福島県  

2019年02月24日

東北で地ビールが飲める店その82〜福島県喜多方市

170915-171330 喜多方市は福島県の西部、会津地域にある人口約47,000人の市である。その名の通り(以前は「北方」と表記した)会津の中心地である会津若松市の北方にあり、「蔵とラーメンの町」として有名である。特に「喜多方ラーメン」は、日本三大ラーメンの一つに数えられることもあり、全国的にファンが多い。週末などは人気店に長蛇の列ができる。

 喜多方を含む会津地域は日本酒が有名で、11年前に「会津麦酒」がなくなって以来、昨年南会津に「南会津マウンテンブルーイング」ができるまでの10年間、福島県の約4割を占めるこの広大な地域に、地ビールは「猪苗代ビール」が孤軍奮闘状態であった。会津全体がそのような状況であるので、喜多方市内でもその御多分に漏れず、地ビールが飲める店は今まで見つけられていなかった。

 というような話を2年前の9月くらいに、会津若松で行きつけの「時さえ忘れて」でしたところ、マスターから喜多方市役所裏にある「醸造酒バー二代目Kogiku」を教えていただいた。ちょうどその半年くらい前に、店を前の人から受け継いだのだそうで(だから店名が「二代目」)、その名の通り、醸造酒である日本酒、ワイン、そしてビールがいろいろ揃っていた。ビールは福島路ビール、ブルックリンラガー、ヒューガルデン、ベルビュー・クリークが樽生で置いてあった。その後、タップマルシェも入った。醸造酒に合いそうな料理もいろいろと揃っていていい店である。

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2018年12月20日

「ファンクラブ」活用のススメ(「東北復興」紙への寄稿原稿)〜私的東北論その109

 毎度連載している「東北復興」の、5月16日発行の第72号から8月16日発行の第75号までの4回は、東北にあるさまざまなファンクラブについて取り上げてみた。
 私自身、会津ファンクラブや奥会津ファンクラブに入会しているが、会津ファンクラブから届く会報や年一回のファンクラブの集い、奥会津ファンクラブから毎年届く「奥会津歳時記カレンダー」はいつも楽しみである。東北には私が調べた限り、以下のようなファンクラブが存在するが、活用しない手はないと思う。見てみて、面白そうと思うものがあったらまず入会してみることをおススメしたい。
 以下がその全文である。全4回、一挙公開である。(笑)


「ファンクラブ」活用のススメ 訴‥膰編

地域にもあるファンクラブ
 どこかに旅行することが決まった時、旅行先の風光明媚なスポット、美味しい料理が食べられるお店、地域の名産品といった情報について、ガイドブックやインタ―ネット等を使って調べてみることは多いと思われる。
 そうした情報に加えてぜひ調べてみてもらいたいのが、「ファンクラブ」についての情報である。ここ東北にも、各地域に様々なファンクラブが存在している。それらのファンクラブは概ね、その地域に関心があったりその地域がお気に入りだったりする人なら誰でも入会でき、入会金や年会費は無料である場合が多く、かつ会員向けに様々な「特典」が用意されている。
 「特典」の代表的なものとしては、各種施設の入場料の割引、地域内の飲食店を利用した場合の割引や優待サービスの提供、関連イベントの開催、地元の情報が盛り込まれた会報の送付などであるが、こうした地域のファンクラブを有効活用することで、旅行がさらにお得に充実したものとなったり、好きな地域への愛着や理解がより深まったりする可能性がある。ぜひ一度、これから行こうとしている地域やお気に入りの地域にファンクラブがないかどうか、調べてみてほしい。
 ここ東北にも様々なファンクラブが存在する。それらを4回に亘って順次紹介していきたい。今回は福島県である。

ふくしまファンクラブ
 福島県が運営する「ふくしまファンクラブ」は、福島県がふるさとの人や福島県に愛着を持っている人など誰でも入会できるファンクラブである。入会費、年会費は無料で、‐霾麕載のファンクラブ会報が年4回届く、⊇椶幣霾鵑鬟瓠璽襯泪ジンで配信、8内外130の施設・店舗で会員証を提示して割引やサービスを受けられる、じ外開催の福島関連イベント情報が届く、などの会員特典がある。

会津ファンクラブ
 会津若松観光ビューローが運営する「会津ファンクラブ」は、会津が好きな人なら誰でも加入できる、会津をこよなく愛する人のためのファンクラブである。やはり入会金、年会費は無料で、_馗鼎量ノ肋霾麕載の会報誌が年数回届く、会員特製カードを進呈、L50の協賛店舗や施設で割引などの優待サービスが受けられる、げ駟鷸鐺發硫餔限定プレゼントに応募できる、ゲ馗泥侫.鵐ラブ公式フェイスブックにて情報発信といった会員特典がある。
 また、「会津ファンクラブ」では、年に1回「会津ファンの集い」というファンクラブ会員を対象としたイベントを現地で開催している。会津若松市は「産業観光」にも力を入れているが、「会津ファンの集い」でもそうした姿勢を反映して、蔵元の見学や日本酒の仕込みの体験、会津木綿の工場見学、ダムの視察など、様々なイベントが企画される。仕込んだ日本酒は完成後、専用のラベルが貼られて各会員の元に送られてくるなど、手が込んでいる。会津の郷土料理や地酒を楽しみながらの交流会も開催され、会津が好きな者同士、大いに盛り上がる。

奥会津ファンクラブ

 会津地域は全国第3位の面積を誇る福島県のうちの4割を占める広大な地域であるが、会津若松から西の山あいには、奥会津と呼ばれる四季折々の美しい自然を満喫できる地域がある。この奥会津を流れる只見川は全国屈指の水力発電の川として知られるが、只見川電源流域振興協議会が運営する「奥会津ファンクラブ」は、「奥会津を応援したい!!」という人であれば誰でも入会できるファンクラブである。入会費、年会費は無料で、’1回奥会津の四季折々の風景写真が載った「奥会津歳時記カレンダー」が届く、奥会津の旬な情報が載ったメールマガジンが月1〜2回届く、という会員特典がある。メールマガジンは、有料とはなるが冊子での送付も可となっている。
 「奥会津ファンクラブ」で特筆すべきは、この「奥会津歳時記カレンダー」である。奥会津を知り尽くした郷土写真家の星賢孝氏が撮影した奥会津の四季とそこを走るJR只見線の写真が32ページにわたって掲載されているもので、写真の美しさから毎年欠かさず購入するというファンも多いカレンダーである。買えば540円するこのカレンダーが、会員には毎年無料で送られてくるというのも、奥会津ファンクラブの魅力となっている。

喜多方グリーン・ツーリズムファンクラブ「るーらるきたかた」

 会津地域では他に、ラーメンと蔵で有名な喜多方市の喜多方市グリーン・ツーリズムサポートセンターが運営する「喜多方グリーン・ツーリズムファンクラブ『るーらるきたかた』」がある。喜多方が好きな人なら誰でも参加できるファンクラブで、やはり入会金、年会費は無料、入会特典として古代文字名前入りオリジナル会員証(缶バッジ製)が届く。会員特典として、‐霾麕載のメールマガジンが定期的に届くほか、東北最大規模の三ノ倉高原のひまわり畑のひまわり1本のオーナーになれる、という珍しい特典がある。

こおりやまファンクラブ
 「こおりやまファンクラブ」は、郡山市が運営している、郡山市外に住む人を対象に郡山をPRしてもらうことを目的としたファンクラブである。入会費、年会費無料。会員特典は、〃柑鎧堝發鮹羶瓦箸垢詭80の店舗や施設で割引などの優待サービスが受けられる、▲侫.鵐ラブ会報にて、観光、食、イベントなどの情報が届く、7柑海隆儻情報メールマガジンが配信される、づ豕都内を始めとした県外での物産展の情報が届く、である。

天栄村サポーター会員

 天栄村サポーター会員は、天栄村観光協会が運営する「天栄村を支える応援団」の位置付けである。毎年先着500名、年会費3,000円で、特典として4,000円相当の天栄村特産品が送られてくる他、宿泊施設料金が10%割引になるなどの特典付き会員証が進呈される。

福島フードファンクラブ「チームふくしまプライド。」
 「チームふくしまプライド。」は、復興庁が支援し、(一社)東の食の会と(株)エフライフが運営する、「誇りを持った生産者と彼らを応援する人々が集う福島の食のファンクラブ」である。入会費、年会費は無料。会員特典は、\源瑳圓らの直送の商品が会員の中から抽選で当たる毎月開催のプレゼント特典、∪源瑳圓判舒えるツアーに優先して参加できる、旬の食材の情報など、福島の食に関する様々な情報が優先して届く、である。

うつくしま農林水産ファンクラブ

 福島県が運営する、県産農林水産物の良さを広くPRするためのファンクラブが、「うつくしま農林水産ファンクラブ」である。県内に居住するか勤務している人、事業所が対象。入会金、年会費無料。|了の署名が入った「うつくしま農林水産ファンクラブ」会員の「会員証」を発行、∋業所ファンクラブ会員には地産地消推進の取組みを多くの方々に周知・広報できるようPR資材を提供、会員活動の円滑な推進や相互の連携を支援するため情報交換の場を提供、ぁ屬Δ弔しま農林水産ファンクラブ通信」をはじめ地域のイベントやお知らせなどの情報を提供、ゥ侫.鵐ラブ会員の活動を会員本人の了解を得て福島県農林水産部の地産地消ホームページ等で広く紹介、といった会員特典がある。

福島県観光物産館ファンクラブ

 「福島県観光物産館ファンクラブ」は、福島県観光物産館を運営する(公財)福島県観光物産交流協会によるファンクラブである。入会費、年会費無料。入会特典として、県産ジュース「桃の恵み」1本プレゼントされる他、.侫.鵐ラブポイントカードによる割引(福島県観光物産館での買い物の際、1,000円毎に1ポイント押印、20ポイントで500円割引、発行日より1年間有効)、▲ぅ戰鵐箸覆品‥膰観光物産館情報のメール発信、2餔向けに開催する「ファンクラブ交流会」に参加できる、といった会員特典がある。

野岩鉄道ファンクラブ
 栃木県の鬼怒川温泉近くの新藤原駅と会津高原尾瀬口駅を結ぶ野岩(やがん)鉄道が運営する、野岩鉄道に興味を持ち、利用する人のためのファンクラブが、「野岩鉄道ファンクラブ」である。入会金、年会費無料。入会特典として会員限定缶バッジがプレゼントされる。会員特典として、会員証を提示することによって、接続する会津鉄道の沿線にある店舗、施設で優待サービスが受けられる。

SLばんえつ物語ファンクラブ

 「SLばんえつ物語ファンクラブ」は、JR東日本新潟支社が運営する、「SLばんえつ物語」号に乗る人のためのファンクラブである。入会金、年会費無料。(卞撮渦鷯莠嵋茲鵬,気譴SL乗車スタンプの数に応じてSLオリジナルグッズがプレゼントされる、▲瓮鵐弌璽坤ードでSL車内で販売している「SLばんえつ物語」グッズ(ミニプレート、光るキーホルダー)が10%引きで購入できる、が会員特典である。

福島空港ファンクラブ

 「福島空港ファンクラブ」は、福島県が運営する、「福島空港を応援したい!」という人のためのファンクラブである。住んでいる地域に関わらず誰でも入会できる。入会金、年会費無料。(‥膰内外の協賛店で特典サービスが受けられる、▲瓠璽襯泪ジンで福島空港や就航先などについての情報が届く、という会員特典がある。


「ファンクラブ」活用のススメ◆禅楙觚編

気仙沼ファンクラブ

 東北にあるファンクラブの第2回、今回は宮城県のファンクラブについて紹介しようと思う。まず紹介したいのは沿岸北部にある気仙沼市が運営している「気仙沼ファンクラブ」である。市外に住む気仙沼ファンの人が対象で、「気仙沼を応援したいという気持ち」が入会条件となっている。
 会員特典はまず、「会員番号を刻んだ世界に一つだけのオリジナル会員証」である。これは、気仙沼のゆるキャラ「ホヤぼーや」をモチーフにして市民有志が手作りした会員証で、震災が発生した平成23年3月11日時点の気仙沼市の人口74,247人の次の人数である74,248人目からの会員番号が刻印されており、会員が「準」市民であることを示している。また、気仙沼の旬な情報を発信する「気仙沼ファンクラブ通信」もメールで配信している。復興の様子や地元民しか知らない気仙沼の魅力などの情報を発信しているが、会員からの質問やリクエストにも応えてくれる。
 気仙沼市役所の産業部観光課の窓口で会員証を提示すると、「特製ホヤぼーやストラップ」ももらえる他、市内の飲食店での飲食や物販店などでの買い物の際に会員証を提示することにより様々な特典が受けられる。入会金・年会費は無料である。

