白ビール
2011年07月23日
仙台散歩その47〜銀河高原ビールの「アメリカンペールエール」が限定発売!
ちっとも知らなかったのだが、銀河高原ビールは今月5日から、サークルKサンクス限定で、「アメリカンペールエール」を発売していた。
現在小売されている銀河高原ビールのラインナップは、銀河高原ビールと言えば真っ先に思い浮かべる「ヴァイツェン」と「小麦のビール」、それに「ペールエール」である(スタウトは樽生のみ)。ペールエールはイギリスの伝統的なスタイルのビールであるが、それとは別にイギリスからアメリカに渡った人たちによって作られたアメリカ西海岸発祥の新しいペールエールが、アメリカンペールエールである。
どちらも、濃色ビールに比べて淡い(ペール)色あいのビール(日本で一般的なピルスナーよりは濃い)だが、使われている原料の差が両者の差になる。どちらも「ビタースイート」と形容される甘みと軽い苦みが特徴の味であるが、イギリスのペールエールはイギリス産のホップを使い、アメリカンペールエールは北米産のカスケードホップを使うそうである。
銀河高原ビールの「ペールエール」は、イギリスの伝統的なレシピから少し銀河高原ビール風にアレンジしており、ホップもイギリス産のものに加えてドイツ産のものを香りづけに、さらに別のホップを隠し味に使っているそうである。この工夫が、以前書いたようにこの「ペールエール」が「銀河高原ビールならではのペールエール」に仕上がっている理由だろう。一方、今回の「アメリカンペールエール」は、北米産のカスケードホップを苦みづけの段階から使用して繊細で個性的な苦みを引き出すと共に、ピルスナーモルトとカラメルモルトという2種類の麦芽を使用しているそうである(「ペールエール」はカラメルモルトのみ)。アルコール度数は、「ペールエール」の5%に対して、今回の「アメリカンペールエール」では5.5%とやや高めになっている。
というわけで、早速飲み比べである(写真参照)。色合い的には以前比べた新旧の「白ビール」のような差はほとんど見られない。どちらも紅茶のような色合いである。「アメリカンペールエール」の方が若干赤みが強いだろうか。飲み比べてみても、顕著な味の差はないように思った。強いて言えば、「アメリカンペールエール」の方が、柑橘系のような特有の香りがやや強めかな、というくらいである。どちらも飲んだ後に仄かな苦味が残るが、後に引かずすっと消えていく。定番の「ヴァイツェン」や「小麦のビール」よりも口当たりが軽く喉越しもよいので、今のような暑い時期にもピッタリだと思った。
「ペールエール」はビールの色合いをイメージしたデザインの缶が特徴的だが、今回の「アメリカンペールエール」は「ヴァイツェン」と同じような銀河高原ビールのイメージカラー(?)の青に、ホップのイラストをあしらった緑のラインと赤地に白のロゴが印象的である。販売しているサークルKサンクスには現在、数ある日本の地ビールの中でも代表的なアメリカンペールエールと言っても過言ではない「よなよなエール」も置いてあるので、そちらとの飲み比べも楽しい。ちなみに私は、苦味やスッキリ感は「よなよなエール」が上、芳醇な味わいやコクは銀河高原ビールの「アメリカンペールエール」が上と感じた。香りはどちらもそれぞれによいと思う。他のアメリカンペールエールと飲み比べてみるとはっきりとよく分かる。これはやはり「銀河高原ビールならではのアメリカンペールエール」である。もちろん、私好みの味わいである。
あ、それから、仙台の街中で、酒類を扱っているサンクス(仙台にはサークルKはないのである)でも、これらのビールが置いていないところがあった。他の地域でも同様だと思われるのでその点だけ注意である。
追記(2011.8.20):全国地ビールフェスティバルin一関の会場で銀河高原ビールの人に聞いたのだが、このサークルKサンクス限定の銀河高原ビール、第2弾として「白ビール」が9月15日に発売されるそうである。これは嬉しい!白ビールについては別のところにも書いているが、こちらもとてもおいしい。発売が楽しみである。
追記(2011.9.9):9月15日発売予定の「白ビール」、銀河高原ビールのサイト内にも紹介ページができたが、それを見るとサークルKサンクス限定ではなく、「銀河高原ビール取扱店」で購入できるようである。いずれにせよ、今回も数量限定商品とのことなので、早めに確保することが肝要である。
追記(2011.9.11):「白ビール」だが、今日やまやに行ったら既に販売されていた。前回販売された白ビールは既に飲み尽くしてしまっていたので、前回までのように飲み比べはできないが(汗)、前回までと同様、麦芽100%醸造ながらも柑橘系の香りとグレープフルーツのような苦味が感じられる、他にはない銀河高原ビールならではの味に仕上がっている。
追記(2011.9.30):この「白ビール」、既に品切れになるところも出てきた。私の家の近くのやまやでは既に完売である(決して私が買い占めたわけではない;笑)。前回のアメリカンペールエールもそうだが、もうちょっとたくさん作ってもいいのではないだろうか。
などと思っていたら、そのアメリカンペールエールを置いていたサンクスに、この「白ビール」が置いてあるのを発見した。銀河高原ビールのサイトにあった「銀河高原ビール取扱店」には、どうやら「サークルKサンクス」も含まれていたようである。これはありがたい。まだしばらく「白ビール」が味わえそうである。
追記(2012.9.17):今年も「アメリカンペールエール」が発売になった。 というわけで、恒例(?)の飲み比べである。
まず、定番商品の方の「ペールエール」との飲み比べである。 色合い的には、アメリカンペールエールの方が若干赤みがかっているように見えるが、さほど大きな違いはない。
