは素泊まりが基本という珍しい温泉ホテル。貸切風呂もある。日によっては一泊3,500円になることもある。
八戸温泉駅前旅館 一泊4,725円(和室素泊まり)
八戸市尻内町八百刈46−7 TEL0178-23-4141
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
JR 八戸駅から徒歩5分のところにある温泉旅館。貸切風呂もある。交通至便のところにあるという意味で、出張の時にも泊まりやすいし、車でなくても利用しやす いというメリットがある。ここ以外に駅前で安く泊まれる温泉と言えば、東北広しと言えどもあとは秋田県横手市の横手プラザホテルくらいである。
温泉民宿ヤマニ分館(大鰐温泉) 一泊4,850円(食事なし素泊まりプラン6畳)
南津軽郡大鰐町湯の川原8 TEL0172-48-2970
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
ホテルニュー銀水と同じく大鰐温泉の中にある。こちらは創業80年の老舗旅館。源泉掛け流しの温泉に24時間入ることができるのがいい。
他に、国民宿舎十和田湖温泉も素泊まり4,150円で泊まれる宿(楽天トラベルから予約可能)だったが、現在素泊まりプランがなくなっている。東北を代表する観光地十和田湖畔初めての天然温泉(と言っても離れたところにある十和田ポニー温泉から毎日タンクローリーで温泉を運んできて利用している)なだけに残念である。同宿舎のサイトには、「時期により『朝食付』『素泊』はお受けできない場合がございます」とあるので、あるいは今がその時期なのかもしれない。
ところで、これらのサイトに登録されている宿泊施設を見てみると、シティホテルやビ ジネスホテルはもちろんだが、温泉宿も少なからず登録されている。今更言うまでもなく東北は温泉どころであるので、東北の宿泊施設一覧の中にも温泉に入る ことのできる宿もかなり登録されている。
ここではこれらの温泉宿のうち、私の経済状況を反映して、特に安く泊まれる宿を紹介したいと思う。ちな みに、私にとって宿泊代が「安い!」と感じるのは概ね5,000円くらいまでのように思えたので(懐具合が垣間見えるようであるが)、紹介する宿も素泊ま り食事付きを問わず、5,000円以下で泊まれる宿で、かつ(私にとってはこれが大事であるが)一人でも宿泊ができる宿とした。
もちろん、値段 が安いということで、施設、設備、サービスなどにおいて必ずしも十分でない宿もあるかもしれない。しかし、「安く温泉」というのはかつての「湯治」にもつ ながる我が国に綿々と受け継がれてきた庶民の変わらぬ欲求であると思うので、これらの宿もその欲求を満たすべくうまく利用できればよいと思う。
今回は第一弾ということで青森県である。が、実は青森にはこれらの宿泊サイトに掲載されている安く泊まれる温泉宿が少ない。青森は温泉地数143(全国4位)、源泉総数1,021(全国7位)を誇る全国有数の温泉県であるので、ぜひ頑張ってもらいたい(?)。
谷地温泉(写真参照) 一泊4,200円(和室バス、トイレなし、朝食付きは4,935円)
青森県十和田市八甲田谷地温泉 TEL0176-74-1161
予約:楽天トラベル
これは驚いた。八甲田山麓の名湯、谷地温泉にまさかこの値段で泊まれるとは。八甲田山麓の温泉と言えば、国民保養温泉地にも指定されている酸ヶ湯温泉が有 名だが、そのさらに上にある谷地温泉も負けず劣らずの名湯である。東北6県のその他のサイトで予約できる温泉を見回しても、温泉の質でここに並ぶ宿は鳴子 温泉の東川原湯くらいだろうと思われる。間違いなくオススメ!
ホテルニュー銀水(大鰐温泉) 一泊4,450円(土曜日は4,950円、朝食付きシングル)
南津軽郡大鰐町大鰐125 TEL0172-49-2450
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
大鰐温泉は津軽地方を代表する温泉地である。スキー場もあり、冬でも多くの人が訪れる。そう言えば、温泉の熱を利用して栽培している「温泉もやし」が有名 である。ここは素泊まりが基本という珍しい温泉ホテル。貸切風呂もある。日によっては一泊3,500円になることもある。
八戸温泉駅前旅館 一泊4,725円(和室素泊まり)
八戸市尻内町八百刈46−7 TEL0178-23-4141
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
JR 八戸駅から徒歩5分のところにある温泉旅館。貸切風呂もある。交通至便のところにあるという意味で、出張の時にも泊まりやすいし、車でなくても利用しやす いというメリットがある。ここ以外に駅前で安く泊まれる温泉と言えば、東北広しと言えどもあとは秋田県横手市の横手プラザホテルくらいである。
温泉民宿ヤマニ分館(大鰐温泉) 一泊4,850円(食事なし素泊まりプラン6畳)
南津軽郡大鰐町湯の川原8 TEL0172-48-2970
予約:楽天トラベル、イサイズじゃらん
ホテルニュー銀水と同じく大鰐温泉の中にある。こちらは創業80年の老舗旅館。源泉掛け流しの温泉に24時間入ることができるのがいい。
他に、国民宿舎十和田湖温泉も素泊まり4,150円で泊まれる宿(楽天トラベルから予約可能)だったが、現在素泊まりプランがなくなっている。東北を代表する観光地十和田湖畔初めての天然温泉(と言っても離れたところにある十和田ポニー温泉から毎日タンクローリーで温泉を運んできて利用している)なだけに残念である。同宿舎のサイトには、「時期により『朝食付』『素泊』はお受けできない場合がございます」とあるので、あるいは今がその時期なのかもしれない。