伊達なわたりファンクラブ

 沿岸南部の亘理町にある亘理町観光協会が運営するファンクラブである。年会費は10,000円掛かるが、入会すると入会プレゼントとファンクラブ加盟店で使える会員証、亘理町の見どころが全て分かる観光ガイドブックが送られてくる他、年2回亘理町の旬の特産品が届き、亘理町の最新の観光情報のダイレクトメールも届くといった会員特典がある。

七ヶ宿ファンクラブ

 内陸南部にある七ヶ宿町の株式会社七ヶ宿くらし研究所が運営するファンクラブである。ー轡宿町が好きな人、町内外に関わらず七ヶ宿町を楽しく応援したい人、七ヶ宿町との交流を大切にしたい人を対象に、まちづくりのサポーターとなって地域行事やイベントを一緒に盛り上げてくれる人を募集している。入会費500円、年会費は個人1,000円、団体10,000円で、町民、町内の団体・企業は無料である。
 会員特典としては、ファンクラブ会員向けイベントへの参加、イベント情報などのいち早いお知らせ、会員限定グッズのプレゼント、裏メニュー的な「なおらい」(神社のお祭りの最後にお供えした食べ物やお酒を参加者皆でいただく行事)等への参加、となっている。

里浜貝塚ファンクラブ

 奥松島縄文村歴史資料館が運営するファンクラブ。「縄文村で遊ぼう!」を合言葉に、会員には縄文村の「村びと」になってもらって、「縄文村」という「村=自治体」を、村びと全員参加型の村政で盛り上げていくという趣旨で会員が気軽にイベントに参加し、縄文村を楽しむことを最大の目標にしている。
 「村びと」になるには一世帯につき、年会費(村民税)500円を払う。一世帯何人でも金額は変わらない。「村びと」になって縄文村発行の会員証を提示すると、一年を通して入館料が無料になる他、イベントの様子や縄文コラムなど縄文村の情報が詰まった「村報 縄文村」が季刊で届く。

松島ファンクラブ

 日本三景の一つ松島を擁する松島町が運営するファンクラブである。松島が好きな人なら誰でも入会できるので、町民も入会できる。年会費は無料で、会員特典は、観瀾亭・福浦橋への無料入場、協賛店でのお得な会員サービス、である。

田の浦ファンクラブ
 NPO法人田の浦ファンクラブが運営するファンクラブ。同法人は「南三陸町歌津地区田の浦において、東日本大震災で被災した地域の再生、コミュニティの再生、生業の再生等まちづくりの推進を目指し、田の浦の歴史、生活文化、生業、自然環境、人財などの地域資源を活かし、つながりを創造し、地域の未来を育むことを目的とする団体」である。
 田の浦ファンクラブは〜換顱∩汗こΔ療弔留坤侫.鵝支援者、田の浦の現地でまちづくり活動を推進する地元の人間で構成された「田の浦チーム」、田の浦チームをサポートする他のNPO法人で構成されている。
 年会費は正会員6,000円、賛助会員は一口3,000円となっている。義援金付き書籍「宮城県南三陸町 田の浦漁師が伝える海と人との暮らしかた」(1,000円)や購入すると賛助会員として登録される「3.11Tanoura(3.11田の浦の記憶)」(500円)などの書籍も刊行されている。

宝の都(くに)・大崎ファンクラブ

 県中央部にある米どころ大崎市が運営するファンクラブである。寄附金額5,000円以上で会員登録され、会員証が発行される他、会員特典として、「広報おおさき」の1年間送付、温泉の無料入浴券(ペア)、市内施設の入場無料券 (ペア)のいずれか1つを選べる。

フィッシャーマン・ジャパン公式ファンクラブ「CLUB MERMAN」
 一般社団法人フィッシャーマンジャパンが運営するファンクラブ。同法人は「漁師とともに漁業を創る」をモットーに、三陸で活躍する若い漁師たちを中心に、未来の世代が憧れる水産業の形を目指している。「CLUB MERMAN」はその活動をサポートするための会員制度である。
 会員制度は、特典の内容に応じた4つのプランと無料会員プランから選ぶことができる。レギュラー会員は年会費5,000円で、会員カード、魚谷屋クーポン1,000円分、ECクーポン500円分、会員限定バッジ、限定イベント、会報年1回が特典。シルバー会員は年会費15,000円で、会員カード、魚谷屋クーポン3,000円分、ECクーポン2,000円分、会員限定バッジか会員限定エコバッグどちらか1つ、限定イベント、会報年1回、商品開発会議参加権、魚介セット年1回5,000円分、公式牡蠣むきナイフが特典。ゴールド会員は年会費30,000円で、会員カード、魚谷屋クーポン10,000円分、ECクーポン5,000円分、会員限定バッジか会員限定エコバッグどちらか1つ、限定イベント、会報年1回、商品開発会議参加権、魚介セット年1回5,000円分、公式牡蠣むきナイフ、オリジナルTシャツが特典。プラチナ会員は年会費100,000円で、会員カード、魚谷屋クーポン20,000円分、ECクーポン10,000円分、会員限定バッジか会員限定エコバッグどちらか1つ、限定イベント、会報年1回、商品開発会議参加権、魚介セット年4回5,000円分、公式牡蠣むきナイフ、オリジナルTシャツ、名刺、魚谷屋スペシャル特典、漁師体験ツアー招待、年度事業報告会招待が特典となる。無料会員は、クーポンをはじめ、お得な情報が載ったメールマガジンが届く。

南三陸応縁団
 一般社団法人南三陸町観光協会が南三陸町からの委託を受け、運営する事業である。今までの「支援」から「協働」へ、そして「交流」への発展を目指し、支援者と町民をつなぐ架け橋となって様々な「ご縁」を育む交流プロジェクトである。団員特典としては、ウェブサイトとメールマガジンによる団員向けの南三陸町情報の発信、応縁団員を対象とした交流イベントの開催、農業や漁業の「おでって」(お手伝い、ボランティア)、限定ツアーや団員限定のポイントカードなど団員限定コンテンツへの参加、などがある。

さとうみファンクラブ

 南三陸町歌津にある一般社団法人さとうみファームが運営するファンクラブ。同法人では、羊の飼育を手掛けており、「育てること、食べること、活かすこと。『共生』を体験する牧場」を目指している。ファンクラブは、運営方針に賛同する人、南三陸の地域活性化を応援したい人が対象で、年会費は2,000円、会員特典としては、季刊誌「さとうみ通信」による活動報告、各種イベントへの招待などがある。

東北復興支援プロジェクト「希望の環」サポーター
 「希望の環」は、一般社団法人希望の環が運営する、生産者同士、小売店、消費者、その他支援者との東北復興支援の環を広げるプロジェクト。サポーターに登録すると、定期的に「希望の環 通信」として、生産者の日々の活動や復興への想い、また被災された町の復興に関する明るい希望を感じるニュースなどがメールマガジンとして届く。サポーターからの生産者への応援メッセージも届けてくれる。

登米市観光のまちづくり応援団
 内陸北部にある登米市の「観光のまちづくり」を推進するため、全国から登米市のPRと観光物産の振興発展を応援してくれる団員を募集している。対象は‥佇道毀院↓登米市にゆかりのある人、E佇道圓離侫.鵑如活動内容としては、特設サイトによる登米市の情報の発信、団員によるレアな情報や気づきなどの発信、新たな魅力を発見・創設する企画の提案、登米市見学ツアーなどへの参加、講演会・イベントの案内、会報の発行、会員証の発行などである。

日本酒サポーターズ倶楽部・宮城
 宮城県酒造組合が運営する日本酒愛好家の方々の集い。20歳以上なら誰でも入会でき、入会金・年会費も無料。登録すると各種イベントの案内がメールで届く他、会員限定イベントやセミナーにも招待される。


「ファンクラブ」活用のススメ〜山形編

 東北にあるファンクラブの第3回、今回は山形県のファンクラブについて紹介しようと思う。山形県にも多くのファンクラブがある。特に、県南部の置賜地方を中心として、自治体、並びにその関連団体が運営するファンクラブが多いのが特徴である。

西川のまちづくり応援団

 山形県のほぼ中央に位置し、出羽三山のうち月山と湯殿山を擁する西川町が運営している、西川町出身の人、西川町をふるさとと思う人、西川町に関心を持っている人が対象の、「西川町のまちづくりを考えながら、西川町を側面から応援する(応援してもらう)ため」の会である。年会費は3,000円で、加入すると「団員」となって、毎月西川町から応援団会報や町広報誌、資料、観光パンフレット、イベントの案内などが送られてくる。また、毎年「関東ブロック総会」、「東北ブロック総会」、「仙台七夕交流会」、「ふるさと植樹祭・交流会」といった交流イベントに参加できる。
 団員としての活動は、 崋分のふるさと西川町はこんなところです」(友人・知人への西川町のPR)、◆屬海鵑覆海箸鯏垈颪凌佑牢待しています」(都会のニーズ調査)、「こんなことをすれば西川町はもっとよくなるのでは?」(町への提言)、ぁ崟樟酊に住みたい人を知っているので紹介します」(IJUWターン希望者の紹介)、ァ崟樟酊の特産品を友人に贈ろう」(特産品の購入)、Α崟樟酊の特産品はこんな店で扱ってもらえるのでは?」(販売店等の紹介)、А崋分の周りには同郷の人がいます。今度遊びに行ってみよう!」(西川町への観光旅行)、─屬佞襪気叛樟酊へ寄付をします」(ふるさと納税)、をできる範囲内でして、西川町を応援する、となっている。1997年(平成9年)発足という、山形県内はもとより、東北地方全体の同種の会の中でも屈指の歴史を持つ。

ながいファン倶楽部

 山形県の南部にあって、桜、白つつじ、あやめ、萩などの花で知られる長井市の(一財)置賜地域地場産業振興センターが運営する、長井市内に住んでいる人、全国各地の長井にゆかりのある人ほか、誰でも入会できる「山形県長井市を応援するみなさんの交流の場」である。年会費無料の無料会員の他、年会費1,000円の「一般会員」、5,000円の「特別会員」、10,000円の「プラチナ会員」、30,000円の「ダイヤモンド会員」があることが特徴である。
 無料会員は、長井市の旬の話題を届けるメールマガジンの配信、協賛店での会員特典サービス、「道の駅 川のみなと長井 オンラインショップ」での購入のポイント進呈などの特典が得られる。有料会員は入会・更新時にプレゼントがある他、オンラインショップでの進呈ポイントの割増、「道の駅 川のみなと長井」での購入時の割引、プラチナ会員には年1回、ダイヤモンド会員には年4回長井市が誇る特産品が届く。また、交流ツアーなどの催事の案内が届く他、都市圏で行う物販の案内とプレゼント引換券ももらえる。

いいで"Fun"Club

 山形県の南部、飯豊連峰のふもとにある飯豊町の飯豊町観光協会が運営する、「心身をリフレッシュするとともに、そこに住む『いいで人』も活力を見出しながら共に『めざみの里』を体感できる、飯豊町を愛する人たちの組織」。ちなみに、「めざみ」とは、フランス語の"MESAMIES"(「親しい友達・仲間」の意)で、「みんなで仲良く明日への町づくりをめざす、またはめざめるという希望」が込められているとのことである。
 年会費1,000円の「トクトク情報コース」と、年会費3,000円の「特選旬の味コース」がある。5年間有効会員パスポートが発行されて、年4回飯豊町の情報紙が届き、町内の提携施設で特典が受けられる他、年1回会員を対象とした「これぞ飯豊町と言える"お楽しみツアー"」に参加でき、来町に際して目的や季節に応じたモデルコースを提案してもらえる会員相談窓口も利用できる。「特選旬の味コース」はさらに飯豊町の「旬の食材」が届く。

いまっとファンクラブ
 山形県の中部にあって、「隠れそばの里」、鮎、それにホップの産地としても知られる白鷹町の白鷹町観光協会が運営するファンクラブ。「いまっと」は「もっと」や「もう少し」という意味で、「いまっと白鷹を好きになってほしい」「いまっと白鷹に興味をもってほしい」「いまっと白鷹の暮らしを体験してほしい」という願いが込められている。白鷹町外の人が入会でき、ネット会員は年会費無料、一般会員は年会費1,000円である。
 入会すると「特製会員パスポート」が発行され、来町時会員証の提示で協賛店からサービスが受けられる他、白鷹町の旬の情報が毎月郵送で届く(ネット会員にはメールで届く)。年1回、「白鷹町体感の交流会」が開催される他、白鷹町に来町する際には同ファンクラブが相談窓口となるなどの特典がある。

ふながたファンクラブ
 山形県の北部にあって、やはり鮎で知られる舟形町のふながた観光物産協会が運営するファンクラブ。舟形町出身の人もそれ以外の出身の人でも、舟形町に興味がある、暮らしたい、訪れてみたいという人のファンクラブである。入会費・年会費は無料で、舟形の旬の情報やイベント情報などが満載のメールマガジンの配信サービスが受けられる。今後、会員限定イベント、協賛店でのお得なサービスなど様々な企画を展開する予定だとのことである。