味の方は、基本的なフレーバーは同じだが、「ペールエール」の方にはほのかな甘みが後味として感じられるのに対して、「アメリカンペールエール」の方はそうした甘みがあまり感じられず、ペールエールよりも感じられる苦みが少し強い、といった違いが感じられた。個人的には「アメリカンペールエール」の方が好みの味わいである。
続いて、昨年発売された「アメリカンペールエール」と今年発売された「アメリカンペールエール」の飲み比べである。左が昨年発売されたもので、右が今月発売になったものである。色合い的には今年のものの方が濃いように見える。
味の方はほとんど違いが感じられない。強いて言えば、今年のものの方がじほんの少し、本当にほんの少しだけ苦みが強いかな、というくらいである。
それから、紹介しないでしまったが、このアメリカンペールエールに先立って、「ピルスナー」が限定発売されていた。だいぶ以前「ドイツクラシック」や「有機栽培ビール」などの名称でピルスナータイプのビールがあったが、今回の「ピルスナー」は、それらかつてのピルスナータイプのビールとは一線を画したものとなっていた。
麦芽本来の旨みがありつつ、ホップの香りとしっかりとした苦みもあり、かつ銀河高原ビールらしく無ろ過であるため酵母の風味もあるという、銀河高原ビールならではのピルスナーに仕上がっていた。 これはまさに夏の暑い時期にはピッタリの味わいである。熟成に時間が掛かるなど、つくるのに大変な面もあったようだが、ぜひ来年も作ってほしい。
現在小売されている銀河高原ビールのラインナップは、銀河高原ビールと言えば真っ先に思い浮かべる「ヴァイツェン」と「小麦のビール」、それに「ペールエール」である(スタウトは樽生のみ)。ペールエールはイギリスの伝統的なスタイルのビールであるが、それとは別にイギリスからアメリカに渡った人たちによって作られたアメリカ西海岸発祥の新しいペールエールが、アメリカンペールエールである。
どちらも、濃色ビールに比べて淡い(ペール)色あいのビール(日本で一般的なピルスナーよりは濃い)だが、使われている原料の差が両者の差になる。どちらも「ビタースイート」と形容される甘みと軽い苦みが特徴の味であるが、イギリスのペールエールはイギリス産のホップを使い、アメリカンペールエールは北米産のカスケードホップを使うそうである。
銀河高原ビールの「ペールエール」は、イギリスの伝統的なレシピから少し銀河高原ビール風にアレンジしており、ホップもイギリス産のものに加えてドイツ産のものを香りづけに、さらに別のホップを隠し味に使っているそうである。この工夫が、以前書いたようにこの「ペールエール」が「銀河高原ビールならではのペールエール」に仕上がっている理由だろう。一方、今回の「アメリカンペールエール」は、北米産のカスケードホップを苦みづけの段階から使用して繊細で個性的な苦みを引き出すと共に、ピルスナーモルトとカラメルモルトという2種類の麦芽を使用しているそうである(「ペールエール」はカラメルモルトのみ)。アルコール度数は、「ペールエール」の5%に対して、今回の「アメリカンペールエール」では5.5%とやや高めになっている。
というわけで、早速飲み比べである(写真参照)。色合い的には以前比べた新旧の「白ビール」のような差はほとんど見られない。どちらも紅茶のような色合いである。「アメリカンペールエール」の方が若干赤みが強いだろうか。飲み比べてみても、顕著な味の差はないように思った。強いて言えば、「アメリカンペールエール」の方が、柑橘系のような特有の香りがやや強めかな、というくらいである。どちらも飲んだ後に仄かな苦味が残るが、後に引かずすっと消えていく。定番の「ヴァイツェン」や「小麦のビール」よりも口当たりが軽く喉越しもよいので、今のような暑い時期にもピッタリだと思った。
「ペールエール」はビールの色合いをイメージしたデザインの缶が特徴的だが、今回の「アメリカンペールエール」は「ヴァイツェン」と同じような銀河高原ビールのイメージカラー(?)の青に、ホップのイラストをあしらった緑のラインと赤地に白のロゴが印象的である。販売しているサークルKサンクスには現在、数ある日本の地ビールの中でも代表的なアメリカンペールエールと言っても過言ではない「よなよなエール」も置いてあるので、そちらとの飲み比べも楽しい。ちなみに私は、苦味やスッキリ感は「よなよなエール」が上、芳醇な味わいやコクは銀河高原ビールの「アメリカンペールエール」が上と感じた。香りはどちらもそれぞれによいと思う。他のアメリカンペールエールと飲み比べてみるとはっきりとよく分かる。これはやはり「銀河高原ビールならではのアメリカンペールエール」である。もちろん、私好みの味わいである。
あ、それから、仙台の街中で、酒類を扱っているサンクス(仙台にはサークルKはないのである)でも、これらのビールが置いていないところがあった。他の地域でも同様だと思われるのでその点だけ注意である。
追記(2011.8.20):全国地ビールフェスティバルin一関の会場で銀河高原ビールの人に聞いたのだが、このサークルKサンクス限定の銀河高原ビール、第2弾として「白ビール」が9月15日に発売されるそうである。これは嬉しい!白ビールについては別のところにも書いているが、こちらもとてもおいしい。発売が楽しみである。
追記(2011.9.9):9月15日発売予定の「白ビール」、銀河高原ビールのサイト内にも紹介ページができたが、それを見るとサークルKサンクス限定ではなく、「銀河高原ビール取扱店」で購入できるようである。いずれにせよ、今回も数量限定商品とのことなので、早めに確保することが肝要である。