鳥海山・飛島ジオパーク八幡ファンクラブ

 山形県の沿岸庄内地方にあって、「平成の大合併」で酒田市と合併した旧八幡町にある酒田市八幡総合支所が運営する、鳥海山やジオパークの魅力を広く伝えるためのファンクラブである。庄内地方と秋田県の県境にある鳥海山と、日本海に浮かぶ飛島を含む地域は「鳥海山・飛島ジオパーク」に指定されている。
 「鳥海山と八幡地域が大好きな方」なら誰でも入会でき、入会するとオリジナル会員バッジが進呈され、そのバッジの提示で協賛店でサービスが受けられる他、ジオパーク関連イベントの情報が届き、ファンクラブミーティングなどジオパークイベントにも参加できる。

川西ファン倶楽部
 山形県の南部にあり、ダリヤで知られる川西町が運営するファンクラブである。登録すると、川西町内の店舗、事業所などの新商品、限定品、割引商品、ランチの情報などがメールで届く。

山形ファンクラブ

 山形県アンテナショップ「おいしい山形プラザ」が運営する、「『山形を知っていただく』『山形県産品を買っていただく』『山形に来ていただく』など、山形の魅力を堪能していただく」ためのファンクラブである。
 年会費は無料で、会員になると、メールマガジンで山形県の旬の情報が届く他、アンテナショップでの購入や飲食の金額によるポイント特典で山形県産品がプレゼントされる。また、協賛店でのサービスや割引がある他、「おいしい山形 料理教室」など会員限定イベントや「ファンクラブ会員限定!モニターツアー」などにも参加できる。

ペロリンファンクラブ

 山形県農林水産部6次産業推進課内にある「おいしい山形推進機構事務局」が運営するファンクラブである。「ペロリン」とは、山形県産農産物などの統一シンボルマークである。山形県産農林水産物のファンなど誰でも入会可能で、入会すると、メールマガジンにて山形県産農林水産物の情報やイベント・キャンペーン情報が届く。

伝国の杜ファンクラブ

 「米沢市上杉博物館」と「置賜文化ホール」を含む「伝国の杜」を運営する(公財)米沢上杉文化振興財団 が運営するファンクラブである。年会費は一般2,500円で、米沢市上杉博物館の常設展示室・企画展示室に何度でも自由に入館でき(同伴者1名は団体割引で入場可)、置賜文化ホール自主事業チケットの先行予約・割引販売(会員1名につき2枚まで)、年7回程度「伝国の杜だより」やファンクラブ会報、各種事業チラシの送付、ファンクラブ会員向けの講座・イベントへの参加、募集制ワークショップへの無料参加(1回無料券の進呈)、ミュージアムショップでの展覧会図録・オリジナル商品10%割引、ミュージアムカフェでの10%割引(同伴者3名まで)などの特典が得られる。

庄内みどりファン倶楽部

 JA庄内みどりが運営するファンクラブ。入会金・年会費とも無料で、ファン倶楽部通信が届く他、厳選した旬の食材の頒布会(定期宅配)の申込ができ、購入時に貯まるポイントを各種商品と交換できるなどの特典がある。

 これらのファンクラブ以外にも、今年度は寒河江市が運営する「寒河江ファンクラブ」が創設される予定である他、小国町にも「小国ファンクラブ」を創設する計画があるとのことである。


「ファンクラブ」活用のススメぁ阻姪賈綿

 東北のファンクラブ、最終回の4回目は岩手県、秋田県、青森県の北東北三県である。三県まとめて一度に紹介できることからも分かるように、これまで紹介してきた南東北三県と比べるとファンクラブの数自体は少ないが、その中にはなかなか個性的なファンクラブがいろいろ存在している。

岩手県

IGR銀河ファンクラブ

 盛岡駅と青森県の目時駅を結ぶIGRいわて銀河鉄道の利用促進、沿線地域の活性化、交流人口の拡大を目的に活動しているファンクラブ。会費は個人会員が年間2,000円、子ども会員が年間1,000円、賛助会員が年間20,000円で、会員への特典も充実している。
 具体的には、。稗韮劼い錣洞箍賄監残庄津絞泙任琉み物などのサービス、個人会員への初回IGRオリジナルキャラクター「ぎんがくん」「きらりちゃん」がプリントされたモバイルバッテリー、IGRオリジナルパスケース、リールクリップ、ストラップのプレゼント(モバイルバッテリーとパスケースはファンクラブ限定品)、子ども会員への初回ハンドタオルのプレゼント、2年目以降更新の会員にはIGR1日フリー乗車券のプレゼント、せ申会員への盛岡駅でのB1判ポスター掲出1か月無料サービス、シ兮廓数に応じた会員証のグレードアップ、Σ餔証の提示による提携施設における各種特典、毎年1回「ファンミーティング(会員の集い)」の開催、─峩箍賄監擦泙弔蝓廚任硫餔限定のプレゼント、年2回会報誌「銀河ファンクラブマガジン」の送付、岩手の鉄道会社ならではの岩手旅、こだわりのIGR沿線旅の会員特別価格での提供、となっている。

三鉄ファンクラブ
 岩手県の沿岸、三陸海岸を走る三陸鉄道を応援するためのファンクラブ。会費は個人会員が1年2,000円、5年9,000円、家族会員(4名まで)が1年4,000円、5年18,000円で、会員特典としては、〇偉ε監擦離ぅ戰鵐函⊂ι覆両霾鵑覆匹鯏舛┐襦屬気鵑討直亟蕕世茲蝓廚稜4回の送付、⇔△三陸鉄道の1日フリー乗車券になっている「三鉄ファンクラブ会員証」の送付がある。

いちのせきファンクラブ「あばいんクラブ」
 岩手県の内陸南部にある一関市が運営する、「一関に行ってみたい・もっと知りたい」という市外在住の一関ファンに一関を知ってもらい、楽しんでもらうためのファンクラブ。会費は年間10,000円で、会員特典として、 屬△个い鵐ラブ会員証」の送付、∋垤報誌や観光パンフレットなど一関市関連情報の情報誌の送付、主要観光施設の特別割引、ぐ豐愡圓僚椶両霾鵑鮠匆陲垢襯瓮襯泪の配信、セ堝盻蒜饂楡瀝用券10,000円分、一関名物の餅料理の食事券2,000円分、選べる特典2,000円分の送付、が提供される。

なかほらファンクラブ

 岩手県岩泉町の北上山地で「山地(やまち)酪農」という、牛舎がなく牛が年間を通して山で自由に過ごすスタイルの酪農を実践している「なかほら牧場」のファンクラブ。年会費は10,000円で、会員特典としては、’2回(誕生日とその半年後)、なかほら牧場の商品(送料込5,500円以上分)の進呈、▲侫.鵐ラブイベント(不定期)の開催、2駟鵝壁堋蟯)、イベント・セールの案内の送付、げ餔証の発行、ゥンライン店舗で使えるお得なクーポンの進呈がある。

遠野ファンクラブ
 岩手県の内陸中部にある、「民話の里」として知られる遠野市で、「遠野を知りたい!遠野に行きたい!遠野に住みたい!という人たちにいつでも遠野を身近に感じてもらい、移住・定住を応援する市民(サポート市民会議)と行政(遠野市)が一体となった定住推進組織」である「で・くらす遠野」が運営するファンクラブ。ファンクラブ会員は、「で・くらす遠野市民」に登録するという形で、年会費(1,000円、5,000円、10,000円)に応じた特典が得られる。
 年会費1,000円の「ちょこっと で・くらす遠野市民」は、,如Δらす遠野市民証の送付、△如Δらす遠野市民限定の情報誌「で・くらす遠野」の送付、「遠野馬の里」での乗馬体験の特別割引、ぜ舁彜儻施設でので・くらす遠野市民だけの特別割引、の特典がある。年会費5,000円の「のんびり で・くらす遠野市民」は、「ちょこっと で・くらす遠野市民」の特典に加えて、遠野ブランド新鮮野菜「農の匠」の年1回発送か、市内で使える宿泊交通利用券4,000円分のいずれか一つを選べる。年会費10,000円の「どっぷり で・くらす遠野市民」は、「ちょこっと で・くらす遠野市民」の特典に加えて、「遠野ジンギスカンと地ビールセット」など「食の匠」8種類のうちの一つか、「農の匠」の年2回発送か、宿泊交通利用券8,000円分のいずれか一つを選べる。

大槌応援団OCHAN'S

 岩手県の沿岸、三陸海岸中部にある大槌町が運営する、「おおつちファン」の交流サイト。「おおつちファン」とは、大槌町民と、大槌に関わりや関心のある人のことで、「大槌応援団 OCHAN'S」は、おおつちファン同士の交流、連携を深めるためのサイトである。おおつちファンによるサイトの活用を通じて、大槌の魅力が全国に発信される仕組みになっている。
 「大槌応援団」としてサイトに登録(無料)すると、さまざまな機能が利用できるが、.汽ぅ汎發法崑臘箸亡悗垢襪海函廚覆蕾燭任OKのブログを開設できる、大槌に関する写真の投稿、閲覧ができる、B臘箸亡悗垢襯ぅ戰鵐箸両霾鵑魴悩椶任、カレンダーにまとめられる、といった機能がメインである。

雫石ファンクラブNet.

 「雫石ファンクラブNet.」は岩手県の内陸北部にある雫石町の観光ポータルサイトの名称である。従って、会員特典などは存在しないが、雫石町内の観光スポットなどについて分かりやすく紹介されている。


秋田県

大館能代空港ファンクラブ
 大館市産業部移住交流課が事務局を務める大館能代空港利用促進協議会が運営するファンクラブ。入会金、年会費は無料で、メール会員になると、空港のおトクな情報や空港周辺のイベント情報などがメールで届く。入会は同協議会のホームページ「大館能代空港どっと混む」から可能。

秋田犬"のの"ファンクラブ
 秋田県大館市の大町商店街にあるゼロダテアートセンターにいる、「あいにいける秋田犬」である「のの」が好きな人のためのファンクラブ。オンラインで会員登録で、イベントでの割引や会員限定の特典が用意されている。


青森県


七戸ファンクラブ
 青森市の東、八甲田山の東麓に位置する七戸(しちのへ)町の商工観光課が運営するファンクラブ。会員にはファンクラブカード「NANAカード」が発行される。「NANAカードポイント加盟店」と「サイモンズ加盟店」、「サイモンズポイントモール」での買い物の金額に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントは1ポイント1円で使用できる。ポイントの有効期限は翌年の12月31日で、期限切れのポイントは自動的に七戸町に寄付されて絵本などの児童図書購入費として利用される。
 町内の図書館の図書利用カードも兼ねるが、現在町内に住んでいる町民だけでなく、ふるさとを離れた人でも、七戸町を「心のふるさと」と思っている人でも発行が可能。

青い森の翼ファンクラブ〜A-wing〜
 青森県が運営する、「青森空港と三沢空港、青森県にある2つの空を応援してくださる方々とともに、青森の空を盛り上げていくためのファンクラブ」である。入会金、年会費は無料だが、入会すると会員限定の特典が得られる。
 具体的には、_餔証の交付、搭乗前に使える青森空港有料ラウンジの無料クーポン券の交付(年4回、無料で青森空港有料ラウンジが利用できる)、9匐情報やイベント告知、お得な旅行商品の情報などが載ったメールマガジンの配信、じが主催する航空関連イベントに来場された人などを対象とした会員限定グッズの配付、ゲ餔限定イベントへの参加やツアーへの応募ができる、といった特典がある。

地酒FAN倶楽部
 青森県酒造組合が運営する、1. 青森の地酒を知り、飲み、楽しみ、伝えること!!、2. 青森の文化を知り、飲み、楽しみ、伝えること!!、3. 青森の食を知り、食し、楽しみ、伝える!!、の3つの趣旨に賛同する20歳以上の人であれば誰でも入会できるファンクラブ。
 青森の豊かな自然、移ろいゆく美しい四季、そこに育まれる旬の食と醸し出される旬の地酒といった青森の素晴らしさを楽しみ、広めていくことを目的とする。
 入会すると、青森県内で行われる酒造組合主催のイベントの案内が届く他、倶楽部会員全員を対象としたプレゼント企画「旬の地酒プレゼント」が行われ、毎年10名に旬の地酒が送付される。

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2016年11月18日

東北で地ビールが飲める店その72〜福島県相馬市

 相馬市は福島県の浜通り北部にある人口約36,000人の市である。南隣の南相馬市と共に、およそ1,200年も前から続くという相馬野馬追で有名である。藩政時代は中村藩六万石の城下町として栄えた。

161117-174456 以前紹介した南相馬市ではビールの美味しい店を見つけられたのだが、ここ相馬市ではこれまで、ビールの美味しい店を見つけることができないでいた。今回、JR相馬駅のすぐ近くに新しい店があるのを見つけ、そばに行ってみたところ、窓際にヒューガルデンの瓶が並んでいた。これはと思い、早速入ってみたところ、ヒューガルデン2種を含め、8種類の海外のビールが置いてあった。それが「Filly's Cafe & Diner」(相馬市中村錦町1-6、TEL050-3754-8402、11:00〜22:00、金土祝前日〜23:00、月曜定休)である。



161117-181316 8種類のうち樽生はカールスバーグのみで、あとは瓶だが、これまでこのように海外のビールがいろいろ楽しめる店は相馬市内には少なくとも私の知る限り存在しなかったので嬉しい限りである。「ビールにまでこだわる店は料理も美味しい」というのが私の経験則なのだが、ここもその私の経験則に違わず、料理も美味しかった。看板メニューの手羽先の唐揚げを始め、いろいろなフードが揃っているので、ビールを飲みながらこれらのマスターお手製の料理も楽しめる。ランチタイムには濃厚バターチキンカレーや各種パスタもあるとのことで、これも一度食べてみたいメニューである。

 聞けば今年9月にできたばかりというこの店、店主の西島さんもヒューガルデンが好きで置いているとのことであった。相馬市内で初めてのビールが楽しめる店、ぜひたくさんの人に足を運んでほしいものである。


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2016年01月29日

東北で地ビールが飲める店その71〜福島県南会津町

 南会津町は、福島県の南西部に位置する人口約17,000人の町である。2006年に南会津郡の1町3村が合併してできた。その名の通り、福島県の西部会津地域の中でも南部にあり、宇都宮から日光経由で北上する場合の東北の玄関口でもある。

151222-153632 南会津町の南西部には会津高原があり、冬はスキー客、夏は尾瀬ハイキング客で賑わっている。会津アストリアホテルなど3つのリゾートホテルの他に、「チロリアンビレッジ」と称する24のペンションからなるペンション村がある。その中の「ガストホフ逢う日会うでい」には、猪苗代地ビールなど地ビールやオーストリアのツィラタール、エーデルワイス、ゲッサー、ドイツのシェッファーホッファー、ヘーベルスなどその時々でいろいろな海外のビールが瓶で置いてあり、夕食時に飲むことができる。樽生はエーデルピルスやエビスなどサッポロビール系である。なお、ビールイベント紹介のページでも取り上げているが、会津高原では毎年6月に「会津高原ディアンドル祭り」が行われ、チロリアングリルと樽生ドイツビールが味わえる。

9cb6a097 また、「会津西街道 道の駅たじま」には、南会津町特産のアスパラガスを使った珍しい地ビール(発泡酒)「ハッピーあすぱら」があった。醸造しているのは以前紹介した宇都宮市にある栃木マイクロブルワリーである。以前紹介したことがあるが、ここ栃木マイクロブルワリーでは、果実や野菜など様々な材料を用いて地ビール(発泡酒)を醸造している。アスパラガスの発泡酒もここならばさもありなんという感じである。飲んでみると、確かにアスパラガスの香りが口の中に広がる。唯一無二の何ともユニークな地ビールである。


26952081_1780083238962922_541609951472648971_o追記(2018.9.3):南会津町の中心部、会津田島駅の近くに新しく地ビール醸造所ができた。町内で製材業を営んでいる関根健裕さんが造った「南会津マウンテンブルーイング」(南会津郡田島字後町甲3984-3、TEL090-2277-9069)である。ペールエールやIPAだけでなく、南会津産のリンゴを使った「アニービール」や、薄く削った杉で香り付けした「大宴会エール」などのオリジナルビールがある。

醸造所に併設されている「Taproom Beer Fridge(ビア フリッジ)」(18:00〜21:30、火日定休)では、同醸造所が醸造したビールや国内外の地ビールが飲める。フードはサラミやハムの盛り合わせのみで、その他持ち込み料100円で自由に持ち込める。

会津若松方面から訪れる場合は会津鉄道を利用することになる。会津若松から会津田島までは通常片道1,680円掛かるが、エリア内の鉄道やバスが2日間乗り放題となる「会津ぐるっとカード」を購入すれば、2,670円で済む。
なお、イベントへの出店などで臨時に休みになることもあるので、事前に問い合わせてみるのがよい。


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2014年07月28日

私的東北論その58〜「福島」はまるごと「危険」なのか(「東北復興」紙への寄稿原稿)

tohoku-fukko25 「東北復興第25号が先月6月16日に発行された。一面は各所で話題となった日本創生会議の「全国1800市町村別・2040年人口推計結果」について。他に、山形で行われて今年も盛り上がった「東北六魂祭」のレポート、第3回の「とにかく東北を語る会」のレポート、げんさんの「連載むかしばなし『芭蕉の辻で会いませう』」、MONKフォーラム代表の長谷川稔氏による「笑い仏さん〜福島への行脚」など、今回も充実した内容であった。

 その中で私が何を書いたかと言えば、やはり話題となった福島について取り上げたあのマンガのことだった。書くのは気が重かったが、何も言わないでおくことはできないと思い、書いた記事である。ただでさえ、この問題については、東北の中でもその見方は分かれている。必要なことは、異なる見方に基づく議論がきちんと行われること、その際事実と仮説とを混同しないことであると考える。


「福島」はまるごと「危険」なのか

「美味しんぼ」騒動
 非常に気が重い。この話題に触れることが、である。触れれば恐らく「福島第一原発がある福島は危険だ」と主張する人からの反発を招くだろう。それでも、この話題については、私も言っておきたいことがある。それはやはり書いておくべきだろうと思った。
 
 賛否両論が喧々諤々噴出した、かの「美味しんぼ」の「福島の真実」編が及ぼした影響は大きい。低線量被曝による鼻血については、私はその科学的論拠を知らないが、それだけでなくあそこで論じられていることには、作者の思い込み、あるいは予断による決めつけが横行しており、それが私から見ると、福島のいわれなき「危険の引き受け」につながっているように見える。あの事故から3年経った福島に沸き起こった「福島=危険」の論陣、ここで再考してみたいと思う。


横行する印象操作
 作中の最も衝撃的な場面としてネット上でも繰り返し伝えられている、福島第一原発を見学に行った主人公が帰ってきて鼻血を出す場面。所詮はフィクションではないか、という見方もある。普通のマンガならそう割り切ることもできる。ただ、ここには実在の人物が登場する。前・双葉町長の井戸川克隆氏は作中で、主人公が突然鼻血を出したのを見て、「私が思うに、福島に鼻血が出たり、ひどい疲労感で苦しむ人が大勢いるのは、被ばくしたからですよ」と語る。
 
 実に巧妙である。架空の人物の中で、実在の人物に語らせる。読み手は実在する人物の言うことは現実のことなのだろうと受け取りがちである。
 
 鼻血が出る人がいるのが事実として、それを被曝と結びつける根拠がどこにあるのか。作中では、岐阜環境医学研究所所長の松井英介氏が、「放射線は直接粘膜や毛細血管の細胞・DNAを傷つけますが、同時に水の分子が切断されて細胞の中にできる、ラジカルによる間接作用が大きいのです」と述べているが、当の松井氏が「まだ医学界に異論はあります」と認めている通り、単なる仮説である。にも関わらず主人公に「そうか、それで鼻の粘膜の細胞が破れて鼻血が出るんだ」と納得させているのは明らかに印象操作である。 


何が「真実」なのか
 作者は自身のブログに、「私は自分が福島を2年かけて取材をして、しっかりとすくい取った真実をありのままに書くことがどうして批判されなければならないのか分からない」と書いている。しかし、逆に「2年取材してこれか」、との感が正直否めない。結局、自身の考えに基づく結論が先にあり、その考えに合致する主張のみを取り入れ、そうでない主張は全く示されていない。取材期間が長ければその内容が真実に近づくとは限らない、という好例とも言える。
 
 作中に登場して「福島がもう取り返しのつかないまでに汚染された」、「福島を広域に除染して人が住めるようにするなんて、できない」と発言している福島大学行政政策学類准教授の荒木田岳氏は、事前に自らの発言を作品で使わないよう求めたとのことだが、編集部が「作品は作者のもので登場人物のものではない」との理由で却下している。取材対象者の思いよりも作者の主張を通すことが優先されたわけである。

 ちなみに、この「福島の真実」編、この部分だけが取り沙汰されているが、その前には主人公たちが東日本大震災の後に6回福島の取材に行ったことになっており、その中で福島の食べ物の安全性についての取材も行って、「安全が証明されている食べ物を食べないともったいない」とも主張している。その主張と後半のこの「福島は危険」という「真実」は、どうにも相容れない印象がある。後半の「福島は危険」の方が作者の最も言いたかったことであるとするならば、前半の「もったいない」は単なるお体裁にしか過ぎないことになる。


「福島」とはどこだ?
 作中では荒木田氏の発言のみならず、再三再四「福島は危険」と連呼される。先述の井戸川氏も作中で「今の福島に住んではいけないと言いたい」と発言している。では、この「福島」とはいったいどこのことなのか。まさか福島「市」のことではあるまい。となると、これは福島県全体のことを言っていると解釈せざるを得ない。
 
 関東や近畿にいる人にはあまり実感できないかもしれないが、福島県を始め、東北各県は軒並み面積が広い。とりわけ福島県は、北海道、岩手県に次いで、全国第三位の面積を持つ大きな県である。まずこのことがよく理解されていないのではないか。
 
 確かに、福島県内に福島第一原発の周辺を始めとして、いまだ高線量の地域が存在するのは紛れもない事実である。しかし、例えばラーメンで有名な喜多方市などは福島第一原発から100km以上離れている。仙台市や山形の米沢市、さらには栃木の那須塩原市や茨城の日立市の方が福島第一原発に近いのである。それでも喜多方市は同じ福島県という、ただそれだけの理由でこれらの都市よりも「危険」なのだろうか。
 
 そもそも、放射能が危険と言うのなら、その問題を福島の県境の内側に押し込めることに何の意味があるのだろうか。事故発生当時の放射性プルームの汚染ルートから見れば、福島の西部会津地方よりも栃木や茨城、群馬、埼玉や東京の一部などの方がはるかに危険ではないのだろうか。危険があるのを福島県内に限定してしまうことは、福島県内で問題のない地域に「濡れ衣」を着せる一方、福島県外で問題があるかもしれない地域のことを見えなくしてしまっている。


「そばもん」のアプローチ
 ネット上にはこの「美味しんぼ」、「マンガとして面白くない」という意見もあった。なるほど、確かにこの視点も重要である。描かれていることが真実かどうかという議論ばかりが先行しているが、そもそもこれはマンガというジャンルの一つの作品である。その出来不出来を論じる視点があってしかるべきである。
 
 その視点で見ると、確かにこの問題になった「福島の真実」編、マンガとしてもそれほど面白くない。登場人物がことごとく作者のスタンスに立っており、作中に異論、反論は現れない。登場人物が語るセリフは作者のスタンスを是とするものばかりである。ストーリーに振幅がなく、ただ単に作者の主張が登場人物の口から代わる代わるに述べられるだけである。一人の人物のモノローグでもよいのではないかと思わせられるくらいである。
 
 ちょうど同時期に「福島」を扱ったマンガがあった。ビッグコミックに連載されている「そばもん」である。その名の通り、蕎麦をテーマにしたマンガで、この時期に福島の会津そばについて取り上げられている。
 
 「そばもん」のアプローチは「美味しんぼ」とは対極にある。「会津そば―山都編」では、全国を放浪中の主人公のそば職人が、「震災後3年、会津のそばを訪ねる」という企画で取材するライターに同行、そこで会津の人々のこれまでの苦労とそばづくりに対する熱意と努力が明らかにされる。ただ、それだけでなく、このライターが「福島産のものは食べないという読者もいる」と主張して、福島産の安全性について丁々発止の議論となるのだ。
 
 こうした展開であれば、賛否双方の主張が明確になった上で話が進んでいくので論点が自ずと整理される。ストーリーとしても面白い。しかも、よく分からない根拠によって「被曝した」とか「住めない」とか主張することもなく、あくまでそれに関するデータを明らかにした上で考察が進められている。片や登場人物全員の語りだけで不安を煽る展開、片やデータに基いて賛成反対双方の議論が進む展開、どちらに説得力があるかは言うまでもない。
 
 この「会津そば―山都編」の前編は異例なことに、期間限定ではあったが全文がネット上で公開された。この問題に対する「そばもん」の作者の並々ならぬ意思が窺える。
 

問われている私たちの心構え
 「美味しんぼ」では作中で主人公の父親が、「福島に住んでいる人たちの心を傷つけるから、住むことの危険性については、言葉を控えるのが良識とされている。だが、それは偽善だろう」と述べている。しかし、まず、そのような「良識」はない。リスクについての情報があればそれは隠さずに公開されることを福島の人たちも求めているはずである。ただし、それはそのことがそれこそ「真実」であった場合、という大前提がつく。今回のような被曝の影響とは立証されていない鼻血をあたかも被曝したために出たものと印象づけようとしたり、広大な福島全土が住むのに危険な地域であるかのような言説を振り回したりというのはまったくそれには当たらない。もっと言えば、どちらが「偽善」かと言えば、自身の頭の中にある「真実」のみに固執し、それに反対する指摘には耳を傾けず、徒に人心の不安を煽る方が「偽善」と言えるのではないだろうか。
 