追記(2011.9.11):「白ビール」だが、今日やまやに行ったら既に販売されていた。前回販売された白ビールは既に飲み尽くしてしまっていたので、前回までのように飲み比べはできないが(汗)、前回までと同様、麦芽100%醸造ながらも柑橘系の香りとグレープフルーツのような苦味が感じられる、他にはない銀河高原ビールならではの味に仕上がっている。
追記(2011.9.30):この「白ビール」、既に品切れになるところも出てきた。私の家の近くのやまやでは既に完売である(決して私が買い占めたわけではない;笑)。前回のアメリカンペールエールもそうだが、もうちょっとたくさん作ってもいいのではないだろうか。
などと思っていたら、そのアメリカンペールエールを置いていたサンクスに、この「白ビール」が置いてあるのを発見した。銀河高原ビールのサイトにあった「銀河高原ビール取扱店」には、どうやら「サークルKサンクス」も含まれていたようである。これはありがたい。まだしばらく「白ビール」が味わえそうである。
追記(2012.9.17):今年も「アメリカンペールエール」が発売になった。 というわけで、恒例(?)の飲み比べである。
まず、定番商品の方の「ペールエール」との飲み比べである。 色合い的には、アメリカンペールエールの方が若干赤みがかっているように見えるが、さほど大きな違いはない。
味の方は、基本的なフレーバーは同じだが、「ペールエール」の方にはほのかな甘みが後味として感じられるのに対して、「アメリカンペールエール」の方はそうした甘みがあまり感じられず、ペールエールよりも感じられる苦みが少し強い、といった違いが感じられた。個人的には「アメリカンペールエール」の方が好みの味わいである。
続いて、昨年発売された「アメリカンペールエール」と今年発売された「アメリカンペールエール」の飲み比べである。左が昨年発売されたもので、右が今月発売になったものである。色合い的には今年のものの方が濃いように見える。
味の方はほとんど違いが感じられない。強いて言えば、今年のものの方がじほんの少し、本当にほんの少しだけ苦みが強いかな、というくらいである。
それから、紹介しないでしまったが、このアメリカンペールエールに先立って、「ピルスナー」が限定発売されていた。だいぶ以前「ドイツクラシック」や「有機栽培ビール」などの名称でピルスナータイプのビールがあったが、今回の「ピルスナー」は、それらかつてのピルスナータイプのビールとは一線を画したものとなっていた。
麦芽本来の旨みがありつつ、ホップの香りとしっかりとした苦みもあり、かつ銀河高原ビールらしく無ろ過であるため酵母の風味もあるという、銀河高原ビールならではのピルスナーに仕上がっていた。 これはまさに夏の暑い時期にはピッタリの味わいである。熟成に時間が掛かるなど、つくるのに大変な面もあったようだが、ぜひ来年も作ってほしい。
2010年10月01日
仙台散歩その44〜ノンアルコール地ビール(?)を作ってみた
キリンビールが「キリンフリー」を出して以来、ノンアルコールビールがちょっとしたブームである。これまでのノンアルコールビールは「ノンアルコール」とは言っても0.1〜0.9%程度アルコールが含まれているものがほとんどで、例えば車を運転しなければいけない場面で本当に飲んでも大丈夫かどうか一抹の不安があったようだが、キリンが出したフリーはそのような不安に応えて「0.00%」と表記し、ドライブシミュレーターで実験して飲んでも運転能力に影響がないことまで確認するなどしたことが成功したようである。それを見て他社も次々に追随したが、つまり本当にアルコール分が含まれないノンアルコールビールができたということで、飲みたくても飲めないシチュエーションで飲めるということで重宝されているそうである。
実は今まで、私はこのノンアルコールビールについては否定的であった。「酔えないビールなんて…」という感じである。飲んではいけない場面なら飲まなければいいではないかと思っていた。それに味についても「どうせ…」と思っていた。発泡酒やいわゆる「第三のビール」の味に満足のいかない私がノンアルコールビールの味に満足できるわけがない、と端から思い込んでいた。
しかし、実際に飲んでみて思ったのは、「これはこれでありかな」、ということであった。酔いたくはないがビールの味を味わいたいということが、ビール好きにはたまにあるのではないかと思った。例えば飲み過ぎた翌日とか(笑)。いや、そのような日はそれこそ飲まなければよいのだが、それでもビールのあの味は味わいたいなと思ったりすることもあるものである。そのような時にノンアルコールビールはよいと思った。味も、アルコールが入っていないのにこれくらいビールの味わいや泡立ちなど再現できていればよしとすべきだろう。私からすれば、発泡酒や「第三のビール」と比べても、味にそれほど大きな違いはないように思える。ビールの本場ヨーロッパにもノンアルコールビールがあるが、こちらはビールと同じ麦芽100%で作られたりしている。これらは味わいという面から言っても、なかなかクオリティが高い。
しかし、唯一物足りない面がある。当たり前と言っては当たり前なのかも知れないが、これらのノンアルコールビール、すべて「ピルスナータイプ」なのである。私のようにドイツのヴァイツェンやベルギーのホワイトエールのような「にごり酒」ならぬ「にごりビール」をこよなく愛する者にとっては、これらのノンアルコールビール、アルコールが入っていないというだけでなく、「にごっていない」という点でも物足りなさが残る。
日本の地ビール醸造所の中にもノンアルコールビールを手掛けているところがいくつかあるが、ビールはにごっていてもノンアルコールビールはにごっていないことがほとんどのようである。酵母を残すと発酵が進んでしまうのでやむを得ないのだろうが(キリンフリーなどは最初から酵母を使っていない)、「にごったノンアルコールビール」があればいいのになと思った。