 福島第一原発事故が未曾有の惨事であることは言うまでもない。その影響が今後数十年、あるいは数百年に亘って残り続けることも疑い得ない事実である。また、放射性物質、特にそれが人体にもたらす影響については分かっていないことも多い。そこで多様な意見が出ることは、本来望ましいことである。今回の作者の主張もその文脈では多様な意見の一つとして尊重されてしかるべきである。
 
 ただ、今回どうしても看過できないと思ったのは、本来そうした多様な意見の一つでしかないはずの「福島は全部危険」という意見をあたかも「真実」であるかのように伝えたという、その伝え方の姿勢である。
 
 と同時に、今回のことは福島、そして東北に住む私たちが試された機会でもあったと思う。数十年、数百年のスパンで考えなければいけない今回のこの福島第一原発事故に関してはきっと、これからも時折思い出したように今回のような言説が何らかの形で飛び交うことになるに違いない。その時に今回のようにただ単に風評被害の発生を心配するだけではなく、全く根拠の伴わない言説に対してしっかりと根拠を挙げて反論し、論破していく必要があるということである。

 今回の作中でも、福島の人たちの「人の良さ、我慢強さ」が言われているが、謂れのない非難や中傷を受けた時には、そうした美質を擲って的確にこちらの意見を表明していくことが求められている、と私は思った。今回のことは、今後折に触れて続くであろう「汚染された東北」にまつわる言説(そしてそれは「蝦夷」と呼ばれた古の東北の人たちが辿った道でもあるが)に対する私たちの心構えを問うものだったと考えたい。


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2014年07月15日

東北で地ビールが飲める店 番外編その28〜東北地ビール紀行第7回「福島県編」(「東北復興」紙への寄稿原稿)

 5月16日に発行された「東北復興第24号では、前回の山形に続いて、福島県内の地ビールを取り上げた。福島県内には現在、みちのく福島路ビールと猪苗代地ビールがあるが、このうちみちのく福島路ビールは、実は東京都内でも飲める。記事中でも紹介した「アウグスビール」、それに記事では触れなかったがビール好きには有名な両国の「ポパイ」で飲める「エクストラピルス」がそうである。


東北地ビール紀行その7 福島県編

吾妻連峰山麓にある地ビール
みちのく福島路ビールは吾妻連峰山麓にある 現在、福島県内には2つの地ビール醸造所がある。一つは、福島市にあるみちのく福島路ビール(以下福島路ビール、福島市荒井字横塚3-182、TEL024-593-5859)である。福島市の西部、吾妻連峰の山麓に「アンナガーデン」という、聖アンナ教会を中心とした個性豊かなショップが揃うスポットがあるが、この一角に福島路ビールの醸造所がある。
 
 ヨーロッパの麦芽を吾妻山の美味しい水で仕込んで醸造している福島路ビールは、ピルスナー、ヴァイツェン、デュンケル、レッドエール、それに福島県産米「ひとめぼれ」と県オリジナル酵母「うつくしま夢酵母」を使用した米麦酒(マイビール)、福島市特産の桃を使用したピーチエールの5種が定番で、それらに加えて最近では福島県内の果樹農家とタイアップして、「林檎のラガー」や「苺のラガー」なども手掛けている。
 
 醸造所に併設された売店で出来立てのビールが樽生で飲める他、同じ敷地内にある「セントヒルズ・ピッツァ」で樽生が、「イヴのもりカフェ」では瓶のビールが飲める。
 
 市街地からは離れるが、福島交通バスで行くことができる。福島駅東口から土湯温泉方面のバスに乗り(約30分)、自治研修センターで下車して徒歩約10分である。

猪苗代湖畔にある地ビール
猪苗代湖畔で飲める地ビール もう一つは、猪苗代町にある猪苗代地ビールである。全国で第4位の面積を誇る猪苗代湖は、標高514mという高所にあるため別名「天鏡湖」とも呼ばれる。その湖畔に「世界のガラス館」という、世界各国のガラス製品を展示・販売している施設があるが、その同じ敷地内に「猪苗代地ビール館」(福島県耶麻郡猪苗代町大字三ツ和字村東85、TEL0120-72-7472)という施設がある。ここでは、ドイツビールを範に、磐梯山の天然水とドイツの大麦・小麦麦芽、ホップを使用して醸造した猪苗代地ビールと、この地ビールに合うオリジナルソーセージなどの料理が楽しめる。
 
 この猪苗代地ビール館、国道49号線沿いなので車でなら行きやすいのだが、車で行くと飲めない。公共交通機関で行こうとすると、最寄駅は一応JR猪苗代駅である。ただ、駅からは歩いて行けるほど近い距離ではないので(4km弱である)、駅からは野口英世記念館方面行きのバスを利用することになる(野口英世記念館のほぼ向かいに世界のガラス館がある)。あまり本数がないので、バスの発車時刻に合うように駅に着くようにすることが重要である。なお、駅前にある塩田自転車店にはレンタサイクルもあるのでそれを利用する手もあるが、行きはともかく、帰りは押して帰ってこなければならない定めである。
 
 猪苗代地ビール、現在のラインナップは5種類で、ゴールデンエンジェル、ピルスナー、ヴァイツェン、ヴァイツェン・デュンケル(濃色のヴァイツェン)、ラオホ(燻製麦芽を使ったビール)である。このうち、ゴールデンエンジェルは、ピルスナーモルトとカラムンチモルトをブレンドした、赤みがかったすっきり味のビールで、猪苗代地ビールの看板とも言うべきオリジナルビールである。また、ヴァイツェン・デュンケルは、瓶での販売はしておらず、ここで飲める樽生のみの貴重な存在である。

 なお、猪苗代地ビール館は年中無休だが、観光シーズンなどは館内のビアレストランがツアー客で貸切になっていたりするので、事前に確認した方がよいかもしれない。ただ、貸切になっていた場合でも、建物の外にあるテラスで樽生ビールを買って飲むことができる。

東京で飲める福島路ビール
東京のアウグスビールは福島路ビールが醸造している なお、先に紹介した福島路ビール、実は東京都内でも飲める。六本木など都内に3店舗あるAUGUST BEER CLUB(アウグスビアクラブ、)ではオリジナルの「アウグスビール」が飲める。現在7種類ほどのビールがあるが、そのうち「アウグスビール・オリジナル」、そして「アウグスビール・マデューロ」は、実は福島路ビールが醸造しているビールなのである。アウグスビアクラブでは、様々なタイプのビールのプロデュースを行っているが、製造はすべて外部委託で、ビールのスタイルに合わせて、各地の地ビール醸造所に製造を委託しているのである。
 
 とりわけ「アウグスビール・オリジナル」はアウグスビアクラブの看板ビールとも言える存在であるが、その醸造を任されているのが福島路ビールということで、同クラブにおける福島路ビールの評価の高さが窺える。この「アウグスビール・オリジナル」、ピルスナータイプのビールなのだが、喉越しがよい割に、苦味が柔らかい。そして、ほのかに濁りがある。このビール、福島路ビールのラインナップにもない、まさにオリジナルのビールで、福島路ビール工場長の吉田氏に以前伺ったところ、ほんの少し小麦を使っているとのことであった(普通ピルスナータイプは大麦麦芽のみ使用)。その工夫が、このピルスナータイプのビールを、ピルスナーが好きな人にも、逆に苦味の強いピルスナーが苦手な人にも好まれる、稀有な存在にしたと言える。同クラブのサイトではクラブハウス以外で取り扱っている店についても紹介されている。ぜひ一度味わってみてほしいものである。

「東北魂ビール」が誕生
東北の3つの醸造所が共同でつくる「東北魂ビール」 もう一つ福島路ビールに関して特筆すべき動きがある。「東北魂ビール」の醸造である。これは福島路ビール、そして以前紹介した岩手のいわて蔵ビール、秋田のあくらビールが共同で醸造しているオリジナルビールである。
 
 地ビール醸造所同士が共同でビールをつくるというのは全国的に見ても珍しい。その背景には、「震災後の東北が復興を目指して頑張っていることを全国に伝えたい」という思いがあった。そして「品質のよいおいしいビールを醸造したい」との合言葉の下に、お互いの醸造技術、知識、経験を集めて一緒に一つのビールを創ることになったのである。
 
 本来、ビールの醸造に関する技術や知識、経験は、傍から見れば「企業秘密」にも当たるものだが、それらをあえてお互いに晒して、その上で共に向上していくために協力していくという姿勢が素晴らしいと思う。今年初めに登場した第一弾の「アップルジンジャーIPA」は、どこのビールにも似ていない出色の出来であった。現在、第二弾を醸造中で、5月末から東北内外のビアバーで飲める他、今回から瓶でも販売されるそうである。こちらもぜひ味わっていただいて、東北の「魂」を感じていただきたいと思う。


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2014年04月16日

私的東北論その56〜そうだ、桜を見に福島へ行こう(「東北復興」紙への寄稿原稿)

tohoku-fukko23 「東北復興第23号が本日発行された。同紙には創刊号から記事を寄稿しているが、寄稿した記事については、これまで概ね同紙の発行から1か月以上経過した後に本ブログでも紹介するようにしていた。

 ただ、今回寄稿した記事のテーマは「桜」である。1か月後では花は既に散ってしまっているだろう。今回、東北最大の桜の名所である福島県を取り上げたが、今の時期にこそ読んでいただきたい内容であったので、今回の記事に限り、発行人である砂越氏の承諾を得て、「東北復興」紙と同時に本ブログでも掲載することにした。

 そうそう、もちろん私の記事などよりも読み応えのある記事が他にたくさんあるので、ぜひ「東北復興」紙の方も読んでみていただければと思う。

そうだ、桜を見に福島へ行こう

東北最大の桜の名所・福島県
 今年も桜のシーズンがやってきた。東北で最も桜が早く咲く福島県いわき市では4月2日、ソメイヨシノが開花し、桜前線が東北に到達した。
 
 聞くところによると、桜前線の速度はおよそ時速0・7kmとのことである。東北の最南端である福島県いわき市の勿来の関から、東北の最北端である青森県大間町の大間崎までは直線距離で約520kmであるので、時速0・7kmで北上すると約31日掛かる計算になる。従って、桜前線はおよそ1ヶ月かけて東北を北上し、だいたい5月のゴールデンウィーク期間中に津軽海峡を渡ることになるわけである。ちなみに、いわき市の標本木は東日本大震災時に津波を被ったが、その塩害にも負けずに今年も花を咲かせたそうである。
 
 日本中がこれだけ、いつ咲くか、いつ咲くかと気にする花は、桜を措いて他にない。唯一対抗できるとすれば、花ではないが秋の紅葉であろうか。そう言えば、どちらも「前線」の動きに注目が集まる。ともあれ、それだけ日本人にとって桜は特別な意味を持った花で、桜の樹の下で花見をすることはあっても、チューリップの花を見ながら花見をすることはまずない。
 それだけに、桜の名所と呼ばれる場所、あるいは桜の名木と呼ばれる樹は、日本中至る所にある。ここ東北に関してもそうである。とりわけ有名なのは「東北桜三大名所」と呼ばれる弘前城(青森県弘前市)、角館(秋田県仙北市)、北上展勝地(岩手県北上市)の桜であるが、それ以外にも東北には各地に桜の名所、名木が存在する。
 
 この時期、ウェブ上でも桜の名所を紹介したサイトが多数存在する。それらのサイトで東北の桜の名所を調べてみると、あることが分かる。例えば、るるぶ.comの「桜前線とれたて便2014」では、東北六県の桜の名所の数は、青森10、岩手11、宮城9、秋田12、山形14、福島36である。Walkerplusの「全国お花見1000景」では、青森11、岩手26、宮城20、秋田21、山形25、福島47である。駅街ガイド.jpの「お花見ガイド2014」では、青森21、岩手24、宮城23、秋田25、山形27、福島62である。
 
 お気づきのように、先に紹介した「東北桜三大名所」にこそ入っていないものの、福島の桜の名所の数は、東北の他の5県と比べても突出して多いのである。「東北・夢の桜街道〜復興への祈りを捧げる 桜の札所・八十八カ所巡り」では、東北の88ヶ所の桜の名所(札所)を挙げているが、ここでも福島の桜の札所は全88ヶ所のうち21ヶ所に上る。ちなみに、福島におけるこの桜の名所の数の多さは全国的に見ても、概ね東京、京都に次ぐものとなっているようである。

福島の桜は咲き誇る
 地元福島県でも、こうした状況をよく理解しているのであろう。福島県内の桜の名所を紹介したサイトは実に充実している。ふくしまの旅(福島県観光情報サイト)の「ふくしま さくらスポット」には実に、195ヶ所もの桜の名所が紹介されている。福島県のサイト内にある「さくら回廊ふくしま」も、地域ごとに桜の名所、名木を詳しく紹介しており、見応えがある。
 