そこで、自分でノンアルコールビールの「にごりビール」版を作ってみた。作ってみたと言っても、別に密造したわけではない。何のことはない、ただ単にノンアルコールビールに「ビール酵母」を入れてみただけである(笑)。
折からの健康ブームで、昨今ビール酵母も注目されているらしい。特に最近では「ビール酵母ダイエット」なるものも提唱されているようである。大手のビール会社のビールは製造過程でビール酵母を取り除くので、ビール酵母は一種の「産業廃棄物」である。その廃棄物が健康食品として売れるので、ビール会社としては願ったり叶ったりである。だからなのだろうが、いわゆるサプリメントの中でもビール酵母は比較的安価に手に入れることができる。
そのような訳で薬局などに行くと、ビール酵母の錠剤などが手に入る。ところが、このビール酵母、ネット上の感想などを見るとかの独特の匂いや味でとても摂取しづらいようである。そのままはもちろん(錠剤で飲んでしまえばよいのだろうが)ヨーグルトや料理などに混ぜてもちょっと…という感じのようである。それはそうである。もともとがビール醸造に使われるものなのだから。
だったら、元あったところに戻せばよいのではないだろうか。元々ビールの中にあったのだから、ビールに混ぜれば違和感がないのではないだろうか。そしてビール酵母を入れればピルスナータイプのノンアルコールビールも、ヴァイツェンのようなにごりノンアルコールビールになるのではないか。そう思って実際にやってみた。
使ったのはキリンフリー350ml缶1本と、アサヒビールの関連会社アサヒフードアンドヘルスケアが出している、ビール酵母を固めただけの「エビオス錠」。ビール酵母の錠剤には他にビタミンやアミノ酸等の成分をさらに添加したものもあるのだが、今回の「プロジェクト」(笑)にはそのようなものは余分なので、ビール酵母だけのものを選んだ(錠剤にするためにそれにも添加物は入っているが)。本当は粉末のものもあるようでその方が都合がよかったのだが、近所の薬局にはなかったのでやむなく錠剤にした。
やり方は簡単、この錠剤をすりこぎでつぶして粉末にし(笑)、それをビールを飲むグラスに入れて、そこにキリンフリーを注ぎ(もちろんそれ以外でもOKである)、かき混ぜるだけである。エビオス錠、1回10錠を1日3回と書いてあるが(そんなに飲まないといけないものなのか!)、350mlのノンアルコールビールにその10錠分くらいが「にごりビール」づくりにはちょうどよいようである。
見た目は写真のとおりであるが、なかなかヴァイツェンしている(笑)。間違いなくにごっている。匂いもいつも飲んでいるビールに近づいたような気がする。何より泡立ちがものすごいことになっている(笑)。
お味の方は、というと、さすがにちょっと粉っぽい気もするが(粉なのだから当たり前である;笑)、けっこうヴァイツェンやホワイトエールの雰囲気で飲めるのではないかと思った。興味ある人(勇気ある人とも言う;笑)は一度試してみていただきたい。
あ、それからこのビール酵母、健康面でいろいろなメリットがあるように喧伝されているが、実際には人体における有効性については確実なデータはまだ十分ないようである。この辺りは国立健康・栄養研究所のサイト内にある「『健康食品』の素材データベース」に詳しい。ビール酵母に限らず、今世間でPRされている「健康食品」で謳われている「薬効」がいかに根拠の薄いものか、ここで調べてみるとよく分かる。まあ、ビール酵母にはビタミンB群や各種ミネラルが含まれるので、ビタミン剤くらいの効果は期待してもいいかもしれない。
と言うか、前回も今回も「仙台散歩」のカテゴリーにしているが、全然散歩してないかも(笑)。いや、前回は白ビールを買いに「やまや」まで、今回はエビオス錠を買いに近所の薬局まで「散歩」したからよしとしよ(笑)。
実は今まで、私はこのノンアルコールビールについては否定的であった。「酔えないビールなんて…」という感じである。飲んではいけない場面なら飲まなければいいではないかと思っていた。それに味についても「どうせ…」と思っていた。発泡酒やいわゆる「第三のビール」の味に満足のいかない私がノンアルコールビールの味に満足できるわけがない、と端から思い込んでいた。
しかし、実際に飲んでみて思ったのは、「これはこれでありかな」、ということであった。酔いたくはないがビールの味を味わいたいということが、ビール好きにはたまにあるのではないかと思った。例えば飲み過ぎた翌日とか(笑)。いや、そのような日はそれこそ飲まなければよいのだが、それでもビールのあの味は味わいたいなと思ったりすることもあるものである。そのような時にノンアルコールビールはよいと思った。味も、アルコールが入っていないのにこれくらいビールの味わいや泡立ちなど再現できていればよしとすべきだろう。私からすれば、発泡酒や「第三のビール」と比べても、味にそれほど大きな違いはないように思える。ビールの本場ヨーロッパにもノンアルコールビールがあるが、こちらはビールと同じ麦芽100%で作られたりしている。これらは味わいという面から言っても、なかなかクオリティが高い。
しかし、唯一物足りない面がある。当たり前と言っては当たり前なのかも知れないが、これらのノンアルコールビール、すべて「ピルスナータイプ」なのである。私のようにドイツのヴァイツェンやベルギーのホワイトエールのような「にごり酒」ならぬ「にごりビール」をこよなく愛する者にとっては、これらのノンアルコールビール、アルコールが入っていないというだけでなく、「にごっていない」という点でも物足りなさが残る。