滝桜(三春町観光協会のサイトより) そうした中で、東北最大の桜の名所・福島を代表する桜と言えば、何と言っても三春町の「滝桜」であろう。日本三大桜の一つに数えられる、樹齢1000年以上とされる枝垂れ桜の巨木である。無数に咲いた花が、まさに滝のように流れ落ちるように見える。「滝桜」と呼ばれるようになったのもむべなるかなという姿だが、実は滝という地名の場所にある桜だから滝桜という名なのだそうである。三春町のサイト内には「滝桜ライブカメラ」があり、滝桜の現在の様子をリアルタイムに確認できる。開花している時期にはアクセスが集中するそうである。
 
 福島県内には、この滝桜以外にも大玉村の馬場桜や、猪苗代町にあって会津五桜の一つに数えられる大鹿桜など、樹齢1000年を超えるとされる桜の古木がある。また、樹齢500年以上と言われる桜も県内各地に点在している。福島の人たちがいかに古くから桜を愛でてきたかを如実に示していると言える。 他にも、小野町にある夏井川の千本桜や会津若松市の鶴ヶ城公園の桜、そして東北の「桃源郷」として知られる福島市の花見山、下郷町の戸赤集落の山桜などは実に見事である。
 
 郡山観光交通のサイト内には「平成26年春場所枝垂れ桜花番付表」がある。東西横綱2本(東の正横綱はもちろん滝桜である)以下、大関6本、関脇6本、小結6本、前頭80本の、実に100本の枝垂桜が大相撲の番付表になぞらえて紹介されている。他にも枝垂れ桜を除く「福島の一本桜best30」と、「福島のお花見名所best30」が挙げられており、その充実ぶりが窺える。

桜の花の真実の姿
 桜の名所ということで言えば、返す返すも残念だったことがある。2km以上に亘って道の両側に植えられた桜のトンネルが続く富岡町の夜の森(よのもり)公園近くの桜並木である。私も大好きで何度も足を運んだこの桜の名所は、東日本大震災による福島第一原発の事故によって今も帰宅困難区域となっており、震災前に富岡町に住んでいた人が一時立ち入りする以外の立ち入りは認められていない。
 
夜の森の桜並木のトンネル(富岡町のサイトより) 従って、今まで紹介した各サイトでも、この見事な夜の森公園の桜並木は取り上げられていないのである。いつかまた大手を振って足を運べる時が来ることを切に願う。
 
 富岡町のサイトでは、震災後の2012年に撮影した夜の森公園の桜が、写真と動画で紹介されている。また、マウス操作によって360度のパノラマ写真で富岡町の桜を鑑賞できるページもある。これらの写真、動画は実に美しいが、この美しい桜が見られない現実を思うと、本当にやるせない、悲しい気持ちになる。
 
 昨年のNHK大河ドラマ「八重の桜」は、幕末から明治という激動の時代を生き抜いた新島八重の生涯を描いたドラマだったが、その最終回に会津藩の家老だった西郷頼母と新島八重との間で、桜の花を愛でながら、次のようなやり取りがある。

西郷頼母「わしはな、新政府がなじょな国つくんのか、見届けんべと、生ぎ抜いてきた。…んだげんじょ、戊辰以来、わしの眼に焼ぎ付いたのは、なんぼ苦しい時でも、懸命に生きようとする人の姿。笑おうとする人の健気さ。そればっかりが、俺の心を、胸を揺さぶんだ」
 
新島八重「花は、散らす風を恨まねえ。…ただ、一生懸命に咲いでる」

西郷頼母「八重、にしゃ桜だ。…花は散っても、時が来っと、また花を咲かせる。何度でも、何度でも、花咲かせろ」

 「八重の桜」で作者が一番訴えたかったことは、まさにここにあったのだろうと思う。
 
 桜は、その散り際の潔さから、かつては戦場で命を捨てる兵士の姿になぞらえられた。しかし、そうした桜の姿は、桜の一面のみを見ているに過ぎなかったのだと思う。「八重の桜」の西郷頼母の言う通り、桜は、花を散らせて終わり、では決してない。今年無慈悲な風雨にさらされてその花を散らせても、翌年再びまた見事に花を咲かせるのである。それこそが、桜の花の真実の姿である。そしてきっと、だからこそ、桜は日本人にとって、特別な花であり続けたのだろうとも思う。夜の森公園の桜も、残念なことに誰も見る人はいないにしろ、きっと今年もまた見事に咲くに違いない。
 
 折りしも、ふくしまプレDC「福が満開、福のしま。」と銘打った福島県観光キャンペーン特別企画が実施されている。その中では、福島県205の花の名所を巡る「花の王国ふくしま キビタンフラワースタンプラリー」も実施されている。サイトからは公式ガイドブックもダウンロードできるが、ガイドブックの中だけでも春爛漫の花盛りで、実物はさぞやと思わせられる。
 
 今年はぜひ、福島で咲き誇る桜を見届けに行こうと思う。


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2013年11月14日

東北で地ビールが飲める店その64〜福島県猪苗代町&磐梯町

 猪苗代町(いなわしろまち)は、福島県のほぼ中央に位置し、その名の通り、全国4位の面積を持つ猪苗代湖の湖畔に位置する人口約16,000人の町である。南に猪苗代湖、北に磐梯山、それに安達太良山、吾妻山を抱え、観光リゾートの拠点としても知られる。猪苗代湖は全国でも屈指の標高の高い湖として知られ、「天鏡湖」の別名がある。砂浜も多く、夏には大勢の湖水浴客で賑わっている。

130908-123015 この猪苗代湖畔に世界のガラス館という、世界各国のガラス製品を展示・販売している施設があるが、その同じ敷地内に猪苗代地ビール館という施設がある。ここでは、ドイツビールを範に、磐梯山の天然水とドイツの大麦・小麦麦芽、ホップを使用して醸造した猪苗代地ビールと、この地ビールに合うオリジナルソーセージなどの料理が楽しめる。

 この猪苗代地ビール館、国道49号線沿いなので車でなら行きやすいのだが、車で行くと飲めない。公共交通機関で行こうとすると、最寄駅は一応JR猪苗代駅である。ただ、駅からは歩いて行けるほど近い距離ではないので(歩いて歩けない距離ではないかもしれないが)、駅からは野口英世記念館方面行きのバスを利用することになる(野口英世記念館のほぼ向かいに世界のガラス館がある)。その時刻表はここだが、あまり本数がないので、バスの発車時刻に合うように駅に着くようにすることが重要である。なお、駅前にある塩田自転車店にはレンタサイクルもあるのでそれを利用する手もあるが、行きはともかく、帰りは押して帰ってこなければならない定めである(自転車も酒気帯び運転は禁止である)。

 猪苗代地ビール、現在ラインナップは5種類で、ゴールデンエンジェル、ピルスナー、ヴァイツェン、ヴァイツェン・デュンケル、ラオホである。このうち、ゴールデンエンジェルは、ピルスナーモルトとカラムンチモルトをブレンドした、赤みがかったすっきり味のビールで、猪苗代地ビールの看板とも言うべきオリジナルビールである。また、一昨年登場したヴァイツェン・デュンケルは、瓶での販売はしておらず、ここで飲める樽生のみの貴重な存在である。

 なお、猪苗代地ビール館は年中無休だが、観光シーズンなどはツアー客で貸切になってたりするので、事前に確認した方がよいかもしれない。

 猪苗代町にはもう一つ、素晴らしいところがあった。BELGIAN BEER AUBERGE OMUS(ベルジアン・ビア・オーベルジュ・オムス)というペンションである。1日4組限定のペンションで、ベルギービールを常時なんと100種類以上揃え、そのベルギービールを飲みながら、 フレンチの鉄板焼きコース料理を味わえる。宿泊以外でも予約すればランチやディナーも楽しめるというペンションであったが、残念なことに10月20日を以て閉店してしまった。ブログにはいつか再開を期す旨記載があるので、期待して待ちたいと思う。

 さて、猪苗代町の西隣には磐梯町(ばんだいまち)がある。磐梯町はその名の通り、磐梯山の山頂を抱える人口約4,000人の町である。以前紹介した慧日寺跡があることでも知られる。この町にあるアルツ磐梯スキー場には「地ビール」がある。「磐梯コモンズ」という名称で、ブロンドエールとポーターの2種のビールがある。アルツ磐梯は星野リゾートの経営で、この星野リゾートは傘下に「よなよなエール」で知られるヤッホーブルーイングを抱えている。磐梯コモンズもヤッホーブルーイングの製造で、アルツ磐梯で醸造しているわけではないが、ここオリジナルのビールとのことである。アルツスノーショップのコンビニエリアで購入できる。また、同じ建物内のWhistler Cafeではカナダのビールも飲めるそうである。

 また、ペンション・ペルメルでは、手作りビール「For you」が飲める。名水百選に選ばれた龍が沢の湧き水と麦汁と酵母だけで仕込んだものだそうである。ペンション・パルでも手作りビールが味わえるそうである。



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2011年02月23日

東北で地ビール(クラフトビール)が飲める店まとめ

東北地ビール これまで、主に東北各県の主に主要都市で地ビールやドイツビール、ベルギービールなどの輸入ビールが飲める店を紹介してきたが、数が増えて自分でも必要な時に探すのが大変になってきたので、これまでに紹介した市町村についてはリンクを張っておこうと思う。

 今後も見つけ次第順次リンクを張るようにしたい。従って、リンクがないのは、見つけられなかったか、まだ探していないかのどちらかである。

 それにしても、こうしてまとめてみると、我ながらよくもまあこれほどあちこちで飲んでいるものである(笑)。


青森県
 青森市
 弘前市
 八戸市

 黒石市
 五所川原市
 十和田市
 三沢市
 むつ市

 つがる市
 平川市
 東津軽郡(平内町、今別町、蓬田村、外ヶ浜町)
 西津軽郡(鰺ヶ沢町、深浦町)
 中津軽郡(西目屋村)
 南津軽郡(藤崎町、大鰐町、田舎館村)
 北津軽郡(板柳町、鶴田町、中泊町)
 上北郡(野辺地町、七戸町、六戸町、横浜町、東北町、六ヶ所村、おいらせ町)
 下北郡(大間町、東通村、風間浦村、佐井村)
 三戸郡(三戸町、五戸町、田子町、南部町、階上町、新郷村)

岩手県
 盛岡市
 宮古市
 大船渡市
 花巻市
 北上市
 久慈市
 遠野市
 一関市

 陸前高田市
 釜石市
 二戸市

 八幡平市
 奥州市
 岩手郡(雫石町、葛巻町、岩手町、滝沢市)
 紫波郡(紫波町、矢巾町)
 和賀郡(西和賀町
 胆沢郡(金ヶ崎町)
 西磐井郡(平泉町
 東磐井郡(藤沢町)
 気仙郡(住田町)
 上閉伊郡(大槌町)
 下閉伊郡(山田町、岩泉町、田野畑村、普代村)
 九戸郡(軽米町、野田村、九戸村、洋野町)
 二戸郡(一戸町)

宮城県
 仙台市
 石巻市
 塩竃市
 気仙沼市
 白石市

 名取市
 角田市
 多賀城市
 岩沼市
 登米市
 栗原市
 東松島市
 大崎市
 刈田郡(蔵王町、七ヶ宿町)
 柴田郡(大河原町、村田町、柴田町、川崎町)
 伊具郡(丸森町)
 亘理郡(亘理町、山元町)
 宮城郡(松島町、七ヶ浜町、利府町)
 黒川郡(大和町、大郷町、富谷町、大衡村)
 加美郡(色麻町、加美町
 遠田郡(涌谷町、美里町)
 牡鹿郡(女川町
 本吉郡(南三陸町

秋田県
 秋田市
 能代市
 横手市
 大館市

 男鹿市
 湯沢市
 鹿角市
 由利本荘市

 潟上市
 大仙市
 北秋田市

 にかほ市
 仙北市
 鹿角郡(小坂町)
 北秋田郡(上小阿仁村)
 山本郡(藤里町、三種町、八峰町)
 南秋田郡(五城目町、八郎潟町、井川町、大潟村)
 仙北郡(美郷町)
 雄勝郡(羽後町、東成瀬村)

山形県
 山形市
 米沢市
 鶴岡市
 酒田市
 新庄市
 寒河江市
 上山市

 村山市
 長井市
 天童市
 東根市

 尾花沢市
 南陽市
 東村山郡(山辺町、中山町)
 西村山郡(河北町、西川町、朝日町、大江町)
 北村山郡(大石田町)
 最上郡(金山町、最上町、舟形町、真室川町、大蔵村、鮭川村、戸沢村)
 東置賜郡(高畠町、川西町
 西置賜郡(小国町、白鷹町、飯豊町)
 東田川郡(三川町、庄内町)
 飽海郡(遊佐町)

福島県
 福島市
 会津若松市
 郡山市
 いわき市
 白河市
 須賀川市

 喜多方市
 相馬市
 二本松市
 田村市
 南相馬市
 伊達市
 本宮市
 伊達郡(桑折町、国見町、川俣町)
 安達郡(大玉村)
 岩瀬郡(鏡石町、天栄村)
 南会津郡(下郷町、檜枝岐村、只見町、南会津町
 耶麻郡(北塩原村、西会津町、磐梯町猪苗代町
 河沼郡(会津坂下町、湯川村、柳津町)
 大沼郡(三島町、金山町、昭和村、会津美里町)
 西白河郡(西郷村、泉崎村、中島村、矢吹町)
 東白川郡(棚倉町、矢祭町、塙町、鮫川村)
 石川郡(石川町、玉川村、平田村、浅川町、古殿町)
 田村郡(三春町、小野町)
 双葉郡(広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村)
 相馬郡(新地町、飯舘村)


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2010年01月04日

東北で地ビールが飲める店その49〜福島県二本松市

8bfed787.jpg 以前、「安達太良カレー」で取り上げ福島県二本松市では、JR二本松駅周辺に飲食店が集中している。しかし、その中では地ビールなどが飲めそうな店は残念ながら見つけられなかった。

 一方、二本松市郊外の安達太良山麓にある岳温泉の中には「福島路ビール」を置いてある温泉宿が何軒かある。具体的には、「庭園の宿 松渓苑」、「鏡が池 碧山亭」、「ホテル光雲閣」、「陽日の郷  あづま館」、「御宿 花かんざし」などである。また、温泉街にある商店の中にも扱っているところが3軒ほどある。

 他に二本松市ではないが、隣の大玉村にある「大玉温泉 金泉閣」にも福島路ビールがあるようである。

 ただ、いずれの宿においても品切れの場合などもあり得るので、事前に確認を取った方が確実である(写真は二本松市内から見た安達太良山である)。


追記(2013.10.11): 別のところに書いたが、旧東和町にあるななくさ農園(二本松市戸沢字西高内120)は「ななくさビーヤ」という地発泡酒を醸造している。農水省のキャリア公務員から有機農家に転身した関さんご夫妻が麦から作っているビールである。自給率100%のビール造りを目指して、大麦栽培、山ホップ採取に取り組むと共に、干し柿、小麦、ゆず、桑の実を使用した地発泡酒をそれぞれ醸造している。二本松市内にある「道の駅ふくしま東和」でも購入することができる。

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2009年08月17日

東北で地ビールが飲める店その43〜福島県本宮市

本宮市は福島県のほぼ中央にある人口約3万2千人の市である。平成19年に本宮町と白沢村とが合併してできた新しい市である。

 JR本宮駅周辺の旧本宮町地区を歩いてみて目についたのは、町の至るところにある古い神社や小さな祠である。それが今も大切に奉られているのが印象的であった。神社や祠だけでなく、文字も読めないような古い石碑にしめ繩が巻かれているのも見掛けた。このようなことも、その町の「人となり」ならぬ「町となり」を判断させる一つの手掛かりであるように思う。

 もう一つ印象的だったのは、町の飲食店の店先に必ずと言っていいほど立て掛けられているアサヒビールの布立て看板である。実はこの本宮市の五百川駅近くにはアサヒビールの福島工場がある。その関係で、本宮市内の飲食店では、アサヒビールが圧倒的なシェアを占めている。タウンページの「ビアホール」の頁に本宮市で唯一掲載があった「Being(ビーイング)」は、ホテル Four C's(フォーシーズ)1階にあるビアレストランだが、置いてあるのはやはりアサヒのスーパードライの生と黒生であった。

204425.jpg そのようなわけでアサヒ以外のビールが飲める店があるとは正直あまり期待していなかったのだが(ネット上にも情報がないし)、しかし、その本宮市内を歩いていて、窓際にいろいろなビールの空き瓶がずらっと並べられている店を見つけた。JR本宮駅から北に300mほど歩いたところにあるその名も「tachinomi」(あ、住所とか電話番号とか聞いてくるのを忘れた!場所はここである)である。昨年10月にオープンしたばかりだそうだが、世界のビールが瓶で27種類置いてあり、1本500〜700円で飲める。私にとっては、シメイレッド、ヒューガルデン・グランクリュ、ニュートン、紅茶ビールなどのベルギービールに加え、フランスのクローネンブルクの白ビール、ブロンが置いてあるのがありがたい。クローネンブルク・ブロンは東北では置いてあるところが少ない「貴重品」である。

183809.jpg ビールの好きな女性オーナーが他店と差別化を図ろうと作ったお店だそうで、オープンして1年足らずだが、常連さんも多く、賑わっていた。私も地元の常連さんに東北の偉人についていろいろ教えていただいたりして楽しい時間を過ごすことができた。

 あ、店の名前は「tachinomi」だが、カウンターにはちゃんと折り畳み椅子が用意されているので、長時間居座っても大丈夫である(笑)。

 これからも本宮市唯一のビアバー(多分)として頑張ってほしいと思う。他にも蔵づくりの店が魅力的な「Cafe 蔵 KU-RA」やお香の匂いが印象的な「La Rue」なども気になったが、そこにいろいろなビールがあるかは未確認である。

 飲んだ帰りはラーメンということで、遅くまでやっていた「菊の家」(本宮市本宮字上町12、TEL0243-34-4204、11:00〜24:00、第2・第3火曜定休)で看板メニューの一つの「からし焼肉ラーメン」を食べた。注文に応じてさらに辛くもしてくれ、辛いもの好きの私も満足である。紙製のエプロンをもらえる心配りも飲んだ後のラーメンというシチュエーションではとてもありがたかった。

 そうそう、「tachinomi」で話をした常連さんに教えていただいたのだが、本宮市にも「ソースかつ丼」があるそうである。そう言えば、「菊の家」にもあった。元祖は「柏屋食堂」(本宮市仲町33、TEL0243-34-2129、11:00〜15:30、16:30〜20:00、火曜定休)だそうである。まだ食べていないが、一度食べてみて、以前紹介した(ここここ)会津若松や一関のソースかつ丼と比較してみたいものである。

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2008年05月14日

東北で地ビールが飲める店その31〜福島県南相馬市

99713333.jpg 南相馬市は、旧原町市と旧鹿島町、旧小高町が合併してできた市である。合併によって人口7万人超と、福島県内で、いわき市、郡山市、福島市、会津若松市、須賀川市に次ぐ福島県内6番目の人口を擁する市となった。その南相馬市でビールのおいしい店を探してみた。

 南相馬市の中心地は旧原町市エリアだが、その旧原町市エリアの飲食店はJR原ノ町駅西側の栄町、大町、本町などに点在している。この界隈を一通り歩いてみたが、BARCAというダイニングバーがカールスバーグのロゴを掲げているくらいで、それ以外これといった店は見当たらずじまいだった。

 これ以上はなさそうだとも思ったが、一応駅裏に当たる東口方面も歩いてみることにした。と言っても、西口方面に比べると飲食店の数も極めて少ない。国道6号線に通じる通り沿いを一通り歩いてみたが、案の定と言うか、おいしいビールがありそうな店は見当たらなかった。

 あきらめて引き返そうとした時、小さな看板が目に入った。「炭火串焼きアンカー」(写真参照南相馬市原町区錦町2-70-1、TEL0244-26-2006、17:00〜22:30、月曜定休)と書いてある。これまでの経験から、串焼きの店でビールにこだわりを見せる店というのはそれほどないと思っていたので、普段なら素通りするところだが、「アンカー」という店の名前がちょっと気になって店の前まで行ってみた。店の前には本物のヨットが置いてあった。

 店の中をちょっと覗いてみると、店の中にもヨットをかたどった壁掛けが飾られている。その帆には店の名前通りアンカー、すなわち碇のマークが入っている。さらにその碇のマークをよく見ると、見覚えのあるカリフォルニアのアンカー社のビールのマークそのものではないか。「ひょっとすると」と思って入ってみたら、やっぱりあった!生はサッポロとエビスだけだったが、アンカースチームアンカーリバティーエールが瓶で置いてあった。他にコロナとギネスもあった。梅酒も5種類ほど置いてあった。

 炭火で一本一本焼いてくれる串焼きもおいしかった。さまざま種類があるが、特に川俣シャモのねぎま、砂肝、ササミはおいしかった。他にも、川俣シャモの鳥さしや川俣お揚げ焼き、川俣にがり冷奴、福島県産豚バラを使ったしそ巻、松川浦産青のり入りのチキンスープなど、地元の食材を使ったメニューがいろいろあってよかった。これらの料理を味わうのに普通のビールでは物足りなかったに違いないが、アンカースチームやリバティーエールは実にピッタリだった。

 唯一「惜しい!」と思ったのは、テーブルに置いてある唐辛子である。以前紹介した私のイチオシの唐辛子である、大沼唐がらし店の唐がらし粉の瓶だったので、「おお!唐辛子までこだわっているのか」と感動し、…かけたのだが、残念ながら中身は普通の七味唐辛子だった。最初は大沼唐がらし店の唐がらし粉だったのだろうが、それが切れてからは普通の唐辛子を補充したようである。ん〜、この絶品の串焼きに大沼唐がらし店の唐がらし粉だったらな〜、と思った。

 ともあれ、この「炭火串焼きアンカー」、串焼き屋さんの中にもしっかり料理に見合うビールをちゃんと用意してくれている店があるのだ、ということを教えてくれた貴重な店である。


090409-192238 追記(2009.4.9):前回は見つけられなかったが、ここ南相馬市にもう一軒、素晴らしい店があるのを今回見つけた。「Country Kitchen オリーブの木」(写真参照、南相馬市原町区本町2-156、TEL0244-24-3955、11:30〜14:00、18:00〜22:00、日・月曜定休)は、路地に入ったところにあるのでちょっと分かりにくかったが、ウッディな雰囲気が心地よいビアバーである。

 ここでは、茨城の地ビールの「常陸野ネストビール」の樽生2種(ホワイトエール、その月のゲストビール)と瓶9種が味わえる。樽生はグラスで580円、瓶は680円からである。他にベルギービールが50種類置いてあるとのことで、ビールをとことん味わいたい私のようなビール好きにはとても嬉しい店である。今月のゲストビールはヴァイツェンでこれまた私には嬉しいチョイスである。

 料理も自家製ソーセージを始め、ビールに合いそうなメニューが揃っている。


170901-192015追記(2017.9.2):原ノ町駅から徒歩3分の「Bar Wizard(ウィザード)」(南相馬市原町区旭町1-181-18、TEL0244-26-3980、18:00〜23:00LO、月曜・第一日曜定休)は雰囲気のいいバーで、フレッシュフルーツを使ったカクテルが美味しいお店だが、ビールではベルギーのシメイブルーとローデンバッハグランクリュが飲める。

ダイニングバー・ターキー」(南相馬市原町区栄町2-65、TEL0244-22-0487、18:00〜24:00、月曜定休)では、ガージェリーが瓶で飲める。

また、原ノ町駅向かいの「ホテルラフィーヌ」2階のレストランバー「ル・クラブエスプリ」には、ベルギーのデュベルが置いてあった。


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2008年03月29日

東北で地ビールが飲める店その30〜福島県会津若松市

dd4b398b.jpg 前にも書いたが、仙台に一極集中している宮城県と違って、福島県は東北第二の都市、いわき市を中心とする浜通り、県庁所在地の福島市と仙台市に次ぐ経済圏を謳っている郡山市が並び立つ中通り、そして会津若松市を中心とする会津の3つの地域に分かれている。

 このうち会津若松市は人口約13万人で、福島の他の拠点都市に比べると人口こそ少ないが、戌辰戦争時の白虎隊の悲劇で知られる旧会津藩の城下町であり、今も街を歩くと至る所に歴史ある建物が普通に建っているその街並みは福島県の他のどの都市よりも特徴的である。古きものを大切にし、守り、受け継いでいこうという、会津の人たちの気質を感じる。

 さて、この会津若松市で地ビールと言うと、以前も書いたことがあるが、何と言っても会津麦酒である。ドイツ系アメリカ人のジョン・シュルツ氏の醸造する会津麦酒は、基本的にはドイツスタイルだが、それだけにとどまらず、地元会津特産の黒米を使った会津黒米ビールや、イギリスのアンバーエールを範とした赤べこアンバーエールなど、多彩である。

 ところが、この会津麦酒直営のビアレストラン會や(あいや)が残念ながら昨年末に閉店してしまっていた。しかたないので、いつものように地ビールの飲める店を現地で足で探してみた。そうして見つけたのが「和風れすとらん くいしん坊」(会津若松市中町4-31、TEL0242-26-8239、11:00〜21:00、無休)である。ここでは、その名の通り、会津名物ソースかつ丼を始めとしてお腹が満足しそうなメニューがたくさんあってよいが、それに加えてニュージーランド産のホップとオーストラリア産のモルト、会津特産の黒米が原料のパシフィックラガーの生と、ウィーン風ダークラガー(メルツェン)のベートーベンの生、そして先述の赤べこアンバーエールの会津麦酒3種を味わえた。