日本の地ビール醸造所の中にもノンアルコールビールを手掛けているところがいくつかあるが、ビールはにごっていてもノンアルコールビールはにごっていないことがほとんどのようである。酵母を残すと発酵が進んでしまうのでやむを得ないのだろうが(キリンフリーなどは最初から酵母を使っていない)、「にごったノンアルコールビール」があればいいのになと思った。
そこで、自分でノンアルコールビールの「にごりビール」版を作ってみた。作ってみたと言っても、別に密造したわけではない。何のことはない、ただ単にノンアルコールビールに「ビール酵母」を入れてみただけである(笑)。
折からの健康ブームで、昨今ビール酵母も注目されているらしい。特に最近では「ビール酵母ダイエット」なるものも提唱されているようである。大手のビール会社のビールは製造過程でビール酵母を取り除くので、ビール酵母は一種の「産業廃棄物」である。その廃棄物が健康食品として売れるので、ビール会社としては願ったり叶ったりである。だからなのだろうが、いわゆるサプリメントの中でもビール酵母は比較的安価に手に入れることができる。
そのような訳で薬局などに行くと、ビール酵母の錠剤などが手に入る。ところが、このビール酵母、ネット上の感想などを見るとかの独特の匂いや味でとても摂取しづらいようである。そのままはもちろん(錠剤で飲んでしまえばよいのだろうが)ヨーグルトや料理などに混ぜてもちょっと…という感じのようである。それはそうである。もともとがビール醸造に使われるものなのだから。
だったら、元あったところに戻せばよいのではないだろうか。元々ビールの中にあったのだから、ビールに混ぜれば違和感がないのではないだろうか。そしてビール酵母を入れればピルスナータイプのノンアルコールビールも、ヴァイツェンのようなにごりノンアルコールビールになるのではないか。そう思って実際にやってみた。
使ったのはキリンフリー350ml缶1本と、アサヒビールの関連会社アサヒフードアンドヘルスケアが出している、ビール酵母を固めただけの「エビオス錠」。ビール酵母の錠剤には他にビタミンやアミノ酸等の成分をさらに添加したものもあるのだが、今回の「プロジェクト」(笑)にはそのようなものは余分なので、ビール酵母だけのものを選んだ(錠剤にするためにそれにも添加物は入っているが)。本当は粉末のものもあるようでその方が都合がよかったのだが、近所の薬局にはなかったのでやむなく錠剤にした。
やり方は簡単、この錠剤をすりこぎでつぶして粉末にし(笑)、それをビールを飲むグラスに入れて、そこにキリンフリーを注ぎ(もちろんそれ以外でもOKである)、かき混ぜるだけである。エビオス錠、1回10錠を1日3回と書いてあるが(そんなに飲まないといけないものなのか!)、350mlのノンアルコールビールにその10錠分くらいが「にごりビール」づくりにはちょうどよいようである。
見た目は写真のとおりであるが、なかなかヴァイツェンしている(笑)。間違いなくにごっている。匂いもいつも飲んでいるビールに近づいたような気がする。何より泡立ちがものすごいことになっている(笑)。
お味の方は、というと、さすがにちょっと粉っぽい気もするが(粉なのだから当たり前である;笑)、けっこうヴァイツェンやホワイトエールの雰囲気で飲めるのではないかと思った。興味ある人(勇気ある人とも言う;笑)は一度試してみていただきたい。
あ、それからこのビール酵母、健康面でいろいろなメリットがあるように喧伝されているが、実際には人体における有効性については確実なデータはまだ十分ないようである。この辺りは国立健康・栄養研究所のサイト内にある「『健康食品』の素材データベース」に詳しい。ビール酵母に限らず、今世間でPRされている「健康食品」で謳われている「薬効」がいかに根拠の薄いものか、ここで調べてみるとよく分かる。まあ、ビール酵母にはビタミンB群や各種ミネラルが含まれるので、ビタミン剤くらいの効果は期待してもいいかもしれない。
と言うか、前回も今回も「仙台散歩」のカテゴリーにしているが、全然散歩してないかも(笑)。いや、前回は白ビールを買いに「やまや」まで、今回はエビオス錠を買いに近所の薬局まで「散歩」したからよしとしよ(笑)。
2010年09月22日
仙台散歩その43〜銀河高原ビールの新旧の「白ビール」を飲み比べてみた
以前、ここに追記した通り、今年3月に限定販売された銀河高原ビールの「白ビール」が9月8日に再び販売開始となった。今回も限定販売なので、醸造した分がなくなり次第終了ということになるのだろう。 同社のサイトの該当ページには特に前回からの変更点などに関しての記載はないが、以前紹介したジャーマンフェストの折に、出店していた銀河高原ビールの方に聞いたところ、今回の「白ビール」は前回のものよりもさらによくなっているとのことであった。
そこで、前回販売終了前に買いだめしておいた「白ビール」と今回の「白ビール」を飲み比べてみて、どこがどのように変わったのか調べてみることにした。画像の向かって右側が今回発売された「白ビール」、左側が前回の「白ビール」である。画像では分かりにくいかもしれないが、実物を見た感じでは、前回の「白ビール」の方が今回の「白ビール」より少しオレンジがかった明るい色合いで、それに対して今回の「白ビール」は前回の「白ビール」より青白がかった暗めの色合いという印象であった。
もちろん、前回の「白ビール」は醸造から日にちが経っているが(賞味期限まではまだ間がある)、「白ビール」は同社の「小麦のビール」や「ペールエール」と同じように、ビール酵母による発酵が進まないようにしてあり、また私も冷暗所に保存していた(本来は常温での保存が可能である)ので、保存しているうちに変質したということもあまり考えられない。やはり前回の「白ビール」と今回の「白ビール」はまったく同じものではないようである。