 しかし!ここのおかみさんからショッキングな話を聞いた。なんと、会津麦酒は先月2月21日まででビール醸造を取り止めてしまったというのである。これまで醸造を止めた地ビールと同じく採算面でのことかと思ったら、そうではないらしい。ビール醸造についてシュルツ氏と周囲との間に意見の相違があり、その結果シュルツ氏が帰国してしまったのだそうである。確かに会津のみやげ物店のどこにも会津麦酒がなくなっていたのでおかしいとは思っていたのだが…。何とも残念なことである。

 シュルツ氏と親交のあったおかみさんはシュルツ氏からその話を聞き、既に醸造したビールは廃棄処分にしなければいけないと聞いて、店の冷蔵庫に入るだけ会津ビールの樽生を仕入れたそうである。そのようなわけで、「くいしん坊」ではしばらくは会津麦酒が飲めるが、なくなるのは時間の問題である。恐らくあと半年は持たないだろうとのことであった。会津麦酒の、それも生を味わいたい人は今のうちに「くいしん坊」に行くことをお勧めする。

 「くいしん坊」以外に会津麦酒の味わえるところはというと、私が見つけたところではJR七日町駅の中にある「駅Cafe」で会津黒米ビールが味わえるが、見たところ残り3本であった。それからJR会津若松駅の中にある郷土料理店「一會庵(いちえあん)」にも会津麦酒ののぼりが立っていたので、今のうちなら会津麦酒が味わえるかもしれない。やはり郷土料理店の「籠太」にも以前会津麦酒があったが、ひょっとすると今はもうないかもしれない。

img838 会津麦酒以外では、「大町ガス燈」(左写真参照、会津若松市中町4-16、TEL0242-29-5725、11:30〜14:30、17:00〜23:00)には、スコットランドのマックワンズ・スコッチエール、ベルギーのヒューガルデン・ホワイト、同じく禁断の果実、デリリュウム・トレメンス、シメイ・ブルー、2年熟成紅茶ビール、フローリス・ミックスフルーツ、同じくストロベリー、モンゴゾ・バナナ、セントルイスカシス、スリランカのライオンスタウト、オーストリアのサミクラウス、中国のチンタオ、ドイツのレーベンブロイがあった。料理も会津黒米を使った料理や会津名物桜肉料理などを中心に種類豊富であった。会津麦酒にこだわらなければ、ビールの種類では会津若松市内でここが最も多いと思う。

 他に、オリジナルアクセサリー・革製品ショップの「MAGENDO JAPAN(マゲンド・ジャパン)」(会津若松市駅前町8-24、TEL0242-24-1067、19:00〜2:00、月曜定休)は、夜はショットバーもやっており、ビールの種類も豊富である。タイのシンハー、オランダのグロールシュ、イギリスのシルクマスター、ドイツのレーベンブロイ、ベルギーのステラアルトワ、ヒューガルデン、キリンのハートランド、中国のチンタオ、オランダのハイネケン、アメリカのバドワイザー、アンカースティーム、アンバーラガー、ジーマ、クアーズ、アイルランドのギネスエクストラ、デンマークのカールスバーグ、クアーズ、メキシコのコロナ、それに会津麦酒の赤べこアンバーエール、会津黒米ビールも何本かあった。マスターは会津麦酒の件を知らなかったので、これらが超貴重品であることをお知らせしておいた。料理は、私が訪れたときには自家製スモーク、パン・グラタン、こだわりのビーフジャーキー、チーズタップリ・リゾットがあったが、それ以外にチーズクラッカーや手作りシフォンケーキ、野菜たっぷりのスープなどマスターお手製の料理をいただいた。

 会津麦酒の件は返す返すも残念だが、そのストックがなくなっても会津には他にもビールのおいしい店が複数あることが分かってとりあえずは一安心ではあった。


追記(2009.5.13):会津麦酒がなくなって1年余り経つ。上で紹介した「和風レストラン くいしん坊」では、会津麦酒のポスターの代わりに福島県内工場直送と銘打ったアサヒスーパードライのポスターが貼られていた。

 「大町ガス燈」ではビールの品切れが多く、置いてあったのはヒューガルデン・ホワイトと禁断の果実、シメイブルー、セントルイスカシスのベルギービール4種だけだった。ん〜、この品揃えで観光案内所で配っている「會津うまいものガイドブック」に「世界のビールあり」と記載するのはちょっとどうかという気がする。

173422.jpg 一方、会津麦酒がなくなった代わりに猪苗代地ビールが飲める店があるのを発見した。念のため、事前に猪苗代地ビール館に電話して尋ねたところ、会津若松市内で猪苗代地ビールが飲めるのは、郊外の東山温泉にある老舗旅館「向瀧」だけとのことだったが、実際に街中を歩いてみたら、駅前の「はなの舞 会津若松駅前店」(写真参照、会津若松市駅前町420-1F・2F、TEL0242-37-0223)で猪苗代地ビールが飲めるのを見つけた。

 正直、チェーン店、しかも御殿場高原ビール系列の居酒屋で猪苗代地ビールが飲めるとは思っていなかった。店員さんに聞いたら、この店独自の判断で仕入れているとのことだった。ここの店、会津の郷土料理なども置いてあり、他の店舗にはない独自の工夫が見られるのがとてもよいと思う。猪苗代地ビールは、ここと会津若松市役所前店(会津若松市栄町213-1、TEL0242-37-1287)でも飲めるそうである。

 もう一店、かつて会津麦酒が飲めた「会津桜鍋 鶴我 会津本店」(会津若松市東栄町4-21、TEL0242-29-4829、11:30〜14:00、17:00〜22:00、不定休)でも、その代わりに今は猪苗代地ビールが飲める。


220716.jpg追記(2010.3.14):会津若松市内唯一のアイリッシュバーがあるということを地元ミニコミ紙に出ていた広告で知り、早速行ってみた。店の名前は「Irish Bar Craic(アイリッシュ・バー・クラック)」(会津若松市栄町8-8、TEL0242-22-4867、17:30〜3:00、金・土17:30〜4:00、月曜定休)で、3年ほど前にアイリッシュ・バーとなったそうである。

 これまでの私の探索では見つけられなかったが、それもそのはず、このクラックがある路地は非常にわかりにくい。店主自ら「よく見つけられましたね」と言うくらいの場所なのである(笑)。実際、住所を基に地図を見ながら行ったにも関わらず、なかなかたどり着けなかった。

 そのような目立たない路地にあるアイリッシュ・バーだが、やはりギネスが好きな人や外国の人などがよく訪れているそうである。生はギネスとキルケニー、それにハートランドだったが、瓶でピルスナーウルケル、オーガニックビール、ベックス、コロナ・エキストラ、シメイ・レッド、ステラ・アルトワ、バス・エール、ニューキャッスル・ブラウンエールなどがあった。落ち着いた雰囲気で飲めるいい店である。ギネスやキルケニーだけでなく、今後地ビールの樽生も置きたいとのことで、今後が楽しみである。

 この路地、目立たない割にバーが5軒も軒を連ねる若松でも有数の(?)通りだそうだが、その中にもう一軒ビールを揃えているバーがあるそうである。よなよなエールの缶などもあるそうである。店の名前は聞かなかったが、ひょっとすると同じ通り沿いで店の前にバドワイザーやコロナのロゴがあった「BAR BO-KU」がそうかもしれない。

221412.jpg 一方、昨年秋にできたばかりという「BAR ENZYU」(会津若松市馬場町1-45サンコープラザ3F、TEL0242-32-4571)にはヒューガルデン・ホワイトの生が置いてあった。元々はカクテルなどがメインのバーのようだが、そのようなバーでヒューガルデンが生で飲めるのは私にとっては嬉しいことである。実際、ヒューガルデンの生が飲めるのは会津若松市内ではここだけだと思う。その意味で貴重な店である。

 なお、上で紹介した「はなの舞」には、猪苗代地ビールのオリジナルビール、ゴールデン・エンジェルの生が置いてあった。この「はなの舞」、チェーン店の居酒屋でありながら、同系列の他店のメニューと違い、棒たら煮、馬刺し、鰊の山椒漬け、こづゆといった会津の郷土料理があるのも嬉しい。いわゆる地ビールが生で飲めるのは会津若松市内では今のところここだけだそうである。



110622-204044追記(2011.6.24):会津若松市内で銀河高原ビールが飲める店を見つけた!「会津葡萄酒倶楽部(あいづわいんくらぶ)」( 会津若松市西栄町6-40、TEL:0242-27-0947、19:00〜23:00、金・土・日18:00〜23:00、 第1、第3、第5日曜定休)である。ここはその名の通り、様々なワインを気軽に楽しめるワインバーだが、唯一置いてあるビールが、銀河高原ビールのヴァイツェンの樽生なのである!これは嬉しい。地元の食材や郷土料理などをワインに合うようにアレンジした料理もおいしくかつリーズナブルで、とてもよい店である。

 この店でビールばかりを飲む客というのは私以外そう多くないだろうなと思ったので、「ワインバーに来てビールばっかり飲んですみませんね」とマスターに言ったら、さらっと「いや、別に構わないですよ」と言ってくれたので、これからも遠慮なく銀河高原ビールを飲みに行こうと思う。せっかく行くのだから、ワインについてもいろいろと教えてもらうのもいいかなと思う。

 これで、会津若松市内では、上で紹介した「はなの舞」で猪苗代地ビールが飲める他に、銀河高原ビールが飲める店があったということで、飲む地ビールの選択肢が広がった。ありがたいことである。

 その「はなの舞」だが、猪苗代地ビールが飲めるのは「会津若松駅前店」のみだった。「会津若松市役所前店」には置いてなかったので、猪苗代地ビールが飲みたい人は迷わず「会津若松駅前店」に行くべし。また、「会津桜鍋 鶴我 会津本店」の猪苗代地ビールは、常時置いてあるわけではなく、事前の予約が必要とのことである。

 一方、「Irish Bar Craic(アイリッシュ・バー・クラック)」では、今月からヒューガルデン・ホワイトの樽生を置くようになった。これは嬉しい。会津若松市内でヒューガルデン・ホワイトの樽生がは私が知る限り、上で紹介した「BAR ENZYU」に続いて2店目である。通常のレギュラーサイズ(420ml)以外にラージサイズ(820ml)もあり、レギュラーサイズの750円に対して1,200円で飲めるのでとてもお得である。そもそもラージサイズ自体、東北で飲めるのは他に以前紹介した仙台の「barbe」くらいしか知らない。レギュラーサイズのグラスをそのまま大きくしたようなあのグラスはインパクト大で、一見の価値ありである。


150217-215450追記(2015.2.18):市役所通りの「ステーキ・リーベ」の2階にいいお店を見つけた。「時さえ忘れて」(会津若松市栄町1‐40-2F、TEL0242-22-0530、17:00〜2:30LO、日曜15:00〜23:30LO、月曜定休)である。看板のない、隠れ家的なバーである。昨年12月にオープンしたばかりとのことだが、地ビールや海外のビールが常時2種類、樽生で飲めるのが嬉しい。私が訪れた時は長野のよなよなエールとスコットランドのブリュードッグのハードコアIPAがあった。他にもウィスキーや日本酒もいろいろと揃っていて、どんなお酒が好きな人でも他の締めそうである。お酒と書物をこよなく愛するマスターのいる、雰囲気のいいお店である。



150218-113558 そのマスターに、「Soupcurry & Dining tipu(スープカレー&ダイニング・ティプ)」(会津若松市東栄町6-24三進ビル104、TEL0242-77-4037、月、水〜金11:00〜13:30LO、17:30〜24:30LO、火曜定休)にはブリュードッグが瓶で置いてあると教えてもらい、早速行ってみたところ、確かにブリュードッグのパンクIPAとデッドポニークラブがあり、その他にもヒューガルデン・ホワイト、シメイ・ブルーなどが瓶で置いてあった。カレーもスパイシーで美味しかった。ビールとカレー、私にとって実にいい組み合わせである。





150217-203239 それから、「うまいもの家 旬の蔵」 (会津若松市金川町14-26、TEL0242-22-7400、11:00〜14:00、17:00〜21:00LO、月曜定休(月曜が祝日の場合は翌火曜が休み))は、喜多方ラーメンや会津の山塩を使ったという山塩ラーメン、磐梯山の有機玄蕎麦を使ったざる蕎麦、会津若松のご当地グルメ、ソースカツ丼やカレー焼きそばが食べられるお店だが、ここに埼玉のコエドビールの「瑠璃」と「漆黒」が瓶で置いてあった。

 なお、駅前の「はなの舞」は「こだわりやま」に変わったが、猪苗代地ビールがなくなってしまっていた。残念である。また、「大町ガス燈」は2月28日を以て閉店だそうで、これまた残念である。

anagma5 at 23:11|PermalinkComments(0)clip!