さて、肝心の味であるが、前回も書いたように、この「白ビール」、どちらも銀河高原ビールの代名詞ともなっている「ヴァイツェン」(こちらは冷蔵保存が必須である)と比べると、柑橘系の風味を思わせる爽やかな味わいが特徴的である。ただ、飲み比べてみると、その柑橘系の味わいは、今回の「白ビール」の方がより増している。グレープフルーツを思わせるような爽やかさとほろ苦さが、今回の「白ビール」ではより鮮明になっている。今回の「白ビール」と飲み比べてみると、前回の「白ビール」の方は少し「ヴァイツェン」系統の「濃い」味わいが感じられるように思った。その意味では今回の「白ビール」、前回の「白ビール」の「『ヴァイツェン』とは違う味わい」をよりはっきりと際立たせた、と言えそうである。
今回はこの「白ビール」、前回さんざん文句をつけたからか(?)、店舗によって異なるが、「やまや」にも置いてあるのはありがたい。逆に前回発売と同時に陳列され、大変重宝した「フレッシュフードモリヤ」には今回は並んでいない。ともあれ、またしばらくこの「白ビール」が味わえるのは嬉しいことである。
追記(2011.5.26):新しい「白ビール」が再度限定醸造販売された。ただ、発売日が3月8日で、その3日後に東北地方太平洋沖地震が発生したため、すっかり影が薄くなってしまった。私は発売日に6本ほど買っておいたが、しばらく酒類を飲んでいなかったため、レビューするのが遅くなってしまった。
改めて取り上げてみると、まず今回の「白ビール」は上で取り上げたものとはさらに異なるものに仕上がっている。まず気づくのはアルコール度数の違いで、前回まで約4.5%だったアルコール度数は、今回約5%まで引き上げられている。
前回の「白ビール」と並べてみたのが上記の写真である。左が前回の「白ビール」、右が今回の「白ビール」である。前回と前々回の色味の違いはほんのわずかだったが、今回のものは明らかに前回のものよりも濃色となっている。
味を比べてみると、前回のものに比べて今回のものは、「ほろ苦感」がさらに増して、よりシャープな味わいとなっているのが印象的である。
ところが、この「白ビール」、既に規定量の出荷は終了してしまったようで、ネット上でももうほとんど売り切れである(ここにはまだあるようである)。店舗などでも在庫限りのようであるので、見つけたら即買いである。
そう言えば、「白ビール」ではないが、「小麦のビール」がみやぎ生協新寺店で、なんと218円で売っている。これは私が今まで見た中で最安値である。だいたいどこも248円から260円である。ネット上でもこの値段で売っているところは見当たらない。酒類を扱っているみやぎ生協(やまや併設のみやぎ生協を除く)全部がこの値段なのかと思ったら、例えば富沢店では通常の260円であり、218円はどうやら新寺店だけの値段のようである。この値段なら毎日飲める!(この値段でなくても毎日飲んでいるが;笑)
追記(2011.7.31):上で紹介していたみやぎ生協新寺店の「小麦のビール」だが、元の値段に戻っていた。期間限定の(復興支援?何の?)販売だったのか、それともどこからか横槍でも入ったか(笑)。
追記(2012.3.28):現在限定発売中の「白ビール」を、昨年秋に限定発売された「白ビール」と比較してみた。右が昨秋のもの、左が今回のものである。色合い的にはほとんど差がない。味もほとんど同じ傾向だが、若干昨秋のものの方が柑橘系の「とんがり感」が強く、今回のものの方がそれがほんの少し丸くなった代わりに味わいの豊潤さが増しているように感じた。
「白ビール」の次の醸造は来年の春先になるそうなので、ヴァイツェンと違うこの味わいが好きな人は今のうちに必要量を確保しておくことをオススメする。もちろん、私も既に一定数確保済みである(笑)。
そこで、前回販売終了前に買いだめしておいた「白ビール」と今回の「白ビール」を飲み比べてみて、どこがどのように変わったのか調べてみることにした。画像の向かって右側が今回発売された「白ビール」、左側が前回の「白ビール」である。画像では分かりにくいかもしれないが、実物を見た感じでは、前回の「白ビール」の方が今回の「白ビール」より少しオレンジがかった明るい色合いで、それに対して今回の「白ビール」は前回の「白ビール」より青白がかった暗めの色合いという印象であった。
もちろん、前回の「白ビール」は醸造から日にちが経っているが(賞味期限まではまだ間がある)、「白ビール」は同社の「小麦のビール」や「ペールエール」と同じように、ビール酵母による発酵が進まないようにしてあり、また私も冷暗所に保存していた(本来は常温での保存が可能である)ので、保存しているうちに変質したということもあまり考えられない。やはり前回の「白ビール」と今回の「白ビール」はまったく同じものではないようである。
さて、肝心の味であるが、前回も書いたように、この「白ビール」、どちらも銀河高原ビールの代名詞ともなっている「ヴァイツェン」(こちらは冷蔵保存が必須である)と比べると、柑橘系の風味を思わせる爽やかな味わいが特徴的である。ただ、飲み比べてみると、その柑橘系の味わいは、今回の「白ビール」の方がより増している。グレープフルーツを思わせるような爽やかさとほろ苦さが、今回の「白ビール」ではより鮮明になっている。今回の「白ビール」と飲み比べてみると、前回の「白ビール」の方は少し「ヴァイツェン」系統の「濃い」味わいが感じられるように思った。その意味では今回の「白ビール」、前回の「白ビール」の「『ヴァイツェン』とは違う味わい」をよりはっきりと際立たせた、と言えそうである。
今回はこの「白ビール」、前回さんざん文句をつけたからか(?)、店舗によって異なるが、「やまや」にも置いてあるのはありがたい。逆に前回発売と同時に陳列され、大変重宝した「フレッシュフードモリヤ」には今回は並んでいない。ともあれ、またしばらくこの「白ビール」が味わえるのは嬉しいことである。
追記(2011.5.26):新しい「白ビール」が再度限定醸造販売された。ただ、発売日が3月8日で、その3日後に東北地方太平洋沖地震が発生したため、すっかり影が薄くなってしまった。私は発売日に6本ほど買っておいたが、しばらく酒類を飲んでいなかったため、レビューするのが遅くなってしまった。
改めて取り上げてみると、まず今回の「白ビール」は上で取り上げたものとはさらに異なるものに仕上がっている。まず気づくのはアルコール度数の違いで、前回まで約4.5%だったアルコール度数は、今回約5%まで引き上げられている。
前回の「白ビール」と並べてみたのが上記の写真である。左が前回の「白ビール」、右が今回の「白ビール」である。前回と前々回の色味の違いはほんのわずかだったが、今回のものは明らかに前回のものよりも濃色となっている。
味を比べてみると、前回のものに比べて今回のものは、「ほろ苦感」がさらに増して、よりシャープな味わいとなっているのが印象的である。
ところが、この「白ビール」、既に規定量の出荷は終了してしまったようで、ネット上でももうほとんど売り切れである(ここにはまだあるようである)。店舗などでも在庫限りのようであるので、見つけたら即買いである。
そう言えば、「白ビール」ではないが、「小麦のビール」がみやぎ生協新寺店で、なんと218円で売っている。これは私が今まで見た中で最安値である。だいたいどこも248円から260円である。ネット上でもこの値段で売っているところは見当たらない。酒類を扱っているみやぎ生協(やまや併設のみやぎ生協を除く)全部がこの値段なのかと思ったら、例えば富沢店では通常の260円であり、218円はどうやら新寺店だけの値段のようである。この値段なら毎日飲める!(この値段でなくても毎日飲んでいるが;笑)
追記(2011.7.31):上で紹介していたみやぎ生協新寺店の「小麦のビール」だが、元の値段に戻っていた。期間限定の(復興支援?何の?)販売だったのか、それともどこからか横槍でも入ったか(笑)。
追記(2012.3.28):現在限定発売中の「白ビール」を、昨年秋に限定発売された「白ビール」と比較してみた。右が昨秋のもの、左が今回のものである。色合い的にはほとんど差がない。味もほとんど同じ傾向だが、若干昨秋のものの方が柑橘系の「とんがり感」が強く、今回のものの方がそれがほんの少し丸くなった代わりに味わいの豊潤さが増しているように感じた。
「白ビール」の次の醸造は来年の春先になるそうなので、ヴァイツェンと違うこの味わいが好きな人は今のうちに必要量を確保しておくことをオススメする。もちろん、私も既に一定数確保済みである(笑)。
2010年03月09日
仙台散歩その37〜銀河高原ビールの白ビールが見つからない→見つかった
銀河高原ビールのところに追記したが、新製品の「白ビール」が3月4日に発売された。銀河高原ビールの定番のヴァイツェンがドイツスタイルであるのに対し、この白ビールはベルギーのホワイトエールのスタイルである。ヴァイツェンよりも軽い口当たりで、ヴァイツェンの味わいが時にバナナの香りになぞらえられるのに対し、ホワイトエールは柑橘系の味わいとされるところに両者の性格の違いが表れていると言える。
ただ、やはり銀河高原ビールだと思わせられるのが、ヒューガルデン・ホワイトなどのベルギーのホワイトエールが、オレンジピールやコリアンダーなどのスパイスを使ってさわやかな味わいを出しているのに対して、銀河高原ビールの白ビールは麦芽とホップのみでこの味わいを出すことに成功したというところである。「麦芽100%」を貫く銀河高原ビールらしい白ビールと言える。
ところが、である。この3月4日に発売された白ビールがどこにもないのである。普段「小麦のビール」くらいしか置いていないスーパーなどにないのは仕方ないとして、ヴァイツェンやペールエールなど銀河高原ビールのすべてのラインナップを揃えている「やまや」にもないのである。これはいったいどうしたことか。いくつかの店で聞いてみたが、どこも「ちょっと分かりません」、「いつ入るか聞いていません」、ある店に至っては「何を仕入れるかは本部で決めるので私には分かりません」と来たもんだ。誰も、やまやの仕入れの仕組みなんぞ聞いてないって(笑)。というわけで、肝心な時にちっとも役に立たないやまやなのであった。今日3月9日現在でもやはり入荷していない。
このようなわけで、飲みたいのに飲めないという状態だったのだが、この白ビール、意外な店で見つけた。なんと、仙台市内のあちこちにあるスーパー、フレッシュフードモリヤにしっかり白ビールが置いてあったのである。このモリヤ、これまで銀河高原ビールは置いていなかったのである。今も「小麦のビール」すら置いていない。それが白ビールだけ置いてあるというのは、これはまたどういう風の吹き回しなのかちっとも分からないが、お蔭で無事白ビールを手にすることができた。
というわけで、早速贅沢にもヴァイツェンと白ビール(写真参照)を飲み比べしてみた。やはり白ビールの方が軽い口当たりである。それでいてキリッとした飲みごたえがある。大手のビールの味に慣れていて、ヴァイツェンの味は濃厚すぎるというような人にも、この白ビールは口に合うのではないかと思われる。
実はこの白ビール、だいぶ前にやはり缶で出ていたが、その頃のものよりもさらに進化している印象を受けた。缶のデザインもその時のものよりも格段にいい。缶の白の微妙な色合いがまさに白ビールのイメージにぴったりである。
この白ビール、小売店で買えなければウェブで注文するという手もある。銀河高原ビールのサイト内でも注文できるが、以前紹介したことのある郡山市の「地酒の森」の方が安く買え、送料も無料なのでお得である。と思ったら、地酒の森の在庫は今見たら残り2ケースとなっていた。次回入荷は3月10日とのことだが、この白ビール、けっこう売れ行きがいいようである。「限定醸造」とのことなので、早めに買っておく方が無難である。
追記(2010.3.23):なんと、この白ビール、売れ行きが殊の外好調なようで、銀河高原ビールのウェブショップやセブン-イレブンネットでは既に売り切れ、上で紹介した「地酒の森」でも、3/26(金)に入荷する60ケースが最後だとのこと。仙台市内のフレッシュフードモリヤでも既に品切れの店があった。買っておくなら今のうちのようである。私も少し買い溜めしておこうかと思う。
ちなみに、結局やまやには並ばなかった。ダメだ、こりゃ。
追記(2010.4.9):やまやに並んでいなかった白ビールだが、先月末からようやく各店舗に並ぶようになった。やまやに出荷した分を以て、今回醸造した分は本当に完売だそうである。まだしばらく白ビールが味わえそうなのは歓迎である。
追記(2010.9.8):完売品切れになっていた「白ビール」であるが、新たに醸造したものが本日発売開始だそうである。まだ店頭で確認はしていないが、すでにウェブショップでは購入できるようになっている。
ジャーマンフェストの時に聞いたのだが、今回の「白ビール」は前回のものからさらにブラッシュアップされておいしくなっているそうである。実は、前回なくなる寸前に買いためたものがまだ残っているので、新旧の「白ビール」を飲み比べてみようと思う。
ただ、やはり銀河高原ビールだと思わせられるのが、ヒューガルデン・ホワイトなどのベルギーのホワイトエールが、オレンジピールやコリアンダーなどのスパイスを使ってさわやかな味わいを出しているのに対して、銀河高原ビールの白ビールは麦芽とホップのみでこの味わいを出すことに成功したというところである。「麦芽100%」を貫く銀河高原ビールらしい白ビールと言える。
ところが、である。この3月4日に発売された白ビールがどこにもないのである。普段「小麦のビール」くらいしか置いていないスーパーなどにないのは仕方ないとして、ヴァイツェンやペールエールなど銀河高原ビールのすべてのラインナップを揃えている「やまや」にもないのである。これはいったいどうしたことか。いくつかの店で聞いてみたが、どこも「ちょっと分かりません」、「いつ入るか聞いていません」、ある店に至っては「何を仕入れるかは本部で決めるので私には分かりません」と来たもんだ。誰も、やまやの仕入れの仕組みなんぞ聞いてないって(笑)。というわけで、肝心な時にちっとも役に立たないやまやなのであった。今日3月9日現在でもやはり入荷していない。
このようなわけで、飲みたいのに飲めないという状態だったのだが、この白ビール、意外な店で見つけた。なんと、仙台市内のあちこちにあるスーパー、フレッシュフードモリヤにしっかり白ビールが置いてあったのである。このモリヤ、これまで銀河高原ビールは置いていなかったのである。今も「小麦のビール」すら置いていない。それが白ビールだけ置いてあるというのは、これはまたどういう風の吹き回しなのかちっとも分からないが、お蔭で無事白ビールを手にすることができた。
というわけで、早速贅沢にもヴァイツェンと白ビール(写真参照)を飲み比べしてみた。やはり白ビールの方が軽い口当たりである。それでいてキリッとした飲みごたえがある。大手のビールの味に慣れていて、ヴァイツェンの味は濃厚すぎるというような人にも、この白ビールは口に合うのではないかと思われる。
実はこの白ビール、だいぶ前にやはり缶で出ていたが、その頃のものよりもさらに進化している印象を受けた。缶のデザインもその時のものよりも格段にいい。缶の白の微妙な色合いがまさに白ビールのイメージにぴったりである。
この白ビール、小売店で買えなければウェブで注文するという手もある。銀河高原ビールのサイト内でも注文できるが、以前紹介したことのある郡山市の「地酒の森」の方が安く買え、送料も無料なのでお得である。と思ったら、地酒の森の在庫は今見たら残り2ケースとなっていた。次回入荷は3月10日とのことだが、この白ビール、けっこう売れ行きがいいようである。「限定醸造」とのことなので、早めに買っておく方が無難である。
追記(2010.3.23):なんと、この白ビール、売れ行きが殊の外好調なようで、銀河高原ビールのウェブショップやセブン-イレブンネットでは既に売り切れ、上で紹介した「地酒の森」でも、3/26(金)に入荷する60ケースが最後だとのこと。仙台市内のフレッシュフードモリヤでも既に品切れの店があった。買っておくなら今のうちのようである。私も少し買い溜めしておこうかと思う。
ちなみに、結局やまやには並ばなかった。ダメだ、こりゃ。
追記(2010.4.9):やまやに並んでいなかった白ビールだが、先月末からようやく各店舗に並ぶようになった。やまやに出荷した分を以て、今回醸造した分は本当に完売だそうである。まだしばらく白ビールが味わえそうなのは歓迎である。
追記(2010.9.8):完売品切れになっていた「白ビール」であるが、新たに醸造したものが本日発売開始だそうである。まだ店頭で確認はしていないが、すでにウェブショップでは購入できるようになっている。
ジャーマンフェストの時に聞いたのだが、今回の「白ビール」は前回のものからさらにブラッシュアップされておいしくなっているそうである。実は、前回なくなる寸前に買いためたものがまだ残っているので、新旧の「白ビール」を飲み比べてみようと思う。